JPH08129632A - Icカード - Google Patents

Icカード

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JPH08129632A
JPH08129632A JP6269801A JP26980194A JPH08129632A JP H08129632 A JPH08129632 A JP H08129632A JP 6269801 A JP6269801 A JP 6269801A JP 26980194 A JP26980194 A JP 26980194A JP H08129632 A JPH08129632 A JP H08129632A
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JP
Japan
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connector
card
external force
external
circuit board
Prior art date
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Pending
Application number
JP6269801A
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English (en)
Inventor
Shigeo Onoda
重雄 小野田
Makoto Omori
誠 大森
Yasuhiro Murasawa
靖博 村沢
Atsushi Obuchi
淳 大渕
Teru Hirata
輝 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】カード側背面コネクタ40の電気回路基板3に
対向している面の両端40dを包囲するようにその形状
に沿ってフレーム50と一体に保持部50aを形成し、
外部ケーブル側背面コネクタ7の着脱時に加えられる外
力を、フレーム50及び保持部50aで受けるようにし
た。 【効果】外部ケーブル側コネクタをカード側背面コネク
タに着脱する際に加えられる外力によってカード側背面
コネクタが電気回路基板に対して動くことを阻止し、カ
ード側背面コネクタと電気回路基板との接続部が破壊さ
れることを防ぐことができ、ICカードの信頼性を向上
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの記憶媒
体、及び、コンピュータ間の通信媒体等に利用されるI
Cカードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13(b)は従来のICカードを示し
た上面図であり、図13(a)及び図13(c)はこの
ICカードのコネクタが設けられている両側の側面図で
ある。図のように、ICカード1には、パソコン等の外
部システム本体(図示せず)に接続するためのカードコ
ネクタ2と、カードコネクタ2とは別に設けられ、外部
の通信機器(図示せず)等と接続するためのカード側背
面コネクタ4とが設けられている。また、ICカード1
内には、電子部品(図示せず)を搭載した回路基板3が
設けられている。また、ICカード1の側面は、図11
に示すように、樹脂等から形成された枠型のフレーム5
から構成されており、また、ICカード1の上面及び下
面を構成する1対の金属パネル6がフレーム5に取り付
けられており、フレーム5及び金属パネル6とがICカ
ード1の外装を構成している。ここで、カード側背面コ
ネクタ4とフレーム5の形状は、図13(b)において
は簡略的に示してあるが、実際には、図14の部分拡大
図に示されているような形状になっている。
【0003】図14は、図13のカード側背面コネクタ
4のフレーム5との取付状態を示した部分拡大図であ
る。また、図15は、図14の線A−Aに沿った断面図
である。図14及び図15に示されるように、カード側
背面コネクタ4内には、カード側背面コネクタ端子4b
が設けられており、カード側背面コネクタ4内を貫通し
てコネクタリード4aと電気的に接続されている。ここ
で、カード側背面コネクタ端子4bを支持するための絶
縁性の支持手段4cを必要に応じて設けるようにしても
よく、また、カード側背面コネクタ端子4bとコネクタ
リード4aとを一体にしてカード側背面コネクタ4内に
インサート成型してもよい。また、コネクタリード4a
は回路基板3と電気的に接続されており、この接続は一
般的には半田8により行われる。また、使用時におい
て、外部の通信機器(図示せず)等との接続の際には、
外部の通信機器等に接続されたケーブル側背面コネクタ
7の先端部7bが、カード側背面コネクタ4内に嵌合さ
れ、先端部7b内に設けられたケーブル側背面コネクタ
端子7aとカード側背面コネクタ端子4bとが接触する
ことにより、ケーブル側背面コネクタ7とICカード1
