JPH08126147A - 被覆電線の先端部処理方法 - Google Patents

被覆電線の先端部処理方法

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JPH08126147A
JPH08126147A JP6263330A JP26333094A JPH08126147A JP H08126147 A JPH08126147 A JP H08126147A JP 6263330 A JP6263330 A JP 6263330A JP 26333094 A JP26333094 A JP 26333094A JP H08126147 A JPH08126147 A JP H08126147A
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JP
Japan
Prior art keywords
tip
core wire
electric wire
cut
covered electric
Prior art date
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Pending
Application number
JP6263330A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Tanaka
博美 田中
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AMP Japan Ltd
Original Assignee
AMP Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by AMP Japan Ltd filed Critical AMP Japan Ltd
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  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 心線を剥き出しにした際に、撚り合わされた
複数の単線がばらけて心線の先端が広がることを抑制し
ながら被覆電線の先端部の処理を行えるようにする。 【構成】 1対のグリップ11により把持された被覆電線
1の被覆体3に、2枚の切断刃12,13により切れ目を入
れる。次に、2枚の切断刃12,13を被覆電線1の先端方
向へ移動させることにより、被覆体3の上記切れ目を入
れた位置から先の部分3aを心線2の先端方向へ移動さ
せる。そして、移動させた上記先の部分3aが心線2の
先端から抜け出ていない状態の下で、剥き出した心線2
を2枚の切断刃12,13により所定位置で切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の単線を撚り合わ
せてなる心線とそれを絶縁被覆する被覆体とからなる被
覆電線をコンタクトや基板上の他の導体等と電気的に接
続するために、被覆電線の先端部の被覆体を剥離して心
線を剥き出しにする被覆電線の先端部処理方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の被覆電線の先端部処理方法とし
て従来は、被覆電線の先端部において被覆体に被覆電線
の軸と交わる方向に切れ目を入れ、被覆体の切れ目を入
れた位置から先の部分を、心線の先端方向へ相対的に移
動させてそのまま心線の先端から抜き取り、心線の先端
部を剥き出しにする方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来方
法には、上記被覆体の先の部分を心線の先端から抜き取
った際に、撚り合わされていた複数の単線がばらけてし
まって、剥き出た心線の先端が広がり易いという問題が
あった。
【0004】剥き出された心線の先端が広がっている
と、例えば心線をコンタクトに圧着する場合、ばらけた
単線の一部がコンタクトの接続部からはみ出やすく、こ
のために、被覆電線とコンタクトとの位置決めを慎重に
精度良く行わなければならなかったり、あるいは剥き出
た心線を基板のスルーホール等に接続するために、心線
に予備半田(心線に予め半田を浸せきさせること)を施
した場合、先端が広がったまま心線が固まってしまうた
めにスルーホール内に心線を挿入しにくくなったり、ま
たは挿入できなくなったりするなど、被覆電線の接続信
頼性の低下や接続作業の効率低下を招くこととなる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、その目的は、心線を剥き出しにした際に、撚り合わ
された複数の単線がばらけて心線の先端が広がることを
抑制することの可能な被覆電線の先端部処理方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本発
明の被覆電線の先端部処理方法は、撚り合わされた複数
の単線からなる心線と、この心線を絶縁被覆する被覆体
とからなる被覆電線の先端部において、被覆体に被覆電
線の軸線と交わる方向に切れ目を入れ、被覆体の前記切
れ目を入れた位置から先の部分を、他の部分と分離する
ように心線の先端方向へ相対的に移動させて心線の先端
部を剥き出しにし、移動させた被覆体の前記先の部分が
心線の先端から抜け出ていない状態の下で、剥き出しに
した心線を剥き出た部分が所定長(接続に必要な長さ)
残るように切断することを特徴とするものである。
【0007】
【作用および発明の効果】上述したように本発明の被覆
電線の先端部処理方法では、被覆体に切れ目を入れ、被
覆体のこの切れ目を入れた位置から先の部分を、剥き出
しにした心線の先端から完全に抜き取ってしまう従来技
