JPH08123513A - プログラマブルコントローラのデータモニタ装置 - Google Patents

プログラマブルコントローラのデータモニタ装置

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JPH08123513A
JPH08123513A JP25793594A JP25793594A JPH08123513A JP H08123513 A JPH08123513 A JP H08123513A JP 25793594 A JP25793594 A JP 25793594A JP 25793594 A JP25793594 A JP 25793594A JP H08123513 A JPH08123513 A JP H08123513A
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address
monitor
data
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Application number
JP25793594A
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English (en)
Inventor
Akihiro Houshiyou
昭宏 宝勝
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Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プログラマブルコントローラが適用されるシス
テムの異常や動作不良が起こった時に、いち早く異常箇
所または不良箇所を見つけ出すことのできるデータモニ
タ装置を提供する 【構成】テンキー20で表示部21にモニタアドレスを
設定してシステムを作動させると、そのモニタアドレス
についてのステータスの変化が表示部22に表れるが、
このとき、その表示は、FUN1およびFUN2で設定
された時延種類(ON時延またはOFF時延)およびタ
イマ時間にしたがって表示時延される。また、その周辺
アドレスのステータスについても表示部25において表
示時延される。PLC分散システムにおいては、表示部
25に、モニタアドレスステータスの論理演算に使用し
た各PLCのステータスが表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プログラマブルコン
トローラに接続され、メモリ内の任意のアドレスのステ
ータス(情報)をモニタするデータモニタ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プログラマブルコントローラのデータモ
ニタ装置は、通常、ラダー図そのものをページごとに表
示画面上に表示し、リレーのステータスやカウンタの数
値等をそのラダー図上に表示させるようにしている。こ
のようなデータモニタ装置を使用してプログラマブルコ
ントローラで制御されるシステムの異常原因を調べよう
とする場合、ラダー図上に表示されている各要素(リレ
ーやカウンタ類等)の動作結果をオペレータが見ること
によって異常原因を調べる。しかし、ラダー図を単に画
面上に表示し、各アドレスの要素のステータスや計数値
等の動作表示するだけでは異常発生時に十分な原因調査
をできない場合がある。特に、動作中にワンショット動
作をするリレー要素があり、且つ表示器に応答速度が遅
い液晶表示器が使用されている場合には、液晶がワンシ
ョット動作時間に応答できない場合があり、その結果オ
ペレータはワンショット動作を確認できないことが生じ
る。
【0003】そこで、ワンショット信号をモニタできる
ようにするために、該ワンショット信号を一定の時間だ
け時延させて表示できるようにしたプログラマブルコン
トローラが提案されている。
【0004】また、複雑なシステムに対して効率的な制
御を行うために複数のプログラマブルコントローラをデ
ータ通信ラインで接続し、データリンク部に対し各コン
トローラのステータスを書き込んでおいて、各コントロ
ーラがそのデータリンク部内のデータを見ることで自ら
の制御を行う分散システムが例えば特開平6−6385
1号に提案されているが、このような分散システムを使
用した装置で異常原因を分析しようとする時には、デー
タモニタ装置をいずれかのプログラマブルコントローラ
に接続して、そのコントローラのリレー要素のステータ
