JP2018141327A - 計測管理システム、施工支援システム、計測管理方法及び施工支援方法 - Google Patents

計測管理システム、施工支援システム、計測管理方法及び施工支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、計測結果を確認しながらの施工について、計測結果の送受信に生じる不具合を検出できる計測管理システム、施工支援システム、計測管理方法及び施工支援方法を提供することを目的とする。【解決手段】軌道120aの変位を計測する計測装置100による計測結果に関する計測結果情報には計測時刻に関する時刻情報が含まれ、記憶部22に格納された実計測結果情報の時刻情報と送受信部34が受信した受信計測結果情報の時刻情報とを比較した第一時刻比較結果が第一の所定時間以上である場合に通信異常と判定し、格納計測結果情報の時刻情報と計測時刻とを比較した第二時刻比較結果が第二の所定時間以上である場合に通信異常と判定する構成とした。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、軌道や路面など計測対象物の近傍での施工による変位を計測装置によって計測し、計測結果に基づいて施工の可否を判定する計測管理システム及び計測管理方法、並びに、これらを用いた施工支援システム、計測管理方法及び施工支援方法に関する。
従来より、走行時の振動および自然環境により軌道や路面などが変位して不具合が発生するおそれがあり、例えば、特許文献1では、軌道などの変位を計測する軌道狂い計測システムが提案されている。
特許文献1では、一端部を構造物に固定され順次水平方向に配設された所定長さの複数の基準ロッドと、各基準ロッドの他端部に設けられたターゲットと、各ターゲットに対応位置して構造物に固定され、ターゲットとの水平方向の離間距離を計測する非触覚変位センサとから構成され、例えば、列車走行時の振動および自然環境による軌道などの変位を低コストで計測できるとされている。
このような軌道や路面などの変位は、例えば、薬液注入などの施工を近傍で行っている場合に薬液の圧力が作用することによって生じるおそれがある。つまり、軌道や路面などの近傍での施工によって軌道や路面などに変位が生じるおそれがあるため、例えば、特許文献1に提案されるような計測方法で軌道や路面などの変位を監視しながら施工し、軌道や路面などが変位する傾向を検出すると施工を停止するように運用されている。
しかしながら、軌道や路面などを計測する計測結果を管理する場所と、例えば薬液注入を施工する施工箇所とが離れており、計測結果を管理する場所と、施工箇所とを通信回線でつなぎ、送信された計測結果を施工箇所で確認しながら施工することが多い。そのため、例えば、通信異常によって計測結果をリアルタイムに受信できずに、施工によって軌道や路面に不具合が生じていても施工を停止できないという事態が生じるおそれがあった。
特開2014−227818号公報
そこで本発明は、計測結果を確認しながらの施工について、計測結果の送受信に生じる不具合を検出することができる計測管理システム、施工支援システム、計測管理方法及び施工支援方法を提供することを目的とする。
この発明は、近傍での施工による計測対象物の変位を計測装置によって計測し、計測結果に基づいて施工の可否を判定する計測管理システムあるいは計測管理方法であって、前記計測結果を計測結果情報として送受信する送受信部、及び前記計測装置から受信した前記計測結果情報を格納する情報格納部が備えられた計測結果管理装置と、該計測結果管理装置から送信された前記計測結果情報を受信する受信部、計時部及び、前記計測結果情報の送受信の成否を判定する通信異常検出部が備えられた通信異常検出装置とで構成され、前記計測結果情報には計測時刻に関する時刻情報が含まれ、前記情報格納部に格納された最新の前記計測結果情報を格納計測結果情報とするとともに、前記受信部が前記計測結果管理装置から受信した前記計測結果情報を受信計測結果情報とし、前記通信異常検出部は、前記受信計測結果情報の時刻情報と前記格納計測結果情報の時刻情報を比較し、前記時刻情報が一致しない場合において、不一致状態の継続時間が第一の所定時間以上である場合に通信異常と判定し、前記受信計測結果情報の時刻情報と前記計時部の時刻情報とを比較し、その差分の時間を示す時間比較結果が第二の所定時間以上である場合に通信異常と判定する構成であることを特徴する。
上記計測対象物は、軌道や路面など、供用する際に変位することで不具合が生じるおそれがある対象物を含むものとする。
上記施工は、薬液注入、杭の建立、地盤の掘削、あるいは近接構造物の構築など、計測対象物が施工によって変位するおそれのある施工を含むものとする。
この発明により、計測結果を確認しながらの施工について、計測結果の送受信に生じる不具合を検出することができる。
具体的には、計測時刻に関する時刻情報が含まれた、計測結果管理装置の情報格納部に格納された格納計測結果情報の時刻情報と、通信異常検出装置の受信部が受信した受信計測結果情報の時刻情報とを比較し、前記時刻情報が一致しない場合において、不一致状態の継続時間(以下において不一致継続時間という)が第一の所定時間以上である場合は計測結果管理装置から前記通信異常検出装置に計測結果情報が送信されていない、あるいは前記通信異常検出装置で前記計測結果情報を受信できていない、つまり計測結果情報の送受信における通信異常を検出することができる。また、前記受信計測結果情報の時刻情報と前記計時部の時刻情報とを比較し、その差分の時間を示す時間比較結果が第二の所定時間以上である場合は計測装置から前記計測結果を送信できていない、あるいは前記計測結果管理装置で前記計測結果を受信できていない、つまり計測結果情報の送受信における通信異常を検出することができる。したがって、最新の計測結果情報に基づかないおそれがあるため、施工を停止することができる。
