JPH0812441A - 窒化珪素質焼結体の製造方法 - Google Patents
窒化珪素質焼結体の製造方法Info
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- JPH0812441A JPH0812441A JP6142905A JP14290594A JPH0812441A JP H0812441 A JPH0812441 A JP H0812441A JP 6142905 A JP6142905 A JP 6142905A JP 14290594 A JP14290594 A JP 14290594A JP H0812441 A JPH0812441 A JP H0812441A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】珪素の直接窒化法により合成され、未窒化の金
属珪素量が0.2〜5重量%である窒化珪素粉末を主成
分とし、焼結助剤として、Y2 O3 、Sm2 O3、Er
2 O3 およびYb2 O3 のうちの少なくとも1種の希土
類元素酸化物を1〜10モル%の割合で含有する混合粉
末、あるいはこれにタングステン化合物を0.1〜5モ
ル%の割合で添加した混合粉末を成形した後、窒素ガス
を含む非酸化性雰囲気中、15℃/分以下の速度で焼成
温度まで昇温し1600〜1900℃の温度で焼成する
ことである。 【効果】安価な原料を用いながらも緻密化が可能である
とともに、強度、耐摩耗性に優れ、ターボチャージャ用
ロータ、ピストンピン、吸排気バルブ、カムローラ等の
自動車用部品やケージミル、メカニカルシール等の耐摩
部材、ガスタービンエンジン用部品等に使用される廉価
な窒化珪素質焼結体を提供できる。
属珪素量が0.2〜5重量%である窒化珪素粉末を主成
分とし、焼結助剤として、Y2 O3 、Sm2 O3、Er
2 O3 およびYb2 O3 のうちの少なくとも1種の希土
類元素酸化物を1〜10モル%の割合で含有する混合粉
末、あるいはこれにタングステン化合物を0.1〜5モ
ル%の割合で添加した混合粉末を成形した後、窒素ガス
を含む非酸化性雰囲気中、15℃/分以下の速度で焼成
温度まで昇温し1600〜1900℃の温度で焼成する
ことである。 【効果】安価な原料を用いながらも緻密化が可能である
とともに、強度、耐摩耗性に優れ、ターボチャージャ用
ロータ、ピストンピン、吸排気バルブ、カムローラ等の
自動車用部品やケージミル、メカニカルシール等の耐摩
部材、ガスタービンエンジン用部品等に使用される廉価
な窒化珪素質焼結体を提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強度、耐摩耗特性に優
れ、セラミックターボチャージャー用ロータ、ピストン
ピン、吸排気バルブ、カムローラ等の自動車用部品やケ
−ジミル、メカニカルシ−ル、切削工具チップ等の耐摩
部材、ガスタービンエンジン用部品等に使用される廉価
な窒化珪素質焼結体の製造方法に関する。
れ、セラミックターボチャージャー用ロータ、ピストン
ピン、吸排気バルブ、カムローラ等の自動車用部品やケ
−ジミル、メカニカルシ−ル、切削工具チップ等の耐摩
部材、ガスタービンエンジン用部品等に使用される廉価
な窒化珪素質焼結体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、窒化珪素質焼結体は、耐熱
性、耐熱衝撃性および耐酸化性に優れることからエンジ
ニアリングセラミックス、特にターボロ−タ等の熱機関
用として応用が進められている。
性、耐熱衝撃性および耐酸化性に優れることからエンジ
ニアリングセラミックス、特にターボロ−タ等の熱機関
用として応用が進められている。
【0003】このような窒化珪素質焼結体は、窒化珪素
単味では難焼結性であるために、特公昭52−3649
号や特公昭58−5190号などに基づき、Y2 O3 な
どの希土類元素酸化物や酸化アルミニウムを添加するこ
とによって、高密度で高強度の焼結体が作製されてい
る。
単味では難焼結性であるために、特公昭52−3649
号や特公昭58−5190号などに基づき、Y2 O3 な
どの希土類元素酸化物や酸化アルミニウムを添加するこ
とによって、高密度で高強度の焼結体が作製されてい
る。