術とは異なり、被覆体の上記切れ目を入れた位置から先
の部分が心線の先端から抜け出ていない状態の下で心線
を切断する。
【0008】被覆体の先の部分が心線の先端から抜け出
ていない状態では、心線の先端が被覆体の先の部分によ
って包まれているため、心線を構成する複数の単線は撚
り合わされ束ねられた状態に保持されている。この状態
の下で心線を切断すると、各単線の撚りが戻って各単線
がばらけることが抑制されるので、心線の先端の広がり
が最小限に抑えられる。
【0009】このように本発明によれば、心線を剥き出
しにした際に心線の先端が広がることを抑制することが
可能となるので、本発明により先端部を処理した被覆電
線を用いることにより、被覆電線のコンタクトへの圧着
や被覆電線の基板のスルーホールへの半田付け等を容易
かつ確実に行うことが可能となり、接続信頼性の向上お
よび接続作業の効率アップを図ることができる。
【0010】また、本発明の被覆電線の先端部処理方法
によれば、被覆電線の心線の剥き出しと、剥き出した心
線の切断とを一連の工程で行えるので、心線の剥き出し
にする部分の長さを精度良く所定の長さに揃えることが
容易に可能となる。したがって、心線の剥き出しにする
部分の長さに特に高い精度が求められるような被覆電線
の先端部処理を効率良く確実に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1は本発明の一実施例による被覆電線の
先端部処理方法を実施する処理装置の概略構成を示す平
面図、図2は同装置によって実施される本発明の一実施
例による被覆電線の先端部処理方法の手順を示す説明図
である。
【0013】図1に示す処理装置10は、被覆電線1を把
持する1対のグリップ11と、一対のグリップ11によって
把持された被覆電線1を切断する2枚の切断刃12,13と
を備えている。1対のグリップ11は図示せぬ駆動手段に
より駆動され、所定位置に供給された被覆電線1を把持
したり、把持した被覆電線1を解放したりすることが自
在にできるように構成されている。
【0014】2枚の切断刃12,13は、1対のグリップ11
により所定位置に把持された被覆電線1を挟んで互いに
対向する位置に配された1対のホルダ14にそれぞれ支持
されており、この1対のホルダ14は被覆電線1の軸線と
略直角に配されたガイド部材15に保持され、このガイド
部材15に沿って互いに接近したり離れたりできるように
構成されている。1対のホルダ14にはそれぞれピン14a
が立設されていて、このピン14aは、1対のホルダ14の
右側に隣接して配置された1対のリンク16の一端部にそ
れぞれ形成されたガイド溝16a内に、摺動可能に係合さ
れている。
【0015】1対のリンク16は、その長さ方向中央部に
設けられた軸16bを中心としてそれぞれ回動自在に支持
され、その他端部にはローラ17がそれぞれ回転自在に支
持されている。このローラ17は、図中左右方向に延設さ
れたスクリューロッド18とネジ嵌合しこのスクリューロ
ッドの回転に伴い図中左右方向にスライドするスライダ
19の斜面19aに当接しており、スライダ19のスライドに
伴い斜面19a上を回転しながら移動するように構成され
ている。
【0016】スクリューロッド18は第1のモータ20によ
って回転駆動されるように構成されている。このスクリ
ューロッド18の回転によりスライドする上記スライダ19
により1対のリンク16が回動し、この1対のリンク16の
動きより2枚の切断刃12,13が図示した初期位置と被覆
電線1を切断する切断位置との間を移動するように構成
されている。なお、1対のリンク16の間には、ローラ17
とスライダ19の斜面19aとを密着させるための引張りバ
ネ21が架設されている。
【0017】上述した2枚の切断刃12,13、1対のリン
ク16、スライダ19、第1のモータ20等は、スライド台22
上に配設されている。このスライド台22は、基台23上に
配設された2本のスライドレール24に、図中左右方向に
スライド自在に支持されるとともに、基台23上に設置さ
れた第2のモータ25により回転駆動されるスクリューロ
ッド26とネジ嵌合しており、このスクリューロッド26の
回転駆動に伴い図中左右方向に移動するように構成され
ている。そして、このスライド台22の動きにより2枚の
切断刃12,13と被覆電線1との被覆電線1の軸線方向へ
の相対的な位置関係の調整が行えるように構成されてい
る。
【0018】次に、図2も参照しながら上記処理装置10
により実施される本発明の一実施例による被覆電線の端
末処理方法を説明する。
【0019】まず、被覆電線1を所定位置に供給し、1
対のグリップ11で把持する。図2(a)に示すようにこ
の被覆電線1は、撚り合わされた複数の単線(図示略)
からなる心線2と、この心線2を絶縁被覆する被覆体3
とから構成されている。なお、被覆電線1の供給は、別
の供給装置を用いて自動的に行うようにしてもよいし、
作業者が手作業で行うようにしてもよい。
【0020】次に、1対のグリップ11により把持された
被覆電線1に対して2枚の切断刃12,13を被覆電線1の
軸線方向に移動させ、被覆体3に切れ目を入れる位置に
対応した図示の初期位置に停止させる。この切断刃12,
13の被覆電線1の軸方向への位置調整は、第2のモータ
25を駆動させてスライド台22を移動させることにより行
われ、その位置出しは例えば1対のグリップ11の位置を
基準にして行われる。なお、上記初期位置の設定は、被
覆電線1の心線2をどれだけ剥き出しにするのかによっ
て、適宜変更されるものである。
【0021】次に、第1のモータ20を駆動させてスライ
ダ19を移動させることにより、2枚の切断刃12,13を図
