JPH08129657A - 発券装置 - Google Patents

発券装置

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JPH08129657A
JPH08129657A JP6267797A JP26779794A JPH08129657A JP H08129657 A JPH08129657 A JP H08129657A JP 6267797 A JP6267797 A JP 6267797A JP 26779794 A JP26779794 A JP 26779794A JP H08129657 A JPH08129657 A JP H08129657A
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JP
Japan
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ticket
roll paper
message
occurrence
abnormality
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JP6267797A
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Inventor
Masami Hashimoto
正己 橋本
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Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常が発生した場合にその旨が速かに係員に
伝える。 【構成】 ロール紙に印字、切断の処理を施して券Tと
して発行する発券装置である。装置内における異常の発
生を検知する異常発生検知手段を備える。異常の発生を
検知した状態で発券が指示されると、異常の発生を示す
メッセージを印字したメッセージ部Mを券Tに連結して
発行させる制御部を備える。 【効果】 異常の発生を示すメッセージ部Mを券Tに連
結して発行するため、メッセージ部Mが券Tと一緒に係
員に渡されることにより、異常の発生が速やかに係員に
伝えられる。そのため、メッセージ部Mを見た係員は異
常に素早く対処することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール紙に印字、切断
の処理を施して券として発行する発券装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発券装置においては、発券指示に
より、ロール紙に印字、切断の処理を施して券として発
行するようにしたものがある。
【0003】このような発券装置において、ロール紙切
れや釣銭切れ等の異常が発生した場合には、装置前面に
配置された異常報知ランプが点灯するようになってい
る。そして、異常報知ランプの点灯に気付いた係員がロ
ール紙の装填、釣銭の補充等の異常の解消作業を行な
い、券の発行を再開させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
発券装置において、異常報知ランプが点灯されていなが
ら、そのことが係員に伝えられずに異常が発生したまま
放置されることがある。なお、異常報知ランプが点灯さ
れているかいないかを確認するために、係員が度々発券
装置を覗きにいくというのは効率が悪い。
【0005】また、異常報知ランプが点灯されているこ
とに気付いた利用客から連絡を受けて対処することも少
なくはないが、利用客が異常報知ランプに気付かないま
ま、何故、券が発行されないのかわからずに戸惑った
り、あるいは、異常報知ランプに気付いても、諦めた
り、他の発券装置を利用したりして連絡をしてくれない
ことも多く、確実ではない。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、異常が発生した場合にその旨が速かに係員に伝えら
れる発券装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発券装置
は、ロール紙に印字、切断の処理を施して券として発行
する発券装置において、装置内における異常の発生を検
知する異常発生検知手段と、この異常発生検知手段が異
常の発生を検知した状態で発券を指示されると、異常の
発生を示すメッセージを印字したメッセージ部を前記券
に連結して発行させる制御部とを備えるものである。
