JPH07123656A - 内溝ステータのワイヤ端末処理装置 - Google Patents

内溝ステータのワイヤ端末処理装置

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Publication number
JPH07123656A
JPH07123656A JP26604993A JP26604993A JPH07123656A JP H07123656 A JPH07123656 A JP H07123656A JP 26604993 A JP26604993 A JP 26604993A JP 26604993 A JP26604993 A JP 26604993A JP H07123656 A JPH07123656 A JP H07123656A
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wire
winding
holding member
terminal
needle
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JP26604993A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Furuya
勉 古屋
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Odawara Engineering Co Ltd
Original Assignee
Odawara Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤの巻き始めと巻き終わりの部分をワー
クに突設された端子へ自動的に巻き付けてもワイヤが傷
付かないようにすると共に、隣合う複数の端子間をワイ
ヤで接続することもできるようにする。 【構成】 ワイヤ15の巻き初め部分及び巻き終わり部
分を端子6のフック6aにからげる動作を、ワイヤをつ
かむ部材を使用することなしに、ワーク5を保持するワ
ーク保持部材3を保持部材回転機構10と保持部材直線
移動機構11とを駆動させることによって、端子6がニ
ードル22の先端の回りを回動するようにすることによ
って行ない、ワイヤの傷つきを防止する。そのフック6
aにからげたワイヤ15は、それを隣合う端子のフック
6aにからげるようにすれば、端子間をワイヤ15で接
続することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータの内溝ステー
タの被巻装部(コイル巻回部)に巻き付けられるワイヤ
(導線)の巻き始め部分と巻き終わり部分を、内溝ステ
ータに突設された端子に形成されているフックにからげ
る内溝ステータのワイヤ端末処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動機の内溝ステータ(固定子)の磁極
となる被巻装部にワイヤ(導線)を所定の回数巻き付け
る場合には、例えばその巻き付けるワイヤの巻き始め部
分と巻き終わり部分を、それぞれ導電体で形成されてス
テータの一方の面に電気的に浮かせた状態で突設されて
いる各端子に固定したりしている。
【0003】そのワイヤの巻き始めと巻き終わりの部分
の各端子への固定方法としては、例えばその各ワイヤの
巻き始めと巻き終わりの部分をそれぞれ手作業により端
子に巻き付け、その部分をハンダ付けすることによりワ
イヤの被覆を剥がしてワイヤの導線部分を端子に一体に
固定する方法がある。
【0004】しかしながら、このようにワイヤの端部を
手作業で端子に巻き付けるのは面倒であるばかりか、ワ
イヤが太めの場合にはワイヤの巻き付け作業を繰り返し
ていると指の部分が痛くなってしまうということがあっ
た。そこで、このような被巻装部に巻き付けたワイヤの
巻き終わり部分を、機械を使用して自動的にピン状の端
子に巻き付けてからげるワイヤ端末処理装置が、例えば
特開平1−308150号公報に記載されている。
【0005】このワイヤ端末処理装置を、図22を使用
して簡単に説明すると、このワイヤ端末処理装置14
は、ニードル16から繰り出したワイヤ15を内溝ステ
ータ等のワーク17に巻き付ける巻線機20とは別に設
けられる装置であり、ワーク17の被巻装部17aへの
ワイヤ巻き付け完了後に、その巻き付けられたワイヤ1
5の巻き終わりの端末部15aをワーク17の一方の面
(図で上面側)に垂直状態に植設されている端子18に
巻き付けてからげる。
【0006】そのワイヤ端末処理装置14は、大別する
と先端側にワイヤ保持孔19aを形成したワイヤハンド
