JPH08125141A - Dramセルコンタクトの構造及びその形成方法 - Google Patents
Dramセルコンタクトの構造及びその形成方法Info
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- JPH08125141A JPH08125141A JP6260432A JP26043294A JPH08125141A JP H08125141 A JPH08125141 A JP H08125141A JP 6260432 A JP6260432 A JP 6260432A JP 26043294 A JP26043294 A JP 26043294A JP H08125141 A JPH08125141 A JP H08125141A
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Abstract
ンタクトのパターンを、ワード線及びビット線のパター
ンとの合わせを無視して容易にレイアウトすることがで
きるDRAMセルコンタクトの構造及びその形成方法を
提供する。 【構成】 セルコンタクト49のワード線29及びビッ
ト線35,36にかかるようなパターンにおいても、ワ
ード線29の側部はサイドウォール45によって、ま
た、ワード線29の上部はSiO2 膜28によって、キ
ャパシタ下部電極46と電気的な絶縁が保たれており、
また、ビット線35,36の側部はサイドウォール40
によって、また、ビット線35,36の上部はSiO2
膜37によって、キャパシタ下部電極46と電気的な絶
縁が保たれている。
Description
ク・ランダム・アクセス・メモリ)素子に係り、特にD
RAMメモリセルにおいて、COB(Capacito
r OverBitline)タイプのメモリセルのコ
ンタクトの製造方法に関するものである。
例えば、1988 IEDM Technical D
igest pp596〜599に開示されるものがあ
った。この文献に開示されるように、DRAMのメモリ
セルとしては、COB構造がある。以下、COB構造に
ついて説明する。
ては、図8に示すように、多結晶Siからなるキャパシ
タ下部電極4a/SiO2 −SiN−SiO2 からなる
キャパシタの誘電膜4b/多結晶Siからなるキャパシ
タ上部電極4cからなるキャパシタ4を、ワード線5の
上方、ビット線6の下方に形成していた。そのため、ビ
ット線6とスイッチングトランジスタを結ぶビットコン
タクトに対し、合わせ余裕を確保する必要があり、キャ
パシタ電極面積を、図8に示すように、小さくせざるを
得なかった。なお、図8及び図9において、1はSi基
板、2は拡散層、3はパッド電極、7、8及び9は絶縁
膜である。
ように、多結晶Siからなるキャパシタ下部電極13a
/SiO2 −SiN−SiO2 からなるキャパシタの誘
電膜13b/多結晶Siからなるキャパシタ上部電極1
3cからなるキャパシタ13を、ビット線15の上方に
形成するため、図11に示すように、ビットコンタクト
との合わせ余裕が必要なくなり、キャパシタ電極面積
を、リソグラフィの限界によって決まる最大の大きさま
で拡げることが可能となる。なお、図10及び図11に
おいて、11はSi基板、12は拡散層、14はワード
線、16及び17は絶縁膜、18はセルコンタクトであ
る。
Mb 以降のDRAMにおいて、広く採用されるようにな
った。
た従来のCOB構造においては、キャパシタとスイッチ
ングトランジスタを結ぶセルコンタクト18を開孔する
際に、ワード線14、ビット線15の両方に対して合わ
せ余裕を確保する必要が生じる。特に、256Mb 以降
の超微細セルにおいては、この問題が顕在化してくる。
256Mb DRAMを例にとって説明する。
2μm2 、デザインルールを0.25μmと仮定して、
パターン図を書くと、図12に示すように、セルコンタ
クト18のワード線14に対する余裕は、0.075μ
m、ビット線15に対する余裕は0.05μmとなり、
もはやリソグラフィの合わせ精度の限界を超えた値とな
る。
ルパターンを設計する際に、セルコンタクトのパターン
