JPH0464980B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0464980B2
JPH0464980B2 JP63306496A JP30649688A JPH0464980B2 JP H0464980 B2 JPH0464980 B2 JP H0464980B2 JP 63306496 A JP63306496 A JP 63306496A JP 30649688 A JP30649688 A JP 30649688A JP H0464980 B2 JPH0464980 B2 JP H0464980B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet body
pitch
sheet
measuring
specific
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63306496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02152857A (ja
Inventor
Yoshitaka Hikami
Makoto Kitamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DATSUKU ENJINIARINGU KK
Original Assignee
DATSUKU ENJINIARINGU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DATSUKU ENJINIARINGU KK filed Critical DATSUKU ENJINIARINGU KK
Priority to JP63306496A priority Critical patent/JPH02152857A/ja
Publication of JPH02152857A publication Critical patent/JPH02152857A/ja
Publication of JPH0464980B2 publication Critical patent/JPH0464980B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばラミネートシートやコーテイ
ングシートを製造する工程におけるシート体の伸
び検出や、グラビア印刷等における色ズレ検出に
応用することができるシート体のピツチ計測方法
とその装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば、ラミネートシート製造工程ではベース
となる合成樹脂製シートや金属製薄膜シートの表
面に印刷を施した後、該ベース用シートの表面に
他の合成樹脂製透明シートを積層する工程が存在
する。この積層工程はベース用シートを送りロー
ラーと巻取りローラー間に一定のテンシヨンを与
えながら張設した上で、該ベース用シート上面に
加熱溶融した合成樹脂を流し込んだり、加熱した
透明シートを供給して積層した後、該積層シート
を対向配置した押圧ローラー間を通過させること
で透明シートをベース用シートに圧着させてい
る。しかしながら、該工程を通過するベース用シ
ートには常にテンシヨンが付与されている上に透
明シート圧着時には加熱される為、巻取られたシ
ートは部分的に伸びていることがある。伸びのあ
る積層シートは不良品として処理されるが、従来
この伸びチエツクは巻取られた積層シート原反の
最後の部分を検査対象として抽出し、該部分にお
ける図柄の変化や印刷面の側部に一定間隔をおい
て印刷されているグラビア印刷用のタイミングマ
ーク間の距離を目視で検査することで、その積層
シート原反全体の良否を判定していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記検査方法は、積層シート原反全体の良否を
積層シート原反の最後の部分の検査結果だけで判
別するものであるが、テンシヨンは常に変化して
いる為、最後の部分が必ずしも全体を代表してい
るとは限らず、上記方法で良品と判定された積層
シート原反の中には不良品も混在していることが
あり、又、反対に上記方法で不良品と判定された
積層シート原反であつても、その中には良品部分
も多く含まれており、該積層シート原反全体を不
良品として廃棄することは、製造原価の高騰とし
て反映されるばかりか産業廃棄物として廃棄され
た積層シートは環境上の理由から容易に焼却処分
することができない問題もあつた。
本発明はかかる現況に鑑みてなされたものであ
り、例えばラミネートシートやコーテイングシー
トに代表されるシート体の伸びや、グラビア印刷
における色ズレを人手に頼ることなくリアルタイ
ム的に検出することができ、必要とあれば走行す
るシート体の全ての部分について検査することが
可能なシート体のピツチ計測方法とその装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決した本発明方法の要旨は、ロー
