JPH08129972A - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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Publication number
JPH08129972A
JPH08129972A JP6288678A JP28867894A JPH08129972A JP H08129972 A JPH08129972 A JP H08129972A JP 6288678 A JP6288678 A JP 6288678A JP 28867894 A JP28867894 A JP 28867894A JP H08129972 A JPH08129972 A JP H08129972A
Authority
JP
Japan
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horizontal
coil
deflection coil
vertical
deflection
Prior art date
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Pending
Application number
JP6288678A
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English (en)
Inventor
Kyosuke Aoki
恭介 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH08129972A publication Critical patent/JPH08129972A/ja
Priority to US08/685,635 priority patent/US5714921A/en
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/72Arrangements for deflecting ray or beam along one straight line or along two perpendicular straight lines
    • H01J29/76Deflecting by magnetic fields only
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/70Electron beam control outside the vessel
    • H01J2229/703Electron beam control outside the vessel by magnetic fields
    • H01J2229/7032Conductor design and distribution
    • H01J2229/7035Wires and conductors

Abstract

(57)【要約】 【目的】垂直偏向コイルアッセンブリの内側に水平偏向
コイルアッセンブリを差し込んで組み立てるような場合
でも、陰極線管のネックに垂直偏向コイル及びコアを近
接して配置することができる偏向ヨークを提案する。 【構成】本発明は、マグネットワイヤを位置規制するリ
ブ2fを延長して、ベント部の折り返しをマグネットワ
イヤの巻線位置に応じて陰極線管の管軸方向にずらし、
かつこれらリブ2fの先端に形成した突起2hにより、
この折り返しの両端のみを規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏向ヨークに関し、特
に水平偏向コイルをセクション巻により鞍型に形成する
場合に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータディスプレイ等の陰
極線管装置に適用される偏向ヨークは、セクション巻に
より水平偏向コイルが作成され、これによりコンバーゼ
ンス特性等の乱れを低減するようになされている。
【0003】すなわち一般家庭用の陰極線管装置に適用
される偏向ヨークは、従来、自己融着型のマグネットワ
イヤを金型に巻線して鞍型の水平偏向コイルが作成され
た後、この水平偏向コイルがセパレータに取り付けられ
て水平偏向コイルアッセンブリが形成される。これに対
してコンピュータディスプレイ等の偏向ヨークは、水平
