JPH08122044A - ピッチ測定装置 - Google Patents

ピッチ測定装置

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JPH08122044A
JPH08122044A JP25650194A JP25650194A JPH08122044A JP H08122044 A JPH08122044 A JP H08122044A JP 25650194 A JP25650194 A JP 25650194A JP 25650194 A JP25650194 A JP 25650194A JP H08122044 A JPH08122044 A JP H08122044A
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JP
Japan
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mark
sheet material
distance
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traveling
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Application number
JP25650194A
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English (en)
Inventor
Norio Miyazawa
紀男 宮澤
Tetsuhiko Seki
哲彦 関
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Eiko Sokki Kk
Original Assignee
Eiko Sokki Kk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート材と測定ローラとの間に滑りが生じて
も、また、測定ローラが摩耗してもマーク間距離を正確
に測定できるピッチ測定装置を提供する。 【構成】 この装置は、所定間隔Lをあけて配置された
第1及び第2の検出器11,12と、シート材1の走行
に伴い回転する測定ローラ21と、この測定ローラ21
の回転数に対応した数のパルス信号を出力するエンコー
ダ22と、マーク間距離Xを算出する演算部30とを有
する。演算部30は、第1のマークが第1の検出器11
により検出されてから第2の検出器12により検出され
るまでの間にエンコーダ22が出力する計数値PLを受
信し、検出器11,12又は16のいずれかにより、あ
るマークが検出されてから次のマークが検出されるまで
の間にエンコーダ22が出力する計数値PX を受信し、
あるマークから次のマークまでの距離Xを、式X=(L
/PL)・PX により算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機、ラミネータ、
製袋機及び検品機等において移動するシート材に備えら
れたマークのピッチ(マーク間距離)を測定するピッチ
測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷や加工が施された紙等のシート材は
裁断されて製品となることが多い。この裁断は、一般
に、シート材の印刷ピッチに合せて行なわれているの
で、印刷段階において印刷ピッチが一定になるよう管理
することが重要である。
【0003】図6は、従来のピッチ測定装置の一例を示
す構成図である。このピッチ測定装置は、巻取装置(図
示せず)等によってA方向に移動する紙等のシート材1
を案内する案内ローラ2,3と、シート材1上に印刷さ
れたマークを検出するマーク検出部10と、シート材1
の移動によってパルス信号を出力する計数部20とを有
する。
【0004】マーク検出部10は、シート材1に描かれ
たマークを光学的に検出する検出器11と、この検出器
11を固定する固定具13と、この固定具13をシート
材1の幅方向に移動可能に支持するガイドレール14と
を有する。
【0005】計数部20は、外周をシート材1に当接さ
せる測定ローラ21と、この測定ローラ21の回転数に
応じた数のパルス信号を出力するエンコーダ22と、支
点23を中心に回動自在に備えられ、測定ローラ21を
支持する支持部材24とを有する。
【0006】演算部30は、測定ローラ21が1回転し
たときにエンコーダ22から出力されるパルス数Pa
測定ローラ21の外周長さQ(Q=2πr:rは測定ロ
ーラ21の半径)から求められた一定の係数(Q/
