JPH08126952A - 自動加工ロボット - Google Patents

自動加工ロボット

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Publication number
JPH08126952A
JPH08126952A JP26402994A JP26402994A JPH08126952A JP H08126952 A JPH08126952 A JP H08126952A JP 26402994 A JP26402994 A JP 26402994A JP 26402994 A JP26402994 A JP 26402994A JP H08126952 A JPH08126952 A JP H08126952A
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JP
Japan
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shaft member
engaged
tool
drive unit
engaging
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26402994A
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English (en)
Inventor
Akihiro Ando
昭宏 安藤
Motoi Okada
基 岡田
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP26402994A priority Critical patent/JPH08126952A/ja
Publication of JPH08126952A publication Critical patent/JPH08126952A/ja
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定側の駆動ユニットに対し、工具ユニット
を、ショックを受けることなく結合させる。 【構成】 砥石用モータ5の出力軸部材21に、スライ
ド軸部材24をスプリング部材25を介して突出付勢し
て設ける。工具ユニット13の交換等のために、スライ
ド軸部材24の先端部に設けた係合ピン部材26の係合
ピン2aと、工具ユニット13の回転軸部材41に設け
係合ピン部材26の係合ピン26aと係脱可能な被係合
部材42の凹部42aとの係合する際、係合ピン部材2
6と被係合部材42との衝突によるショックをスプリン
グ部材25が吸収緩和する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工具ユニット及び駆動
ユニットを有する加工装置をロボットアームの先端部に
備え、該加工装置の駆動ユニットがロボットアームの先
端部に取付固定され、上記駆動ユニットに対して工具ユ
ニットが交換可能に結合されている自動加工ロボットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばグラインダ装置のように、グライ
ンダ及び駆動手段を有する加工装置をロボットアームの
先端部に装着して、ワークを自動的に研削加工するもの
が知られている。
【0003】ところが、そのような装置では、グライン
ダの砥石の摩滅等によりグラインダを交換する必要が生
じた場合には加工装置全体を交換する必要があり、加工
装置全体を交換するのであれば、電気的配線やエア配管
等も考慮しなければならず、構造が複雑になるという傾
向がある。
【0004】そこで、筐体内で回転自在に軸支されたシ
ャフトの先端に、第1ギヤーカップリングを固設したロ
ボット側ユニットと、一端に第2ギヤーカップリングを
固設し、他端を工具取付面とした回転部材を固定部材内
に軸支した工具側ユニットとを係脱自在として、工具側
ユニットのみ交換可能とし、そのようなものにおいて、
前記筐体の外側に前記第1ギヤーカップリングを中心と
して相対する一対のクランクピン及びこのクランクピン
を出没させるシリンダを設け、前記固定部材の外周には
前記第1ギヤーカップリングと第2ギヤーカップリング
とを係合させたとき、前記クランクピンを受入れて固定
部材を固定する複数のピン孔を設けると共に、前記第1
及び第2ギヤーカップリングはそれぞれ少なくとも3枚
以上の歯を有し、その歯先を曲面に形成したものが提案
されている(例えば実開平1−114247号公報参
照)。
【0005】ところで、そのようなものにおいては、ロ
ボット側ユニットと工具側ユニットとを接続する際に第