【0004】また、用いる窒化珪素原料粉末は、シリカ
(SiO2 )粉末を還元してSi3N4 を合成するシリ
カ還元法、シリコンイミドを合成し、その熱分解でSi
3 N4 を合成するイミド分解法、珪素粉末を窒素雰囲気
で熱処理してSi3 N4 を合成する直接窒化法などが知
られている。
(SiO2 )粉末を還元してSi3N4 を合成するシリ
カ還元法、シリコンイミドを合成し、その熱分解でSi
3 N4 を合成するイミド分解法、珪素粉末を窒素雰囲気
で熱処理してSi3 N4 を合成する直接窒化法などが知
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
イミド分解法で製造された粉末は高価であり、シリカ還
元法で製造された粉末は、フリ−炭素が多く残存し、焼
結性が悪いという問題がある。また、直接窒化法にて製
造された粉末は、珪素粉末の窒化後、窒化珪素粉末中に
未窒化の金属珪素が残存し、この金属珪素が焼結性を阻
害するため、弗酸、または弗酸と硝酸の混液を用いて溶
解除去しているが、技術上完全に未窒化珪素を除去する
ことができないのが現状である。しかも、酸処理工程を
必須とするために原料粉末のコストを高めるものとなっ
ていた。従って、未窒化の珪素を含む原料を用いても高
い特性が得られる焼結体の製造方法が求められている。
イミド分解法で製造された粉末は高価であり、シリカ還
元法で製造された粉末は、フリ−炭素が多く残存し、焼
結性が悪いという問題がある。また、直接窒化法にて製
造された粉末は、珪素粉末の窒化後、窒化珪素粉末中に
未窒化の金属珪素が残存し、この金属珪素が焼結性を阻
害するため、弗酸、または弗酸と硝酸の混液を用いて溶
解除去しているが、技術上完全に未窒化珪素を除去する
ことができないのが現状である。しかも、酸処理工程を
必須とするために原料粉末のコストを高めるものとなっ
ていた。従って、未窒化の珪素を含む原料を用いても高
い特性が得られる焼結体の製造方法が求められている。
【0006】従って、本発明の目的は、廉価な窒化珪素
粉末を用い、自動車用部品や、耐摩耗セラミック部品
や、ガスタ−ビンエンジン用部品等で使用されるに充分
な機械的特性を有する窒化珪素質焼結体の製造方法を提
供するにある。
粉末を用い、自動車用部品や、耐摩耗セラミック部品
や、ガスタ−ビンエンジン用部品等で使用されるに充分
な機械的特性を有する窒化珪素質焼結体の製造方法を提
供するにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、廉価で
機械的特性に優れる焼結体を製造するためには、窒化ケ
イ素粉末の選択、焼成条件の選択が重要であるという見
地に基づき検討を重ねた結果、未窒化の金属珪素が存在
する珪素の直接窒化法で製造される窒化珪素粉末と、焼
結助剤として少なくも希土類元素酸化物を、さらにはタ
ングステン化合物を加えた微粉末の混合粉末を成形し、
窒素ガス雰囲気中で焼成するときの昇温速度を制御する
ことで上記目標が達成される事を見いだした。
機械的特性に優れる焼結体を製造するためには、窒化ケ
イ素粉末の選択、焼成条件の選択が重要であるという見
地に基づき検討を重ねた結果、未窒化の金属珪素が存在
する珪素の直接窒化法で製造される窒化珪素粉末と、焼
結助剤として少なくも希土類元素酸化物を、さらにはタ
ングステン化合物を加えた微粉末の混合粉末を成形し、
窒素ガス雰囲気中で焼成するときの昇温速度を制御する
ことで上記目標が達成される事を見いだした。
【0008】即ち、本発明の窒化珪素質焼結体の製造方
法によれば、珪素の直接窒化法により合成され、未窒化
の金属珪素量が0.2〜5重量%である窒化珪素粉末を
主成分とし、焼結助剤として、Y2 O3 、Sm2 O3 、
Er2 O3 およびYb2 O3のうちの少なくとも1種の
希土類元素酸化物を1〜10モル%の割合で含有する混
合粉末、あるいはこれにタングステン化合物を0.1〜
5モル%の割合で添加した混合粉末を成形した後、窒素
ガスを含む非酸化性雰囲気中、15℃/分以下の速度で
焼成温度まで昇温し1600〜1900℃の温度で焼成
することを特徴とするものである。
法によれば、珪素の直接窒化法により合成され、未窒化
の金属珪素量が0.2〜5重量%である窒化珪素粉末を
主成分とし、焼結助剤として、Y2 O3 、Sm2 O3 、