巻線工程において、セパレータにマグネットワイヤを直
接巻線して水平偏向コイルが形成され、これにより水平
偏向コイルアッセンブリが形成される。
【0004】ここでこのセパレータは、略漏斗形状に形
成され、先端及び後端に、垂直に立ち上がった後放射状
に広がる複数の突起が形成されるようになされている。
これによりこの巻線工程では、これら複数の突起を選択
的に使用して、セクション巻により鞍型の水平偏向コイ
ルを形成する。
【0005】さらにこの種の偏向ヨークは、垂直巻線工
程において、コアにマグネットワイヤを巻線し、これに
より1対の垂直偏向コイルを作成する。ここでこのコア
は、組み合わせた際に全体形状が略円錐筒形状になるよ
うに、この円錐筒形状の中心軸を含む仮想面により分割
されたフェライト製のコアでなり、これによりこの垂直
巻線工程では、このコアを用いて一対の垂直偏向コイル
を作成する。
【0006】続いてこの種の偏向ヨークは、組立工程に
おいて、水平偏向コイルアッセンブリを周囲から囲むよ
うに、一対の垂直偏向コイルが配置された後、前カバ
ー、裏カバー等の取り付け工程、垂直偏向コイル及び水
平偏向コイルの接続工程を経て、最終調整される。
【0007】これによりこの種の偏向ヨークでは、自己
融着線を金型に巻線して鞍型の水平偏向コイルを作成す
る場合に対して、水平偏向コイルの巻線分布のばらつき
を低減し、コンバーゼンス特性等の乱れを低減するよう
になされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の偏向
ヨークにおいて、垂直偏向コイルについても、セクショ
ン巻により鞍型に形成すれば、その分垂直偏向コイルの
巻線分布のばらつきを低減することができ、偏向ヨーク
全体としてコンバーゼンス特性等のばらつきを一段と低
減できると考えられる。
【0009】この場合偏向ヨークにおいては、垂直偏向
コイル用に略漏斗形状のセパレータ(以下垂直コイル用
セパレータと呼ぶ)を形成し、この垂直コイル用セパレ
ータにマグネットワイヤを巻線することにより、水平偏
向コイルと同様にしてセクション巻により垂直偏向コイ
ルアッセンブリを作成することができる。
【0010】ところがこのようにして偏向ヨークを形成
する場合、結局、水平偏向コイルアッセンブリをこの垂
直偏向コイルアッセンブリの内側に差し込んで組み立て
ることになる。すなわちこの場合偏向ヨークでは、略漏
斗形状の垂直偏向コイルアッセンブリの前端側開口か
ら、水平偏向コイルアッセンブリのネック側を差し込ん
で組み立てることになる。
【0011】ところが従来の水平偏向コイルアッセンブ
リにおいては、ネック側外径が大きい欠点があり、この
ため垂直偏向コイルアッセンブリの内側に水平偏向コイ
ルアッセンブリを差し込んで組み立てる場合、結局、陰
極線管のネックから垂直偏向コイルが離間して配置され
る問題がある。
【0012】偏向ヨークでは、このように陰極線管のネ
ックから垂直偏向コイルが離間して配置されると、垂直
偏向磁界の偏向感度が低下し、その分大きな偏向電流が
必要になる。また偏向電流が増大すると、消費電力が増
大し、その分温度上昇も大きくなり、偏向ヨークとして
も陰極線管装置としても、信頼性が低下することにな
る。
【0013】またこのような場合、コアも水平偏向コイ
ルから離間して配置されるようになり、水平偏向コイル
についても、同様に偏向感度が低下し、その分大きな偏
向電流が必要になる。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、垂直偏向コイルアッセンブリの内側に水平偏向コイ
ルアッセンブリを差し込んで組み立てる場合でも、陰極
線管のネックに垂直偏向コイル及びコアを近接して配置
することができる偏向ヨークを提案しようとするもので
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、略漏斗形状に形成した水平コイル
用セパレータにセクション巻により水平偏向コイルを巻
線した偏向ヨークにおいて、この水平コイル用セパレー
タの内側壁面に沿って、陰極線管の管軸方向に延長する
複数のリブを有し、これらリブで水平偏向コイルを形成
する線材の位置を規制し、この水平偏向コイルの中央部
分に対応する部分で最も突出するように、これらリブ
を、水平コイル用セパレータの内側壁面と共に、陰極線
管のネック側に、階段状に順次延長し、これらリブの先
