JP2000164825A - 高密度dramキャパシター構造の製造方法 - Google Patents

高密度dramキャパシター構造の製造方法

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JP2000164825A JP10160987A JP16098798A JP2000164825A JP 2000164825 A JP2000164825 A JP 2000164825A JP 10160987 A JP10160987 A JP 10160987A JP 16098798 A JP16098798 A JP 16098798A JP 2000164825 A JP2000164825 A JP 2000164825A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストレージ構造とビット線構造との間に絶縁
サイドウォールスペーサーを形成して有効な素子分離を
行う高密度DRAMキャパシター構造を提供する。 【構成】 半導体基板のソース/ドレイン領域に接する
第1絶縁膜上に窒化シリコン膜で被覆されたポリシリコ
ンビット線構造を形成するステップと、一連の薄膜を堆
積してパターニングし、窒化シリコン膜で被覆されたポ
リシリコンビット線構造の表面に到達する第1ストレー
ジノード開口を形成するステップと、第1ストレージノ
ード開口の内面に第4絶縁膜を堆積してから等方性エッ
チングにより当該ポリシリコンビット線構造を保護する
絶縁サイドウォールスペーサーを形成するステップと、
第1ストレージノード開口をマスクとして異方性エッチ
ングによりストレージノードコンタクトホールを形成す
るステップと、ストレージノードコンタクトホール内部
にHSGシリコン膜を堆積し、さらにキャパシター誘電
膜を堆積してから上部電極を形成して、深いポケット形
COB構造を形成するステップとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイナミックランダ
ムアクセスメモリー(DRAM)デバイスの製造方法に
関し、特に、高密度DRAMキャパシター構造の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度DRAMデバイスの発展は、常に
そのキャパシター構造によって左右されてきており、新
しいキャパシター構造は、キャパシターの表面積を増加
させることにより蓄積容量を増大させるものでなければ
ならない。例えば、Kimのアメリカ特許第5,44
7,882号は、スタック型キャパシターにおいてクラ
ウン(王冠)状の新しいストレージノード形状(storag
e node configuration)を開示しており、ポリシリコン
による突出構造を利用してキャパシターの表面積を増加
させることを特徴としていた。しかしながら、この方法
では製造プロセスが複雑なものとなる上に、高密度DR
AMセルが必要とするだけの十分な表面積を獲得できな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】別なキャパシターの表
面積を増加させる方法としては、「先にビット線を形成
してからキャパシターを形成する」COB(Capacitor
Over Bit line)構造があり、DRAMセルを最小化す
ると同時に、DRAMの蓄積容量を増大させることがで
きるものであった。例えば、Iwataのアメリカ特許
第5,478,768号は、ストレージノードコンタク
トホール(storage node contact hole)において新し
い製造プロセスによりストレージノード容量を増大させ
たCOB構造を開示したものであり、半球状結晶粒(He
mi Spherical Grain = HSG)シリコン膜をストレージノ
ードコンタクトホールの内部表面に形成して、表面積を
増加させることを特徴としていた。しかしながら、HS
Gがストレージノードコンタクトホールの外側に残留し
やすいものであり、HSGの残留を防止しようとすれ
ば、最小ノードスペースを実現することが困難なものと
なっていた。
【0004】この発明は、このような課題を解決するた
めに、HSGがストレージノードコンタクトホールの外
側に残留する問題を解決して、最小ノードスペースをよ
り縮小するとともに、ストレージノード構造とビット線
構造との間に絶縁サイドウォールスペーサーを形成し
て、絶縁性の改善ならびに歩留りの向上を実現するもの
である。
【0005】そこで、この発明の第1の目的は、キャパ
シターの表面積を増加させて高密度DRAMセルに応用
することにある。その第2の目的は、深いポケット形C
OB構造を形成してから、HSGシリコン膜をストレー
ジノードコンタクトホールの内部表面に形成することに
ある。その第3の目的は、2つの窒化シリコン膜を用い
て、1つをビット線構造上に形成し、もう1つをビット
線上方の第2絶縁膜上に形成して、ストレージノードコ
ンタクトホールの形成時に必要なエッチング選択性を提
供することにある。その第4の目的は、ストレージノー
ド構造とビット線構造との間に絶縁サイドウォールスペ
ーサーを形成して有効な素子分離を行うことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、その
目的を達成するために、この発明にかかる高密度DRA
Mキャパシター構造の製造方法は、半導体基板上に下地