【0008】請求項2記載の発券装置は、ロール紙に印
字、切断の処理を施して券として発行する発券装置にお
いて、装置内における異常の発生を検知する異常発生検
知手段と、発券動作中に前記異常発生検知手段が異常の
発生を検知すると、異常の発生を示すメッセージを印字
したメッセージ部を前記券に連結して発行させる制御部
とを備えるものである。
【0009】請求項3記載の発券装置は、ロール紙に印
字、切断の処理を施して券として発行する発券装置にお
いて、前記ロール紙の残量が所定量になったことを検知
する残量検知手段と、この残量検知手段が検知すると、
前記ロール紙の残りの部分にロール紙の減少を示すメッ
セージを印字して前記券に連結して発行させる制御部と
を備えるものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発券装置では、異常発生検知手
段が装置内における異常(券の印字が即時には不可能に
ならない程度の異常)の発生を検知した状態において、
発券を指示されると、異常の発生を示すメッセージ部を
印字して、発券を指示された券に連結して発行する。そ
のため、利用者によってメッセージ部が券と一緒に係員
に渡されることにより、メッセージ部を見た係員は異常
に素早く対処することが可能となる。
【0011】請求項2記載の発券装置では、発券動作中
に、異常発生検知手段が装置内における異常(券の印字
が即時には不可能にならない程度の異常)の発生を検知
すると、異常の発生を示すメッセージ部を印字して、発
券を指示された券に連結して発行する。そのため、利用
者によってメッセージ部が券と一緒に係員に渡されるこ
とにより、メッセージ部を見た係員は異常に素早く対処
することが可能となる。
【0012】請求項3記載の発券装置では、券用のロー
ル紙の残量が所定量になり、そのことを残量検知手段が
検知すると、残紙にロール紙の減少を示すメッセージ部
を印字して、発券を指示された券に連結して発行する。
そのため、利用者によってメッセージ部が券と一緒に係
員に渡されることにより、メッセージ部を見た係員はロ
ール紙を素早く補充することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の発券装置の一実施例として食
券販売機をあげて説明する。
【0014】図3は食券販売機の外観を示す斜視図であ
る。この食券販売機は、上側の本体部11と下側の架台部
12とからなる。本体部11の前面には開放可能な扉体13が
取り付けられ、架台部12下面には転倒防止のために前方
に突出した脚部14が取り付けられている。
【0015】扉体13の前面上側位置には、硬貨投入口1
5、紙幣挿入口16、投入貨幣の返却を指示する返却ボタ
ン17、投入金額等をLED表示する金額表示部18、販売
中や中止や紙幣の使用可否や釣銭の有無を示す複数の表
示ランプ19が配置されている。扉体13の前面中央位置に
は、販売する食券の種類に対応して20個(5列×4
段)の選択ボタン20が配置されている。扉体13の前面下
側位置には、釣銭の投出を指示する釣銭投出指示ボタン
21、釣銭や返却硬貨を投出する硬貨取出口22、食券を投
出する食券取出口23および発券処理動作中であることを
利用者に知らせる発券中ランプ24が配置されている。
【0016】図4は食券販売機の内部構造を模式的に示
す正面図である。紙幣挿入口16に挿入された紙幣を処理
(識別、一時保留、収納等)する紙幣処理装置25が、紙
幣挿入口16の後方から上方にかけて配置されている。硬
貨投入口15の下方から硬貨取出口の上方にかけて硬貨処
理装置26が配置されている。硬貨処理装置26は、硬貨投
入口15に投入された硬貨を取り込んで処理(識別、収
納、一時保留等)するとともに、釣銭や返却硬貨を下方
の硬貨取出口22に払い出す。食券取出口23の上方には、
ロール紙27に印字、切断等の処理を施して食券を作成す
る発券処理装置28が配置され、さらにその上方にロール
紙27が装填される。本体部11内の上方後部には、メンテ
ナンス時(精算、価格設定等)に係員によって操作され
る係員操作ボックス29や制御ボックス30が配置され、下
方には電源ボックス31が配置される。
【0017】なお、硬貨取出口22および食券取出口23の
内部に設けられて投出された硬貨や食券を受ける受皿3
2,33(図3に示す)や紙幣処理装置25は扉体13の裏面
に設けられるが、残りの硬貨処理装置26、発券処理装置
28、係員操作ボックス29、制御ボックス30、電源ボック
