JPH08123747A - 施設管理システムにおける分散処理方式 - Google Patents

施設管理システムにおける分散処理方式

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JPH08123747A
JPH08123747A JP25558994A JP25558994A JPH08123747A JP H08123747 A JPH08123747 A JP H08123747A JP 25558994 A JP25558994 A JP 25558994A JP 25558994 A JP25558994 A JP 25558994A JP H08123747 A JPH08123747 A JP H08123747A
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English (en)
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Masao Fujikawa
昌雄 藤川
Koichi Wakimoto
浩一 脇本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は複数のサーバと設備の状態を収集する
と共に制御を行う複数の監視装置がネットワークで接続
された施設管理システムの分散処理方式に関し,データ
生成の性能を向上しデータ生成のタイムラグを防ぎ,且
つ通信の負荷を最少限に抑え,サーバの過負荷に対応で
きる等を目的とする。 【構成】サーバとして管理機能に応じて一つのマスタサ
ーバと複数のスレーブサーバとを設定し,各サーバにデ
ータ参照・更新処理部を備える。マスタサーバは,要求
に応じてデータを更新すると,ネットワークを介して更
新データを各スレーブサーバに送信し,各スレーブサー
バのデータ参照・更新処理部は受け取った更新データに
より自サーバのデータベースを更新してマスタサーバに
通知し,各サーバは定刻起動処理部に予め設定された時
間になると起動されるデータ展開処理部により自データ
ベースを用いて行い,て管理対象施設のスケジュールを
作成するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は施設管理システムにおけ
る分散処理方式に関する。近年,ビル,工場等の人が出
入りする各種施設における防災,空調,照明,電力等の
各面に関する管理を効率的に行うことが望まれている。
このようなシステムでは,コンピュータの高速化,低価
格化,LANの普及に伴い,システムの分散化による信
頼性の向上が要求されている。このため,LAN接続に
よる分散システムが構築されているが,装置いずれかに
障害の発生や緊急度の高い事象が発生すると他装置にで
きるだけ早く通知する必要がある。
【0002】
【従来の技術】図32は従来の施設管理システムの構成
例である。図32において,90は全ての施設からの全
てのデータが格納されるデータベースと処理装置を備
え,施設管理の全体施設管理の処理を行うと共に防災,
照明,空調等の各管理を実行する各サブシステムを制御
し,操作者による指示を入力すると共に指示された施設
の状態やデータ等を表示する表示装置を備えたマスタサ
ーバ,91は複数個設けられ,それぞれマスタサーバ9
0と同様の構成を備えたスレーブサーバ,92は各装置
間でデータを転送するためのLAN,93−1〜93−
nはゲートウェイ装置,94−1〜94−nは施設管理
の各機構(照明,空調,防災等)に対応して設けられ,
各機構の制御を行うサブシステム,95はデータ収集を
行う収集制御装置,96は収集制御装置95と線路を介
して多数設けられたデータ収集端末(TEで表示),9
7は各データ収集端末に多数接続されたセンサである。 (1) 従来例のデータ整合及び展開処理 上記の従来の施設管理システムでは,マスタサーバ90
とスレーブサーバ91は,同一のデータを保持し,デー
タの読み出しはマスタサーバ90から行い,書き込みは
先ずマスタサーバ90に行って,マスタサーバ90から
の指示により各スレーブサーバ91のデータを更新する
ことによりデータの整合をとり,マスタサーバ90の機
能をスレーブサーバ91でバックアップしている。この
方式は,不定期または散発的なデータ更新の場合は速度
が要求されないので十分にデータの補償(マスタサーバ
とスレーブサーバ間のデータの同一性)と性能を期待で
きる。
【0003】また,施設管理システムでは,年間または
月間単位で建物等を使用するマスタースケジュールが作
成されると,マスタサーバ90においてそのマスタスケ
ジュールに基づいて週間単位で各管理対象となる施設
(空調,照明,防災等)を使用する運用スケジュールが
展開され,更に運用スケジュールから日単位の時間の経
過に合わせた各機器(例えば,建物の場所毎の照明装置
や,フロア毎の空調装置)の制御データ(スイッチのオ
ン・オフ等)を含む機器スケジュールが展開され,展開
されたデータは逐次,各スレーブサーバ91へ転送され
てそれぞれのデータベースへ格納されると共に各サブシ
ステム94−1〜94−nへ供給され,機器の監視(制
御を含む)が行われる。また,マスタサーバ90は収集
制御装置95からの収集データが集められ,各スレーブ
サーバ91に供給され,それぞれのオペレータは,表示
装置に収集データや各スケジュールのデータを表示して
監視したり,異常の通知があると対応した指示を入力す
ることができる。
【0004】(2) 従来例の負荷分散 次に従来の図32の施設管理システムの負荷の分散につ
いて説明すると,従来は各ノード(マスタサーバ及びス
レーブサーバ)が管理する対象であるポイントを分散さ
せることにより実現していたが,様々な機能の分散は機
能単位(防災,照明等)でなくポイント(施設の場所)
の単位で負荷を分散させている。
【0005】(3) 複数の監視装置にまたがる連動トリガ 上記従来例のサブシステム94−1〜94−nでは,そ
れぞれ異なる機能(防災,空調,照明等)の監視・制御
を行っているが,機能毎にサブシステムを設けると同じ
ポイントに対して複数の各機能に対応する機構と各サブ
システム間を接続する配線が必要であった。これを解消
するために各サブシステムに複数の機能を備え,監視
(制御)対象となるエリア毎にサブシステムを設けて,
各サブシステムはサーバ(マスタサーバやスレーブサー
バ)から制御を受ける方式が提案されている。
【0006】そのような施設管理システムでは,ある機
能の監視項目の状態変化をトリガとして,他の機能を実
行する機構を連動させることがある。この機能を連動ト
リガと呼ぶ。例えば,照明のスイッチが切り替えられる
と,照明装置の近辺の空調装置の一つまたは複数を連動
して切り替える場合等がある。
【0007】このように異なる機能にまたがった連動ト
リガを,高速に実行するには,複数の個別の機能(防
災,空調,照明等)毎に設けられた監視装置(サブシス
テム)を統合管理する装置を設ける必要がある。
【0008】図33に従来の連動トリガ行う場合の説明
図を示し,監視装置102,103はそれぞれ複数機能
(防災,空調,照明等)の監視(制御)を行い,各監視
装置は各監視対象の機器の状態や,測定器の値等のポイ
ントの状態を検出する多数のセンサや,各機器を制御す
る多数のスイッチ等と接続する配線と接続されている。
各監視装置は統合管理装置100と接続され,全ての監
視装置の監視対象の設備状態は統合管理装置100に集
められ,メモリ101に保持されて一定周期で更新され
る。連動トリガが成立する条件は予め各監視装置に入力
設定されている。例えば,監視装置102に属するセン
サ1がオンで,監視装置103に属するセンサ2がオン
の条件が成立したら,監視装置102のSW1をオンに
切替えるという連動トリガを設定できる。この例の場
合,センサ1がオンへ状態変化(トリガ)すると,連動
条件を満たすか否かを監視装置102から統合管理装置
100に通知され,統合管理装置100自身が保持して