層となる伝達ゲートトランジスターおよびポリシリコン
ビット線構造ならびに、このポリシリコンビット線構造
上に位置するスタック型キャパシター構造を形成するも
のにおいて、窒化シリコン膜で被覆された伝達ゲートト
ランジスターのゲート構造を形成するステップと、伝達
ゲートトランジスター上に第1絶縁膜を堆積するステッ
プと、第1絶縁膜上を被覆する形でポリシリコンビット
線構造を形成し、第1絶縁膜中にコンタクトホールを形
成して、半導体基板の第1ソース/ドレイン領域とコン
タクトさせるステップと、ポリシリコンビット線構造上
および第1絶縁膜の上表面に第1層間窒化シリコン膜を
形成するステップと、第1層間窒化シリコン膜上に第2
絶縁膜、第2層間窒化シリコン膜、第3絶縁膜、第2ポ
リシリコン膜を含む一連の薄膜を形成するステップと、
これら一連の薄膜中に前記ポリシリコンビット線構造間
に位置する第1ストレージノード開口を形成するステッ
プと、第1ストレージノード開口中で第2絶縁膜および
第3絶縁膜の側壁をエッチングして凹溝を形成するステ
ップと、第4絶縁膜を堆積するステップと、第1ストレ
ージノード開口をマスクとしてストレージノードコンタ
クトホールを形成するとともに、第4絶縁膜および第1
層間窒化シリコン膜ならびに第1絶縁膜を除去すること
により、第2ソース/ドレイン領域を露出させ、第2絶
縁膜およびポリシリコンビット線構造の側壁を露出させ
て第4絶縁膜により絶縁サイドウォールスペーサーを形
成するステップと、第3ポリシリコン膜を堆積して、ス
トレージノードコンタクトホール内部を均一に被覆する
ステップと、第3ポリシリコン膜上に半球状結晶粒シリ
コン膜を堆積するステップと、第3絶縁膜の上表面から
半球状結晶粒シリコン膜および第3ポリシリコン膜なら
びに第2ポリシリコン膜を除去するステップと、第2層
間窒化シリコン膜の上表面から第3絶縁膜を除去して、
上層の半球状結晶粒シリコン膜ならびに下層の第3ポリ
シリコン膜を含むストレージノード構造を形成するとと
もに、ストレージノードコンタクトホール内部に半球状
結晶粒シリコン膜および第3ポリシリコン膜が、第2層
間窒化シリコン膜の上表面から外側へ突出する突出形状
を形成するステップと、ストレージノード構造上にキャ
パシター誘電膜を形成するステップと、上部電極を形成
してポリシリコンビット線構造の上方に位置するスタッ
ク型キャパシター構造を完成させるステップとを具備す
る。
【0007】また、この発明にかかる高密度DRAMキ
ャパシター構造の製造方法は、半導体基板上に深いポケ
ット形COB構造を形成するものであって、半導体基板
上に伝達ゲートトランジスターを作り込むステップと、
第1絶縁膜上を覆う形でポリシリコンビット線構造を形
成し、第1絶縁膜中のコンタクトホールを半導体基板の
第1ソース/ドレイン領域にコンタクトさせるステップ
と、第1層間窒化シリコン膜を堆積させてポリシリコン
ビット線構造を完全に被覆するステップと、第1層間窒
化シリコン膜上に第2絶縁膜を堆積するステップと、第
2絶縁膜を平坦化するステップと、第2絶縁膜上に第2
層間窒化シリコン膜を堆積するステップと、第2層間窒
化シリコン膜上に第3絶縁膜を堆積するステップと、第
3絶縁膜上に第2ポリシリコン膜を堆積するステップ
と、第2ポリシリコン膜、第3絶縁膜、第2層間窒化シ
リコン膜、第2絶縁膜中に、垂直方向が前記第1層間窒
化シリコン膜の上表面までで、かつ水平方向は前記ポリ
シリコンビット線構造間に第1ストレージノード開口を
形成するステップと、第1ストレージノード開口中で第
2絶縁膜および第3絶縁膜の側壁をエッチングして凹溝
を形成するステップと、第4絶縁膜を堆積して第2絶縁
膜および第3絶縁膜中の凹溝を充填するステップと、第
1ストレージノード開口の内部で、第1層間窒化シリコ
ン膜および前記第1絶縁膜ならびに第4絶縁膜を異方性
エッチングして、深いポケット形のストレージノードコ
ンタクトホールを形成し、伝達ゲートトランジスターの
第2ソース/ドレイン領域が、絶縁サイドウォールスペ
ーサーが形成される時に、ポリシリコンビット線構造の
窒化シリコン側壁上の第4絶縁膜とともに露出されるス
テップと、第2ポリシリコン膜の上表面に第3ポリシリ
コン膜を堆積して、深いポケット形のストレージノード
コンタクトホール内部を均一に被覆するとともに、第2
ソース/ドレイン領域にコンタクトさせるステップと、
第3ポリシリコン膜上に半球状結晶粒シリコン膜を堆積
するステップと、第5絶縁膜で前記した深いポケット形
のストレージノードコンタクトホールを充填するステッ
プと、第3絶縁膜の上表面から半球状結晶粒シリコン膜
および第3ポリシリコン膜ならびに第1ポリシリコン膜
を除去するステップと、深いポケット形のストレージノ
ードコンタクトホールおよび第2層間窒化シリコン膜の
上表面から第5絶縁膜を除去して、半球状結晶粒シリコ
ン膜および深いポケット形のストレージノードコンタク
トホール内部の第3ポリシリコン膜を含むストレージノ
ード構造を形成するステップと、ストレージノード構造
上にキャパシター誘電膜を形成するステップと、キャパ
シター誘電膜上に第4ポリシリコン膜を堆積するステッ
プと、第4ポリシリコン膜をパターニングして深いポケ
ット形COB構造の上部電極を形成するステップとを具
備する。
【0008】
【作用】上記した手段により、半導体基板上に深いポケ
ット形COB構造を形成してキャパシターの表面積を増
加させ、キャパシター容量を増大させるとともに、2つ
