JPH08125695A - データ伝送方法およびデータ伝送システム - Google Patents

データ伝送方法およびデータ伝送システム

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JPH08125695A
JPH08125695A JP6255364A JP25536494A JPH08125695A JP H08125695 A JPH08125695 A JP H08125695A JP 6255364 A JP6255364 A JP 6255364A JP 25536494 A JP25536494 A JP 25536494A JP H08125695 A JPH08125695 A JP H08125695A
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transmission
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Hiroyuki Ota
博之 太田
Masahiko Uchihashi
雅彦 内橋
Tomohiro Yamazaki
知広 山崎
Shigeaki Ishikawa
茂明 石川
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Nissan Motor Co Ltd
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Idec Izumi Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】配線数の増加や伝送速度の低下を招くことな
く、受信側装置の複数の状態を返信できるデータ伝送方
法およびデータ伝送システムを提供する。 【構成】異常検出回路24aを、電圧検出回路41、排
他的論理和回路42、論理積回路43によって構成す
る。電圧検出素子53は、駆動トランジスタ23aを流
れる電流を電圧に変換して出力する。この検出信号は、
排他的論理和回路42の一方の入力端子に入力し、他方
の入力端子には、受信制御回路22から出力される出力
信号が入力される。排他的論理和回路42は、検出信号
と出力信号との排他的論理和信号を論理積回路43の一
方の入力端子に入力する。論理積回路43の他方の入力
端子には、受信制御回路22からリプライ信号を送信す
るタイミングを決めるための制御信号Sが入力される。
論理積回路43は、排他的論理和信号と制御信号との論
理積を判定信号として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送信側装置から受信
側装置に対して伝送信号をシリアルで送信するデータ伝
送方法およびデータ伝送システムに関し、特に、受信側
装置における異常状態の発生およびその内容を送信側装
置で認識できるようにしたデータ伝送方法およびデータ
伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ伝送システムでは、図7に
示すように、送信側装置61と受信側装置62とを伝送
線63aおよび基準線63bからなる一対の信号線63
により接続し、信号線の配線数を削減するようにしたも
のがある。送信側装置61に対してパラレル入力された
複数のデータを所定のプロトコルで構成したパルス波の
伝送信号に変換し、信号線63を介して電圧モードで受
信側装置62に送信する。
【0003】このようなデータ伝送システムにおいて、
受信側装置62の受信状態や動作状態を送信側装置61
で確認する場合には、図8に示すように、送信側装置6
1と受信側装置62との間に一対の信号線63に加えて
伝送線64を設けている。この伝送線64を介して受信
側装置62から送信側装置61に対して受信状態または
動作状態が正常であることを示すリプライ信号を電圧モ
ードで返送する。伝送線63aとは別の伝送線64を設
けるのは、送信側装置61から送信される伝送信号と受
信側装置62から送信されるリプライ信号とを分離して
送信タイミング等の処理を容易にするためである。
【0004】また、図9に示すように、送信側装置から
伝送信号を送信するタイミングと、受信側装置からリプ
ライ信号を返信するタイミングとを分離して通信フレー
ムを構成することにより、上記伝送線64を省略するよ
うにした伝送システムも考えられている。このシステム
では、伝送信号の送信休止タイミングでリプライ信号を