19と、それをワイヤの巻き付けに必要な仮想線で示す
ような円運動をさせるためのウオームギヤ等をギヤボッ
クス48内に収納した巻付運動手段53と、そのワイヤ
ハンド19と巻付運動手段53とを同時に図示の位置か
らワイヤハンド19のワイヤ保持孔19a内にワイヤ1
5を取り入れる位置まで移動させるシリンダからなる移
動手段40とからなる。
【0007】そして、ワーク17の被巻装部17a(図
14では簡略化して1個のみ図示している)へのワイヤ
15の巻き付けが完了し、ニードル16が図示の位置ま
で上昇すると、ワイヤ端末処理装置14の移動手段40
によってワイヤハンド19と巻付運動手段53とがワー
ク17側に進出し、その延ばされたワイヤ15の部分に
ワイヤハンド19の先端部分が接触して、そこに形成さ
れているV字状の案内溝によってワイヤ15をワイヤ保
持孔19a内に取り入れる。
【0008】次に、巻付運動手段53を駆動させてワイ
ヤハンド19を図22に仮想線で示すように、ワイヤ保
持孔19aの部分が回転運動(図示の位置よりも右方で
ワイヤ15をワイヤ保持孔19a内に取り入れた位置で
の回転運動)するように移動させ、そのワイヤ保持孔1
9a内に保持したワイヤ15を端子18の部分に巻き付
け、その後でワイヤをカッターにより切断して、ワイヤ
端の端子への巻き付けを完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図22
に示したような従来のワイヤ端末処理装置は、ワークの
被巻装部へのワイヤの巻き付けを終えて上下方向に所定
の張力で張られたワイヤの端末部15aに、前進させた
ワイヤハンド19の先端部を押し当て、それをV字状の
案内溝に沿ってワイヤ保持孔19a内まで案内して保持
し、それを回転運動させることによって端子へ巻き付け
ていたので、被巻装部へのワイヤの巻き付け完了後に行
うワイヤのからげ処理工程が多くなってしまうという欠
点があった。
【0010】また、所定の張力で張られたワイヤの端末
部15aに、ワイヤハンド19の先端のV字状の案内溝
を押し当ててワイヤをワイヤ保持孔19a内まで誘導す
る際にワイヤの被覆を傷つけてしまう恐れもあった。
【0011】さらに、このようなワイヤ端末処理装置
は、ワイヤの端末部分を端子へ巻き付ける度にその都度
カットする必要があるため、例えば隣合う複数の端子を
アースする構成のステータの場合には、そのアースされ
る全ての端子(端子)間をリード線やプリント基板上の
パターンで接続(コモンアース)する必要があったの
で、このような場合には面倒であった。
【0012】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、ワイヤの巻き始め部分及びワークの被巻
装部に巻いたワイヤの巻き終わり部分をワークに突設さ
れた端子へ自動的に巻き付けるようにしても、ワイヤの
被覆を傷つけてしまうようなことがないようにすると共
に、その隣合う複数の端子間を専用のリード線やプリン
ト基板を使用しなくても、被巻装部に巻き付けたワイヤ
をそのまま利用して接続(コモンアース)することがで
きるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、ワーク保持部材によって位置決め保持さ
れた内溝ステータの被巻装部にワイヤを巻き付けるため
にニードルから繰り出されるワイヤの巻き始め部分と被
巻装部に巻かれた後のワイヤの巻き終わり部分を、内溝
ステータに突設された端子に形成されているフックにか
らげる内溝ステータのワイヤ端末処理装置を、上記ワー
ク保持部材を正逆両方向に回転させる保持部材回転機構
と、上記ワーク保持部材をその回転軸線方向に直線移動
させる保持部材直線移動機構と、上記ニードルから繰り
出されたワイヤの前記巻き始め部分又は巻き終わり部分
を挾持するグリッパと、そのグリッパを、内溝ステータ
がセットされたワーク保持部材が保持部材回転機構と保
持部材直線移動機構とにより移動されて上記端子がニー
ドルの先端の回りで回動されたときにそのグリッパとニ
ードルとの間に張装されるワイヤの巻き始め部分が端子
のフックにからげられるワイヤからげ位置と、端子の回
動によりフックにからげられたワイヤの巻き終わり部分
とニードルとの間に張装されるワイヤ部分を挾持可能な
ワイヤグリップ位置とに移動させるグリッパ移動手段と
を設けて構成したものである。
【0014】
【作用】このように構成した内溝ステータのワイヤ端末
処理装置は、ワーク保持部材によって位置決め保持され
た内溝ステータの被巻装部にニードルから繰り出される
ワイヤを巻き付ける際に、そのワイヤの巻き始め及び巻
き終わり部分を端子に形成されているフックにからげる
