JPH08123541A - 営業線近接工事の施工管理システム - Google Patents

営業線近接工事の施工管理システム

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JPH08123541A
JPH08123541A JP25513694A JP25513694A JPH08123541A JP H08123541 A JPH08123541 A JP H08123541A JP 25513694 A JP25513694 A JP 25513694A JP 25513694 A JP25513694 A JP 25513694A JP H08123541 A JPH08123541 A JP H08123541A
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善一 五十嵐
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 営業線管理者が迅速に異常施工現場の状況を
把握できる。 【構成】 施工現場には各種センサ11,カラーカメラ
13等を配置する。現場事務所には計測用パソコン1
5,カラーモニタ18,VCS19,警報ブザー21等を
設ける。営業線管理部には計測用パソコン26,VCS
27,カラーモニタ28,警報ブザー31等を設ける。そ
して、計測用パソコン15は、センサ11からのデータ
に基づく管理データが1次管理値を越えると警告音を出
力してカラーモニタ18に管理データと現場状況監視画
像とを分割表示する。更に、2次管理値を越えると、営
業線管理部側の回線を呼び出して管理データと画像デー
タとを電送する。こうして、管理データが2次管理値を
越えた際には、営業線管理者はカラーモニタ28に映し
出される管理データと現場状況監視画像とによって速や
かに施工現場の状況を把握して列車運転上の対策を検討
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄道の営業線に近接
した工事の施工管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道の営業線に近接した工事を行う際に
は、列車の運行に支障を来さないように安全対策に留意
する必要がある。その1つに、軌道敷の高さや傾斜を安
全に列車が運行できるように維持することがある。その
ために、従来から工事施工の際には、沈下計,応力計,歪
計等の各種センサを設置することによって対応してい
る。
【0003】図4は、上述のような軌道敷の高さや傾斜
を安全に維持する施工管理システムの概略図である。工
事現場に設置された上記各種のセンサ1によって検出さ
れたデータは、データ収録装置2によって定時に(ある
いは常時)収録されて現場事務所等に設置されている計
測用パソコン3に伝送される。そして、計測用パソコン
3によって上記各種のデータを処理して上記軌道敷にお
ける安全性に関する管理データを算出してモニタ4の画
面に表示する。こうして、現場職員は、現場事務所でモ
ニタ4の画面上で上記管理データが管理水準を越えてい
ないかをチェックできるのである。
【0004】そして、上記管理データが管理水準を越え
た場合には、現場職員は異常を示した施工現場に急行し
て現場の作業状態をチェックする。そして、上記チェッ
クの結果を元に、鉄道会社の軌道管理者(以下、営業線
管理者と言う)と打ち合わせを行って対応策を協議する
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような営業線近接工事における施工管理システムにお
いては、上記管理データが管理水準を越えた際には、営
業線管理者は異常施工現場に急行して施工管理者と協議
しなければ現場状況を理解できず、緊急の際にはその対
応が遅れがちになるという問題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、営業線管理者
が迅速に異常施工現場の状況を把握できる営業線近接工
事の施工管理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の営業線近接工事の施工管理シ
ステムは、営業線に近接した施工現場に設置された計測
機器と、現場事務所に設置されて,上記計測機器からの
検出データに基づいて管理データを作成する管理データ
作成手段と、上記現場事務所に設置されて,少なくとも
上記管理データを表示する第1モニタと、上記現場事務
所に設置されて,上記管理データを含む施工管理情報を
送受信する第1送受信手段と、営業線管理部に設置され
て,上記第1送受信手段と上記施工管理情報を送受信す
る第2送受信手段と、上記営業線管理部に設置されて,
上記第2送受信手段からの施工管理情報に基づいて,少
なくとも上記管理データを表示する第2モニタと、上記
現場事務所に設置されて,上記管理データが1次管理水