とが電気的に接続されて、外部の通信機器等との間で電
気信号のやりとりを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のICカード1
は、以上のように構成されていたが、ケーブル側背面コ
ネクタ7をカード側背面コネクタ4に着脱する際に、使
用者がケーブル側背面コネクタ7をカード側背面コネク
タ4に対して上下、または、左右に揺することがあり、
使用者により加えられるその外力等が、直接、回路基板
3とコネクタリード4aとを接続している半田8に加わ
り、それにより半田8が破壊され、接触不良を招く等の
問題があった。
【0005】また、図14の線B−Bに沿った断面図を
示すと図16のようになっているため、ケーブル側背面
コネクタ7をカード側背面コネクタ4へ嵌合する際に、
その押込力は直接カード側背面コネクタ4に加わるが、
図16の矢印C方向のカード側背面コネクタ4の移動を
抑えるものは何もないため、回路基板3に対してカード
側背面コネクタ4が移動してしまい、それによって、コ
ネクタリード4aが回路基板3に対して浮いてしまい、
その結果、回路基板3とコネクタリード4aとの接続部
である半田8が破損し、接触不良を招くこともあった。
【0006】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、ケーブル側背面コネクタ7をカ
ード側背面コネクタ4へ嵌合する際のコネクタリード4
aと回路基板3との接続部の破損を防ぎ、信頼性の高い
ICカードを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、外装
と、外装内に搭載された回路基板と、外装の側面内に埋
設され、外部ケーブル側コネクタと回路基板とを接続す
るための背面コネクタと、外装に設けられ、外装に対し
て背面コネクタを固定するための背面コネクタ固定手段
とを備えたICカードである。
【0008】請求項2の発明は、背面コネクタ固定手段
が外装と一体に形成されているICカードである。
【0009】請求項3の発明は、背面コネクタが埋設さ
れた外装の側面内に設けられて、外部ケーブル側コネク
タの着脱方向を規定することにより、外部ケーブル側コ
ネクタに加えられる外力が回路基板と背面コネクタとの
接続部に伝わることを外部ケーブル側コネクタと共働し
て阻止するための外力阻止手段を備えたICカードであ
る。
【0010】請求項4の発明は、外力阻止手段が、外部
ケーブル側コネクタまたは外装のいずれか一方に設けら
れた突起部と、その他方に設けられて突起部と嵌合され
得る相補形の嵌合穴とから構成されている。
【0011】請求項5の発明は、側面に開口を有する外
装と、外装内に搭載されるとともに、外部ケーブル側コ
ネクタ内に開口を介して挿入され得る延長部を有する回
路基板と、回路基板の延長部に設けられ、外部ケーブル
側コネクタと接続される端子とを備えたICカードであ
る。
【0012】請求項6の発明は、開口が設けられた外装
の側面内に設けられて、外部ケーブル側コネクタの着脱
方向を規定することにより、外部ケーブル側コネクタを
着脱するために加えられる外力が回路基板に伝わること
を外部ケーブル側コネクタと共働して阻止するための外
力阻止手段を備えたICカードである。
【0013】請求項7の発明は、外力阻止手段が、外部
ケーブル側コネクタまたは外装のいずれか一方に設けら
れた突起部と、その他方に設けられて突起部と嵌合され
得る相補形の嵌合穴とから構成されている。
【0014】
【作用】請求項1の発明においては、背面コネクタ固定
手段によって背面コネクタを固定するようにしたので、
外部ケーブル側コネクタを背面コネクタに着脱する際に
加えられる外力によって背面コネクタが外装に対して動
くことを阻止し、背面コネクタと回路基板とを接続して
いる接続部が破壊されることを防ぐ。
【0015】請求項2の発明においては、背面コネクタ
固定手段が外装と一体に形成され、背面コネクタを背面
コネクタ固定手段で挟持し、固定するようにしたので、
外部ケーブル側コネクタの着脱時における押込力及び引
抜力は背面コネクタ固定手段で受け止められ、背面コネ
クタが動くことを阻止する。
【0016】請求項3の発明においては、外力阻止手段
により外部ケーブル側コネクタの着脱方向が規定される
ので、外部ケーブル側コネクタの着脱時に、特に、使用
者がそれを上下または左右に揺すったり、こじったりす
ることにより加えられる外力が回路基板と背面コネクタ
とを接続している半田8に伝わることを外力阻止手段に
より外部ケーブル側コネクタと共働して阻止する。
【0017】請求項4の発明においては、外力阻止手段
が、外部ケーブル側コネクタと外装とのいずれか一方に
設けられた突起部と、他方に設けられ、その突起部に嵌
合され得る相補形を有した嵌合穴とから構成され、上述
したような、使用者が揺すったり、こじったりすること
により加えられる外力による外部ケーブル側コネクタの