ス31は本体部11内に設けられる。
【0018】図2は発券処理装置28の内部構造を示す一
部を切り欠いた側面図である。発券処理装置28の枠体41
の上面後方の受入口42から下面前方の排出口43にかけて
通路44が形成されている。この通路44には、上流側から
順に、ロール紙切れを検知するロール紙切れ検知部45、
ロール紙27に横方向のミシン目を入れて連続券(複数の
食券がミシン目で区切られて1枚につながった食券。必
要枚数ずつちぎって利用される。)を作成する横ミシン
目処理部46、ロール紙27を搬送する搬送部47、ロール紙
27に印字を施す印字部48、ロール紙27を切断する切断部
49、食券を食券取出口23に排出する排出部50が配置され
ている。
【0019】ロール紙切れ検知部45には、通路44を挟ん
でガイド部材51、複数のローラ52が配置されているとと
もに、異常発生検知手段および残量検知手段としてのロ
ール紙切れ検知センサ53が配置されている。ロール紙切
れ検知センサ53は、通路44内に突出する突出位置と通路
から退避する退避位置の間を揺動可能であるとともに突
出位置に向けて付勢される検知レバー54、この検知レバ
ー54の位置を検知するフォトインタラプタ55からなる。
そして、通路44内にロール紙27がない場合には、検知レ
バー54が突出位置にあってフォトインタラプタ55が「ロ
ール紙なし」を検知し、また、ロール紙27がある場合に
は、検知レバー54が退避位置に移動してフォトインタラ
プタ55によって「ロール紙あり」が検知される。なお、
このロール紙切れ検知部45は、切断部49との間に食券の
搬送方向長さ(図1に示すL0 )の数倍程度の距離をあ
けて配置される。これは、発券処理中にロール紙27の末
端がロール紙切れ検知部45を通過した場合に、少なくと
も処理中の食券を発行できる量のロール紙27を確保する
ためである。
【0020】横ミシン目処理部46は、図5に示すよう
に、ロール紙27の通過を許容する許容位置と通路を遮断
する遮断位置との間を回転可能な回転カッタ56、この回
転カッタ56を回転させるモータ57、回転カッタ56の上流
側に近接して配置される補助カッタ58からなる。そし
て、回転カッタ56は許容位置で待機してロール紙27の通
過を許容する。ミシン目形成時には、モータ57によって
回転カッタ56を遮断位置に回転させ、回転カッタ56と補
助カッタ58でロール紙27を挟む。このとき、回転カッタ
56にはその幅方向に断続的に刃部56a が形成されている
ため、ロール紙27にはその幅方向に断続的な切れ目(ミ
シン目)が形成される。なお、この横ミシン目処理部46
のフレーム59は枠体41の側板41a に取付ねじ60によって
取り付けており、容易に着脱可能となっている。
【0021】搬送部47は、図2に示すように、通路44の
両側に配置されてロール紙27を挟持する搬送ローラ61、
この搬送ローラ61を回転させる後述するモータ91からな
る。モータ91は、正逆両方向に回転できるとともに、そ
の回転量を任意に調整できる。また、搬送ローラ61の直
ぐ下流側には通路44内のロール紙27の有無を検知する搬
送検知手段としてのフォトインタラプタ62が配置され
る。
【0022】印字部48は、プラテンローラ63、このプラ
テンローラ63に接触および退避可能なサーマルヘッド64
からなり、感熱紙からなるロール紙27に日付、メニュ
ー、金額等の所定事項を印字する。
【0023】切断部49は、ロール紙27の通過を許容する
許容位置と通路を遮断する遮断位置との間を回転可能な
回転カッタ65、この回転カッタ65を回転させる図示しな
い駆動機構、回転カッタ65の上流側に近接して配置され
る補助カッタ66からなる。回転カッタ65と補助カッタ66
の刃部はいずれも幅方向全域に渡って形成されている。
そして、回転カッタ65は許容位置で待機してロール紙27
の通過を許容する。切断時には、後述するモータ90によ
って回転カッタ65を遮断位置に回転させ、回転カッタ65
と補助カッタ66によってロール紙27を切断する。
【0024】排出部50は、図6に示すように、通路44に
外周の一部が露出する排出ローラ67、この排出ローラ67
の露出部分に対向して設けられる排出ベルト68からな
る。排出ローラ67は、モータ69により、通路44内の食券
を下流側に送出する方向に回転させられる。排出ベルト
68は、単一のブラケット70に取り付けられる一対のプー
リ71,72に張設され、従動的に回転可能となっている。
