JPH0812356B2 - アクティブ型液晶表示素子 - Google Patents

アクティブ型液晶表示素子

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JPH0812356B2
JPH0812356B2 JP16120788A JP16120788A JPH0812356B2 JP H0812356 B2 JPH0812356 B2 JP H0812356B2 JP 16120788 A JP16120788 A JP 16120788A JP 16120788 A JP16120788 A JP 16120788A JP H0812356 B2 JPH0812356 B2 JP H0812356B2
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吉高 日比野
俊彦 広部
誠司 深見
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、アクティブ型液晶表示素子の構造に関
し、特に液晶を駆動するスイッチング素子に付加された
付加容量素子の構造に関するものである。
<従来の技術> 近年、液晶等を用いて大容量の情報を表示するマトリ
ックス液晶表示素子の各絵素のスイッチング素子として
薄膜トランジスタ(TFT)をガラス基板等の絶縁性基板
上に配設したアクティブ型液晶表示素子が注目されてい
る。
第6図は、従来のアクティブ型液晶表示素子の等価回
路図であり、TFTのドレイン電極11に液晶の各絵素の容
量CLCと付加容量CSとが並列に接続されている。この付
加容量CSとTFTの部分平面図を第7図に、第7図のI−
I線の断面図を第8図に,第7図のII−II線の断面図を
第9図に示す。
以下、製造工程に従って説明する。液晶セル基板とな
るガラス基板1の上にスパッタリングにより、1000〜40
00Åのタンタル(Ta)薄膜を形成し、フォトエッチング
等の手法によりゲート電極2及びゲート配線をパターン
形成する。このゲート電極2およびゲート配線を陽極酸
化して下部ゲート絶縁膜4を形成する。下部ゲート絶縁
膜4を形成した後、スパッタリングとフォトエッチング
とで透明導電膜(ITO)から成る付加容量CSの電極13及
び付加容量バスバーを形成する。次に、これらの上に全
面にわたってプラズムCVD法で、1000〜5000Å厚の窒化
シリコンから成る上部ゲート絶縁膜5、100〜1000Å厚
のアモルファスシリコン(a−Si)膜6、および1000〜
5000Å厚の窒化シリコンから成る保護絶縁膜7をチャン
バー内の真空を保ったまま連続的に堆積させる。更に、
上記a−Si膜6および保護絶縁膜7をマスクを用いたフ
ォトエッチングでパターン化した後、これらの上に100
〜1000Å厚のリン(P)をドープしたn+−a−Si膜8お
よびソース・ドレイン電極用金属膜を順次堆積させ、次
いでマスクを用いたフォトエッチングでパターン化し
て、ソース配線9、ソース電極10およびドレイン電極11
を形成する。最後に、ドレイン電極11に接してITOから
成る絵素電極12を形成し、これによってゲート配線3と
ソース配線9の交差点毎にTFT,絵素電極12及び絵素電極
12と付加容量用電極13の間で形成される付加容量素子が
マトリックス状に配列された液晶セル基板が製作され
る。この液晶セル基板と他方のセル基板間に液晶を封入
してツイスト配向させることによりアクティブ型液晶表
示素子が得られる。
<発明が解決しようとする課題> 付加容量素子付きのTFT液晶表示素子において、この
付加容量CSの電極13にITOから成る透明電極を用い、誘
電体膜としてゲート絶縁膜である高温窒化膜(膜の形成
温度がおよそ300℃以上である)を使用した場合、このI
TO膜と窒化膜との界面に粒状の荒れが生じ、耐圧的な問
題が発生しやすい。また、リーク不良が発生しやすい。
この結果、ソース電極10−CS間や絵素電極12−CS間にリ
ークや絶縁破壊が生じると、必然的にその該当するソー
ス配線でライン欠陥が発生する。また絵素電極12−CS
の場合は、点欠陥が発生し、実使用に耐えない表示品位
となり、TFTアレイの製造歩留りを大きく低下させるこ
とになる。
本発明はかかる課題を解決するためになされたもの