動作を、他のワイヤをつかむ部材を使用することなしに
保持部材回転機構と保持部材直線移動機構とを同時に作
動させて、ワーク保持部材によって保持された内溝ステ
ータをニードルの回りで回動させることによって行なう
ことができるので、ワイヤがからげ動作の過程で被覆の
部分が擦られたりして傷つくのを防止できる。
【0015】また、端子にからげたワイヤは、そのまま
切断することなしに次の隣合う端子へからげることもで
きるので、隣合う複数の端子間を専用のリード線やプリ
ント基板を使用することなしに接続(例えばコモンアー
ス)することもできる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例である内溝
ステータのワイヤ端末処理装置を巻線機と共に示す全体
構成図、図2はそのワイヤ端末処理装置に設けられてい
るグリッパを一部を断面にして示す平面図、図3は同じ
くそのワイヤ端末処理装置のワークを保持する部分を拡
大して一部を断面にして示す平面図、図4は同じくその
ワイヤ端末処理装置に設けられている巻線機を示す構成
図である。
【0017】図1に示す内溝ステータのワイヤ端末処理
装置は、ワーク保持部材3によって位置決め保持された
モータの内溝ステータであるワーク5の被巻装部26に
ワイヤ15を巻き付けるためにニードル22から繰り出
されるワイヤ15の巻き始め部分と被巻装部26に巻か
れた後のワイヤ15の巻き終わり部分を、ワーク5の下
面に周方向に沿って複数個突設された各端子6に形成さ
れているフック6aにからげる装置である。
【0018】そのワイヤ端末処理装置は、ワーク保持部
材3を正逆両方向に回転させる保持部材回転機構10
と、ワーク保持部材3をその回転軸線方向である図1で
上下方向に直線移動させる保持部材直線移動機構11
と、巻線機1のニードル22から繰り出されたワイヤ1
5の巻き始め部分又は巻き終わり部分を挾持するグリッ
パ4とを備えている。
【0019】また、そのグリッパ4を、ワーク15がセ
ットされたワーク保持部材3が保持部材回転機構10と
保持部材直線移動機構11とにより移動されて端子6が
ニードル22の先端の回りで回動されたときにそのグリ
ッパ4とニードル22との間に張装されるワイヤ15の
巻き始め部分が端子6のフック6aにからげられるワイ
ヤからげ位置(後で説明する図11に示す位置)と、被
巻装部26へのワイヤの巻付完了後に端子6の回動によ
りフック6aにからげられたワイヤ15の巻き終わり部
分とニードル22との間に張装されるワイヤ部分を挾持
可能なワイヤグリップ位置(図20に示す位置であり詳
しい説明は後述する)とに移動させるグリッパ移動手段
であるグリッパ移動シリンダ64とを設けている。
【0020】保持部材回転機構10は、ワーク保持部材
3に一体に固定されたインデックスギヤ98と、そのイ
ンデックスギヤ98に噛み合うギヤであり、図示しない
軸受を介してテーブル97に回転自在に支持されたアイ
ドルギヤ99と、そのアイドルギヤ99に噛み合う駆動
ギヤ80と、その駆動ギヤ80を回転軸に固定したモー
タ81とからなり、それらがテーブル97に保持されて
いて、そのテーブル97の上下運動に伴って同動する。
【0021】そして、モータ81を正逆両方向に選択的
に回転させると、上記各伝達系を介してインデックスギ
ヤ98が回転し、それと一体のワーク保持部材3に位置
決め保持されたワーク5が回転する。
【0022】保持部材直線移動機構11は、ワーク保持
部材3をその回転軸線方向(図1で上下方向)に直線移
動させるためのものであり、テーブル97に一体に固定
されたテーブル連結板87が昇降スリーブ88に固定さ
れていて、その昇降スリーブ88が昇降用モータ89に
よって回転駆動される昇降シャフト91にボールネジ部
100で噛み合っている。
【0023】そのボールネジ部100は、昇降シャフト
91の一端部側の外周面に螺旋状に溝を形成すると共
に、昇降シャフト91に嵌入させた昇降スリーブ88の
内周面に昇降シャフト91の螺旋溝に対応させて螺旋状
の溝を形成し、その溝間に多数の硬球を転動自在に嵌入
させたものであり、昇降シャフト91とそこに嵌入させ
た昇降スリーブ88とがそれらの硬球を介してころがり
接触し、昇降シャフト91を回転させたときに昇降スリ
ーブ88が昇降するものである。
【0024】その昇降シャフト91は、保持ブラケット
92よって略垂直状態に回転可能に保持されており、そ
の上端が昇降用モータ89の回転軸に連結スリーブ93
によって連結されている。そして、その保持ブラケット
92が装置の固定部31に固定されている。
【0025】グリッパ4は、図1に示すようにニードル
