JPH0812952A - 表面保護フイルム - Google Patents
表面保護フイルムInfo
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- JPH0812952A JPH0812952A JP6146400A JP14640094A JPH0812952A JP H0812952 A JPH0812952 A JP H0812952A JP 6146400 A JP6146400 A JP 6146400A JP 14640094 A JP14640094 A JP 14640094A JP H0812952 A JPH0812952 A JP H0812952A
- Authority
- JP
- Japan
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- adhesive layer
- polymer block
- block
- block copolymer
- protective film
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属板、塗装鋼板等の被着体に貼り付けて使
用後に高速剥離することができ、且つ、剥離後の被着体
表面を汚すことのない表面保護フイルムを提供すること
を目的とする。 【構成】 スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共
重合体(SBS)100重量部、粘着付与樹脂0〜12
0重量部に、脂肪酸アミド、ポリエチレンイミンアルキ
ルカルバミドの群から選ばれた少なくとも1種類とを含
有する粘着剤層が積層されており、且つ、粘着材層の表
面がESCA(Electron Spectrosc
opy for Chemical Analysi
s)による測定で、窒素含有率が1〜2.5atm.%
の範囲にある表面保護フイルムを得た。
用後に高速剥離することができ、且つ、剥離後の被着体
表面を汚すことのない表面保護フイルムを提供すること
を目的とする。 【構成】 スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共
重合体(SBS)100重量部、粘着付与樹脂0〜12
0重量部に、脂肪酸アミド、ポリエチレンイミンアルキ
ルカルバミドの群から選ばれた少なくとも1種類とを含
有する粘着剤層が積層されており、且つ、粘着材層の表
面がESCA(Electron Spectrosc
opy for Chemical Analysi
s)による測定で、窒素含有率が1〜2.5atm.%
の範囲にある表面保護フイルムを得た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂板、化粧合
板、金属板、塗装鋼板などの表面に仮着し、塵の付着や
傷つきがないように、その表面を保護するのに使用する
表面保護フイルムに関し、更に詳しくは、ポリエステル
系塗装鋼板、アクリル系塗装鋼板に対して優れた特性を
示す表面保護フイルムに関する。
板、金属板、塗装鋼板などの表面に仮着し、塵の付着や
傷つきがないように、その表面を保護するのに使用する
表面保護フイルムに関し、更に詳しくは、ポリエステル
系塗装鋼板、アクリル系塗装鋼板に対して優れた特性を
示す表面保護フイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂板、化粧合板、金属板、塗装鋼
板などの表面を加工時や搬送時に傷付きや汚れを防止す
るために表面保護フイルムが賞用されている。表面保護
フイルムは、熱可塑性樹脂や紙からなる基材層の片面に
粘着層が形成された構造であり、適度の粘着力(仮着
性)を有するとともに、使用後に各種被着体の表面を粘
着剤で汚染することなく容易に剥がすことができなけれ
ばならない。表面保護フイルムとして、例えば、特公昭
58−30911号公報、特公昭61−103975号
公報などにより、ポリオレフィン樹脂などの熱可塑性樹
脂からなる基材層の片面に、一般式A−B−A(但し、
Aはスチレン系重合体ブロック、Bはブタジエン重合体
ブロック、イソプレン重合体ブロックまたはエチレン−
ブチレン重合体ブロック)で表されるブロック共重合体
エラストマ−単独或いはこれに粘着付与樹脂とを混和し
てなる粘着剤層が形成された表面保護フイルムが開示さ
れている。
板などの表面を加工時や搬送時に傷付きや汚れを防止す
るために表面保護フイルムが賞用されている。表面保護
フイルムは、熱可塑性樹脂や紙からなる基材層の片面に
粘着層が形成された構造であり、適度の粘着力(仮着
性)を有するとともに、使用後に各種被着体の表面を粘
着剤で汚染することなく容易に剥がすことができなけれ
ばならない。表面保護フイルムとして、例えば、特公昭
58−30911号公報、特公昭61−103975号
公報などにより、ポリオレフィン樹脂などの熱可塑性樹
脂からなる基材層の片面に、一般式A−B−A(但し、
Aはスチレン系重合体ブロック、Bはブタジエン重合体
ブロック、イソプレン重合体ブロックまたはエチレン−
ブチレン重合体ブロック)で表されるブロック共重合体
エラストマ−単独或いはこれに粘着付与樹脂とを混和し
てなる粘着剤層が形成された表面保護フイルムが開示さ
れている。
