JPH08125130A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH08125130A
JPH08125130A JP6262338A JP26233894A JPH08125130A JP H08125130 A JPH08125130 A JP H08125130A JP 6262338 A JP6262338 A JP 6262338A JP 26233894 A JP26233894 A JP 26233894A JP H08125130 A JPH08125130 A JP H08125130A
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JP
Japan
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wiring
signal
capacitance
semiconductor integrated
integrated circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP6262338A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiko Nagahisa
龍彦 永久
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6262338A priority Critical patent/JPH08125130A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多層配線を有する半導体集積回路において、
配線層の異なる信号配線間の容量結合によるクロストー
クやノイズを減少させ、回路動作の安定化を図る。 【構成】 信号配線1と信号配線21について、その全
層間配線容量は、平行平板容量成分31、フリンジ容量
成分41、42の合計になる。信号配線31の両側に同
じ配線層を使用して、各々接地電位および電源電圧電位
に固定された接地配線81および電源配線71を層間絶
縁膜の膜厚程度以下に近接して設置することにより、信
号配線21のフリンジから信号配線1へ向かう電気力線
の一部を、近接して設置した接地配線81あるいは電源
配線71へ終端させる。これにより、信号配線1と信号
配線21の全層間配線容量のうち、フリンジ容量成分4
1および42を大幅に減少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層金属配線を有する
半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロプロセッサなどの半導体
集積回路は高速化、大規模化が進んでおり、高速大容量
のオンチップRAM/ROMなどが搭載されるようにな
ってきている。それにともない、これらのオンチップR
AM/ROMは、半導体集積回路のレイアウト面積の大
半を占めることが多くなっている。
【0003】これらのオンチップRAM/ROMブロッ
クの多くは、通常、自動配置配線プログラムでレイアウ
トされるランダムロジックブロックと異なり、ブロック
内のトランジスタの密度が高いため、ブロック内部で上
層の金属配線層をレイアウト面積縮小のために有効に利
用できない。さらに、オンチップRAM/ROMブロッ
クはその内部で微少な電圧差を増幅して動作させること
が多く、信号配線間の寄生容量結合によるノイズの影響
を受けて誤動作してしまう可能性があるため、上層配線
を利用して、RAM/ROMブロック以外の信号配線を
RAM/ROMブロック上に配置できない場合が多い。
【0004】図2は、従来の半導体集積回路の断面図を
示したものである。ここで、信号配線1と信号配線21
について注目すると、その全層間配線容量は平行平板容
量成分31とフリンジ容量成分41及び42を合計した
ものとなる。半導体集積回路の微細化が進むにつれて、
配線間隔が小さくなるために配線容量が大きくなってき
ており、配線の断面構造がより立体的になっているた
め、全層間配線容量に占めるフリンジ容量成分の割合は
大きくなってきている。一例を挙げると、サブミクロン
デザインルールを用いた半導体集積回路においては、平
行平板容量成分とフリンジ容量成分はほぼ同等か、ある
いはそれ以上の割合となってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】異なる配線層の信号配
線間に層間配線容量が存在すると、容量結合により、信
号配線1の信号が変化した時に信号配線2にノイズが発
生する。逆に信号配線2の信号の変化によって信号配線
1へノイズが発生する場合も考えられる。信号配線1を
前述のRAM/ROMブロック内の信号配線、信号配線
2をその上層配線として考えた場合、微少な電圧差を増
幅して動作しているRAM/ROMブロック内の信号配
線へ、容量結合を介して上層配線の信号の変化がノイズ
として現れてしまうことになり、最悪の場合にはRAM
/ROMブロックの誤動作の原因になってしまう。
【0006】これらの問題は次の理由で生じていた。す
なわち、半導体集積回路の微細化によって、層間配線容
量が無視できなくなり、配線層間の寄生容量によって、
異なる配線層の信号線の間に容量結合によるノイズやク
