JPH08127125A - レーザ加工方法およびレーザ加工装置並びに該方法および装置により形成されたインクジェット記録ヘッド - Google Patents

レーザ加工方法およびレーザ加工装置並びに該方法および装置により形成されたインクジェット記録ヘッド

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JPH08127125A
JPH08127125A JP6267759A JP26775994A JPH08127125A JP H08127125 A JPH08127125 A JP H08127125A JP 6267759 A JP6267759 A JP 6267759A JP 26775994 A JP26775994 A JP 26775994A JP H08127125 A JPH08127125 A JP H08127125A
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laser
ink
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laser processing
mask
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JP6267759A
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Akira Goto
顕 後藤
Kazuaki Masuda
和明 益田
Shin Ishimatsu
伸 石松
Hiroshi Sugitani
博志 杉谷
Takeshi Origasa
剛 折笠
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工される所定の繰返しパターンの面積や深
さを均一にできるレーザー加工方法およびレーザ加工装
置を提供することを目的とする。 【構成】 オリフィス16の加工に際しては、1回のレ
ーザ照射で所定のパルス照射される。この照射が終る
と、ワーク15をステージ11によって1ピッチ分だけ
ステップ送りし、そこでさらにレーザ照射される。オリ
フィスプレート15の厚さと加工面上でのレーザ光の強
さとから決められた所定のパルスのレーザ照射でオリフ
ィス16を貫通する。このステップを複数回繰返すこと
により、多くの貫通したオリフィス16と、未貫通の穴
21を形成することができる。オリフィスプレート15
の両端に未貫通の穴21を設けない場合には、可動機構
をつけたマスクシャッタ17を用いて、オリフィスプレ
ート15の両端部分に対応するマスク13の穴パターン
を順次覆いながらレーザ照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定のピッチのパター
ンをレーザで加工する方法および該レーザ加工方法を実
施するためのレーザ加工装置、並びに該方法および装置
により形成したインクジェット記録ヘッドに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ発振器が加工装置の光源と
して多用されている。特に、紫外領域のパルスレーザ発
振器は、ポリマーに対して現像なしでパターニングする
アブレーションの際の光源として注目されている。この
アブレーションを利用してポリマーを加工するレーザ加
工装置、あるいはレーザ加工システムとしては、レーザ
光源部と、所定のパターンを有し、このパターンを介し
てレーザ光源部からのレーザ光をワーク側に透過させる
マスクを備えるマスク部と、レーザ光源部からのレーザ
光を投影する投影光学系と、ワーク位置を測定してワー
クを移動させる測定・移動系とを有するものが提案され
ている(特開平4−9291号公報、特開平4−339
585号公報参照)。
【0003】このようなレーザ加工装置は、主としてイ
ンクジェット記録ヘッドの吐出口の加工(特開平2−1
21842号公報、特開平2−187346号公報、特
開平3−101954号公報、特開平3−101960
号公報参照)や、インクジェット記録ヘッドのインク流
路の加工(特開平2−121845号公報参照)等、微
細な加工に用いられている。
【0004】しかしながら、このようなインクジェット
記録ヘッド部品などのワークに対して、オリフィスやイ
ンク流路などの微細な構造をレーザ加工装置を用いて加
工する場合、レーザ光の強度分布が問題となる。
【0005】この問題を解決するため、たとえば特開平
4−9291号では、ハエノ目レンズ数個を用いたマス
クのケラー照明によってレーザ光源からのレーザ光の強
度分布の均一化を図っている。
【0006】しかしながら、数個程度のハエノ目レンズ
を用いただけでは、レーザ光の強度分布を真に均一化す
ることができない。このレーザー加工装置を用いて36
0dpiで70個のオリフィスを一挙に加工した場合、