を、ワード線及びビット線のパターンとの合わせを無視
して容易にレイアウトすることができるDRAMセルコ
ンタクトの構造及びその形成方法を提供することを目的
とする。
成するために、 (1)DRAMセルコンタクトのパターンがワード線、
ビット線にかかるようなパターンレイアウトにおいて、
ワード線の側部は酸化膜サイドウォールによって、ワー
ド線の上部は酸化膜によってそれぞれキャパシタ下部電
極と電気的に絶縁が保たれ、ビット線の側部は酸化膜サ
イドウォールによって、ビット線の上部は酸化膜によっ
てそれぞれキャパシタ下部電極と電気的に絶縁が保たれ
るようにしたものである。
において、第1の多結晶Si上に第1のSiO2 膜を生
成し、この複合膜でワード線のパターンを形成する工程
と、その上に第2のSiO2 膜を生成する工程と、その
上に第1のSiN膜を生成する工程と、第1のBPSG
膜を生成し、フローを行う工程と、不純物がドープされ
た第2の多結晶Si膜、WSi膜、第3のSiO2 膜、
第2のSiN膜を順次生成し、この複合膜でビット線の
パターンを形成する工程と、その上に第4のSiO2 膜
を生成し、異方性エッチングによりビット線の側部に第
1のサイドウォールを形成する工程と、その上に第3の
SiN膜を生成し、異方性エッチングにより第2のサイ
ドウォールを形成する工程と、第2のBPSG膜を生成
し、ドライN2 雰囲気にてBPSGフローを行う工程
と、セルコンタクトのレジストパターンを形成する工程
と、BPSGとSiNとの高選択比エッチングにて前記
第1及び第2のBPSG膜をエッチングする工程と、S
iNとBPSGとの高選択比エッチングにて前記第1の
SiN膜、第2のSiN膜及び第2のサイドウォールを
エッチングする工程と、異方性エッチングによりワード
線の側部に第3のサイドウォールを形成するとともに前
記第2のSiO2 膜をエッチングしコンタクトをとる工
程とを施すようにしたものである。
において、第1の多結晶Si上に第1のSiO2 膜を生
成し、この複合膜でワード線のパターンを形成する工程
と、その上に第2のSiO2 膜を生成する工程と、その
上に第1のSiN膜を生成する工程と、第1のBPSG
膜を生成し、フローを行う工程と、不純物がドープされ
た第2の多結晶Si膜、WSi膜、第3のSiO2 膜、
第2のSiN膜を順次生成し、この複合膜でビット線の
パターンを形成する工程と、その上に第4のSiO2 膜
を生成し、異方性エッチングによりビット線の側部に第
1のサイドウォールを形成する工程と、その上に第3の
SiN膜を生成し、異方性エッチングにより第2のサイ
ドウォールを形成する工程と、この第2のサイドウォー
ル及び前記第2のSiN膜をマスクとし、BPSG/S
iN高選択比エッチングにて前記第1のBPSG膜をエ
ッチングする工程と、その上に、第4のSiN膜、第2
のBPSGを順次生成し、ウェットO2 雰囲気にてBP
SGフローを行う工程と、セルコンタクトのレジストパ
ターンを形成する工程と、BPSGとSiNとの高選択
比エッチングにて前記第1及び第2のBPSG膜をエッ
チングする工程と、SiNとBPSGとの高選択比エッ
チングにて前記第1のSiN膜、第2のSiN膜及び第
2のサイドウォールをエッチングする工程と、異方性エ
ッチングによりワード線の側部に第3のサイドウォール
を形成するとともに前記第2のSiO 2 膜をエッチング
しコンタクトをとる工程とを施すようにしたものであ
る。
構造又は形成方法によれば、セルコンタクト(49,1
50)のワード線(29,129)及びビット線(3
5,36;135,136)にかかるようなパターンに
おいても、ワード線(29,129)の側部はサイドウ
ォール(45,146)によって、また、ワード線(2
9,129)の上部はSiO2 膜(28,128)によ
って、キャパシタ下部電極(46,147)と電気的な
絶縁が保たれており、また、ビット線(35,36;1
35,136)の側部はサイドウォール(40,14
0)によって、また、ビット線(35,36;135,
136)の上部はSiO2 膜(37,137)によっ