スやカウント値等を表示させている。このような分散シ
ステムにおいても、上記と同様にリレー要素のワンショ
ット動作を確認できるようにするために、ワンショット
信号を一定時間だけ時延することができるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
データモニタ装置においてワンショット信号を時延する
のは、液晶表示装置等、表示応答性が良くない表示器が
使用されている場合にその表示遅れによってワンショッ
ト信号の変化が表示できなくなるのを防ぐためである。
したがって、その時延時間は、該表示装置の表示遅れを
カバーする程度のものに固定されているに過ぎない。こ
のため、ワンショット動作が非常に短い場合等にはオペ
レータはワンショット動作を十分に確認できなくなる不
都合があった。また、分散システムにおいても、ワンシ
ョット信号が短い場合に確認が困難になる不都合がある
とともに、さらに、データリンク部の状態が表示できな
いために、他のプログラマブルコントローラのリレーの
ステータスの原因を探ろうとする場合、予め用意された
データリンク部内のリレー(リンクリレー)と各プログ
ラマブルコントローラのリレー対応表等を手掛かりにす
る等の非常に複雑な手順を踏まなければ正確な分析を行
うことができず、しかも、その操作にはある程度の熟練
が要求されるという問題があった。
【0006】この発明の目的は、プログラマブルコント
ローラが適用されるシステムの異常や動作不良が起こっ
た時に、いち早く異常箇所または不良箇所を見つけ出す
ことのできるデータモニタ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のデータモニタ
装置は、モニタをしたいアドレスを設定する手段と、そ
の設定されたモニタアドレスのステータスを表示する手
段と、さらに、上記モニタアドレスの表示時延長さを設
定する手段を備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、モニタアドレスのステータスととも
に、そのアドレスの前後の周辺のアドレスのステータス
を表示する手段を備え、設定される表示時延の長さはこ
の周辺アドレスのステータスにも適用されるようにして
いる。
【0009】さらに、分散システムにおいては、上記モ
ニタアドレスのステータスを出力する論理演算に使用さ
れるステータスであって、データリンク部内に記憶され
ている各プログラマブルコントローラのステータスを表
示する手段を設けたものである。
【0010】また、モニタアドレスのステータスがロー
レベルからハイレベルに変化するときに起動する第1の
タイマ手段と、前記モニタアドレスのステータスがハイ
レベルからローレベルに変化するときに起動する第2の
タイマ手段と、これらのタイマ手段のうち先に起動した
タイマ手段を有効なタイマ手段として選択する手段とを
備え、前記表示時延長さを設定する時延長さ設定手段
は、前記有効なものとして選択されたタイマ手段のタイ
マ時間を前記モニタアドレスステータスの表示時延長さ
として設定するものであることを特徴とする。
【0011】
【作用】モニタしたいアドレスを設定してシステムを動
作させると、そのモニタアドレスのステータスが表示さ
れるが、そのステータスがワンショットの場合、別に設
定された表示時延の長さに基づいて表示状態が変わって
くる。すなわち、上記ステータスのワンショット時間が
時延長さ設定手段によって設定された表示時延長さに基
づいて制御される。この場合、表示時延長さが例えば2
秒間に設定されれば、表示される時間は元のワンショッ
ト時間プラス2秒に設定され、表示時延長さが3秒に設
定されれば、表示される時間は元のワンショット時間プ
ラス3秒に設定される。したがって、ワンショットの長
さが非常に短いと思われるアドレスをモニタアドレスと
して設定する場合には、この表示時延長さをより長い時
間に設定する等、オペレータによって確認しやすい時間
に設定する。
【0012】また、周辺アドレス状態表示手段を備える
ことにより、モニタアドレスの周囲のアドレスのステー
タスも同時に見ることができるために、異常原因の分析
がより容易になり、さらに、これらのアドレスに対して
上記表示時延長さを設定することができるために、異常
原因の分析がさらに容易になる。
【0013】また、分散システムにおいては、設定され
たモニタアドレスを出力する原因となった共有メモリ上
の各コントローラのステータスを表示するために、故障