Er2 O3 およびYb2 O3のうちの少なくとも1種の
希土類元素酸化物を1〜10モル%の割合で含有する混
合粉末、あるいはこれにタングステン化合物を0.1〜
5モル%の割合で添加した混合粉末を成形した後、窒素
ガスを含む非酸化性雰囲気中、15℃/分以下の速度で
焼成温度まで昇温し1600〜1900℃の温度で焼成
することを特徴とするものである。
【0009】以下、本発明を詳述する。本発明によれ
ば、窒化珪素粉末として、珪素の直接窒化で製造された
粉末を用い、特に、未窒化の金属珪素が残存している安
価な窒化珪素粉末を用いる。粉末中の未窒化の金属珪素
量は0.2〜5重量%、特に、0.2〜3重量%が好ま
しい。これは何ら酸処理を施す必要のないレベルの珪素
量であり、未窒化珪素量が0.2重量%未満の粉末は、
酸処理を施さないと得られないものであり、5重量%を
越えると焼成条件等を改良しても緻密化するのが難し
く、そのために焼成段階で窒化のため保持する必要があ
りプロセスが煩雑になる。
ば、窒化珪素粉末として、珪素の直接窒化で製造された
粉末を用い、特に、未窒化の金属珪素が残存している安
価な窒化珪素粉末を用いる。粉末中の未窒化の金属珪素
量は0.2〜5重量%、特に、0.2〜3重量%が好ま
しい。これは何ら酸処理を施す必要のないレベルの珪素
量であり、未窒化珪素量が0.2重量%未満の粉末は、
酸処理を施さないと得られないものであり、5重量%を
越えると焼成条件等を改良しても緻密化するのが難し
く、そのために焼成段階で窒化のため保持する必要があ
りプロセスが煩雑になる。
【0010】窒化珪素粉末はそれ自体α−Si3 N4 、
β−Si3 N4 のいずれでも用いることができる。低温
で焼結させ、針状結晶を生成させて高靱性化させるため
には、特にα−Si3 N4 含有率が80%以上が好まし
い。窒化珪素粉末の平均粒径は5μm以下、特に0.4
〜2.0μmが好ましい。
β−Si3 N4 のいずれでも用いることができる。低温
で焼結させ、針状結晶を生成させて高靱性化させるため
には、特にα−Si3 N4 含有率が80%以上が好まし
い。窒化珪素粉末の平均粒径は5μm以下、特に0.4
〜2.0μmが好ましい。
【0011】一方、焼結助剤としては、少なくとも希土
類元素酸化物を使用するが、希土類元素としてはY、S
m、ErおよびYbのうちの1種以上であることが必要
である。これは他のLa、Ce、Ndの希土類元素酸化
物は吸湿性があるとともに高温強度、耐酸化特性が不十
分となるためである。本発明によれば、希土類元素の酸
化物換算量の合計量が1.0〜10モル%、特に、2.
0〜5モル%であることが重要である。これは、1.0
モル%未満では焼結性が低下してしまい緻密化できず、
10モル%を越えると粒界相中の希土類元素酸化物の量
が増加し、粒界相が酸窒化物に結晶化して酸化特性が劣
化してしまうためである。
類元素酸化物を使用するが、希土類元素としてはY、S
m、ErおよびYbのうちの1種以上であることが必要
である。これは他のLa、Ce、Ndの希土類元素酸化
物は吸湿性があるとともに高温強度、耐酸化特性が不十
分となるためである。本発明によれば、希土類元素の酸
化物換算量の合計量が1.0〜10モル%、特に、2.
0〜5モル%であることが重要である。これは、1.0
モル%未満では焼結性が低下してしまい緻密化できず、
10モル%を越えると粒界相中の希土類元素酸化物の量
が増加し、粒界相が酸窒化物に結晶化して酸化特性が劣
化してしまうためである。
【0012】また、本発明によれば、上記希土類元素酸
化物に加え、W化合物を添加することによりさらに特性
を向上させることができる。用いられるW化合物として
は、炭化タングステン、酸化タングステンなどが好適で
ある。このタングステン化合物は、焼結過程で窒化珪素
と反応し焼結体中では珪化タングステンとなって焼結体
中に均一に分散している。この珪化タングステンは、粒
界相の固化を制御し高温強度を高めるとともに、焼結体
の色調を黒色化し、焼結体内外の色調差を無くする作用
をなす。上記タングステン化合物の中でも酸化タングス
テンが廉価であり微粉末が入手しやすいことから最も望
ましい。これらのタングステン化合物は、全量中0.1
〜5モル%、特に0.2〜3モル%の割合で添加され