動きがすべて、突起部が嵌合穴の内壁に当接することに
より阻止され、背面コネクタにそれらの外力が伝わら
ず、回路基板と背面コネクタとの接続部が破壊されるの
を防ぐ。
【0018】請求項5の発明においては、外部ケーブル
側コネクタと接続するための端子を回路基板に直接設け
るようにし、背面コネクタを廃止するような構造にした
ので、外部ケーブル側コネクタの着脱が力をかけずに容
易に行われる。
【0019】請求項6の発明においては、外力阻止手段
により外部ケーブル側コネクタの着脱方向が規定される
ので、外部ケーブル側コネクタの着脱時に、特に、使用
者がそれを上下または左右に揺すったり、こじったりす
ることにより加えられる外力が回路基板に伝わることを
外力阻止手段により外部ケーブル側コネクタと共働して
防ぐ。
【0020】請求項7の発明においては、外部ケーブル
側コネクタと外装とのいずれか一方に設けられた突起部
と、他方に設けられ、その突起部に嵌合され得る相補形
を有した嵌合穴とから構成され、上述したような、使用
者が揺すったり、こじったりすることにより加えられる
外力による外部ケーブル側コネクタの動きがすべて、突
起部が嵌合穴の内壁に当接することにより阻止され、背
面コネクタにそれらの外力が伝わらず、回路基板の端子
が破壊されるのを防ぐ。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の一実施例について説明する。
図1(b)(a)及び(c)は、それぞれ、本発明の一
実施例におけるICカード10の構造を示す上面図及び
側面図を示したものである。また、図2は、金属パネル
6を取り除いた状態のカード側背面コネクタ40とフレ
ーム50との取付状態を示した部分拡大図である。この
部分については図1においては簡略化して示されている
ため、こちらを参照されたい。基本的な構造は、上述の
従来例と同様であるため、同一符号を付して、ここでは
その説明は省略する。また、カード側背面コネクタ40
及びケーブル側背面コネクタ7の内部構造については図
15と同様である。図3は、図2の線D−Dに沿った断
面図を示したものである。
【0022】この実施例においては、図2に示すよう
に、カード側背面コネクタ40の左右の突出している端
部40dの少なくとも回路基板3に対向している面を包
囲するようにその形状に沿って設けられ、フレーム50
及び回路基板3に対してカード側背面コネクタ40が移
動しないように固定する保持部50aがフレーム50と
一体に形成されている。保持部50aは、図2に示され
るように、少なくともその一端が回路基板3とカード側
背面コネクタ40との間に配置されるように形成されて
おり、また、図3に示されるように、高さ方向におい
て、カード側背面コネクタ40の全長よりも長くなるよ
うに形成されている。また、保持部50aによって包囲
されていない部分のカード側背面コネクタ40の少なく
とも端部40d部分を包囲するようにその形状に沿って
フレーム50が設けられている。従って、保持部50a
とフレーム50とは、フレーム50と金属パネル6とか
ら成る外装に対して、カード側背面コネクタ40を固定
するための背面コネクタ固定手段を構成している。
【0023】この実施例においては、上述のように、カ
ード側背面コネクタ40はフレーム50及び保持部50
aにより包囲され固定されているので、ケーブル側背面
コネクタ7のカード側背面コネクタ40への装着時の押
込力によるカード側背面コネクタ40の移動は保持部5
0aに当接することにより阻止され、逆に、離脱時の引
抜力による移動はフレーム50に当接することより阻止
されて、また、装着時または離脱時に使用者がケーブル
側背面コネクタ7を左右に揺する等して加える外力等に
よる移動はすべてフレーム50及び保持部50aに当接
して阻止されるので、それらの力によりカード側背面コ
ネクタ40が移動することはなく、従って、回路基板3
とカード側背面コネクタ40のコネクタリード40aと
の接続部は上記の押込力、引抜力及び外力等から保護さ
れ、破壊や接触不良を招く恐れはなく、ICカード1の
信頼性を向上させることができる。
【0024】尚、図4のように、保持部50a及びフレ
ーム50に凸部50aa及び50bbを設け、カード側
背面コネクタ40の少なくとも一部(例えば端部40d
部分)を上下方向からも挟持するようにしてもよい。
【0025】実施例2.以下、本発明の他の実施例につ
いて説明する。図5は本発明の実施例2におけるICカ
ード10の構造を示した上面図である。この実施例にお
いては、上述の実施例1の構造に加えて、図5に示すよ
うに、ケーブル側背面コネクタ7の両端に1対の円柱形
の突起部7cが設けられ、また、フレーム50に、ケー
ブル側背面コネクタ7の突起部7cとそれぞれ嵌合する
ように相補形の嵌合穴50bが一対設けられている。こ
こで、突起部7cと嵌合穴50bとは、ケーブル側背面
コネクタの着脱方向を規定することにより、ケーブル側
背面コネクタ7を着脱するために外部からそれに加えら