原因の分析が従来に比して極めてやりやすくなる。
【0014】さらに、第1のタイマ手段と第2のタイマ
手段とを備え、これらのタイマ手段のうち先に起動した
ものを有効なものとして選択し、そのタイマ時間だけ表
示時延させているために、ON時延、OFF時延の区別
を行わなくても確実な表示時延を行うことが出来る。
【0015】
【実施例】図1は、この発明の実施例のデータモニタ装
置の構成図を示している。また、図2は、該データモニ
タ装置の表示パネルを示している。図において、1はデ
ータモニタ装置本体の構成を示し、2は同装置の表示パ
ネルを示している。データモニタ装置本体1は、モニタ
アドレス設定部10と、データ読出部11と、データ形
式の変換処理部12と、タイマー機能の処理部13とを
備えている。
【0016】前記モニタアドレス設定部10は、表示パ
ネル2のテンキー入力部20で設定されたモニタアドレ
スを記憶するレジスタを構成し、データ読出部11は、
このモニタ装置が接続されるプログラマブルコントロー
ラ(以下PLCという)のデータメモリ中からデータを
読出し記憶するレジスタを構成し、データ形式の変換処
理部12は、上記読みだしたデータを設定されたデータ
形式に変換する処理を行う。またタイマ機能の処理部1
3は、モニタアドレスおよびその周辺のアドレスのステ
ータスに対して表示時延処理を行う。
【0017】表示パネル2には、図2に示すように、上
記テンキー20の他、モニタアドレス表示部21、その
ステータスを表示するモニタアドレスステータス表示部
22、モニタアドレスで示される要素(リレーやカウン
タ等)の機能を表示するリレー要素機能表示部23、モ
ニタアドレスで指定される要素がカウンタ等の場合にそ
のカウンタの計数値等を表示するデータ表示部24、モ
ニタアドレスの周辺のアドレスのステータスや分散シス
テムの場合のデータリンク部のステータス(論理演算情
報)が表示される周辺アドレスステータス表示部25
と、モニタアドレスのアップまたはダウンを指定するア
ップダウンスイッチ26と、その他のファンクションス
イッチ機能表示部が配置されている。表示パネルに下方
のファンクションスイッチ機能表示部は、表示パネル2
下方左から右に向かって順に配置されていて、時延種類
設定機能27、表示時延長さ設定機能28、表示データ
長設定機能29、表示データ形式設定機能30、表示部
25での表示内容設定機能31およびメニュー表示機能
32の各表示部を含んでいる。このファンクションスイ
ッチ機能部27〜32の下方に、ファンクションスイッ
チがFUN1からFUN8まで配置されており、これら
のファンクションスイッチの操作によって、上記機能表
示部に表示されるファンクションスイッチ機能が順次切
り換わっていく。
【0018】図3は、各ファンクションスイッチ1〜8
の切り換えによる各スイッチ機能表示部の表示内容とそ
の具体的な機能を示している。たとえば、ファンクショ
ンスイッチFUN1を操作することによってOFF時延
機能を設定すると、モニタアドレスステータス表示部2
2および周辺アドレスステータス表示部25の表示デー
タにOFF時延が入る。ファンクションスイッチFUN
2で設定される表示時延長さ(時延タイマの長さ)は、
0,1,2,3,4sec(秒)のいずれかから選択さ
れる。ファンクションスイッチFUN3で設定される表
示データのデータ長は、1,2,4バイトのいずれかか
ら選ばれる。ファンクションスイッチFUN4で設定さ
れるデータ形式は、8進、10進またはHEXのいずれ
かから選択される。また、ファンクションスイッチFU
N5で設定される表示部25での表示データの種類は、
「セル情報」および「データ」のいずれかから選択され
る。ここで、「データ」は、表示部25にモニタアドレ
スの周辺アドレスステータス情報を表示するモードを設
定し、「セル情報」は、表示部22にモニタアドレスの
ステータスを出力する結果となった論理演算の情報(デ
ータリンク部に記憶されているステータス)を表示する
モードを設定する。ここでは、この後者の情報をセル情
報といい、詳細については後述する。さらに、ファンク
ションスイッチFUN8は、表示部2の画面をメニュー
画面に戻す。
【0019】なお、表示パネル2のテンキー入力部20
やアドレスのアップダウンスイッチ26はタッチスイッ
チからなっている。また、表示パネル2は、本実施例で
は液晶表示パネルで構成されている。
【0020】以上の構成のデータモニタ装置において、