このように、格納計測結果情報と受信計測結果情報との時刻を比較しデータの同時性を図る不一致継続時間と、前記格納計測結果情報と前記時刻情報とを比較した差分の時間を検出し時刻の同時性を図る時間比較結果との二種の時間の比較結果を、それぞれ異なる時間間隔に基づいて判定するため、例えば、通信異常によって前記計測結果情報をリアルタイムに受信できず、施工によって軌道や路面に不具合が生じていても施工を停止できないという事態の発生を確実に防止することができる。
この発明の態様として、前記計測結果管理装置は、前記送受信部が備えられた計測結果管理端末装置と、前記送受信部、及び前記情報格納部が備えられた計測結果管理サーバとで構成されていてもよい。
この発明により、前記計測結果情報が記憶されたサーバにアクセスすることで、前記計測結果情報を確認することができる。
また、前記計測結果管理端末装置と前記計測結果管理サーバとの間に通信不具合が生じ、前記計測結果情報をリアルタイムに受信できず、施工によって軌道や路面に不具合が生じていても施工を停止できないという事態の発生を確実に防止することができる。
またこの発明の態様として、前記通信異常検出装置は、前記受信部、及び前記通信異常検出部が備えられた通信異常検出端末装置と、施工機械を制御する施工制御端末装置と接続され、判定結果を出力する判定結果出力装置とで構成されていてもよい。
上記判定結果出力装置は、判定結果を表示する表示装置、施工不可との判定結果に基づいて警報を報知する報知装置、施工機械の制御情報として施工制御端末に判定結果情報として出力する出力装置、あるいは、これらの組み合わせとしてもよい。
この発明により、通信異常の検出結果に基づく施工の可否について出力できるため、施工管理者は前記判定結果を確実に認識することができる。
また、前記判定結果に基づいて前記施工機械を制御することができる。
またこの発明の態様として、前記第一の所定時間が、施工による影響の出現が予想される影響出現時間に基づく時間間隔以上に設定され、前記第二の所定時間が、前記計測装置による計測に要する計測所要時間に基づく時間間隔以上に設定されていてもよい。
この発明により、前記通信異常検出装置が前記計測装置から受信した前記計測結果情報が最新の計測結果であるか否かを判定でき、前記計測結果管理装置が前記計測装置から受信した前記計測結果情報が最新の計測結果であるか否かを判定し、通信異常を検出することができる。したがって、リアルタイムな計測結果に基づいて施工の可否を前記計測結果情報に基づいて判定することができる。
またこの発明の態様として、前記計測対象物が軌道であり、前記計測装置が、前記軌道に沿って配置され、前記軌道の変位を計測するリンク型変位計であってもよい。
この発明により、正確に軌道の変位を計測し、施工に反映することができる。
またこの発明は、上述の計測管理システムと、前記計測装置、前記計測結果管理装置及び前記通信異常検出装置、並びに各装置間の故障を検知する故障検知システムと、前記計測管理システムにおける前記通信異常検出部による判定結果及び前記故障検知システムによる検知結果の少なくとも一方に基づき施工に関する警報を出力する警報出力システムとが備えられている施工支援システムあるいは施工支援方法であることを特徴とする。
この発明により、システムの故障を検知できるため、例えば、通信異常のみならずシステムの故障に基づいて、前記計測結果情報をリアルタイムに受信できず、施工によって軌道や路面に不具合が生じていても施工を停止できないという事態の発生を確実に防止することができるとともに、警報を出力することができる。
本発明により、計測結果を確認しながらの施工について、計測結果の送受信に生じる不具合を検出することができる計測管理システム、施工支援システム、計測管理方法及び施工支援方法を提供することができる。
計測管理システムの概要図。 計測管理システムのブロック図。 取り付け状態のリンク型変位計の概略断面図。 モニタ画面の概略図。 計測管理方法のフロー図。
以下、本発明による計測管理システム1について、図1乃至図5とともに説明する。
なお、図1は計測管理システム1の概要図を示し、図2は計測管理システム1のブロック図を示し、図3は取り付け状態のリンク型変位計100aの概略断面図を示し、図4はモニタ画面460の概略図を示し、図5は計測管理方法のフロー図を示している。
施工支援システムとしても機能する計測管理システム1は、計測装置100が接続された計測結果管理端末装置10、インターネット上に配置された計測結果管理サーバ20、計測対象物120である軌道120aの近傍の施工箇所の近くに配置され、施工管理端末装置200が接続された計測結果受信用端末装置30、及び通信異常検出端末装置40で構成されている。
なお、以下の説明では、薬液注入装置210a(施工装置210)を用いて、計測対象物120である軌道120aの近傍で地盤改良するための薬液を注入する施工において、計測装置100としてリンク型変位計100aで軌道120aにおけるレール123の変位を計測する場合の計測管理方法及び施工支援方法について説明するが、近接構造物の構築や近接箇所の掘削などの施工内容、施工装置210、あるいは軌道120aなどの計測対象物120はこれに限定されず、施工内容な施工装置に対する計測対象物120の計測管理を適宜の計測装置100を用いて計測管理システム1によって行ってもよい。