ラー間を移動するシート体の移送距離を測定する
移送距離測定手段をシート体に関係づけて設ける
とともに、該シート体の測定面から所定距離離間
した位置には、測定面上に一定間隔で印刷された
特定印刷情報を読み取ることができる光学読取り
手段を配した構成となし、光学読取り手段がある
特定印刷情報を検出してから、次の特定印刷情報
を検出するまでの時間内に、走行したシート体の
移送距離を移送距離測定手段により測定し、該移
送距離を標準値と比較することでシート体の移送
ピツチを計測することを特徴とする点にある。
本方法は、シート体の伸び検出やグラビア印刷
における色ズレ検出に応用することができ、又、
特定印刷情報としては、グラビア印刷時のタイミ
ングマークを用いることができる。
又、上記方法を具体化した第2発明である本発
明装置の要旨は、シート体の移送距離を測定する
移送距離測定手段と、シート体の測定面から所定
距離離間して設けられたシート体測定面に印刷さ
れた特定情報を読取る為の光学読取り手段と、前
記光学読取り手段によつてある特定印刷情報が読
取られた後、次の特定印刷情報が読取られるまで
の間に前記移送距離測定手段によつて測定された
シート体の実際の移送距離情報を演算処理する処
理部と、前記処理部から送出された信号に基づい
て各種制御を行なう制御部とから構成したことに
ある。
光学読取り手段としては、一端が投光源及び受
光素子に関係づけられた投光用光フアイバと受光
用光フアイバを用い、投光用光フアイバは受光用
光フアイバを囲むようにして複数本配置するとと
もに受光用光フアイバの受光端は投光用光フアイ
バの投光端から突出させることが好ましい。
距離測定手段としては、シート体に当接させら
れた回転ローラーにエンコーダーを連係したもの
を用いたり、超音波センサ、光学センサ、更には
静電容量センサ等の非接触型センサを用いること
も可能である。
そして制御部から出力される告知信号に基づき
警告ブザーを鳴らしたり警告ランプを点滅させ
て、不良品の発生をリアルタイム的に告知するこ
とや更に該告知信号をシート体移送機構にフイー
ドバツクしてシート体に作用するテンシヨンを自
動的に調節してもよい。
更に、光学読取り手段及び移送距離測定手段を
小型の同一筺体内に組み込んでユニツト化し、該
筺体を既存のラミネート加工機(以下、ラミネー
タと称す)やコーテイング加工機(以下、コータ
と称す)に移動可能に取付け、シート体の取り替
えや装置の保守点検時にはこれを移動若しくは除
外できるようにすることも好ましい。
〔作用〕
上記構成のシート体のピツチ計測方法及びその
装置は、ローラー間を移送されるシート体上に印
刷された特定印刷情報を光学読取り手段で検出す
るとともに、同時にシート体に関係づけて配置さ
れた移送距離測定手段でシート体の実際の移送距
離を測定し、前記光学読取り手段に、ある特定印
刷情報が検知されてから次の特定印刷情報が検知
される迄の時間内に、実際に移送されたシート体
の長さを測定することで特定印刷情報相互間のピ
ツチを計測するものである。
特定印刷情報は、正常な状態では一定間隔毎に
配列されている筈であるから、移送距離測定手段
で測定された各特定印刷情報相互間の実際の距離
も、シート体に伸びや縮みがない限り常に一定で
ある筈である。即ち、移送距離測定手段により計
測された移送距離が標準値と異なつた場合には、
その部分のシート体には伸び若しくは縮みがあつ
たと判断されるのである。本発明では、一定の許
容幅を与え、測定値と標準値との差が許容値を超
えたときに異常と判断している。
光学読取り手段として光フアイバを用いたとき
には、振動等で光学読取り手段の測定端が上下動
してシート体に接触したとしても安全であり、こ
の為、光フアイバの測定端をシート体の測定面に
近接させることが可能で外乱光の影響や振動によ
るブレを極力排除することができる。
又、受光用光フアイバの周囲に投光用フアイバ
を配し、受光端を投光端から突設させた場合は、
測定面の均一照明が可能となつて計測精度を高め
ることができる。
更に移送距離測定手段に超音波センサや光学セ
ンサ、更には静電容量センサ等を用いたときに
は、非接触状態でシート体の移送距離を測定する
ことができるので、エンコーダーに回転ローラー
を連係して構成した移送距離測定手段のように、
スリツプによる誤差やシート体の印刷面を汚損し
たり破損させたりすることがない。
又、制御部から出力される告知信号をシート体
の移送機構にフイードバツクしてシート体に作用
するテンシヨンを自動的に調節すれば、不良品発
生時に手動でテンシヨンを調整する必要もなくな
り、作業の合理化がはかれる。
更に光学読取り手段及び移送距離測定手段を同
一筺体内に組み込んでユニツト化するとともに該
筺体を移動可能にシート体の移送機構に取付けた
ときには、シート体の巾や特定印刷情報が印刷さ
れた位置が変化した場合でも対応できる上に、シ
ート体の取替時や、シート体移送機構の清掃や保
守点検時には、手軽に前記筺体を除外できるので
取扱いが容易となる。
〔実施例〕
次に本発明の詳細を本発明をラミネータに応用
した場合を例にして述べる。