いる他の連動トリガ条件の設備(監視装置103のセン
サ2)の状態を調べて,連動条件が成立している場合に
連動設備(監視装置102のSW1)への制御を指示す
ることになる。
【0009】なお,上記図21の構成例を採用しない
で,各監視装置だけで状態を保持し,連動トリガの条件
を満たすか否かを判定する場合は,一つの監視装置から
連動条件に関係する他の監視装置に問い合わせを行い,
そのために通信動作を行う必要がある。
【0010】(4) 施設管理における建屋の火災復旧の判
定 従来の図32に示す施設管理システムでは,複数の建屋
(建物の棟を表す)の火災復旧の判定は,サーバにおい
て実行されている。
【0011】火災状態の判定データは,システム全体が
1000グループ程度用意される場合がある。その場
合,各グループには,対応する建屋番号と,火災入力点
状態を数個(例えば5個)の機器,火災出力点(警報,
消化等を実行する機器)として多数の機器(例えば30
個)が指定される。このようなシステムにおいて,火災
が発生した後,火災復旧の判定を行う場合,従来は次の
,の技術が用いられていた。
【0012】火災確認操作が必要な場合 建屋番号に対応したグループの1つでも入力条件(火災
の状態を表す入力条件)を満たしている時に火災確認操
作を行った場合は,その建屋は火災とみなされ,出力点
に指定された制御(例えば,スプリンクラーの駆動制
御)が行われると同時にシステムは火災状態となり,表
示画面に火災スポット(火災位置)の表示を行う。建屋
番号に対応した全てのグループが入力条件を満たしてい
ない時に火災復旧操作を行うと,その建屋は火災復旧と
みなされる。また,全ての建屋が火災復旧状態にならな
いとシステムは火災復旧状態にならない。
【0013】火災確認操作が必要でない場合 建屋番号に対応したグループの1つでも入力条件を満た
している場合は,その建屋は火災と見なされ,出力点に
指定された制御が行われると同時にシステムは火災状態
となり,画面に火災スポットの表示を行う。建屋番号に
対応した全てのグループが入力条件を満たしていない場
合に火災復旧操作を行うと,その建屋は火災復旧とみな
される。また,全ての建屋が火災復旧状態にならないと
システムは火災復旧状態にならない。
【0014】図34は防災の処理速度を高速化するため
のシステム構成例を示し,上記の,の判定を高速に
行うために,統合管理装置104が設けられ,統合管理
装置104に備えられたメモリ105に防災関係の全グ
ループの機器状態が格納され,一元管理される。この構
成で,火災復旧を行う場合,統合管理装置104におい
て,メモリ105の全入力条件の状態を確認し,全ての
グループの状態が入力条件を満たしていない場合に火災
復旧と判定して表示装置106に表示し,満たしていな
いと火災状態であることを表示していた。
【0015】(5) 収集データの画面表示 従来の施設管理システム(図32参照)では,サーバ
(マスタサーバ90,スレーブサーバ91)の操作者が
画面表示開始時に収集制御装置95,各サブシステム9
4に対して表示を行う機器の状態(センサの出力や機器
の制御状態等)を要求すると,その後は状態変化を検出
した機器のデータが収集制御装置やサブシステムを経由
してサーバに通知されて,表示中の機器に該当すると画
面の更新を行っていた。ところが,収集制御装置95や
各サブシステム94−1〜94−nは,表示していない
機器のデータを含めた通知を行って,サーバが表示装置
の画面更新を行うのは全てのデータ(表示していないデ
ータを含む)の転送が完了した後である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記(1) のデータ整合
及び展開処理に関し, 上記従来の施設管理システムで
は,データの更新が頻繁に発生した場合にはマスタサー
バ90への書き込みの後に行われる各スレーブサーバ9
1への更新指示動作が追いつかなくなり,マスタサーバ
とスレーブサーバ間でデータが一致する保障ができなく
なる。また,上記したマスタスケジュールから運用スケ
ジュールへの展開及び運用スケジュールから機器スケジ
ュールへの展開処理等,大量のデータから大量のデータ
を生成する処理では逐次転送を行うとデータの生成処理
の性能が悪化する。更に,データ生成中にマスタサーバ
がダウンした場合,スレーブサーバは受信済のデータを
破棄し,データ生成処理を最初からやり直す必要があ
る。
【0017】また,逐次転送ではなくデータ生成が終了
してからの一括転送では通信の負荷の他の監視処理等に
悪影響を及ぼし,データ生成処理中にマスタサーバがダ
ウンした場合,スレーブサーバはマスタサーバのダウン
を検出してからデータ生成の必要性を判断し,処理を開
始することになり,データが必要となる日替わり処理に
間に合わない場合がある。
【0018】上記(2) の負荷分散に関し, 上記従来の負
荷分散の方式ではある機能が必要とするデータが各サー
バに分散するため, データの整合をとる必要がある場合
のデータの配信を全ノードに対して行う必要があり, 管
理の複雑化, 通信負荷の増大を招いている。一方,各機
能が必要とするデータを一元管理するマスタサーバを設
けると(図32),そのノードに負荷が集中するという
問題があった。
【0019】上記(3) の従来の複数の監視装置にまたが
る連動トリガの技術では,統合管理装置は全監視装置の
設備状態を監視できる規模の容量が必要であり,必然的
に施設管理システムのコストが高くなる。また,統合管
理装置に障害が発生した場合に複数の監視装置にまたが
る連動が行えない等の問題があった。
【0020】上記(4) の施設管理における建屋の火災復
旧の判定には,統合管理装置(図34の104)は,全
監視装置の設備状態を監視できる規模が必要であり,コ
ストが高くなり,統合管理装置に障害が発生すると,火
災制御全体が停止してしまうという問題があった。ま
た,統合管理装置を設けない場合は,他の監視装置が管
理する建屋に対応したグループの入力設備状態を問い合
わせ,全てのグループの状態が条件を満たすか判定する
ために,1建屋に複数の監視装置がまたがった火災制御
を行った場合,火災復旧装置の完了にかなりの時間がか
かった。
【0021】上記(5) の従来の収集データの画面表示の
技術によれば,表示装置に表示している多くの機器の状
態変化が多発した場合にも,他の表示されていないデー
タを転送するのに時間がかかるため,画面更新が遅れる
という問題があった。
【0022】本発明は上記(1) 〜(5) の各問題に対応す
る以下の各目的を持つ。本発明の第1の目的はデータ生
成の性能を向上しデータ生成のタイムラグを防ぎ,且つ
通信の負荷を最少限に抑えることができる施設管理シス
テムにおける分散処理方式を提供することである。
【0023】本発明第2の目的はデータの配信等による
サーバ(マスタサーバ及びスレーブサーバ)の過負荷の
発生に対して正常に動作させることができる施設管理シ
ステムにおける分散処理方式を提供することである。
【0024】本発明の第3の目的は統合管理装置を設け
ず緊急度の高い連動トリガの制御を高速に行うことがで
きる施設管理システムにおける分散処理方式を提供する
である。
【0025】本発明の第4の目的は火災復旧の判定を統
合管理装置を設けることなく,複数の監視装置を備えた
構成により最少限の時間で行うことができる施設管理シ
ステムにおける分散処理方式を提供することを目的とす
る。
【0026】本発明の第5の目的は表示装置に表示中の
機器の状態については状態変化が発生すると直ちに表示
できる施設管理システムにおける分散処理方式を提供す
ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理構成図,図2は本発明の第2の原理構成図,図3は本
発明の第3の原理構成図,図4は本発明の第4の原理構
成図である。
【0028】図1は上記本発明の第1及び第2の目的を
実現する原理構成である。図1において,1は施設管理
のための表示装置やキーボードを含む入出力装置,処理