a)を予め記憶しており、検出器11があるマークを
検出してから次のマークを検出するまでの間にエンコー
ダ22から出力されるパルス数PX を受信し、マーク間
距離Xを次式(2) X=(Q/Pa)・PX …(2) から算出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のピッチ測定装置においては、シート材1と測定ロー
ラ21との間に滑りが生じた場合に、エンコーダ22に
よる計数値PX が減少し、これによりマーク間距離Xが
実際より短く検出されてしまうという問題があった。
【0008】また、長年の使用等により測定ローラ21
の外周面が摩耗して半径が小さくなると、エンコーダ2
2による計数値PX が増加し、マーク間距離Xが実際よ
り長く検出されてしまうという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、シート材と測定ローラ
との間の滑りが生じても、また、測定ローラが摩耗した
としても正確にマーク間距離を測定できるピッチ測定装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るピッチ測定
装置は、シート材の走行方向に予め測定された所定間隔
Lをあけて配置され、マークを検出する第1及び第2の
検出手段と、シート材の走行とともに回転する測定ロー
ラと、測定ローラの回転数に対応した値の信号を出力す
る計数手段と、第1のマークが第1の検出手段により検
出されてから第2の検出手段により検出されるまでの間
に計数手段が出力する値PL を受信し、第1の検出手段
により第2のマークが検出されてから第2のマークより
もシート材走行方向上流側にある第3のマークが検出さ
れるまでの間、又は、第2の検出手段により第2のマー
クが検出されてから第3のマークが検出されるまでの間
に、計数手段が出力する値PX を受信し、第2のマーク
から第3のマークまでの距離Xを、次式(1) X=(L/PL)・PX …(1) により算出する演算手段とを有することを特徴としてい
る。ここで、第2のマークが第1のマークであり、第3
のマークが第1のマークの隣のマークであってもよい。
【0011】また、本発明に係るピッチ測定装置は、シ
ート材の走行方向に予め測定された所定間隔Lをあけて
配置され、マークを検出する第1及び第2の検出手段
と、マークを検出する第3の検出手段と、シート材の走
行とともに回転する測定ローラと、測定ローラの回転数
に対応した値の信号を出力する計数手段と、第1のマー
クが第1の検出手段により検出されてから第2の検出手
段により検出されるまでの間に計数手段が出力する値P
L を受信し、第3の検出手段により第2のマークが検出
されてから第2のマークよりも走行方向上流側にある第
3のマークが検出されるまでの間に計数手段が出力する
値PX を受信し、第2のマークから第3のマークまでの
距離Xを、次式(1) X=(L/PL)・PX …(1) により算出する演算手段とを有することを特徴としてい
る。ここで、第2のマークが第1のマークであり、第3
のマークが第1のマークの隣のマークであってもよい。
【0012】また、上記ピッチ測定装置に、シート材の
材質、幅、厚さ等の特性に関する情報、温度及び湿度等
のシート材の特性に影響を与える環境条件に関する情
報、走行中にシート材に掛かるテンション、及びシート
材の走行速度のうち少なくとも一つを含むシート材情報
が入力され、走行中のマーク間距離Xとシート材情報と
に基づいて、走行停止後でテンションが掛かっていない
状態におけるマーク間距離を算出して出力する他の演算
手段を備えることもできる。
【0013】さらに、他の演算手段に、シート材情報の
うち少なくともシート材の特性に影響を与える環境条件
に関する情報を入力し、他の演算手段により、走行停止
後でテンションが掛かっていない状態であって、予め決
められた環境条件におけるマーク間距離を算出して出力
させることもできる。
【0014】
【作用】本発明においては、測定対象である第2のマー
クから第3のマークまでの距離を測定する前に、第1の
マークが距離Lだけ走行する間に計数手段から出力され
る値PL を求め、計数手段からの単位出力当り(1カウ
ント当り)のシート材の走行距離に相当する係数(L/
L)を求める。第1のマークが距離Lだけ走行する間
にも、シート材と測定ローラとの間には滑りが生じてい
るので、求められた係数(L/PL)は、滑りの影響を
含んだ値となっている。
【0015】次に、ある検出手段(第1、第2又は第3
のいずれか1つの検出手段)により、第2のマークが検
出されてから第3のマークが検出されるまでに計数手段
が出力する値PX を求め、第2のマークから第3のマー