オリフィス面積は標的950μm2 に対して±100μ
m2 のばらつきが出てしまう。さらに、このレーザ加工
装置を用いて360dpiで70個のインク流路溝を一
挙に加工した場合、インク流路溝の深さは標的50μm
に対して±5μmものばらつきがでてしまう。このよう
なオリフィス面積やインク流路溝の深さのばらつきは、
オリフィスやインク流路溝を分割して加工する場合、た
とえばA4ページサイズ210mm幅の記録ヘッドの約
2980本のオリフィスやインク流路を64本ずつ47
回に分けて加工する場合には、深刻な問題となる。すな
わち、約64本ごとにオリフィス面積の小さいところや
インク流路高さの低いところが存在するため、印字した
時に約64本ごとの濃度むらとなって表われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ット記録ヘッドのオリフィスやインク流路溝などのよう
に所定の繰返しパターンを加工するレーザ加工方法およ
びレーザ加工装置において、加工される所定の繰返しパ
ターンの面積や深さを均一にできるレーザー加工方法お
よびレーザ加工装置を提供することを目的とする。
【0008】また、このようなレーザ加工装置で加工さ
れることにより、オリフィス面積が均一で印字品位が優
れたインクジェット記録ヘッドを提供することを目的と
する。
【0009】さらに、このようなレーザ加工装置で加工
されることにより、インク流路溝の深さが一定で印字品
位が優れたインクジェット記録ヘッドを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、レーザ発振器を光源とし、
マスクを通して所定の繰返しパターンをワークに形成す
るレーザ加工方法において、前記ワークを、所定の繰返
しパターンのピッチPの整数n倍(n≧1)であるnP
ずつステップ送りして加工することを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、レーザ発振器を光
源とし、マスクを通して所定の繰返しパターンをワーク
に形成するレーザ加工方法において、前記マスクのパタ
ーンの少なくとも一部を、前記ワーク上に形成されるべ
き所定の繰返しパターンのピッチPを投影倍率βで割っ
た値P/βの整数n倍(n≧2)であるnP/β倍と
し、かつ、前記ワークを、所定の繰返しパターンのピッ
チPずつステップ送りして加工することを特徴とする。
【0012】ここで、請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載のレーザ加工方法において、前記レーザ発
振器は、パルスレーザ発振器であってもよい。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載のレ
ーザ加工方法において、前記パルスレーザ発振器は、紫
外領域の波長の光を出力するレーザ発振器であるエキシ
マレーザ、YAGレーザの4次高調波、窒素ガスレーザ
およびYAGレーザの基本波と2次高調波とのミキシン
グ光であってもよい。
【0014】請求項5記載の発明は、インクを吐出する
ために利用されるエネルギを発生するエネルギ発生素子
を有する基板と、該基板に接合された板部材とを有し、
該板部材は、インクを吐出する吐出口と、該吐出口へ供
給されるインクを一時的に保持するインク液室と、前記
エネルギ発生素子を通って前記吐出口と前記インク液室
とが連通するインク流路を構成するインク流路溝とを有
するインクジェット記録ヘッドにおいて、前記吐出口あ
るいは前記インク流路溝のうち少なくとも一方は請求項
1〜4のいずれかに記載のレーザ加工方法によって形成
されたものであることを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、レーザ光源と、パ
ターンを有しこのパターンを介して前記レーザ光源から
のレーザ光をワーク側に透過するマスクを備えるマスク
部と、前記ワークを移動可能に保持する可動機構部とを
含むレーザ加工装置において、前記可動機構部は、前記
ワークを所定のピッチでステップ送りすることが可能で
あることを特徴とする。
【0016】ここで、請求項7記載の発明は、請求項6
記載のレーザ加工装置において、前記マスク部は、前記
可動機構部のステップ送りに対応して前記マスクのパタ
ーンを順次覆うことが可能なシャッタ機構を有してもよ
い。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項6または7
に記載のレーザ加工装置において、前記レーザ光源は、
パルスレーザであってもよい。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項8記載のレ
ーザ加工装置において、前記レーザ光源からのパルスレ
ーザは、紫外領域の波長の光を出力するレーザであるエ