の層間窒化シリコン膜を用いて、1つをポリシリコンビ
ット線構造上に形成し、もう1つをポリシリコンビット
線構造上方の第2絶縁膜上に形成して、ストレージノー
ドコンタクトホールの形成時に必要なエッチング選択性
を提供し、かつストレージノード構造とビット線構造と
の間に絶縁サイドウォールスペーサーを形成して絶縁性
の改善ならびに歩留りの向上を実現する。
【0009】
【実施例】以下、この発明にかかる好適な実施例を図面
に基づいて説明する。なお、この実施例では、N型金属
酸化物半導体の電界効果型トランジスター(NFET)
を具体例としているが、同様に、P型金属酸化物半導体
の電界効果型トランジスター(PFET)にも適用でき
るものである。
【0010】図1において、ワード線WLがポリシリコ
ンゲート構造により作製され、素子領域である半導体基
板1を横切っているとともに、フィールド酸化領域2に
挟まれている。半導体基板1上でビット線BLがビット
線コンタクトホール24においてシリコン素子領域と相
互にコンタクトし、残りの領域は厚い絶縁膜(図示せ
ず)でシリコン素子領域とビット線BLとを分離してい
る。また、第1ストレージノード開口17aおよびCO
B構造26は、図示のような配置となっている。
【0011】この図1と図2(a)(b)とにおいて、
単結晶方位<100>のP形半導体基板1を用意する
が、(a)が図1のAA’線に沿った断面図を示し、
(b)が図1のBB’線に沿った断面図を示している
(以下、図11まで同じ)。図2(b)中、フィールド
酸化膜(Fox)2は素子分離に用いられるものであ
り、酸素雰囲気で温度を約850〜1050℃とする熱
酸化によって形成されるもので、その厚さを約3000
〜5000Åとし、窒化シリコン膜/酸化シリコン膜に
よる酸化マスクでパターニングされて、半導体基板1上
にフィールド酸化膜2を完成した後で、いずれも図示し
ていないが、熱リン酸溶液で上層マスクである窒化シリ
コン膜を除去し、フッ酸緩衝液(フッ化水素酸緩衝液と
もいう)で下層マスクである酸化シリコン膜を除去す
る。
【0012】一連の湿式洗浄を経て、ゲート酸化膜3を
酸素雰囲気で温度を約850〜1050℃として約50
〜200Åの厚さに形成する。次に、減圧化学気相堆積
(LPCVD)法により温度が約500〜700℃の範
囲でポリシリコン膜4を堆積し、約1500〜4000
Åの厚さに形成する。このポリシリコン膜4には、堆積
後にヒ素またはリンイオンを注入することができ、エネ
ルギー量を約30〜80KeV、ドーズ量を約1E13
〜1E16atoms/cm2とするか、あるいは、堆積と同時
に注入する工程により、ヒ素またはリンを加えたモノシ
ラン雰囲気で形成することもできる。そして、キャップ
酸化膜5を、例えば、窒化シリコン膜または下層が酸化
シリコン膜で上層が窒化シリコン膜の複合膜から形成す
るが、LPCVDあるいはプラズマ強化化学気相堆積
(PECVD)法により約1000〜3000Åの厚さ
に形成する。公知のリソグラフィーおよび反応性イオン
エッチング(RIE)によりCHF3をキャップ酸化膜
5のエッチング剤とし、Cl2をポリシリコン膜4のエ
ッチング剤として、図2(a)に示したDRAMワード
線のポリシリコンゲート構造を形成する。図2(b)
は、2つのワード線間の断面図であるため、このような
ポリシリコンゲート構造が出現しない。最後に、使用し
たフォトレジスト膜(図示せず)をプラズマ酸素洗浄お
よび湿式洗浄により除去する。
【0013】同じく、図2において、第1ソース/ドレ
イン領域である、薄くドーピングしたソース/ドレイン
領域6が、エネルギー量を約20〜50KeV、ドーズ
量を約1E13〜1E14atoms/cm2として形成され
る。次に、窒化シリコン側壁7を形成するが、まず窒化
シリコン側壁絶縁膜(図示せず)をLPCVDまたはP
ECVDのいずれかにより温度を約400〜700℃と
して約1500〜4000Åの厚さに形成してから、異
方性RIEによりCl2を窒化シリコンのエッチング剤
としてエッチング(もし複合膜であるなら先ずCHF3
をエッチング剤として酸化膜をエッチング)し、図2
(a)に示したポリシリコンワード線構造の側壁となる
窒化シリコン側壁7を形成する。この時点でポリシリコ
ンワード線構造は、窒化シリコンのキャップ酸化膜5な
らびに窒化シリコン側壁7で包囲されているので、それ
をマスクとしてヒ素イオンを、エネルギー量を約30〜
80KeV、ドーズ量を約1E15〜1E16atoms/cm
2として注入し、第2ソース/ドレイン領域である、濃
くドーピングされたソース/ドレイン領域8を形成す
る。
【0014】引き続き、第1絶縁膜9を形成するが、L
PCVDまたはPECVDのいずれかによりオルトケイ
酸テトラエチル(TEOS)をガス源として形成される
酸化シリコン、あるいは同様にLPCVDまたはPEC
VDのいずれかにより形成されるホウ素リンシリケート
ガラス(BPSG)とし、その厚さを約2000〜70
00Åとする。図2には図示していないが、ビット線コ
ンタクトホール24(図1を参照)は、公知のリソグラ
フィーおよびRIEプロセスによりCHF3をエッチン
グ剤として第1絶縁膜9をエッチングすることによって
濃くドーピングされたソース/ドレイン領域8を露出さ
せて完成するものである。最後に、第1ポリシリコン膜
10aをLPCVD法により温度を約500〜700℃
として約1000〜3000Åの厚さに堆積させるが、