れる外力が回路基板3とコネクタリード40aとの接続
部である半田8(図15参照)に伝わることをケーブル
側背面コネクタ7と共働して阻止するための外力阻止手
段を構成している。他の構造については、上述の実施例
1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0026】この実施例によれば、ケーブル側背面コネ
クタ7の両端に突起部7cを設けておき、装着時に突起
部7bと嵌合するように嵌合穴50bをフレーム50に
設けるようにしたので、使用者がケーブル側コネクタ7
を着脱時に上下及び左右に揺らした場合においても、突
起部7cが多少でも嵌合穴50bに挿入されていれば、
突起部7cは嵌合穴50bの内壁に当接してその動きが
妨げられるため、使用者がケーブル側背面コネクタ7を
上下、または、左右に揺する等して加える外力等は、す
べて、フレーム50で受けることとなり、それらの外力
によりカード側背面コネクタ40が動いてしまうことは
なく、従って、回路基板3とカード側背面コネクタ40
のコネクタリード40aとの接続部である半田8はそれ
らの外力等から保護され、破壊や接触不良を招く恐れは
ないので、ICカード1の信頼性を向上させることがで
きる。この実施例においては、上述の実施例1と同様の
効果が得られるとともに、特に使用者が上下左右に揺す
る等して加える外力に対してさらに確実にその効果を奏
する。
【0027】この実施例においては、図5に示すよう
に、左右の突起部7cを同形にした例を示したが、その
場合に限らず、図6に示すように、ケーブル側背面コネ
クタ7の両端に設けられた突起部7dの長さを互いに異
なるようにし、フレーム50の嵌合穴50cも突起部7
dの長さに対応した深さとしてもよい。その場合には、
上述の図5の実施例と同様の効果が得られるとともに、
さらに、以下のような効果を得ることができる。すなわ
ち、突起部7d及び嵌合穴50cの長さ及び深さが左右
でそれぞれ異なっているため、例えばケ−ブル側背面コ
ネクタ7の表裏を間違えて逆にして挿入しようとした場
合、長い方の突起部7dが短い方の嵌合穴50cに挿入
され、突起部7dの先端がすぐに嵌合穴50cの奥面に
当接して、それ以上の挿入を妨げるため、ケーブル側背
面コネクタ7の表裏逆の誤接続も防止することが出来
る。
【0028】また、ケーブル側背面コネクタ7の表裏逆
の誤接続の防止もできる他の実施例としては、例えば、
図7のように、ケーブル側背面コネクタ7の両端に設け
られた突起部7eの太さを変え、フレーム50の嵌合穴
50dも、突起部7eの太さに対応した大きさとしても
よい。また、図8のように、ケーブル側背面コネクタ7
の幅方向の中心から非対称の位置(L1 >L2 )に突起
部7fを設け、フレーム50の嵌合穴50eも突起部7
fに対応した位置に設けるようにしてもよい。さらに、
図9のように、ケーブル側背面コネクタ7の高さ方向の
中心から偏った位置(D1 >D2 )に突起部7gを設
け、フレーム50の嵌合穴50fも突起部7gに対応し
た位置に設けるようにしてもよい。以上の図6、図7、
図8、及び、図9のいずれの実施例においても、図5の
実施例と同様の効果が得られるとともに、ケーブル側背
面コネクタ7の表裏逆の誤接続も防止出来る。
【0029】実施例3.本発明の他の実施例について説
明する。図10は本発明の実施例3におけるICカード
の構造を示した上面図である。また、図11は、図10
の線E−Eに沿った断面図であり、金属パネル6(図9
参照)は図の簡略化のため省略されている。この実施例
においては、図10及び図11に示されるように、カー
ド側背面コネクタ40を廃止し、フレーム50内に開口
50gを設け、また、開口50gに向かって延びた延長
部分3bを回路基板3に設け、延長部分3bに直接、カ
ード側背面コネクタ端子3aを設けるようにした。カー
ド側背面コネクタ端子3aは、銅から成る回路パターン
3cの一端に金等によるメッキ処理を施して形成したも
のである。カード側背面コネクタ端子3aは、銅の上に
金等のメッキを施して形成されるため、上述のはんだ付
けにより設けられたコネクタ端子40bよりもさらに接
続部の強度が向上される。他の構造については、上述の
実施例1及び2と同様であるため、ここでは説明は省略
する。
【0030】この実施例においても、ケーブル側背面コ
ネクタ7を開口50gを介して回路基板3へ嵌合させる
ことにより、回路基板3上のカード側背面コネクタ端子
3aにケーブル側背面コネクタ端子7aが接触し電気的
に接続される。以上のように、従来のカード側背面コネ
クタ4(図15参照)を廃止した構造としたので、ケー
ブル側背面コネクタ7を回路基板3と着脱させる際に、
カード側背面コネクタ4が設けられていた従来の場合に
比べて、力をかけずに容易に嵌合して接続させることが
できるため、使用者等によりケーブル側背面コネクタ7
へ加えられる外力や押込力等によるカード側背面コネク