キシマレーザ、YAGレーザの4次高調波、窒素ガスレ
ーザおよびYAGレーザの基本波と2次高調波とのミキ
シング光であってもよい。
【0019】請求項10記載の発明は、インクを吐出す
るために利用されるエネルギを発生するエネルギ発生素
子を有する基板と、該基板に接合された板部材とを有
し、該板部材は、インクを吐出する吐出口と、該吐出口
へ供給されるインクを一時的に保持するインク液室と、
前記エネルギ発生素子を通って前記吐出口と前記インク
液室とが連通するインク流路を構成するインク流路溝と
を有するインクジェット記録ヘッドにおいて、前記吐出
口あるいは前記インク流路溝のうち少なくとも一方は請
求項6〜9のいずれかに記載のレーザ加工装置によって
形成されたものであることを特徴とする。
【0020】請求項11記載の発明は、請求項10記載
のインクジェット記録ヘッドにおいて、前記エネルギ発
生素子は、インクを吐出するために利用される熱エネル
ギを発生させるための電気熱変換体であってもよい。
【0021】請求項12記載の発明は、請求項11記載
のインクジェット記録ヘッドにおいて、前記電気熱変換
体は、印加される熱エネルギにより、インクに生じる膜
沸騰を利用して前記吐出口よりインクを吐出させるもの
であってもよい。
【0022】
【作用】本発明のレーザ加工方法およびレーザ加工装置
では、マスク上でのレーザ光の強度分布にかかわらず、
均一な断面積のオリフィスあるいは均一な深さのインク
流路溝を形成することができる。特に、1つの記録ヘッ
ドで所定幅(記録装置が記録できる最大記録媒体の幅)
に対応した長さに印字できる、いわゆる長尺記録ヘッド
において、均一な断面積のオリフィスあるいは均一な深
さのインク流路溝を形成することができる。
【0023】また、均一な断面積のオリフィスあるいは
均一な深さのインク流路溝を形成することにより、印字
品位が優れたインクジェット記録ヘッドを提供すること
ができる。
【0024】さらに、長尺記録ヘッドのオリフィス加工
あるいはインク流路溝加工に際し、記録ヘッドの全幅に
対するマスクおよび光学系を用意する必要がなく、装置
コストの低減を図ることができる。
【0025】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明の実施例を
詳細に説明する。
【0026】(実施例1)図1は、本発明のレーザ加工
装置の一実施例を示す概略構成図である。同図におい
て、1はレーザ発振器、2はレーザ発振器1から発振さ
れたレーザビーム、3はレーザ光2のエネルギをモニタ
するためにレーザ光の一部を反射させるビームスプリッ
タ、4はビームスプリッタ3で反射した光のエネルギを
モニタするためのパワーディテクタ、5aおよび5bは
いずれもレーザ光2と後述の加工系における光軸Aを同
軸に調整するための一対の45°全反射ミラー、6は後
述の加工系が設けられた装置フレームである。上記45
°全反射ミラー5aおよび5bも、装置フレーム6上に
設けられてもよい。装置フレーム6上には、光学系8
と、ワークWの位置を観察・測定するための観察・測定
系9と、マスクパターンを有するマスク部10と、ワー
クWを例えば光軸Aに直交する面に沿って平行移動させ
るためのワークステーション11とが設置されている。
観察・測定系9により観察され、測定されて得られたワ
ーク位置データ、およびパワーディテクタ4により検出
されたレーザ光のパワーのデータは情報処理・制御系に
フィードバックされる。
【0027】本実施例においては、ビームスプリッタ3
として合成石英の平行平面板を用い、表面反射のみでレ
ーザ光2の一部を分解する。光学系8としては、ビーム
整形光学系とケラー照明光学系を8aに配し、投影光学
系8bによりマスク10の像をワークWの加工面に結像
させる。なお、投影光学系8bにはマスク10の耐久性
を考慮し、縮小光学系を用いるとよい。本実施例におい
ては、1/4倍縮小の投影光学系を用いた。
【0028】光軸Aに対するワークWの向きを調整する
ために、ワークステーション11は適宜な調整手段を具
備するとよい。例えば5軸について自由度を持つステー
ジの組合せでワークステーション11を構成してもよ
い。なお、回転調整のための中心をワークWの加工中心
に合わせる構成にすることで調整手段の制御を簡素化す
ることができる。
【0029】ワークステーション11上でのワークWの
位置決めのために、上記ワークWをワークステーション
11に取付ける治具として、ステーション11上に配置
したワークWにつき当てる複数の基準ピンが具備されて
いるとよい。また、上記治具上に、上記つき当て構成の
ほかに、エア吸引などによるクランプ機構を設け、この
クランプ機構をオートハンドと一体化し、ステーション
11へのワークWの自動供給を可能にするとよい。ま
た、ワークWを複数個同時にステーション11にセット
することで、とりおき時間を短縮するようにしてもよ
い。ただし、この場合には、調整手段の回転方向の1軸