この第1ポリシリコン膜10aを堆積してからヒ素また
はリンイオンを注入するか、あるいは堆積と同時に注入
する技術によってヒ素またはリンを加えたモノシラン雰
囲気で形成することができる。また、図示していない
が、第1ポリシリコン膜10a上にケイ化タングステン
膜を堆積して導電性を強化することもできる。
【0015】図3(b)において、第1ポリシリコン膜
10aのパターニングを説明すると、公知のリソグラフ
ィーおよび異方性RIEによりCl2をエッチング剤と
して、ポリシリコンビット線構造10bを形成する。図
3(a)に、第1ポリシリコン膜10aが除去されてい
る状況を示す。そして、第1層間窒化シリコン膜11を
形成して、図3(a)の第1絶縁膜9および図3(b)
のビット線構造10bを完全に被覆する。この第1層間
窒化シリコン膜11は、LPCVDまたはPECVDに
より温度を約500〜850℃として約500〜100
0Åの厚さとする。
【0016】図4において、第2絶縁膜12を同様にT
EOSにより堆積した酸化シリコン膜またはBPSG膜
とすることができ、LPCVDまたはPECVDによっ
て第1層間窒化シリコン膜11上に約4000〜700
0Åの厚さに堆積する。化学機械研磨(CMP)または
RIEで第2絶縁膜12を平坦化する。次に、LPCV
DまたはPECVDにより温度を約500〜850℃と
して厚さが約500〜1000Åの第2層間窒化シリコ
ン膜13を堆積する。再び、LPCVDまたはPECV
Dによって第3絶縁膜14を堆積するが、TEOSによ
り堆積した酸化シリコン膜またはBPSG膜とすること
ができ、厚さを約3000〜8000Åとする。最後
に、第2ポリシリコン膜15をLPCVDにより温度を
約500〜700℃として約500〜2000Åの厚さ
に堆積する。
【0017】図5において、フォトレジスト膜16をマ
スクとして第1ストレージノード開口17aを形成する
が、異方性RIEにより第2ポリシリコン膜15、第3
絶縁膜14、第2層間窒化シリコン膜13、第2絶縁膜
12を部分的にエッチングして第1層間窒化シリコン膜
11を露出させる。このエッチングにはCl2を第2ポ
リシリコン膜15および第2層間窒化シリコン膜13に
対するエッチング剤とし、CHF3を第3絶縁膜14お
よび第2絶縁膜12に対するエッチング剤とする。第2
絶縁膜12と比べて、CHF3は窒化シリコンに対する
エッチング選択性において低い除去率を有しているの
で、第1層間窒化シリコン膜11がエッチング除去され
ることを回避することができる。図5(b)に、第1層
間窒化シリコン膜11で被覆されたビット線構造10b
を示している。
【0018】図6において、先ず、第1ストレージノー
ド開口17aをフッ酸緩衝溶液で等方性ウエットエッチ
ングして、第1ストレージノード開口17a内部に露出
された第3絶縁膜14および第2絶縁膜12の各表面を
除去すると、第2ポリシリコン膜15ならびに第2層間
窒化シリコン膜13の下方にそれぞれ凹溝17cが形成
される。その後に、第4絶縁膜18aを形成するが、例
えば、LPCVDまたはPECVDによりTEOSをガ
ス源とし、温度を約500〜800℃として約500〜
1000Åの酸化シリコンを堆積する。第4絶縁膜18
aにより第1ストレージノード開口17a内部表面を均
一に被覆し、第3絶縁膜14および第2絶縁膜12の凹
溝17cを充填する。
【0019】図7において、異方性RIEによりCHF
3を第4絶縁膜18aおよび第1絶縁膜9に対するエッ
チング剤とし、Cl2を第1層間窒化シリコン膜11に
対するエッチング剤として、第2ソース/ドレイン領域
である、濃くドーピングされたソース/ドレイン領域8
を露出させると、深いポケット形のストレージノードコ
ンタクトホール17bが形成される。第4絶縁膜18a
を除去する際に、第3絶縁膜14の凹溝部分が除去され
るが、第2絶縁膜12部分には凹溝部分が残されて絶縁
サイドウォールスペーサー18bが形成され、図7
(b)に示すように、ポリシリコンビット線を窒化シリ
コン膜で包囲したビット線構造10bを補強する保護
(passivation)膜となる。また、絶縁サイドウォール
スペーサー18bが第2絶縁膜12の側壁だけに形成さ
れるので、下方が小径となった深いポケット形のストレ
ージノードコンタクトホール17bとなっている。
【0020】図8において、先ず、LPCVDにより温
度を約500〜700℃として厚さが約700〜150
0Åの第3ポリシリコン膜19を堆積するが、堆積後に
ヒ素またはリンイオンを注入するか、あるいは堆積と同
時にヒ素またはリンを加えたモノシラン雰囲気で形成す
る。そして、LPCVDにより温度を約500〜600
℃かつ圧力を約5〜100mTorrとして厚さが約300
〜700ÅのHSG(半球状結晶粒)シリコン膜20を
形成する。このHSGシリコン膜20は、凸凹の多い表
面を備えているので、その表面積が非常に大きいものと
なる。
【0021】図9において、深いポケット形のストレー
ジノードコンタクトホール17bを第5絶縁膜であるS
OG膜またはBPSG膜あるいはフォトレジスト膜21
で充填してから、CMPで第3絶縁膜より上にあるHS
Gシリコン膜20、第3ポリシリコン膜19、第2ポリ
シリコン膜15だけを選択的に除去する。あるいは、R
IEによりCl2をエッチング剤として、これらHSG
シリコン膜20、第3ポリシリコン膜19、第2ポリシ
リコン膜15を選択的にエッチング除去することもでき
