JPH10125259A - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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Publication number
JPH10125259A
JPH10125259A JP29774996A JP29774996A JPH10125259A JP H10125259 A JPH10125259 A JP H10125259A JP 29774996 A JP29774996 A JP 29774996A JP 29774996 A JP29774996 A JP 29774996A JP H10125259 A JPH10125259 A JP H10125259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal deflection
pair
deflection coils
horizontal
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP29774996A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyosuke Aoki
恭介 青木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP29774996A priority Critical patent/JPH10125259A/ja
Publication of JPH10125259A publication Critical patent/JPH10125259A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1対の水平偏向コイルでインダクタンスが等し
くなるようにし、また周波数が変化してもこの関係を維
持することができるようにする。 【解決手段】引き出し線を含めて1対の水平偏向コイル
Hが対称形状になるように、水平偏向コイルHを巻線す
ると共に、水平偏向コイルHの引き出し線を側方に引き
出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏向ヨークに関
し、例えばセクション巻きにより水平偏向コイルを巻線
する偏向ヨークに適用することができる。本発明は、引
き出し線を含めて1対の水平偏向コイルが対称形状にな
るように、水平偏向コイルを巻線すると共に、水平偏向
コイルの引き出し線を側方に引き出すことにより、この
1対の水平偏向コイルでインダクタンスが等しくなるよ
うにし、また周波数が変化してもこの関係を維持するこ
とができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、偏向ヨークにおいては、陰極線管
に装着して効率良く調整することができるように、コン
バーゼンス特性等の調整機構を偏向ヨークの上側に配置
するようになされ、この上側に配置された調整機構に対
して水平偏向コイル等の引き出し線が配線されるように
なされている。
【0003】すなわち図2は、この種の偏向ヨークを示
す斜視図である。この偏向ヨーク1は、略漏斗形状の水
平コイルボビン2の内側に、1対の水平偏向コイルHが
巻線される。この1対の水平偏向コイルHは、陰極線管
の管軸を上下より間に挟むように、それぞれ鞍型に巻線
され、これにより陰極線管のネックを上下に横切る水平
偏向磁界を形成する。
【0004】これに対して垂直偏向コイルVは、略垂直
コイルボビン3の内側に、陰極線管の管軸を左右より間
に挟むように、それぞれ鞍型に巻線され、これにより陰
極線管のネックを左右に横切る垂直偏向磁界を形成す
る。この垂直偏向コイルVは、水平コイルボビン2の外
周側に配置され、偏向ヨーク1では、この垂直偏向コイ
ルVの外周に、略円錐筒形状のコア4が配置され、この
コア4により偏向磁界の磁気回路が形成される。
【0005】偏向ヨーク1は、このようにしてコイルア
センブリが形成されると、前カバー5、裏カバー6が取
付けられ、さらに各種調整機構7がコア4の外周側、偏
向ヨーク1の上側に取付けられる。この調整機構7は、
ケース内に端子板を収納するように形成され、この端子
板に対して水平偏向コイルH及び垂直偏向コイルVの引
き出し線が配線される。
【0006】このとき水平偏向コイルHの引き出し線に
あっては、水平偏向コイルHに高圧のフライバックパル
スが印加されることにより、ホット側とコールド側とが
近接しないように、すなわちコロナ放電しないように、
予め設定された配線経路に配置されるようになされてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようにし
て水平偏向コイルHの引き出し線を引き回すと、上側の
水平偏向コイルHと下側の水平偏向コイルHとで引き出
し線の長さ、配置が異なるようになる。
【0008】これにより従来の偏向ヨークにおいては、
上下の水平偏向コイルでインダクタンスが相違する問題