装置及びマスタデータベースを備えたマスタサーバ,1
1はマスタデータベース,12はデータ参照・更新受付
処理部,13はデータ参照・更新処理部,14は通信処
理部,15はデータ展開処理部,16は予め設定された
周期で起動する定刻起動処理部,17は自ノードの過負
荷を監視し,自ノードの持つ機能の負荷退避順位(過負
荷時に機能を他の何れのサーバに切り換えるかの順番付
け)を管理する負荷監視処理部である。
【0029】2は図1には1つの装置しか示されていな
いが,実際には複数個設けられたスレーブサーバであ
り,それぞれマスタサーバ1と同様の機能及び構成を備
え,管理機能(例えば,照明管理)によってはマスタサ
ーバ(データ参照・更新処理部をそのサーバに備える)
として動作する。21はスレーブデータベース,22は
データ参照・更新処理部,23は通信処理部,24はデ
ータ展開処理部,25は定刻起動処理部,26は自ノー
ドの過負荷を監視して過負荷退避順位を管理する負荷監
視処理部,3はマスタサーバ,スレーブサーバ及び図示
されない施設管理用のデータ収集及び管理装置を相互に
接続して通信を行うLAN等のネットワークを表し,4
はネットワーク3を介して接続して複数の管理機能に対
応するデータ収集機能,制御機能を備えた複数の監視装
置,5は設備の状態を収集して監視装置に伝送し,監視
装置からの指示により設備の制御を行う収集装置,6は
多数の収集装置と監視装置を接続する線路である。
【0030】図2は本発明の上記第3の目的を実現する
原理構成である。図2において,1はサーバであり,上
記図1のマスタサーバ1またはスレーブサーバ2の何れ
かを表す,3はLAN等のネットワーク,4はそれぞれ
施設の一定のエリア内の全ての管理機能(防災,空調,
照明,電力制御等)についてデータ収集と状態制御の行
う監視(制御)を行う監視装置であり,施設のエリアに
対応して複数個設けられている。5は各監視装置4と線
路6で接続されエリア内に設けられた機器の状態を表す
多数のデータを収集する収集装置,6は線路である。
【0031】図3は本発明の上記第4の目的を実現する
原理構成,図4は本発明の上記第5の目的を実現する原
理構成であり,図3,図4の1,3〜6の各符号は上記
図2と同じ名称であり説明を省略する。なお,1aは表
示装置,1bは入力装置である。
【0032】本発明の第1の原理構成ではデータの参照
・更新はマスタサーバとスレーブサーバの両方で実行
し,データ展開処理はマスタサーバとスレーブサーバの
間で同じレベルのデータであることを確認して展開を行
い,通信が一定時間無いとヘルスチェックにより正常性
を確認するものである。また,処理や通信により負荷が
過大になると機能に対応して他のサーバをその機能に関
するマスタサーバとして切り換えるものである。
【0033】
【作用】上記第1の目的を実現する図1の作用を説明す
ると,マスタデータベース11の更新時は,データ参照
・更新受付処理部12がデータ更新またはデータ参照を
受付けると,データ参照・更新処理部13を起動し,マ
スタデータベース11のデータ更新または参照を行うと
共にデータ更新についてはデータ参照・更新処理部13
から通信処理部14,ネットワーク3及び通信処理部2
3を介して更新データが送付(配信)され,スレーブデ
ータベース21を更新し,スレーブデータベース21の
更新終了時にデータ参照・更新処理部22は通信処理部
23,ネットワーク3,通信処理部14を介してデータ
参照・更新処理部13に正常応答を返し,データ参照・
更新処理部13はデータベースの更新が正常終了したこ
とを認識すると,データ参照・更新受付処理部13に正
常応答を返す。
【0034】マスタサーバ1及びスレーブサーバ2の定
刻起動処理部16,25はそれぞれ予め設定された時間
になるとデータ展開処理部15,24を起動する。デー
タ展開処理部15はデータ参照・更新処理部13にデー
タ展開処理を開始することを通知しデータ展開処理を開
始する。通知を受けたデータ参照・更新処理部13はデ
ータ展開処理部15からデータ展開の終了の通知を受け
取るまで,新たなデータ更新処理を受付けない。
【0035】スレーブサーバ2のデータ展開処理部24
は通信処理部23,14を介してデータ展開処理部15
にデータ展開を介した時のマスタデータベース11のレ
ベル(更新世代)を問い合わせ,応答されたレベルとス
レーブデータベース21のレベルが一致した場合,スレ
ーブサーバ2におけるデータ展開を開始する。レベルが
低いと一致するまで待ち合わせて,データ展開開始の同
期をとる。データ展開処理部24はデータ展開終了時
に,通信処理部23,14を介してデータ展開終了を通
知し,データ展開処理部15は自身のデータ展開とスレ
ーブサーバからの展開処理終了の通知でデータ展開を終
了する。データ展開には,例えば,カレンダのデータ
(施設を稼働する年間予定)等からマスタスケジュール
を展開し,マスタスケジュールから運用スケジュールの
展開,運用スケジュールから機器スケジュールへの展開
がある。
【0036】通信処理部23は一定時間にわたって通信
処理部14と通信が行われないと,ヘルスチェックメッ
セージを通信処理部14との間でやりとりしマスタサー
バ1の正常性を確認し,異常を検出した場合は,他のス
レーブサーバ2にサーバの切り換えを通知して,マスタ
サーバの機能をこのスレーブサーバ2で行う。サーバの
切り換え中に定刻起動処理部16が起動した場合は,直
ちにデータ展開処理を開始する。この時,マスタデータ
ベース11ののレベルを問い合わせて,マスタサーバの
ダウンを検出すると,サーバの切り換えを他のサーバに
通知し,マスタサーバとして動作を開始して展開処理を
行う。このヘルスメッセージの送信はマスタサーバ1の
通信処理部14から他のスレーブサーバ2に対しても同
様に行われる。
【0037】次に図1における上記第2の目的を実現す
る作用を説明すると,マスタサーバ1の負荷監視処理部
17は自ノードの中央処理装置(CPU)の使用率を監
視し,使用率が一定時間以上連続して100%になると
過負荷と判断し,予め設定された負荷の退避順位に応じ
て該当するスレーブサーバを選び,このマスタサーバが
実行している機能を実行するデータ参照・更新処理部1
3に通知される。データ参照・更新処理部13は通信処
理部14,23を介してスレーブデータベースのデータ
参照・更新処理部22にマスタサーバ2が過負荷になっ
たことを通知する。データ参照・更新処理部22は負荷
監視処理部26に対しこのスレーブサーバ2が過負荷か
どうか確認し,過負荷でなければデータ参照・更新処理
部13にネットワーク3を介してその旨を通知する。
【0038】データ参照・更新処理部13はこれに応じ
て,当該機能の新しいデータ変更要求を拒否し,既に受
付済の変更処理を終了すると該当機能のマスタデータベ
ース機能の引き継ぎをネットワーク3を介してスレーブ
サーバ2のデータ参照・更新処理部22に依頼する。デ
ータ参照・更新処理部22は他のノードに対し該当機能
のマスタデータベースが自装置になったことを通知し,
マスタデータベースとしての機能を開始する。機能毎の
マスタ・スレーブの配置,負荷退避の優先順位を最適に
設定することにより全体の通信の負荷を上げることな
く,負荷の分散を実現できる。
【0039】次に上記第3の目的を達成する図2の原理
構成の作用を説明すると,システムの立ち上げ時にサー
バ1から監視装置4の通信処理部40を介して連動処理
部41に連動条件41aが設定される。この時,他の監
視装置主催の連動のポイント(他監視装置の管理下にあ
る設備)の状態が連動条件41aに含まれていると,該
当する他の監視装置4に対し通信処理部40からネット
ワーク3を介してポイントのアドレスを指定してその状
態変化を通知するよう要求する。他の監視装置4の連動
処理部41ではその要求を受け取るとそのポイントの状
態変化毎に要求元の監視装置に通知を行うよう設定され
る。
【0040】一方,状態監視処理部42は自監視装置4
の管理下にある収集装置5から送られた状態変化が発生