【0003】又、特開平1−129085号公報には、
一般式A−B−Aのブロック共重合体(但し、Aはスチ
レン系重合体ブロック、Bはブタジエン重合体ブロッ
ク、イソプレンあるいはそれらの水添加物からなるポリ
マーブロック)、粘着付与樹脂、高級アルキル基の導入
されたポリエチレンイミンからなる粘着剤を用いた表面
保護フイルムが開示されている。
一般式A−B−Aのブロック共重合体(但し、Aはスチ
レン系重合体ブロック、Bはブタジエン重合体ブロッ
ク、イソプレンあるいはそれらの水添加物からなるポリ
マーブロック)、粘着付与樹脂、高級アルキル基の導入
されたポリエチレンイミンからなる粘着剤を用いた表面
保護フイルムが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭58−30
911号公報及び特開昭61−103975号公報に記
載の表面保護フイルムは、金属板(ステンレス板、アル
ミニウム板等)、ポリエステル系塗装鋼板、アクリル系
塗装鋼板に貼り付けた後の接着力亢進が激しく、剥離速
度を速くすることができず、特に加熱した場合には剥離
不可能となることがある。
911号公報及び特開昭61−103975号公報に記
載の表面保護フイルムは、金属板(ステンレス板、アル
ミニウム板等)、ポリエステル系塗装鋼板、アクリル系
塗装鋼板に貼り付けた後の接着力亢進が激しく、剥離速
度を速くすることができず、特に加熱した場合には剥離
不可能となることがある。
【0005】特開平1−129085号公報記載の表面
保護フイルムは、金属板に貼り付けた場合は接着力亢進
することなく容易に剥がせるが、ポリエステル系塗装鋼
板、アクリル系塗装鋼板に貼り付けると加圧後に接着力
亢進し、高速で剥離することが困難である。
保護フイルムは、金属板に貼り付けた場合は接着力亢進
することなく容易に剥がせるが、ポリエステル系塗装鋼
板、アクリル系塗装鋼板に貼り付けると加圧後に接着力
亢進し、高速で剥離することが困難である。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解消し、金属
板、塗装鋼板等の被着体に貼り付けて使用後に高速剥離
することができ、且つ、剥離後の被着体表面を汚すこと
のない表面保護フイルムを提供することを目的とする。
板、塗装鋼板等の被着体に貼り付けて使用後に高速剥離
することができ、且つ、剥離後の被着体表面を汚すこと
のない表面保護フイルムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明表面保護フイルム
は、ポリオレフィン樹脂からなる基材フイルムの片面
に、一般式A−B−Aで表されるブロック共重合体及び
一般式A−Bで表されるブロック共重合体(但し、Aは
スチレン系重合体ブロック、Bはブタジエン重合体ブロ
ック、イソプレン重合体ブロック、またはそれらを水素
添加して得られるオレフィン重合体ブロックである)
と、粘着付与樹脂と、脂肪酸アミド、ポリエチレンイミ
ンアルキルカルバミドの群から選ばれた少なくとも1種
類とを含有する粘着剤層が積層されており、且つ、粘着
剤層の表面がESCA(Electron Spect
roscopy for Chemical Anal
ysis)による測定で、窒素含有率が1〜2.5at
m.%の範囲にあることを特徴とするものである。
は、ポリオレフィン樹脂からなる基材フイルムの片面
に、一般式A−B−Aで表されるブロック共重合体及び
一般式A−Bで表されるブロック共重合体(但し、Aは
スチレン系重合体ブロック、Bはブタジエン重合体ブロ
ック、イソプレン重合体ブロック、またはそれらを水素
添加して得られるオレフィン重合体ブロックである)
と、粘着付与樹脂と、脂肪酸アミド、ポリエチレンイミ
ンアルキルカルバミドの群から選ばれた少なくとも1種
類とを含有する粘着剤層が積層されており、且つ、粘着
剤層の表面がESCA(Electron Spect
roscopy for Chemical Anal
ysis)による測定で、窒素含有率が1〜2.5at
m.%の範囲にあることを特徴とするものである。
【0008】本発明で使用されるポリオレフィン系樹脂
の樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、
エチレン−αオレフィン共重合体、プロピレン−αオレ
フィン共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチル
メタクリレート共重合体、エチレン−nブチルアクリレ
ート共重合体、ポリプロピレン(ホモポリマー、ランダ
ムコポリマー、ブロックコポリマー)等が挙げられる。
又、上記のものの任意の組合せによる混合物も使用でき
る。
の樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、
エチレン−αオレフィン共重合体、プロピレン−αオレ
フィン共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチル
メタクリレート共重合体、エチレン−nブチルアクリレ
ート共重合体、ポリプロピレン(ホモポリマー、ランダ
ムコポリマー、ブロックコポリマー)等が挙げられる。
又、上記のものの任意の組合せによる混合物も使用でき
る。
【0009】粘着剤の主成分である一般式A−B−Aで