計測結果管理端末装置10は、施工箇所と離れた計測管理場所に配置されたコンピュータであり、制御部11、情報格納部として機能する記憶部12、第一計時部13、送受信部14、警報部15、表示部16、及び操作部17を備えている。
制御部11は、CPUとROMとRAMで構成されており、以下の機能的構成を備えている。詳述すると、制御部11には、記憶部12、第一計時部13、送受信部14、警報部15、表示部16、及び操作部17が接続され、記憶部12に記憶された各種制御プログラムを実行して、接続された各種機器を制御することができる。
また、制御部11は、記憶部12に記憶する測定プログラムを実行し、接続された計測装置100を制御するとともに、後述する第一計時部13で管理する時刻を計測時刻の時刻情報とともに計測結果をデータとして盛り込んだ計測結果情報を作成する。
さらに、警報判定処理部としても機能する制御部11には、記憶部12に記憶する警報プログラムを実行することで、取得した計測結果と、記憶部12に記憶する『警戒値』、『停止値』及び『限界値』とを比較して警戒レベルを判定するとともに、警報を出力するか否かを判定する警報判定処理を行うことができる。
また、故障検知部としても機能する制御部11は、記憶部12に記憶する故障検知プログラムを実行し、計測管理システム1における『2重起動』、『断線』、『絶縁不良』、『故障』、『水準異常』、及び『通信異常』を検知することができる。
なお、故障検知プログラムにおいて、『2重起動』は計測結果管理端末装置10において計測装置100による計測ができない状態となる測定プログラムの2重起動を検知し、『断線』は計測装置100における信号線の断線を検知し、『絶縁不良』は計測装置100における信号線の絶縁不良を検知し、『故障』は計測装置100の故障を検知し、『水準異常』は水準計の故障を検知し、『通信異常』は通信異常を検知するように構成している。
情報格納部として機能する記憶部12は、計測装置100による計測結果である計測結果情報を実計測結果情報として格納するとともに、各種制御プログラムや上述の警報判定プログラムを記憶している。
第一計時部13は、時刻を管理する時刻管理部である。
送受信部14は、制御部11の制御によって、インターネット網Inを介して、計測結果管理サーバ20及び計測結果受信用端末装置30と各種情報を送受信するインターフェイスである。
警報部15は、警報判定処理部としても機能する制御部11による警報判定処理により、計測結果が警報値を超えている場合に出力する装置であり、出力方法としては、色の異なるパトランプによる光の出力、音声や音による出力、あるいは光と音の出力などを出力するように構成することができる。
表示部16は、CRTや液晶などで構成されたモニタであり、各種情報を表示することができる。
操作部17は、キーボードやマウス、タッチパッドなど適宜の入力手段で構成している。なお、操作部17としては、タッチスクリーンの表示部16で構成してもよい。
このように構成された計測結果管理端末装置10は、上述したように計測装置100が接続されており、計測装置100を制御して、計測対象物120を計測することができる。
上述したように、本実施形態では、計測対象物120を軌道120aとするとともに、軌道120aの記憶部123の変位を計測するリンク型変位計100aを計測装置100をとして用いており、これらについて以下で簡単に説明する。
軌道120aは、図3に示すように、道床121の上において延伸方向に所定間隔を隔てて設置され複数本の枕木122と、枕木122に対して延伸直交方向に間隔を隔てて固定された2本のレール123とで構成されている。
計測装置100として用いるリンク型変位計100aは、延長方向に長く、正方形断面の筒状体である外枠101と、外枠101の内部に、抜き差し可能に収容され、複数のリンク(図示省略)によって屈曲可能に連結された変位計102と、変位変換手段である一対の歪ゲージ(図示省略)とで構成されている。
このように構成されたリンク型変位計100aは、図3に示すように軌道120aのレール123に対して、所定間隔を隔てて複数箇所に取付け治具103で固定され、上記歪ゲージによって、レール123の水平方向及び鉛直方向の変位を計測し、施工に反映することができる。
計測結果管理サーバ20はインターネットInに接続され、計測結果管理端末装置10から送信された計測結果情報を格納する外部サーバであり、インターネットInを介して、計測結果管理端末装置10や計測結果受信用端末装置30からアクセス可能に構成されている。
計測結果管理サーバ20は、制御部21、計測結果管理端末装置10から送信された計測結果情報を格納する情報格納部として機能する記憶部22、及び送受信部24を備えている。なお、計測結果管理サーバ20は、図示省略するが表示部や操作部を備えていてもよい。また、制御部21、記憶部22、及び送受信部24は、計測結果管理端末装置10における制御部11、記憶部12、及び送受信部14と同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
施工装置210を制御・管理する施工管理端末装置200が接続された計測結果受信用端末装置30は、施工箇所の近くに配置されたコンピュータであり、制御部31、記憶部32、送受信部34、警報部35、表示部36、及び操作部37が接続され、記憶部32に記憶された各種制御プログラムを実行して、接続された各種機器を制御することができる。