準あるいは2次管理水準を越えるたか否かを監視して監
視結果を表す信号を出力する監視手段と、上記現場事務
所に設置されて,上記監視手段からの出力信号に基づい
て,上記管理データが上記1次管理水準よりも高い2次
管理水準を越えると,上記第1送受信手段に第2送受信
手段との送受信を行わせる制御信号を出力する制御手段
を備えたことを特徴としている。
【0008】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の営業線近接工事の施工管理システムにおい
て、上記施工現場に設置されたカメラと、上記現場事務
所に設置されて,上記カメラからの画像データと上記管
理データとを取り込んで上記管理データと現場状況監視
画像との合成画像を生成し,この合成画像データを上記
第1モニタおよび第1送受信手段に送出する画像合成手
段を備えると共に、上記制御手段は、上記管理データが
1次管理水準を越えると上記画像合成手段に第1モニタ
への合成画像データの送出を行わせる一方、上記2次管
理水準を越えると上記画像合成手段に第1送受信手段へ
の合成画像データの送出を行わせる制御信号を出力する
画像合成手段制御部を有することを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明では、現場事務所におい
て、管理データ作成手段によって計測機器からの検出デ
ータに基づいて管理データが作成され、この管理データ
が第1モニタに表示される。また、上記管理データが1
次管理水準または2次管理水準を越えたか否かが監視手
段によって監視される。そして、上記管理データが2次
管理水準を越えると、制御手段によって、第1送受信手
段に第2送受信手段との送受信を行わせる制御信号が出
力される。そうすると、上記第1送受信手段と第2送受
信手段との間で上記管理データを含む施工管理情報が送
受信される。そして、営業線管理部において、上記第2
送受信手段からの施工管理情報に基づいて、少なくとも
上記管理データが第2モニタに表示される。
【0010】こうして、上記管理データが2次管理水準
を越えると自動的に営業線管理部に施工管理情報が伝送
されて、営業線管理者によって即座に施工現場の異状状
況を把握して対策が講じられる。
【0011】また、請求項2に係る発明では、現場事務
所においては、画像合成手段によって、施工現場のカメ
ラからの画像データと上記管理データとが取り込まれて
上記管理データと現場状況監視画像との合成画像が生成
される。そして、上記管理データが上記1次管理水準を
越えると、上記制御手段における画像合成手段制御部に
よって、上記画像合成手段に対して制御信号が出力され
て合成画像データが上記第1モニタに送出されて上記合
成画像が表示される。さらに、上記管理データが上記2
次管理水準を越えると、上記画像合成手段制御部によっ
て、上記画像合成手段に対して制御信号が出力されて合
成画像データが上記第1送受信手段に送出される。そし
て、上記制御手段によって第1送受信手段に制御信号が
出力されると、上記第1送受信手段と第2送受信手段と
の間で上記施工管理情報が送受信される。こうして、営
業線管理部において、上記合成画像が第2モニタに表示
される。
【0012】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。図1は本実施例の営業線近接工事の施工管理
システムにおけるブロック図である。本施工管理システ
ムにおいて、施工現場には、沈下計,応力計,歪計等の各
種センサ11と、この各種センサ11からの検出データ
を収録するデータ収録装置12、固定して設置される電
動ズーム機能付の高感度カラーカメラ13、必要に応じ
て現場作業員が携帯して操作する携帯用ビデオカメラ1
4が配置される。
【0013】上記データ収録装置12からの検出データ
は現場事務所における計測用パソコン15に送出され
る。また、高感度カラーカメラ13および携帯用ビデオ
カメラ14からの画像信号は、現場事務所における映像
自動切替器16に送出される。上記現場事務所には、さ
らに、映像自動切替器16からの映像や計測用パソコン
15からの管理データを4画面に分割して組み合わせる
4画面切替器17、4画面切替器17からの映像を表示
するカラーモニタ18、4画面切替器17とディジタル
データ交換線とを接続する画像接続システム(VCS)1
9、計測用パソコン15の制御の下に映像自動切替器1
6,4画面切替器17,カラーモニタ18,VCS19,高
感度カラーカメラ13等を切り替え制御するリレー制御
部20等が備えられている。
【0014】ここで、上記現場事務所における計測用パ
ソコン15は、データ収録装置12から送出されてくる
沈下計,歪計の検出データに基づいて土留の傾き,レール
の沈下量等の管理データを算出する。また、応力計の検
出データに基づいて切梁の応力度や土留坑の応力度等の
管理データを算出する。そして、管理データが、内部メ
モリに格納されている1次管理値あるいは2次管理値を