端に、外側に向かって延長する突起を形成する。
【0016】またこのとき、この偏向ヨークは、略漏斗
形状に一体に形成した垂直コイル用セパレータにセクシ
ョン巻により垂直偏向コイルを巻線した後、水平偏向コ
イルを巻線した水平コイル用セパレータを、この垂直コ
イル用セパレータの前端側の開口から差し込んで組み立
てられるようにする。
【0017】また、この垂直コイル用セパレータは、略
円錐筒形状に一体に形成したコアを内側に保持して、垂
直偏向コイルを巻線する。
【0018】
【作用】水平偏向コイルの線材の位置を規制する複数の
リブを、この水平偏向コイルの中央部分に対応する部分
で最も突出するように、水平コイル用セパレータの内側
壁面と共に、陰極線管のネック側に、階段状に順次延長
すれば、水平偏向コイルのベント部の折り返しは、線材
の巻線位置に応じて陰極線管の管軸方向にずれて配置さ
れる。従ってこれらリブの先端に、外側に向かって延長
する突起を形成すれば、この管軸方向にずらして配置さ
れた折り返し部分は、その両端でのみ位置規制される。
【0019】特に、セクション巻により垂直偏向コイル
を巻線した垂直コイル用セパレータの前端側の開口か
ら、この水平偏向コイルを巻線した水平コイル用セパレ
ータを差し込んで組み立てる場合に適用して、垂直コイ
ル用セパレータの内径を小さくできる。
【0020】またこの垂直コイル用セパレータが、略円
錐筒形状に一体に形成したコアを内側に保持して垂直偏
向コイルを巻線する場合は、コアの内径も併せて小さく
することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳述
する。
【0022】図2は、偏向ヨークを示す分解斜視図であ
る。ここで偏向ヨーク1は、始めに水平巻線工程及び垂
直巻線工程において、水平偏向コイルアッセンブリ2及
び垂直偏向コイルアッセンブリ3がそれぞれ作成された
後、続く組み立て工程において、水平偏向コイルアッセ
ンブリ2、垂直偏向コイルアッセンブリ3、前カバー
4、裏カバー5が順次同軸状に組み合わされて形成され
る。
【0023】ここで前カバー4は、偏向ヨーク1の前面
を覆うリング板状の前面カバー部4aと、この前面カバ
ー部4aの周囲から壁状に立ち上がって、偏向ヨーク1
の前面周囲を囲む壁部4bとで形成される。またこの前
カバー4は、この壁部4bを一部切り欠くようにして4
つの瓜4cが形成され、これらの瓜4cが、水平偏向コ
イルアッセンブリ2の前面周囲に広がるつば2bに引っ
掛かって水平偏向コイルアッセンブリ2に保持されるよ
うになされている。
【0024】なお前カバー4は、従来の偏向ヨークの前
カバーと同様に、ピン歪み補正用マグネットの収納位置
4dが形成され、必要に応じてピン歪み補正用マグネッ
トを配置することができるようになっており、また壁部
4bの一部が膨らみを持つように形成され、この膨らん
だ部分4eに水平偏向コイルアッセンブリ2の端子板7
を収納するようになされている。
【0025】裏カバー5は、予めピュリティ等の画質補
正用マグネット6が、バンドと共に装着され、これによ
り偏向ヨーク1では、予め裏カバー5及び前カバー4を
アッセンブリした後、水平偏向コイルアッセンブリ2及
び垂直偏向コイルアッセンブリ3と共に組み立てるだけ
で、簡易に組み立てることができるようになされてい
る。
【0026】垂直偏向コイルアッセンブリ3は、略漏斗
形状の垂直コイル用セパレータにマグネットワイヤを巻
線して、セクション巻により鞍型に形成される。この巻
線の際、垂直偏向コイルアッセンブリ3は、円錐筒形状
に一体に形成されたコア(以下非分割コアと呼ぶ)を、
垂直コイル用セパレータの内側に配置した後、この垂直
コイル用セパレータの前端及び後端に形成された突起を
用いてマグネットワイヤが巻線される。これにより偏向
ヨーク1では、このように非分割コアを内側に収納して
一体に巻線することにより、非分割コアに近接して垂直
偏向コイルを配置し、偏向感度を向上するようになされ
ている。
【0027】ところでこの種のコアは、焼結したフェラ
イトで形成されることにより、この焼結の際、大きく収
縮する欠点がある。これにより2分割された従来形状の
コアは、形状が変形し、寸法精度が劣るようになり、結
局このコアを用いて形成される偏向ヨークでは、このコ
アのばらつきによりコンバーゼンス特性等が大きくばら
つく欠点があった。
【0028】ところが非分割コアは、焼結の際、一様に
収縮することにより、形状自体の変形が小さい特徴があ