返信することにより、伝送信号とリプライ信号とを同一
の伝送線を介して送受信することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すように、リプライ信号の返信のために伝送信号を送
信する伝送線63aとは別の伝送線64を設けることと
すると、配線数の増加により配線作業の煩雑化およびシ
ステムのコストの上昇を招く問題がある。
【0006】また、図9に示すように、伝送信号の送信
タイミングとリプライ信号の送信タイミングを分離する
と、データ伝送時間が長時間化して伝送速度の低下を招
く問題がある。
【0007】特に、受信側装置における受信状態および
動作状態の両方を受信側装置から送信側装置に返信する
場合に、図9に示す構成では、データ伝送時間がさらに
長時間化する問題があり、図8に示す構成でも、受信側
装置から返信するリプライ信号が複雑になり、受信側装
置における返信処理が複雑化する問題がある。
【0008】この発明の目的は、送信側装置から電圧モ
ードで伝送信号が送信される一対の信号線と同一の信号
線において、受信側装置から電流モードでリプライ信号
を返信することにより、配線数の増加や伝送速度の低下
を招くことがなく、簡単な構成で受信側装置の複数の状
態についてのリプライ信号を返信することができるデー
タ伝送方法およびデータ伝送システムを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、送信側装置と受信側装置との間の同期をとるための
同期信号およびこの同期信号に連続するデータによって
構成された伝送信号を送信側装置から受信側装置に対し
て電圧モードで繰り返し送信するデータ伝送方法におい
て、同期信号の送信期間中に前回送信された伝送信号の
受信が正常であったことを示す第1のリプライ信号を受
信側装置から電流モードで返信し、データの送信期間中
に受信側装置の正常状態を示す第2のリプライ信号を受
信側装置から電流モードで返信することを特徴とする。
【0010】請求項2に記載した発明は、送信側装置と
受信側装置との間の同期をとるための同期信号およびこ
の同期信号に連続するデータによって構成された伝送信
号を送信側装置から受信側装置に対して一対の信号線を
介して電圧モードで繰り返し送信するデータ伝送システ
ムにおいて、送信側装置に、同期信号の送信期間中およ
びデータの送信期間中に伝送信号の出力電流値を検出す
る出力電流検出手段を設け、受信側装置に、受信した伝
送信号の状態を検出する受信状態検出手段と、受信状態
検出手段が検出した受信状態を記憶する受信状態記憶手
段と、受信側装置の出力部の状態を検出する出力状態検
出手段と、同期信号の受信タイミングで受信状態記憶手
段の記憶内容に基づいて信号線の電流値を選択的に切り
換える第1のリプライ信号返信手段と、データの受信タ
イミングで出力状態検出手段の検出結果に基づいて信号
線の電流値を選択的に切り換える第2のリプライ信号返
信手段と、を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項3に記載した発明は、前記受信側装
置が、出力部に過電流に対する保護回路を備え、前記出
力状態検出手段が、出力部に対する過電流を検出して検
出信号を出力する手段であり、第2のリプライ信号返信
手段が、出力状態検出手段から検出信号が出力された際
に信号線の電流値を切り換えることを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1に記載した発明においては、前回送信
された伝送信号の受信が正常であったことを示す第1の
リプライ信号が、伝送信号を構成する同期信号の送信期
間中に、受信側装置から電流モードで返信され、受信側
装置の正常状態を示す第2のリプライ信号が、伝送信号
を構成するデータの送信期間中に、受信側装置から電流
モードで返信される。電流モードの信号は、同一の信号
線に乗せられた電圧モードの信号に影響を与えることが
ない。したがって、送信側装置において同期信号の送信
期間中における信号線の電流値を検出することにより、
前回送信した伝送信号の受信状態を認識できる。また、
データの送信期間中における信号線の電流値を検出する
ことにより、受信側装置の状態を認識できる。
【0013】請求項2に記載した発明においては、受信
側装置は、受信状態検出手段が検出した伝送信号の受信
状態を受信状態記憶手段に記憶しておき、その記憶内容
に基づいて次の同期信号の受信タイミングで信号線の電