22の付近に設けられていて、図2に示すグリッパ移動
シリンダ64を駆動してピストンロッド64aを伸長さ
せたときに、一対のハンド部65,66がニードル22
から繰り出されたワイヤ15をその間に挾持可能になる
位置まで進出する。
【0026】その一対のハンド部65,66は、一端側
の各支点が図3に示すようにハンド保持部材60に揺動
自在にそれぞれピン57,57によって保持されてお
り、図2に示すようにその対向する内面側にバネ受け穴
をそれぞれ形成してそこにスプリング86を装着し、そ
れらが常にピン57,57を支点として開く方向に付勢
されるようにしている。
【0027】そのハンド保持部材60は、グリッバ開閉
シリンダ90に一体に固定されていて、そのグリッバ開
閉シリンダ90のピストンロッド90aにはグリッパ開
閉規制部材94を固定している。
【0028】そのグリッパ開閉規制部材94は、グリッ
パ4のハンド部65,66に面する側を開放側とした略
コ字状の形状をしていて、そのコ字状部内に各ハンド部
65,66の支点側を挿入させて、スプリング86の付
勢力によって開く側に付勢された各ハンド部65,66
の各外側面を、先端側に丸みを持たせて形成した開度規
制部94a,94bに当接させることによって、グリッ
バ開閉シリンダ90のピストンロッド90aを伸長させ
たときにハンド部65,66が閉じてその間にワイヤ1
5を挾持可能にしている。
【0029】また、ピストンロッド90aを収縮させた
ときに、ハンド部65,66が開度規制部94a,94
bによって規制される位置まで開いて、その間に挾持し
たワイヤ15を開放できるようにしている。ハンド保持
部材60は、グリッパブラケット95に固定されてい
て、そのグリッパブラケット95がグリッパ移動シリン
ダ64のピストンロッド64aに固定されていて、その
グリッパ移動シリンダ64の駆動により、グリッパ4全
体が図2で左右方向に移動する。
【0030】そして、グリッパ移動シリンダ64は、シ
リンダ固定ブラケット96を介して図3に示すテーブル
97に固定されている。したがって、グリッパ4は、テ
ーブル97との間の距離は常に一定(図3で上下方向の
位置関係)で、同図で左右方向の位置のみがグリッパ移
動シリンダ64(図2)によって変えられる。
【0031】次に、巻線機1について図4を参照して説
明する。巻線機1は、ワーク保持部材3によって所定の
位置に位置決め保持された内溝ステータであるワーク5
の被巻装部(コイル巻回部)26にワイヤ15を巻き付け
る働きをする。
【0032】その巻線機1は、図4に示すように軸21
の上端部に取付けられてワイヤ(導線)15を繰り出し
ながら移動されるニードル22と、軸21を矢示Aの軸
線方向に往復運動させる直線運動機構23と、軸21を
その軸心を中心として矢示B方向に往復回動させる揺動
機構24と、ニードル22を軸21の径方向(矢示E方
向)に横ずらしさせるトラバース機構25とを備えてい
る。
【0033】そして、軸21の後述する中心孔を通して
供給されるワイヤ15を保持したニードル22を、直線
運動機構23と揺動機構24とにより軸21を駆動する
ことによって被巻装部26の回りを繰り返し回動させ、
さらにトラバース機構25によりそのニードル22を図
4で矢示E方向(ニードルの長手方向に沿う方向であり
ニードルの回動位置によっては変わる)に横ずらしさせ
て、巻き崩れ等が生じない整列度の高いワイヤの巻き付
けができるようにしている。
【0034】直線運動機構23は、駆動源であるモータ
27の回転軸に固定したプーリ28と支持部29,30
を介して装置の固定部31に回転自在に保持されたホイ
ール回転軸32に固定されたプーリ33との間にタイミ
ングベルト34を張装し、そのホイール回転軸32の一
端側にホイール35を固定して、そのホイール35の図
4で左端面に、クランクピン36をホイールの回転中心
に対して偏心させて固定している。
【0035】そのクランクピン36には、ロッド37の
一端を回転自在に嵌入させ、そのロッド37の他端をス
ライダ38の一側面にピン39を介して回動自在に嵌入
させ、それを図示しない部材により抜け止め防止をして
いる。なお、クランクピン36は、ホイール35の回転
中心からの距離を調整できるようになっていて、それを
調整することによってスライダ38を介して軸21の上
下方向のストロークを変えることができるようになって
いるが、その調整機構はこの発明には直接関係しないた
め、その図示及び説明を省略する。
【0036】揺動機構24は、略中央に回転運動を直線
運動に変える運動方向変換部(公知の変換機構)41を
有しており、その運動方向変換部41の部分が装置の固
定部31に固定されている。