表されるブロック共重合体及び一般式A−Bで表される
ブロック共重合体(但し、Aはスチレン系重合体ブロッ
ク、Bはブタジエン重合体ブロック、イソプレン重合体
ブロック、またはそれらを水素添加して得られるオレフ
ィン重合体ブロックである)(以下「スチレン系熱可塑
性エラストマー」という)は、スチレン系重合体ブロッ
クAは平均分子量が4,000〜115,000程度の
ものが好ましく、更に8,000〜60,000程度の
ものがより好ましい。そのガラス転移温度は20℃以上
のものが好ましい。
表されるブロック共重合体及び一般式A−Bで表される
ブロック共重合体(但し、Aはスチレン系重合体ブロッ
ク、Bはブタジエン重合体ブロック、イソプレン重合体
ブロック、またはそれらを水素添加して得られるオレフ
ィン重合体ブロックである)(以下「スチレン系熱可塑
性エラストマー」という)は、スチレン系重合体ブロッ
クAは平均分子量が4,000〜115,000程度の
ものが好ましく、更に8,000〜60,000程度の
ものがより好ましい。そのガラス転移温度は20℃以上
のものが好ましい。
【0010】又、ブタジエン重合体ブロック、イソプレ
ン重合体ブロックまたはこれらを水素添加して得られる
オレフィン重合体ブロックBは、平均分子量が20,0
00〜450,000程度のものが好ましく、更に5
0,000〜300,000程度のものがより好まし
い。そのガラス転移温度は−20℃以下のものが好まし
い。
ン重合体ブロックまたはこれらを水素添加して得られる
オレフィン重合体ブロックBは、平均分子量が20,0
00〜450,000程度のものが好ましく、更に5
0,000〜300,000程度のものがより好まし
い。そのガラス転移温度は−20℃以下のものが好まし
い。
【0011】上記A成分とB成分との好ましい重量比は
A/B=2/98〜50/50であり、さらに好ましく
はA/B=5/95〜30/70である。又、一般式A
−B−Aブロック共重合体と一般式A−Bブロック共重
合体との好ましい重量比はA−B−A/A−B=100
/0〜20/80であり、さらに好ましくはA−B−A
/A−B=100/0〜50/50である。
A/B=2/98〜50/50であり、さらに好ましく
はA/B=5/95〜30/70である。又、一般式A
−B−Aブロック共重合体と一般式A−Bブロック共重
合体との好ましい重量比はA−B−A/A−B=100
/0〜20/80であり、さらに好ましくはA−B−A
/A−B=100/0〜50/50である。
【0012】本発明で使用される粘着付与樹脂は、A−
B−Aブロック共重合体及びA−Bブロック共重合体の
B成分と選択的に相溶するものであれば任意に選ばれ
る。例えば、脂肪族系石油樹脂、テルペン樹脂、クマロ
ン・インデン樹脂、芳香族系石油樹脂、ロジン樹脂、脂
環族系石油樹脂等が好適に用いられる。粘着付与樹脂の
添加量は120重量部を超えると粘着剤層の凝集力がな
くなり、被着体に糊残りするので120重量部以下とす
る。好ましくは10〜100重量部、さらに好ましくは
10〜60重量部である。
B−Aブロック共重合体及びA−Bブロック共重合体の
B成分と選択的に相溶するものであれば任意に選ばれ
る。例えば、脂肪族系石油樹脂、テルペン樹脂、クマロ
ン・インデン樹脂、芳香族系石油樹脂、ロジン樹脂、脂
環族系石油樹脂等が好適に用いられる。粘着付与樹脂の
添加量は120重量部を超えると粘着剤層の凝集力がな
くなり、被着体に糊残りするので120重量部以下とす
る。好ましくは10〜100重量部、さらに好ましくは
10〜60重量部である。
【0013】本発明で使用される脂肪酸アミドは、一般
式Cn H2n+1CONH2 (n=10〜21)、Cn H
2n-1CONH2 (n=15〜21)、Cn H2n+1CON
H(CH2 )m NHCOCn H2n+1(n=11〜21、
m=1〜8)、Cn H2n-1CONH(CH2 )m NHC
OCn H2n-1(n=11〜21、m=1〜8)で表さ
れ、例えば、ステアリルアミド(融点100℃)、オレ
イルアミド(融点73℃)、ラウリルアミド(融点86
℃)、エチレンビスステアリルアミド(融点143
℃)、N,N’−メチレンビスステアリルアミド(融点
143℃)などが挙げられる。ポリエチレンイミンアル
キルカルバミドは、一般式─〔CH2 −CH2 N(CO
NH・Cn H2n+1)l 〕x ─(n=12〜22、l=
0.5〜1.0、x=3〜90)で表され、数平均分子
量が1,000〜30,000程度のものが好ましい。
アルキル基は、ポリエチレンイミンのイミノ基に対し
0.5〜1.0当量、より好ましくは0.7〜1.0当
量結合しているものが好ましく、n=18のポリエチレ
ンイミンオクタデシルカルバミドが特に好適に使用され
る。
式Cn H2n+1CONH2 (n=10〜21)、Cn H
2n-1CONH2 (n=15〜21)、Cn H2n+1CON
H(CH2 )m NHCOCn H2n+1(n=11〜21、
m=1〜8)、Cn H2n-1CONH(CH2 )m NHC
OCn H2n-1(n=11〜21、m=1〜8)で表さ
れ、例えば、ステアリルアミド(融点100℃)、オレ
イルアミド(融点73℃)、ラウリルアミド(融点86
℃)、エチレンビスステアリルアミド(融点143
℃)、N,N’−メチレンビスステアリルアミド(融点