て、キャパシタ下部電極(46,147)と電気的な絶
縁が保たれているので、DRAMのメモリセルの正常な
動作が得られる。
る際に、セルコンタクトのパターンを、ワード線及びビ
ット線のパターンとの合わせを無視してレイアウトする
ことができ、256Mb DRAM以降の微細なDRAM
メモリセルの形成を可能とすることができる。 (2)請求項3記載のDRAMセルコンタクトの形成方
法によれば、特に、図16(b)に示すように、SiN
膜(143)の存在により、BPSG膜(144)のウ
ェットO2 雰囲気でのフロー化が可能となり、上記
(1)のドライ・フローに比べ、プロセスを低温化で
き、トランジスタ等の素子特性にマージンを持たせるこ
とができる。
ット・フローを行えば、BPSG膜(144)の表面平
坦度が向上することになり、セルコンタクト、キャパシ
タ下部電極等の後工程のパターニング特性にマージンを
持たせることができる。
ながら説明する。図1は本発明の第1実施例を示すDR
AM素子のセルパターン図、図2はそのDRAMセルの
コンタクト部の断面図、図3〜図6は本発明の第1実施
例を示すDRAMセルのコンタクト部の製造工程断面図
であり、左側に示される図3(a−1)から図6(b−
1)までは、図1のA−A線断面図、右側に示される図
3(a−2)から図6(b−2)までは、図1のB−B
線断面図である。
の製造方法について説明する。 (1)まず、図3(a)に示すように、LOCOS法に
よって、能動領域22、分離領域23(選択酸化膜25
による)が形成されたP型Si基板21上に、熱酸化法
により、ゲート酸化膜24(70Å)、LP−CVD法
により、多結晶Si膜26(2000Å)(第1の多結
晶Si膜)を生成する。その後、POCl3 気相拡散に
より、多結晶Si膜26中にリンを拡散させた後、CV
D法により第1のSiO2 膜27(1000Å程度)
(第1の酸化膜)を生成する。
ソグラフィエッチングにより、ホトレジストをマスクと
して、SiO2 膜27のパターニングを行い、更に、そ
のパターニングされたSiO2 膜28をマスクとして、
多結晶Si膜26をパターニングし、ワード線29を形
成する。 (3)次に、図3(c)に示すように、CVD法によ
り、SiO2 膜30(第2の酸化膜)を500Å程度生
成した後、リンイオンをイオン注入し、熱処理を施し、
N型不純物層31を形成する。
P−CVD法により、SiN膜32(第1の窒化膜)を
500〜1000Å程度生成し、更に、CVD法によ
り、BPSG膜33(第1のBPSG膜)を数1000
Å生成し、N2 あるいはN2 +O2 雰囲気中にてアニー
ルし、BPSG膜33をフローさせる。更に、LP−C
VD法にて、SiN膜34を数100Å生成する。
トリソエッチングにより、ビットコンタクト(図示な
し)を形成した後、多結晶Si膜35(第2の多結晶S
i膜)を1000Å程度、LP−CVD法により生成
し、更に、リンイオンをイオン注入する。次に、スパッ
タ法により、WSi膜36を1000〜2000Å程度
生成する。更に、CVD法によりSiO2 膜37(第3
の酸化膜)を1000Å生成する。このSiO2 膜37
の膜厚は、必ずSiO2 膜30より厚くする。更に、L
P−CVD法により、SiN膜38(第2の窒化膜)を
1000〜2000Å生成する。
ソグラフィエッチングにより、SiN膜38、SiO2
膜37、WSi膜36、多結晶Si膜35をパターニン
グし、ビット線を形成する。次に、CVD法により、S
iO2 膜39(第4の酸化膜)を1000Å程度生成す
る。 (7)次に、図4(b)に示すように、異方性エッチン
グにより、SiO2 膜39をエッチバックし、ビット線
の側壁にサイドウォール40(第1のサイドウォール)
を形成する。この時、SiN膜34があるため、BPS
G膜33はエッチングされない。次に、LP−CVD法
により、SiN膜41(第3の窒化膜)を1000Å程
度生成する。
異方性エッチングにより、SiN膜41をエッチバック
し、ビット線の側壁にサイドウォール42(第2のサイ
ドウォール)を形成する。この時、エッチング量をSi
N膜41(1000Å)より多くし、なおかつ、SiN