ブラケット70は、下流側のプーリ71の回転軸71a を中心
に揺動可能に支持され、上流側のプーリ72は排出ローラ
67に近接して排出ベルト68と排出ローラ67によって通路
44内の食券を挟持搬送する近接位置(図6中破線位置)
と、排出ローラ67から離れた退避位置(図6実線位置)
との間を揺動する。さらに、ブラケット70は、上流側の
プーリ72が退避位置をとる方向にばね73で付勢され、ブ
ラケット70に接続されたソレノイド74の励磁によって近
接位置に移動させられる。
【0025】なお、この排出部50には、図2に示すよう
に、通路44内の食券の有無を検知して排出の完了を確認
する図示しない排出確認センサ75が取り付けられてい
る。この排出確認センサ75は、ロール紙切れ検知部45の
ロール紙切れ検知センサ53と同じ構造であり、検知レバ
ー76およびフォトインタラプタ77を備えている。
【0026】図7は食券販売機の制御系を示すブロック
図である。制御部81に、金額表示部18、表示ランプ19、
選択ボタン20、釣銭投出指示ボタン21、発券中ランプ2
4、係員操作ボックス29、電源ボックス31、紙幣処理装
置25、硬貨処理装置26、発券処理装置28が接続されてい
る。
【0027】紙幣処理装置25は、投入された紙幣を識別
する紙幣識別手段82、紙幣の収納量の満杯を検知する紙
幣フル検知手段83、投入された紙幣を収納部に搬送する
紙幣搬送手段84が接続されている。
【0028】硬貨処理装置26は、投入された硬貨を識別
する硬貨識別手段85、釣銭用硬貨を収納する硬貨収納部
の満杯を検知する硬貨フル検知手段86、硬貨収納部の硬
貨が所定量以下になったことを検知する異常発生検知手
段としての硬貨ニヤエンプィ検知手段87、硬貨収納部の
硬貨がなくなったことを検知する硬貨エンプティ検知手
段88、返却硬貨および釣銭を投出する硬貨投出手段89が
接続されている。
【0029】発券処理装置28は、ロール紙切れ検知手段
53、横ミシン目処理部46用のモータ57、印字部48、切断
部49用のモータ90、排出部50用のモータ69、排出部50用
のソレノイド74、排出検知手段(排出確認センサ)75、
搬送部47用のモータ91、搬送検知手段(フォトインタラ
プタ)62が接続されている。
【0030】次に、本実施例の作用を説明する。
【0031】まず、販売の準備について説明する。
【0032】係員がロール紙27を装填し、その先端を引
き出して発券処理装置28にセットし、係員操作ボックス
29を操作して食券の試し刷りを行なう。このとき、印字
が正常に行なわれなければ、調整を行なう。また、硬貨
処理装置26の硬貨収納部に釣銭用硬貨を所定量以上装填
する。そして、準備が完了すれば、待機状態とする。
【0033】待機状態において、横ミシン目処理部46お
よび切断部65の回転カッタ56,65は許容位置に、サーマ
ルヘッド64と排出ベルト68は退避位置にある。また、試
し刷りを行った後なので、ロール紙27の先端は、切断部
49の回転カッタ65のすぐ上流側にある。
【0034】次に、図1(a) に示すように券としての食
券Tの1枚券の発行について説明する。
【0035】利用客によって硬貨投入口15あるいは紙幣
投入口16に貨幣が投入されると、この貨幣は各識別手段
82,85によって識別され、投入金額が金額表示部18に表
示される。設定価格が投入金額以下の選択ボタン20が選
択可能となり、利用客が希望の選択ボタン20を押下する
と、発券動作が開始される。
【0036】発券動作が開始されると、まずは、搬送部
47のモータ91が少し逆転されてロール紙27が若干巻き戻
された後、正転されてロール紙27が送り出される。ロー
ル紙27を逆送させるのは、待機時間が長かった場合にロ
ール紙27の先端と印字部48のプラテンローラ63がついて
いることがあるので、それを解除するためである。ま
た、発券動作の開始と同時に排出部50のモータ69も駆動
され、排出ローラ67が回転される。
【0037】搬送部47によるロール紙27の送りに合わせ
てサーマルヘッド64を動作させ、ロール紙27に図1(a)
に示すような所定事項を印字する。ロール紙27が食券と
なる部分の末端が切断部49に到達する所定量搬送される
と、切断部49の回転カッタ65が回転させられて、回転カ
ッタ65と補助カッタ66によってロール紙27を切断(剪
断)する。
【0038】ロール紙27が切断されて搬送方向長さがL
0 の食券Tが形成されると、排出部50のソレノイド74が
励磁されてブラケット70が揺動される。上流側のプーリ