1ギヤカップリングと第2ギヤカップリングとが自動的
に係合し、同時にシリンダを作動させることによりロボ
ット側ユニットのクランクピンが工具側ユニットの固定
部材に嵌合して一体化され、動力は、ロボット側ユニッ
トの駆動手段から、第1ギヤカップリング及び第2ギヤ
カップリングを介して工具側ユニットの工具に伝達され
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
ものにおいては、動力を伝達するための第1及び第2ギ
ヤカップリングの係合が単純な機械的な係合であるた
め、それらが自動的に係合する際、係合しやすいように
ギヤーカップリングの歯先を曲面としてはいるものの、
係合時のギヤカップリング同士の衝突によりショックを
生ずる。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、工具の交換等の際、固定側である駆動ユニットに対
し、工具ユニットを、ショックを生ずることなく、簡単
に結合することができる自動加工ロボットを提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、工具ユニット
及び駆動ユニットを有する加工装置をロボットアームの
先端部に備え、該加工装置の駆動ユニットがロボットア
ームの先端部に取付固定され、上記駆動ユニットに対し
て工具ユニットが交換可能に結合手段を介して結合され
ている自動加工ロボットを前提とする。
【0009】請求項1に係る発明は、上記工具ユニット
が、回転軸部材を有する工具を備える一方、上記駆動ユ
ニットが、出力軸部材を有する駆動手段と、該出力軸部
材に対しスライド可能に設けられたスライド軸部材と、
該スライド軸部材と出力軸部材との間に介装され、該ス
ライド軸部材を出力軸部材に対して突出する方向に常時
付勢するスプリング部材とを備え、上記回転軸部材又は
スライド軸部材のうちの一方の軸部材に係合部材が設け
られると共に、上記回転軸部材又はスライド軸部材のう
ちの他方の軸部材に、上記係合部材が係脱可能に係合さ
れる被係合部材が設けられている構成とする。
【0010】また、請求項2に係る発明は、係合部材
は、複数の係合ピンが放射状に突設された係合ピン部材
であり、被係合部材は、上記係合ピン部材が係脱可能に
係合する複数の凹部が円周上に配設されてなり、該各凹
部が、各係合ピン部材を該各凹部の底部に案内する傾斜
ガイド面を有する。
【0011】請求項3に係る発明は、係合部材と被係合
部材とは、駆動ユニットの出力軸部材を微速回転させつ
つ、駆動ユニット側の係合部材又は被係合部材を、工具
ユニット側の被係合部材又は係合部材に向けて係合する
べく構成されている。
【0012】請求項4に係る発明は、駆動ユニットには
モータが設けられ、該モータにその回転速度を可変とす
る速度変更手段が連係されている。
【0013】請求項5に係る発明は、上記工具ユニット
が、回転軸部材を有する工具を備える一方、上記駆動ユ
ニットが、2つの出力軸部材を有する駆動手段と、該各
出力軸部材に対向して配設され、工具ユニットが着脱可
能に接続される中継軸部材と、いずれか一方の出力軸部
材のみを、それに対向する中継軸部材に着脱可能に接続
する動力断接手段と、該中継軸部材に対しスライド可能
に設けられたスライド軸部材と、該スライド軸部材と中
継軸部材との間に介装され、該スライド軸部材を中継軸
部材に対して突出する方向に常時付勢するスプリング部
材とを備え、上記回転軸部材又はスライド軸部材のうち
の一方の軸部材に係合部材が設けられると共に、上記回
転軸部材又はスライド軸部材の他方の軸部材に、上記係
合部材が係脱可能に係合される被係合部材が設けられて
いる。
【0014】
【作用】請求項1に係る発明によれば、工具の交換等の
際には、スライド軸部材と工具ユニットのうちの一方の
軸部材に設けられた係合部材と、他方の軸部材に設けら
れ該係合部材と係脱可能に係合する被係合部材とが係脱
可能に係合され、それと略同時に駆動ユニットに対し工
具ユニットが結合手段を介して結合して一体化される。
そして、係合部材と被係合部材との係合関係を通じて動
力が伝達される。また、その係合部材と被係合部材との
係合の際には、駆動手段の出力軸部材とスライド軸部材
との間に、該スライド軸部材を出力軸部材に対して突出
する方向に常時付勢するスプリング部材が設けられてい
ることから、係合部材と被係合部材との衝突によるショ
ックはスプリング部材によって吸収緩和される。
【0015】請求項2に係る発明によれば、係合部材で
ある係合ピン部材の係合ピンが、被係合部材の凹部の底
部に、傾斜ガイド面によって案内され、係合ピン部材と