る。これは、0.1モル%未満では高温強度の増加が小
さくまた着色効果が小さく、5モル%を越えるとそれが
破壊源となり、焼結体の強度低下を引き起こしてしま
う。
化物に加え、W化合物を添加することによりさらに特性
を向上させることができる。用いられるW化合物として
は、炭化タングステン、酸化タングステンなどが好適で
ある。このタングステン化合物は、焼結過程で窒化珪素
と反応し焼結体中では珪化タングステンとなって焼結体
中に均一に分散している。この珪化タングステンは、粒
界相の固化を制御し高温強度を高めるとともに、焼結体
の色調を黒色化し、焼結体内外の色調差を無くする作用
をなす。上記タングステン化合物の中でも酸化タングス
テンが廉価であり微粉末が入手しやすいことから最も望
ましい。これらのタングステン化合物は、全量中0.1
〜5モル%、特に0.2〜3モル%の割合で添加され
る。これは、0.1モル%未満では高温強度の増加が小
さくまた着色効果が小さく、5モル%を越えるとそれが
破壊源となり、焼結体の強度低下を引き起こしてしま
う。
【0013】さらに、本発明によれば、上記希土類元素
酸化物、タングステン化合物の他に、酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウム、酸化珪素などを添加してもよ
い。その場合、希土類元素酸化物、タングステン化合物
が上述の組成範囲を逸脱することなく、窒化珪素量が8
0モル%を下回らないように調製することが必要であ
る。
酸化物、タングステン化合物の他に、酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウム、酸化珪素などを添加してもよ
い。その場合、希土類元素酸化物、タングステン化合物
が上述の組成範囲を逸脱することなく、窒化珪素量が8
0モル%を下回らないように調製することが必要であ
る。
【0014】これは、窒化珪素量が80モル%を下回る
と、粒界相成分量が増加し強度の劣化が生じるためにで
ある。なお、ここでいう酸化珪素とは、窒化珪素原料に
含まれる酸素、あるいはSiO2 等の添加物として添加
する全量を示している。
と、粒界相成分量が増加し強度の劣化が生じるためにで
ある。なお、ここでいう酸化珪素とは、窒化珪素原料に
含まれる酸素、あるいはSiO2 等の添加物として添加
する全量を示している。
【0015】特に、望ましい焼結助剤としては、上記希
土類元素酸化物、あるいは上記希土類元素酸化物とタン
グステン化合物との組み合わせに対して、酸化アルミニ
ウムおよび酸化珪素をさらに含むのがよい。
土類元素酸化物、あるいは上記希土類元素酸化物とタン
グステン化合物との組み合わせに対して、酸化アルミニ
ウムおよび酸化珪素をさらに含むのがよい。
【0016】これらの焼結助剤の添加方法としては、そ
のままの粉末、または添加成分の2種以上を含む化合物
の形態で添加しても良い。これら焼結助剤の粉末は、混
合、解砕、粉砕の効率を考えると平均粒径が5μm以下
であることが望ましい。特に、W化合物は、粒径が大き
いと焼結性を阻害するために2μm以下であることが望
ましい。
のままの粉末、または添加成分の2種以上を含む化合物
の形態で添加しても良い。これら焼結助剤の粉末は、混
合、解砕、粉砕の効率を考えると平均粒径が5μm以下
であることが望ましい。特に、W化合物は、粒径が大き
いと焼結性を阻害するために2μm以下であることが望
ましい。
【0017】次に、上記の窒化珪素粉末および焼結助剤
粉末を調製し、混合、解砕、粉砕を行う。これらの処理
は湿式で行うのが望ましく、溶媒としては水または有機
溶媒のどちらを用いても良い。これらの粉末を湿式混合
した場合、混合、粉砕後の平均粒径が2μm以下、特に
1μm以下であることが望ましい。これは2μmを越え
ると緻密化が阻害されるとともに、強度低下を引き起こ
してしまう。特に、90%の粒子が存在する粒子径が1
0μm以下、特に5μm以下であることが望ましい。こ
れは、10μmを越える粒子が10%を越えて存在する
と焼結性を低下させるとともに窒化珪素粒子の針状化を
阻害し、破壊靱性が低下するためである。
粉末を調製し、混合、解砕、粉砕を行う。これらの処理
は湿式で行うのが望ましく、溶媒としては水または有機
溶媒のどちらを用いても良い。これらの粉末を湿式混合