ロストークが発生するためである。
【0007】通常のランダムロジックの回路について
は、容量結合による多少のノイズやクロストークが発生
したとしても、ノイズマージンが比較的大きいため、回
路の誤動作などの致命的な障害が発生することは稀であ
る。しかし、オンチップRAM・ROMなどの回路の場
合には、微少な電圧差(通常は数10mV〜数100m
V)を増幅して動作させることが多い。このような場合
には前述のような容量結合による微弱なノイズであって
も、回路の誤動作といった障害の原因になる。従来は、
このような回路の誤動作を未然に防ぐため、ノイズマー
ジンの高くないオンチップRAM・ROMなどの回路の
上層については配線禁止領域として、別の回路の信号配
線を配置しないことが多い。このため、レイアウトの大
部分を占めるオンチップRAM・ROMなどの上層に信
号配線を配置できないため、レイアウト面積が増大する
ため、半導体集積回路のコストアップの原因になるとい
う問題があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するものであり、
ノイズマージンの高くないオンチップRAM/ROMな
どの回路ブロックの上層に、別の回路の信号配線をノイ
ズの発生を抑制して配置することを可能にするものであ
り、レイアウト面積の小さい、安価な半導体集積回路を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、第1の手段は、複数の金属配線層を有する半導体集
積回路中の、信号配線の両側に平行に、前記信号配線と
同じ配線層の接地電位および電源電圧電位に固定された
接地配線および電源配線を、異なる配線層の配線を電気
的に絶縁する層間絶縁層の厚さと同等かあるいはそれ以
下の距離まで前記信号配線に近接して配置するよう構成
したものである。
【0010】第2の手段は、上記第1の手段において、
前記接地配線および電源配線と前記信号配線が、RAM
/ROM回路の上層に配置するよう構成したものであ
る。
【0011】
【作用】本発明は、前述の構成により、第1の発明で
は、多層配線を有する半導体集積回路において、信号配
線のフリンジ(側面)から、異なる配線層の信号配線へ
終端していた電気力線の大部分を、前述の接地電位ある
いは電源電圧電位に固定された2本の同じ配線層の配線
へ終端させることができるため、異なる複数の配線層の
配線の層間配線容量のフリンジ容量成分を大幅に減少さ
せることができ、層間配線容量全体を減少させることが
できる。層間配線容量を減少させることができるため、
異なる配線層の配線間のインピーダンスが大きくなり、
容量結合によるノイズやクロストークを抑えることが可
能である。
【0012】第2の発明では、前記信号配線と、その下
層のRAM/ROM回路ブロック内の信号配線との間の
層間配線容量を抑えることができるため、容量結合によ
るノイズの発生を抑制することができる。RAM/RO
M回路ブロックの動作に悪影響を与えることなくRAM
/ROM回路の上層配線の有効利用が可能となるため、
半導体集積回路全体のレイアウト面積を縮小することが
できる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の実施例による半導体集積回
路の断面構造を示す。
【0014】1は信号配線(n−1層目)、21、22
は信号配線(n層目)、31、32は平行平板容量成
分、41〜44はフリンジ容量成分、5は絶縁層、61
〜64は線間容量成分、71、72は電源配線、81は
接地配線である。
【0015】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。信号配線1と信号配線21について注目する
と、その全層間配線容量は平行平板容量成分31とフリ
ンジ容量成分41及び42を合計したものとなる。
【0016】本発明においては、信号配線31の両側に
同じ配線層を使用して、それぞれ接地電位および電源電
圧電位に固定された接地配線81および電源配線71を
層間絶縁膜の膜厚程度以下に近接して設置することによ
り、信号配線21のフリンジ(側面)から信号配線1へ
向かう電気力線の一部を、近接して設置した接地配線8
1あるいは電源配線71へ終端させる。
【0017】その結果、接地配線81および電源配線7
1を信号配線21に近接して配置しない場合と比較し
て、信号配線1と信号配線21の全層間配線容量のう
ち、フリンジ容量成分41および42を大幅に減少させ
ることができる。
【0018】次にフリンジ容量成分がどの程度減少する
かについて、例を示して説明する。図3は、信号配線2
1と接地配線81および電源配線71の距離を変化させ
た場合の信号配線1と信号配線21の間の層間容量のフ
リンジ容量成分41および42の依存性を示したグラフ
の一例である。横軸は配線間隔、縦軸はフリンジ容量成
分を配線間隔が6μmの場合を1として規格化したもの
である。信号配線21と接地配線81および電源配線7
1の間隔が小さくなるに従って、信号配線1と信号配線
21の間の層間容量のフリンジ成分41は大幅に小さく
なる。接地配線81および電源配線71を配置しない場
合(配線間隔が6μm以上の場合と考えることができ
る)、あるいは接地配線81および電源配線71を配置
した場合でも配線間隔が6μm以上ある場合と比較し