143℃)などが挙げられる。ポリエチレンイミンアル
キルカルバミドは、一般式─〔CH2 −CH2 N(CO
NH・Cn H2n+1)l 〕x ─(n=12〜22、l=
0.5〜1.0、x=3〜90)で表され、数平均分子
量が1,000〜30,000程度のものが好ましい。
アルキル基は、ポリエチレンイミンのイミノ基に対し
0.5〜1.0当量、より好ましくは0.7〜1.0当
量結合しているものが好ましく、n=18のポリエチレ
ンイミンオクタデシルカルバミドが特に好適に使用され
る。
【0014】ポリエチレンイミンに高級アルキル基を導
入するには、例えば、ポリエチレンイミンに過剰のアル
キルイソシアネートを加え、攪拌下に加熱して、付加反
応により容易に導入することができる。具体例として
は、ポリエチレンイミンオクタデシルカルバミド(オク
タデシル基0.75当量)があげられる。
入するには、例えば、ポリエチレンイミンに過剰のアル
キルイソシアネートを加え、攪拌下に加熱して、付加反
応により容易に導入することができる。具体例として
は、ポリエチレンイミンオクタデシルカルバミド(オク
タデシル基0.75当量)があげられる。
【0015】上記脂肪酸アミド及びポリエチレンイミン
アルキルカルバミドの窒素原子当量は、例えば、ステア
リルアミド、オレイルアミド、ラウリルアミドは1当
量、エチレンビスステアリルアミド、N,N’−メチレ
ンビスステアリルアミドは2当量、ポリエチレンイミン
オクタデシルカルバミドは主鎖のイミノ基が他のアミド
結合と化学シフトが異なるので、実質的に1当量であ
る。Electron Spectroscopy f
or ChemicalAnalysis(以下、ES
CAと略称する。)は、光源MgKα線、傾斜0°、電
圧12KV、電流15mAの測定条件が採られるが、上
記光源MgKα線を用いると、測定の深さは被測定粘着
剤層表面から約0.1μmに決まってしまうので、粘着
剤層の極表面部分の原子分布を測定できるのである。
アルキルカルバミドの窒素原子当量は、例えば、ステア
リルアミド、オレイルアミド、ラウリルアミドは1当
量、エチレンビスステアリルアミド、N,N’−メチレ
ンビスステアリルアミドは2当量、ポリエチレンイミン
オクタデシルカルバミドは主鎖のイミノ基が他のアミド
結合と化学シフトが異なるので、実質的に1当量であ
る。Electron Spectroscopy f
or ChemicalAnalysis(以下、ES
CAと略称する。)は、光源MgKα線、傾斜0°、電
圧12KV、電流15mAの測定条件が採られるが、上
記光源MgKα線を用いると、測定の深さは被測定粘着
剤層表面から約0.1μmに決まってしまうので、粘着
剤層の極表面部分の原子分布を測定できるのである。
【0016】本発明において、粘着剤層を構成する材料
は、一般式A−B−Aで表されるブロック共重合体及び
一般式A−Bで表されるブロック共重合体(但し、Aは
スチレン系重合体ブロック、Bはブタジエン重合体ブロ
ック、イソプレン重合体ブロック、またはそれらを水素
添加して得られるオレフィン重合体ブロックである)、
粘着付与樹脂は、いずれも窒素原子を含まないので、検
出される窒素原子は脂肪酸アミド及びポリエチレンイミ
ンアルキルカルバミドに由来するものである。
は、一般式A−B−Aで表されるブロック共重合体及び
一般式A−Bで表されるブロック共重合体(但し、Aは
スチレン系重合体ブロック、Bはブタジエン重合体ブロ
ック、イソプレン重合体ブロック、またはそれらを水素
添加して得られるオレフィン重合体ブロックである)、
粘着付与樹脂は、いずれも窒素原子を含まないので、検
出される窒素原子は脂肪酸アミド及びポリエチレンイミ
ンアルキルカルバミドに由来するものである。
【0017】粘着剤層のESCAによる測定で、窒素含
有率が1atm.%未満の場合、表面保護フィルムの経
時後の剥離力が増大し、特に高速剥離性が悪くなる。
又、2.5atm.%を越える場合、表面保護フィルム
の初期接着性が低下し、被着体に付着しにくくなる。
有率が1atm.%未満の場合、表面保護フィルムの経
時後の剥離力が増大し、特に高速剥離性が悪くなる。
又、2.5atm.%を越える場合、表面保護フィルム
の初期接着性が低下し、被着体に付着しにくくなる。
【0018】高速剥離性に優れるとは、高速で剥離する
際の剥離力が低速で剥離する際のそれよりも低いことを
いう。高速剥離とは、例えば、被着体から手で剥離する
ときの20〜40m/分の速度で剥離する場合をいい、
一方、低速剥離とは、例えば、JIS Z0237−8
の剥離力の測定方法で規定されている300mm/分程
度の速度で剥離する場合をいう。本発明において使用さ
れる上記粘着剤組成物には、更に必要に応じて、紫外線
吸収剤、酸化防止剤などが添加されてもよい。
際の剥離力が低速で剥離する際のそれよりも低いことを
いう。高速剥離とは、例えば、被着体から手で剥離する
ときの20〜40m/分の速度で剥離する場合をいい、
一方、低速剥離とは、例えば、JIS Z0237−8
の剥離力の測定方法で規定されている300mm/分程
度の速度で剥離する場合をいう。本発明において使用さ
れる上記粘着剤組成物には、更に必要に応じて、紫外線
吸収剤、酸化防止剤などが添加されてもよい。
【0019】本発明において、基材フイルムに粘着剤層
を積層する方法は特に限定しないが、共押出成形による