流値を選択的に切り換える。また、出力状態検出手段が
検出した受信側装置の出力部の状態に基づいてデータの
受信タイミングで出力状態検出手段の検出結果に基づい
て信号線の電流値を選択的に切り換える。送信側装置
は、同期信号の送信期間中およびデータの送信期間中に
伝送信号の出力電流値を検出する。したがって、送信側
装置は、同期信号の送信期間中およびデータの送信期間
中における出力電流値の変化によって受信側装置におけ
る前回の伝送信号の受信状態および出力部の状態を認識
する。また、信号線の電流値が変化しても電圧モードで
送信された伝送信号の内容は変化しない。このため、送
信側装置から送信された伝送信号は、受信側装置に正確
に送信される。
【0014】請求項3に記載した発明においては、出力
部に対する過電流を生じた際に、出力状態検出手段から
検出信号が出力され、この検出信号の出力により第2の
リプライ信号返信手段信号線の電流値を切り換える。し
たがって、送信側装置は、データ送信期間中における信
号線への出力電流値の変化によって、受信側装置におけ
る異常の発生を認識する。
【0015】
【実施例】図1は、この発明のデータ伝送方法において
用いられる伝送信号およびリプライ信号の波形を示す図
である。送信側装置から送信される伝送信号TSは、受
信側装置との間の同期をとるための同期信号とこれに続
くデータ0〜データmを含み、データmの後にI/Oサ
ービス期間が設けられている。このI/Oサービス期間
は、送信側装置において次の入力を処理し、受信側装置
において出力を処理するための期間である。データ0〜
データmのそれぞれは、送受信の信頼性の向上を図るた
め、“1”および“0”の2単位のデータの組み合わせ
によって構成されている。この1単位の期間Tは、例え
ば120μsである。このように構成された1サイクル
の伝送信号TSが、周期的に連続して伝送される。
【0016】受信側装置から返信されるリプライ信号R
Sは、伝送信号TSの同期信号の送信期間中の第1のリ
プライ信号RS1と、データの送信期間中の第2のリプ
ライ信号RS2とによって構成されている。第1のリプ
ライ信号RS1は、前回の伝送信号TSを正常に受信し
た状態を表す信号である。第2のリプライ信号RS2
は、出力部の動作状態を表す信号である。これらリプラ
イ信号RSは、受信側装置において少なくとも伝送信号
TSが“High”レベルである間に返信される。送信
側装置は、受信側装置から返信されたリプライ信号RS
の有無により、受信側装置における前回の伝送信号の受
信状態、および、出力部の動作状態が正常であるか否か
を確認することができる。
【0017】伝送信号TSは、送信側装置から伝送線と
基準線との間の電圧を切り換えることにより、電圧モー
ドで送信される。一方、リプライ信号RSは、受信側装
置から伝送線の電流値を切り換えることにより、電流モ
ードで送信される。したがって、伝送信号TSとリプラ
イ信号RSとを同一の伝送線を介して送受信しても、伝
送信号TSおよびリプライ信号RSは互いに影響を受け
ることがなく、両信号の送受信は正常に実行される。
【0018】図2は、この発明の実施例であるデータ伝
送システムの概略の構成を示す図である。受信側装置2
は、伝送線3aおよび基準線3bの一対の信号線を介し
て送信側装置1に接続されている。送信側装置1は、入
力回路11、送信制御回路12、送信用トランジスタ1
3、電圧検出回路15および出力回路16を備えてい
る。入力回路11には、入力端子IN0〜INmからパ
ラレルデータが入力される。送信制御回路12は、入力
回路11に入力されたパラレルデータをシリアルデータ
に変換し、送信用トランジスタ13に駆動信号として出
力する。送信用トランジスタ13は、駆動信号に基づい
て外部電源+Vをオン/オフし、伝送線3aと基準線3
bとの間の電圧を切り換える。電圧検出回路15は、送
信用トランジスタ13がオフしているときに外部電源+
Vから伝送線3aに流れる電流値を抵抗14の両端電圧
として検出する。電圧検出回路15の検出信号は、送信
制御回路12に入力される。送信制御回路12は、この
検出信号に応じた警告信号を出力回路16を介して出力
端子OUTから出力する。
【0019】受信側装置2は、受信回路21、受信制御
回路22、出力回路23、異常検出回路24、論理和回
路25およびリプライ信号用トランジスタ26を備えて
いる。受信回路21は、伝送線3aと基準線3bとの間
の電位差を検出し、受信信号として受信制御回路22に
入力する。受信制御回路22は、受信信号をパラレルデ