被係合部材との係合が円滑に行われる。
【0016】請求項3に係る発明によれば、係合部材と
被係合部材とは、駆動ユニットにより出力軸部材を微速
回転させつつ、スライド軸部材側の係合部材又は被係合
部材が、工具ユニット側の被係合部材又は係合部材に向
けて係合されるので、最初係合部材と被係合部材との係
合がうまく行われなくても、上記微速回転によりその状
態が変化せしめられ、両部材の係合が行われることとな
る。
【0017】請求項4に係る発明によれば、駆動ユニッ
トのモータに速度変更手段が連係され、例えば工具ユニ
ットの工具の種類、用途等に応じて、モータの回転速度
が自由に変更される。
【0018】請求項5に係る発明によれば、駆動手段の
各出力軸部材に対向して、工具ユニットが着脱可能に接
続される中継軸部材が配設され、いずれか一方の出力軸
部材が動力断接手段によって選択されて、いずれか一方
の中継軸部材に着脱可能に接続されるように構成され、
二種類の工具ユニットが選択的に使用される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0020】概略構成を示す図1において、1は被研削
材2上の溶接ビード3を研削する自動研削加工ロボット
で、ロボットアーム1aの先端部に、砥石4(工具)を
有する工具ユニット13及び砥石用モータ5(駆動手
段)を有する駆動ユニット19を備える研削加工装置6
を備える。
【0021】上記研削加工装置6は、断面コ字形状の枠
体7に対しレール8及びねじ棒用モータ9によって回転
駆動されるねじ棒10が平行に配設されている。ねじ棒
10には、断面L字形状の工具保持アーム11が移動可
能に螺合され、該工具保持アーム11の一端部にレール
8にスライド可能に係合するスライダ12が固設されて
いる。工具保持アーム11の他端部には、中空の支持部
材14を介して駆動ユニット19が取付けられ、該駆動
ユニット19に対し工具ユニット13が着脱可能に結合
されている。
【0022】上記ねじ棒用モータ9にはそれの回転位置
を検出するエンコーダ15が付設され、砥石用モータ5
には、それの負荷トルクを、モータ5を流れる電流値と
して検出するための電流センサ16が連係されている
(図6参照)。
【0023】17は交換用工具保管スタンドで、自動研
削加工ロボット1の作動領域内に配設されており、それ
の回転テーブル18の複数の保管部18a,…うちの少
なくとも1つを残して、交換用の砥石ユニット13が着
脱可能に保管されている。そして、ロボット1の駆動を
制御して、上記残されていた保管部18aに使用済みで
砥石4が摩耗した砥石ユニット13を着脱可能に保管す
る一方、新しい砥石ユニット13を別の保管部18aか
ら取り出して駆動ユニット19に着脱可能に結合させる
ことで、工具ユニット13を交換できるようになってい
る。
【0024】駆動ユニット19は、図2及び図3に詳細
を示すように、ロボットアーム1a側即ち工具保持アー
ム11に中空の支持部材14を介して取付固定されてい
る。砥石用モータ5のモータ回転軸であり中心孔21a
を有する出力軸部材21には、軸受部材22が取付具2
3,23によって取付固定され、該軸受部材22にスラ
イド軸部材24が軸線方向に移動可能にスプライン嵌合
している。即ち、軸受部材22が、スプライン形状の中
心孔22aを有する軸部22bとそれの一端に連設され
たフランジ部22cとからなり、該軸部22bが出力軸
部材21の中心孔21aに嵌挿され、フランジ部22c
に取付具23,23を適用して軸受部材22が出力軸部
材21に取付固定されるようになっている。また、スラ
イド軸部材24は外周部にスプライン溝が形成され、該
スライド軸部材24が軸受部材22の中心孔22aにス
プライン嵌合されるようになっている。
【0025】出力軸部材21とスライド軸部材24との
間にはスプリング部材25が縮装され、スライド軸部材
24が、出力軸部材21(軸受部材22)に対して突出
する方向に常時付勢されるように構成されている。
【0026】上記スライド軸部材24は、本体部26a
の下端部に放射状に複数の係合ピン26b,…が突設さ
れた係合部材としての係合ピン部材26が固着されてい
る(図4参照)。スライド軸部材24の外側には、該ス
ライド軸部材24を覆うように円筒状の筒状部27aを
有するソケット部材27のフランジ部27bが支持部材
14に取付具28,28にて取付固定されている。ソケ
ット部材27の筒状部27aの下端部には、各係合ピン
26bに対応した位置関係で該筒状部27aを貫通する
筒状のねじ部材29,…がロックナット30,…により
取付固定されている。ねじ部材29の中心孔29aの出
口付近には、図5に示すように、ボール部材31が装設