方法が製造装置及び製造工程が簡単であり、積層強度が
高く、製造能率もよいので好ましい。
を積層する方法は特に限定しないが、共押出成形による
方法が製造装置及び製造工程が簡単であり、積層強度が
高く、製造能率もよいので好ましい。
【0020】
【作用】本発明は、粘着剤層が一般式A−B−Aで表さ
れるブロック共重合体及び一般式A−Bで表されるブロ
ック共重合体(但し、Aはスチレン系重合体ブロック、
Bはブタジエン重合体ブロック、イソプレン重合体ブロ
ック、またはそれらを水素添加して得られるオレフィン
重合体ブロックである)、粘着付与樹脂、及び脂肪酸ア
ミド、ポリエチレンイミンアルキルカルバミドの群から
選ばれた少なくとも1種類とを含有する粘着剤層が積層
されており、且つ、粘着剤層の表面がESCAによる測
定で、窒素含有率が1〜2.5atm.%の範囲にある
ので、得られる表面保護フィルムは、経時後においても
高速剥離性にすぐれ、又、粘着剤層の適度の初期接着力
を維持しながら剥離性を付与することにより就中ポリエ
ステル系塗装鋼板、アクリル系塗装鋼板からなる被着体
に糊残りなく剥離できる。
れるブロック共重合体及び一般式A−Bで表されるブロ
ック共重合体(但し、Aはスチレン系重合体ブロック、
Bはブタジエン重合体ブロック、イソプレン重合体ブロ
ック、またはそれらを水素添加して得られるオレフィン
重合体ブロックである)、粘着付与樹脂、及び脂肪酸ア
ミド、ポリエチレンイミンアルキルカルバミドの群から
選ばれた少なくとも1種類とを含有する粘着剤層が積層
されており、且つ、粘着剤層の表面がESCAによる測
定で、窒素含有率が1〜2.5atm.%の範囲にある
ので、得られる表面保護フィルムは、経時後においても
高速剥離性にすぐれ、又、粘着剤層の適度の初期接着力
を維持しながら剥離性を付与することにより就中ポリエ
ステル系塗装鋼板、アクリル系塗装鋼板からなる被着体
に糊残りなく剥離できる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げて具体的に説明
する。尚、実施例において、接着力、ESCAによる窒
素含有率は以下に示す方法で試験、評価された。
する。尚、実施例において、接着力、ESCAによる窒
素含有率は以下に示す方法で試験、評価された。
【0022】1.接着力 JIS Z0237−8(粘着テ−プ・粘着シ−ト試験
方法)に準じて測定した。アクリル樹脂塗装鋼板に対す
る接着力は、表面保護フィルムをステンレス板に貼付け
て、23℃、30分経過後と、500ton/m2 で加
圧した状態で、30日経過後の接着力を測定した。猶、
アクリル樹脂塗装鋼板の表面グロスは、22%であっ
た。又、剥離速度は、300mm/分と20m/分であ
る。剥離速度20m/分の測定は、テスタ−産業社製、
高速剥離試験機TF−701を使用した。接着力の単位
は、g/25mm幅で示した。
方法)に準じて測定した。アクリル樹脂塗装鋼板に対す
る接着力は、表面保護フィルムをステンレス板に貼付け
て、23℃、30分経過後と、500ton/m2 で加
圧した状態で、30日経過後の接着力を測定した。猶、
アクリル樹脂塗装鋼板の表面グロスは、22%であっ
た。又、剥離速度は、300mm/分と20m/分であ
る。剥離速度20m/分の測定は、テスタ−産業社製、
高速剥離試験機TF−701を使用した。接着力の単位
は、g/25mm幅で示した。
【0023】2.ESCAによる窒素含有率 測定条件:光源MgKα線、傾斜0°、電圧12KV、
電流15mA 測定装置:日本電子社製、GPS−90−SX
電流15mA 測定装置:日本電子社製、GPS−90−SX
【0024】(実施例1)スチレン−ブタジエン−スチ
レンブロック共重合体(SBS)(シェル化学社製 商
品名:クレイトンG1657)100重量部、粘着付与
樹脂(荒川化学工業社製 商品名:アルコンP−10
0)20重量部、ステアリルアミド0.8重量部とから
なる粘着剤組成物を線状低密度ポリエチレン(三菱化成
社製 商品名:HY540)と2層共押出し法により押
出して、厚み60μmの線状低密度ポリエチレンに厚み
10μmの粘着剤層が積層されてなる表面保護フイルム
を得た。猶、ESCAによる窒素含有率は1.2at
m.%である。得られた表面保護フィルムの性能は表1
に示した。
レンブロック共重合体(SBS)(シェル化学社製 商
品名:クレイトンG1657)100重量部、粘着付与
樹脂(荒川化学工業社製 商品名:アルコンP−10
0)20重量部、ステアリルアミド0.8重量部とから
なる粘着剤組成物を線状低密度ポリエチレン(三菱化成
社製 商品名:HY540)と2層共押出し法により押
出して、厚み60μmの線状低密度ポリエチレンに厚み
10μmの粘着剤層が積層されてなる表面保護フイルム
を得た。猶、ESCAによる窒素含有率は1.2at
m.%である。得られた表面保護フィルムの性能は表1
に示した。
【0025】(実施例2)スチレン−ブタジエン−スチ
レンブロック共重合体(SBS)(旭化成工業社製、商
品名:タフテックH1052)100重量部、粘着付与
樹脂(ヤスハラケミカル社製、商品名:クリアロンP−
125)20重量部、ポリエチレンイミンオクタデシル
カルバミド(オクタデシル基0.75当量)1.0重量
部とからなる粘着剤組成物を高密度ポリエチレン(三菱