については、これをワークWの中心に位置できないの
で、測定の時と、ワークWの移動の時とで、基準値の変
換を行なう必要があろう。
【0030】ワークステーション11上でのワークWの
加工位置の観察・測定系9は、対物レンズ(図示略)
と、鏡筒9aと、鏡筒9aに組込まれた落射照明光源9
bと、鏡筒9aに接続されたCCDカメラセンサー9c
とを含む一対の測定器および光軸A上に配置される2面
のミラー9dとから構成されている。
【0031】上記一対の測定器は、光軸Aを挟んで配置
されており、この測定器およびミラー9dは、投影光学
系8bとワークステーション11との間に配置されてい
る。ミラー9dは、測定時にのみ光軸Aに配され、レー
ザ照射時には光軸Aから後退することができる。本実施
例では、エアシリンダー機構によりミラー9dの進出・
後退を制御した。
【0032】上記測定系9による測定結果は、情報処理
・制御系7にもたらされる。まず、画像処理系7aにも
たらされ、信号処理の結果を制御系7bに与える。制御
系7bでは上記測定結果に基いて、ワークWの移動距離
を算出し、ワークステーション11におけるステージ移
動を移動手段7cで行なわせる。そして、測定系9の値
が一定値になれば上記移動手段7cによる位置調整を終
了し、ミラー9dを後退させ、レーザ発振器1に対して
レーザビーム7の発光を行なわせる信号を一定時間ある
いは一定パルス数与える。
【0033】なお、パワーディテクタ4からのビームパ
ワー情報は制御系7bにフィードバックされ、インター
フェース7dを介してレーザ発振器1に与える出力の調
整が行なわれる。
【0034】本発明において用いられるレーザ光源とし
ては、高出力のレーザ発振器であれば(YAGレーザや
CO2 レーザ、エキシマレーザ、N2 レーザなどがこれ
に当る)いずれも適用できる。しかしながら、本実施例
では、ワークWとしてポリサルフォン樹脂を用いるた
め、後に述べる理由により、エキシマレーザを光源とし
て選択した。
【0035】本発明において用いられるエキシマレーザ
は、紫外光を発振できるレーザであり、高強度のエネル
ギを出力でき、単色性に優れ、指向性がよく、短パルス
発振ができるだけでなく、レンズで集光することにより
エネルギ密度を大きくできる利点がある。すなわち、エ
キシマレーザ発振器は希ガスとハロゲンの混合気体を放
電励起することで、短パルス(15〜35ns)の紫外
光を発振でき、Kr−F,Xe−Cl、Ar−Fレーザ
などがよく用いられる。これらの発振エネルギは数10
0mJ/パルス、パルスの繰返し周波数30〜1000
Hzである。このように、高輝度の短パルス紫外光をポ
リマー樹脂の表面に照射すると、照射部分が瞬間的にプ
ラズマ発光と衝撃音を伴って分解、飛散する。所謂“A
BLATIVE PHOTODECOMPOSITIO
N(APD)”過程を生じ、これによってポリマー樹脂
の加工ができるのである。これは、他のレーザ、例えば
赤外線であるCO2 レーザによる孔明けの場合と、明ら
かな差を生じる。例えば、ポリイミド(以下、PIとい
う)フィルムにエキシマレーザ(KrFレーザ)を用い
てレーザ光を照射すると、PIフィルムの光吸収波長が
UV領域にあるため、きれいな孔を明けることができる
が、UV領域にない従来のYAGレーザでは孔のエッジ
が荒れ、CO2 レーザでは孔の周囲にクレータができる
からである。
【0036】本実施例では、数種類あるエキシマレーザ
のうち、KrFエキシマレーザを用いた。
【0037】図2は、本発明のレーザ加工方法の一実施
例を説明するための概略断面図であり、図1で示したレ
ーザ加工装置を用いてインクジェット記録ヘッドのオリ
フィスを加工する様子を示したものである。同図におい
て、12はレーザビーム、13はオリフィスのパターン
14が設けられたマスク、8bは投影光学系、15はイ
ンクジェット記録ヘッドのオリフィスプレート、16は
インクジェット記録ヘッドのオリフィス、17はマスク
シャッタである。マスク13としては、光源であるKr
−Fエキシマレーザの光を良く透過する合成石英板に、
所望のオリフィス寸法およびオリフィスピッチP(本実
施例ではP=0.071mm)の4倍のパターン14を
3パターンだけ、Crのリフトオフによるパターニング
にて形成した。マスク13の3つのパターン14を透過
したレーザ光は、テレセントリックな投影光学系8bに
よってオリフィスプレート15に投影される。オリフィ
スプレート15は、5軸の自由度を持つオートステーシ
ョン11上にセットされる。オリフィスプレート15と
しては、耐インク性に優れたポリサルフォン、ポリフェ
ニレンオキサイド、ポリエーテルサルフォン、ポリエー
テルエチルケトンなどを用いるとよい。本実施例では、
詳細に後述するが、オリフィスプレート15をポリサル
フォンの射出成型によって形成した。オリフィス16の
加工に際しては、1回のレーザ照射で200Hzで0.