した設備状態を受け取ると,連動スキャニングメモリ4
4に書き込みを行う。この時,連動処理部41を参照し
て,自装置が主催の連動(連動を開始するポイント(設
備)が自監視装置で管理していること)が存在すること
が分かると,そのポイントの状態変化を連動処理部41
に通知し,また他装置主催から通知するよう要求された
ポイントであるか判定して該当すると通信処理部から要
求元の監視装置へ通知する。
【0041】連動処理部41は状態監視処理部42から
の状態変化の通知を受けると連動条件41aを満たすか
の判定を行い,予め通知するよう要求を行った他の監視
装置からポイントの状態変化を通知されると,ポイント
の状態を連動スキャニングメモリ43に書き込むと共
に,連動条件41aが成立したか判定する(連動スキャ
ニングメモリ44の内容を参照)。連動条件41aが成
立すると,連動処理部41は制御を行う設備が自監視装
置の管理下の場合は,状態監視処理部42に制御要求を
行い,他の監視装置の管理下の場合は,該当する監視装
置の状態監視処理部42にネットワーク3を経由して制
御要求を出力する。
【0042】次に上記本発明の第4の目的を達成する図
3において,各監視装置4はそれぞれが管理する建屋の
火災の状態を表す各ポイントのデータを収集装置5から
取り出して格納している。なお,監視装置は一つの建屋
を監視するために設けられる場合もあるが,ここでは一
つの建屋を複数の監視装置によりエリア毎に監視してい
るものとする。
【0043】サーバ1の操作者が建屋を指定して火災復
旧の確認の操作を入力装置1bから行うと,その建屋を
管理する一つの監視装置4の通信処理部40を介して火
災復旧処理部46は,同じ建屋を管理する他の監視装置
(複数個の場合を含む)に対し建屋火災状態を通知する
よう指示する要求を通信処理部40,ネットワーク3を
介して送出する。他の監視装置はこれに応じて,その監
視装置が保持する建屋火災状態通知を,通知要求を発生
した監視装置4へ送出する。
【0044】他の監視装置から建屋火災状態通知を受け
取った監視装置(要求を発生した監視装置)は,各監視
装置から受け取った建屋火災状態通知及び自監視装置の
管理下の収集装置5により得られた建屋火災状態をそれ
ぞれ監視装置別にメモリ47に格納する。格納された各
監視装置の建屋火災状態を用いて火災復旧状態か火災状
態かを判定して,判定結果は通信処理部40,ネットワ
ーク3を介してサーバ1へ通知され表示装置1aに表示
される。
【0045】次に上記本発明の第5の目的を達成する図
4において,サーバ1の操作者が入力装置1bにより表
示装置1aで表示したい機器(ポイント)を指定する
と,指定された各機器のアドレスはその機器を管理する
監視装置4に通知される。各監視装置4の状態監視処理
部42は機器状態を格納するメモリ48の中の機器の状
態を格納するエリアの一部に設けられた表示中フラグを
オンに設定(設定されないものはオフで非表示を表す)
する。
【0046】また,監視装置4は線路6を介して各収集
装置5の配下に属する表示中の機器のアドレスを通知す
ると,該当する収集装置5の状態監視制御部50でこれ
を受け取ると,状態監視制御部50が使用するメモリ5
1の該当する機器に対応する位置に表示中フラグが設定
される。
【0047】この後,収集装置5の状態監視制御部50
は表示フラグがオンになっている機器については通常よ
り早い周期で状態検出を行い,その状態変化だけを監視
装置4に通知する。監視装置4は各収集装置5から送ら
れた表示中フラグがオンである機器の状態変化情報だけ
をサーバ1へ通知して,サーバ1の表示装置1aに表示
する。表示装置1aで表示の消去が行われると,表示中
解除指令を監視装置4へ通知する。これにより,メモリ
48の表示フラグがオンになっているものをオフにし,
各収集装置5にも表示中解除指令を通知する。各収集装
置5ではメモリ51にオンになっている表示中フラグを
オフにする。表示中フラグがオフになっている機器の状
態変化は,監視装置4が通常(低速)の一定周期で表示
中フラグがオンになっている機器の状態変化の情報と共
にサーバ1へ通知する。
【0048】
【実施例】図5は本発明が実施される施設管理システム
の構成図,図6はサーバのハードウェア構成,図7は監
視装置のハードウェア構成,図8は収集装置のハードウ
ェア構成である。
【0049】図5において,1,3〜6は上記図1〜図
4の同じ符号で表す各部に対応し,1はサーバ,3は各
装置間でデータを転送するためのLAN回線,4は建屋
の一定のエリア内の各機能(防災,空調,照明等)の監
視・制御を行う監視装置,5は監視装置に接続され周囲
の一定範囲に設置されたセンサの状態を収集したり,機
器の制御を行う収集装置,6は複数の収集装置5と監視
装置4を接続する線路である。
【0050】複数設けられたサーバ1は,ハードウェア
構成としては同じであり,その中の一つを全ての管理機
能(防災,空調,照明等)のマスタサーバとして設定
し,他のサーバ1をスレーブサーバとすることができる
が,管理機能毎にマスタサーバとなるサーバ1を設定す
ることもできる。
【0051】図6にサーバ1のハードウェア構成を示
す,図6において,1aは管理対象となる施設各部の制
御状態やセンサからの状態データを表示するCRT装
置,1bは操作者が設備の監視及び制御のための各種の
指示やデータを入力するキーボード,1cはマンマシン
インタフェースを備える共にサーバが備える各種の処理
を実行するCPU及びメモリ(機器の現在状態やセンサ
の検出信号の現在状態を保持)を含むマザーボード,1
dは管理対象の施設の構成,時系列のロギング等及びデ
ータ展開により作成された各種のスケジュール(マスタ
スケジュール,運用スケジュール,機器スケジュール
等)で構成するデータベースが格納されるハードディス
クユニット,1eはLAN回線(図5の3)を介する他
のサーバ1や,複数の監視装置4との通信処理を行うL
AN通信ユニットである。
【0052】図7は監視装置4のハードウェア構成であ
り,4aは監視装置を構成する各ユニット間のデータ転
送を行うチャネルバス,4bはバス4aの使用権の調停
を行うバスコントロールユニット,4cはスキャニング
メモリ(上記図2の44)として使用されたり作業領域
として使用され全てのプロセッサユニットにより参照さ
れる共通メモリユニット,4dは監視装置が備える監視
・制御機能を実行し,連動処理機能(図2の41に対
応),連動スキャニングメモリ(図2の43)及び火災
復旧処理機能(図3の46に対応)を備えるアプリケー
ションプロセッサユニットである。
【0053】4eは状態監視制御機能(図2,図3の4
2に対応)を備え,表示中フラグを配置(図4の48)
し,LAN通信機能(図2〜図4の通信処理部40に対
応)によるLAN通信ユニットを制御する処理を行うL
AN制御・状態監視プロセッサユニット,4fはLAN
回線(図5の3)を介したサーバや他の監視装置との通
信を実行するLAN通信ユニット,4gは半導体ディス
クユニット4hを制御するディスク制御プロセッサユニ
ット,4hは各ユニットの初期データ等を保存する半導
体ディスクユニット,4iは収集装置接続プロセッサユ
ニット,4jは複数の収集装置5と接続する線路6を介
してHDLC(High-level Data Link Control procedu
re: ハイレベル・データリンク手順) のNRM(Normal
Response Mode: 正規応答モード) でデータを伝送する
HDLC通信ユニットである。
【0054】図8は収集装置5のハードウェア構成図で
ある。図中,5aは収集装置が備える設備状態(機器の
動作状態やセンサの検出状態)の収集(監視)や機器の
制御含む状態制御機能(図4の50に対応)の処理を行
い,表示中フラグが配置されるプロセッサユニット,5
bは上記図7の4jと同様のHDLC通信ユニット,5
cはこの収集装置5が監視対象とする各現場設備5dの
一定個数毎に設けられ各現場設備への制御信号の出力,