【0037】その運動方向変換部41は、回転側の回転
軸41aが図4で右方に突出していて、そこにプーリ4
2が固定されている。そして、そのプーリ42と直線運
動機構23のホイール回転軸32に固定されたプーリ4
3との間にタイミングベルト44を張装し、モータ27
が回転するとそれに連動して回転軸41aが回転するよ
うにしている。
【0038】運動方向変換部41の直線運動部41b
は、2本のガイドロッド45,45に案内されて図4で
手前と奥側に直線移動するスライドブロック46に固定
されており、そのスライドブロック46の左端にはラッ
ク47が形成(別体で形成してもよい)されている。
【0039】そして、そのラック47が、回動自在に固
定部に支持された軸の一端に固定されたセクタギヤ49
にかみ合い、そのセクタギヤ49と一体で回動するギヤ
51が、軸21の最も外側に位置する第3軸(詳しい説
明は後述する)63に固定されたギヤ52にかみ合って
いる。
【0040】軸21は、3重に嵌入された第1軸61と
第2軸62と第3軸63とからなり、それらが互いに外
周面と内周面の両方あるいはその一方に形成されたスプ
ラインで係合し、互いに相対回動不能で軸線方向(矢示
A方向)にのみ相対変位可能になっている。
【0041】すなわち、軸線方向にワイヤ15を通すた
めの中心孔61b(図5)を有する最も内側の第1軸61
の外側に、その第1軸61よりも若干短くてその第1軸
61を相対回動不能で軸線方向にのみ相対変位可能にす
る第2軸62を嵌入させ、その外側に第2軸62に比べ
て更に短くてその第2軸62を相対回動不能で軸線方向
にのみ相対変位可能にする第3軸63を嵌入させ、その
外周面を固定部31と一体の支持部材50に4個のボー
ルベアリングを介して回動可能に支持させている。
【0042】そして、この第1,第2,第3の各軸6
1,62,63を互いに相対回動不能で軸線方向にのみ
相対変位可能にするため、第1軸61には外周面側に第
1外スプラインを形成し、第2軸にはその第1外スプラ
インに係合する第2内スプラインを内周面側に形成する
と共に外周面側に第2外スプラインを形成し、第3軸に
はその第2外スプラインに係合する第3内スプラインを
内周面側にそれぞれ適宜所要の長さで形成しているが、
その図示は一部を図5に示す以外は煩雑となるため省略
する。
【0043】その第3軸63は、揺動機構24のギヤ5
1にかみ合うギヤ52に一体に固定されていて、ギヤ5
1の回動により所定角度範囲で軸心を中心として図4の
矢示B方向に往復回動される。
【0044】また、図5に示すように、第2軸62の下
部に形成した段部にスリーブ55を嵌入させ、それを下
側からねじ部に螺着したナット56で固定して、そのス
リーブ55を2個のボールベアリング54,54を介し
てスライダ38の上部スライダ38a側に取付け、その
第2軸62をスライダ38に相対回動のみ可能に保持さ
せている。
【0045】そのスライダ38の上部スライダ38aと
一体に固定された下部スライダ38b内には、摺動孔3
8cが形成されていて、そこにトラバース機構25を構
成する1部品である軸連結部材58が、そのスライダ3
8に対して矢示Aの軸線方向にのみ相対変位可能に収納
されており、その摺動孔38c内に、ワイヤ15を通す
ための中心孔59aを有し、スライダ38に先端側の鍔
部59cによって相対回転のみ可能に保持されるトラバ
ース軸59の一端部に形成した雄ねじ部59bを突出さ
せている。
【0046】そして、その雄ねじ部59bに、軸連結部
材58の下方に形成した雌ねじ部58aが螺合してい
る。また、その軸連結部材58には、第1軸61の基端
部(下部)61aを相対回転のみ可能にメタル軸受83,
83を介して連結し、トラバース軸59が回転した時に
互いに螺合する雄ねじ部59bと雌ねじ部58aとによ
る送りに応じて、第1軸61が軸連結部材58を介して
スライダ38に対して矢示Aの軸線方向に移動するよう
にしている。なお、図5で84,85及び77は、オイ
ル等の侵入を防ぐためのシールである。
【0047】トラバース軸59は、図4に示すように装
置の固定部31に支持部材78によって回転自在に保持
されている。そして、駆動源であるモータ68からの回
転力が、ギヤ69,70,79及び装置の固定部31に
固定されている保持部材67に軸受を介して回転自在に
取り付けられているギヤ71に伝達され,さらにその回
転力がギヤ71の内周面に形成している内スプライン7
1aによって、それに係合するトラバース軸59の外周
面に形成している外スプライン59dに伝達されて、ト
ラバース軸59が回転駆動される。
【0048】また、第2軸62の先端(上端)には、図