膜41+SiN膜38(1000+1000〜2000
Å)以下とすることにより、ビット線上にSiN膜38
を残すようにする。ここで、SiN膜34の不要部はエ
ッチングされ、ビット線の部分だけにSiN膜34が残
る。次いで、CVD法により、BPSG膜43を数10
00Å生成し、N2 雰囲気中で熱処理を施し、BPSG
膜43をフローさせる。
ソグラフィにより、セルコンタクトのレジストパターン
44を形成する。BPSG膜のエッチングレートが、S
iN膜のレートに対し大きく(20以上)なるエッチン
グ条件において、BPSG膜43及び33をエッチング
する。 (10)次いで、図5(b)に示すように、SiN膜の
エッチングレートが、BPSG膜に比べ大きくなる条件
で、SiN膜32、SiN膜38及びサイドウォール4
2をエッチングする。
に、SiO2 膜30をエッチングし、サイドウォール4
5(第3のサイドウォール)を形成する。この時のエッ
チング量を、SiO2 膜30の膜厚(500Å)以上、
SiO2 膜37の膜厚(1000Å)とすることで、ビ
ット線上にはSiO2 膜37が残る。 (12)次に、図6(a)に示すように、レジストパタ
ーン44を除去した後、キャパシタ下部電極となる多結
晶Si膜46をLP−CVD法により生成し、ヒ素イオ
ンを注入する。
多結晶Si膜46をパターニングした後、キャパシタの
誘電膜となるSiO2 /SiN複合膜47、キャパシタ
上部電極となる多結晶Si膜48を生成する。このよう
にして、セルコンタクト49が形成される。 次に、図2を用いて本発明のDRAMセルコンタクトの
構造を説明する。
の開口部が、多結晶Si膜よりなるワード線29、及び
多結晶Si膜35とWSi膜36よりなるビット線にか
かって開口されている場合においても、ワード線29の
側部はサイドウォール45によって、また、ワード線2
9の上部はSiO2 膜28によって、キャパシタ下部電
極46と電気的に絶縁がなされている。
0により、また、ビット線の上部はSiO2 膜37によ
って、同じくキャパシタ下部電極46と電気的に絶縁が
なされている。以上のように、第1実施例によれば、セ
ルコンタクト49のワード線29及びビット線(35,
36)にかかるようなパターンにおいても、ワード線2
9の側部はサイドウォール45で、また、ワード線29
の上部はSiO2 膜28によって、キャパシタ下部電極
46と電気的な絶縁が保たれており、また、ビット線
(35,36)の側部はサイドウォール40により、ま
た、ビット線(35,36)の上部はSiO2 膜37に
よって、キャパシタ下部電極46と電気的な絶縁が保た
れているので、DRAMのメモリセルの正常な動作が得
られる。
に、セルコンタクト49のパターンを、ワード線及びビ
ット線のパターンとの合わせを無視してレイアウトする
ことができ、256Mb DRAM以降の微細なDRAM
メモリセルの形成を可能とすることができる。図7は本
発明の第1実施例を示すDRAMセルの断面図であり、
図1のC−C線断面図である。
る。この図に示すように、DRAMセルは、ワード線2
9、N型不純物層31よりなるスイッチングトランジス
タと、多結晶Si膜35、WSi膜36よりなるビット
線と、多結晶Si膜からなるキャパシタ下部電極46、
SiO2 /SiN複合膜47、多結晶Si膜からなるキ
ャパシタ上部電極48よりなるキャパシタとで構成され
る。
ト線、キャパシタはそれぞれビットコンタクト50、セ
ルコンタクト49により接続されている。書き込み動作
の場合、書き込む情報が“1”か“0”かによって、ビ
ット線の電位を“High”レベル(Vcc)か“Lo
w”レベル(Vss)に固定した後、スイッチングトラ
ンジスタのゲート電極に正電位を印加し、スイッチング
トランジスタをONとして、キャパシタ下部電極46の
電位をビット線と同電位にする。スイッチングトランジ
スタをOFFとすることで、キャパシタには“1”また
は“0”の情報が蓄えられる。
電位を“1”と“0”の中間レベル(1/2Vcc)に
した後、スイッチングトランジスタをONにする。キャ
パシタ下部電極46に蓄えられている情報“1”または