現場設備からの信号を入力するI/Oユニット,5dは
建屋内の各管理設備に対応して設けられた各現場設備
(センサ,制御機器)である。
【0055】上記図5〜図8に示す構成を備えた施設管
理システムにおいて,上記図1乃至図4に示す原理構成
に示す各処理を実現するための各部の処理フローを以下
に説明する。
【0056】図9はデータ参照・更新受付の処理フロー
であり,この処理は上記図1の12に対応し,図6のサ
ーバ1のマザーボード1cにおいて実行される。マンマ
シンインタフェースからイベント通知を待ち合わせる
(図9のS1)。これはキーボード(図6の1b)から
操作者によるデータ参照または更新を指示する入力の発
生を待機する状態で,指示が発生するとデータベースの
更新の通知か(または参照の通知)判別し(同S2),
更新の場合はデータ参照・更新処理(後述する図10に
示す)に対し更新依頼イベントを発行し,更新完了イベ
ントを待ち合わせて,更新完了イベントを受け取るとマ
ンマシンインタフェースに更新状況を通知する(図9の
S3〜S5)。
【0057】データ参照の場合は,S6に移行して,デ
ータ参照・更新処理に対し参照依頼イベントを発行し,
続いてデータ参照・更新処理からの読込通知イベントを
待ち合わせて,その通知を受け取るとマンマシンインタ
フェースに読込状況を通知する(図9のS6〜S8)。
図10,図11はデータ参照・更新の処理フロー(その
1),(その2)であり,上記図1の13,22の機能
に対応し,図6のサーバ1のマザーボード1cにおいて
実行される。但し,この例はマスタサーバ側で実行され
る場合のフローである。
【0058】この処理は,データ参照・更新受付処理
(上記図9),データ展開処理(後述する図13,図1
4),通信処理(後述する図15)等からの要求イベン
ト通知を待って(図10のS1),通知が発生するとそ
の通知はデータベースの参照を要求するのか判別し(同
S2),参照の場合は現在データ展開処理を行っていて
排他中(データ展開中は参照・更新を不可とする)の状
態であるか判断し(同S3),データ展開処理を行って
いる場合要求元へ展開中を通知し(同S4),データ展
開を行っていないと要求されたデータベースのレコード
を読み込み(同S5),要求元へ読み込んだデータを通
知する(同S6)。
【0059】要求イベント通知が参照でない場合,デー
タベースの更新の通知か判別し(同S7),更新の通知
の場合は上記S3と同様にデータ展開処理を行って排他
中か判断し(同S8),該当すると要求元へ通知し(同
S9),該当しないとデータベースのレコードとレベル
を更新し(同S10),通信処理にスレーブ装置(スレ
ーブサーバ)のデータ更新依頼通知イベント(データベ
ースのレベルを含む)を発行して(同S11),スレー
ブサーバからの応答を待ち合わせて(同S12),応答
があると要求元へ応答内容(更新完了)を通知する(同
S13)。
【0060】要求イベントが更新でない場合,図11に
移行して,データ展開排他解除依頼か判別し(図11の
S14),これに該当するとデータ展開排他中状態を解
除し(図11のS16),要求元へ応答内容(解除完
了)を通知し(同S17),該当しないと依頼内容異常
を通知する(S15)。
【0061】図12は定刻起動の処理フローである。こ
の処理は,図1の16,25(定刻起動処理部)に対応
し,マスタサーバ及びスレーブサーバで実行される。定
刻起動処理は,予め起動時刻が設定されているものと
し,60秒間隔の起床を待ち合わせて,現在時刻が起動
時刻と一致するか判定し,一致するとデータ展開処理
(後述する図13,図14参照)を起動する。
【0062】図13,図14はデータ展開の処理フロー
(その1),(その2)であり,図1の15,25の機
能に相当する。要求イベント通知を待機して(図13の
S1),受け取るとデータ展開依頼か判別し(同S
2),データ依頼である場合には自装置がマスタである
か判別し(同S3),マスタの場合はデータ参照・更新
処理に対しデータ展開開始を通知し(同S4),データ
参照・更新処理から応答イベントを待ち(同S5),応
答を受け取るとマスタデータベースのデータ展開を行う
(同S6)。この展開でマスタスケジュール,運用スケ
ジュール,機器スケジュールが展開されるとマスタデー
タベースのレベルを更新し(同S7)。スレーブデータ
ベースの展開を待ち合わせる(同S8)。全スレーブか
ら展開の通知(更新レベルを含む)を受け取ったか判断
し(同S9),全スレーブの展開が完了するとレベルが
異なるスレーブがあるか判別し(図14のS18),あ
る場合はレベルの異なるスレーブに展開データの配信を
し(同S19),依頼元へデータ展開完了を通知する
(同S20)。
【0063】上記のS2の処理でデータ展開依頼でない
ことが分かると,要求イベントがレベルの問い合わせで
あるか判断し(図14のS27),該当すると依頼元へ
データベースのレベルを通知する(同S28)。レベル
の問い合わせでない場合,次にマスタ切換えの要求イベ
ントか判別し(同S29),該当するとマスタデータベ
ース装置番号を変更する(同S30)。
【0064】また,上記の処理S3において,自装置が
マスタではなくスレーブであると判断された場合,通信
処理(後述する図16参照)にマスタデータベースのレ
ベル問い合わせを依頼し(同S10),S11〜S1
5,S21〜S23の処理が行われる。すなわち,マス
タが正常であれば,レベルが一致し且つリトライオーバ
(再試行の回数が一定数以上)でないと,データ参照・
更新処理にデータ展開開始を通知し,応答イベントを待
ち合わせる。応答を受けると自装置(スレーブサーバ)
のデータ展開を行って,そのレベルを更新し,マスタデ
ータベースへ展開完了を通知する。レベルが一致しない
か,リトライオーバの場合は,10秒間待ち合わせて,
通信処理に対する依頼(S10)に戻る。
【0065】また,S11において,マスタが障害中の
場合は,S16,S17及びS24〜S26が実行され
る。すなわち,自装置をマスタとして切換え,全装置に
通知して,データ参照・更新処理に対しデータ展開を通
知する。この通知に対し応答イベントが返ると,自装置
データベースのデータ展開を行って,自装置のデータベ
ースのレベルを更新する。
【0066】この処理により,マスタサーバとスレーブ
サーバで,それぞれがデータ展開処理を実行しても,何
れのデータベースも同じレベルのデータが展開されるた
め,どのスレーブサーバもマスタサーバと同じ内容のデ
ータベースを備えることが保証される。
【0067】次に図15乃至部図18は通信の処理フロ
ーであり,図1の14,図2乃至図4の40の機能に相
当する。図15は他装置送信,図16は受信,図17は
ヘルスメッセージ送信,図18はヘルスメッセージ受信
の各処理のフローである。
【0068】他装置への送信処理は,図15に示すよう
に送信依頼を受けると,指定装置にデータを送信し,相
手装置が異常か判定して,異常であれば相手装置異常中
として相手装置の状態データを設定し,異常でなければ
異常中の状態を復旧して正常に設定する。
【0069】受信処理は,図16に示すように他装置か
ら受信があると,他装置から指定された内部の宛て先
(例えば,データ参照・更新処理やデータ展開処理,デ
ータベース等)に通知を行う。
【0070】ヘルスメッセージの送信処理は,図17に
示され,一定時間通信(送信,受信)が行われないと,
60秒間隔の起床を待ち合わせ,自装置がマスタ装置
(マスタサーバ)か否か判定し,マスタ装置の場合,全
スレーブ装置(スレーブサーバ)にヘルスメッセージを
送信し,全スレーブ装置からの応答メッセージを待ち,
応答の無いスレーブ装置を異常とみなす。全スレーブ装
置からの応答があると,60秒間隔の起床の待機に移行
する。自装置がスレーブサーバの場合,マスタ装置にヘ
ルスメッセージを送信し,マスタ装置からの応答メッセ
ージを待ち,応答がないとマスタ異常とする(この場
合,マスタ切換えが実行される)。
【0071】ヘルスメッセージの受信処理は,図18に
示すように,他装置からのヘルスメッセージの受信を待