72が近接位置に移動することにより、食券Tが排出ベル
ト68と排出ローラ67とによって挟持搬送され、排出口43
から食券取出口23へ排出される。このとき、排出確認セ
ンサ75で食券Tの排出が確認されると、食券Tの発券動
作が完了したものとしてソレノイド74の励磁が解除され
るとともに、モータ69も停止され、待機状態に戻る。
【0039】なお、発券動作と同時に排出部50のモータ
69を駆動させておくので、印字・切断処理を行なってい
る間にモータ69を立ち上げることができ、食券Tが形成
された時にはモータ69が高速回転に達しており、食券T
を素早く排出できる。すなわち、モータ69の立ち上げ時
における低速駆動期間による排出動作の遅延を回避す
る。
【0040】また、食券Tの排出後、価格設定が残額以
下の選択ボタン20が押下可能となっており、食券Tの続
け買いができるようになっている。残額が最低価格設定
額よりも低くなれば、残額が釣銭として硬貨取出口22に
自動的に投出される。また、続け買いが可能な残額であ
っても、利用客によって釣銭投出指示ボタン21が押下さ
れれば、釣銭として硬貨取出口22に投出される。
【0041】次に、図1(c) に示すように食券Tの連続
券(回数券)の発行について説明する。
【0042】利用客によって連続券の選択ボタン20が押
下されると、横ミシン目処理部46が駆動されて、ロール
紙27にミシン目Cが入れられる。続いて、搬送部47のモ
ータ91が少し逆転されてロール紙27が若干巻き戻された
後、正転されてロール紙27が送り出される。搬送部47に
よるロール紙27の送りに合わせてサーマルヘッド64を動
作させ、ロール紙27に所定事項を印字する。但し、最初
に印字されるのは連続券の表題部T1 であり、通常の食
券Tの搬送方向長さL0 より搬送方向長さL1が若干長
く形成される。表題部T1 の印字の途中において、ロー
ル紙27が食券Tの長さ分だけ搬送されると、一旦停止さ
れ、横ミシン目処理部46によってミシン目Cが付けられ
る。表題部T1 の印字が再開された後、最初のミシン目
Cの部分が印字部48を通過すると、通常の搬送方向長さ
L0 の食券Tの印字が開始される。このようにして、横
ミシン目処理部46によるシミン目付けと印字部48による
印字を所定回数繰り返し、連続券を作成する。最後の食
券部分の印字が完了するとサーマルヘッドは退避位置に
戻る。
【0043】そして、ロール紙27がさらに搬送されて食
券Tの末端位置が切断部49に達すると、回転カッタ65に
よってロール紙27が切断され、連続券が完成する。
【0044】なお、連続券の選択ボタン20が押下された
場合には、排出ローラ67は駆動されていないものとす
る。
【0045】そして、ロール紙27が切断されると、排出
部50のソレノイド74が励磁され、排出ベルト68と排出ロ
ーラ67によって連続券の末端近傍を挟持する。この時、
連続券は食券取出口23に収まりきらず、先端が外部に突
出した状態にある。この突出部分を利用者がつかんで引
き出せば、排出ベルト68が従動回転して挟持が解除さ
れ、連続券を引き出すことができる。このように、連続
券を排出ベルト68と排出ローラ67とで一端挟持すること
により、食券取出口23の内部を連続券が収まるように大
きくする必要もなく、連続券が外部に落下することもな
い。
【0046】次に、図1(b) に示すようにロール紙切れ
時のメッセージ部Mの印字、発行について説明する。
【0047】食券Tの発行動作中にロール紙27の末端27
a がロール紙切れ検知部45を通過し、検知レバー54が解
放されたとする。この検知レバー54の解放によって「ロ
ール紙切れ」が検知されるが、発行動作中の食券Tの印
字はそのまま行なわれる(印字動作は通常の食券Tの発
行と同様)。但し、食券Tの印字完了後に切断部49は作
動されず、続けてメッセージ部Mの印字が行なわれる。
すなわち、搬送部47によるロール紙27の送りに合わせて
サーマルヘッド48を作動させ、ロール紙27の残りの部分
に「用紙がなくなりました。お手数ですが係員までお申
し付け下さい。」といったメッセージを印字する。この
印字後も切断せず、ロール紙27の末端27a までの搬送方
向長さL2 がメッセージ部M付きの食券Tとなる。
【0048】ロール紙27の末端27a が搬送部47の位置を
通過すると、排出部50のソレノイド74が励磁されてブラ
ケット70が揺動される。上流側のプーリ72が近接位置に
移動することにより、メッセージ部M付きの食券Tが排
出ベルト68と排出ローラ67によって挟持搬送され、食券