化成社製、商品名:HY540)と2層押出成形法によ
り、厚さ60μmの高密度ポリエチレンと厚さ10μm
の粘着剤層が積層されてなる表面保護フイルムを得た。
猶、ESCAによる窒素含有率は1.6atm.%であ
る。得られた表面保護フイルムの性能は表1に示した。
レンブロック共重合体(SBS)(旭化成工業社製、商
品名:タフテックH1052)100重量部、粘着付与
樹脂(ヤスハラケミカル社製、商品名:クリアロンP−
125)20重量部、ポリエチレンイミンオクタデシル
カルバミド(オクタデシル基0.75当量)1.0重量
部とからなる粘着剤組成物を高密度ポリエチレン(三菱
化成社製、商品名:HY540)と2層押出成形法によ
り、厚さ60μmの高密度ポリエチレンと厚さ10μm
の粘着剤層が積層されてなる表面保護フイルムを得た。
猶、ESCAによる窒素含有率は1.6atm.%であ
る。得られた表面保護フイルムの性能は表1に示した。
【0026】(実施例3)スチレン−ブタジエン−スチ
レンブロック共重合体(SBS)(クラレ社製、商品
名:セプトン2043)100重量部、粘着付与樹脂
(ト−ネックス社製、商品名:エスコレッツ5300)
20重量部、ポリエチレンイミンオクタデシルカルバミ
ド(オクタデシル基0.75当量)0.8重量部、ステ
アリルアミド0.5重量部とからなる粘着剤組成物を高
密度ポリエチレン(三菱化成社製、商品名:HY54
0)と2層押出成形法により、厚さ60μmの高密度ポ
リエチレンと厚さ10μmの粘着剤層が積層されてなる
表面保護フイルムを得た。猶、ESCAによる窒素含有
率は2.1atm.%である。得られた表面保護フイル
ムの性能は表1に示した。
レンブロック共重合体(SBS)(クラレ社製、商品
名:セプトン2043)100重量部、粘着付与樹脂
(ト−ネックス社製、商品名:エスコレッツ5300)
20重量部、ポリエチレンイミンオクタデシルカルバミ
ド(オクタデシル基0.75当量)0.8重量部、ステ
アリルアミド0.5重量部とからなる粘着剤組成物を高
密度ポリエチレン(三菱化成社製、商品名:HY54
0)と2層押出成形法により、厚さ60μmの高密度ポ
リエチレンと厚さ10μmの粘着剤層が積層されてなる
表面保護フイルムを得た。猶、ESCAによる窒素含有
率は2.1atm.%である。得られた表面保護フイル
ムの性能は表1に示した。
【0027】(比較例1)スチレン−ブタジエン−スチ
レンブロック共重合体(SBS)(旭化成工業社製、商
品名:タフテックH1052)100重量部、粘着付与
樹脂(ト−ネックス社製、商品名:エスコレッツ530
0)10重量部とからなる粘着剤組成物を高密度ポリエ
チレン(三菱化成社製、商品名:HY540)と2層押
出成形法により、厚さ60μmの高密度ポリエチレンと
厚さ10μmの粘着剤層が積層されてなる表面保護フイ
ルムを得た。猶、ESCAによる窒素含有率は0at
m.%である。得られた表面保護フイルムの性能は表1
に示した。
レンブロック共重合体(SBS)(旭化成工業社製、商
品名:タフテックH1052)100重量部、粘着付与
樹脂(ト−ネックス社製、商品名:エスコレッツ530
0)10重量部とからなる粘着剤組成物を高密度ポリエ
チレン(三菱化成社製、商品名:HY540)と2層押
出成形法により、厚さ60μmの高密度ポリエチレンと
厚さ10μmの粘着剤層が積層されてなる表面保護フイ
ルムを得た。猶、ESCAによる窒素含有率は0at
m.%である。得られた表面保護フイルムの性能は表1
に示した。
【0028】(比較例2)スチレン−ブタジエン−スチ
レンブロック共重合体(SBS)(シェル化学社製、商
品名:クレイトンG1657)100重量部、粘着付与
樹脂(ヤスハラケミカル社製、商品名:クリアロンP−
125)20重量部、ステアリルアミド3重量部とから
なる粘着剤組成物を高密度ポリエチレン(三菱化成社
製、商品名:HY540)と2層押出成形法により、厚
さ60μmの高密度ポリエチレンと厚さ10μmの粘着
剤層が積層されてなる表面保護フイルムを得た。猶、E
SCAによる窒素含有率は2.8atm.%である。得
られた表面保護フイルムの性能は表1に示した。
レンブロック共重合体(SBS)(シェル化学社製、商
品名:クレイトンG1657)100重量部、粘着付与
樹脂(ヤスハラケミカル社製、商品名:クリアロンP−
125)20重量部、ステアリルアミド3重量部とから
なる粘着剤組成物を高密度ポリエチレン(三菱化成社
製、商品名:HY540)と2層押出成形法により、厚
さ60μmの高密度ポリエチレンと厚さ10μmの粘着
剤層が積層されてなる表面保護フイルムを得た。猶、E
SCAによる窒素含有率は2.8atm.%である。得
られた表面保護フイルムの性能は表1に示した。
【0029】(比較例3)スチレン−ブタジエン−スチ
レンブロック共重合体(SBS)(クラレ社製、商品
名:セプトン2043)100重量部、粘着付与樹脂
(荒川化学工業社製商品名:アルコンP−100)20
重量部、ポリエチレンイミンオクタデシルカルバミド
(オクタデシル基0.75当量)0.05重量部、とか
らなる粘着剤組成物を高密度ポリエチレン(三菱化成社
製、商品名:HY540)と2層押出成形法により、厚
さ60μmの高密度ポリエチレンと厚さ10μmの粘着
剤層が積層されてなる表面保護フイルムを得た。猶、E
SCAによる窒素含有率は0.3atm.%である。得