ち,受信すると依頼元にヘルスメッセージを折り返す動
作が行われる。
【0072】次に図19乃至図21によりサーバにおけ
る負荷監視と過負荷時の処理を説明する。図19,図2
0は過負荷時の処理フロー,図21は負荷監視の処理フ
ローであり,これらは図1の17,26の機能に対応す
る。
【0073】各サーバにおける負荷監視は,図21に示
すように行われ,一秒間の起床を待ち合わせ,CPU
(図6のマザーボード1c内)のアイドル率が50%以
上か判別し,50%に達しない場合は何もしないが,5
0%以上の場合は過負荷の通知を行う。
【0074】次に図19,図20に示す過負荷の処理フ
ロー(その1),(その2)において,要求イベントを
待ち合わせて(図19のS1),イベントが入力される
と過負荷通知(上記図21で発生)であるか判別し(同
S2),過負荷通知の場合は他装置(サーバ)に処理引
き継ぎが可能か問い合わせて応答を待ち合わせる(同S
3,S4)。他装置(サーバ)から応答を受け取ると,
応答内容が引き継ぎ可能か判定し(同S5),可能でな
い場合は他の装置に切換え(同S6),同様の問い合わ
せを行う。可能な場合は処理可能装置に引き継ぎを依頼
し(同S7),自装置をデータ変更拒否の状態にする
(同S8)。
【0075】また要求イベントが過負荷通知でない場
合,S9〜S12の処理が行われる。すなわち,他の装
置からの引き継ぎ可能の問い合わせか判定し,該当する
場合自装置の処理負荷が10%以下か判定し,以下の場
合は依頼元に引き継ぎ可能を通知し,10%を越えてい
る場合は引き継ぎ不可を依頼元へ通知する。
【0076】また,要求イベントが上記過負荷通知,引
き継ぎ可能問い合わせの何れでもない場合,引き継ぎ依
頼であるか判定し(図20のS13),引き継ぎ依頼で
あれば(この場合既に上記した問い合わせに対し引き継
ぎ可能を通知してある),自装置をデータ変更可能とし
(同S14),依頼元の処理を引き継ぎ,処理を実行す
る(同S15)。
【0077】次に図22により状態監視の処理フローを
説明する。この処理は図2の42(状態監視処理部)の
機能に対応し,図7の監視装置において実行される。要
求イベント通知を待ち合わせて(図22のS1),ポイ
ント状態(監視対象のセンサ出力または設備の状態)通
知であるか判定し(同S2),ポイント状態通知の場合
はスキャニングメモリ(図2の44)のポイント状態
(前回の状態)から変化があるか判定し(図22のS
3),変化があるとスキャニングメモリに状態を反映し
(同S4),そのポイント状態の変化が連動トリガに関
して自装置主催の連動であるか判別する(同S5)。こ
の場合,連動処理部(図2の41)の連動条件を参照し
て判別する。自装置の主催の連動である場合は,連動処
理(後述する図23)に状態変化を通知し(同S6),
そうでない場合は,他装置の連動処理に状態変化を通知
する(同S7)。
【0078】要求イベントがポイント状態通知でない場
合,制御要求(監視装置の配下の設備装置からの制御要
求)であるか判別し(同S8),該当すると他装置(他
の監視装置)配下の収集装置の制御であるか判別し(同
S9),他装置の場合は通信処理部を経由して他装置に
制御要求を行い(同S10),自装置配下の場合は該当
する収集装置に制御要求を行う(同S11)。
【0079】図23は連動機能の処理フローである。こ
の処理は図2の41(連動処理部)の機能に対応し,図
7の監視装置において実行される。イベント通知を待ち
合わせ(図23のS1),イベント通知を受け取ると他
装置からの連動ポイントの通知であるか判定し(同S
2),該当すると連動スキャニングメモリ(図2の4
3)に他装置の連動ポイントの状態を書き込む(同S
3)。続いて,連動条件の内,自装置内のポイントは上
記のスキャニングメモリを読み込み,条件の成立を確認
する(同S4)。これにより,自装置内の条件成立した
か判定し(同S5),成立した場合,他装置(監視装
置)内の条件が存在するか判定する(同S6)。存在す
る場合,連動条件のうち他装置内のポイントを連動スキ
ャニングメモリ(図2の43)を読み込んで条件成立を
確認する(同S7)。これにより他装置の条件が成立す
るか判別し(同S8),成立すると状態監視処理(上記
図22)に制御依頼を行う(図23のS9)。
【0080】図24は連動制御を行う場合の各処理及び
メモリの相互の関係を示す図であり,図中,40〜44
は上記図2の同じ符号で表す各部に対応し,点線は他監
視装置からの入力設備状態通知やその書き込み操作を表
し,実線は自装置で検出した設備状態通知や制御要求,
及び連動処理部41によるメモリ参照動作を表す。各動
作は上記図22,図23に示す処理フローに示されてお
り,説明を省略する。
【0081】次に図25は火災監視の処理フローであ
る。この処理は図3の46(火災復旧処理部)が備える
複数の監視装置にまたがる火災復旧判定の機能を含み,
図7の監視装置において実行される。
【0082】図25において,要求イベント通知を待ち
(図25のS1),要求イベントを受け取るとその要求
イベントがマンマシンインタフェースからの建屋を指定
した火災復旧操作(指定した建屋の火災が復旧したかを
確認する指示)であるか判定し(同S2),該当すると
関係する他の各監視装置に該当建屋の火災状態要求を発
行して通知を待ち合わせる(同S3,S4)。
【0083】通知を受け取るとその内容が火災中通知か
判定し(同S5),火災中の通知の場合は建屋が火災中
状態とする(同S6)。この状態はサーバへ送られて表
示装置に表示される。通知の内容が火災中でない場合,
関係する全ての監視装置からの通知を受けたか判定し
(同S7),全て火災中でないと火災復旧状態とする
(同S8)。
【0084】また,要求イベントがマンマシンインタフ
ェースからの火災復旧操作でなく,火災状態要求(他の
監視装置から上記S4で発生)である場合は,要求され
た建屋の火災状態を要求元に通知する(同S9,S1
0)。
【0085】図26は監視装置の火災復旧処理の動作説
明図である。図中,40,46,47は上記図3の各部
に対応し,メモリ47に各監視装置から通知された火災
状態が格納される。〜は動作の順番を表し,これら
の動作は図26の火災復旧処理部46において上記図2
5の処理フローにより実行され,図25のS5,S8の
判定はメモリ47に格納された火災状態を参照して行わ
れる。
【0086】次に図27乃至図30は状態監視により収
集したデータの画面への高速反映を行うための各処理内
容を示し,図27,図28は表示のための状態監視の処
理フロー(その1),(その2)であり,図4の42
(監視装置内の状態監視処理部)の機能に対応する。図
29は収集装置における状態監視制御部(図4の50)
の処理フローであり,図30は収集装置における高速状
態通知の処理フローである。
【0087】図27,図28に示す表示のための状態監
視の処理は,要求イベント通知を待ち合わせ(図27の
S1),サーバの操作者により表示装置に状態表示を行
う設備(複数)が選択(画面切換え等により実行)され
ると,それらの設備の状態表示要求通知が発行され,監
視装置へ送られてくる。この状態表示要求通知を受け取
ると(同S2),要求された設備に対応して表示中フラ
グ(監視装置に設けられた各設備状態を表すデータの格
納部内の各データ毎に設定可能)を設定しカウンタを+
1する(同S3)。続いて,収集装置の状態監視制御部
に表示中設備(監視装置から状態表示要求された設備)
を通知し(同S4),収集装置の状態監視制御部からの
状態通知を待ち(同S5),受け取ると要求元(サー
バ)へ設備状態を通知する(同S6)。
【0088】要求イベントが状態表示要求通知でない場
合,次に状態表示消去通知か判定し(同S7 ),該当す
る場合表示中フラグのカウンタを−1し(同S8),次
いでカウンタが0か判定し(同S9),0であると収集
装置の状態監視制御部に消去設備を通知する(図28の
S10)。また,要求イベントが状態表示消去通知でな
