JPH08126276A - 磁石発電機の固定子 - Google Patents

磁石発電機の固定子

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JPH08126276A
JPH08126276A JP26378094A JP26378094A JPH08126276A JP H08126276 A JPH08126276 A JP H08126276A JP 26378094 A JP26378094 A JP 26378094A JP 26378094 A JP26378094 A JP 26378094A JP H08126276 A JPH08126276 A JP H08126276A
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JP
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stator
vibration
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Aritsune Kato
有恒 加藤
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性の高い磁石発電機の固定子を提供す
る。 【構成】 複数の永久磁石を環状に配した回転子の内部
に固定される固定子1は、コイル41の形成された複数
の極部43を有するコア40と、一端をコア40の基体
部42に固定されたクリップ10とからなる。コイル4
1の引出線は結線部においてワイヤ34と接続され、ワ
イヤ34はクリップ10の環状部12内に保持される。
クリップ10のコア40への取付前、クリップ10のコ
ア取付面からコア側上端11までの距離はコア40のク
リップ取付面からつば部20の先端の凹部22までの距
離よりも短いため、ビス18によりクリップ10をコア
40に締付けると、クリップ10の弾性力によって凹部
22にクリップ10のコア側上端11が押圧される。こ
のため、エンジン振動などによるクリップ10の振動が
防止され、クリップ10の破損および結線部における断
線を防いで固定子の耐久性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁石発電機の固定子に
関し、例えば二輪自動車などに搭載される磁石発電機の
固定子に関する。
【0002】
【従来の技術】二輪自動車などに搭載される磁石発電機
として、起電力を発生するためのコイルが巻装された複
数の極部を有する固定子と、複数個の永久磁石が環状に
配置されて界磁極を形成し固定子の周囲で回転される回
転子とからなり、回転子の回転に伴って各極部のコイル
が界磁極の磁界を相対的に横切ることにより発電するよ
うに構成されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような磁石発電機
に使用される固定子として、固定子に一端が固定された
クリップによってコイルから引出された導線を保持する
ものがある。しかし、図7に示すように、従来のクリッ
プ110は一本のビス118によってコア140の側面
に片持ち固定されているため、図8に示すようにエンジ
ンから受ける振動などによりクリップ110の上端11
1が大きく振動する。このため、金属疲労などによりク
リップ110が折損する怖れがある。また、クリップ1
10の振動にともないコイルの引出線とワイヤ134と
の結線部が振動するため、結線部において断線が発生す
る怖れがあるという問題があった。
【0004】本発明は、クリップの振動を防止して固定
子の耐久性を向上させた磁石発電機の固定子を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1記載の磁石発電機の固定子は、
基体部および、つば部を有する複数の極部を有するコア
と、前記極部に巻装されたコイルと、前記コイルから引
出される導線と、前記導線を保持するとともに、一端が
前記基体部に固定され、他端が前記つば部に弾性押圧さ
れるクリップとを備える。
【0006】また、本発明の請求項2記載の磁石発電機
の固定子は、請求項1記載の磁石発電機の固定子であっ
て、前記つば部に設けられた凹部に前記クリップの他端
が押圧されていることを特徴とする。また、本発明の請
求項3記載の磁石発電機の固定子は、請求項1または2
記載の磁石発電機の固定子であって、前記クリップの前
記コアへの取付面と前記クリップの前記コア側上端との
距離H1は、前記コアの前記クリップ取付面から前記つ
ば部の前記クリップの他端が押圧される位置までの距離
H2よりも短いことを特徴とする。
【0007】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1記載の磁石
発電機の固定子によると、クリップの一端をコアの基体
部に固定するとともにクリップの他端がコアのつば部に
押圧されているため、クリップの振動を防止することが
できる。このため、クリップの振動によるクリップの破
損や導線の断線を防いで固定子の耐久性を向上させるこ