本発明は、シート体に一定間隔をおいて規則正
しく印刷された特定印刷情報を光学読取り手段で
読取り、ある特定印刷情報を検知してから次の特
定印刷情報を検知するまでの時間内に移動したシ
ート体の実際の移送距離を測定することでシート
体の伸びを検出せんとするものである。光学読取
り手段が読取り対象とする特定印刷情報としては
第1図に示す如くシート体Sに印刷された各図柄
Pに対応して印刷されたグラビア印刷用タイミン
グマークMを用いることができる。又、このタイ
ミングマークMが存在しない場合は、図柄P自体
を特定印刷情報として用いることも可能であり、
この場合は、特定印刷情報を識別する為のプログ
ラムとして、図柄Pの最初のエツジを検出した
後、図柄長さが通過する間は検知機能を停止し
ておき図柄長さが通過した後に初めて検出する
図柄のエツジを次の図柄のエツジとして識別する
プログラムを組んでおくことが考慮される。
又、図柄のパターンを特定印刷情報として用い
ることもできる。この場合は光学読取り装置とし
て画像認識が可能なものを用いる必要がある。
尚、以下の説明では、特定印刷情報としてタイミ
ングマークMを用いた場合について述べるが、他
の特定印刷情報を用いた場合も基本的には同じで
ある。
ラミネータAは第2図に示すように、送りロー
ラー1と巻取りローラー2間に張設された印刷済
のベース用シート3をテンシヨンをかけた状態で
一定速度で巻取りローラー2方向へ移送するとと
もに、送りローラー1と巻取りローラー2との中
間適所に合成樹脂の押出機4を配設し、該押出機
4から硬化後には透明体となる合成樹脂5の加熱
溶融体を注出してなり、この後、透明合成樹脂が
が表面に塗布されたベース用シート3を上下に対
向配置された押圧ローラー6,6の間を通過させ
ることで積層状態のシート体Sを作製している。
本発明にかかるピツチ計測装置Bは、例えば押
圧ローラー6,6と巻取りローラー2間に配置さ
れる。図例の本装置は、シート体Sの実際の移送
距離を測定する移送距離測定手段7と、シート体
S上に一定間隔をおいて印刷された特定印刷情報
を読取る為にシート体S上方に所定距離離間して
配置された光学読取り手段8と、光学読取り手段
8から出力される信号と前記移送距離測定手段7
から出力される信号を受けて演算処理する処理部
9と、該処理部9から出力される信号に基づいて
警告ブザーを鳴らしたり警告ランプ等の外部機器
を制御する制御部10とから主として構成されて
いる。尚、図例のものでは図示する都合上、光学
読取り手段8と移送距離測定手段7はシート体S
の移送方向に離間配置しているが、両手段はシー
ト体S移送方向における同一位置にシート体Sの
巾方向にずらせて並設することが好ましい。
又、図例のものは本装置Bをシート体Sの上
面、即ち印刷面側に配置しているが、ベース用シ
ート3が透明体であつて、特定印刷情報が裏面か
らでも読取れる場合は、裏面側に配置することも
採用される。
本装置Bを構成する個々の構成は以下の如くで
ある。光学読取り手段8は、投光用光フアイバ1
1の基端に投光源12を配置した投光部と受光用
光フアイバ13の基端にフオトトランジスタ等の
受光素子14を配置した受光部とから構成され、
測定端となる光フアイバの先端はシート体S表面
から5mm〜10mmの範囲内に位置づけられている。
投光用光フアイバ11と受光用光フアイバ13と
の配置関係としては、第3図イ,ロに示す如く、
大径の受光用光フアイバ13の周囲に該受光用光
フアイバ13を囲むようにして投光用光フアイバ
11を複数本配置し、且つ受光用光フアイバ13
の受光端は投光用光フアイバ11の投光端から突
出した構成とすることが好ましい。
この光フアイバの配置方法は発明者が鋭意研究
を重ねた結果発見したものであり、このような配
置とすることでシート体S表面の測定対象部位を
均一に照明することができる上に投光端から照射
された光が直接受光用光フアイバ13に入射する
ことも防止できる。投光用光フアイバ11は受光
用光フアイバ13の全周に密接配置する以外にも
第3図ハに示す如く間隔をあけて配置してもよ
い。光フアイバを用いたのは、測定端を測定対象
に近づけて、外乱光による影響や機械的振動によ
る測定部位のブレを最小限にとどめんが為であ
る。光フアイバは仮にシート体Sに接触したとし
ても破損することはないからシート体に極力近接
させることが可能であり、しかも、測定端が汚損
等したときには測定端を切断したり研磨するだけ
で対応できるので保守も容易である。
しかしながら、外乱光による影響や振動による
測定対象のブレの問題が解消できるのであれば、
光フアイバの代わりにレンズを前面に設けた受光
素子をシート体Sから、かなり離れた位置に配置
することも採用される。又、光としては可視光線
は勿論のこと紫外線や赤外線等を用いることも可
能であり、これらのうちいずれを用いるかは測定
対象である特定印刷情報の態様に応じて選択すれ
ばよい。レーザー光を用いることも好ましい実施
例といえる。レーザー光は単一周波数で且つ非散
乱光であることから外乱光の影響を特に受けにく
い。
移送距離測定手段7は、シート体Sに当接配置