2(b)に示す所定の切込位置まで互いに接近させ、被
覆電線1の被覆体3に、被覆電線1の軸線と略直交する
方向に切れ目を入れる。2枚の切断刃12,13は被覆体3
に切り込む部分にそれぞれ略V字型の溝部(図示略)が
形成されており、上記切込位置まで移動したときにこの
溝部によって心線2は傷付けることなく被覆体3に切れ
目を入れられるようになっている。なお、切断刃12,13
の略V字型の溝部はその底部を尖った形状に形成しても
よいし、底部に丸味を付けるようにしてもよい。また、
このような溝部を備えた切断刃12,13に替えて平刃状の
切断刃を用いてもよい。さらに、2枚の切断刃12,13が
被覆電線1の軸線を中心として回転できるように構成
し、図2(b)に示す状態から切断刃12,13を被覆電線
1の軸線を中心として回転させることにより、被覆体3
の全周に切れ目を入れるようにしてもよい。
【0022】被覆体3に切れ目を入れた後、第2のモー
タ25を駆動させてスライド台22を図1中右方向に移動さ
せることにより、図2(c)に示すように2枚の切断刃
12,13を図中右方向に移動させ、被覆体3の上記切れ目
を入れた位置から先の部分3aを他の部分3bから分離
して心線2の先端方向に移動させ、心線2を剥き出しに
する。この、被覆体3の先の部分3aの心線2の先端方
向への移動は、心線2の剥き出した部分の長さが予め設
定された接続に必要な長さに達した時点で停止させる。
このとき上記先の部分3aが心線2の先端から抜け出て
いないように、被覆電線1を上記1対のグリップ11に把
持させるときの被覆電線1の1対のグリップ11に対する
位置を予め設定しておく必要がある。
【0023】次に、第1のモータ20を駆動させてスライ
ダ19を図1中右方向に移動させることにより、2枚の切
断刃12,13を図2(d)に示す切断位置まで移動させ、
剥き出しにした心線2を、被覆体3の先の部分3aが心
線2の先端から抜け出ていない状態の下で切断する。な
お、本実施例では、2枚の切断刃12,13を図2中右方向
に移動後停止させたその位置で心線2を切断している
が、2枚の切断刃12,13を停止させた位置から少し左方
向に戻してから心線2を切断するように、被覆体3の先
の部分3aの移動長を心線2の剥き出し長より長めに設
定してもよい。
【0024】心線2の切断後第1、第2のモータ20,25
を駆動させて2枚の切断刃12,13を上記初期位置に復帰
させる。このようにして先端部が処理された被覆電線1
は、剥き出された心線2を構成する複数の単線のばらつ
きが抑制され、心線2の先端の広がりが最小限に抑えら
れている。
【0025】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はかかる実施例の具体的態様に限定されるものではな
い。
【0026】例えば、前記実施例では、2枚の切断刃1
2,13により被覆電線1の被覆体3に切れ目を入れた
後、この2枚の切断刃12,13を被覆電線1の先端方向へ
移動させることにより、被覆体3の先の部分3aを心線
2の先端方向へ移動させるようにしているが、被覆体3
の先の部分3aは被覆電線1に対して相対的に移動させ
ればよく、例えば2枚の切断刃12,13は移動させずに1
対のグリップ11を切断刃12,13から離れる方向へ移動さ
せることにより被覆体3の先の部分3aを心線2の先端
方向へ移動させたり、あるいは2枚の切断刃12,13と1
対のグリップ11とを共に移動させて、被覆体3の先の部
分を心線2の先端方向へ移動させたりしてもよい。ま
た、2枚の切断刃12,13により被覆体3の先の部分3a
を移動させるのではなく、他の把持手段により先の部分
3aを把持し、この把持手段を被覆電線1に対して相対
的に移動させることにより、先の部分3aを移動するよ
うにしてもよい。
【0027】また、本発明が上述したような態様の処理
装置によって実施されるものに限定されないことは勿論
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】処理装置の平面図
【図2】本発明の一実施例による被覆電線の先端部処理
方法の手順を示す説明図
【符号の説明】
1 被覆電線 2 心線 3 被覆体 10 処理装置 11 グリップ 12,13 切断刃 16 リンク 18,26 スクリューロッド 19 スライダ 20 第1のモータ 22 スライド台 23 基台 24 スライドレール 25 第2のモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撚り合わされた複数の単線からなる心線
    と、該心線を絶縁被覆する被覆体とからなる被覆電線の
    先端部において、前記被覆体に前記被覆電線の軸線と交
    わる方向に切れ目を入れ、前記被覆体の前記切れ目を入
    れた位置から先の部分を、他の部分と分離するように前
    記心線の先端方向へ相対的に移動させて前記心線の先端
    部を剥き出しにし、移動させた前記被覆体の前記先の部
    分が前記心線の先端から抜け出ていない状態の下で、剥
    き出しにした前記心線を剥き出た部分が所定長残るよう
    に切断することを特徴とする被覆電線の先端部処理方
    法。
JP6263330A 1994-10-27 1994-10-27 被覆電線の先端部処理方法 Pending JPH08126147A (ja)

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JPH08126147A true JPH08126147A (ja) 1996-05-17

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020604