る。
【0022】図10において、公知技術によりストレー
ジノードコンタクトホール17bからSOG膜またはB
PSG膜21を除去した後、フッ酸緩衝液で第3絶縁膜
14を除去すると、ストレージノード構造30が形成さ
れる。このストレージノード構造30は、第2層間窒化
シリコン膜13の上表面から外側へ突き出た突出形状を
備えているので、HSGシリコン膜20の表面積を大き
なままに保持することができる。なお、ストレージノー
ドコンタクトホール17bを充填しているのがフォトレ
ジスト膜21である場合、プラズマ酸素洗浄処理によっ
てフォトレジスト膜21を除去した後で、フッ酸緩衝液
により第3絶縁膜14を除去する必要がある。
【0023】図11において、先ずストレージノード構
造30上にキャパシター誘電膜22を形成するが、酸化
された窒化シリコン(ONO=酸化物/窒化物/酸化
物)膜とすることができ、厚さが約40〜80Åの酸化
シリコン膜に等しいものとする。つまり、熱酸化によっ
て厚さが約10〜20Åの酸化シリコン膜を形成してか
ら、厚さが約10〜50Åの窒化シリコン膜を堆積し、
さらに、この窒化シリコン膜を酸化することにより上層
を酸化された窒化シリコン膜とする。次に、LPCVD
により温度を約500〜700℃として厚さが約100
0〜3000Åの第4ポリシリコン膜23を堆積する
が、堆積後にヒ素またはリンイオンを注入するか、ある
いは堆積と同時にヒ素またはリンイオンを加えたモノシ
ラン雰囲気で形成する。そして、リソグラフィーおよび
RIEによりCl2を第4絶縁膜23およびキャパシタ
ー誘電膜22に対するエッチング剤として、深いポケッ
ト形COB構造26を形成し、フォトレジスト膜(図示
せず)を除去してからプラズマ酸素洗浄ならびに湿式洗
浄によりクリーニングする。
【0024】以上のごとく、この発明を好適な実施例に
より開示したが、当業者であれば容易に理解できるよう
に、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更
ならびに修正が当然なされうるものであるから、その特
許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等
な領域を基準として定めなければならない。
【0025】
【発明の効果】上記した構成により、この発明にかかる
高密度DRAMキャパシター構造の製造方法は、半導体
基板上に深いポケット形COB構造を形成してキャパシ
ターの表面積を増加させ、キャパシター容量を増大させ
ることができるとともに、ストレージノード構造とポリ
シリコンビット線構造との間に絶縁サイドウォールスペ
ーサーを形成して絶縁性を改善しているので、歩留りを
向上させることができる。従って、産業上の利用価値が
高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるCOB構造を備えたDRAM
セルを示す平面図である。
【図2】この発明にかかる第1ポリシリコン膜の形成ま
でを示す断面図である。
【図3】この発明にかかるビット線構造の形成までを示
す断面図である
【図4】この発明にかかる第2ポリシリコン膜の形成ま
でを示す断面図である。
【図5】この発明にかかる第1ストレージノード開口の
形成までを示す断面図である。
【図6】この発明にかかる第4絶縁膜の形成までを示す
断面図である。
【図7】この発明にかかるポケット形コンタクトホール
の形成までを示す断面図である。
【図8】この発明にかかるHSGシリコン膜の形成まで
を示す断面図である。
【図9】この発明にかかるコンタクトホール充填工程を
示す断面図である。
【図10】この発明にかかるストレージノード構造の形
成までを示す断面図である。
【図11】この発明にかかる高密度DRAMキャパシタ
ー構造の形成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フィールド酸化領域 3 ゲート酸化膜 4 ポリシリコン膜 5 キャップ酸化膜 6 薄くドーピングされたソース/ドレイン領域
(第1) 7 窒化シリコン側壁 8 濃くドーピングされたソース/ドレイン領域
(第2) 9 第1絶縁膜 10a 第1ポリシリコン膜 10b ポリシリコンビット線構造 11 第1層間窒化シリコン膜 12 第2絶縁膜 13 第2層間窒化シリコン膜 14 第3絶縁膜 15 第2ポリシリコン膜 17a 第1ストレージノード開口 17b 深いポケット形のストレージノードコンタクト
ホール 17c 凹溝 18a 第4絶縁膜 18b 絶縁サイドウォールスペーサー 19 第3ポリシリコン膜 20 HSGシリコン膜 21 SOG膜またはBPSG膜あるいはフォトレジ
スト膜(第5絶縁膜) 22 キャパシター誘電膜 23 第4ポリシリコン膜 24 ビット線コンタクトホール 26 深いポケット形COB構造 30 ストレージノード構造

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に下地層となる伝達ゲート
    トランジスターおよびポリシリコンビット線構造ならび
    に、このポリシリコンビット線構造上に位置するスタッ
    ク型キャパシター構造を形成するものにおいて、 窒化シリコン膜で包囲された前記伝達ゲートトランジス
    ターのゲート構造を形成するステップと、 前記伝達ゲートトランジスター上に第1絶縁膜を堆積す