されシート体Sの移動に対応して回転する回転ロ
ーラー15の回転軸にエンコーダー16を連結し
て構成している。回転ローラー15の外周には摩
擦係数の大きいラバー等を取付けてスリツプを防
止することが好ましい。移送距離測定手段7は、
超音波センサや光学センサを用いたり、静電容量
センサを用いて静電容量の変化によりシート体S
の通過速度を算出して距離を測定することも可能
であり、更に、ベース用シート3がアルミニウム
箔等の金属を含む場合には、磁気センサを用いる
ことも考慮される。これらの各センサは非接触型
であることから、スリツプによる誤差が発生しな
いことは勿論のことシート体7を破損させること
もない。エンコーダー16は、回転ローラー15
の回転数をパルス数に換算する為のもので、本実
施例では、一回転2000パルスに設定し、0.1mmの
移送距離に対して1パルスを対応させている。受
光素子14の出力端子はアンプ17に接続されて
おり、受光素子14の出力信号を増幅した後、二
値化処理して信号を後段の処理部9に入力してい
る。処理部10には、エンコーダー16からのパ
ルス信号も入力されており、前記受光素子14か
らアンプ17を経由して入力されたパルス信号と
比較演算を行なうよう構成されている。処理部9
の後段には、制御部10が接続されて処理部9の
演算結果を受けて、警告ブザーや警告ランプを作
動させる制御信号を送出したり、更にはラミネー
タAのシート体移送機構のテンシヨンを制御でき
るよう構成している。
上記した各手段、各部のうち少なくとも、光学
読取り手段8及び移送距離測定手段7は、第5図
イに示す如く小型の同一筺体18内に組み込んで
ユニツト化し、該筺体18を移動可能な状態でシ
ート体移送機構に取付けることが望まれる。前記
装置群を同一筺体内に組み込み、且つ筺体18を
移動可能にするのはシート体の取替えやラミネー
タの保守点検時にこれら装置が邪魔になることを
避ける為である。筺体18の取付方法の具体例と
しては第5図ロに示す如く、ラミネータ本体のケ
ーシング(図示せず)適所に固定されたL字状部
材19の折曲部先端側に筺体18の長さ方向両側
面ににおける上部角部を枢着し、筺体18を図中
矢印方向に回動可能とするとともに、筺体18上
面適所と回動したときに前記上面適所と対接する
L字状部材上の位置に磁石20,20を貼着した
構成となし、不要時には筺体18を上方へ回動磁
着させて退避することが考慮される。筺体18の
移動方向としては他のものも採用可能で、例えば
シート体の巾方向にスライド可能とすることや、
着脱自在に構成すること等も採用される。特に巾
方向にスライド可能としたときには、全ゆる巾の
シート体に対しても本装置を使用することが可能
になる。
以上のようにして構成される本装置の動作は次
の如くである。例えば、第1図で示したシート体
Sが送りローラー1と巻取りローラー2間を移送
されているとすると、シート体Sの表面に当接し
て配置された移送距離測定手段7の回転ローラー
8はシート体Sの移送に伴つて回転し、その回転
数をエンコーダー16により第4図ロで示す如き
パルス列に変換する。一方、光学読取り手段8の
測定端である受光用光フアイバの受光端は、シー
ト体Sの移送方向において、前記回転ローラー1
5とシート体Sとの当接位置と同位置であつて、
タイミングマークMが印刷されたシート体Sの側
縁に位置づけられる。投光用光フアイバ11の投
光端から照射された光は、シート体S側縁の一定
範囲を均一照明しており、シート体S表面で反射
した光は受光用フアイバ13の受光端から入射し
て受光素子により電流値に変換されて監視されて
いる。シート体S側縁の状態は電流変化として検
出され、定期的に登場するタイミングマークMは
反射率の相違から第4図イに示すように山部とし
て検出される。該電流波形は後続のアンプ17へ
送出されて増幅された後、二値化処理されて第4
図イの下段に示す如きパルス列に変換される。
次いで、このアンプ17から出力されたパルス
列αと前記エンコーダー16から出力されたパル
ス列βとが処理部9に入力され、第4図ハに示す
ように、パルス列αにおけるHigh部分間の長さ
dに対応するパルス列βのHigh部分(山部)の
数をカウントする。パルス列βにおける山部の数
は、そのままシート体Sの移送距離に対応してい
ることから、前記カウント結果は、シート体S上
のタイミングマークM,M相互間の距離を正確に
反映していることになる。従つて前記カウント結
果をメモリ等に記憶された標準値と比較すること
により、シート体の伸びが検出される。尚、標準
値は予めメモリに登録しておいてもよいが、本装
置を始動した直後のタイミングマークM,M間の
距離をサンプリングして、これを標準値として自
動的に読込むようにしてもよい。
そして処理部9内で前記カウント結果が標準値
と比較された結果、その差が許容値を超えるもの
であつた場合は、該信号が後続の制御部10へ送
出され、制御部10は警告ブザーを鳴らしたり警
告ランプを点滅させたりして、不良箇所が発生し
たことを作業者に知らせるものである。不良箇所
発生時の対応としては、警告ブザーや警告ランプ