クまでの距離Xを、次式 X=(L/PL)・PX …(1) により求める。第2のマークが検出されてから第3のマ
ークが検出されるまでの間にも、シート材と測定ローラ
との間には、係数(L/PL)を求めるための走行のと
きと同様の滑りが生じていると考えられるので、求めら
れた値PX は、滑りの影響を含んだ値となっている。
【0016】以上のように、本発明においては、マーク
間距離を測定する前に(又は、直前に)、その都度、滑
りの影響をも含んだ係数(L/PL)を求めている。従
って、例えば、シート材と測定ローラとの間の滑りが大
きくなると、値PX が小さくなるだけではなく、係数
(L/PL)の値が大きくなるので、式(1)からわか
るように、滑りによる値PX の減少は係数(L/PL
の増加によって相殺され、滑りに起因するマーク間距離
Xの測定誤差は小さくなる。
【0017】また、例えば、測定ローラの外周が摩耗す
ると、値PX が大きくなるだけではなく、係数(L/P
L)の値が小さくなるので、式(1)からわかるよう
に、摩耗による値PX の増加は係数(L/PL)の減少
によって相殺され、摩耗に起因するマーク間距離Xの測
定誤差は小さくなる。
【0018】さらに、シート材情報が入力され、シート
材走行中のマーク間距離Xとシート材情報とに基づいて
走行停止後のマーク間距離を算出して出力する他の演算
手段を備えることにより、走行停止後でテンションが掛
かっていない状態におけるマーク間距離を算出して出力
することができる。
【0019】さらにまた、他の演算手段に、シート材情
報のうち少なくともシート材の特性に影響を与える環境
条件に関する情報を入力させれば、製品となったシート
材が使用される環境条件におけるマーク間距離を算出し
て出力することもできる。
【0020】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0021】実施例1 図1は、本発明の実施例1に係るピッチ測定装置を示す
構成図であり、図2は、シート材の平面図である。
【0022】実施例1のピッチ測定装置は、巻取装置
(図示せず)等によってA方向に移動する紙等のシート
材1上に印刷された複数のマークM1,M2,…のピッチ
(マーク間距離)X1,X2,…を測定する。尚、図2に
おいては、マークM1,M2,…をシート材1に描かれた
正方形のマークで表しているが、このマークは検出可能
なものであれば何でもよく、例えば、印刷された絵柄の
中の特定の模様、凸部、凹部、又は切抜き部等であって
もよい。
【0023】実施例1のピッチ測定装置は、シート材1
を案内する案内ローラ2,3と、シート材1上のマーク
1,M2,…を検出するマーク検出部10と、シート材
1の走行に伴ってパルス信号を出力する計数部20と、
マーク間距離を算出する演算部30とを有する。
【0024】マーク検出部10は、シート材1に描かれ
たマークM1,M2,…を光学的に検出する第1の検出器
11と、この第1の検出器11とシート材1の走行方向
に距離L(例えば、100mm)あけて配置され、マー
クM1,M2,…を光学的に検出する第2の検出器12と
を有する。また、マーク検出部10は、第1及び第2の
検出器11,12を固定する固定具13と、この固定具
13をシート材1の幅方向(図2のB方向)に移動可能
に支持するガイドレール14と、光を反射する反射板1
5とを有する。第1及び第2の検出器11,12はそれ
ぞれ発光素子(図示せず)と受光素子(図示せず)とを
有し、例えば、発光素子から照射され、シート材1を透
過し、反射板15で反射して戻って来た光を受光素子で
検出することによって、シート材1上のマークM1
2,…を検出する。尚、第1及び第2の検出器11,
12のマーク検出方式は、上記反射板15を用いたもの
には限定されず、例えば、発光素子と受光素子とをそれ
ぞれシート材1の裏側と表側に備えてマークM1,M2
…を検出する等の他の方式であってもよい。
【0025】計数部20は、外周面をシート材1に当接
させた測定ローラ21と、この測定ローラ21の回転数
に対応した数のパルス信号を出力するエンコーダ22
と、測定ローラ21を支点23を中心に回動自在に支持
する支持部材24を有する。
【0026】演算部30は、第1の検出器11と第2の
検出器12との間の距離(厳密には、それぞれの検出器
のマーク検出点の距離)Lを予め記憶しており、例え
ば、第1の検出器11により第1のマークM1 が検出さ
れてから第2の検出器12により第1のマークM1 が検
出されるまでの間にエンコーダ22が出力する計数値P
L を記憶する。そして、第2の検出器12により第1の
マークM1 が検出されてから第2の検出器12により第