タ4と回路基板3との接続部の破壊等の問題を招く恐れ
はない。また、カード側背面コネクタ端子3aをめっき
等により形成するようにしたため、はんだ付けしていた
場合よりも強度が増し、回路基板3とカード側背面コネ
クタ端子3aとの接続部の破損等が起こることもない。
尚、図11においては、金属パネル6(図9参照)が省
略されているが、実際には、回路基板3は完全に金属パ
ネル6及びフレーム50により外部から保護されている
ので、カード側背面コネクタ端子3aが、ケーブル側背
面コネクタ7以外のものが接触することはなく、機械的
損傷を外部から受けることはない。この実施例において
も、上述したように、ICカードの信頼性を向上させる
ことができ、さらに、カード側背面コネクタ4を廃止し
たため、その分のコストも削減でき、製造工程も容易に
なる。
【0031】尚、この実施例に、図12に示すように、
上述の実施例2で示した突起部7c及び嵌合穴50bを
設けるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、背面コネクタ
固定手段によって背面コネクタを固定するようにしたの
で、外部ケーブル側コネクタを背面コネクタに着脱する
際に加えられる外力によって背面コネクタが外装に対し
て動くことを阻止し、背面コネクタと回路基板との接続
部分が破壊されることを防ぐことができ、ICカードの
信頼性を向上させることができる。
【0033】請求項2の発明によれば、背面コネクタ保
持手段が外装と一体に形成され、背面コネクタを背面コ
ネクタ固定手段と外装とで挟持するようにしたので、外
部ケーブル側コネクタの着脱時における押込力及び引抜
力は背面コネクタ固定手段で受けて、背面コネクタが動
くことを阻止することができ、背面コネクタと回路基板
との接続部分が破壊されることを防ぐことができ、IC
カードの信頼性を向上させることができる。
【0034】請求項3の発明によれば、外部ケーブル側
コネクタの着脱時に、特に、使用者がそれを上下または
左右に揺すったり、こじったりすることにより加えられ
る外力が回路基板と背面コネクタとの接続部に伝わるこ
とを外力阻止手段により外部ケーブル側コネクタと共働
して防ぐことができ、それにより、背面コネクタと回路
基板との接続部分が破壊されることを防ぐことができ、
ICカードの信頼性を向上させることができる。
【0035】請求項4の発明によれば、外力阻止手段
が、外部ケーブル側コネクタと外装とのいずれか一方に
設けられた突起部とそれに嵌合され得る相補形の嵌合穴
とから構成され、上述したような、使用者が揺すった
り、こじったりすることにより加えられる外力による外
部ケーブル側コネクタの動きがすべて外力阻止手段の嵌
合穴の内壁に突起部が当接することにより阻止され、背
面コネクタにそれらの外力が伝わらず、回路基板と背面
コネクタとの接続部が破壊されるのを防ぐことができ、
ICカードの信頼性を向上させることができる。
【0036】請求項5の発明によれば、外部ケーブル側
コネクタと接続するための端子を回路基板に直接設ける
ようにし、背面コネクタを廃止するような構造にしたの
で、外部ケーブル側コネクタの着脱が力をかけずに容易
に行うことができるので、外部ケーブル側コネクタの着
脱時に加える外力により回路基板の端子が破壊されるこ
とを防ぐことができ、ICカードの信頼性を向上させる
ことができる。
【0037】請求項6の発明によれば、外部ケーブル側
コネクタの着脱時に、特に、使用者がそれを上下または
左右に揺すったり、こじったりすることにより加えられ
る外力が回路基板に伝わることを外力阻止手段により外
部ケーブル側コネクタと共働して防ぐため、その外力に
より回路基板の端子が破壊されることを防ぐことがで
き、ICカードの信頼性を向上させることができる。
【0038】請求項7の発明によれば、外力阻止手段
が、外部ケーブル側コネクタと外装とのいずれか一方に
設けられた突起部とそれに嵌合され得る相補形の嵌合穴
とから構成され、上述したような、使用者が揺すった
り、こじったりすることにより加えられる外力による外
部ケーブル側コネクタの動きがすべて外力阻止手段の嵌
合穴の内壁に突起部が当接することにより阻止され、背
面コネクタにそれらの外力が伝わらず、回路基板の端子
が破壊されるのを防ぐことができ、ICカードの信頼性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1におけるICカードの構造
を示した前側面図、上面図、及び、後側面図である。
【図2】 金属パネルを取り除いた状態の図1のカード
側背面コネクタとフレームとの接続構造を示した部分拡
大上面図である。
【図3】 図2の線D−Dに沿った部分断面図である。
【図4】 本発明の実施例1における変形例を示した断
面図である。
【図5】 本発明の実施例2におけるICカードの構造
を示した部分上面図である。
【図6】 本発明の実施例2における変形例を示した部
分上面図である。
【図7】 本発明の実施例2における他の変形例を示し