とが可能である。
【0008】また、本発明の請求項2記載の磁石発電機
の固定子によると、クリップの他端がつば部の凹部に押
圧されているため、クリップのコアへの固定位置を軸と
してクリップが回転移動することが防止される。このた
め、クリップの取付精度が向上するという効果がある。
また、本発明の請求項3記載の磁石発電機の固定子によ
ると、距離H1<H2であるため、コアにクリップを固
定した状態でクリップの有する弾性力によってつば部に
クリップが押圧される。このため、部品点数および工程
を増加させることなくクリップの振動を防いで固定子の
耐久性を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例)本発明の第1実施例を図1〜図4に示
す。図2に示すように、固定子1は、複数個の永久磁石
が環状に配置された図示しない回転子の内部に固定され
ており、コア40とクリップ10とからなる。二枚のエ
ンドプレート45、46の間に複数枚の鋼板を積層して
形成されるコア40は、略円環状の基体部42と、基体
部42の外周にほぼ等間隔に設けられ基体部42から径
外方向へ放射状に延びる複数の極部43とを有する。コ
ア40には絶縁コーティングが施され、この絶縁コーテ
ィングの上から夫々の極部43に巻線が巻装されてコイ
ル41を形成している。発電機の動作時、固定子1の周
囲で図示しない回転子が回転すると、固定子1の各コイ
ル41が回転子の永久磁石によって形成される界磁極の
磁界を相対的に横切ることにより発電が行なわれる。
【0010】各コイル41から引出された引出線31、
32、33はスリーブ36の一方の端部から挿入され、
ハンダ付けによりスリーブ36の他方の端部から挿入さ
れたワイヤ34と電気的に結合される。結線部30およ
びワイヤ34はチューブ35により一つに束ねられてい
る。チューブ35は結線部30付近でクリップ10に挟
まれ、このクリップ10がビス18によりコア40の基
体部42に取付けられている。
【0011】図1に示すように、エンドプレート45、
46は、各極部43の外周端部からコア40の軸方向外
側に直角に延びるつば部19、20を有する。クリップ
10の取付位置の極部43に設けられるつば部20は、
他のつば部19に比べてつばの長さが長く、つば部20
の先端には凹部22が設けられている。クリップ10は
横断面クランク状の弾性体であり、チューブ35を挟み
込む環状部12と、クリップ10をコア40に取付ける
ためのビス穴を有する係止部14と、環状部12と係止
部14とを接続し係止部14に対してほぼ直角に延びる
連結部13とからなる。ここで、図3に示すように、ク
リップ10をコア40に取付ける前の状態では、略長円
状の環状部12の長手方向と連結部13の延びる方向と
の成す角度αは直角よりも小さい。また、係止部14の
コア40への取付面と環状部12のコア側上端との距離
H1は、コア40のクリップ取付面からつば部20の凹
部22までの距離H2よりも短い。このため、ビス18
の締付けによりコア40にクリップ10を取付けると、
凹部22によってクリップ60の角度αが押し広げら
れ、図4に示すようにクリップ10の有する弾性力によ
りクリップ10のコア側上端11が凹部22に対して押
圧された状態で嵌合する。
【0012】本発明の第1実施例によると、弾性力によ
りクリップ10のコア側上端11が凹部22に対して押
圧されているため、エンジン振動などによってクリップ
10が図1に示す左右方向に振動することを防止する。
これにより、結線部30の振動による断線およびクリッ
プ10の破損を防ぐ効果がある。また、クリップ10が
つば部20の凹部22に嵌合しているため、クリップ1
0がビス18の周りに回転移動することを防止し、クリ
ップ10の取付精度が向上する。このように、本発明の
第1実施例によると、部品点数および工程を増やすこと
なく、簡単な方法で固定子の本来の機能ならびに耐久性
を向上させることが可能である。
【0013】なお、本発明の第1実施例においては、つ
ば部20の凹部22にクリップ10が押圧されている
が、本発明としては、クリップのコア側上端の一部に凹
みを形成し、この凹みがつば部の先端に設けられた凸部
に嵌合するように押圧してもよい。これにより、第1実
施例と同様にクリップがビスの周りに回転移動すること
を防ぐ効果が得られる。
【0014】(第2実施例)本発明の第2実施例を図5
(a)、(b)および図6に示す。この第2実施例は、
第1実施例のクリップにおいて、環状部の長手方向と連
結部の延びる方向とのなす角度を変更した例である。図
6に示すように、クリップ60は横断面クランク状の弾
性体であり、チューブ85を挟み込む環状部62と、ク
リップ60をコア90に取付けるためのビス穴を有する
係止部64と、環状部62と係止部64とを接続し係止
部64に対してほぼ直角に延びる連結部63とからな
る。図5に示すように、本発明の第2実施例において
は、クリップ60をコア90に取付ける前の状態では略
長円状の環状部62の長手方向と連結部63の延びる方
向との成す角度βは直角である。また、つば部70の先
端71は直線状であって凹部は設けられておらず、係止