    るステップと、 この第1絶縁膜上を被覆する形で前記ポリシリコンビッ
    ト線構造を形成し、前記第1絶縁膜中にコンタクトホー
    ルを形成して、前記半導体基板の第1ソース/ドレイン
    領域とコンタクトさせるステップと、 前記ポリシリコンビット線構造上および前記第1絶縁膜
    の上表面に第1層間窒化シリコン膜を形成するステップ
    と、 この第1層間窒化シリコン膜上に第2絶縁膜、第2層間
    窒化シリコン膜、第3絶縁膜、第2ポリシリコン膜を含
    む一連の薄膜を形成するステップと、 これら一連の薄膜中に前記ポリシリコンビット線構造間
    に位置する第1ストレージノード開口を形成するステッ
    プと、 この第1ストレージノード開口中で前記第2絶縁膜およ
    び前記第3絶縁膜の側壁をエッチングして凹溝を形成す
    るステップと、 第4絶縁膜を堆積するステップと、 前記第1ストレージノード開口をマスクとしてストレー
    ジノードコンタクトホールを形成するとともに、前記第
    4絶縁膜および前記第1層間窒化シリコン膜ならびに前
    記第1絶縁膜を除去することにより、第2ソース/ドレ
    イン領域を露出させ、前記第2絶縁膜および前記ポリシ
    リコンビット線構造の側壁を露出させて前記第4絶縁膜
    により絶縁サイドウォールスペーサーを形成するステッ
    プと、 第3ポリシリコン膜を堆積して、均一に前記ストレージ
    ノードコンタクトホール内部を均一に被覆するステップ
    と、 この第3ポリシリコン膜上に半球状結晶粒シリコン膜を
    堆積するステップと、 前記第3絶縁膜の上表面から前記半球状結晶粒シリコン
    膜および前記第3ポリシリコン膜ならびに第2ポリシリ
    コン膜を除去するステップと、 前記第2層間窒化シリコン膜の上表面から前記第3絶縁
    膜を除去して、上層の前記半球状結晶粒シリコン膜なら
    びに下層の前記第3ポリシリコン膜を含むストレージノ
    ード構造を形成するとともに、前記ストレージノードコ
    ンタクトホール内部に前記半球状結晶粒シリコン膜およ
    び前記第3ポリシリコン膜が、前記第2層間窒化シリコ
    ン膜の上表面から外側へ突出した突出形状を形成するス
    テップと、 前記ストレージノード構造上にキャパシター誘電膜を形
    成するステップと、 上部電極を形成して前記ポリシリコンビット線構造の上
    方に位置する前記スタック型キャパシター構造を完成さ
    せるステップとを具備する高密度DRAMキャパシター
    構造の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記伝送ゲートトランジスターが、さら
    に、ポリシリコンゲート構造を含むものであって、厚さ
    が約50〜200Åのゲート酸化膜上に位置して窒化シ
    リコン膜で被覆されるとともに、N形ソース/ドレイン
    領域に対する窒化シリコン側壁を有するものである請求
    項1記載の高密度DRAMキャパシター構造の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 上記第1層間窒化シリコン膜上に配置さ
    れる上記した一連の薄膜が、さらに、TEOSをガス源
    として形成される酸化膜、またはLPCVDあるいはP
    ECVDのいずれかにより堆積される厚さが約4000
    〜7000ÅのBPSG膜から形成される下地層となる
    第2絶縁膜と、LPCVDまたはPECVDのいずれか
    により温度を約500〜850℃として堆積される厚さ
    が約500〜1000Åとする第2層間窒化シリコン膜
    と、TEOSをガス源として形成される酸化膜、または
    LPCVDあるいはPECVDのいずれかにより堆積さ
    れる厚さが約3000〜8000ÅのBPSG膜で形成
    される第3絶縁膜と、LPCVD法により温度がを約5
    00〜700℃として堆積される厚さが約500〜20
    00Åの第2ポリシリコン膜とを含むものである請求項
    1記載の高密度DRAMキャパシター構造の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記した第3絶縁膜および第2絶縁膜の
    側壁を露出させて、前記第1ストレージノード開口に形
    成される凹溝が、フッ酸緩衝液によりエッチングして得
    られるものである請求項1記載の高密度DRAMキャパ
    シター構造の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記した第2絶縁膜および保護膜となる
    窒化シリコン側壁上の上記絶縁サイドウォールスペーサ
    ーが、上記ストレージノードコンタクトホール内部の上
    記ポリシリコンビット線構造において、LPCVDある
    いはPECVDのいずれかにより堆積される酸化シリコ
    ンより形成される厚さを約500〜1000Åとする第
    4絶縁膜を、さらにCHF3をエッチング剤として異方
    性RIEエッチングして形成されるものである請求項1
    記載の高密度DRAMキャパシター構造の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記ストレージノードコンタクトホール