で、リークや点欠陥のないまた絶縁耐圧の高い付加容量
素子を有するアクティブ型液晶表示素子を提供すること
を目的とする。
<課題を解決するための手段> この発明は、液晶セル基板上に、ゲート電極、半導体
膜、ソース電極及びドレイン電極を有する薄膜トランジ
スタと、該薄膜トランジスタに並設された透明導電膜か
らなる付加容量電極と、該付加容量電極上に積層された
誘電体層と、該誘電体層上に積層され前記ドレイン電極
に連結された絵素電極とを配列してなるアクティブ型液
晶表示素子において、前記誘電体層は前記付加容量電極
の透明導電膜生成温度より低温で成膜された低温窒化膜
から成ることを特徴とする。
更に前記誘電体層は、前記低温窒化膜と前記低温窒化
膜に積層され前記付加容量電極の透明導電膜生成温度よ
り高温成膜された高温窒化膜との2層積層膜とする。
<作 用> この発明においては、付加容量CSの電極膜の成膜温度
より低い温度範囲で低温窒化膜が成膜されることより、
CSの電極膜とCSの誘電体膜との界面に発生する粒状の荒
れが抑制され、電極膜あるいは誘電体膜の白濁化が防止
される。また、ゲート絶縁膜と同じである高温窒化膜と
の積層膜構造にすることにより、電気的耐圧の向上及び
点欠陥やリークが防止され、液晶表示素子の動作特性を
向上させる。
<実施例> 第1図は、本発明の一実施例の説明に供する薄膜トラ
ンジスタアレイの部分平面図である。第2図は同図のI
−I線の断面図である。
第1図、第2図において、1はセル基板となるガラス
等の絶縁基板、2、3はこの絶縁基板1上にスパッタリ
ングとフォトエッチングにより形成されたゲート電極と
ゲートバスバー電極である。これらの電極にはTa金属が
用いられる。このゲート電極2及びゲートバスパー電極
3(各膜厚約3000Å)を陽極酸化して、酸化タンタルの
下部ゲート絶縁膜4(膜厚約1000Å)を形成する。下部
ゲート絶縁膜4を形成した後、スパッタリングとフォト
エッチングでITO膜から成るCS電極13(膜厚約2000Å)
及びCSバスバーを形成し、それを完全に覆う形でプラズ
マCVD法とフォトエッチングとにより窒化シリコン膜か
ら成る下部誘電体膜14を形成する。5,6,7はそれぞれ上
部ゲート絶縁膜、アモルファスシリコン膜(a−Si
膜)、保護絶縁膜(窒化膜)である。これらは、プラズ
マCVD法により、順次積層被膜され、マスクを用いたフ
ォトエッチングでパターン化されたものである。8,9,1
0,11は、これらの膜上に形成されたリンをドープしたn+
−a−Si膜(8)、Ti金属によるソースバスバー電極
(9)、ソース電極(10)及びドレイン電極(11)であ
る。これらの電極もスパッタリング(Ti層の形成)とマ
スクを用いたフォトエッチングでパターン化される。12
はこのドレイン電極11に接して形成されたITOから成る
絵素電極(対向電極)である。
付加容量素子における誘電体膜の形成条件の一実施例
は次の通りである。プラズマCVD法を用い、各ガスの流
量を、それぞれSiH4:100cc,NH3:150cc,N2:1850ccとし,
ガス圧力130pa(パスカル),高周波電力800Wの条件下
で、低温窒化シリコン膜から成る下部誘電体膜14の成膜
温度を250℃とし、高温窒化シリコン膜から成る上部誘
電体膜5(ゲート絶縁膜と同一)の成膜温度を350℃と
した。各膜厚は、下部誘電体膜14が2000〜4000Å、上部
誘電体膜5が1000〜4000Å、2層の膜厚は3000〜8000Å
である。その結果、耐圧の優れた液晶表示素子が得られ
た。この時の各誘電体膜14,5の特性を表1に示す。
この時のエッチング液の組成は、BHF液(50%HF:40%
NH4F=1:10)であり、室温で行なう。表1から示される
ように、下部誘電体膜14は上部誘電体膜5に較べて軟ら
かく、下地膜(この場合ITO膜)のカバーリング特性の
優れた、粒子の細かい膜となっている。
第3図に成膜温度と電気的耐圧との関係を示す。耐圧
の測定は、面積2mm角のサンプルを用い(+)Ti電極/Si
NX誘電体膜(下部3000Å、上部2000Å)/ITO(2000Å)
(−)の構造で行った。この時のCS電極13の成膜温度は
300℃であった。ITOの成膜温度と同じかまたはそれより
低い温度で下部誘電体膜14を形成すると、ITO膜や誘電