なお、制御部31、記憶部32、送受信部34、警報部35、表示部36、及び操作部37は、計測結果管理端末装置10における制御部11、記憶部12、送受信部14、警報部15、表示部16、及び操作部17と同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
施工管理端末装置200は、例えば、ノート型のコンピュータであり、施工装置210である薬液注入装置210aと接続され、薬液注入装置210aの稼働・停止、薬液の注入量、あるいは薬液の注入間隔等を制御管理することができる。
なお、施工管理端末装置200によって制御・管理される薬液注入装置210aについては、一般的な薬液注入装置であり、詳細な説明は省略する。
通信異常検出端末装置40は、いわゆるプログラマブル・ロジック・コントローラ(programmable logic controller:PLC)という、計測結果管理端末装置10や計測結果受信用端末装置30とは機構やシステムが異なる制御装置であり、計測結果受信用端末装置30に接続されるとともに、制御部41、第二計時部43、表示部46、及び非常停止操作部47が備えられている。
なお、第二計時部43は、計測結果管理端末装置10における第一計時部13と同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
制御部41は、PLC制御可能であり、通信異常検出部として機能することができる。
詳述すると、通信異常検出部のひとつである時刻比較部として機能する制御部41は、計測結果管理端末装置10の記憶部12、計測結果管理サーバ20の記憶部22、あるいは計測結果受信用端末装置30の記憶部32に格納された計測結果情報に盛り込まれた計測時刻を比較し、比較結果に基づいて計測結果情報の送受信の正否を判定し、つまり通信異常を検出し、検出結果に基づいて施工の可否を判定することができる。
また、故障検知部としても機能する制御部41は、故障検知プログラムを実行した計測結果管理端末装置10から受信した情報に基づいて、計測管理システム1における『2重起動』、『断線』、『絶縁不良』、『故障』、『水準異常』、及び『通信異常』を検知することができる。
表示部46は、CRTや液晶などで構成されたモニタであり、図4に示すモニタ画面460を表示することができる。
表示部46に表示されるモニタ画面460は、停止リセットボタン461と、警告灯表示部462と、監視モニタ表示部470とが表示されている。
停止リセットボタン461は、上述の通信異常検出部として機能した制御部41が通信異常の検出に基づいて施工停止と判定した場合における停止状態をリセット処理するためのボタンである。
警告灯表示部462は、安全状態を示す緑のパトランプのイラストを表示する安全表示部462aと、警告状態を示す赤のパトランプのイラストを表示する警告表示部462bとが上下に並べて配置されている。
監視モニタ表示部470は、『警告ON』表示部471、『警戒値情報』表示部472、『エラー情報』表示部473、『データ同時性』表示部474、『時間同時性』表示部475及び『計測結果時刻情報』表示部476が、上からこの順に配置されている。
『警告ON』表示部471は、表示ランプ部471aと、3つの詳細表示ランプ部471bとが配置されており、本実施形態においては、『Failure』の出力OFF状態、『故障検知』の出力OFF状態、及び『警報』の出力OFF状態のいずれかが検出されると3つの詳細表示ランプ部471bのうち対応するいずれかが点灯するとともに、表示ランプ部471aが点灯し、『Failure』の出力OFF状態、『故障検知』の出力OFF状態、及び『警報』の出力OFF状態のいずれかも検出されない場合、つまり全ての出力がONである場合に表示ランプ部471aは点灯しないように構成されている。
『警戒値情報』表示部472は、表示ランプ部472aと、警戒値レベル表示ランプ部472bとが配置されており、本実施形態においては、計測結果管理端末装置10によって実行された警報判定処理に基づく計測結果の警戒値レベルによって警戒値レベル表示ランプ部472bのうち対応するいずれかが点灯するとともに、表示ランプ部472aが点灯する構成である。計測結果管理端末装置10によって実行された警報判定処理に基づいて計測結果がいずれの警戒レベルに該当しない場合は、『警戒値情報』表示部472のいずれも点灯しない構成である。
『エラー情報』表示部473は、表示ランプ部473aと、6つの故障内容表示ランプ部473bとが配置されており、本実施形態においては、計測結果管理端末装置10の制御部11による故障検知処理によって、『2重起動』、『断線』、『絶縁不良』、『故障』、『水準異常』、及び『通信異常』のいずれかが検知され、その情報を通信異常検出端末装置40が受信した場合、6つの故障内容表示ランプ部473bのうち対応するいずれかが点灯するとともに、表示ランプ部473aが点灯する構成である。計測結果管理端末装置10の制御部11によって実行された故障検知処理によっていずれの故障も検知されない場合は、『エラー情報』表示部473のいずれも点灯しない構成である。