テンキー入力部20によってモニタアドレスを入力して
モニタアドレス設定部10(図1参照)にモニタアドレ
スを設定し、また、時延種類と時延タイマをFUN1,
2で入力し、これらをタイマ機能の処理部13に設定す
る。さらに、表示データのデータ長やデータ形式をFU
N3,4で入力してデータ読出部11、データ形式変換
処理部12に設定し、表示データの種類をFUN5で入
力してモニタアドレス設定部10に設定する。
【0021】このような操作を行った後に、プログラマ
ブルコントローラの動作をスタートすると、表示部2
2,25のステータスの変化が確認できるようになる。
なお、表示部21,23,24でのモニタアドレスのア
ドレス値やそのアドレスの要素の名前等はモニタアドレ
スを設定した段階で表示される。
【0022】いま、FUN5によって「データ」のモー
ドが選択されているとすると、データモニタ装置の接続
されているPLCの動作アドレスがモニタアドレスに達
すると、そのモニタアドレスのステータスがデータ読出
部11に読みだされモニタアドレスステータス表示部2
2に表示される。また、モニタアドレスがリレー要素で
はなくレジスタ要素を指定している場合には、設定され
た表示データ長でレジスタデータを読みだしてデータ読
出部11にセットし、さらにそのデータを設定されたデ
ータ形式に変換処理部12において変換し、データ表示
部24にて表示する。モニタアドレスで設定される要素
がリレー要素の場合、そのリレーのオンオフはタイマ機
能の処理部13に設定されている情報に従って時延処理
される。
【0023】すなわち、図4(A)に示すようにOFF
時延がFUN1で設定されている時には、FUN2で設
定されているタイマ時間Tだけステータス表示がOFF
時延され、同図(B)に示すようにON時延がFUN1
で設定されている時には、ステータス表示がFUN2で
設定されているタイマ時間TだけON時延される。同図
(A)において、上側に示されるパルス信号は、モニタ
アドレスのステータスがローからハイに立ち上がり、さ
らにローに立ち下がったワンショットパルス信号である
ことを示している。また、同図(B)において、上側に
示されるパルス信号は、モニタアドレスのステータスが
ハイからローに立ち下がり、さらにハイに立ち上がった
ワンショットパルス信号であることを示している。この
場合、時延表示処理されるのは、モニタアドレスステー
タス表示部22だけではなく、周辺アドレスステータス
表示部25での各周辺アドレスのステータスも時延処理
される。
【0024】図5は、OFF時延が設定される場合の実
際の動作を示すフローチャート、図6はその場合に使用
されるレジスタを示す図である。
【0025】OFF時延が設定されている場合、ステッ
プn1においてレジスタA,B,Cをまずリセットし、
モニタアドレスのデータを読みだしてレジスタAに格納
する(n2)。次に、レジスタAとレジスタB1で論理
和をとってB1に格納する。
【0026】次に、n4において予め決められた時間の
シフトクロックの立ち上がりを待つ。
【0027】クロックの立ち上がりタイミングにおい
て、レジスタB内のデータを右方向に一段だけシフトす
る(n5)。そして、レジスタB1のデータをクリアす
る(n6)。次に、レジスタB1から一定時間分、すな
わちFUN2で設定されたタイマ時間(表示時延長さ)
分のデータの論理和をとってレジスタCに格納する(n
7)。このレジスタCの内容を表示部22に表示する
(n8)。以上の動作を繰り返して行うことにより、図
4(A)に示すOFF時延処理が可能になる。なお、図
5においてON時延処理を行う場合には、レジスタAの
データを反転してレジスタB1に格納し、レジスタCの
データを反転して表示すればよい。また、表示部25に
表示される周辺アドレスのステータスにも同様の時延動
作が行われる。
【0028】以上のように、表示部22においてモニタ
アドレスのステータスを機能表示部28に表示されてい
る時間だけ時延処理して表示することができるために、
たとえばモニタアドレスのリレー要素のワンショットの
動きをはっきりと確認したい場合には、FUN1におい
て時延の種類(ON時延またはOFF時延)を設定する
とともに、そのワンショットの予想長さに応じた時延長
さ(タイマ時間)をFUN2で設定すれば、PLCの動
作がモニタアドレスに達した時のワンショットの動きが
ステータス表示部22において最適な状態で確認できる
ようになる。通常、ワンショット時間が極めて短いと予