6に明示するようにニードルホルダ72を固定して、そ
のニードルホルダ72に径方向に形成した溝72aにニ
ードル22を移動可能に収納すると共に、そのニードル
22の一側面に突出させたピン73に、L字状に形成さ
れて略中央がピン74によって揺動可能に支持された変
位方向変換部材であるレバー75の一端部に形成したU
字溝を係合させているる。
【0049】そして、そのレバー75の他端部に同様に
形成したU字溝を、図7に示すようにニードルホルダ7
2内に第2軸62の内側を通して突出させた第1軸61
に基部がナットで固定されて水平方向へ突出するピン7
6に、図6に示すように係合させている。
【0050】したがって、図4に示す軸連結部材58の
矢示A方向への移動による第1軸61の変位を、レバー
75によって第1軸61の径方向(矢示F方向)の変位
に変えることができるので、ワイヤ15の被巻装部26
への巻き付け時にニードル22を横ずらしさせることが
できる。
【0051】次に、このように構成されたワイヤ巻付装
置を使用して、内溝ステータであるワーク5の被巻装部
26にワイヤ15を自動的に巻き付けると共に、そのワ
イヤ15の巻き始め部分と巻き終わり部分をワーク5の
下面に複数個所突設されている端子6のフック6aにそ
れぞれからげる動作について、図8乃至図20をも参照
して説明する。
【0052】このワイヤ巻付装置を使用する場合には、
図8乃至図10に示すような形状の端子6,6′,6″
が下面(図8は下面を上向きに図示している)に突設さ
れたワーク5を使用する。図8に示したワーク5の端子
6は、導電体の薄板で形成されていて、その略中央部分
を切り起し加工によりフック6aをワーク5に対して内
側の面に形成している。
【0053】そして、その端子6は、ワーク5の固定子
導体部5aの大部分を覆っている樹脂製の絶縁被膜部材
7に形成されている厚肉部7aに一端部がモールド成形
により一体に固定されており、それがワイヤ15を巻き
付ける被巻装部26(図3参照)の数に対応してワーク
5の下面に周方向に沿ってそれぞれ形成されている。な
お、その各端子は、固定子導体部5aに対して電気的に
浮いた状態になっている。
【0054】また、図9のものは、L字状に形成したピ
ン状の端子6′の例を示すものであり、図10のものは
L字状に形成した板状の端子6″の例を示すものであ
り、このようなタイプの端子を下面に複数個所突設して
いるワークであっても使用することができる。
【0055】そこで、これらのワーク5にワイヤ15を
自動的に巻き付けて、そのワイヤ15の巻き始め部分と
巻き終わり部分を端子6(端子6′,6″を有するワー
クの場合も同様)のフック6aにそれぞれからげるに
は、最初だけ手動操作により、図11に示すように巻線
機1(図4)のニードル22から繰り出したワイヤ15の
巻き初め部分15bの端部をワイヤからげ位置にあるグ
リッパ4に挾持させる。
【0056】その状態から、図1で説明した保持部材直
線移動機構11を駆動させてテーブル97及びワーク保
持部材3と共にワーク5を図12の(a),(b)に正面
と側面から見た状態を示すように下降させ、さらに保持
部材回転機構10(図1)を駆動させてワーク5を図1
3に示すように同図の(b)で左方向に移動させると共
に、再び保持部材直線移動機構11を逆方向に駆動させ
てワーク5を図14の(a),(b)に示すように上昇さ
せ、その位置から保持部材回転機構10(図1)を逆方
向に駆動させることによって、図15の(a),(b)に
示すように端子6のフック6aをニードル22の回りで
回動させる。
【0057】このようにすることによって、図16に示
すようにワイヤ15の巻き初め部分15bが端子6のフ
ック6aにからげられる。したがって、この回動動作を
3〜4回程度行なえば、ワイヤの巻き初め部分15bの
確実なからげが完了する。
【0058】なお、このからげ動作の際のワーク5の移
動は、図11乃至図15の過程で端子6のフック6aと
ニードル22の間のワイヤ15にたるみが生じると、そ
のワイヤ15がフック6aから外れてからげ不良になる
恐れがあるので、ワーク5の移動によるフック6aのニ
ードル22を中心とする回動は、そのたるみが生じない
軌跡で行なうか、そのからげられるワイヤ15の部分に
バックテンションを与える等の配慮が必要である。
【0059】次に、図17に示すように、図示しないカ
ッターでワイヤ15の巻き初め部分15bとグリッパ4
との間を切断する。この巻線開始が可能な状態で巻線機
1の巻線動作をスタートさせると、今度はワーク5側が
固定状態となってニードル22側が移動し、それが被巻
装部26の回りで所定回数(コイルの巻数)回動してそ
こにワイヤ15を巻き付け、1コイル目の巻線が終了す