る。これによりこの実施例では、この非分割コアの特徴
を有効に利用して、コアのばらつきによる特性のばらつ
きを低減する。
【0029】さらに垂直偏向コイルアッセンブリ3は、
垂直コイル用セパレータに形成された保持機構により非
分割コアの中心軸と垂直コイル用セパレータの中心軸と
が一致するように非分割コアを内側に保持し、これによ
り非分割コアの位置ずれによる特性のばらつきを低減す
る。
【0030】かくして非分割コアを用いて垂直偏向コイ
ルアッセンブリ3を形成したことにより、この実施例に
おいて、従来の水平偏向コイルアッセンブリをそのまま
適用したのでは、このコアの内径を大きくする必要があ
り、その分コアが水平偏向コイルから離間して配置さ
れ、水平偏向感度が低下することになる。また非分割コ
アの内側に配置される垂直偏向コイルについては、陰極
線管のネックから離間することになり、その分垂直偏向
感度が低下することになる。
【0031】水平偏向コイルアッセンブリ2は、水平コ
イル用セパレータ2aにマグネットワイヤを巻線するこ
とにより、セクション巻により鞍型に形成される。ここ
で水平コイル用セパレータ2aは、略漏斗形状に一体に
形成され、前端及び後端にそれぞれつば2b及び2cが
形成されるようになされている。
【0032】このうち前端側のつば2bには、このつば
2bから垂直に立ち上がった後外周に向かって折れ曲が
るように、複数の突起2dが一定の角間隔で形成される
ようになされている。これにより水平偏向コイルアッセ
ンブリ2では、水平コイル用セパレータ2aの内側に沿
って走るマグネットワイヤをこれらの突起2dに引っ掛
け、これらの突起2dによりマグネットワイヤの巻線位
置を規制し、巻線分布の乱れを有効に回避する。
【0033】さらに図1に示すように、水平コイル用セ
パレータ2aは、内側壁面に沿って陰極線管の管軸方向
に延長するように、複数のリブ2fが形成され、この複
数のリブ2fにより内側壁面に複数の溝2gを形成す
る。これにより水平偏向コイルアッセンブリ2では、こ
れらリブ2fにより形成される複数の溝2gのうち、規
定の溝2gにマグネットワイヤを配置し、マグネットワ
イヤを規制する。これにより偏向ヨーク1では、水平コ
イル用セパレータ2aの内側壁面についても、巻線分布
の乱れを有効に回避する。なお図1では、1対の水平偏
向コイルを形成するマグネットワイヤのうち、一部のみ
それぞれ一点鎖線及び二点鎖線の太線を用いて表す。
【0034】さらにこれら複数のリブ2fは、水平コイ
ル用セパレータ2aの後端側(すなわちベント部でな
る)において、つば2cの内周壁面と共に、陰極線管の
外壁に沿って立ち上がり、これにより溝2gを水平コイ
ル用セパレータ2aの後端側に延長する。このときこれ
ら複数のリブ2fは、対向するように巻線される1対の
水平偏向コイルに対応するように、つば2c上に対向し
て階段状に立ち上がるように形成される。これにより溝
2gは、各水平偏向コイルの中央部分に対応する部分が
最も後端側に突出するように形成される。
【0035】従ってこの溝2gを走るマグネットワイヤ
は、各水平偏向コイルの内側を走るマグネットワイヤ
程、水平コイル用セパレータ2aの後端側に引き出さ
れ、ここでリブ2fの外側をつば2cに沿って走り、再
び水平コイル用セパレータ2aの内側を溝2gに沿って
走ることになる。これにより水平偏向コイルアッセンブ
リ2は、水平偏向コイルのベント側において、陰極線管
の周囲を周回して折り返すマグネットワイヤについて
は、マグネットワイヤの巻線位置に応じて陰極線管の管
軸方向にこの折り返しの位置をずらすようになされてい
る。
【0036】従って水平偏向コイルアッセンブリ2で
は、陰極線管の管軸方向同一箇所でマグネットワイヤを
折り返す従来の水平偏向コイルアッセンブリに比して、
この折り返し部分のマグネットワイヤを膨らみ(偏向ヨ
ークの直径方向の広がりでなる)を小さくすることがで
きる。これにより偏向ヨーク1では、水平偏向コイルに
垂直偏向コイル及び非分割コアを近接して配置すること
ができる。
【0037】さらにこの実施例において、リブ2fは、
90度折れ曲がるように、先端に突起2hが形成され、
水平偏向コイルアッセンブリ2では、この突起2hによ
り、折り返し部分で陰極線管の周囲を周回するマグネッ
トワイヤの両端を位置規制する。なお水平コイル用セパ
レータ2aは、最も後端側に突出するリブ2fについて
は、このリブ2fの先端間を板状部材2iで結合し、こ
