JPH081215B2 - 静圧気体直線案内装置 - Google Patents
静圧気体直線案内装置Info
- Publication number
- JPH081215B2 JPH081215B2 JP61020730A JP2073086A JPH081215B2 JP H081215 B2 JPH081215 B2 JP H081215B2 JP 61020730 A JP61020730 A JP 61020730A JP 2073086 A JP2073086 A JP 2073086A JP H081215 B2 JPH081215 B2 JP H081215B2
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- JP
- Japan
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- movable body
- gas
- static pressure
- linear guide
- fixed body
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は超高精度の測定器、加工機などを構成する可
動体を備えた直線案内装置に関するものである。
動体を備えた直線案内装置に関するものである。
従来から用いられている基本的な静圧気体直線案内装
置(以下、案内装置と略称する)は第1図に示すように
両端の支持台1で支持された固定体2に可動体3を挿通
し、これら固体体2と可動体3との間に形成した微小な
間隙Sに加圧気体を噴出させ、これにより可動体3だけ
でなく、この可動体3に負荷せしめた荷重を浮上させた
状態で保持し、かつ他の図示していない駆動装置からの
わずかな駆動力でもって直線運動を行うようになってい
る。
置(以下、案内装置と略称する)は第1図に示すように
両端の支持台1で支持された固定体2に可動体3を挿通
し、これら固体体2と可動体3との間に形成した微小な
間隙Sに加圧気体を噴出させ、これにより可動体3だけ
でなく、この可動体3に負荷せしめた荷重を浮上させた
状態で保持し、かつ他の図示していない駆動装置からの
わずかな駆動力でもって直線運動を行うようになってい
る。
なお、かかる案内装置では一般に可動体3に気体噴出
孔が設けられ、これら噴出孔の形状及び可動体3の形
状、間隙Sなどは噴出気体圧力、流量との関係から決定
される。
孔が設けられ、これら噴出孔の形状及び可動体3の形
状、間隙Sなどは噴出気体圧力、流量との関係から決定
される。
叙上のような案内装置は大気圧下で使用される機器、
装置に組込まれて使用される限りにおいては、固定体2
と可動体3との間の間隙Sから排出される気体は周囲に
そのまま放出されているが、この種の案内装置ではボー
ル、コロなどを介在せしめた直線案内装置よりも位置決
め精度が高いことから、超高精度が要求される半導体製
造装置、磁気ディスク検査装置などに広く使用されてい
る。
装置に組込まれて使用される限りにおいては、固定体2
と可動体3との間の間隙Sから排出される気体は周囲に
そのまま放出されているが、この種の案内装置ではボー
ル、コロなどを介在せしめた直線案内装置よりも位置決
め精度が高いことから、超高精度が要求される半導体製
造装置、磁気ディスク検査装置などに広く使用されてい
る。
しかしながら、上記案内装置を大気圧下でなく真空雰
囲気中での使用においては、間隙を維持するには気体供
給量がその差圧分だけ多くなる。すなわち真空雰囲気中
へ多量の気体が噴出し、その結果一定の真空雰囲気をた
もつには大きな排出容量をもった真空ポンプを必要と
し、装置全体の大型化をもたらすばかりでなく、機器の
運転操作の面からも好ましいものではなかった。
囲気中での使用においては、間隙を維持するには気体供
給量がその差圧分だけ多くなる。すなわち真空雰囲気中
へ多量の気体が噴出し、その結果一定の真空雰囲気をた
もつには大きな排出容量をもった真空ポンプを必要と
し、装置全体の大型化をもたらすばかりでなく、機器の
運転操作の面からも好ましいものではなかった。
上記に鑑みて、可動体と固定体との間隙に供給し、排