5s間、すなわち100パルス照射される。この照射が
終ると、ワーク15はステージ11によって1ピッチ
分、すなわちP=0.071mmだけステップ送りさ
れ、そこでさらに200Hzで0.5s間レーザ照射さ
れる。本実施例で用いたオリフィスプレート15の厚さ
は約0.040mm、加工面上でのレーザ光の強さが約
1J/cm2 ・パルスであり、この場合には、約300
パルスのレーザ照射でオリフィス16を貫通することが
できる。
【0038】以上のステップを72回繰返すことによ
り、70ヶの貫通したオリフィス(吐出口)16と、両
端に2ヶずつの未貫通の穴21が形成される。
【0039】オリフィスプレート15の両端に未貫通の
穴21を設けない場合には、可動機構をつけたマスクシ
ャッタ17を用いて、オリフィスプレート15の両端部
分に対応するマスク13の穴パターンを順次覆っていけ
ばよい。
【0040】以上の方法で形成したオリフィス16の面
積は、標的950μm2 に対して5%以内のばらつきに
納まった。
【0041】図3は、本発明のレーザ加工方法の加工対
象であるワーク22としての流路溝付天板の構成を示す
概略斜視図である。同図において15はオリフィスプレ
ート、16は貫通したオリフィス、18はインク吐出の
ためのエネルギ発生素子が形成された基板と接合するこ
とによりインク流路が完成されるところの流路溝部、1
9はマスクを透過したレーザビーム、20はインク吐出
のためのエネルギ発生素子が形成された基板と接合する
ことにより完成する共通液室、21は未貫通の穴、11
はステージである。
【0042】本実施例では、オリフィスプレート15、
流路溝部18、共通液室20をポリサルフォンで一体成
型したものを用いた。また、レーザ光19は流路溝部1
8側からオリフィスプレート15に照射した。また、こ
の際、レーザ光19が流路溝部18に蹴られるのを防ぐ
ため、多少傾きをつけると良い。本実施例では流路溝部
18の底面となるべき面に対して約10°傾けた。ま
た、本実施例で用いたワーク22には、70ヶの貫通し
たオリフィス16と両端2ヶずつの未貫通の穴21とが
加工されたが、実際の印字に用いられるのは貫通した7
0ヶのオリフィス16であり、両端2ヶずつの未貫通の
穴21は製品上障害とはならない。
【0043】本実施例では、マスクに3つのオリフィス
のパターンがパターニングされているものを用いたが、
生産性をさらに向上させるために、もっと多くのオリフ
ィスパターンがパターニングされたマスクを用いてもよ
い。また、もちろん、1つのオリフィスパターンだけが
パターニングされたマスクを用いてもよい。
【0044】(実施例2)図4は、本発明のレーザ加工
方法の他の実施例を説明するための概略断面図であり、
図1で示したレーザ加工装置を用いてインクジェット記
録ヘッドのオリフィスを加工する様子を示したものであ
る。同図において、図1〜図3と同一の構成要素には同
一符号を付し、その部分の説明を省略する。マスク13
には、光源であるKrFエキシマレーザの光を良く透過
する合成石英板に、所望のオリフィス寸法の4倍のパタ
ーン14を3パターンだけ、Crのリフトオフによるパ
ターニングにて形成したものである。本実施例では、マ
スク13のパターン14すべてをオリフィスピッチP
(本実施例ではP=0.071mm)の4倍の間隔4P
にパターニングせず、パターン14の一部はその2倍で
ある8Pの間隔にパターニングした。実施例1と同様
に、ポリサルフォンの射出成型にて形成したオリフィス
プレート15にオリフィス16を加工する際には、1回
のレーザ照射で200Hzで0.5s間、すなわち10
0パルス照射される。この照射が終ると、ワーク15は
ステージ11によって1ピッチ分、すなわちP=0.0
71mmだけステップ送りされ、そこでさらに200H
zで0.5s間レーザ照射される。本実施例で用いたオ
リフィスプレート15の厚さは約0.040mm、加工
面上でのレーザビームの強さが約1J/cm2 ・パルス
であり、この場合は約300パルスのレーザ照射でオリ
フィス16を貫通することができる。
【0045】以上のステップを73回繰返すことによ
り、70ヶの貫通したオリフィス16と、両端に3ヶず
つの未貫通の穴が形成される。オリフィスプレート15
の両端に未貫通の穴21を設けない場合には、可動機構
をつけたマスクシャッタ17を用いて、オリフィスプレ
ート15の両端部分に対応するマスク13の穴パターン
を順次覆っていけばよい。
【0046】以上の方法で形成したオリフィス16の面
積は、標的950μm2 に対して5%以内のばらつきに
納まった。
【0047】また、本実施例では、マスクに3つのオリ
フィスパターンがパターニングされているものを用いた
が、生産性をさらに向上させるために、もっと多くのオ
リフィスパターンがパターニングされたものを用いても
よい。さらに、本実施例では、マスクのオリフィスパタ
ーンの一部のピッチを、ワーク上のオリフィスピッチP
を投影倍率1/4で割った値4Pではなく、その2倍の
8Pとしたが、整数n(n>2)倍である4nPであれ