2のマークM2 が検出されるまでの間にエンコーダ22
が出力する計数値PX を受信し、第1のマークM1 から
第2のマークM2までの距離X(図2においては、X1
で示されている。)を、次式(1) X=(L/PL)・PX …(1) により算出する。
【0027】同様に、図2においてX2,X3で示される
マーク間距離も順次測定される。
【0028】ここで、計数値PL は、シート材1の第1
のマークM1 が距離Lだけ走行する間にエンコーダ22
が出力する計数値であるから、係数(L/PL)は、エ
ンコーダ22が1カウントを出力する間にシート材1が
走行する距離に相当する。しかし、シート材1と測定ロ
ーラ21との間には滑りがあるため、計数値PL はシー
ト材1が距離Lだけ走行する間に生じた滑りの影響をも
含めた値となっている。
【0029】一方、計数値PX は、第1のマークM1
検出されてから第2のマークM2 が検出されるまでの間
にエンコーダ22が出力する計数値であり、このときに
もシート材1と測定ローラ21との間には滑りがあるた
め、計数値PX はシート材1が距離X1 だけ走行する間
に生じた滑りの影響をも含めた値となっている。
【0030】以上のように、実施例1においては、マー
ク間距離を測定する直前に、その都度、滑りの影響をも
含んだ係数(L/PL)を求めている。従って、例え
ば、シート材1と測定ローラ21との間の滑りが大きく
なると、計数値PX が小さくなるだけではなく、係数
(L/PL)の値が大きくなるので、式(1)からわか
るように、滑りによる計数値PX の減少は係数(L/P
L)の増加によって相殺され、滑りに起因するマーク間
距離Xの測定誤差を小さくすることができる。
【0031】また、例えば、測定ローラ21の外周が摩
耗すると、計数値PX が大きくなるだけではなく、係数
(L/PL)の値が小さくなるので、式(1)からわか
るように、摩耗による計数値PX の増加は係数(L/P
L)の減少によって相殺され、摩耗に起因するマーク間
距離Xの測定誤差を小さくすることができる。
【0032】因みに、図6に示される従来のピッチ測定
装置の場合には、式(2)における係数(Q/Pa)が
更新されない定数であるので、シート材と測定ローラと
の間に滑りが生じると、測定されたマーク間距離Xは減
少し、また、測定ローラの外周が摩耗すると、測定され
たマーク間距離は増加し、いずれの場合にも測定誤差が
大きくなる。
【0033】よって、実施例1によれば、シート材1と
測定ローラ21との間の滑りが生じても、また、測定ロ
ーラ21が摩耗してもマーク間距離を正確に測定でき
る。
【0034】尚、上記説明においては、演算部30が、
第2の検出器12により第1のマークM1 が検出されて
から第2のマークM2 が検出されるまでの間にエンコー
ダ22が出力する計数値PX に基づいてマーク間距離X
を演算した場合について説明したが、本発明はこれには
限定されず、第1の検出器11により第1のマークM1
が検出されてから第2のマークM2 が検出されるまでの
エンコーダ22の計数値に基づいてマーク間距離を演算
させてもよい。
【0035】また、上記説明においては、第1のマーク
1 が距離L移動する間のパルス数PL から得られた係
数(L/PL)を用いて、第1のマークM1 から第2の
マークM2 までの距離を測定した場合について説明した
が、本発明はこれには限定されず、第1のマークM1
距離L移動する間のパルス数PL から得られた係数(L
/PL)を用いて、他のマークとその隣りのマークまで
(例えば、図2における、マークM2 からマークM3
で、又は、マークM3 からM4 まで)の距離を測定して
もよい。
【0036】さらに、演算部30に、キーボードや検出
器等の入力装置(図示せず)からシート材1の材質、
幅、厚さ等の特性に関する情報、温度及び湿度等のシー
ト材1の特性に影響を与える環境条件に関する情報、走
行中にシート材1に掛かるテンション、及びシート材1
の走行速度のうち少なくとも一つを含むシート材情報が
入力される構成としてもよく、この場合には、演算部3
0により上記式(1)により求められた走行中のマーク
間距離Xと入力されたシート材情報とに基づいて走行停
止後でテンションが掛かっていない状態におけるマーク
間距離を算出し、表示装置(図示せず)に表示させるこ
とができる。さらにまた、シート材情報のうち少なくと
もシート材1の特性に影響を与える環境条件に関する情
報を入力させれば、走行中の環境条件におけるマーク間
距離ではなく、製品となったシート材1が使用される所
定の環境条件(気温や湿度等)におけるマーク間距離を
算出して、表示させることもできる。