され、該ボール部材31は、中止孔29a内に縮装され
たスプリング部材32によって突出方向に常時付勢さ
れ、脱落することなく一部のみ突出している。
【0027】尚、駆動ユニット19の出力軸部材21に
は、モータ冷却用のファン33が取付けられ、支持部材
14には換気のため開孔14a,…が形成されている。
【0028】一方、工具ユニット13は、砥石4の回転
軸部材41を有し、該回転軸部材41は、砥石4に結合
され上端部に被係合部材42を有する内軸43と、該内
軸43の外側にベアリング部材44を介して回転可能に
配設された外軸45とからなる。被係合部材42は、上
記係合ピン部材26の係合ピン26b,…と係合する凹
部42a,…を円周上に複数個設けた有底円筒状部材で
あり、該各凹部42aは、係合ピン26b,…を該凹部
42aの底部42bに案内する傾斜ガイド面42c,4
2cによって逆三角状の溝形状に形成されている(図4
参照)。
【0029】また、外軸45の外周面上側には係合凹部
45a,…が周方向にボール部材31,…が設けられて
いる位置に対応して形成され、スライド軸部材24(駆
動ユニット19の出力軸部材21)の係合ピン部材26
の係合ピン26b,…が被係合部材42の凹部42a,
…の底部42b,…に係脱可能に係合したとき、ボール
部材31,…が外軸45の係合凹部45a,…に係脱可
能に係合し、結果として、スライド軸部材24(駆動ユ
ニット19の出力軸部材21)に対して工具ユニット1
3が着脱自在に取付けられることになる。このようにし
て、駆動ユニット19に工具ユニット13を着脱可能に
結合する結合手段が構成されている。
【0030】51は自動研削加工ロボット1の作動を制
御する制御装置で、図6に示すように、砥石用モータ
5、該モータ5に流れる電流を検出する電流センサ1
6、ねじ棒用モータ9及びそれに付設されたエンコーダ
15を有する押付け制御部52、ロボット1の作動を制
御するロボット制御手段53、回転テーブル用モータ5
4及びそれに付設されたエンコーダ55を有する工具保
管制御部56のほか、砥石用モータ5の回転速度を可変
とするための速度変更手段57が連係されている。尚、
58はバスラインである。
【0031】そして、係合ピン部材26と被係合部材4
2とは、それらの係合時に、速度変更手段57により砥
石用モータ5の回転速度を制御して、出力軸部材21
(係合ピン部材26)を微速回転させつつ、駆動ユニッ
ト19側の係合ピン部材26の係合ピン26b,…を、
工具ユニット13側の被係合部材42の凹部42a,…
の底部42b,…に向けて係合するべく構成されてい
る。
【0032】上記のように構成すれば、砥石4の摩耗等
による工具ユニット13の交換のために、出力軸部材2
1(係合ピン部材26)を微速回転させつつ、スライド
軸部材24の先端部に設けれた係合ピン部材26の係合
ピン26b,…と、工具ユニット13の回転軸部材41
(内軸部材43)に設けられた被係合部材42の凹部4
2a,…とを係脱可能に係合させると、それと略同時に
ボール部材31,…が外軸45の係合凹部45a,…に
係脱可能に係合し、結果として、スライド軸部材24
(駆動ユニット19の出力軸部材21)に対して工具ユ
ニット13が着脱自在に取付けられる。
【0033】その際、駆動ユニット19の出力軸部材2
1には、スライド軸部材24がスプリング部材25を介
して取付けられ、該スプリング部材25によってスライ
ド軸部材24が出力軸部材21(軸受部材22)より突
出するように常時付勢されているので、スプリング部材
25のスプリング力によって、係合ピン部材26の係合
ピン26b,…と被係合部材42の凹部42a,…との
係合による衝突に起因するショックが緩和される。
【0034】また、その係合ピン部材26と被係合部材
42との係合の際、係合ピン部材26の係合ピン26
b,…が被係合部材42の凹部42a,…の傾斜ガイド
面42c,42c,…によって案内されて、被係合部材
42の凹部42a,…の底部42b,…にスムーズに移
動せしめられる。それと同時に、ボール部材31,…が
外軸部材45の係合凹部45a,…に速やかに係脱可能
に係合し、工具ユニット13を出力軸部材21に着脱可
能に係止(結合)することになる。
【0035】さらに、速度変更手段57によって砥石用
モータ5を微速回転させて出力軸部材21を微速回転さ
せつつ、スライド軸部材24側の係合ピン部材26の係
合ピン26a,…が工具ユニット13の回転軸部材41
側の被係合部材42の凹部42a,…に向けて係合させ
るようにしているので、最初係合ピン部材26の係合ピ
ン26b,…と被係合部材42の凹部42a,…との円