られた表面保護フイルムの性能は表1に示した。
レンブロック共重合体(SBS)(クラレ社製、商品
名:セプトン2043)100重量部、粘着付与樹脂
(荒川化学工業社製商品名:アルコンP−100)20
重量部、ポリエチレンイミンオクタデシルカルバミド
(オクタデシル基0.75当量)0.05重量部、とか
らなる粘着剤組成物を高密度ポリエチレン(三菱化成社
製、商品名:HY540)と2層押出成形法により、厚
さ60μmの高密度ポリエチレンと厚さ10μmの粘着
剤層が積層されてなる表面保護フイルムを得た。猶、E
SCAによる窒素含有率は0.3atm.%である。得
られた表面保護フイルムの性能は表1に示した。
【0030】
【表1】
【0031】表1から判るように、各実施例のものは経
時後に高速剥離性を示し、使用後の剥離が容易である。
これに対して比較例のものはいずれも経時後において高
速剥離力が非常に大きく、使用後の剥離が容易でなく、
場合によってはフイルムが切れたりすることが明らかで
ある。
時後に高速剥離性を示し、使用後の剥離が容易である。
これに対して比較例のものはいずれも経時後において高
速剥離力が非常に大きく、使用後の剥離が容易でなく、
場合によってはフイルムが切れたりすることが明らかで
ある。
【0032】
【発明の効果】本発明は、粘着剤層が一般式A−B−A
で表されるブロック共重合体及び一般式A−Bで表され
るブロック共重合体(但し、Aはスチレン系重合体ブロ
ック、Bはブタジエン重合体ブロック、イソプレン重合
体ブロック、またはそれらを水素添加して得られるオレ
フィン重合体ブロックである)、粘着付与樹脂、及び脂
肪酸アミド、ポリエチレンイミンアルキルカルバミドの
群から選ばれた少なくとも1種類とを含有する粘着剤層
が積層されており、且つ、粘着剤層の表面がESCAに
よる測定で、窒素含有率が1〜2.5atm.%の範囲
にあるので、得られる表面保護フィルムは、経時後にお
いても高速剥離性にすぐれ、又、粘着剤層の適度の初期
接着力を維持しながら剥離性を付与することにより就中
ポリエステル系塗装鋼板、アクリル系塗装鋼板からなる
被着体に糊残りなく剥離できる。
で表されるブロック共重合体及び一般式A−Bで表され
るブロック共重合体(但し、Aはスチレン系重合体ブロ
ック、Bはブタジエン重合体ブロック、イソプレン重合
体ブロック、またはそれらを水素添加して得られるオレ
フィン重合体ブロックである)、粘着付与樹脂、及び脂
肪酸アミド、ポリエチレンイミンアルキルカルバミドの
群から選ばれた少なくとも1種類とを含有する粘着剤層
が積層されており、且つ、粘着剤層の表面がESCAに
よる測定で、窒素含有率が1〜2.5atm.%の範囲
にあるので、得られる表面保護フィルムは、経時後にお
いても高速剥離性にすぐれ、又、粘着剤層の適度の初期
接着力を維持しながら剥離性を付与することにより就中
ポリエステル系塗装鋼板、アクリル系塗装鋼板からなる
被着体に糊残りなく剥離できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKE JKK
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリオレフィン樹脂からなる基材フイル
ムの片面に、一般式A−B−Aで表されるブロック共重
合体及び一般式A−Bで表されるブロック共重合体(但
し、Aはスチレン系重合体ブロック、Bはブタジエン重
合体ブロック、イソプレン重合体ブロック、またはそれ
らを水素添加して得られるオレフィン重合体ブロックで
ある)と、粘着付与樹脂と、脂肪酸アミド、ポリエチレ
ンイミンアルキルカルバミドの群から選ばれた少なくと
も1種類とを含有する粘着剤層が積層されており、且
つ、粘着剤層の表面がESCA(Electron S
pectroscopy for Chemical
Analysis)による測定で、窒素含有率が1〜
2.5atm.%の範囲にあることを特徴とする表面保
護フイルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6146400A JPH0812952A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 表面保護フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6146400A JPH0812952A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 表面保護フイルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0812952A true JPH0812952A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15406852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6146400A Pending JPH0812952A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 表面保護フイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0812952A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6632872B1 (en) | 2000-09-19 | 2003-10-14 | 3M Innovative Properties Company | Adhesive compositions including self-assembling molecules, adhesives, articles, and methods |