想される場合には、入力部28で設定するタイマ時間を
より長い時間に設定するのがよい。なお、この表示時延
機能は表示部25の周辺アドレスステータスに対しても
適用されるから、故障発生時の原因分析がより確実なも
のとなる。
【0029】以上の実施例は、FUN5において「デー
タ」を選択し、表示部25において、周辺アドレスのス
テータスを表示するモードのものだったが、FUN5に
おいて「セル情報」を選択した場合には、上述のように
データリンク部に記憶されている各PLCのステータス
が表示される。すなわち、各PLCのデータリンク部に
は各PLCのステータスが書き込まれて、各PLCでは
そのデータリンク部の各ステータスの論理演算を行って
自らを制御するわけであるが、モニタアドレスがその論
理演算の結果を示すリレー要素である場合、モニタアド
レスステータス表示部22に表示されたステータスの論
理演算情報となる前記データリンク部のステータスが表
示部25に表示される。この情報が論理演算情報(セル
情報)である。
【0030】いま、図7に示す加工システムのようにS
T1〜ST4の加工ステーションと、ワークの搬送制御
を行うステーションST5と、治具の移動を制御するス
テーションST6とを備えるトランスファーマシンを考
える。PLC分散システムでは、この各ステーションに
設けられているPLCがデータ通信ラインで接続されて
おり、1つのPLCの各ラダー要素のステータスは各P
LCが共有するメモリエリア(データリンク部)に書き
込まれ、また、各PLCはそのデータリンク部から他の
PLCのステータスを読みだして自らを制御することが
できるようになっている。通常、データリンク部は各P
LCが独立にもち、それらのデータリンク部は常に同一
のデータを保持するように制御されている。
【0031】図8は、上記図7に示すシステムでのデー
タリンク部(リンクリレー)の動作を説明するための図
である。なお、図7においてはステーションが合計6個
存在しているが、図8においては、ステーションが1か
ら4(ST1〜ST4)だけあるものとしている。
【0032】データリンク部40は、前述のように各ス
テーションにそれぞれ存在しており、各データリンク部
40の同一アドレスには同一の内容が書き込まれてい
る。また、各ステーションST1〜ST4のM090は
加工完了時のステータスが書き込まれるリレーのアドレ
スを示し、M010は、自らを除く他の3つの加工ステ
ーションが加工完了状態となった時にその状態が書き込
まれるリレーのアドレスである。自らのステーションに
おいては、このアドレスM010のリレーのステータス
が読みだされて、自らのステーションの制御を行う。ま
た、L270,L2A0,L2D0,L300は、それ
ぞれ各ステーションのM090のステータスが書き込ま
れるデータリンク部40のリンクリレーアドレスを示し
ている。
【0033】例えば、ステーションST1においてM0
90が“1”に書き込まれた時、データリンク部40の
L270に“1”が書き込まれる。前述したように、こ
のデータリンク部40は各ステーションごとに設けられ
ており同じ内容が書き込まれているために、L270に
“1”が書き込まれた時には、各ステーションST1〜
ST4の全てのデータリンク部40のこのアドレスL2
70に“1”が書き込まれている。各ステーションST
1〜ST4にはアドレスM010のリレーオン条件とし
てAND演算部41がプログラムされている。このAN
D演算部41は、データリンク部40での所定のリンク
リレーのAND論理演算を行うものである。図に示すよ
うに、例えば、ステーションST1では、L2A0,L
2D0,L300の各アドレスのリンクリレーのAND
論理演算を行い、その結果をM010の入力としてい
る。すなわち、自分(ST1)以外の各ステーション
(ST2〜ST4)の加工完了ステータスが立ったかど
うかをこのAND演算部41で判定し、自分以外の各ス
テーションで加工完了ステータスが立つと自らのステー
ションでのM010を“1”にセットする。そして、こ
のアドレスM010のリレーと自らの加工完了時にステ
ータスが書き込まれるM090のリレーとのAND演算
を行い、この条件が成立した時にM***のリレーをオ
ンにして次の制御を行えるようにする。
【0034】通常、上記のデータリンク部40のデータ
は外部から直接見ることのできないブラックボックスに
なっているが、AND演算部41が図に示すようにL2
A0,L2D0,L300のAND論理演算部になって