があった。ちなみに、このように上下の水平偏向コイル
でインダクタンスが相違すると、水平偏向磁界が非対称
に形成されて電子ビームに対する水平偏向磁界の中心軸
が変位することにより、いわゆるX軸縦ミスコンバーゼ
ンス等が発生する。
【0009】またこのように上側の水平偏向コイルHと
下側の水平偏向コイルとで引き出し線の長さ、配置が異
なると、周波数によってこのインダクタンスの相違が変
化するようになり、この場合はマルチスキャンの表示装
置に適用して、コンバーゼンス特性が水平走査周波数に
より変化することになる。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、1対の水平偏向コイルでインダクタンスを等しくす
ることができ、周波数が変化してもこの関係を維持する
ことができる偏向ヨークを提案しようとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、陰極線管の管軸を含む仮想平面に
対して、ほぼ対称形状に巻線された1対の水平偏向コイ
ルを有し、この仮想平面に対して、ほぼ対称に、1対の
水平偏向コイルの引き出し線を引き出すようにする。
【0012】陰極線管の管軸を含む仮想平面に対して、
ほぼ対称に、1対の水平偏向コイルの引き出し線を引き
出すようにすれば、引き出し線については、水平偏向コ
イル間で等しい配置、長さに設定することができる。こ
のとき1対の水平偏向コイルが、この仮想平面に対し
て、ほぼ対称形状に巻線されていれば、引き出し線の各
水平偏向コイルに対する関係も等しい関係に設定でき、
これによりこの1対の水平偏向コイルを等しいインダク
タンスに設定し、又周波数特性を等しく設定することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態に係る偏向ヨ
ークに適用される水平コイルアッセンブリを示す側面図
及び平面図である。この実施の形態に係る偏向ヨーク
は、この水平コイルアッセンブリ10の外側に垂直コイ
ルアッセンブリ及びコアが配置された後、前カバー、裏
カバー等が取付けられて組み立てられる。
【0015】ここで垂直コイルアッセンブリは、略漏斗
形状の垂直コイルボビンに、垂直偏向コイルを鞍型に巻
線して形成される。これに対して水平コイルアッセンブ
リ10は、略漏斗形状の水平コイルボビン11に、水平
偏向コイルHを鞍型に巻線して形成される。
【0016】すなわち水平コイルボビン11は、ファン
ネルベンド側端面及びネックベンド側端面に、それぞれ
放射状にL字状突起12が形成され、また内周面に、こ
のL字状突起12より連続するリブ13が形成されるよ
うになされている。水平コイルボビン11は、このリブ
13間の溝により水平偏向コイルの巻溝14を形成す
る。
【0017】さらに水平コイルボビン11は、側方に、
横方向に突出する端子15が配置され、水平偏向コイル
Hの巻き始め及び巻き終わりをこの端子15に配線する
ようになされている。
【0018】すなわち水平偏向コイルHは、ファンネル
ベンド側及びネックベンド側のL字状突起12にマグネ
ットワイヤを引っ掛け、ファンネルベンド側及びネック
ベンド側でそれぞれ水平コイルボビン11のつばに沿っ
てこのマグネットワイヤを走らせると共に、このマグネ
ットワイヤを所定の巻溝に配置することにより、セクシ
ョン巻きによりこの水平コイルボビン11に巻線される
ようになされている。
【0019】この巻線の際に、水平偏向コイルHは、1
対の水平偏向コイルHの対称面でなる、陰極線管の管軸
を含む仮想平面M1に対して、対称形状に巻線される。
すなわち図1において矢印により巻線方向を示すよう
に、この実施の形態において、上側の水平偏向コイルH
は、最も垂直軸に近い、右側の巻溝のファンネルベンド
側より巻線が開始され、続いて最も垂直軸に近い、左側
の巻溝を通って、ネックベンド側よりファンネルベンド
側にマグネットワイヤが巻線される。
【0020】これに対して下側の水平偏向コイルHは、
最も垂直軸に近い、右側の巻溝のファンネルベンド側よ
り巻線が開始され、続いて最も垂直軸に近い、左側の巻
溝を通って、ネックベンド側よりファンネルベンド側に
マグネットワイヤが巻線される。これに対して2回目以
降の巻線において、上側及び下側の水平偏向コイルH
は、同様に、仮想平面M1に対して対称形状に巻線され
る。
【0021】さらに上側及び下側の水平偏向コイルH
は、巻き始め及び巻き終わりが、この仮想平面M1に対
して対称に配置された端子15にそれぞれ接続され、こ
れにより引き出し線を含めて、上下で対称形状に形成さ
れるようになされている。
【0022】以上の構成において、偏向ヨークは、水平
コイルボビン11及び垂直コイルボビンにそれぞれマグ
ネットワイヤを巻線して水平偏向コイルH及び垂直偏向
コイルVがセクション巻きにより鞍型に巻線され、それ
ぞれ水平コイルアッセンブリ10及び垂直コイルアッセ
ンブリが形成される。偏向ヨークは、この水平コイルア
ッセンブリ10及び垂直コイルアッセンブリがコアと共
に組み合わされた後、前カバー、裏カバー等が取付けら
れて形成される。
【0023】この水平偏向コイルHの巻線において、偏