周方向相対位置がずれていて、それらの係合がうまく行
かなくても、回転によりその状態が徐々に変化して、結
果として両部材26,42が係合することとなる。
【0036】また、砥石用モ−タ5の回転速度を速度変
更手段57によって可変としているため、砥石用モータ
5の回転速度を自由に変更することができ、砥石の径に
応じて回転速度を変更したり、被研削材の材質等に応じ
て回転速度を変更したりすることもできる。
【0037】上述した実施例では、工具ユニットとして
は、1種類の工具ユニットのみを用いる自動加工ロボッ
トに適用したものであるが、異なる種類の工具ユニット
を用いる自動加工ロボットに対しても適用することがで
きる。尚、その場合には、工具ユニット(工具)の種類
に応じて、速度変更手段57により工具の回転速度を変
更することができる。
【0038】即ち、例えば図7及び図8に示すように、
工具保持アーム61の他端部に設けられる中空の支持部
材62内に、2つの出力軸部材63,64を有する工具
用モータ65(駆動手段)が配設され、該モータ65よ
り突設されたスライダ66がレール67にスライド可能
に係合している。また、支持部材62には、各出力軸部
材63,64に対向して、中継軸部材68,69が配設
されている。このようにして、駆動ユニット19Aが構
成されている。
【0039】そして、上記各出力軸部材63,64は係
合部材63a,64aを、中継軸部材68,69は該係
合部材63a,64aに着脱可能に係合する被係合部材
68a,69aをそれぞれ備えており、モータ65に連
結手段70を介して連結された伸縮アクチュエータ71
(動力断接手段)によって、モータ65をスライド移動
させ、出力軸部材63,64を中継軸部材68,69に
選択的に接続させるようになっている。
【0040】従って、モータ65のいずれか一方の出力
軸部材63,64を、伸縮アクチュエータ71を作動さ
せることによっていずれか一方の中継軸部材68,69
に選択的に接続すれば、選択された側の、砥石4を有す
る工具ユニット13又は研磨ブラシ72を有する別の工
具ユニット73の使用が可能となり、二種類の工具ユニ
ット13,73を必要に応じて選択的に使用することが
できる。尚、74は工具保管部で、工具ユニット13,
73を保管する保管部75a,…を有する回転テーブル
75がモータ76によって必要に応じて回転駆動される
ようになっている。
【0041】尚、この場合は、軸受部材22は、前述し
た実施例の出力軸部材(砥石用モータ5の出力軸部材2
1)に代えて、中継軸部材68(又は69)に取付固定
される(図9参照)。
【0042】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、上記のように、
駆動手段の出力軸部材にスライド軸部材をスプリング部
材を介して取付け、スライド軸部材と工具ユニットの回
転軸部材とのうちの一方の軸部材に係合部材を、他方の
軸部材に係合部材と係脱可能に係合する被係合部材をそ
れぞれ設けるようにしたので、工具ユニットの交換等の
ために係合部材と被係合部材とを係合させる際、係合部
材と被係合部材との係合時における衝突によるショック
を緩和することができる。
【0043】請求項2に係る発明は、係合ピン部材の係
合ピンが係合する被係合部材の凹部に、底部に案内する
傾斜ガイド面を設けているので、該傾斜ガイド面よっ
て、係合ピン部材の各係合ピンを被係合部材の各凹部の
底部にスムーズに案内することができる。
【0044】請求項3に係る発明は、駆動ユニットのモ
ータにより出力軸部材を微速回転させつつ、駆動ユニッ
ト側の係合部材又は被係合部材を、工具ユニット側の被
係合部材又は係合部材に向けて接続するようにしている
ので、最初係合部材と被係合部材との接続がうまく行か
なくても、回転によりその状態を変化させて、簡単に接
続させることができる。
【0045】請求項4に係る発明は、駆動ユニットのモ
ータに速度変更手段を連係しているので、モータの回転
速度を自由に変更することができ、また、砥石の大き
さ、工具の種類に応じて回転速度を変更することができ
る。
【0046】請求項5に係る発明は、駆動ユニットの各
出力軸部材に対向して、工具ユニットが着脱可能に接続
される中継軸部材を配設し、いずれか一方の出力軸部材
を、動力断接手段によっていずれか一方の中継軸部材に
選択的に接続するようにしているので、二種類の工具ユ
ニットを必要に応じて選択的に使用することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動研削加工ロボットの概略構成図である。
【図2】工具ユニットの交換部分の分離した状態の断面
図である。