ータに変換し、出力信号として出力回路23に供給す
る。また、受信制御回路22は、受信信号が正常である
か否かの判定信号を出力する。出力回路23は、出力信
号に基づいて出力端子OUT0〜OUTmをオン/オフ
する。出力端子OUT0〜OUTmのそれぞれのオン/
オフ状態は、受信回路21が次の伝送サイクルの信号の
受信を完了し、この伝送信号に基づく出力信号によって
変更されるまで保持される。異常検出回路24は、出力
端子OUT0〜OUTmのそれぞれについて、出力状態
の異常を検出する。論理和回路25は、受信制御回路2
2から出力された判定信号および異常検出回路24から
出力された異常信号の論理和をとり、リプライ信号用ト
ランジスタ26に出力する。リプライ信号用トランジス
タ26は、抵抗27を介して伝送線3aと基準線3bと
の間に接続されており、論理和回路25の出力信号がハ
イレベルの時にオンする。このトランジスタ26のオン
により、伝送線3aの電流値が上昇する(より高い値に
切り換わる)。図3は、上記データ伝送システムを構成
する受信側装置が備える異常検出回路の構成を示す図で
ある。なお、同図は、出力回路の1個のトランジスタに
対する異常検出回路を示している。図3に示すように、
異常検出回路24aは、電圧検出回路41、排他的否定
論理和回路42および論理積回路43によって構成され
ている。受信制御回路22から出力された出力信号が、
出力回路23を構成する駆動トランジスタ23aに供給
される。この駆動トランジスタ23aのオン/オフによ
り、外部の負荷装置51が駆動される。電圧検出素子5
3は、駆動トランジスタ23aを流れる電流を電圧に変
換して出力する。この検出信号は、電圧検出回路41を
介して排他的否定論理和回路42の一方の入力端子に入
力する。排他的否定論理和回路42の他方の入力端子に
は、受信制御回路22から出力される出力信号が入力さ
れる。排他的否定論理和回路42は、検出信号と出力信
号との排他的否定論理和信号を論理積回路43の一方の
入力端子に入力する。論理積回路43の他方の入力端子
には、受信制御回路22から制御信号Sが入力される。
論理積回路43は、排他的否定論理和信号と制御信号と
の論理積を判定信号として出力する。したがって、出力
信号、検出信号および判定信号の真理値は図4に示す状
態になる。このように構成された異常検出回路24a
が、受信側装置2の出力端子OUT0〜OUTmのそれ
ぞれに対応して設けられている。したがって、受信制御
回路22からの制御信号Sは、出力端子OUT0〜OU
Tmのそれぞれに設けられた異常検出回路24aのそれ
ぞれに対して個別のタイミングで出力される。
【0020】なお、異常検出回路24aは、排他的否定
論理和回路42と論理積回路43との間にLED44を
備えている。このLED44は、負荷装置51または駆
動トランジスタ23aの異常発生時に、点灯によりこれ
を表示する。
【0021】図5は、上記受信側装置が備える受信制御
回路の処理手順を示すフローチャートである。受信制御
回路22は、同期信号を受信すると(n1)、所定時間
経過後に後述するフラグの状態を参照して第1のリプラ
イ信号RS1を返信する(n2,n3)。フラグがセッ
トされており、前回の伝送信号TSが正常に受信できな
かった場合には、第1のリプライ信号RS1は出力され
ない。この後、フラグをリセットし(n4)、同期信号
の立ち下がりを検出すると(n5)、データの受信状態
を判別しつつ、データの内容を記憶する(n6,n
7)。データが正常に受信できなかった場合には、受信
状態の異常を記憶するフラグをセットする(n8)。デ
ータ信号が正常の場合は、同期信号または1つのデータ
の立ち下がりタイミングから所定時間を経過したタイミ
ングで制御信号S(S0〜m)の出力を開始する(n
9,n10)。この時、出力される制御信号Sは、受信
したデータの番号に対応する出力端子に設けられた異常
検出回路24aに対する制御信号である。この所定時間
は、データの内容に拘らず信号線の電圧が“High”
レベルとなる期間までの時間である。この制御信号S0
〜mの出力は、受信中のデータの立ち下がりのタイミン
グまでの時間(図1に示す時間t2)の間において継続
される(n11)。上記n6〜n11の処理をデータ0
からデータmまで繰り返し実行し(n12)、データm
についてのn6〜n11の処理を終了すると、パラレル
データに変換して出力信号として出力し(n13)、n
1に戻る。なお、この出力信号は、次のサイクルの伝送