    が、異方性RIEプロセスにより、CHF3を上記第4
    絶縁膜および第1絶縁膜のエッチング剤とし、Cl2
    上記第1層間窒化シリコン膜のエッチング剤として形成
    されるものである請求項1記載の高密度DRAMキャパ
    シター構造の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に深いポケット形COB構
    造を形成するものであって、 前記半導体基板上に伝達ゲートトランジスターを作り込
    むステップと、 第1絶縁膜上を覆う形でポリシリコンビット線構造を形
    成し、前記第1絶縁膜中のコンタクトホールを前記半導
    体基板の第1ソース/ドレイン領域にコンタクトさせる
    ステップと、 第1層間窒化シリコン膜を堆積させて前記ポリシリコン
    ビット線構造を完全に被覆するステップと、 この第1層間窒化シリコン膜上に第2絶縁膜を堆積する
    ステップと、 この第2絶縁膜を平坦化するステップと、 この第2絶縁膜上に第2層間窒化シリコン膜を堆積する
    ステップと、 この第2層間窒化シリコン膜上に第3絶縁膜を堆積する
    ステップと、 この第3絶縁膜上に第2ポリシリコン膜を堆積するステ
    ップと、 前記した第2ポリシリコン膜、第3絶縁膜、第2層間窒
    化シリコン膜、第2絶縁膜中に、垂直方向が前記第1層
    間窒化シリコン膜の上表面までで、かつ水平方向は前記
    ポリシリコンビット線構造間に第1ストレージノード開
    口を形成するステップと、 この第1ストレージノード開口中で前記第2絶縁膜およ
    び前記第3絶縁膜の側壁をエッチングして凹溝を形成す
    るステップと、 第4絶縁膜を堆積して前記第2絶縁膜および前記第3絶
    縁膜中の凹溝を充填するステップと、 前記第1ストレージノード開口の内部で、前記第1層間
    窒化シリコン膜および前記第1絶縁膜ならびに前記第4
    絶縁膜を異方性エッチングして、深いポケット形のスト
    レージノードコンタクトホールを形成し、前記伝達ゲー
    トトランジスターの第2ソース/ドレイン領域が、絶縁
    サイドウォールスペーサーが形成される時に、ポリシリ
    コンビット線構造の窒化シリコン側壁上の前記第4絶縁
    膜とともに露出されるステップと、 前記第2ポリシリコン膜の上表面に第3ポリシリコン膜
    を堆積して、前記した深いポケット形のストレージノー
    ドコンタクトホール内部を均一に被覆するとともに、前
    記第2ソース/ドレイン領域にコンタクトさせるステッ
    プと、 前記第3ポリシリコン膜上に半球状結晶粒シリコン膜を
    堆積するステップと、 第5絶縁膜で前記した深いポケット形のストレージノー
    ドコンタクトホールを充填するステップと、 前記第3絶縁膜の上表面から前記半球状結晶粒シリコン
    膜および前記第3ポリシリコン膜ならびに第2ポリシリ
    コン膜を除去するステップと、 前記した深いポケット形のストレージノードコンタクト
    ホールおよび第2層間窒化シリコン膜の上表面から前記
    第5絶縁膜を除去して、前記半球状結晶粒シリコン膜お
    よび前記した深いポケット形のストレージノードコンタ
    クトホール内部の前記第3ポリシリコン膜を含むストレ
    ージノード構造を形成するステップと、 このストレージノード構造上にキャパシター誘電膜を形
    成するステップと、 このキャパシター誘電膜上に第4ポリシリコン膜を堆積
    するステップと、 この第4ポリシリコン膜をパターニングして前記深いポ
    ケット形COB構造の上部電極を形成するステップとを
    具備する高密度DRAMキャパシター構造の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記第2絶縁膜が、TEOSをガス源と
    して形成される酸化膜、またはLPCVDあるいはPE
    CVDのいずれかによって堆積される厚さが約4000
    〜7000ÅのBPSG膜である請求項7記載の高密度
    DRAMキャパシター構造の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記第2層間窒化シリコン膜が、LPC
    VDまたはPECVDのいずれかによって、温度を約5
    00〜850℃として約500〜1000Åの厚さを堆
    積するものである請求項7記載の高密度DRAMキャパ
    シター構造の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記第3絶縁膜が、TEOSをガス源
    として形成される酸化膜、またはLPCVDあるいはP
    ECVDのいずれかによって堆積される厚さが約300
    0〜8000ÅのBPSG膜である請求項7記載の高密
    度DRAMキャパシター構造の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記第2ポリシリコン膜が、LPCV
    D法により温度を約500〜700℃として約500〜
    2000Åの厚さを堆積して形成されるものである請求
    項7記載の高密度DRAMキャパシター構造の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 上記第3絶縁膜および第2絶縁膜の露