た部分上面図である。
【図8】 本発明の実施例2におけるさらなる他の変形
例を示した部分上面図である。
【図9】 本発明の実施例2におけるさらなる他の変形
例を示した側面図である。
【図10】 本発明の実施例3におけるICカードの構
造を示した部分上面図である。
【図11】 金属パネルを取り外した状態の図10の線
E−Eに沿った部分断面図である。
【図12】 本発明の実施例3における変形例を示した
上面図である。
【図13】 従来のICカードの構造を示した前側面
図、上面図及び後側面図である。
【図14】 金属パネルを取り除いた状態の図13の従
来のICカードのカード側背面コネクタとフレームとの
接続構造を示した部分拡大上面図である。
【図15】 図14の線A−Aに沿った部分断面図であ
る。
【図16】 図14の線B−Bに沿った部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1,10 ICカード、3 回路基板、3a カード側
背面コネクタ端子、3b 延長部分、4,40 カード
側背面コネクタ、5,50 フレーム、50a保持部、
50b 嵌合穴、6 金属パネル、7 ケーブル側背面
コネクタ、7c 突起部。
フロントページの続き (72)発明者 大渕 淳 伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機株式会 社北伊丹製作所内 (72)発明者 平田 輝 伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機株式会 社北伊丹製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装と、 上記外装内に搭載された回路基板と、 上記外装の側面内に埋設され、外部ケーブル側コネクタ
    と上記回路基板とを接続するための背面コネクタと、 上記外装に設けられ、上記外装に対して上記背面コネク
    タを固定するための背面コネクタ固定手段と、 を備えたことを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 上記背面コネクタ固定手段が上記外装と
    一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    ICカード。
  3. 【請求項3】 上記背面コネクタが埋設された外装の側
    面内に設けられて、上記外部ケーブル側コネクタの着脱
    方向を規定することにより、上記外部ケーブル側コネク
    タに加えられる外力が上記回路基板と上記背面コネクタ
    との接続部に伝わることを上記外部ケーブル側コネクタ
    と共働して阻止するための外力阻止手段を備えたことを
    特徴とする請求項1または2記載のICカード。
  4. 【請求項4】 上記外力阻止手段が、 上記外部ケーブル側コネクタまたは上記外装のいずれか
    一方に設けられた突起部と、その他方に設けられて上記
    突起部と嵌合され得る相補形の嵌合穴とから構成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載のICカード。
  5. 【請求項5】 側面に開口を有する外装と、 上記外装内に搭載されるとともに、外部ケーブル側コネ
    クタ内に上記開口を介して挿入され得る延長部を有する
    回路基板と、 上記回路基板の上記延長部に設けられ、上記外部ケーブ
    ル側コネクタと接続される端子と、 を備えたことを特徴とするICカード。
  6. 【請求項6】 上記開口が設けられた外装の側面内に設
    けられて、上記外部ケーブル側コネクタの着脱方向を規
    定することにより、上記外部ケーブル側コネクタを着脱
    するために加えられる外力が上記回路基板に伝わること
    を上記外部ケーブル側コネクタと共働して阻止するため
    の外力阻止手段を備えたことを特徴とする請求項5記載
    のICカード。
  7. 【請求項7】 上記外力阻止手段が、 上記外部ケーブル側コネクタまたは上記外装のいずれか
    一方に設けられた突起部と、その他方に設けられて上記
    突起部と嵌合され得る相補形の嵌合穴とから構成されて
    いることを特徴とする請求項5または6記載のICカー
    ド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005125027A1 (ja) * 2004-06-15 2005-12-29 Fujitsu Component Limited トランシーバモジュール
JP2017226454A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 サーパス工業株式会社 コネクタ

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