越えたか否かを監視している。尚、こうして得られた管
理データは、上述のように映像自動切替器16からの映
像と4画面切替器17によって組合わされてカラーモニ
タ18に4画面に分割表示されるのである。
【0015】上記現場事務所側の計測用パソコン15に
よって求められた管理データは、公衆電話回線を介して
営業線管理部における計測用パソコン26に送出可能に
なっている。また、現場事務所における4画面切替器1
7からの画像データはVCS19およびディジタルデー
タ交換線を介して営業線管理部のVCS27に送出可能
になっている。カラーモニタ28はVCS27によって
上記ディジタルデータ交換線と接続されて現場事務所側
の4画面切替器17からの映像を表示する。尚、21・
31は警報ブザー,22はVTR,23・30は操作器,2
4は画像変換器,25・29はモデムである。
【0016】上記計測用パソコン15は、上記内部メモ
リに格納されたカメラ制御データに従ってカメラ制御信
号をリレー制御部20を介して高感度カラーカメラ13
に出力し、高感度カラーカメラ13の上下左右の方向制
御やズーム制御等を行う。また、上記管理データが上記
1次管理値を越えた場合には、警報信号を警報ブザー2
1に送出する。さらに、上記2次管理値を越えた場合に
は、営業線管理部側の電話回線を呼び出して、管理デー
タを営業線管理部側の計測用パソコン26に電送する。
また、リレー制御部20を制御し、VCS19を上記デ
ィジタルデータ交換線に接続して営業線管理部側のカラ
ーモニタ28に現場事務所側のカラーモニタ18に対す
る画像データと同じ画像データを電送するのである。
【0017】すなわち、上記計測用パソコン15によっ
て上記管理データ作成手段,監視手段および制御手段を
構成し、VCS19およびモデム25で上記第1送受信
手段を構成し、VCS27およびモデム29で上記第2
送受信手段を構成し、映像自動切替器16および4画面
切替器17で上記画像合成手段を構成するのである。
【0018】図2および図3は、上記現場事務所におけ
る計測用パソコン15によって行われる施工管理警報処
理動作のフローチャートである。以下、図1,図2およ
び図3に従って、施工管理警報処理動作について詳細に
説明する。ステップS1で、上記データ収録装置12に
よって定時にあるいは常時収録された検出データに基づ
いて上記管理データが求められる。また、リレー制御部
20を介して高感度カラーカメラ13に予め定められた
カメラ制御信号が送出されて、所定のアングルと倍率の
現場状況監視画像が収録される。
【0019】ステップS2で、上記管理データが内部メ
モリに格納されている1次管理値を越えたか否かが判別
される。そして、越えていなければ管理データの算出と
現場状況監視画像の収録とを続行する。一方、越えてい
ればステップS3に進む。ステップS3で、上記内部メモ
リに格納されているセンサ位置データに基づいて、上記
異常値を呈した管理データに係るセンサの位置に高感度
カラーカメラ13が向けられて最適な倍率で現場状況監
視画像が収録される。ステップS4で、上記警報信号が
出力されて警報ブザー21によって警告音が出力され
る。さらに、上記管理データと現場状況監視画像とが現
場事務所側のカラーモニタ18に分割表示される。その
際に、映像自動切替器16に携帯用ビデオカメラ14か
らの画像信号が伝送されてきた場合には、この携帯用ビ
デオカメラ14の画像も分割表示される。
【0020】ここで、上記現場事務所側の施工管理者
は、カラーモニタ18に表示された各種管理データと現
場状況監視画像とを参照して異常の原因を調査し、調査
結果を施工現場に伝送して現場作業員に復旧に当たらせ
る。ステップS5で、上記管理データの算出および現場
状況監視画像の収録が行われる。ステップS6で、上記
管理データが上記内部メモリに格納されている2次管理
値(上記1次管理値より高く設定されている)を越えたか
否かが判別される。そして、越えていなればステップS
7に進み、越えていればステップS9に進む。ステップS
7で、上記管理データが未だ1次管理値を越えているか
否かが判別される。その結果、越えていれば上記ステッ
プS5に戻り、越えていなければステップS8に進む。ス
テップS8で、上記管理データが1次管理値より低下し
たことがカラーモニタ18に表示される。さらに、高感
度カラーカメラ13のアングルと倍率とが初期のアング
ルと倍率とに戻される。そうした後、ステップS19に進
む。
【0021】ステップS9で、上記管理データが2次管
理値を越えたので、営業線管理部側の電話回線とVCS
27とが呼び出されて、計測用パソコン15からの管理
データと4画面切替器17からの画像データとが電送さ
れる。ステップS10で、上記営業線管理部側の計測用パ
ソコン26によって警報信号が出力されて警報ブザー3
1によって警告音が出力される。こうして、上記営業線
管理者に異常が告知される。以後、上記公衆電話回線と
ディジタルデータ交換線とを介して、施工管理者と営業