体膜に白濁現象や粒子荒れのない優れた液晶表示素子が
得られた。この理由は、成膜温度が低いため、膜成長時
に下地のITO膜の分解が少なく、またそれにもとづく分
解In原子の誘電体膜への移行現象が少なくなるためと考
えられる。
第4図、第5図に付加容量素子の誘電体14,5の膜厚を
変化させた場合の効果を示す。第4図の斜線付棒グラフ
(A)は、誘電体膜の形成温度を350℃とし、1層構造
で膜厚5000Åとした場合の耐圧分布データを示してい
る。100V位の耐圧しかない結果になっている。一方、同
図白地の棒グラフ(B)は、下部誘電体膜14を形成温度
250℃で膜厚3000Åとしその上に上部誘電体膜5を形成
温度350℃で膜厚2000Å積層した2層膜構造(合計膜厚5
000Å)とした場合の耐圧分布データを示している。同
じ膜厚であっても、1層構造に較べて耐圧分布が大幅に
改善されたことを示している。
第6図は2層構造膜で誘電体14,5の膜厚をさらに増加
させた場合の結果である。下部誘電体膜14を形成温度25
0℃、膜厚4000Åとし、上部誘電体膜5として温度350
℃、膜厚3500Å、2層の合計膜厚を7500Åとした場合の
耐圧分布データを示している。2層の膜厚5000Åの場合
に較べ更に耐圧が向上し、またリークも減少する結果と
なっている。
<発明の効果> 本発明の以上詳細に説明したとおり、付加容量素子の
誘電体膜として成膜条件の異なる2層の窒化シリコン材
料を主体とする膜を用いることにより、CS電極と誘電体
膜との界面の粒子荒れが抑制され、耐圧的にも十分満足
できる価が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による薄膜トランジスタを用
いたアクティブ型液晶表示素子の部分平面図、第2図は
第1図I−I線断面構造図、第3図は第1図II−II線の
断面構造図、第3図は付加容量の誘電体膜の成膜温度と
電気的耐圧との関係を示す説明図、第4図は誘電体膜の
1層構造および2層構造の場合の耐圧分布を示す説明
図、第5図は誘電体の膜厚を増加させた場合の耐圧分布
を示す説明図、第6図は従来のアクティブ型液晶表示素
子の等価回路図、第7図は従来のアクティブ型液晶表示
素子の部分平面図、第8図は第7図のII−II線の断面構
造図、第9図は第7図のI−I線の断面構造図である。 図において、1はガラス等の絶縁基板、2はタンタルゲ
ート電極、3はゲートバスバー、4はゲート絶縁膜(陽
極酸化膜)、5はゲート絶縁膜(上部誘電体膜)、6は
アモルファスシリコン(a−Si)膜、7は保護絶縁膜、
8はn+−a−Si膜、9はソースバスバー、10はソース電
極、11はドレイン電極、12は絵素電極(ITO膜)、13はC
S電極、14は下部誘電体膜である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−74080(JP,A) 特開 昭58−117584(JP,A) 特開 昭60−97385(JP,A) 特開 昭61−184517(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶セル基板上に、ゲート電極、半導体
    膜、ソース電極及びドレイン電極を有する薄膜トランジ
    スタと、該薄膜トランジスタに並設された透明導電膜か
    らなる付加容量電極と、該付加容量電極上に積層された
    誘電体層と、該誘電体層上に積層され前記ドレイン電極
    に連結された絵素電極とを配列してなるアクティブ型液
    晶表示素子において、 前記誘電体層は前記付加容量電極の透明導電膜生成温度
    より低温で成膜された低温窒化膜から成ることを特徴と
    するアクティブ型液晶表示素子。
  2. 【請求項2】前記誘電体層は、前記低温窒化膜と前記低
    温窒化膜に積層され前記付加容量電極の透明導電膜生成
    温度より高温成膜された高温窒化膜との2層積層膜であ
    る請求項1記載のアクティブ型液晶表示素子。
JP16120788A 1988-06-29 1988-06-29 アクティブ型液晶表示素子 Expired - Lifetime JPH0812356B2 (ja)

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