“0”に従い、ビット線の電位は1/2Vccより、高
くあるいは低く変化する。この電位と1/2Vccとの
差をセンスアンプにより増幅し、“1”または“0”の
情報を読み出す。
る。図13は本発明の第2実施例を示すDRAM素子の
セルパターン図、図14〜図18は本発明の第2実施例
を示すDRAMセルのコンタクト部の製造工程断面図で
あり、左側に示される図14(a−1)から図18(b
−1)までは、図13のA−A線断面図、右側に示され
る図14(a−2)から図18(b−2)までは、図1
3のB−B線断面図である。なお、上記した第1実施例
と図4(b)工程までは同一工程であるが、省略しない
で説明する。
LOCOS法によって、能動領域122、分離領域12
3(選択酸化膜125を形成)が形成されたP型Si基
板121上に、熱酸化法により、ゲート酸化膜124
(70Å)、LP−CVD法により、多結晶Si膜12
6(2000Å)(第1の多結晶Si膜)を生成する。
その後、POCl3 気相拡散により、多結晶Si膜12
6中にリンを拡散させた後、CVD法によりSiO2 膜
127(1000Å程度)(第1の酸化膜)を生成す
る。
リソグラフィエッチングにより、ホトレジストをマスク
として、SiO2 膜127のパターニングを行い、更
に、そのパターニングされたSiO2 膜128をマスク
として、多結晶Si膜126をパターニングし、ワード
線129を形成する。 (3)次いで、図14(c)に示すように、CVD法に
より、SiO2 膜130(第2の酸化膜)を500Å程
度生成した後、リンイオンをイオン注入し、熱処理を施
し、N型不純物層131を形成する。
LP−CVD法により、SiN膜132(第1の窒化
膜)を500〜1000Å程度生成し、更に、CVD法
により、BPSG膜133(第1のBPSG膜)を数1
000Å生成し、N2 あるいはN2 +O2 雰囲気中にて
アニールし、BPSG膜133をフローさせる。更に、
LP−CVD法にて、SiN膜134を数100Å生成
する。
ホトリソエッチングにより、ビットコンタクト(図示な
し)を形成した後、多結晶Si膜135(第2の多結晶
Si膜)を1000Å程度、LP−CVD法により生成
し、更に、リンイオンをイオン注入する。次に、スパッ
タ法により、WSi膜136を1000〜2000Å程
度生成する。更に、CVD法によりSiO2 膜137
(第3の酸化膜)を1000Å生成する。このSiO2
膜137の膜厚は、必ずSiO2 膜130より厚くす
る。更に、LP−CVD法により、SiN膜138を1
000〜2000Å生成する。
に、リソグラフィエッチングにより、SiN膜138、
SiO2 膜137、WSi膜136、多結晶Si膜13
5をパターニングし、ビット線を形成する。次に、CV
D法により、SiO2 膜139(第4の酸化膜)を10
00Å程度生成する。 (7)次に、図15(b)に示すように、異方性エッチ
ングにより、SiO2膜139をエッチバックし、ビッ
ト線の側壁にサイドウォール140(第1のサイドウォ
ール)を形成する。この時、SiN膜134があるた
め、BPSG膜133はエッチングされない。次に、L
P−CVD法により、SiN膜141(第3の窒化膜)
を1000Å程度生成する。
異方性エッチングにより、SiN膜141をエッチバッ
クし、ビット線の側壁にサイドウォール142(第2の
サイドウォール)を形成する。この時、エッチング量を
SiN膜141(1000Å)より多くし、なおかつ、
SiN膜141+SiN膜138(1000+1000
〜2000Å)以下とすることにより、ビット線上にS
iN膜138を残すようにする。ここで、SiN膜13
4の不要部はエッチングされ、ビット線の部分だけにS
iN膜134が残る。
サイドウォール142及びSiN膜138をマスクとし
て、BPSG膜133を高選択比エッチにてエッチング
する。 (10)次に、図16(b)に示すように、SiN膜1
43をLP−CVD法により、100Å程度生成し、B
PSG膜144を数1000Å生成する。次に、ウェッ
トO2 雰囲気中でフローを行う。SiN膜143がBP