WO2010074846A3 (en) * | 2008-12-23 | 2010-09-02 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Non-hydrogenated styrene block copolymers with improved processing and mechanical properties and methods for making same |
JP2017179370A (ja) * | 2016-03-29 | 2017-10-05 | 積水化学工業株式会社 | 粘着テープロール |
US9879160B2 (en) | 2009-10-29 | 2018-01-30 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Pressure-sensitive hot melt adhesive compositions |
KR20210142086A (ko) | 2019-03-20 | 2021-11-24 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 점착 테이프 및 점착 테이프 롤 |
KR20230088310A (ko) | 2020-10-22 | 2023-06-19 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 반사형 편광 필름용 표면 보호 필름, 및, 적층체 |
KR20240011658A (ko) | 2021-05-20 | 2024-01-26 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 표면 보호 필름 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP6146400A patent/JPH0812952A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6632872B1 (en) | 2000-09-19 | 2003-10-14 | 3M Innovative Properties Company | Adhesive compositions including self-assembling molecules, adhesives, articles, and methods |
US6743470B2 (en) | 2000-09-19 | 2004-06-01 | 3M Innovative Properties Company | Method of modifying a surface molecules, adhesives, articles, and methods |
WO2010074846A3 (en) * | 2008-12-23 | 2010-09-02 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Non-hydrogenated styrene block copolymers with improved processing and mechanical properties and methods for making same |
US9879160B2 (en) | 2009-10-29 | 2018-01-30 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Pressure-sensitive hot melt adhesive compositions |
JP2017179370A (ja) * | 2016-03-29 | 2017-10-05 | 積水化学工業株式会社 | 粘着テープロール |
KR20210142086A (ko) | 2019-03-20 | 2021-11-24 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 점착 테이프 및 점착 테이프 롤 |
KR20230088310A (ko) | 2020-10-22 | 2023-06-19 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 반사형 편광 필름용 표면 보호 필름, 및, 적층체 |
KR20240011658A (ko) | 2021-05-20 | 2024-01-26 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 표면 보호 필름 |
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