【0037】実施例2 図3は、本発明の実施例2に係るピッチ測定装置を示す
構成図である。図3において、図1と同一又は相当する
構成には同一の符号を付して説明すると、実施例2は、
測定ローラ21が案内ローラをも兼ねており、この測定
ローラ21の回転数をエンコーダ22で測定する点のみ
が図1に示される実施例1と相違する。このような構成
においても、実施例1の場合と同様の効果が得られる。
上記以外の点は、図1に示される実施例1の場合と同一
であるので、その説明は省略する。尚、案内ローラ3を
測定ローラとして用いてもよい。
【0038】実施例3 図4は、本発明の実施例3に係るピッチ測定装置を示す
構成図である。図4において、図1と同一又は相当する
構成には同一の符号を付して説明すると、実施例3は、
測定ローラ21及びエンコーダ22が、マーク検出部1
0よりもシート材走行方向下流側に配置されている点、
測定ローラ21がモータ25により駆動される駆動ロー
ラである点、及び、測定ローラ21にシート材1を押し
付けるニップローラ4を有する点のみが図1に示される
実施例1と相違する。このような構成においても、実施
例1の場合と同様の効果が得られる。上記以外の点は、
図1に示される実施例1の場合と同一であるので、その
説明は省略する。尚、他のローラを測定ローラとして用
いてもよい。
【0039】実施例4 図5は、本発明の実施例4に係るピッチ測定装置を示す
構成図である。図5において、図1と同一又は相当する
構成には同一の符号を付して説明すると、実施例4は、
マークを光学的に検出する第3の検出器16を有する点
及び演算部30の演算内容が図1に示される実施例1と
相違する。尚、図5において、17は第3の検出器16
を固定する固定具であり、18は固定具17をシート材
幅方向に移動可能に支持するガイドレールである。
【0040】実施例4の演算部30は、第1の検出器1
1と第2の検出器12との間の距離(厳密には、それぞ
れの検出器のマーク検出点の距離)Lを予め記憶してお
り、第1のマークM1 が第1の検出器11により検出さ
れてから第2の検出器12により検出されるまでの間に
エンコーダ22が出力する計数値PL を記憶する。そし
て、第3の検出器16により第1のマークM1 が検出さ
れてから第2のマークM2 が検出されるまでの間にエン
コーダ22が出力する計数値PX を受信し、第1のマー
クM1 から第2のマークM2 までの距離X(図2におい
ては、X1 で表されている。)を、上記式(1)により
算出する。
【0041】尚、上記説明においては、第1のマークM
1 が距離L移動する間のパルス数PL から得られた係数
(L/PL)を用いて、第1のマークM1 から第2のマ
ークM2 までの距離を測定した場合について説明した
が、本発明はこれには限定されず、第1のマークM1
距離L移動する間のパルス数PL から得られた係数(L
/PL)を用いて、他のマークとその隣りのマークまで
(例えば、図2における、マークM2 からマークM3
で、又は、マークM3 からM4 まで)の距離を測定して
もよい。上記以外の点は、図1に示される実施例1の場
合と同一であるので、その説明を省略する。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、シート材と測定ローラ
との間の滑りが生じても、また、測定ローラが摩耗して
もマーク間距離を正確に測定できるという効果がある。
【0043】また、シート材に関する情報を入力する構
成を備えることにより、走行中のマーク間距離だけでな
く、走行停止後でテンションが掛かっていない状態にお
けるマーク間距離、さらには、製品となったシート材が
通常使用される環境条件におけるマーク間距離をも知る
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係るピッチ測定装置を示
す構成図である。
【図2】 シート材の平面図である。
【図3】 本発明の実施例2に係るピッチ測定装置を示
す構成図である。
【図4】 本発明の実施例3に係るピッチ測定装置を示
す構成図である。
【図5】 本発明の実施例4に係るピッチ測定装置を示
す構成図である。
【図6】 従来のピッチ測定装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 シート材、 11 第1の検出器、 12 第2の
検出器、 16 第3の検出器、 21 測定ローラ、
22 エンコーダ、 30 演算部、 M1,M2,…
マーク。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に走行する長尺なシート材に備