した場合、混合、粉砕後の平均粒径が2μm以下、特に
1μm以下であることが望ましい。これは2μmを越え
ると緻密化が阻害されるとともに、強度低下を引き起こ
してしまう。特に、90%の粒子が存在する粒子径が1
0μm以下、特に5μm以下であることが望ましい。こ
れは、10μmを越える粒子が10%を越えて存在する
と焼結性を低下させるとともに窒化珪素粒子の針状化を
阻害し、破壊靱性が低下するためである。
【0018】このようにして得られた混合粉末を公知の
成形方法、例えば、プレス成形、鋳込み成形、押出し成
形、射出成形、冷間静水圧成形などにより所望の形状に
成形する。
成形方法、例えば、プレス成形、鋳込み成形、押出し成
形、射出成形、冷間静水圧成形などにより所望の形状に
成形する。
【0019】次に、得られた成形体を公知の焼成方法、
例えば、ホットプレス方法、常圧焼成法、窒素ガス圧力
焼成法、さらにはこれらの焼成後の熱間静水圧焼成(H
IP)法で焼成し、緻密な焼結体を得る。本発明によれ
ば、焼成は窒素ガス含有非酸化性雰囲気であることが重
要であり、且つ焼成温度までの昇温速度は15℃/分以
下、特に、10℃/分以下であることが必要である。昇
温速度が15℃/分を越えると、未窒化の金属珪素が窒
化されずにそのまま残存し、破壊源となり強度低下を引
き起こす。この時の焼成温度は、高温すぎると主相であ
る窒化珪素粒子結晶が粒成長し、それが破壊源となり強
度が低下するため、1900℃以下、特に、1600〜
1850℃であることが望ましい。ガス圧としては、1
0気圧未満、特に常圧が望ましい。10気圧以上の焼成
炉は、高圧ガスの取扱いが難しく、しかも装置が高価で
あるとともに、維持、管理費も高価である。
例えば、ホットプレス方法、常圧焼成法、窒素ガス圧力
焼成法、さらにはこれらの焼成後の熱間静水圧焼成(H
IP)法で焼成し、緻密な焼結体を得る。本発明によれ
ば、焼成は窒素ガス含有非酸化性雰囲気であることが重
要であり、且つ焼成温度までの昇温速度は15℃/分以
下、特に、10℃/分以下であることが必要である。昇
温速度が15℃/分を越えると、未窒化の金属珪素が窒
化されずにそのまま残存し、破壊源となり強度低下を引
き起こす。この時の焼成温度は、高温すぎると主相であ
る窒化珪素粒子結晶が粒成長し、それが破壊源となり強
度が低下するため、1900℃以下、特に、1600〜
1850℃であることが望ましい。ガス圧としては、1
0気圧未満、特に常圧が望ましい。10気圧以上の焼成
炉は、高圧ガスの取扱いが難しく、しかも装置が高価で
あるとともに、維持、管理費も高価である。
【0020】さらに、本発明によれば、上記焼結助剤に
加え、TiC、TiN、HfC、VC、NbC、Nb
N、TaC、WC、Mo2 Cなどの周期律表第4a、5
a、6a族元素金属やそれらの炭化物、窒化物、珪化
物、またはSiCなどは分散粒子やウィスカ−として本
発明の焼結体に存在しても特性を劣化させるような影響
が少ないことから、これらを周知技術に基づき、適量添
加して複合材料として特性の改善を行うことも当然可能
である。
加え、TiC、TiN、HfC、VC、NbC、Nb
N、TaC、WC、Mo2 Cなどの周期律表第4a、5
a、6a族元素金属やそれらの炭化物、窒化物、珪化
物、またはSiCなどは分散粒子やウィスカ−として本
発明の焼結体に存在しても特性を劣化させるような影響
が少ないことから、これらを周知技術に基づき、適量添
加して複合材料として特性の改善を行うことも当然可能
である。
【0021】
【作用】窒化珪素粉末が、珪素の直接窒化法により得ら
れ、かつ未窒化の金属珪素が存在するような粉末を用
い、これに希土類元素酸化物を加えた微粉末の混合粉末
を成形し、窒素ガス雰囲気中で焼成するときの昇温速度
を制御することで、出発原料中に金属珪素が存在してい
ても、緻密化することができるとともに、機械的特性に
優れ、W化合物の添加によっては内外部の色調差が無い
焼結体を製造することができる。しかも、用いる窒化珪
素粉末は何ら酸処理等を施さないものであることから、
廉価で入手することができるために焼結体の製造コスト
を削減することができる。
れ、かつ未窒化の金属珪素が存在するような粉末を用
い、これに希土類元素酸化物を加えた微粉末の混合粉末
を成形し、窒素ガス雰囲気中で焼成するときの昇温速度