    出された側壁において、上記第1ストレージノード開口
    に形成される凹溝が、フッ酸緩衝液によるエッチングで
    得られるものである請求項7記載の高密度DRAMキャ
    パシター構造の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記第4絶縁膜が、酸化シリコン膜で
    あり、LPCVDまたはPECVDのいずれかによっ
    て、温度を約500〜800℃として約500〜100
    0Åの厚さを堆積して形成されるものである請求項7記
    載の高密度DRAMキャパシター構造の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記した深いポケット形のストレージ
    ノードコンタクトホールが、異方性RIEプロセスによ
    りCHF3を上記第4絶縁膜および上記第1絶縁膜のエ
    ッチング剤とし、Cl2を上記第1層間窒化シリコン膜
    のエッチング剤として形成されるものである請求項7記
    載の高密度DRAMキャパシター構造の製造方法。
  15. 【請求項15】 上記第2絶縁膜および上記ポリシリコ
    ンビット線構造の窒化シリコン側壁上に位置する絶縁サ
    イドウォールスペーサーが、異方性RIEプロセスによ
    りCHF3をエッチング剤として前記第2絶縁膜をエッ
    チングして形成されるものである請求項7記載の高密度
    DRAMキャパシター構造の製造方法。
  16. 【請求項16】 上記深いポケット形のストレージノー
    ドコンタクトホールを充填するために使用される第5絶
    縁膜が、スピンオングラス膜またはBPSG膜である請
    求項7記載の高密度DRAMキャパシター構造の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 上記ポリシリコンビット線構造が、L
    PCVD法により温度を約500〜700℃として厚さ
    が約1000〜3000Åのポリシリコン膜を堆積して
    から、RIEプロセスでCl2をエッチング剤としてパ
    ターニングすることにより形成されるものである請求項
    1または7記載の高密度DRAMキャパシター構造の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 上記第1層間窒化シリコン膜が、LP
    CVDまたはPECVDのいずれかにより温度を約50
    0〜850℃として約500〜1000Åの厚さに堆積
    形成されるものである請求項1または7記載の高密度D
    RAMキャパシター構造の製造方法。
  19. 【請求項19】 上記第3ポリシリコン膜が、LPCV
    D法により温度を約500〜700℃として約700〜
    1500Åの厚さに堆積されるとともに、堆積後にヒ素
    またはリンイオンを注入して形成されるか、あるいは堆
    積と同時に注入する技術によりヒ素またはリンを加えた
    モノシラン雰囲気で形成されるものである請求項1また
    は7記載の高密度DRAMキャパシター構造の製造方
    法。
  20. 【請求項20】 上記第1ストレージノード開口が、上
    記した一連の薄膜のRIEプロセスから得られるもの
    で、それぞれCl2を上記第2ポリシリコン膜および第
    2層間窒化シリコン膜のエッチング剤とし、CHF3
    上記第3絶縁膜および上記第2絶縁膜のエッチング剤と
    するものである請求項1または7記載の高密度DRAM
    キャパシター構造の製造方法。
  21. 【請求項21】 上記半球状結晶粒シリコン膜が、LP
    CVD法により温度を約500〜600℃とし、圧力を
    100mTorrとして約300〜700Åの厚さを堆積す
    るものである請求項1または7記載の高密度DRAMキ
    ャパシター構造の製造方法。
  22. 【請求項22】 上記ストレージノード構造が、CMP
    プロセスにより、あるいはCl2をエッチング剤とする
    異方性RIEプロセスによって、不要な半球状結晶粒シ
    リコン膜および第3ポリシリコン膜を除去することで形
    成されるものである請求項1または7記載の高密度DR
    AMキャパシター構造の製造方法。
  23. 【請求項23】 上記キャパシター誘電膜が、ONO膜
    であり、その厚さが約40〜80Åの酸化シリコン膜に
    等しいものであって、先ず熱酸化により厚さが約10〜
    20Åの酸化シリコン膜を形成してから厚さが約10〜
    50Åの窒化シリコン膜を堆積し、この窒化シリコン膜
    を熱酸化して、上層が窒化された酸化シリコン膜で下層
    が窒化シリコン膜という構造を形成するものである請求
    項1または7記載の高密度DRAMキャパシター構造の
    製造方法。
  24. 【請求項24】 上記第4ポリシリコン膜により形成さ
    れる上記スタック型キャパシター構造の上記上部電極
    が、LPCVD法により温度を約500〜700℃とし
    て約1000〜3000Åの厚さに堆積されるものであ
    る請求項1または7記載の高密度DRAMキャパシター
    構造の製造方法。
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