て、1/3〜1/4程度にすることが可能である。
【0019】信号配線1と信号配線22についても同様
に、層間容量のフリンジ成分43および44を大幅に減
少させることができる。
【0020】なお、本実施例における接地配線81およ
び電源配線71は、信号配線1、信号配線21および信
号配線22に接続される回路ブロックへ接地電位および
電源電圧電位を供給するものであっても構わない。
【0021】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、多
層配線を有する半導体集積回路において、信号配線のフ
リンジ(側面)から、異なる配線層の信号配線へ終端し
ていた電気力線の大部分を、前述の接地電位あるいは電
源電圧電位に固定された2本の同じ配線層の配線へ終端
させることができるため、異なる複数の配線層の配線の
層間配線容量のフリンジ容量成分を大幅に減少させるこ
とができ、層間配線容量全体を減少させることができ
る。層間配線容量を減少させることができるため、異な
る配線層の配線間のインピーダンスが大きくなり、容量
結合によるノイズやクロストークを抑えることが可能で
ある。
【0022】また、第2の発明によれば、微少な電圧差
を検出・増幅して動作する差動増幅回路を用いたオンチ
ップSRAM/ROM回路のメモリアレイ上に、上層配
線を使用してSRAM/ROM回路以外の他の信号配線
を設置する場合などにおいても、前記信号配線の下層の
RAM/ROM回路ブロック内の信号配線との間の層間
配線容量を抑えることができるため、容量結合によるノ
イズの発生を抑制することができる。RAM/ROM回
路ブロックの動作に悪影響を与えることなくRAM/R
OM回路の上層配線の有効利用が可能となるため、半導
体集積回路全体のレイアウト面積を縮小することがで
き、安価な半導体集積回路を実現することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における半導体集積回路の断面
【図2】従来例の半導体集積回路の断面図
【図3】本発明の実施例において、フリンジ容量成分の
配線間隔依存性を示すグラフ
【符号の説明】
1 信号配線(n−1層目) 21、22 信号配線(n層目) 31、32 平行平板容量成分 41〜44 フリンジ容量成分 5 絶縁層 61〜64 線間容量成分 71、72 電源配線 81 接地配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/10 471

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の金属配線層を有する半導体集積回路
    において、 信号配線と、前記信号配線の両側に並行して、前期信号
    配線と同じ配線層で配置され、それぞれ接地電位と、電
    源電圧電位に固定された接地配線および電源配線を有
    し、 前期信号配線と前記接地配線および前記電源配線は、異
    なる配線層の配線を電気的に絶縁する層間絶縁層の厚さ
    と同等かあるいはそれ以下の距離まで近接して配置され
    たことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導体集積回路において、
    接地配線と電源配線および信号配線が、RAM/ROM
    回路の上層に配置されたこと特徴とする半導体集積回
    路。
JP6262338A 1994-10-26 1994-10-26 半導体集積回路 Pending JPH08125130A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1028431A2 (en) * 1999-02-10 2000-08-16 Lucent Technologies Inc. Shielded bitlines for static rams
US6118708A (en) * 1998-05-14 2000-09-12 Fujitsu Limited Semiconductor memory device
KR100445632B1 (ko) * 2001-09-26 2004-08-25 삼성전자주식회사 커플링 노이즈를 감소시킬 수 있는 배선 구조
US6788561B2 (en) 2001-06-22 2004-09-07 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit device with reduced coupling noise
US7358548B2 (en) 2005-01-27 2008-04-15 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit having layout in which buffers or protection circuits are arranged in concentrated manner
KR101231242B1 (ko) * 2005-12-29 2013-02-08 매그나칩 반도체 유한회사 이웃한 비트라인간 캐패시티브 커플링노이즈를 방지한에스램셀

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