いることが予め分かっていれば(ステーションST
1)、これらのリンクリレーのステータスをデータリン
ク部40から読みだして表示することが可能になる。
【0035】したがって、図2に示すファンションスイ
ッチFUN5によって「セル情報」のモードを選択した
時には、モニタアドレスをM010にセットすることに
よって、表示部25にはリンクリレーL2A0,L2D
0,L300の各ステータスが表示される。同様に、こ
のデータモニタ装置をステーションST2に接続してモ
ニタアドレスをM010にセットした時には、表示部2
5には、リンクリレーL270,L2D0,L300の
各リンクリレーのステータスが表示される。
【0036】このようにして、表示部21に表示された
モニタアドレスのステータス(表示部22で表示され
る)を出力するAND演算部41で使用されたデータリ
ンク部40に記憶されているリンクリレーのステータ
ス、すなわち自分以外のステーションのステータスを表
示部25に表示することができる。なお、この場合で
も、FUN1およびFUN2によってタイマ機能の処理
を行うことかできる。
【0037】以上の実施例では、タイマ機能の処理を行
うのにファンクションスイッチFUN1でOFF時延お
よびON時延を決めていたが、この設定を省略し、OF
F記憶タイマとON記憶タイマをそれぞれ別に設け、入
力信号(ワンショット信号)の種類に係わらず表示時延
処理を行うこともできる。図9はそのようにした場合の
タイミングチャートを示している。図に示すように、O
FF記憶タイマとON記憶タイマをそれぞれ設け、ON
記憶タイマは信号の立ち上がりで起動し、OFF記憶タ
イマは信号の立ち下がりで起動するようにする。そし
て、双方のタイマのうち先に起動した方のタイマ時間だ
け入力信号を時延させる。また、双方のタイマ時間は、
図2に示すFUN2によって可変設定出来る。この場
合、いずれかのタイマが起動していないとき、および起
動してタイムアップした以降は入力信号を直接表示させ
る。このようにすることで、入力信号のオン時間がタイ
マの設定時間tよりも短いときに、その信号を引き延ば
して表示することが可能になり、しかも、その時間は可
変することが出来る。すなわち、入力信号が図のAのよ
うな信号の場合であってもBのような信号の場合であっ
てもその種類に係わらず時延表示を行わせることができ
る。
【0038】また、上記の実施例では液晶パネルからな
る表示パネル2上に表示部やスイッチ部を設けたが、ア
ドレス設定等をロータリースイッチで構成し、表示部を
ディジタル表示器やLEDランプで構成し、タイマ設定
やその他の入力を行うためのスイッチを回転スイッチ等
で構成してもよい。
【0039】
【発明の効果】この発明では、モニタアドレスステータ
スの表示時延長さを任意の長さに設定することができる
ために、モニタしようとするアドレスでの信号の変化長
さに応じた最適の表示時延を行わせることかできる。ま
た、そのモニタアドレスの周辺のアドレスのステータス
も表示され且つそれらのステータスの表示時延も行われ
るために機械の異常原因をより早く発見できる利点があ
る。さらに、第1のタイマ手段と第2のタイマ手段とを
備えた構成のものでは、これらのタイマ手段のうち先に
起動したものを有効なものとして選択し、そのタイマ時
間だけ表示時延させているために、ON時延、OFF時
延の区別を行わなくても確実な表示時延を行うことが出
来る。
【0040】また、プログラマブルコントローラ分散シ
ステムにおいては、従来ブラックボックスで外部から見
ることのできなかったデータリンク部の状態も表示でき
るようになるために、機械の異常原因の早期発見にさら
に役立つ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のデータモニタ装置の構成を
示す模式図
【図2】上記データモニタ装置の表示パネルを示す図。
【図3】ファンクションスイッチの機能を説明する図。
【図4】OFF時延およびON時延について説明するた
めの図。
【図5】OFF時延処理を行う時の具体的な動作を説明
するフローチャート。
【図6】上記図5において使用するレジスタの構成を示
す図。
【図7】PLC分散システムの一例の模式図。
【図8】上記分散システムでのデータリンク部の動作に
ついて説明する図。
【図9】ON時延およびOFF時延を行うための他の例
について説明するための図
【符号の説明】