管理者とでカラーモニタ18,28に分割表示された管
理データと現場状況監視画像とを見ながら対応策が検討
される。その間にも、計測用パソコン15によって管理
データの監視が継続されている。
【0022】ステップS11で、上記高感度カラーカメラ
13のアングルあるいは倍率の変更が指示されたか否か
が判別される。その結果、指示されていればステップS
12に進み、指示されていなければステップS13に進む。
ステップS12で、上記高感度カラーカメラ13にカメラ
制御信号が送出されて高感度カラーカメラ13のアング
ルあるいは倍率が指定値に変更される。ステップS13
で、上記管理データの算出および現場状況監視画像の収
録が行われる。ステップS14で、上記管理データが未だ
2次管理値を越えているか否かが判別される。その結
果、越えていなければステップS15に進み、越えていれ
ば上記ステップS11に戻って管理データ値の算出/監視
と現場状況監視画像の収録を続行する。
【0023】ステップS15で、上記管理データが2次管
理値より低下したことがカラーモニタ18,28に表示
される。ステップS16で、上記管理データの算出および
現場状況監視画像の収録が行われる。ステップS17で、
上記管理データが未だ1次管理値を越えているか否かが
判別される。そして、越えていなければステップS18に
進む。ステップS18で、上記管理データが1次管理値よ
り低下したことがカラーモニタ18,28に表示され
る。さらに、高感度カラーカメラ13のアングルと倍率
とが初期のアングルと倍率とに戻される。ステップS19
で、施工管理警報処理動作の終了が指示されているか否
かが判別される。その結果、指示されていなければ上記
ステップS1に戻って管理データの算出と現場状況監視
画像の収録が続行される。一方、指示されていれば施工
管理警報処理動作を終了する。
【0024】このように、本実施例においては、上記管
理データの管理値として1次管理値と2次管理値との2
つの管理値を用いている。したがって、例えば、列車が
正常に運行できるレールの沈下量の許容値が2cmである
とすると。1次管理値を0.5cmとし2次管理値を1.5
cmとすることによって、レールの沈下量が0.5cmを越
えた場合には、列車を運行しつつ現場事務所側では原因
を追及して、施工方法の変更や補強等の補助工法の採用
を行うことができる。そして、レールの沈下量が1.5c
mを越えると、現場事務所側では上述の対策を続行しつ
つ営業管理部側では列車の徐行運転や間引き運転や運転
停止等の列車運転上の対策を検討できるのである。
【0025】つまり、上記管理データが2次管理値を越
えて営業管理部に工事の異常が知らされた際には、既に
現場事務所側では異常の原因究明と対策が講じられてい
るので、営業管理者は速やかに状況判断ができ、列車運
転上の対策を迅速に講ずることができるのである。
【0026】上述のように、本実施例においては、施工
現場には各種センサ11,データ収録装置12,高感度カ
ラーカメラ13,携帯用ビデオカメラ14等を配置し、
現場事務所には計測用パソコン15,映像自動切替器1
6,4画面切替器17,カラーモニタ18,VCS19,警
報ブザー21等を設ける。さらに、営業線管理部には計
測用パソコン26,VCS27,カラーモニタ28,警報
ブザー31等を設けている。そして、現場事務所側の計
測用パソコン15によって、データ収録装置12からの
検出データに基づく管理データが1次管理値を越えるか
否かを監視するのである。
【0027】その結果、上記管理データが1次管理値を
越えると、計測用パソコン15は、高感度カラーカメラ
13のアングルと倍率を変更し、警告音を出力し、現場
事務所側のカラーモニタ18に管理データと現場状況監
視画像とを分割表示する。そして、更に監視を続け、上
記管理データが2次管理値を越えると、計測用パソコン
15は、営業線管理部側の電話回線を呼び出して営業線
管理部側の計測用パソコン26に上記管理データを電送
すると同時に、営業線管理部側のVCS27を呼び出し
てディジタルデータ交換線を介して営業線管理部側のカ
ラーモニタ28に画像データを電送するようにしてい
る。
【0028】したがって、本実施例によれば、上記管理
データが1次管理値を越えた場合には、列車を運行しつ
つ現場事務所側で原因を追及して施工方法の変更や補強
等の補助工法の採用を行うことができる。そして、上記
管理データが2次管理値を越えた場合には、営業線管理
部側では速やかに施工現場の状況を把握して列車運転上
の対策を検討できるのである。
【0029】尚、上記施工管理警報処理動作の手順は、
図2および図3に示すフローチャートに限定されるもの
ではない。
【0030】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の営業線近接工事の施工管理システムは、施工現
場には計測機器を設置し、現場事務所には管理データ作
成手段,第1モニタ,第1送受信手段,監視手段および制