取出口23へ排出される。このとき、排出確認センサ75で
メッセージ部M付きの食券Tの排出が確認されると、メ
ッセージ部M付きの食券Tの排出動作が完了されたもの
としてソレノイド74の励磁が解除されるとともに、モー
タ69も停止され、販売中止状態になる。
【0049】そして、利用客により、メッセージ部M付
きの食券Tが係員に渡され、メッセージ部Mを見た係員
がロール紙27の補充を行なう。もともと、食券Tは利用
客から係員に渡されるものであり、メッセージ部Mが付
いたといっても利用者の負担が増えるものではない。
【0050】また、ロール紙27の残りの部分をメッセー
ジ部Mとして利用して排出することにより、残りの部分
が装置内に残ってしまい補充作業時に回収しなければな
らないといった手間や、自動回収機構を設けなければな
らないといったことを解消できる。
【0051】次に、その他のメッセージの印字、発行に
ついて説明する。
【0052】一般に硬貨処理装置26には釣銭用硬貨を収
納する硬貨収納部(循環式、非循環式は問わない。)が
あり、この硬貨収納部にいくつかのセンサが配置されて
いる。すなわち、硬貨収納部が満杯になったことを検知
するフル検知センサ(硬貨フル検知手段)86、硬貨がな
くなったことを検知するエンプティセンサ(硬貨エンプ
ティ検知手段)88、硬貨が所定量以下になったことを検
知するニヤエンプティセンサ(硬貨ニヤエンプティ検知
手段)87である。
【0053】このニヤエンプティセンサ(硬貨ニヤエン
プティ検知手段)87が作動した状態、すなわち、硬貨収
納部内の硬貨が所定量以下となり釣銭の払出が不可能に
なることが近づいた状態において、利用客に食券Tの発
行を指示された場合に、その食券Tの印字に連続してメ
ッセージ部Mを印字して排出する。メッセージ部Mに
は、「釣銭硬貨が少なくなっています。お手数ですが、
係員にお知らせ下さい。」といったメッセージが印字さ
れる。メッセージ部Mは食券Tと一緒に係員に渡され、
これを見た係員が硬貨を補充する。
【0054】なお、食券Tの部分とメッセージ部Mとの
間にミシン目Cを入れるようにすれば、メッセージ部M
付きの食券Tを見た係員はメッセージを確認した後にメ
ッセージ部Mをちぎって食券Tだけを他の食券Tと合わ
せて処理することができる。ところで、食券販売機に
は、連続券の発行を必要としない運用形態がある。その
場合、横ミシン目処理部46は必要ないというだけでな
く、コストアップを招いたり、通路44近傍に余分な装置
があるために詰まりの原因となるなど邪魔になる。本実
施例の食券販売機においては、横ミシン目処理部46が取
付ねじ60によって取り付けられており、横ミシン目処理
部46が必要ない場合には容易に取り外すことができる。
横ミシン目処理部46が取り外されたあとには、図8に示
すガイド部材111 が取り付けられる。このガイド部材11
1 は、通路44を挟んでガイド板112,113 がフレーム114
に取り付けられたもので、取付ねじ115 によって枠体4
1の側板41a に取り付けられる。
【0055】また、食券販売機においては、横ミシン目
処理部46、印字部48、切断部49がこの順番に配置されて
いるので、横ミシン目処理部46を取り外しても印字部48
と切断部49の位置関係が変わらず、大幅な制御の変更も
不要である。従って、横ミシン目処理部46を備えるタイ
プと備えないタイプの切替えが容易であり、販売状況に
合わせて設置場所で切替えが可能である。横ミシン目処
理部46が印字部48と切断部49の間に配置される販売機で
あれば、横ミシン目処理部46を外すと印字部48か切断部
49の少なくとも一方を移動させて間隔を狭めるといった
処理が必要となるとともに制御面でも大幅な変更が必要
となり、設置場所での切替えは困難である。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発券装置によれば、異常
発生検知手段が装置内における異常の発生を検知した状
態において、発券を指示されると、異常の発生を示すメ
ッセージ部を印字して、発券を指示された券に連結して
発行し、このメッセージ部が券と一緒に係員に渡される
ことにより、異常の発生が速やかに係員に伝えられ、異
常に素早く対処することができる。
【0057】請求項2記載の発券装置によれば、発券動
作中に、異常発生検知手段が装置内における異常の発生
を検知すると、異常の発生を示すメッセージ部を印字し
て、発券を指示された券に連結して発行し、このメッセ