『データ同時性』表示部474は、表示ランプ部474aが配置されており、本実施形態においては、制御部41によって実行される時刻比較処理によって、計測結果管理端末装置10の記憶部12あるいは計測結果管理サーバ20の記憶部22に格納された計測結果情報である実計測結果情報のうち最新の実計測結果情報に盛り込まれた時刻情報(計測時刻)と、計測結果受信用端末装置30が計測結果管理サーバ20を経由して受信した計測結果情報である受信計測結果情報のうち最新の受信計測結果情報に盛り込まれた時刻情報とが一致しない場合において、更新された最新の受信計測結果情報に盛り込まれた時刻情報が一致するまでの間の時間、つまり不一致継続時間が第一の所定時間より長い場合、換言すると、第一の所定時間内に、最新の受信計測結果情報に盛り込まれた時刻情報が一致しない場合、計測結果受信用端末装置30が計測結果管理サーバ20を経由して受信した最新の受信計測結果情報が最新の計測結果に基づいていないとして表示ランプ部474aが点灯する構成であり、時刻比較結果が第一の所定時間より短い場合、計測結果受信用端末装置30が計測結果管理サーバ20を経由して受信した最新の受信計測結果情報が最新の計測結果に基づいているとして表示ランプ部474aは点灯しない構成である。
『時間同時性』表示部475は、表示ランプ部475aと、差分時間表示部475bとが配置されており、本実施形態においては、制御部41によって実行される時刻比較処理によって、計測結果受信用端末装置30が計測結果管理サーバ20を経由して受信した計測結果情報である受信計測結果情報のうち最新の受信計測結果情報に盛り込まれた時刻情報と、第二計時部43による時刻情報との差分の時間を示す時間比較結果が第二の所定時間より長い場合、計測結果管理サーバ20の記憶部22に格納された格納計測結果情報が最新の計測結果に基づいていないとして表示ランプ部475aが点灯するとともに、実計測結果情報に盛り込まれた時刻情報と、第二計時部43による時刻情報との差分を差分時間表示部475bに表示する構成であり、時刻比較結果が第二の所定時間より短い場合、最新の格納計測結果情報が最新の計測結果に基づいているとして表示ランプ部475aは点灯しない構成である。
『計測結果時刻情報』表示部476は、制御部41によって実行される時刻比較処理をするために用いる各計測結果情報を表示する表示部であり、計測結果管理端末装置10の記憶部12に格納された実計測結果情報のうち最新の実計測結果情報に盛り込まれた時刻情報(計測時刻)を表示する計測結果管理端末装置情報表示部476aと、受信計測結果情報のうち最新の受信計測結果情報に盛り込まれた時刻情報を表示する計測結果受信用端末装置情報表示部476bと、通信異常検出端末装置40における第二計時部43による時刻情報を表示する通信異常検出端末装置情報表示部476cとが上からこの順で配置されている。
非常停止操作部47は、プッシュボタンスイッチで構成され、緊急時に施工装置210による施工を緊急停止する場合に押下するボタンであり、非常停止操作部47が押下されると、施工管理端末装置200を介さずに施工装置210の稼働を停止することができる。
このように構成された計測管理システム1による計測管理方法を用いた施工支援方法について図5とともに以下で説明する。
まず、計測を開始するにあたり、条件設定がされていない場合(ステップs1:No)は条件設定を行う。
詳述すると、警報判定処理において計測結果と比較する『警戒値』、『停止値』及び『限界値』や、時刻比較処理によって基準となる第一の所定時間及び第二の所定時間などが設定される条件となる。
なお、本実施形態において、時刻比較処理によって基準となる第一の所定時間は、薬液注入装置210aにおける薬注施工における施工状況を計測する計測間隔である60秒を設定し、第二の所定時間は、リンク型変位計100aによる1回の計測に要する時間90秒を設定している。なお、この所定時間は適宜設定すればよい。
条件設定がされていた場合(ステップs1:Yes)や条件設定がされてから(ステップs2)、薬液注入装置210aによる施工及びリンク型変位計100aによる計測を開始する(ステップs3)。
そして、軌道120aによる施工及びリンク型変位計100aによる計測を開始すると、計測結果管理端末装置10の制御部11によって故障検知処理を実行し、上述したような『2重起動』、『断線』、『絶縁不良』、『故障』、『水準異常』、及び『通信異常』のいずれかが検知され、その情報を通信異常検出端末装置40が受信した場合(ステップs4:No)、監視モニタ表示部470の『エラー情報』表示部473に検知結果を表示するとともに、リンク型変位計100aによる計測結果が反映できないおそれがあるため、通信異常検出端末装置40から計測結果受信用端末装置30を介して施工管理端末装置200に施工停止情報を送信し、施工管理端末装置200を介して薬液注入装置210aによる施工停止し(ステップs9)、本計測管理を終了する。
計測結果管理端末装置10の制御部11による故障検知処理により故障が検知されない場合(ステップs4:Yes)、リンク型変位計100aからの計測結果情報を計測結果管理端末装置10の記憶部12に実計測結果情報として格納するとともに、インターネットInを介して計測結果管理端末装置10から計測結果管理サーバ20に送信し、記憶部22に格納計測結果情報として格納する。さらに、計測結果受信用端末装置30はインターネットInを介して、計測結果管理サーバ20の記憶部22に格納された格納計測結果情報を受信し、記憶部32に受信計測結果情報として記憶する(ステップs5)。
また、計測結果管理端末装置10において警報判定処理を実行し、記憶部12に格納された実計測結果情報と、設定された条件である警戒レベルとを比較して、計測結果が警戒レベルのうち、警戒値レベルを超える場合(ステップs6:No)、監視モニタ表示部470の『警戒値情報』表示部472に判定結果を表示するとともに、警告灯表示部462の警告表示部462bを表示し、警報部15及び警報部35を稼働させる(ステップs7)。