信号を受信するまで保持される。したがって、各出力端
子の出力レベルは、レベルの異なる次の出力信号が出力
されるまで、同一のレベルに維持される。
【0022】以上の処理および構成により、前回のサイ
クルの伝送信号TSの受信状態の適否が受信制御回路2
2において記憶され、前回のサイクルの受信状態が正常
であれば、今回のサイクルで受信した伝送信号TSに含
まれる同期信号の送信期間中に、受信制御回路22から
第1のリプライ信号RS1が出力される。第1のリプラ
イ信号RS1は、論理和回路25を介してリプライ信号
用トランジスタ26に供給され、伝送線3aに流れる電
流値をより高い値に切り換える。第1のリプライ信号R
S1は、前回の受信状態が異常である場合には出力され
ず、同期信号の送信期間中において伝送線3aの電流値
は上昇しない。したがって、送信側装置1の送信制御回
路12は、同期信号の送信期間中において電圧検出回路
15の出力を読み取ることにより、受信側装置2におけ
る前回の伝送信号TSの受信状態を確認することができ
る。
【0023】また、伝送信号Tに含まれるデータ0〜デ
ータmのそれぞれの受信タイミングに合わせて、受信制
御回路22から制御信号S0〜Smが出力される。この
制御信号S0〜Smのそれぞれは、出力端子OUT0〜
OUTmのそれぞれに対応する異常検出回路24aにお
いて、図3に示す論理積回路43に入力される。前回の
サイクルで受信した伝送信号に基づいて受信制御回路2
2から出力信号が出力されている状態では、駆動トラン
ジスタ23aが正常であれば、電圧検出素子53の検出
出力は“High”レベルであり、このとき、論理積回
路43は、判定信号を第2のリプライ信号RS2として
論理和回路25に出力する(図4参照)。一方、駆動ト
ランジスタ23aの動作不良を生じている場合には、出
力信号が出力されているにも拘らず、電圧検出素子53
の検出出力は“Low”レベルとなり、論理積回路43
は、第2のリプライ信号RS2を出力しない。受信制御
回路22から出力信号が出力されていない状態では、駆
動トランジスタ23aの状態が正常であれば、電圧検出
素子53の検出出力は“Low”レベルとなり、このと
き、論理積回路43は、第2のリプライ信号RS2を論
理和回路25に出力する。一方、出力端子の短絡等の異
常を発生している場合には、出力信号が出力されていな
いにも拘らず、電圧検出素子53の検出出力は“Hig
h”レベルとなり、論理積回路43は、第2のリプライ
信号RS2を出力しない。
【0024】第2のリプライ信号RS2は、論理和回路
25を介してリプライ信号用トランジスタ26に供給さ
れ、伝送線3aの電流値を上昇させる(より高い値に切
り換える)。したがって、出力回路23の状態が出力端
子毎に各データの送信期間中における伝送線3aの電流
値の変化として現れる。送信側装置1の送信制御回路1
2は、データのそれぞれの送信期間中において電圧検出
回路15の出力を読み取ることにより、受信側装置2に
おける出力回路23の動作状態を各出力端子毎に確認す
ることができる。
【0025】なお、本実施例では、出力回路23の出力
端子毎に出力状態を確認するようにしたが、出力回路2
3の全体の検出結果として第2のリプライ信号を出力す
るようにしてもよい。
【0026】また、図6に示すように、出力回路23が
駆動トランジスタ23aの保護回路45を有する場合に
は、外部の負荷装置51に流れる過大電流を検出した際
に異常検出回路24から第2のリプライ信号RS2を出
力しないように構成することができる。即ち、出力回路
23を構成する駆動トランジスタ23aに設けられた短
絡保護機能を有するトランジスタ45の動作状態を電圧
検出回路41により検出し、過電流による電圧上昇を検
出した際に第2のリプライ信号RS2を出力しないよう
にする。これによって、短絡保護機能の動作状態を送信
側装置1において認識することができる。なお、負荷装
置51において短絡を生じ、駆動トランジスタ23aに
過電流が流れるとLED44が点灯し、受信側装置にお
いて過電流の発生を認識することができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、送信
側装置において同期信号の送信期間中およびデータの送
信期間中における信号線の電流値を検出することによ
り、電圧モードで送信される伝送信号に影響を与えるこ
となく、伝送信号と同一の伝送線を介して前回送信した
伝送信号の受信状態および受信側装置の状態を送信側装
置に返信することができる利点がある。