い場合,状態変化通知であるか判別し(同S11),該
当すると状態変化をマンマシーンインタフェースに通知
する(同S12)。
【0089】図29は収集装置の状態監視制御部で実行
され,要求イベントを待機して,受け取ると状態表示要
求通知か判別し(図29のS1,S2),状態表示要求
通知であると,収集装置内の設備対応にフラグを格納で
きるメモリの,指定された設備に対応する表示中フラグ
をオンにし(同S3),要求元(監視装置)へ設備状態
を通知する(同S4)。要求イベントが状態表示要求通
知でない場合,状態表示消去通知か判別し(同S5),
該当すると収集装置内の該当する表示中フラグをオフに
する(同S6)。該当しなければ,要求イベント通知の
待ち合わせに戻る。
【0090】図30は収集装置において実行される高速
状態通知の処理であり,最初に1秒間隔で周期起床を待
ち合わせた後(図30のS1),表示中フラグがオンで
ある設備について状態変化が発生したか判定する(同S
2)。状態変化がないと次の設備について調べるが,状
態変化が発生すると監視装置の状態監視処理に状態変化
を通知する(同S3)。全ての設備についてS2 ,S3
の処理を実行して,終了すると(同S4),S1に戻
る。
【0091】図31はサーバ,監視装置,収集装置によ
る高速表示のための動作説明図であり,上記図27〜図
30に示す処理フローにより実行され,図中,1,4,
40,42,48及び5,50,51は上記図4に示す
同一の各符号に対応し,〜に示すように表示中設備
の通知が行われると,監視装置4のメモリ内の表示中フ
ラグがオンに設定され,更に状態監視処理部から各収集
装置5に表示中設備の通知が送られて,収集装置のメモ
リ内の表示中フラグがオンに設定される。設定された表
示中フラグを見て対応する設備の状態変化については,
収集装置の状態監視制御部が高速に監視装置に通知し,
監視装置からサーバへ送られて表示が行われる。
【0092】
【発明の効果】本発明の第1の構成によれば施設管理シ
ステムにおいてマスタサーバとスレーブサーバで常にデ
ータを整合して保持し,同時平行してデータの展開処理
を行うことにより通信の負荷を増加させることがない。
また,マスタサーバがダウンしても最小限のタイムラグ
で他のサーバにより機能のバックアップが可能となる。
【0093】さらに,第1の構成によりサーバに過負荷
が発生してもダウンする前に検出して,他の負荷が軽い
サーバにより機能を引き継ぐことができるため,システ
ムの信頼性を向上することができ,機能に応じて異なる
サーバがマスタサーバとなることができる。
【0094】本発明の第2の構成によれば,施設管理の
状態変化により連動機能を働かせる必要がある場合に,
連動条件の成立を高速に判定することができ,連動機能
を組み込んだ施設管理システムの構築を低コストで提供
することが可能となる。
【0095】本発明の第3の構成によれは,複数の建屋
を複数の監視装置で監視する場合に,監視装置間で最小
の通信回数により,最小限の時間で火災復旧の確認を行
うことが可能となる。
【0096】本発明の第4の構成によれば施設管理シス
テムの操作者(管理者)が表示装置に表示している設備
の状態については,全設備の状態変化のデータを収集す
るまで待つことなく,高速に収集されて通知されるので
状態変化後に直ちに表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理構成図である。
【図2】本発明の第2の原理構成図である。
【図3】本発明の第3の原理構成図である。
【図4】本発明の第4の原理構成図である。
【図5】本発明が実施される施設管理システムの構成図
である。
【図6】サーバのハードウェア構成を示す図である。
【図7】監視装置のハードウェア構成を示す図である。
【図8】収集装置のハードウェア構成を示す図である。
【図9】データ参照・更新受付の処理フローを示す図で
ある。
【図10】データ参照・更新の処理フロー(その1)を
示す図である。
【図11】データ参照・更新の処理フロー(その2)を
示す図である。
【図12】定刻起動の処理フローを示す図である。
【図13】データ展開の処理フロー(その1)を示す図
である。
【図14】データ展開の処理フロー(その2)を示す図
である。
【図15】通信の処理フロー(他装置送信)を示す図で
ある。
【図16】通信の処理フロー(受信)を示す図である。
【図17】通信の処理フロー(ヘルスメッセージ送信)
を示す図である。
【図18】通信の処理フロー(ヘルスメッセージ受信)
を示す図である。
【図19】過負荷時の処理フロー(その1)を示す図で
ある。
【図20】過負荷時の処理フロー(その2)を示す図で
ある。
【図21】負荷監視の処理フローを示す図である。
【図22】状態監視の処理フローを示す図である。
【図23】連動機能の処理フローを示す図である。
【図24】連動制御を行う場合の各処理及びメモリの相
互の関係を示す図である。
【図25】火災監視の処理フローを示す図である。
【図26】監視装置の火災復旧処理の動作説明図であ
る。
【図27】表示のための状態監視の処理フロー(その
1)を示す図である。
【図28】表示のための状態監視の処理フロー(その
2)を示す図である。
【図29】収集装置における状態監視制御部の処理フロ
ーを示す図である。
【図30】収集装置における高速状態通知の処理フロー
を示す図である。
【図31】サーバ,監視装置,収集装置による高速表示
のための動作説明図である。
【図32】従来の施設管理システムの構成例を示す図で
ある。
【図33】従来の連動トリガ行う場合の説明図である。
【図34】防災の処理速度を高速化するためのシステム
構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 マスタサーバ 11 マスタデータベース 12 データ参照・更新受付処理部 13 データ参照・更新処理部 14 通信処理部 15 データ展開処理部 16 定刻起動処理部 17 負荷監視処理部 2 スレーブサーバ 21 スレーブデータベース 22 データ参照・更新処理部 23 通信処理部 24 データ展開処理部 25 定刻起動処理部 26 負荷監視処理部 3 LAN等のネットワーク 4 監視装置 5 収集装置 6 線路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【図12】
【図16】
【図1】
【図2】
【図5】
【図15】
【図18】
【図3】
【図4】
【図6】
【図17】
【図7】
【図8】
【図20】
【図21】
【図9】
【図10】
【図28】
【図29】
【図13】
【図14】
【図30】
【図33】
【図19】
【図22】
【図34】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図31】
【図32】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ入出力装置,データベース及び
    処理装置を備えた複数のサーバと,設備の状態を収集す
    ると共に制御を行う複数の監視装置がネットワークで接
    続された施設管理システムにおいて,前記サーバとして
    管理機能に応じて一つのマスタサーバと複数のスレーブ
    サーバとを設定し,各サーバにデータ参照・更新処理部
    を備え,マスタサーバのデータ参照・更新処理部は,要
    求に応じてデータを更新すると,ネットワークを介して
    更新データを各スレーブサーバに送信し,各スレーブサ
    ーバのデータ参照・更新処理部は受け取った更新データ
    により自サーバのデータベースを更新して前記マスタサ
    ーバに通知し,各サーバは管理対象施設のスケジュール
    を自サーバのデータベースのデータを用いて作成するデ
    ータ展開処理部と,予め設定された時間になると前記デ
    ータ展開処理部を起動する定刻起動処理部を備えること