なお、警報判定処理による判定結果が警戒レベルを超える場合であっても施工可能な『警戒値』レベルである場合(ステップs8:Yes)、ステップs5に戻り、計測結果情報の送受信を続ける。
逆に、警報判定処理による判定結果が警戒レベルを超える場合において施工不可である『停止値』や『限界値』レベルである場合(ステップs8:No)、通信異常検出端末装置40から計測結果受信用端末装置30を介して施工管理端末装置200に施工停止情報を送信し、施工管理端末装置200を介して薬液注入装置210aによる施工停止し(ステップs9)、本計測管理を終了する。
なお、計測結果管理端末装置10による警報判定処理の結果、警戒レベルを超えない場合(ステップs6:Yes)、制御部41によって時刻比較処理を実行し(ステップs10)、その際に比較対象となる実計測結果情報、格納計測結果情報及び受信計測結果情報について『計測結果時刻情報』表示部476に表示する。
時刻比較処理の結果、計測結果管理端末装置10の記憶部12に格納された計測結果情報である実計測結果情報のうち最新の実計測結果情報に盛り込まれた時刻情報(計測時刻)と、計測結果受信用端末装置30が計測結果管理サーバ20を経由して受信した計測結果情報である受信計測結果情報のうち最新の受信計測結果情報に盛り込まれた時刻情報とが一致しない状態が継続した時間である不一致継続時間が第一の所定時間(本実施形態では60秒)より長い場合(ステップs11:No)、計測結果受信用端末装置30が計測結果管理サーバ20を経由して受信した最新の受信計測結果情報が最新の計測結果に基づいていない、つまり計測結果情報の送受信において通信異常が生じており、『データ同時性』がなく、最新の計測結果に基づく管理ができないとして、監視モニタ表示部470の表示ランプ部474aが点灯するとともに、通信異常検出端末装置40から計測結果受信用端末装置30を介して施工管理端末装置200に施工停止情報を送信し、施工管理端末装置200を介して薬液注入装置210aによる施工停止し(ステップs9)、本計測管理を終了する。
計測結果管理端末装置10の記憶部12に格納された最新の実計測結果情報に盛り込まれた時刻情報(計測時刻)と、計測結果受信用端末装置30が計測結果管理サーバ20を経由して受信した最新の受信計測結果情報に盛り込まれた時刻情報とが一致しない状態が継続した時間である不一致継続時間が第一の所定時間(本実施形態では60秒)より短い場合(ステップs11:Yes)であっても、時刻比較処理の結果、計測結果受信用端末装置30が計測結果管理サーバ20を経由して受信した計測結果情報である受信計測結果情報のうち最新の受信計測結果情報に盛り込まれた時刻情報と、通信異常検出端末装置40における第二計時部43による時刻情報との差分の時間を示す時間比較結果が第二の所定時間(本実施形態では90秒)より長い場合(ステップs12:No)、計測結果受信用端末装置30が受信した最新の受信計測結果情報が最新の計測結果に基づいていない、計測結果情報の送受信において通信異常が生じており、つまり『時間同時性』がなく、最新の計測結果に基づく管理ができないとして、監視モニタ表示部470の表示ランプ部475aが点灯するとともに、通信異常検出端末装置40から計測結果受信用端末装置30を介して施工管理端末装置200に施工停止情報を送信し、施工管理端末装置200を介して薬液注入装置210aによる施工停止し(ステップs9)、本計測管理を終了する。
計測結果管理端末装置10の記憶部12に格納された最新の実計測結果情報に盛り込まれた時刻情報(計測時刻)と、計測結果管理サーバ20の記憶部22に格納された格納計測結果情報に盛り込まれた時刻情報との差分の時間を示す時間比較結果が第二の所定時間(本実施形態では90秒)より短い場合(ステップs11:Yes)、適切な計測結果に基づく計測管理を行いながら施工装置210による施工を実施できているとして、施工装置210による施工が終了するまで(ステップs13:No)をこれらの処理を繰り返し実行し、施工装置210による施工完了に伴って(ステップs13:Yes)、本計測管理を終了する。
上述したように、近傍での施工による記憶部120の変位を計測装置100(リンク型変位計100a)によって計測し、計測結果に基づいて施工の可否を判定する計測管理システム1あるいは計測管理方法であって、計測結果を計測結果情報として送受信する送受信部14,24、及び計測装置100(リンク型変位計100a)から受信した計測結果情報を格納する記憶部12,22が備えられた計測結果管理端末装置10及び計測結果管理サーバ20と、計測結果管理端末装置10及び計測結果管理サーバ20から送信された計測結果情報を受信する送受信部34、第二計時部43及び、計測結果情報の送受信の成否を判定する制御部41が備えられた計測結果受信用端末装置30及び通信異常検出端末装置40とで構成され、計測結果情報には計測時刻に関する時刻情報が含まれ、記憶部12,22に格納された最新の計測結果情報を格納計測結果情報とするとともに、送受信部34が計測装置100(リンク型変位計100a)から受信した計測結果情報を受信計測結果情報とし、制御部41は、受信計測結果情報の時刻情報と格納計測結果情報の時刻情報を比較し、前記時刻情報が一致しない場合において、不一致継続時間が第一の所定時間以上である場合に通信異常と判定し、受信計測結果情報の時刻情報と第二計時部43の時刻情報とを比較し、その差分の時間を示す時間比較結果が第二の所定時間以上である場合に通信異常と判定するため、計測結果を確認しながらの施工について、計測結果の送受信に生じる不具合を検出することができる。