を点滅させるのではなく、不良発生箇所を記録紙
に記録してシート体原反全体の履歴情報を作製す
ることや、伸張した長さに対応した信号をシート
体の移送機構にフイードバツクさせてシート体移
送機構のテンシヨンを制御することも考慮され
る。特にシート体の履歴情報を記録紙に記録して
おいた場合は、不良箇所がどの位置にあるかが明
確となるので、例えばシート体原反とともに履歴
情報が記録された記録紙をユーザーに引き渡すよ
うにすれば、ユーザーは容易に不良部分を除外す
ることができる。
前記した実施例では、光学読取り手段と移送距
離測定手段とは、シート体の移送方向において同
一位置に配置したが、メモリ装置に以前の光学読
取り手段からの情報を記憶しておくことにより両
者の配置位置は互いにずらすこともできる。
又、前記した実施例ではシート体のピツチ計測
はシート体の巾方向において一箇所だけとした
が、実際のシート体は第6図に示す如く、巾方向
に複数の印刷パターンが並設されているのが普通
であるから、筺体18内に組み込んだ本装置はシ
ート体の巾方向に複数個並設してもよい。
第7図は本発明の他の実施例であり、本装置を
グラビア印刷における色ズレ検出に用いた場合で
ある。図中、AとC及びUはそれぞれ異なる色で
印刷されており、A,C,Uを順次印刷すること
で「ACU」なる一つの図柄を構成している。シ
ート体7の側縁であつて各図柄に対応する位置に
は、それぞれの色に対応したタイミングマークM
1,M2,M3が印刷されている。本実施例は、
同一色のタイミングマーク間の距離を移送距離測
定手段で測定することで、各色が正しい位置に印
刷されているか否かを判定するものである。タイ
ミングマークM1,M2,M3の検出方法は基本
的には前記した実施例と同じであるが、本実施例
では各タイミングマークM1,M2,M3を区別
する必要がある。本実施例ではタイミングマーク
M1,M2,M3に対応して検出される電流波形
の二値化レベルを第7図ロで示す如くC1,C
2,C3の3種類を設定し、それぞれの色に応じ
て各レベルを選択することで各色の区別を行つて
いる。
以上、本発明をラミネータの伸び検出とグラビ
ア印刷における印刷ずれ検出に応用した場合につ
いて述べたが、本発明は他のもの、例えばシート
体の切断装置における切断後の被測定物の伸びを
計測したり、コータにおけるコーテイング後のシ
ート体の伸びを計測したりする場合にも応用でき
る。
このように本発明にかかるシート体のピツチ計
測方法をラミネータにおける伸び検出に用いてな
る実施例は、送りローラーと巻取りローラー間を
移送されるシート体側縁上方位置に、投光源及び
受光素子に関係づけた投光用光フアイバと受光用
光フアイバからなる光学読取り手段を近接配設す
るとともに、シート体の移送方向において前記光
学読取り装置が配置された位置と同位置に、シー
ト体表面に当接した回転ローラーとエンコーダー
よりなる移送距離測定手段を配し、光学読取り手
段によつて、あるタイミングマークが検出されて
から次のタイミングマークが検出されるまでの時
間内に実際に移動したシート体の距離を測定し、
該移送距離と標準値との差が許容範囲を超えたと
きに警告信号を発して、不良品発生の事態を作業
者に知らせることとしたから、シート体全体にわ
たつてシート体の伸びをリアルタイム的に計測す
ることができるとともに不良品発生時には、即座
に対応することができる。特に制御信号をフイー
ドバツクしてシート体移送機構のテンシヨンを制
御したときにはラミネータ加工装置を停止する必
要もなくなりラミネータ加工工程の合理化がはか
れる。
又、光学読取り手段として光フアイバーを利用
したので、測定端をシート体表面に近接させるこ
とが可能となり、外乱光の影響や振動による影響
も排除することができる。そして、特に受光用フ
アイバの周囲に投光用光フアイバを囲むようにし
て配置するとともに受光端を投光端から突出させ
たときには、測定対象面の均一照明が可能となつ
て測定精度を向上させることもできる。
又、移送距離測定手段として超音波センサ、光
学センサや静電容量センサを用いたときには、こ
れらセンサは非接触型であるのでシート体が汚損
したり破損するおそれも全くない。又、光学読取
り手段及び移送距離測定手段を小型の同一筺体内
に組み込み、該筺体を移動可能にシート体移送機
構に取付けることとしたので既存のラミネータを
改造することなく、本装置を取付けることが可能
となり、又、取付け後も筺体は移動可能であるか
ら、シート体の取替えやラミネータの保守点検時
等には筺体をセツテイング位置から除外すること
が可能であり、前記作業が容易となる。
以上、本発明の詳細をラミネータにおける伸び
検出に応用した場合について述べたが、本発明は
シート体表面に印刷された特定印刷情報間の距離
を高精度に計測するものであるから、各特定印刷
情報間の距離を積算することによつてシート体の
全長を計測することも可能である。又、ある特定
印刷情報が検出されてから次の特定印刷情報が検
出されるまでの時間を同時に検出し、これを特定
印刷情報間の距離と比較することでシート体の移