る。
【0060】次に、保持部材回転機構10を再び駆動さ
せて、ワーク5の次にワイヤ15を巻き付ける被巻装部
26をニードル22に対応する位置になるまで回転させ
る。そこで、再び巻線機1により巻線動作をスタートさ
せ、2コイル目の被巻装部26へのワイヤ15の巻き付
けが終了すると、図18に示す状態となる。
【0061】次に、ワイヤ15の巻き終わり部分15d
のからげ動作が開始され、再びニードル22が停止し
て、ワーク5側が保持部材回転機構10と保持部材直線
移動機構11とによって、ワイヤの巻き始め部分15b
のからげ動作の時と同様に、端子6のフック6aがニー
ドル22の先端部の回りを回動するようにワーク5が移
動される。
【0062】したがって、図19の(a)〜(f)に示すよ
うに、ワイヤの巻き終わり部分15dが端子6のフック
6aにからげられ、それを巻き始め部分15bと同様に
3〜4回回動させて、からげを確実なものにする。
【0063】次に、保持部材直線移動機構11を作動さ
せ、ワーク5をワーク保持部材3等を介して図20に示
す位置まで上昇させ、既に巻き初め側のワイヤの切れ端
を開放して廃棄した状態にあるグリッパ4を、端子6の
フック6aにからげられたワイヤ15の巻き終わり部分
15dとニードル22との間に張装されるワイヤ部分を
挾持可能な図示のワイヤグリップ位置まで前進させ、ワ
イヤ15を挾持する。
【0064】そして、再び図示しないカッターでワイヤ
15のフック6aに巻かれた部分とグリッパ4との間を
切断し、グリッパ4とニードル22を図11に示す位置
まで移動させれば初期の状態に戻るので、繰り返し同様
な被巻装部26へのワイヤ15の巻き付けと、そのワイ
ヤ15の巻き始め部分15b及び巻き終わり部分15d
を端子6のフック6aにそれぞれからげる動作を自動的
に行なうことができる。
【0065】なお、図1に示したワーク5の被巻装部2
6へワイヤ15を巻き付ける際には、ワーク5が動かな
いようにするため、その巻線動作中は上部から図示しな
い押え部材がワーク5の上面まで下降してワーク5を押
圧固定する。
【0066】このように、この実施例によれば、巻線機
1のニードル22をワーク5の被巻装部26の回りでワ
イヤ15を繰り出しながら回動させることによってそこ
に所定の回数だけワイヤ15を巻き付け、そのワイヤの
巻き始め部分15b及び巻き終わり部分15dを端子6
のフック6aにからげる動作を、図22で説明したワイ
ヤハンド19のようにワイヤをつかむ部材を使用するこ
となしに、ワーク5の下面に突設された端子6をニード
ル22の回りで回動させようにワーク5を回動させるこ
とによって行なうことができるので、ワイヤ15がから
げ動作の過程で被覆の部分が擦られて傷ついたりするよ
うなことが殆どない。
【0067】さらに、ワークの被巻装部にワイヤを巻い
た後でからげ作業を行う度にその都度ワイヤを切断する
必要がないので、例えば隣合う複数の端子間を接続する
必要がある場合(例えばコモンアース)には、その切断
せずに連続したままのワイヤを隣合う端子のフックにか
らげることができるので、ワイヤをからげ作業の度に切
断する場合のように、端子間に接続のための専用のリー
ド線やプリント基板を使用することなしにそれらを接続
することができる。
【0068】例えば、図21にその一例を示すと、3本
の互いに隣合う端子6A,6B,6Cをワイヤ15で接
続する場合には、3本のニードル22A,22B,22
Cを備えた巻線機を使用し、ワイヤ15の巻き始め部分
あるいは巻き終わりの部分を、図21の(a)に示すよ
うに端子6Aのフック6aにニードル22Bで、端子6
Bのフック6aにニードル22Cでそれぞれ同時にワイ
ヤ15をからげ、次に、ワーク5を図で時計回り方向に
端子間の角度分だけ回転させて再び位置決めし、今度は
図21の(b)に示すように端子6Aのフック6aにニ
ードル22Aで、端子6Bのフック6aにニードル22
Bで、端子6Cのフック6aにニードル22Cでそれぞ
れ同時にワイヤ15をからげれば、図示のように3本の
互いに隣合う端子6A,6B,6Cを全てワイヤ15で
接続することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による内
溝ステータのワイヤ端末処理装置によれば、ワイヤの巻
き始め及び巻き終わり部分を端子のフックにからげる動
作を、ワーク保持部材によって保持された内溝ステータ
をニードルの回りで回動させることによって行なうこと
ができ、他のワイヤをつかむ部材を使用しないので、ワ
イヤをからげる時にワイヤの被覆を殆ど傷つけたりする
恐れがない。
【0070】また、端子にからげたワイヤは、そのまま