具体的には、計測時刻に関する時刻情報が含まれた、計測結果管理端末装置10及び計測結果管理サーバ20の記憶部12,22に格納された格納計測結果情報と、計測結果受信用端末装置30及び通信異常検出端末装置40の送受信部34が受信した受信計測結果情報とを比較し、前記時刻情報が一致しない場合において、不一致継続時間が第一の所定時間以上である場合、つまり、計測結果管理端末装置10及び計測結果管理サーバ20から計測結果受信用端末装置30及び通信異常検出端末装置40に計測結果情報が送信されていない、あるいは計測結果受信用端末装置30及び通信異常検出端末装置40で計測結果情報を受信できていない、つまり計測結果情報の送受信における通信異常を検出することができる。また、受信計測結果情報の時刻情報と第二計時部43の時刻情報とを比較し、その差分の時間を示す時間比較結果が第二の所定時間以上である場合、つまり、計測装置100(リンク型変位計100a)から計測結果を送信できていない、あるいは計測結果管理端末装置10及び計測結果管理サーバ20で計測結果を受信できていない、つまり計測結果情報の送受信における通信異常を検出することができる。したがって、最新の計測結果情報に基づかないおそれがあるため、施工を停止することができる。
このように、格納計測結果情報と受信計測結果情報との時刻を比較しデータの同時性を図る不一致継続時間と、前記格納計測結果情報と前記時刻情報とを比較した差分の時間を検出し時刻の同時性を図る時間比較結果との二種の時間の比較結果をそれぞれ異なる時間間隔に基づいて判定するため、例えば、通信異常によって計測結果情報をリアルタイムに受信できず、施工によって記憶部120aに不具合が生じていても施工を停止できないという事態の発生を確実に防止することができる。
また、第一計時部13及び送受信部14が備えられた計測結果管理端末装置10と、送受信部24、及び記憶部22が備えられた計測結果管理サーバ20とがあり、計測結果情報が記憶部22に記憶された計測結果管理サーバ20に計測結果受信用端末装置30及び通信異常検出端末装置40からアクセスすることで、計測結果情報を確認することができる。
また、計測結果管理端末装置10と計測結果管理サーバ20との間に通信不具合が生じ、計測結果情報をリアルタイムに受信できず、施工によって軌道120aや路面に不具合が生じていても施工を停止できないという事態の発生を確実に防止することができる。
また、制御部41が備えられた通信異常検出端末装置40と、送受信部34を備えるとともに、施工管理端末装置200を介して施工装置210(薬液注入装置210a)を制御する計測結果受信用端末装置30とがあり、判定結果を出力する通信異常検出端末装置40に表示部46が備えられているため、通信異常の検出結果に基づく施工の可否について出力でき、施工管理者は判定結果を確実に認識することができる。
また、判定結果に基づいて施工装置210(薬液注入装置210a)を制御することができる。
また、第一の所定時間が、施工装置210(薬液注入装置210a)による施工の影響の出現が予想される影響出現時間に基づく時間間隔以上に設定され、第二の所定時間が、計測装置100(リンク型変位計100a)による計測に要する計測所要時間に基づく時間間隔以上に設定されているため、計測結果受信用端末装置30が受信した計測結果情報が最新の計測結果かつ施工の可否判定に有効なデータであるか否かを判定でき、計測結果管理端末装置10に格納する計測結果情報が最新の計測結果であるか否かを判定できる。したがって、リアルタイムな計測結果に基づいて施工の可否を計測結果情報に基づいて判定することができる。
また、時刻比較処理を実行する際、計測結果管理端末装置10や計測結果受信用端末装置30における管理時刻と、計測結果管理端末装置10や計測結果受信用端末装置30とはシステムや構成が異なる制御装置である通信異常検出端末装置40における管理時刻とを比較するため、より正確な比較を実行することができる。
また、計測装置100として、軌道120aに沿って配置され、軌道120aの変位を計測するリンク型変位計100aを用いているため、正確に軌道120aの変位を計測し、施工に反映することができる。
また、計測管理システム1を用い、各装置間の故障を検知する故障検知処理を実行し、計測管理による判定結果及び故障検知処理による検知結果の少なくとも一方に基づき施工に関する警報を出力する警報判定処理を実行するため、計測管理システム1における故障を検知でき、例えば、通信異常のみならずシステムの故障に基づいて、計測結果情報をリアルタイムに受信できず、施工によって軌道120aや路面に不具合が生じていても施工を停止できないという事態の発生を確実に防止することができるとともに、警報を出力することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、この発明の計時部は第二計時部43に対応し、
以下同様に、
計測対象物及び軌道は軌道120aに対応し、
計測装置は計測装置100に対応し、
送受信部は送受信部14,24に対応し、
情報格納部は記憶部12,22に対応し、
計測結果管理装置は計測結果管理端末装置10及び/または計測結果管理サーバ20に対応し、
受信部は送受信部34に対応し、
通信異常検出部は制御部41に対応し、
通信異常検出装置は計測結果受信用端末装置30及び通信異常検出端末装置40に対応し、
計測管理システムは計測管理システム1に対応し、
計測結果管理端末装置は計測結果管理端末装置10に対応し、
計測結果管理サーバは計測結果管理サーバ20に対応し、
通信異常検出端末装置は通信異常検出端末装置40に対応し、