ばいくつでもかまわない。また、マスクのオリフィスパ
ターンのすべてについて、ワーク上のオリフィスピッチ
Pを投影倍率1/4で割った値4Pの整数n(n>2)
倍である4nPでステップ送りしてもよい。
【0048】(実施例3)図5は、本発明のレーザ加工
方法のさらに他の実施例を説明するための概略断面図で
あり、図1で示したレーザ加工装置を用いてインクジェ
ット記録ヘッドのオリフィスを加工する様子を示したも
のである。同図において、図1〜図4と同一の構成要素
には同一符号を付し、その部分の説明を省略する。マス
ク13には、光源であるKrFエキシマレーザの光を良
く透過する合成石英板に、所望のオリフィス寸法および
オリフィスピッチP(本実施例ではP=0.0705m
m)の4倍のパターン14を70パターンだけ、Crの
リフトオフによるパターニングにて形成したものであ
る。実施例1および2と同様に、ポリサルフォンの射出
成型にて形成したオリフィスプレート15にオリフィス
16を加工する際には、1回のレーザ照射で200Hz
で0.5s間、すなわち100パルス照射される。この
照射が終ると、ワーク15はステージ11によって2ピ
ッチ分、すなわち2P=0.142mmだけステップ送
りされ、そこでさらに200Hzで0.5s間レーザ照
射される。本実施例で用いたオリフィスプレート15の
厚さは約0.040mm、加工面上でのレーザ光の強さ
が約1J/cm2 ・パルスであり、この場合は約300
パルスのレーザ照射でオリフィス16を貫通することが
できる。
【0049】以上のステップを75回繰返すことによ
り、70ヶの貫通したオリフィス16と、両端に4ヶず
つの未貫通の穴が形成される。オリフィスプレート15
の両端に未貫通の穴21を設けない場合には、可動機構
をつけたマスクシャッタ17を用いて、オリフィスプレ
ート15の両端部分に対応するマスク13の穴パターン
を順次覆っていけばよい。
【0050】以上の方法で形成したオリフィス16の面
積は、標的950μm2 に対して7%以内のばらつきに
納った。
【0051】また、本実施例では、オリフィスプレート
15をオリフィスピッチPの2倍ずつ移動させたが、整
数n(n>1)倍nPであればいくつでもかまわない。
また、本実施例では、70ヶの貫通したオリフィスの加
工にとどまったが、ステージ11のストロークが許せば
さらに多くのオリフィスを加工することが可能であり、
特に、P=0.071mmのオリフィスを持つページ巾
プリンタのインクジェット記録ヘッドのように約300
0ヶのオリフィスを有する場合には、オリフィス面積を
全ページ巾にわたって均一にすることができ、極めて有
用である。
【0052】(実施例4)上記実施例1〜3では、イン
クジェット記録ヘッドのオリフィス加工を例にとって本
発明を説明してきたが、本実施例では、インクジェット
記録ヘッドのインク流路加工の実施例について説明す
る。
【0053】図3に示した流路溝付天板22における流
路溝の形成に、流路溝18は実施例1〜3におけるオリ
フィス加工の手法を用い、エキシマレーザで加工するこ
とができる。実施例1で用いた手法により、インク流路
溝に対応したパターンのマスクを用いてP=0.071
mm、70ヶのインク流路溝の加工を行ったところ、イ
ンク流路溝の深さのばらつきは、標的50μmに対して
5%以内のばらつきに納った。また、本実施例では、7
0ヶのインク流路溝の加工にとどまったが、ステージ1
1のストロークが許せばさらに多くのインク流路溝を加
工することが可能である。特に、P=0.071mmの
オリフィスを持つページ巾プリンタのインクジェット記
録ヘッドのように約3000ヶのインク流路溝を有する
場合には、インク流路溝の深さを全ページ巾にわたって
均一にすることができ、有用である。
【0054】上記実施例1〜4では、インクジェット記
録ヘッドのオリフィスおよびインク流路溝の加工を例に
とり本発明の優れた効果を説明してきたが、本発明はそ
の他の所定の繰返しパターンをワークにレーザ加工する
際にも有効である。
【0055】なお、上記インクジェット記録ヘッドは、
インクジェット記録方式の中でも、特にバブルジェット
方式の記録ヘッドに採用されている。そして、上記バブ
ルジェット方式の記録装置の代表的な構成および原理
は、例えば米国特許第4723129号、同第4740
796号明細書等に開示されており、いわゆる、オンデ
マンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能で
ある。この方式は、例えばオンデマンド型をあげて説明
すると、液体(インク)が保持されているシートや液路
(インク流路)に対して電気熱変換体を配設し、この電
気熱変換体に駆動信号に応じた熱エネルギを発生させ、
記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を起こし、結果的に上記
駆動信号に一体一で対応した気泡を液体(インク)内に
形成し、この気泡の成長、収縮で吐出口より液体(イン
ク)を液滴の形で吐出させるのである。ここで与えられ
る駆動信号は、米国特許第4463359号、同第43