21−モニタアドレス表示部 22−モニタアドレスステータス表示部 25−周辺アドレスステータス表示部 27−時延種類設定機能表示部 28−時延タイマ設定機能表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 23/02 301 K 7618−3H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラマブルコントローラのデータメモ
    リのモニタアドレスを設定するモニタアドレス設定手段
    と、 該モニタアドレス設定手段で設定されたモニタアドレス
    のステータスを表示するモニタアドレスステータス表示
    手段と、 該モニタアドレスステータス表示手段で表示されるモニ
    タアドレスステータスの表示時延長さを設定する時延長
    さ設定手段と、 を備えてなる、プログラマブルコントローラのデータモ
    ニタ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記モニタアドレス付近の複数のアドレスのステータス
    を表示する周辺アドレスステータス表示手段を備え、 前記時延長さ設定手段はこの周辺アドレスステータス表
    示手段で表示されるアドレスのステータスの表示時延長
    さをも設定する手段であることを特徴とする、プログラ
    マブルコントローラのデータモニタ装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記モニタアドレスの
    ステータスがローレベルからハイレベルに変化するとき
    に起動する第1のタイマ手段と、前記モニタアドレスの
    ステータスがハイレベルからローレベルに変化するとき
    に起動する第2のタイマ手段と、これらのタイマ手段の
    うち先に起動したタイマ手段を有効なタイマ手段として
    選択する手段とを備え、前記表示時延長さを設定する時
    延長さ設定手段は、前記有効なものとして選択されたタ
    イマ手段のタイマ時間を前記モニタアドレスステータス
    の表示時延長さとして設定するものであることを特徴と
    する、プログラマブルコントローラのデータモニタ装
    置。
  4. 【請求項4】複数のプログラマブルコントローラがデー
    タ通信ラインで接続されるとともに、各プログラマブル
    コントローラのステータスが書き込まれるデータリンク
    部が設けられ、各プログラマブルコントローラでは該デ
    ータリンク部の各ステータスの論理演算結果に基づいて
    処理を行うプログラマブルコントローラ分散システムに
    おいて、 各プログラマブルコントローラのデータメモリのモニタ
    アドレスを設定するモニタアドレス設定手段と、 該モニタアドレス設定手段で設定されたモニタアドレス
    のステータスを表示するモニタアドレスステータス表示
    手段と、 前記モニタアドレス設定手段で設定されたモニタアドレ
    スのステータスを出力する前記論理演算結果に使用され
    た前記データリンク部に記憶されている各プログラマブ
    ルコントローラのステータスを表示する手段と、を備え
    てなる、 プログラマブルコントローラのデータモニタ装置。
JP25793594A 1994-10-24 1994-10-24 プログラマブルコントローラのデータモニタ装置 Pending JPH08123513A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009104434A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Koyo Electronics Ind Co Ltd モニタ画面上へのラダー図表示方式
JP2021051652A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 オムロン株式会社 制御システム、情報処理装置およびプログラム

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JP2021051652A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 オムロン株式会社 制御システム、情報処理装置およびプログラム
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