ージ部が券と一緒に係員に渡されることにより、異常の
発生が速やかに係員に伝えられ、異常に素早く対処する
ことができる。
【0058】請求項3記載の発券装置によれば、券用の
ロール紙の残量が所定量になり、そのことを残量検知手
段が検知すると、残紙にロール紙の減少を示すメッセー
ジ部を印字して、発券を指示された券に連結して発行
し、このメッセージ部が券と一緒に係員に渡されること
により、ロール紙が切れたことが速やかに係員に伝えら
れ、係員がロール紙を素早く補充することができる。し
かも、ロール紙の残りの部分をメッセージ部として利用
して排出してしまうので、次のロール紙を補充する際に
装置内に残留した切れ端を回収する必要がなく、切れ端
を自動回収する機構を設ける必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発券装置の一実施例の食券販売機によ
って発券される食券の説明図を示し、(a) は1枚の食券
の説明図、(b) はメッセージ部付きの食券の説明図、
(c) は連続した食券の説明図である。
【図2】同上実施例の食券販売機の発券処理装置の内部
構造を示す一部を切り欠いた側面図である。
【図3】同上実施例の食券販売機の外観を示す斜視図で
ある。
【図4】同上実施例の食券販売機の内部構成を模式的に
示す正面図である。
【図5】同上実施例の食券販売機の発券処理装置内の横
ミシン目処理部の側面図である。
【図6】同上実施例の食券販売機の発券処理装置内の排
出部の側面図である。
【図7】同上実施例の食券販売機のブロック図である。
【図8】同上実施例の食券販売機の横ミシン目処理部に
代えて取り付けられるガイド部材の側面図である。
【符号の説明】
27 ロール紙 53 異常発生検知手段および残量検知手段としてのロ
ール紙切れ検知センサ 81 制御部 87 異常発生検知手段としての硬貨ニヤエンプィ検知
手段 M メッセージ部 T 券としての食券

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙に印字、切断の処理を施して券
    として発行する発券装置において、 装置内における異常の発生を検知する異常発生検知手段
    と、 この異常発生検知手段が異常の発生を検知した状態で発
    券を指示されると、異常の発生を示すメッセージを印字
    したメッセージ部を前記券に連結して発行させる制御部
    とを備えることを特徴とする発券装置。
  2. 【請求項2】 ロール紙に印字、切断の処理を施して券
    として発行する発券装置において、 装置内における異常の発生を検知する異常発生検知手段
    と、 発券動作中に前記異常発生検知手段が異常の発生を検知
    すると、異常の発生を示すメッセージを印字したメッセ
    ージ部を前記券に連結して発行させる制御部とを備える
    ことを特徴とする発券装置。
  3. 【請求項3】 ロール紙に印字、切断の処理を施して券
    として発行する発券装置において、 前記ロール紙の残量が所定量になったことを検知する残
    量検知手段と、 この残量検知手段が検知すると、前記ロール紙の残りの
    部分にロール紙の減少を示すメッセージを印字して前記
    券に連結して発行させる制御部とを備えることを特徴と
    する発券装置。
JP6267797A 1994-10-31 1994-10-31 発券装置 Pending JPH08129657A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006134197A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Mamiya Op Co Ltd 券売機
JP2016224993A (ja) * 2016-10-03 2016-12-28 株式会社ワイティーエム 駐車場管理システム

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JP2006134197A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Mamiya Op Co Ltd 券売機
JP2016224993A (ja) * 2016-10-03 2016-12-28 株式会社ワイティーエム 駐車場管理システム

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