    を特徴とする施設管理システムにおける分散処理方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記マスタサーバの
    データ展開処理部は,起動すると前記データ参照・更新
    処理部に通知して参照・更新処理を禁止して,データ展
    開処理を実行してデータベースのレベルを更新し,前記
    スレーブサーバのデータ展開処理部は,起動するとマス
    タサーバにレベルを問い合わせて一致するとデータ参照
    ・更新処理部に通知して参照・更新処理を禁止して,デ
    ータ展開処理を実行してデータベースのレベルを更新し
    てマスタデータベースへレベルを通知することを特徴と
    する施設管理システムにおける分散処理方式。
  3. 【請求項3】 請求項1において,前記ネットワークを
    介する通信を行う通信処理部を各サーバに備え,前記ス
    レーブサーバの通信処理部は,一定時間マスタサーバと
    通信が行われないことを検出すると,ヘルスチェックメ
    ッセージをマスタサーバと送受信し,マスタサーバの正
    常性を確認することを特徴とする施設管理システムにお
    ける分散処理方式。
  4. 【請求項4】 請求項2において,前記スレーブサーバ
    によるマスタサーバの正常性の確認において,マスタサ
    ーバのダウンを検出すると,前記スレーブサーバは自サ
    ーバをマスタサーバとし,前記ダウンしたマスタサーバ
    をスレーブサーバとするよう設定し,他のスレーブサー
    バに対し前記切換えを通知することを特徴とする施設管
    理システムにおける分散処理方式。
  5. 【請求項5】 それぞれ入出力装置,データベース及び
    処理装置を備えた複数のサーバと,設備の状態を収集す
    ると共に制御を行う複数の監視装置がネットワークで接
    続された施設管理システムにおいて,前記サーバとして
    管理機能に応じて一つのマスタサーバと複数のスレーブ
    サーバとを設定し,各サーバに負荷監視処理部を設け,
    前記負荷監視処理部は,自サーバ内の処理装置(CP
    U)の負荷を監視し,予め設定された率を越えたことを
    検出すると,他のサーバに対し処理引き継ぎを問い合わ
    せ,他のサーバから引き継ぎ可の応答を受け取ると前記
    サーバに対し自サーバの機能の処理依頼を通知すること
    を特徴とする施設管理システムにおける分散処理方式。
  6. 【請求項6】 請求項5において,前記各サーバは,管
    理機能に応じて予め過負荷時に処理機能を代替するサー
    バの優先順位が設定され,過負荷状態になると前記優先
    順位に従って他のサーバに処理引き継ぎを問い合わせる
    ことを特徴とする施設管理システムにおける分散処理方
    式。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において,前記処理引
    き継ぎの問い合わせを受けた他のサーバは,自サーバの
    処理装置の負荷をチェックし,予め設定された一定の負
    荷率以下であるか否かにより処理引き継ぎ可か,処理引
    き継ぎ不可の応答を問い合わせ元に通知することを特徴
    とする施設管理システムにおける分散処理方式。
  8. 【請求項8】 それぞれ入出力装置,データベース及び
    処理装置を備えた複数のサーバと,設備の状態を収集す
    ると共に制御を行う複数の監視装置がネットワークで接
    続された施設管理システムにおいて,各監視装置は監視
    対象の設備の状態を検出すると共に制御を行う複数の収
    集装置と接続され,各収集装置からの状態監視を行う状
    態監視処理部と,自監視装置管理下の設備状態と他監視
    装置の管理下の設備状態により自監視装置または他監視
    装置の設備を制御する処理を行う連動処理部とを備え,
    前記連動処理部は連動条件を保持し,連動条件内に他監
    視装置管理下の設備状態が含まれていると,他監視装置
    に前記設備を指定して状態変化を通知する要求を発生し
    て,他監視装置から前記指定された設備の状態変化の通
    知を受け取ることにより複数監視装置にまたがる連動条
    件の成立を判定することを特徴とする施設管理システム
    における分散処理方式。
  9. 【請求項9】 請求項8において,前記監視装置に,前
    記他監視装置から通知された前記指定された設備の状態
    変化を表すデータを格納する連動スキャニングメモリ
    と,前記状態監視処理部が管理下の収集装置から得られ
    た各設備の状態を表すデータを格納するスキャニングメ
    モリとを備え,前記状態監視処理部は,設備状態の変化
    を検出すると前記連動処理部の連動条件に該当するかチ
    ェックし該当すると前記連動処理部に通知し,前記連動
    処理部は,連動スキャニングメモリへの状態変化の書き
    込み時と前記状態監視処理部からの通知により連動条件
    の成立を判定して,成立すると自監視装置または他監視
    装置の設備の制御要求を発生することを特徴とする施設
    管理システムにおける分散処理方式。
  10. 【請求項10】 それぞれ入出力装置,データベース及
    び処理装置を備えた複数のサーバと,設備の状態を収集
    すると共に制御を行う複数の監視装置がネットワークで
    接続された施設管理システムにおいて,前記監視装置
    は,サーバから発生する建屋の火災復旧確認の指示を受
    け取ると,建屋に関して火災復旧状態か否かの確認を行
    う火災復旧処理部を備え,前記火災復旧処理部は,前記
    指示を受け取ると建屋を管理する他の監視装置に対し該
    他の監視装置が収集した当該建屋の火災状態を通知する
    よう要求を発行し,前記他の監視装置から火災状態通知
    を受け取ると,該火災状態通知の内容及び自監視装置で
    収集した火災状態を識別して火災復旧状態か火災中状態
    かを判別することを特徴とする施設管理システムにおけ
    る分散処理方式。
  11. 【請求項11】 請求項10において,前記火災復旧処
    理部に火災状態を記憶するメモリを備え,前記他の監視
    装置から通知された火災状態通知及び自監視装置で収集
    した火災状態を前記メモリに格納し,前記メモリに格納
    された各監視装置からの火災状態を判別して火災復旧状
    態か火災中状態かを判別することを特徴とする施設管理
    システムにおける分散処理方式。
  12. 【請求項12】 それぞれ入出力装置,データベース及
    び処理装置を備えた複数のサーバと,設備の状態を収集
    すると共に制御を行う複数の監視装置がネットワークで
    接続された施設管理システムにおいて,サーバにおいて
    表示装置で状態表示を行う設備が指定されるとサーバか
    ら監視装置に対し指定された設備の状態表示要求を送信
    し,前記監視装置の状態監視処理部は,表示中フラグを
    設定するメモリを備え,前記状態表示要求通知を受け取
    ると指定された設備に対応する表示中フラグをオンに設
    定すると共に,前記設備を管理下におく収集装置に対し
    状態表示要求通知を送信し,前記収集装置は,管理下の
    設備に対応する表示中フラグを設定するメモリを備え,
    前記監視装置からの状態表示要求通知を受け取ると,指
    定された設備に対応する表示中フラグをオンに設定し,
    状態監視制御の動作において前記表示中フラグがオンに
    設定された設備の状態変化については通常より高速の周
    期で前記監視装置に通知し,前記監視装置は通知された
    設備の状態変化を要求元のサーバへ送信することを特徴
    とする施設管理システムにおける分散処理方式。
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