SG膜144の下全面を覆っているため、ウェットフロ
ーが可能となり、BPSG膜144の平坦化を低温で効
率よく行うことができる。
に、リソグラフィにより、セルコンタクトのレジストパ
ターン145を形成する。BPSG膜のエッチングレー
トが、SiN膜のレートに対し大きく(20以上)なる
エッチング条件において、BPSG膜144をエッチン
グする。 (12)次に、図17(a)に示すように、SiN膜の
エッチングレートが、BPSG膜に比べ大きくなる条件
で、SiN膜132、SiN膜138及びサイドウォー
ル142をエッチングする。
に、SiO2 膜130をエッチングし、サイドウォール
146(第3のサイドウォール)を形成する。この時の
エッチング量を、SiO2 膜130の膜厚(500Å)
以上、SiO2 膜137の膜厚(1000Å)とするこ
とで、ビット線上にはSiO2 膜137が残る。 (12)次に、図18(a)に示すように、レジストパ
ターン145を除去した後、キャパシタ下部電極となる
多結晶Si膜147を、LP−CVD法により生成し、
ヒ素イオンを注入する。
に、多結晶Si膜147をパターニングした後、キャパ
シタの誘電膜となるSiO2 /SiN複合膜148、キ
ャパシタ上部電極となる多結晶Si膜149を生成す
る。このようにして、平面的にみると、図13に示すよ
うなセルコンタクト150を得ることができる。なお、
151はビットコンタクトを示している。
3の存在により、BPSG膜144のウェット・フロー
化が可能となり、ドライ・フロー(第1実施例)に比
べ、プロセスを低温化でき、トランジスタ等の素子特性
にマージンを持たせることができる。また、ドライ・フ
ローと同じ温度で、ウェット・フローを行えば、BPS
G膜144の表面平坦度が向上することになり、セルコ
ンタクト、キャパシタ下部電極等の後工程のパターニン
グ特性にマージンを持たせることができる。
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
よれば、次のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、セルコンタクトの
ワード線及びビット線にかかるようなパターンにおいて
も、ワード線の側部は酸化膜サイドウォールで、また、
ワード線上部は酸化膜によって、キャパシタ下部電極と
電気的な絶縁が保たれており、また、ビット線の側部は
酸化膜サイドウォールで、また、ビット線の上部は酸化
膜によって、キャパシタ下部電極と電気的な絶縁が保た
れているので、DRAMのメモリセルの正常な動作が得
られる。
る際に、セルコンタクトのパターンを、ワード線及びビ
ット線のパターンとの合わせを無視してレイアウトする
ことができ、256Mb DRAM以降の微細なDRAM
メモリセルの形成を可能とすることができる。 (2)請求項2記載の発明によれば、SiN膜の存在に
より、BPSG膜のウェット・フロー化が可能となり、
ドライ・フロー(第1実施例)に比べ、プロセスを低温
化でき、トランジスタ等の素子特性にマージンを持たせ
ることができる。
ット・フローを行えば、BPSG膜の表面平坦度が向上
することになり、セルコンタクト、キャパシタ下部電極
等の後工程のパターニング特性にマージンを持たせるこ
とができる。
パターン図である。
タクト部の断面図である。
タクト部の製造工程断面図(その1)である。
タクト部の製造工程断面図(その2)である。
タクト部の製造工程断面図(その3)である。
タクト部の製造工程断面図(その4)である。
図である。
ーンの拡大平面図である。
ルパターン図である。
ンタクト部の製造工程断面図(その1)である。
ンタクト部の製造工程断面図(その2)である。
ンタクト部の製造工程断面図(その3)である。
ンタクト部の製造工程断面図(その4)である。
ンタクト部の製造工程断面図(その5)である。
39 SiO2 膜 28,128 パターニングされたSiO2 膜 29,129 ワード線(多結晶Si膜) 31,131 N型不純物層 32,34,38,41,132,134,138,1