送速度を検出することもできる。上記したシート
体の全長計測及びシート体の移送速度計測の結果
はラミネータ適所に配置された表示パネルにデジ
タル表示する等任意である。
尚、本装置の配置位置としては、送りローラー
と巻取りローラーの間に配置する以外に、巻取り
ローラーのシート体を端部を揃えた状態で巻変え
る工程における適所に配置することも可能であ
る。
〔発明の効果〕
本発明にかかるシート体のピツチ計測方法及び
その装置は、ローラー間を移動するシート体の移
送距離を測定する移送距離測定手段をシート体に
関係づけて設けるとともに、該シート体の測定面
から所定距離離間した位置には、測定面上に一定
間隔で印刷された特定印刷情報を読み取る光学読
取り手段を配置して装置を構成し、光学読取り手
段により特定印刷情報が検出されてから次の特定
印刷情報が検出されるまでの時間内に、走行した
シート体の移送距離を移送距離測定手段によつて
測定し、該移送距離と標準値との差が許容値を超
えた場合には、不良品発生と判断することにした
から、人手を要することなくシート体を全長にわ
たつてリアルタイム的にチエツクすることが可能
となり、作業の合理化がはかれ、且つシート体の
廃棄量を激減させることもできる。
特に不良品発生時の制御信号をシート体移送機
構にフイードバツクしてシート体移送機構のテン
シヨンを制御したときには、不良品発生時にもシ
ート体の移送を停止する必要もなくなり、作業の
無人化、効率化が一層はかれる。
又、光学読取り手段として基端に投光源及び受
光素子を配した投光用光フアイバと受光用光フア
イバを用い、且つ投光用光フアイバと受光用光フ
アイバの配置関係としては、受光用光フアイバの
周囲に複数の投光用光フアイバを配設した場合
は、測定端をシート体表面に近接させることがで
きるので、外乱光や振動による影響が排除でき
る。そして更に、受光端を投光端から突出させた
ときには測定面の均一照明が可能となつて高精度
な計測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシート体表面に施された印刷の状態を
示す説明図、第2図は本発明にかかるシート体の
ピツチ計測方法の原理的構成を示す説明図、第3
図イ,ロは光学読取り手段に用いた光フアイバー
の配列を示す説明図、第3図ハは光フアイバの配
列の他の実施例説明図、第4図イは光学読取り手
段から出力される電流波形と該電流波形を二値化
処理した後のパルス信号の一例、第4図ロは移送
距離測定手段のエンコーダーから出力されるパル
ス信号の一例、第4図ハは光学読取り手段と移送
距離測定手段のそれぞれから出力されるパルス信
号を比較した説明図、第5図イはピツチ計測装置
の主要部分を筺体内に収容した状態を示す説明
図、第5図ロは第5図イで開示した筺体の取付例
を示す説明図、第6図は印刷パターンをシート体
巾方向に複数個並列印刷した状態を示す説明図、
第7図イはグラビア印刷を施したシート体を示す
説明図であり、第7図ロは同シート体のタイミン
グマークを計測したときに光学読取り手段によつ
て得られる電流波形である。 A……ラミネータ、B……ピツチ計測装置、S
……シート体、P……図柄、M,M1,M2,M
3……タイミングマーク、1……送りローラー、
2……巻取りローラー、3……ベース用シート、
4……押出機、5……合成樹脂、6……押圧ロー
ラー、7……移送距離測定手段、8……光学読取
り手段、9……処理部、10……制御部、11…
…投光用光フアイバ、12……投光源、13……
受光用光フアイバ、14……受光素子、15……
回転ローラー、16……エンコーダー、17……
アンプ、18……筺体、19……L字状部材、2
0……磁石。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ローラー間を移動するシート体の移送距離を
    測定する移送距離測定手段をシート体に関係づけ
    て設けるとともに、該シート体の測定面から所定
    距離離間した位置には測定面上に一定間隔で印刷
    された特定印刷情報を読取る光学読取り手段を配
    してなり、ある特定印刷情報が検出されてから、
    次の特定印刷情報が検出されるまでの時間内に走
    行したシート体の移送距離を検出することで特定
    印刷情報間のピツチを計測してなるシート体のピ
    ツチ計測方法。 2 特定印刷情報間のピツチを計測することでシ
    ート体の伸びを計測してなる前記特許請求の範囲
    第1項記載のシート体のピツチ計測方法。 3 グラビア印刷におけるそれぞれの色彩に対応
    する複数種の特定印刷情報を印刷面適所に印刷
    し、それぞれの特定印刷情報間のピツチを測定す
    ることで印刷ズレを検出してなる前記特許請求の
    範囲第1項記載のシート体のピツチ計測方法。 4 特定印刷情報としては、シート体の特定部位
    に印刷されたグラビア印刷用タイミングマークを
    利用してなる前記特許請求の範囲第1項、第2項
    又は第3項記載のシート体のピツチ計測方法。 5 ローラー間を移動する特定印刷情報が印刷さ