【0028】請求項2に記載した発明によれば、送信側
装置が、同期信号の送信期間中およびデータの送信期間
中における出力電流値の変化を検出することにより、受
信側装置における前回のサイクルでの伝送信号の受信状
態および出力部の状態を認識することができる。このた
めに、配線作業が煩雑化したり電圧モードで送信された
伝送信号の内容は変化しない。このため、送信側装置か
ら送信された伝送信号は、受信側装置に正確に送信され
る。
【0029】請求項3に記載した発明によれば、短絡等
の発生により出力部に対する過電流を生じた際に、その
状態を送信側装置においてデータ送信期間中における信
号線への出力電流値の変化として認識することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のデータ伝送方法において用いられる
伝送信号およびリプライ信号の波形を示す図である。
【図2】この発明の実施例であるデータ伝送システムの
概略の構成を示す図である。
【図3】同データ伝送システムを構成する受信側装置が
備える異常検出回路の構成を示す図である。
【図4】同異常検出回路における出力信号、検出信号お
よび判定信号の真理値を示す図である。
【図5】同受信側装置が備える受信制御回路の処理手順
を示すフローチャートである。
【図6】この発明の別の実施例に係るデータ伝送システ
ムを構成する受信側装置の異常検出回路の構成を示す図
である。
【図7】従来のデータ伝送システムの構成を示す図であ
る。
【図8】従来の別のデータ伝送システムの構成を示す図
である。
【図9】従来のデータ伝送システムにおける伝送信号の
フォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1−送信側装置 2−受信側装置 3a−伝送線 3b−基準線 12−送信制御回路 15−電圧検出回路 22−受信制御回路 23−出力回路 24−異常検出回路
フロントページの続き (72)発明者 山崎 知広 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 石川 茂明 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側装置と受信側装置との間の同期をと
    るための同期信号およびこの同期信号に連続するデータ
    によって構成された伝送信号を送信側装置から受信側装
    置に対して電圧モードで繰り返し送信するデータ伝送方
    法において、 同期信号の送信期間中に前回送信された伝送信号の受信
    が正常であったことを示す第1のリプライ信号を受信側
    装置から電流モードで返信し、データの送信期間中に受
    信側装置の正常状態を示す第2のリプライ信号を受信側
    装置から電流モードで返信することを特徴とするデータ
    伝送方法。
  2. 【請求項2】送信側装置と受信側装置との間の同期をと
    るための同期信号およびこの同期信号に連続するデータ
    によって構成された伝送信号を送信側装置から受信側装
    置に対して電圧モードで繰り返し送信するデータ伝送シ
    ステムにおいて、 送信側装置に、同期信号の送信期間中およびデータの送
    信期間中に伝送信号の出力電流値を検出する出力電流検
    出手段を設け、 受信側装置に、受信した伝送信号の状態を検出する受信
    状態検出手段と、受信状態検出手段が検出した受信状態
    を記憶する受信状態記憶手段と、受信側装置の出力部の
    状態を検出する出力状態検出手段と、同期信号の受信タ
    イミングで受信状態記憶手段の記憶内容に基づいて信号
    線の電流値を選択的に切り換える第1のリプライ信号返
    信手段と、データの受信タイミングで出力状態検出手段
    の検出結果に基づいて信号線の電流値を選択的に切り換
    える第2のリプライ信号返信手段と、を設けたことを特
    徴とするデータ伝送システム。
  3. 【請求項3】前記受信側装置が、出力部に過電流に対す
    る保護回路を備え、前記出力状態検出手段が、出力部に
    対する過電流を検出して検出信号を出力する手段であ
    り、第2のリプライ信号返信手段が、出力状態検出手段
    から検出信号が出力された際に信号線の電流値を切り換
    える請求項2に記載のデータ伝送システム。
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