    えられた複数のマークの間隔を測定するピッチ測定装置
    において、 前記シート材の走行方向に予め測定された所定間隔Lを
    あけて配置され、前記マークを検出する第1及び第2の
    検出手段と、 前記シート材の走行とともに回転する測定ローラと、 前記測定ローラの回転数に対応した値の信号を出力する
    計数手段と、 第1のマークが前記第1の検出手段により検出されてか
    ら前記第2の検出手段により検出されるまでの間に前記
    計数手段が出力する値PL を受信し、前記第1の検出手
    段により第2のマークが検出されてから前記第2のマー
    クよりもシート材走行方向上流側にある第3のマークが
    検出されるまでの間、又は、前記第2の検出手段により
    前記第2のマークが検出されてから前記第3のマークが
    検出されるまでの間に、前記計数手段が出力する値PX
    を受信し、前記第2のマークから前記第3のマークまで
    の距離Xを、次式(1) X=(L/PL)・PX …(1) により算出する演算手段とを有することを特徴とするピ
    ッチ測定装置。
  2. 【請求項2】 長さ方向に走行する長尺なシート材に備
    えられた複数のマークの間隔を測定するピッチ測定装置
    において、 前記シート材の走行方向に予め測定された所定間隔Lを
    あけて配置され、前記マークを検出する第1及び第2の
    検出手段と、 前記マークを検出する第3の検出手段と、 前記シート材の走行とともに回転する測定ローラと、 前記測定ローラの回転数に対応した値の信号を出力する
    計数手段と、 第1のマークが前記第1の検出手段により検出されてか
    ら前記第2の検出手段により検出されるまでの間に前記
    計数手段が出力する値PL を受信し、前記第3の検出手
    段により第2のマークが検出されてから前記第2のマー
    クよりも走行方向上流側にある第3のマークが検出され
    るまでの間に前記計数手段が出力する値PX を受信し、
    前記第2のマークから前記第3のマークまでの距離X
    を、次式(1) X=(L/PL)・PX …(1) により算出する演算手段とを有することを特徴とするピ
    ッチ測定装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のマークが前記第1のマークで
    あり、前記第3のマークは前記第1のマークの隣のマー
    クである請求項1又は2のいずれかに記載のピッチ測定
    装置。
  4. 【請求項4】 前記シート材の材質、幅、厚さ等の特性
    に関する情報、温度及び湿度等の前記シート材の特性に
    影響を与える環境条件に関する情報、走行中に前記シー
    ト材に掛かるテンション、及び前記シート材の走行速度
    のうち少なくとも一つを含むシート材情報が入力され、
    走行中の前記マーク間距離Xと前記シート材情報とに基
    づいて、走行停止後でテンションが掛かっていない状態
    における前記シート材のマーク間距離を算出して出力す
    る他の演算手段を有することを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載のピッチ測定装置。
  5. 【請求項5】 前記他の演算手段に、前記シート材情報
    のうち少なくとも前記シート材の特性に影響を与える環
    境条件に関する情報が入力され、前記他の演算手段が、
    走行中の前記マーク間距離Xと前記シート材情報とに基
    づいて、走行停止後でテンションが掛かっていない状態
    であって、予め決められた環境条件における前記シート
    材のマーク間距離を算出して出力する請求項4記載のピ
    ッチ測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010101878A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Nikon Corp 伸縮測定方法、基板処理方法及びデバイス製造方法、並びに伸縮測定装置及び基板処理装置

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JP2010101878A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Nikon Corp 伸縮測定方法、基板処理方法及びデバイス製造方法、並びに伸縮測定装置及び基板処理装置

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