    れたシート体の測定面から所定距離離間して設け
    られた前記特定印刷情報を読取る為の光学読取り
    手段と、 シート体の移送距離を測定する移送距離測定手
    段と、 前記光学読取り手段と移送距離測定手段の出力
    を受けるとともに前記光学読取り手段によつて、
    ある特定印刷情報が読取られてから次の特定印刷
    情報が読取られるまでの時間内に走行したシート
    の実際の移送距離を演算処理する処理部と、 前記処理部から出力される信号に基づき各種端
    末を制御する制御部と、 よりなるシート体のピツチ計測装置。 6 投光源及び受光素子のそれぞれから投光用光
    フアイバと受光用光フアイバを導出し、両光フア
    イバのそれぞれの先端をシート体の測定面に近接
    配置したものを光学読取り手段として用いてなる
    前記特許請求の範囲第5項記載のシート体のピツ
    チ計測装置。 7 受光用光フアイバの周囲に該受光用光フアイ
    バを囲むようにして投光用光フアイバを複数本配
    設し、受光用光フアイバの受光端は投光用光フア
    イバの投光端から突出させてなる前記特許請求の
    範囲第6項記載のシート体のピツチ計測装置。 8 移送距離測定手段としては、シート体に当接
    させられた回転ローラーにエンコーダーを連係し
    たものを用いてなる前記特許請求の範囲第5項、
    第6項又は第7項記載のシート体のピツチ計測装
    置。 9 シート体測定面の近接位置に超音波センサ、
    光学センサ若しくは静電容量センサ等の非接触型
    センサを配設し、これを移送距離測定手段として
    用いてなる前記特許請求の範囲第5項、第6項又
    は第7項記載のシート体のピツチ計測装置。 10 特定印刷情報間のピツチとメモリに記憶さ
    れた標準ピツチとの比較を行ない、両ピツチの差
    が許容幅を超えたときには告知信号を送出してな
    る前記特許請求の範囲第5項、第6項、第7項、
    第8項又は第9項記載のシート体のピツチ計測装
    置。 11 告知信号に基づき警告ブザー及び/又は警
    告ランプを点滅させてなる特許請求の範囲第10
    項記載のシート体のピツチ計測装置。 12 告知信号に基づく制御信号をシート体移送
    機構にフイードバツクして、シート体に作用する
    テンシヨンを調整してなる前記特許請求の範囲第
    10項記載のシート体のピツチ計測装置。 13 光学読取り手段、移送距離測定手段を同一
    筺体内に組み込み、該匡体を移動自在な状態で既
    存のシート体移送機構に取付けてなる前記特許請
    求の範囲第5項、第6項、第7項、第8項、第9
    項、第10項、第11項又は第12項記載のシー
    ト体のピツチ計測装置。
JP63306496A 1988-12-02 1988-12-02 シート体のピッチ計測方法及びその装置 Granted JPH02152857A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63306496A JPH02152857A (ja) 1988-12-02 1988-12-02 シート体のピッチ計測方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63306496A JPH02152857A (ja) 1988-12-02 1988-12-02 シート体のピッチ計測方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02152857A JPH02152857A (ja) 1990-06-12
JPH0464980B2 true JPH0464980B2 (ja) 1992-10-16

Family

ID=17957723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63306496A Granted JPH02152857A (ja) 1988-12-02 1988-12-02 シート体のピッチ計測方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02152857A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5216393B2 (ja) * 2008-04-08 2013-06-19 リンテック株式会社 半導体ウエハ処理用接着シート
JP5329833B2 (ja) * 2008-04-08 2013-10-30 リンテック株式会社 半導体ウエハ処理用接着シート及びそれを用いた半導体ウエハ処理装置の調整方法並びに接着シートの評価方法
JP2012155170A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Seiko Epson Corp 搬送装置、画像形成装置及び搬送方法