【図3】工具ユニットの交換部分の結合した状態の断面
図である。
【図4】係合ピン部材と被係合部材との関係の説明図で
ある。
【図5】ソケット部材の要部拡大図である。
【図6】制御系の説明図である。
【図7】他の実施例についての図1と同様の図である。
【図8】加工部を反転した状態の図である。
【図9】2つの工具ユニットについての交換部分の分離
した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 自動加工ロボット 1a ロボットアーム 4 砥石 5 砥石用モータ 6 研削加工装置 11 工具保持アーム 13 工具ユニット 19,19A 駆動ユニット 21 出力軸部材 24 スライド軸部材 25 スプリング部材 26 係合ピン部材 26b 係合ピン 57 速度変更手段 41 回転軸部材 42 被係合部材 42a 凹部 42b 底部 42c 傾斜ガイド面 61 工具保持アーム 65 工具用モータ 63,64 出力軸部材 68,69 中継軸部材 71 伸縮アクチュエータ(動力断接手段) 73 工具ユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具ユニット及び駆動ユニットを有する
    加工装置をロボットアームの先端部に備え、該加工装置
    の駆動ユニットがロボットアームの先端部に取付固定さ
    れ、上記駆動ユニットに対して工具ユニットが交換可能
    に結合手段を介して結合されている自動加工ロボットで
    あって、上記工具ユニットが、回転軸部材を有する工具
    を備える一方、上記駆動ユニットが、 出力軸部材を有する駆動手段と、 該出力軸部材に対しスライド可能に設けられたスライド
    軸部材と、 該スライド軸部材と出力軸部材との間に介装され、該ス
    ライド軸部材を出力軸部材に対して突出する方向に常時
    付勢するスプリング部材とを備え、 上記回転軸部材又はスライド軸部材のうちの一方の軸部
    材に係合部材が設けられると共に、 上記回転軸部材又はスライド軸部材のうちの他方の軸部
    材に、上記係合部材が係脱可能に係合される被係合部材
    が設けられていることを特徴とする自動加工ロボット。
  2. 【請求項2】 係合部材は、複数の係合ピンが放射状に
    突設された係合ピン部材であり、 被係合部材は、上記係合ピン部材が係脱可能に係合する
    複数の凹部が円周上に配設されてなり、該各凹部が、各
    係合ピン部材を該各凹部の底部に案内する傾斜ガイド面
    を有するところの請求項1記載の自動加工ロボット。
  3. 【請求項3】 係合部材と被係合部材とは、駆動ユニッ
    トの出力軸部材を微速回転させつつ、駆動ユニット側の
    係合部材又は被係合部材を、工具ユニット側の被係合部
    材又は係合部材に向けて係合するべく構成されていると
    ころの請求項1又は請求項2記載の自動加工ロボット。
  4. 【請求項4】 駆動ユニットにはモータが設けられ、該
    モータにその回転速度を可変とする速度変更手段が連係
    されているところの請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の自動加工ロボット。
  5. 【請求項5】 工具ユニット及び駆動ユニットを有する
    加工装置をロボットアームの先端部に備え、該加工装置
    の駆動ユニットがロボットアームの先端部に取付固定さ
    れ、上記駆動ユニットに対して工具ユニットが交換可能
    に結合手段を介して結合されている自動加工ロボットで
    あって、上記工具ユニットが、回転軸部材を有する工具
    を備える一方、上記駆動ユニットが、 2つの出力軸部材を有する駆動手段と、 該各出力軸部材に対向して配設され、工具ユニットが着
    脱可能に接続される中継軸部材と、 いずれか一方の出力軸部材のみを、それに対向する中継
    軸部材に着脱可能に接続する動力断接手段と、 該中継軸部材に対しスライド可能に設けられたスライド
    軸部材と、 該スライド軸部材と中継軸部材との間に介装され、該ス
    ライド軸部材を中継軸部材に対して突出する方向に常時
    付勢するスプリング部材とを備え、 上記回転軸部材又はスライド軸部材のうちの一方の軸部
    材に係合部材が設けられると共に、 上記回転軸部材又はスライド軸部材の他方の軸部材に、
    上記係合部材が係脱可能に係合される被係合部材が設け
    られていることを特徴とする自動加工ロボット。
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