45262号明細書に開示されているようなパルス信号
が望ましい。また、上記熱作用面の温度上昇率について
は米国特許第4313124号明細書に開示された条件
が採用されるとよい。
【0056】上記インクジェット記録ヘッドの構成は、
上述した各明細書に記載されているような吐出口(オリ
フィス)、直線状または直角な液路(インク流路)、電
気熱変換体の組合せで成るが、この他にも、熱作用部が
屈曲する領域に配置されている、例えば米国特許第45
58333号、同第4459600号明細書に開示され
ている構成であってもよい。
【0057】さらには、上記インクジェット記録ヘッド
の構成は複数の電気熱変換体に対して、共通するスリッ
トを電気熱変換体の吐出部とする構成、例えば特開昭5
9−138461号公報に記載の構成、あるいは熱エネ
ルギの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応した構成、
例えば特開昭59−138461号公報に記載の構成で
あってもよい。なお、上述した明細書に記載のインクジ
ェット記録ヘッドは、複数の記録ヘッドを組み合せて所
定幅に対応できる長さを確保しているが、1つの記録ヘ
ッドで所定幅(記録装置が記録できる最大記録媒体の
幅)に対応した長さに構成してもよい。
【0058】また、上記インクジェット記録ヘッドの構
成は、装置本体に装着されることで電気的(電気熱変換
体のため)な接続ができ、またインクの供給をうける交
換可能なチップタイプあるいは記録ヘッド自体に設けら
れるカートリッジタイプとしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークを所定の繰り返しパターンのピッチの整数倍ずつ
ステップ送りしながら、このワークにレーザ光照射を施
すようにしたので、マスク上でのレーザ光の強度分布に
かかわらず、均一な断面積のオリフィスあるいは均一な
深さのインク流路溝を形成することができる。特に、1
つの記録ヘッドで所定幅(記録装置が記録できる最大記
録媒体の幅)に対応した長さに印字できる、いわゆる長
尺記録ヘッドにおいて、均一な断面積のオリフィスある
いは均一な深さのインク流路溝を形成することができ
る。
【0060】また、均一な断面積のオリフィスあるいは
均一な深さのインク流路溝を形成することにより、印字
品位が優れたインクジェット記録ヘッドを提供すること
ができる。
【0061】また、本発明によれば、インクジェット記
録ヘッドのオリフィスおよびインク流路溝の加工に限ら
ず、他の所定の繰返しパターンをワークにレーザ加工す
る際に有効である。
【0062】さらに、本発明によれば、加工されるべき
ワークの全領域に対応するマスクおよび光学系を用意す
る必要がないため装置コストの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ加工装置の一実施例を説明する
ための概略構成図である。
【図2】本発明のレーザ加工方法の一実施例を説明する
ための概略断面図である。
【図3】本発明のレーザ加工方法の加工対象であるワー
クの構成を示す概略斜視図である。
【図4】本発明のレーザ加工方法の他の実施例を説明す
るための概略断面図である。
【図5】本発明のレーザ加工方法のさらに他の実施例を
説明する概略断面図である。
【符号の説明】
1 レーザ発振器 2 レーザ光 3 ビームスプリッタ 4 パワーディテクタ 5 45°全反射ミラー 6 装置フレーム 7 情報処理・制御系 7a 画像処理系 7b 制御系 7c 移動手段 7d インタフェース 8 光学系 8a ビーム整形光学系およびケラー照明光学系 8b 投影光学系 9 観察・測定系 9a 鏡筒 9b 落射照明光源 9c CCDカメラセンサ 9d ミラー 10 マスク部 11 ワークステーション 11a 治具 12 レーザ光 13 マスク部 14 マスクに設けられたオリフィスのパターン 15 インクジェット記録ヘッドのオリフィスプレート
(ワーク) 16 オリフィス 17 マスクシャッタ 18 インク流路溝 19 マスク通過後のレーザビーム 20 インクジェット記録ヘッドの共通液室 21 未貫通穴 22 ワーク(インクジェット記録ヘッドの流路溝付天
板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/05 (72)発明者 杉谷 博志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 折笠 剛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器を光源とし、マスクを通し
    て所定の繰返しパターンをワークに形成するレーザ加工
    方法において、 前記ワークを、所定の繰返しパターンのピッチPの整数
    n倍(n≧1)であるnPずつステップ送りして加工す
    ることを特徴とするレーザ加工方法。
  2. 【請求項2】 レーザ発振器を光源とし、マスクを通し
    て所定の繰返しパターンをワークに形成するレーザ加工