JP5998784B2 (ja) * 2012-09-19 2016-09-28 横浜ゴム株式会社 コンベヤベルトのモニタリングシステム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62287110A (ja) * 1986-06-05 1987-12-14 Toppan Printing Co Ltd 印刷マ−クのピツチ測定装置
JPS63271275A (ja) * 1987-04-28 1988-11-09 Canon Inc 画像形成装置
JPH0464980A (ja) * 1990-07-03 1992-02-28 Nec Ibaraki Ltd 磁気ディスク装置の吸着剥離装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62287110A (ja) * 1986-06-05 1987-12-14 Toppan Printing Co Ltd 印刷マ−クのピツチ測定装置
JPS63271275A (ja) * 1987-04-28 1988-11-09 Canon Inc 画像形成装置
JPH0464980A (ja) * 1990-07-03 1992-02-28 Nec Ibaraki Ltd 磁気ディスク装置の吸着剥離装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02152857A (ja) 1990-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1738018B1 (en) Apparatus and method for the automated marking of defects on webs of material
US6888083B2 (en) Apparatus and method for monitoring cover sheet webs used in the manufacture of diapers
US7978328B2 (en) Vision inspection system device and method
KR20080106316A (ko) 비젼 검사 시스템 장치 및 방법
GB2076549A (en) Weight measuring price computing and packing apparatus
CA2298822A1 (en) Method and appliance for detecting, indentifying and relocating defects in a material strip
JPH0464980B2 (ja)
WO2017115291A1 (en) System for detecting and tracing defects during the steps for processing materials
JP2002162364A (ja) ロール起因欠陥の判定方法および装置
US3663108A (en) Apparatus for measuring the dimensions of objects which includes a carrier which travels across the objects to be measured
JPS63180323A (ja) 製缶用金属コイル薄板の欠陥部の表示方法
JPH09109372A (ja) 製品検査装置及びそのマーク有無検査手段
JP4202707B2 (ja) 周期欠陥発生箇所の特定方法および検査システム
JP2002318499A (ja) クリーニングシートおよびそれを用いる定着器並びに画像形成装置
US3806015A (en) Detection of defects in a moving web of material
JP2002071311A (ja) 光学的な密度測定用の走査方法及び走査装置
JP2001059720A (ja) シート材検査装置
CA2051244A1 (en) Thickness measurement on printed products in a scale flow
JPH0257505B2 (ja)
US7409906B2 (en) Optical sensor apparatus and method for sensing ink errors in optical disk manufacturing
JPH08276571A (ja) 印刷機のブランケットシリンダに使用する布帛ロールの終端を決定する方法およびシステム
JP2020059246A (ja) 情報処理装置、印刷システム及び情報処理方法
JP2024111741A (ja) 搬送検査装置
ATE178267T1 (de) Druckmaschine mit rotierendem band und positioniereinrichtung mit linearem optischen sensor
JPS6072730A (ja) 印刷物の検査方法及びその装置