れによりマグネットワイヤを位置規制する。
【0038】すなわちこの種の水平偏向コイルにおいて
は、いわゆるリッツ線でなるマグネットワイヤが適用さ
れる場合が多く、このリッツ線は、複数の細線が撚り線
されて形成されることにより、テンションをかけて巻線
しても、変形し難い欠点がある。このため水平コイル用
セパレータ2aにおいて、この突起2hを省略した場
合、巻線工程において、陰極線管の周囲に沿って走るリ
ッツ線がリブ2fから脱落する恐れがある。
【0039】このためこの実施例では、突起2h及び板
状部材2iでマグネットワイヤの脱落を有効に回避す
る。さらにこのときこの実施例では、後端側に最も突出
するリブ2fを除いて、リブ2fの先端に突起2hを形
成することにより、陰極線管の周囲を周回するマグネッ
トワイヤについては、その両端でのみ位置規制し、マグ
ネットワイヤの脱落を有効に回避する。
【0040】ところで図3に示すように、この種の位置
規制の方法として、突起2hに代えて、板状部材2iと
同様のつば10を配置する方法が考えられる。ところが
この方法の場合、つば10の分だけハッチングで示す巻
線の領域が少なくなる欠点がある。これに対して図4に
示すように、この実施例のように、両端でのみマグネッ
トワイヤを位置規制すれば、全体の長さCに対して、ハ
ッチングで示す巻線の領域を多く設定することができ
る。
【0041】すなわちそれぞれ記号A及びBで示すよう
に、この実施例によれば、偏向ヨーク1の外径(すなわ
ち記号Bでなる)を、つば10を設ける場合の外径(す
なわち記号Aでなる)に比して、小さくすることがで
き、その分陰極線管のネックに近接して垂直偏向コイル
及び非分割コアを配置することができる。
【0042】以上の構成において、偏向ヨーク1は、水
平巻線工程において、水平コイル用セパレータ2aにマ
グネットワイヤが巻線されて水平偏向コイルが形成され
る。このとき水平偏向コイルは、マグネットワイヤが前
面の突起2dに引っ掛けられた後、水平コイル用セパレ
ータ2aの内側に形成された溝2gに沿って後端に導か
れ、この後端でつば2cに沿って陰極線管の周囲を周回
するように折り返された後、溝2gに沿って前端の突起
2dに導かれる。
【0043】この折り返しの際、水平偏向コイルは、水
平コイル用セパレータ2aの内側壁面と共に、陰極線管
のネック側に階段状に順次延長するリブ2fにより、ベ
ント部の折り返しが、マグネットワイヤの巻線位置に応
じて陰極線管の管軸方向にずれて配置される。これによ
り水平偏向コイルは、ベント部の外径が小さく形成され
る。
【0044】さらにこのようにベント部の折り返しが管
軸方向にずれるようにマグネットワイヤを位置規制する
際、リブ2fの先端に形成された突起2hにより、折り
返しの両端のみが位置規制され、これにより水平偏向コ
イルは、ベント部の外径がさらに一段と小さく形成され
る。
【0045】これにより偏向ヨーク1は、この非分割コ
アと一体に垂直偏向コイルを巻線した垂直偏向コイルア
ッセンブリ3の前端側、開口から、このようにして作成
された水平偏向コイルアッセンブリ2が差し込まれた
後、前カバー4及び裏カバー5が取り付けられて作成さ
れる。
【0046】以上の構成によれば、ベント部の折り返し
をマグネットワイヤの巻線位置に応じて陰極線管の管軸
方向にずらして配置し、リブ2fの先端に形成した突起
2hにより、折り返しの両端のみを位置規制することに
より、ベント部の外径を小さくすることができる。従っ
てその分陰極線管のネックに垂直偏向コイル及び非分割
コアを近接して配置することができ、偏向感度を向上す
ることができる。
【0047】なお上述の実施例においては、非分割コア
を用いて垂直偏向コイルアッセンブリを形成する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、一般の分割型
のコアを用いる場合にも広く適用することができる。
【0048】さらに上述の実施例においては、コアと一
体に垂直偏向コイルを巻線する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、コアと別体に垂直偏向コイルを
巻線する場合にも広く適用することができる。
【0049】さらに上述の実施例においては、略漏斗状
に一体に形成した垂直コイル用セパレータを用いて、セ