を制御することで、出発原料中に金属珪素が存在してい
ても、緻密化することができるとともに、機械的特性に
優れ、W化合物の添加によっては内外部の色調差が無い
焼結体を製造することができる。しかも、用いる窒化珪
素粉末は何ら酸処理等を施さないものであることから、
廉価で入手することができるために焼結体の製造コスト
を削減することができる。
【0022】
実施例1 珪素の直接窒化で得られた表1に示す各種の窒化珪素粉
末と各種の平均粒子径2μm以下の酸化マグネシウム粉
末、希土類元素酸化物粉末、酸化珪素粉末、酸化アルミ
ニウム粉末を用いて、表2に示す組成になるように調合
後、湿式で解砕、粉砕し、混合粉末を得た。この粉末を
1t/cm2 で金型成形した。
末と各種の平均粒子径2μm以下の酸化マグネシウム粉
末、希土類元素酸化物粉末、酸化珪素粉末、酸化アルミ
ニウム粉末を用いて、表2に示す組成になるように調合
後、湿式で解砕、粉砕し、混合粉末を得た。この粉末を
1t/cm2 で金型成形した。
【0023】成形体を炭化珪素質の匣鉢に入れて、組成
変動を少なくするために、雰囲気を制御し、常圧窒素ガ
ス気流中、昇温速度を表2に示すように変化させ170
0℃、10時間の保持をいれる条件で焼成した。
変動を少なくするために、雰囲気を制御し、常圧窒素ガ
ス気流中、昇温速度を表2に示すように変化させ170
0℃、10時間の保持をいれる条件で焼成した。
【0024】得られた焼結体をJIS−R1601にて
指定されている形状まで研磨し試料を作製した。この試
料についてアルキメデス法に基づく比重測定、JIS−
R1601に基づく室温での4点曲げ抗折強度試験、J
IS−R1609に基ずく900℃、1000時間の耐
酸化性試験を実施した。結果を表3に示した。
指定されている形状まで研磨し試料を作製した。この試
料についてアルキメデス法に基づく比重測定、JIS−
R1601に基づく室温での4点曲げ抗折強度試験、J
IS−R1609に基ずく900℃、1000時間の耐
酸化性試験を実施した。結果を表3に示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】表1、表2及び表3の結果によると、昇温
速度が15℃/分を越える速度で焼結させたNo.5,
6の試料は、室温強度が低下していた。未窒化の金属珪
素量が5重量%を越えるNo.8の試料は室温強度が低
下していた。希土類元素酸化物として酸化ランタンや酸
化ネオジウムを使用したNo.12、No.13の試料
は酸化特性が低下していた。希土類元素酸化物の量が1
%未満のNo.14の試料は緻密化不足で、全ての特性
が低下していた。希土類元素酸化物の量が10モル%を
越えるNo.20の試料は酸化特性が低下していた。こ
れらの比較例に対して、その他の本発明に基づく試料
は、いずれも色調差がなく、機械的特性と耐酸化特性に
優れていた。
速度が15℃/分を越える速度で焼結させたNo.5,
6の試料は、室温強度が低下していた。未窒化の金属珪
素量が5重量%を越えるNo.8の試料は室温強度が低
下していた。希土類元素酸化物として酸化ランタンや酸
化ネオジウムを使用したNo.12、No.13の試料
は酸化特性が低下していた。希土類元素酸化物の量が1
%未満のNo.14の試料は緻密化不足で、全ての特性
が低下していた。希土類元素酸化物の量が10モル%を
越えるNo.20の試料は酸化特性が低下していた。こ
れらの比較例に対して、その他の本発明に基づく試料
は、いずれも色調差がなく、機械的特性と耐酸化特性に
優れていた。
【0029】実施例2 珪素の直接窒化で得られた窒化珪素粉末(平均粒子径
1.5μm、α率92%、珪素量2重量%)と、各種の
平均粒子径2μm以下の希土類元素酸化物粉末と酸化珪
素粉末と酸化アルミニウム粉末、酸化タングステンを用
いて、表4に示す組成になるように調合後、湿式で解
砕、粉砕し、混合粉末を得た。混合粉末の平均粒子径は
0.8μmでd90が1.5μmであった。この粉末を
1t/cm2で金型成形した 成形体を炭化珪素質の匣鉢に入れて、組成変動を少なく
するために、雰囲気を制御し、常圧窒素ガス気流中、1
0℃/分の昇温速度で1700℃まで昇温し、10時間
の保持して焼成した。
1.5μm、α率92%、珪素量2重量%)と、各種の
平均粒子径2μm以下の希土類元素酸化物粉末と酸化珪