向ヨークは、1対の水平偏向コイルHの対称面でなる、
陰極線管の管軸を含む仮想平面M1に対して、上下の水
平偏向コイルが対称形状に巻線され、また引き出し線の
長さ及び配置も対称形状になるように、巻き始め及び巻
き終わりが端子15に配線される。これにより水平偏向
コイルHは、この1対の水平偏向コイルHを等しいイン
ダクタンスに設定することができる。また周波数に対す
るインダクタンスの変化も等しく設定することができ、
周波数特性も等しく設定される。
【0024】以上の構成によれば、1対の水平偏向コイ
ルHの対称面でなる、陰極線管の管軸を含む仮想平面M
1に対して、上下の水平偏向コイルを対称形状に巻線
し、引き出し線の長さ及び配置も対称形状に設定したこ
とにより、1対の水平偏向コイルでインダクタンスが等
しく設定でき、また周波数が変化してもこの関係を維持
することができる。従っていわゆるX軸縦ミスコンバー
ゼンスの発生を低減でき、さらには水平走査周波数の変
化によるコンバーゼンス特性の変化も低減することがで
きる。
【0025】なお上述の実施の形態においては、ファン
ネルベンド側に配置した端子に、水平偏向コイルの引き
出し線を配線する場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、ネックベンド側に配置した端子に配線する場
合等にも広く適用することができる。
【0026】また上述の実施の形態においては、水平偏
向コイルのファンネルベンド側より引き出し線を引き出
す場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ネッ
クベンド側から引き出す場合にも広く適用することがで
きる。
【0027】さらに上述の実施の形態においては、水平
偏向コイル及び垂直偏向コイルを鞍型に巻線する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、垂直偏向コイ
ルをコアに巻線する場合にも広く適用することができ
る。
【0028】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、引き出し
線を含めて1対の水平偏向コイルが対称形状になるよう
に、水平偏向コイルを巻線すると共に、水平偏向コイル
の線材を側方に引き出すことにより、この1対の水平偏
向コイルのインダクタンスを等しく設定でき、また周波
数が変化してもこの関係を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る偏向ヨークに適用さ
れる水平コイルアッセンブリを示す側面図及び正面図で
ある。
【図2】従来の偏向ヨークを示す斜視図である。
【符号の説明】
1……偏向ヨーク、10……水平コイルアッセンブリ、
11……水平コイルボビン、12……突起、14……巻
溝、H……水平偏向コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極線管の管軸を含む仮想平面に対して、
    ほぼ対称形状に巻線された1対の水平偏向コイルを有
    し、 前記仮想平面に対して、ほぼ対称に、前記1対の水平偏
    向コイルの引き出し線を引き出したことを特徴とする偏
    向ヨーク。
  2. 【請求項2】前記1対の水平偏向コイルのファンネルベ
    ンド側、外周側に、前記仮想平面に対してほぼ対称に複
    数の端子を有し、 前記1対の水平偏向コイルの巻き始め及び巻き終わりを
    前記端子に接続して、前記1対の水平偏向コイルより前
    記引き出し線を引き出したことを特徴とする請求項1に
    記載の偏向ヨーク。
JP29774996A 1996-10-21 1996-10-21 偏向ヨーク Pending JPH10125259A (ja)

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JP29774996A JPH10125259A (ja) 1996-10-21 1996-10-21 偏向ヨーク

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JP29774996A JPH10125259A (ja) 1996-10-21 1996-10-21 偏向ヨーク

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JP29774996A Pending JPH10125259A (ja) 1996-10-21 1996-10-21 偏向ヨーク

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Effective date: 20040929

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Effective date: 20041021

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Effective date: 20050228