御手段を設置し、営業線管理部には第2モニタおよび第
2送受信手段を設置して、上記制御手段は、上記管理デ
ータが上記1次管理水準よりも高い2次管理水準を越え
ると、上記第1送受信手段に第2送受信手段との上記管
理データを含む施工管理情報送の送受信を行わせる制御
信号を出力するので、上記管理データが上記2次管理水
準を越えた際に、営業管理者は、上記第2モニタに表示
された施工管理情報によって迅速に異常施工現場の状況
を把握できる。
【0031】しかも、既に上記管理データが上記1次管
理水準を越えた際に、上記現場事務所側では、列車を運
行しつつ異常施工の原因を追及して施工方法の変更や補
強等の補助工法の採用が行われているので、上記営業線
管理者に異常施工が知らされた場合には異常状態の進退
が明らかになったおり、列車運転上の対策を容易に講ず
ることができるのである。
【0032】また、請求項2に係る発明の営業線近接工
事の施工管理システムは、上記施工現場にはカメラを設
置し、上記現場事務所には画像合成手段を設置して、上
記制御手段の画像合成手段制御部は、上記画像合成手段
に対して、上記管理データが1次管理水準を越えると上
記管理データと現場状況監視画像との合成画像データを
第1モニタへ送出させる制御信号を出力する一方、上記
2次管理水準を越えると上記合成画像データを第1送受
信手段へ送出させる制御信号を出力するので、上記管理
データが1次管理水準を越えると上記現場事務所側の第
1モニタに上記管理データと現場状況監視画像との合成
画像を表示して施工管理者の対策を支援し、2次管理水
準を越えると上記合成画像を営業線管理部側の第2モニ
タに表示して営業線管理者に異常施工の状況を速やかに
知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の営業線近接工事の施工管理システム
におけるブロック図である。
【図2】図1における計測用パソコンによって行われる
施工管理警報処理動作のフローチャートである。
【図3】図2に続く施工管理警報処理動作のフローチャ
ートである。
【図4】従来の営業線近接工事の施工管理システムの概
略図である。
【符号の説明】
11…各種センサ、 13…高感度カラ
ーカメラ、15,26…計測用パソコン、 16…
映像自動切替器、17…4画面切替器、
18,28…カラーモニタ、19,27…VCS、
20…リレー制御部、21,31…警報ブザ
ー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 営業線に近接した施工現場に設置された
    計測機器と、 現場事務所に設置されて、上記計測機器からの検出デー
    タに基づいて管理データを作成する管理データ作成手段
    と、 上記現場事務所に設置されて、少なくとも上記管理デー
    タを表示する第1モニタと、 上記現場事務所に設置されて、上記管理データを含む施
    工管理情報を送受信する第1送受信手段と、 営業線管理部に設置されて、上記第1送受信手段と上記
    施工管理情報を送受信する第2送受信手段と、 上記営業線管理部に設置されて、上記第2送受信手段か
    らの施工管理情報に基づいて、少なくとも上記管理デー
    タを表示する第2モニタと、 上記現場事務所に設置されて、上記管理データが1次管
    理水準あるいは2次管理水準を越えたか否かを監視して
    監視結果を表す信号を出力する監視手段と、上記現場事
    務所に設置されて、上記監視手段からの出力信号に基づ
    いて、上記管理データが上記1次管理水準よりも高い2
    次管理水準を越えると、上記第1送受信手段に、第2送
    受信手段との送受信を行わせる制御信号を出力する制御
    手段を備えたことを特徴とする営業線近接工事の施工管
    理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の営業線近接工事の施工
    管理システムにおいて、 上記施工現場に設置されたカメラと、 上記現場事務所に設置されて、上記カメラからの画像デ
    ータと上記管理データとを取り込んで上記管理データと
    現場状況監視画像との合成画像を生成し、この合成画像
    データを上記第1モニタおよび第1送受信手段に送出す
    る画像合成手段を備えると共に、 上記制御手段は、上記管理データが1次管理水準を越え
    ると上記画像合成手段に第1モニタへの合成画像データ
    の送出を行わせる一方、上記2次管理水準を越えると上
    記画像合成手段に第1送受信手段への合成画像データの
    送出を行わせる制御信号を出力する画像合成手段制御部
    を有することを特徴とする営業線近接工事の施工管理シ
    ステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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