施工機械は施工装置210(薬液注入装置210a)に対応し、
施工制御端末装置は計測結果受信用端末装置30に対応し、
判定結果出力装置は表示部46に対応し、
リンク型変位計はリンク型変位計100aに対応し、
故障検知システムは故障検知処理を実行する計測管理システム1に対応し、
警報出力システムは警報判定処理を実行する計測管理システム1に対応し、
施工支援システムは計測管理システム1に対応するが、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、計測結果管理端末装置10及び計測結果管理サーバ20を一体的に構成してもよいし、計測結果受信用端末装置30及び通信異常検出端末装置40を一体で構成してもよい。
また、軌道120aの変位を計測するためにリンク型変位計100aを用いたが、計測装置100として、例えば、自動追尾型のトータルステーション等を用いてもよい。
1…計測管理システム
10…計測結果管理端末装置
20…計測結果管理サーバ
22…記憶部
24…送受信部
30…計測結果受信用端末装置
34…送受信部
40…通信異常検出端末装置
41…制御部
43…第二計時部
46…表示部
100…計測装置
100a…リンク型変位計
120a…軌道
210…施工装置
210a…薬液注入装置

Claims (8)

  1. 近傍での施工による計測対象物の変位を計測装置によって計測し、計測結果に基づいて施工の可否を判定する計測管理システムであって、
    前記計測結果を計測結果情報として送受信する送受信部、及び前記計測装置から受信した前記計測結果情報を格納する情報格納部が備えられた計測結果管理装置と、
    該計測結果管理装置から送信された前記計測結果情報を受信する受信部、計時部及び、前記計測結果情報の送受信の成否を判定する通信異常検出部が備えられた通信異常検出装置とで構成され、
    前記計測結果情報には計測時刻に関する時刻情報が含まれ、
    前記情報格納部に格納された最新の前記計測結果情報を格納計測結果情報とするとともに、
    前記受信部が前記計測結果管理装置から受信した前記計測結果情報を受信計測結果情報とし、
    前記通信異常検出部は、
    前記受信計測結果情報の時刻情報と前記格納計測結果情報の時刻情報を比較し、前記時刻情報が一致しない場合において、不一致状態の継続時間が第一の所定時間以上である場合に通信異常と判定し、
    前記受信計測結果情報の時刻情報と前記計時部の時刻情報とを比較し、その差分の時間を示す時間比較結果が第二の所定時間以上である場合に通信異常と判定する構成である
    計測管理システム。
  2. 前記計測結果管理装置は、
    前記送受信部が備えられた計測結果管理端末装置と、
    前記送受信部、及び前記情報格納部が備えられた計測結果管理サーバとで構成されている
    請求項1に記載の計測管理システム。
  3. 前記通信異常検出装置は、
    前記受信部、及び前記通信異常検出部が備えられた通信異常検出端末装置と、
    施工機械を制御する施工制御端末装置と接続され、判定結果を出力する判定結果出力装置とで構成されている
    請求項1または2に記載の計測管理システム。
  4. 前記第一の所定時間が、施工による影響の出現が予想される影響出現時間に基づく時間間隔以上に設定され、
    前記第二の所定時間が、前記計測装置による計測に要する計測所要時間に基づく時間間隔以上に設定されている
    請求項1乃至3のうちいずれかに記載の計測管理システム。
  5. 前記計測対象物が軌道であり、
    前記計測装置が、前記軌道に沿って配置され、前記軌道の変位を計測するリンク型変位計である
    請求項1乃至4のうちいずれかに記載の計測管理システム。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれかに記載の計測管理システムと、
    前記計測装置、前記計測結果管理装置及び前記通信異常検出装置、並びに各装置間の故障を検知する故障検知システムと、
    前記計測管理システムにおける前記通信異常検出部による判定結果及び前記故障検知システムによる検知結果の少なくとも一方に基づき施工に関する警報を出力する警報出力システムとが備えられている
    施工支援システム。
  7. 近傍での施工による計測対象物の変位を計測装置によって計測し、計測結果に基づいて施工の可否を判定する計測管理方法であって、
    前記計測結果及び計測時刻に関する時刻情報を含む計測結果情報を計測結果管理装置の情報格納部に記憶するとともに、通信異常検出装置に送信し、
    前記情報格納部に格納された最新の前記計測結果情報である格納計測結果情報の時刻情報と、前記通信異常検出装置が前記計測装置から受信した前記計測結果情報である受信計測結果情報の時刻情報とを比較し、前記時刻情報が一致しない場合において、不一致状態の継続時間が第一の所定時間以上である場合に通信異常と判定し、
    前記受信計測結果情報の時刻情報と前記計時部の時刻情報とを比較し、その差分の時間を示す時間比較結果が第二の所定時間以上である場合に通信異常と判定する
    計測管理方法。
  8. 請求項7に記載の計測管理方法による判定結果と、
    前記計測装置、前記計測結果管理装置及び前記通信異常検出装置、並びに各装置間における故障の検知結果との少なくとも一方に基づき施工に関する警報を出力する
    施工支援方法。
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