    方法において、 前記マスクのパターンの少なくとも一部を、前記ワーク
    上に形成されるべき所定の繰返しパターンのピッチPを
    投影倍率βで割った値P/βの整数n倍(n≧2)であ
    るnP/β倍とし、かつ、前記ワークを、所定の繰返し
    パターンのピッチPずつステップ送りして加工すること
    を特徴とするレーザ加工方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のレーザ加工方法
    において、前記レーザ発振器は、パルスレーザ発振器で
    あることを特徴とするレーザ加工方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のレーザ加工方法におい
    て、前記パルスレーザ発振器は、紫外領域の波長の光を
    出力するレーザ発振器であるエキシマレーザ、YAGレ
    ーザの4次高調波、窒素ガスレーザおよびYAGレーザ
    の基本波と2次高調波とのミキシング光であることを特
    徴とするレーザ加工方法。
  5. 【請求項5】 インクを吐出するために利用されるエネ
    ルギを発生するエネルギ発生素子を有する基板と、該基
    板に接合された板部材とを有し、該板部材は、インクを
    吐出する吐出口と、該吐出口へ供給されるインクを一時
    的に保持するインク液室と、前記エネルギ発生素子を通
    って前記吐出口と前記インク液室とが連通するインク流
    路を構成するインク流路溝とを有するインクジェット記
    録ヘッドにおいて、 前記吐出口あるいは前記インク流路溝のうち少なくとも
    一方は請求項1〜4のいずれかに記載のレーザ加工方法
    によって形成されたものであることを特徴とするインク
    ジェット記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 レーザ光源と、パターンを有しこのパタ
    ーンを介して前記レーザ光源からのレーザ光をワーク側
    に透過するマスクを備えるマスク部と、前記ワークを移
    動可能に保持する可動機構部とを含むレーザ加工装置に
    おいて、 前記可動機構部は、前記ワークを所定のピッチでステッ
    プ送りすることが可能であることを特徴とするレーザ加
    工装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のレーザ加工装置におい
    て、前記マスク部は、前記可動機構部のステップ送りに
    対応して前記マスクのパターンを順次覆うことが可能な
    シャッタ機構を有することを特徴とするレーザ加工装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載のレーザ加工装
    置において、前記レーザ光源は、パルスレーザであるこ
    とを特徴とするレーザ加工装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のレーザ加工装置におい
    て、前記レーザ光源からのパルスレーザは、紫外領域の
    波長の光を出力するレーザであるエキシマレーザ、YA
    Gレーザの4次高調波、窒素ガスレーザおよびYAGレ
    ーザの基本波と2次高調波とのミキシング光であること
    を特徴とするレーザ加工装置。
  10. 【請求項10】 インクを吐出するために利用されるエ
    ネルギを発生するエネルギ発生素子を有する基板と、該
    基板に接合された板部材とを有し、該板部材は、インク
    を吐出する吐出口と、該吐出口へ供給されるインクを一
    時的に保持するインク液室と、前記エネルギ発生素子を
    通って前記吐出口と前記インク液室とが連通するインク
    流路を構成するインク流路溝とを有するインクジェット
    記録ヘッドにおいて、 前記吐出口あるいは前記インク流路溝のうち少なくとも
    一方は請求項6〜9のいずれかに記載のレーザ加工装置
    によって形成されたものであることを特徴とするインク
    ジェット記録ヘッド。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のインクジェット記録
    ヘッドにおいて、前記エネルギ発生素子は、インクを吐
    出するために利用される熱エネルギを発生させるための
    電気熱変換体であることを特徴とするインクジェット記
    録ヘッド。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のインクジェット記録
    ヘッドにおいて、前記電気熱変換体は、印加される熱エ
    ネルギにより、インクに生じる膜沸騰を利用して前記吐
    出口よりインクを吐出させるものであることを特徴とす
    るインクジェット記録ヘッド。
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