素粉末と酸化アルミニウム粉末、酸化タングステンを用
いて、表4に示す組成になるように調合後、湿式で解
砕、粉砕し、混合粉末を得た。混合粉末の平均粒子径は
0.8μmでd90が1.5μmであった。この粉末を
1t/cm2で金型成形した 成形体を炭化珪素質の匣鉢に入れて、組成変動を少なく
するために、雰囲気を制御し、常圧窒素ガス気流中、1
0℃/分の昇温速度で1700℃まで昇温し、10時間
の保持して焼成した。
【0030】得られた焼結体をJIS−R1601にて
指定されている形状まで研磨し試料を作製した。この試
料についてアルキメデス法に基づく比重測定を行い、対
理論密度を、JIS−R1601に基づく室温および1
000℃での4点曲げ抗折強度試験を、JIS−R16
09に基づく900℃、1000時間の耐酸化性試験を
実施した。結果を表5に示した。
指定されている形状まで研磨し試料を作製した。この試
料についてアルキメデス法に基づく比重測定を行い、対
理論密度を、JIS−R1601に基づく室温および1
000℃での4点曲げ抗折強度試験を、JIS−R16
09に基づく900℃、1000時間の耐酸化性試験を
実施した。結果を表5に示した。
【0031】さらに目視観察により焼結体の内外の色調
差を調べ、内外で色調差が明確に観察されたものは×、
やや観察されたものを△、全く観察されなかったものは
○で評価した。各計算結果および測定結果は表5に示し
た。
差を調べ、内外で色調差が明確に観察されたものは×、
やや観察されたものを△、全く観察されなかったものは
○で評価した。各計算結果および測定結果は表5に示し
た。
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】表4および表5の結果によると、希土類元
素酸化物として酸化ランタンや酸化ネオジウムを使用し
たNo.33、34の試料は高温強度と酸化特性が低下
していた。希土類元素酸化物の量が1%未満のNo.3
5の試料は緻密化不足で、全ての特性が低下していた。
希土類元素酸化物の量が10モル%を越えるNo.41
の試料は高温強度と酸化特性が低下していた。これらの
比較例に対して、その他の本発明に基づく試料は、いず
れも色調差がなく、機械的特性と耐酸化特性に優れてい
た。
素酸化物として酸化ランタンや酸化ネオジウムを使用し
たNo.33、34の試料は高温強度と酸化特性が低下
していた。希土類元素酸化物の量が1%未満のNo.3
5の試料は緻密化不足で、全ての特性が低下していた。
希土類元素酸化物の量が10モル%を越えるNo.41
の試料は高温強度と酸化特性が低下していた。これらの
比較例に対して、その他の本発明に基づく試料は、いず
れも色調差がなく、機械的特性と耐酸化特性に優れてい
た。
【0035】実施例3 珪素の直接窒化で得られた各種の平均粒子径、α率、珪
素量の異なる粉末と各種の平均粒子径2μm以下の希土
類元素酸化物粉末と酸化珪素粉末と酸化アルミニウム粉
末、酸化タングステンを用いて、実施例2のNo.26に
示す組成になるように調合後、湿式で解砕・粉砕時間を
変化させ、表6に示す混合粉末を得た。
素量の異なる粉末と各種の平均粒子径2μm以下の希土
類元素酸化物粉末と酸化珪素粉末と酸化アルミニウム粉
末、酸化タングステンを用いて、実施例2のNo.26に
示す組成になるように調合後、湿式で解砕・粉砕時間を
変化させ、表6に示す混合粉末を得た。
【0036】成形体を炭化珪素質の匣鉢に入れて、組成
変動を少なくするために、雰囲気を制御し、常圧窒素ガ
ス気流中、各種の昇温速度で1750℃、10時間の保
持をいれる条件で焼成した。
変動を少なくするために、雰囲気を制御し、常圧窒素ガ
ス気流中、各種の昇温速度で1750℃、10時間の保
持をいれる条件で焼成した。
【0037】得られた焼結体の評価は実施例2と同じに
行った。結果は表7に示す。
行った。結果は表7に示す。
【0038】
【表6】
【0039】
【表7】
【0040】表6、表7の結果によると昇温速度が15
℃/分を越えるNo.44の試料は室温強度、高温強度が
低下していた。未窒化の珪素量が5重量%を越えるNo.
46の試料は室温強度、高温強度が低下していた。
℃/分を越えるNo.44の試料は室温強度、高温強度が
低下していた。未窒化の珪素量が5重量%を越えるNo.