クション巻により垂直偏向コイルを形成する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、トロイダル型の垂
直偏向コイルを用いる場合にも広く適用することができ
る。すなわちこの種のトロイダル型の垂直偏向コイルを
用いる場合に適用すれば、この種の偏向コイルと水平コ
イル用セパレータを共用化することができ、その分部品
管理を簡略化することができる。
【0050】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、マグネッ
トワイヤを位置規制するリブを延長して、ベント部の折
り返しをマグネットワイヤの巻線位置に応じて陰極線管
の管軸方向にずらし、かつこれらリブの先端に形成した
突起により、折り返しの両端のみを位置規制することに
より、ベント部の外径を小さくすることができ、その分
陰極線管のネックに垂直偏向コイル及びコアを近接して
配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による水平偏向コイルアッセ
ンブリのベント部を拡大して示す斜視図である。
【図2】図1の偏向ヨークの全体構成を示す分解斜視図
である。
【図3】図1の突起に代えてつばを配置した場合の説明
に供する断面図である。
【図4】図3に対応して図1の対応する部分を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 偏向ヨーク 2 水平偏向コイルアッセンブリ 2a 水平コイル用セパレータ 2b、2c つば 2d、2h 突起 2f リブ 2g 溝 3 垂直偏向コイルアッセンブリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略漏斗形状に形成した水平コイル用セパレ
    ータにセクション巻により水平偏向コイルを巻線した偏
    向ヨークにおいて、 前記水平コイル用セパレータの内側壁面に沿って、陰極
    線管の管軸方向に延長する複数のリブを有し、前記リブ
    で前記水平偏向コイルを形成する線材の位置を規制し、 前記水平偏向コイルの中央部分に対応する部分で最も突
    出するように、前記リブを、前記水平コイル用セパレー
    タの内側壁面と共に、前記陰極線管のネック側に、階段
    状に順次延長し、 前記リブの先端に、外側に向かって延長する突起を形成
    したことを特徴とする偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】前記偏向ヨークは、 略漏斗形状に一体に形成した垂直コイル用セパレータに
    セクション巻により垂直偏向コイルを巻線した後、前記
    水平偏向コイルを巻線した前記水平コイル用セパレータ
    を、前記垂直コイル用セパレータの前端側の開口から差
    し込んで組み立てられることを特徴とする請求項1に記
    載の偏向ヨーク。
  3. 【請求項3】前記垂直コイル用セパレータは、略円錐筒
    形状に一体に形成したコアを内側に保持して、前記垂直
    偏向コイルを巻線することを特徴とする請求項2に記載
    の偏向ヨーク。
JP6288678A 1994-10-31 1994-10-31 偏向ヨーク Pending JPH08129972A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6288678A JPH08129972A (ja) 1994-10-31 1994-10-31 偏向ヨーク
US08/685,635 US5714921A (en) 1994-10-31 1996-07-24 Deflection yoke

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6288678A JPH08129972A (ja) 1994-10-31 1994-10-31 偏向ヨーク
US08/685,635 US5714921A (en) 1994-10-31 1996-07-24 Deflection yoke

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08129972A true JPH08129972A (ja) 1996-05-21

Family

ID=26557272

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