41,143 SiN膜 33,43,133,144 BPSG膜 36,136 WSi膜 40,42,45,140,142,146 サイド
ウォール 44,145 レジストパターン 46,147 多結晶Si膜(キャパシタ下部電極) 47,148 SiO2 /SiN複合膜(キャパシタ
の誘電膜) 48,149 多結晶Si膜(キャパシタ上部電極) 49,150 セルコンタクト 50,151 ビットコンタクト
Claims (3)
- 【請求項1】 DRAMセルコンタクトのパターンがワ
ード線、ビット線にかかるようなパターンレイアウトに
おいて、(a)ワード線の側部は酸化膜サイドウォール
によって、ワード線の上部は酸化膜によってそれぞれキ
ャパシタ下部電極と電気的に絶縁が保たれ、(b)ビッ
ト線の側部は酸化膜サイドウォールによって、ビット線
の上部は酸化膜によってそれぞれキャパシタ下部電極と
電気的に絶縁が保たれていることを特徴とするDRAM
セルコンタクトの構造。 - 【請求項2】 DRAMセルコンタクトの形成方法にお
いて、(a)不純物がドープされた第1の多結晶Si上
に第1の酸化膜を生成し、この複合膜でワード線のパタ
ーンを形成する工程と、(b)その上に第2の酸化膜を
生成する工程と、(c)その上に第1の窒化膜を生成す
る工程と、(d)第1のBPSG膜を生成し、フローを
行う工程と、(e)不純物がドープされた第2の多結晶
Si膜、WSi膜、第3の酸化膜、第2の窒化膜を順次
生成し、この複合膜でビット線のパターンを形成する工
程と、(f)その上に第4の酸化膜を生成し、異方性エ
ッチングによりビット線の側部に第1のサイドウォール
を形成する工程と、(g)その上に第3の窒化膜を生成
し、異方性エッチングにより第2のサイドウォールを形
成する工程と、(h)第2のBPSG膜を生成し、ドラ
イN2 雰囲気にてBPSGフローを行う工程と、(i)
セルコンタクトのレジストパターンを形成する工程と、
(j)BPSGとSiNとの高選択比エッチングにて前
記第1及び第2のBPSG膜をエッチングする工程と、
(k)SiNとBPSGとの高選択比エッチングにて前
記第1の窒化膜、第2の窒化膜及び第2のサイドウォー
ルをエッチングする工程と、(l)異方性エッチングに
よりワード線の側部に第3のサイドウォールを形成する
とともに前記第2の酸化膜をエッチングしコンタクトを
とる工程とを有することを特徴とするDRAMセルコン
タクトの形成方法。 - 【請求項3】 DRAMセルコンタクトの形成方法 (a)不純物がドープされた第1の多結晶Si上に第1
の酸化膜を生成し、この複合膜でワード線のパターンを
形成する工程と、(b)その上に第2の酸化膜を生成す
る工程と、(c)その上に第1の窒化膜を生成する工程
と、(d)第1のBPSG膜を生成し、フローを行う工
程と、(e)不純物がドープされた第2の多結晶Si
膜、WSi膜、第3の酸化膜、第2の窒化膜を順次生成
し、この複合膜でビット線のパターンを形成する工程
と、(f)その上に第4の酸化膜を生成し、異方性エッ
チングによりビット線の側部に第1のサイドウォールを
形成する工程と、(g)その上に第3の窒化膜を生成
し、異方性エッチングにより第2のサイドウォールを形
成する工程と、(h)該第2のサイドウォール及び前記
第2の窒化膜をマスクとし、BPSG/SiN高選択比
エッチングにて前記第1のBPSG膜をエッチングする
工程と、(i)その上に、第4の窒化膜、第2のBPS
Gを順次生成し、ウェットO2 雰囲気にてBPSGフロ
ーを行う工程と、(j)セルコンタクトのレジストパタ
ーンを形成する工程と、(k)BPSGとSiNとの高
選択比エッチングにて前記第1及び第2のBPSG膜を
エッチングする工程と、(l)SiNとBPSGとの高
選択比エッチングにて前記第1の窒化膜、第2の窒化膜
及び第2のサイドウォールをエッチングする工程と、
(m)異方性エッチングによりワード線の側部に第3の
サイドウォールを形成するとともに前記第2の酸化膜を
エッチングしコンタクトをとる工程とを有することを特
徴とするDRAMセルコンタクトの形成方法。
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