46の試料は室温強度、高温強度が低下していた。
【0041】これらの比較例に対して、本発明に基づく
いずれのの試料も、色調差がなく、機械的特性と耐酸化
特性に優れていた。
いずれのの試料も、色調差がなく、機械的特性と耐酸化
特性に優れていた。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の窒化珪素質
焼結体の製造方法によれば、金属珪素を含む直接窒化法
により作製された安価な窒化珪素原料を用いながらも、
高緻密化できるとともに、強度、耐摩耗性に優れるもの
であり、セラミックターボチャージャ用ロータ、ピスト
ンピン、吸排気バルブ、カムローラー等の自動車用部品
やケージミル、メカニカルーシール等の耐摩部材、ガス
タービンエンジン用部品等に使用される廉価な窒化珪素
質焼結体を提供できる。
焼結体の製造方法によれば、金属珪素を含む直接窒化法
により作製された安価な窒化珪素原料を用いながらも、
高緻密化できるとともに、強度、耐摩耗性に優れるもの
であり、セラミックターボチャージャ用ロータ、ピスト
ンピン、吸排気バルブ、カムローラー等の自動車用部品
やケージミル、メカニカルーシール等の耐摩部材、ガス
タービンエンジン用部品等に使用される廉価な窒化珪素
質焼結体を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福留 武郎 鹿児島県国分市山下町1番4号 京セラ株 式会社総合研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】珪素の直接窒化法により合成され、未窒化
の金属珪素量が0.2〜5重量%である窒化珪素粉末を
主成分とし、焼結助剤として、Y2 O3 、Sm2 O3 、
Er2 O3 およびYb2 O3 のうちの少なくとも1種の
希土類元素酸化物を1〜10モル%の割合で含有する混
合粉末を成形した後、窒素ガスを含む非酸化性雰囲気
中、15℃/分以下の速度で焼成温度まで昇温し160
0〜1900℃の温度で焼成することを特徴とする窒化
珪素質焼結体の製造方法。 - 【請求項2】珪素の直接窒化法により合成され、未窒化
の金属珪素量が0.2〜5重量%である窒化珪素粉末を
主成分とし、Y2 O3 、Sm2 O3 、Er2 O3 および
Yb2 O3 のうちの少なくとも1種の希土類元素酸化物
を1〜10モル%と、タングステン化合物を0.1〜5
モル%の割合で含有する混合粉末を成形した後、窒素ガ
スを含む非酸化性雰囲気中、15℃/分以下の速度で焼
成温度まで昇温し1600〜1900℃の温度で焼成す
ることを特徴とする窒化珪素質焼結体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14290594A JP3270792B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 窒化珪素質焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14290594A JP3270792B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 窒化珪素質焼結体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0812441A true JPH0812441A (ja) | 1996-01-16 |
JP3270792B2 JP3270792B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=15326345
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14290594A Expired - Fee Related JP3270792B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 窒化珪素質焼結体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3270792B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003040679A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Kyocera Corp | 窒化珪素質焼結体の製造方法 |
EP1710218A1 (en) * | 2005-04-06 | 2006-10-11 | Michael Cohen | Silicon nitride compositions |
JP2008069031A (ja) * | 2006-09-13 | 2008-03-27 | Kyocera Corp | 窒化珪素質焼結体およびその製造方法 |
JP2009234826A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Kyocera Corp | 窒化珪素質焼結体 |
JP2010006635A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Kyocera Corp | 窒化珪素質焼結体 |
JP2010194591A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Kyocera Corp | 摩擦攪拌接合用工具および摩擦攪拌接合装置 |
JP2014122156A (ja) * | 2014-02-03 | 2014-07-03 | Kyocera Corp | 窒化珪素質焼結体 |
WO2016047376A1 (ja) * | 2014-09-25 | 2016-03-31 | 株式会社東芝 | 窒化珪素焼結体製摩擦攪拌接合ツール部材およびそれを用いた摩擦攪拌接合装置 |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP14290594A patent/JP3270792B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003040679A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Kyocera Corp | 窒化珪素質焼結体の製造方法 |
EP1710218A1 (en) * | 2005-04-06 | 2006-10-11 | Michael Cohen | Silicon nitride compositions |
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JP2009234826A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Kyocera Corp | 窒化珪素質焼結体 |
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WO2016047376A1 (ja) * | 2014-09-25 | 2016-03-31 | 株式会社東芝 | 窒化珪素焼結体製摩擦攪拌接合ツール部材およびそれを用いた摩擦攪拌接合装置 |
JPWO2016047376A1 (ja) * | 2014-09-25 | 2017-07-06 | 株式会社東芝 | 窒化珪素焼結体製摩擦攪拌接合ツール部材およびそれを用いた摩擦攪拌接合装置 |
US10744592B2 (en) | 2014-09-25 | 2020-08-18 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Friction stir welding tool member made of silicon nitride sintered body and friction stir welding apparatus using same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3270792B2 (ja) | 2002-04-02 |
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---|---|---|---|
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