部64のコア90への取付面と環状部62のコア側上端
との距離H1は、コア90のクリップ取付面からつば部
70の先端71までの距離H2よりも短い。ビス68の
締付けによりコア90にクリップ60を取付けると、つ
ば部70の先端71により角度βが押し広げられて直角
より大きくなり、図6に示すように、クリップ60の有
する弾性力によってクリップ60のコア側上端61がつ
ば部70の先端71に対して押圧された状態で嵌合す
る。この他の部分の構造は、第1実施例と同様である。
【0015】本発明の第2実施例によると、弾性力によ
りクリップ60のコア側上端61がつば部70の先端7
1に対して押圧されているため、エンジン振動などによ
ってクリップ60が図6に示す左右方向に振動すること
を防止する。これにより、第1実施例と同様に、結線部
の振動による断線およびクリップ60の破損を防ぐ効果
がある。また、クリップ60は弾性力によってつば部7
0に対して押圧されているため、つば部の先端に凹部を
設けなくてもクリップ60がビス68の周りに回転移動
することをある程度防止するため、クリップ60の取付
精度が向上する。このように、本発明の第2実施例によ
ると、第1実施例と同様に、部品点数および工程を増や
すことなく、簡単な方法で固定子の本来の機能ならびに
耐久性を向上させることが可能である。
【0016】なお、本発明の第1および第2実施例にお
いては、極部が基体部から外径方向へ放射状に延びる形
状のコアを有する固定子を用いたが、極部が基体部から
内径方向に延びる形状のコアを有する固定子に対しても
本発明を適用して同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による固定子を示すもの
で、図2のI−I線断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による固定子を示す平面図
である。
【図3】(a)、(b)は本発明の第1実施例による固
定子の各要部を示す分解断面図である。
【図4】図2のIV方向矢視図である。
【図5】(a)、(b)は本発明の第2実施例による固
定子の要部を示す分解断面図である。
【図6】本発明の第2実施例による固定子を示す断面図
である。
【図7】従来の固定子を示す断面図である。
【図8】従来の固定子のクリップが振動している状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 固定子 10 クリップ 11 コア側上端 12 環状部 13 連結部 14 係止部 18 ビス 19、20 つば部 22 凹部 30 結線部 31、32、33 引出線(導線) 34 ワイヤ(導線) 35 チューブ 36 スリーブ 40 コア 41 コイル 42 基体部 43 極部 45、46 エンドプレート 60 クリップ 61 コア側上端 70 つば部 71 先端 90 コア 110 クリップ 134 ワイヤ(導線) 140 コア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体部および、つば部を有する複数の極
    部を有するコアと、 前記極部に巻装されたコイルと、 前記コイルから引出される導線と、 前記導線を保持するとともに、一端が前記基体部に固定
    され、他端が前記つば部に弾性押圧されるクリップとを
    備えたことを特徴とする磁石発電機の固定子。
  2. 【請求項2】 前記つば部に設けられた凹部に前記クリ
    ップの他端が押圧されていることを特徴とする請求項1
    記載の磁石発電機の固定子。
  3. 【請求項3】 前記クリップの前記コアへの取付面と前
    記クリップの前記コア側上端との距離H1は、前記コア
    の前記クリップ取付面から前記つば部の前記クリップの
    他端が押圧される位置までの距離H2よりも短いことを
    特徴とする請求項1または2記載の磁石発電機の固定
    子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7615899B2 (en) 2005-12-13 2009-11-10 Mitsubishi Electric Corporation Magneto generator with arrangements for lead wires of three-phase windings

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7615899B2 (en) 2005-12-13 2009-11-10 Mitsubishi Electric Corporation Magneto generator with arrangements for lead wires of three-phase windings
US7902702B2 (en) 2005-12-13 2011-03-08 Mitsubishi Electric Corporation Magneto generator
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