切断することなしに次の隣合う端子へからげることもで
きるので、隣合う複数の端子間をコモンアース等により
接続する場合に、専用のリード線やプリント基板を使用
することなしにそれを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である内溝ステータのワイ
ヤ端末処理装置を巻線機と共に示す全体構成図である。
【図2】同じくそのワイヤ端末処理装置に設けられてい
るグリッパを一部を断面にして示す平面図である。
【図3】同じくそのワイヤ端末処理装置のワークを保持
する部分を拡大して一部を断面にして示す平面図であ
る。
【図4】図1の巻線機全体の構成を示す構成図である。
【図5】同じくその巻線機に設けられているトラバース
機構の主要な部分とその周辺を示す断面図である。
【図6】同じくその巻線機のニードルの装着部周辺を示
す縦断面図である。
【図7】図6と90°異なる位置で切断した縦断面図で
ある。
【図8】図1のワイヤ端末処理装置で使用可能なワーク
の端子付近を裏返しにして一部を示した斜視図である。
【図9】同じくそのワイヤ端末処理装置で使用可能なL
字状に形成されたピンタイプの端子を有するワークのか
らげ状態を示す概略図である。
【図10】同じくL字状に形成された板状の端子を有す
るワークのからげ状態を示す概略図である。
【図11】図1のワイヤ端末処理装置によりワイヤの巻
き初め部分を端子のフックにからげる動作の最初の段階
を示す概略図である。
【図12】その図11の次のからげ工程を示す概略図で
ある。
【図13】その図12の次のからげ工程を示す概略図で
ある。
【図14】その図13の次のからげ工程を示す概略図で
ある。
【図15】その図14の次のからげ工程を示す概略図で
ある。
【図16】端子のフックにワイヤがからげられた状態を
示す斜視図である。
【図17】ワイヤの巻き初め側の端部を切断した状態を
示す概略図である。
【図18】2コイル目の被巻装部までワイヤを巻き付け
た状態を示す概略図である。
【図19】ワイヤの巻き終わり部分を端子のフックにか
らげる動作を段階的に示す概略図である。
【図20】ワークの全ての被巻装部にワイヤを巻き終え
てワイヤの巻き終わり側をグリッパで挾持した状態を示
す概略図である。
【図21】この発明によるワイヤ端末処理装置を使用し
て隣合う端子間をコモンアースする例を示す概略図であ
る。
【図22】従来の被巻装部に巻き付けたワイヤの巻き終
わり部分を機械を使用して自動的にピン状の端子に巻き
付けてからげるワイヤ端末処理装置の例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1:巻線機 3:ワーク保持部材 4:グリッパ 5:ワーク(内溝ステータ) 6:端子 6aフック 10:保持部材回転機構 11:保持部材直線移動機構 15:ワイヤ(従来) 15b:巻き始め部分 15d:巻き終わり部分 22:ニードル 26:被巻装部 64:グリッパ移動シリンダ(グリッパ移動手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク保持部材によって位置決め保持さ
    れた内溝ステータの被巻装部にワイヤを巻き付けるため
    にニードルから繰り出されるワイヤの巻き始め部分と前
    記被巻装部に巻かれた後のワイヤの巻き終わり部分を、
    前記内溝ステータに突設された端子に形成されているフ
    ックにからげる内溝ステータのワイヤ端末処理装置であ
    って、 前記ワーク保持部材を正逆両方向に回転させる保持部材
    回転機構と、 前記ワーク保持部材をその回転軸線方向に直線移動させ
    る保持部材直線移動機構と、 前記ニードルから繰り出されたワイヤの前記巻き始め部
    分又は巻き終わり部分を挾持するグリッパと、 該グリッパを、前記内溝ステータがセットされた前記ワ
    ーク保持部材が前記保持部材回転機構と前記保持部材直
    線移動機構とにより移動されて前記端子が前記ニードル
    の先端の回りで回動されたときに該グリッパと前記ニー
    ドルとの間に張装される前記ワイヤの巻き始め部分が前
    記端子のフックにからげられるワイヤからげ位置と、前
    記端子の回動によりフックにからげられた前記ワイヤの
    巻き終わり部分と前記ニードルとの間に張装されるワイ
    ヤ部分を挾持可能なワイヤグリップ位置とに移動させる
    グリッパ移動手段とを設けたことを特徴とする内溝ステ
    ータのワイヤ端末処理装置。
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