出した気体を可撓性をもった外囲体でもって放出を防止
せしめ、該外囲体によって集めた気体を他の雰囲気に放
出したり、もしくは供給気体として回収して、再利用す
るようにしたことを特徴とする。
出した気体を可撓性をもった外囲体でもって放出を防止
せしめ、該外囲体によって集めた気体を他の雰囲気に放
出したり、もしくは供給気体として回収して、再利用す
るようにしたことを特徴とする。
以下、図によって実施例を説明する。
第2図には本発明実施例を示し、1は支持台で、固定
体2を両端から支持している。また、3は図示していな
い負荷物体を取付ける可動体であって、上記固定体2を
摺動軸として図中矢印で示した方向に、図示していない
駆動装置によって直線運動するように構成されている。
体2を両端から支持している。また、3は図示していな
い負荷物体を取付ける可動体であって、上記固定体2を
摺動軸として図中矢印で示した方向に、図示していない
駆動装置によって直線運動するように構成されている。
このうち可動体3には気体導入口3aと、この気体導入
口3aと連通した通気孔3b及び固定体2の表面に対面した
位置に気体案内溝3cが形成してある。
口3aと連通した通気孔3b及び固定体2の表面に対面した
位置に気体案内溝3cが形成してある。
また、これら固定体2と可動体3との間には固定体2
の外周を被う如く、可動体3が移動する両側には気密性
と伸縮自在の可撓性をもった外囲体4,5が被覆してあ
り、この外囲体4,5の各内部空間は排気口6,7によって外
部と連通され、気体が排出されるようになっている。
の外周を被う如く、可動体3が移動する両側には気密性
と伸縮自在の可撓性をもった外囲体4,5が被覆してあ
り、この外囲体4,5の各内部空間は排気口6,7によって外
部と連通され、気体が排出されるようになっている。
次に、上記のように構成された本発明案内装置の作動
を説明すると、可動体3には不図示の加工装置、測定装
置など、いわゆる負荷装置が架装してあり、図示してな
い駆動装置によって直線移動ができるようになっている
が、この場合、可動体3の気体導入口3aに連通したパイ
プを通じて圧縮気体が送られ、通気孔3b、気体案内溝c
を経て、固定体2の表面と可動体3の内壁面との間に形
成された微小間隙Sに気体が存在するとともに噴出する
ことによって円滑なる可動体3の移動ができる。そのよ
うに気体の噴出によって可動体3を円滑に移動させるこ
とができるが、間隙Sより噴出した気体は外囲体4,5の
内部空間より気体排出口6,7から回収され、大気中に放
出あるいは循環させることによって再利用される。な
お、外囲体4,5は可動体3の移動に伴って伸縮運動する
が、この伸縮運動に要する力により可動体3の運動精度
が損なわれないように外囲体4,5の材質、形状を選定
し、かつ固定体2、可動体3の形状等に配慮をする必要
がある。
を説明すると、可動体3には不図示の加工装置、測定装
置など、いわゆる負荷装置が架装してあり、図示してな
い駆動装置によって直線移動ができるようになっている
が、この場合、可動体3の気体導入口3aに連通したパイ
プを通じて圧縮気体が送られ、通気孔3b、気体案内溝c
を経て、固定体2の表面と可動体3の内壁面との間に形
成された微小間隙Sに気体が存在するとともに噴出する
ことによって円滑なる可動体3の移動ができる。そのよ
うに気体の噴出によって可動体3を円滑に移動させるこ
とができるが、間隙Sより噴出した気体は外囲体4,5の
内部空間より気体排出口6,7から回収され、大気中に放
出あるいは循環させることによって再利用される。な
お、外囲体4,5は可動体3の移動に伴って伸縮運動する
が、この伸縮運動に要する力により可動体3の運動精度
が損なわれないように外囲体4,5の材質、形状を選定
し、かつ固定体2、可動体3の形状等に配慮をする必要
がある。
(実施例) 固定体2、可動体3を99%純度のアルミナセラミック
で次の諸元のものを製作した。
で次の諸元のものを製作した。
固定体断面:80mm×80mm 固定体全長:350mm 可動体外形寸法:140mm×140mm×200mm 有効ストローク:50mm 気体案内溝:幅1mm 深さ25μm 間隙S:7μm かかる諸元のもとに、外囲体2をネオプレンゴムで製
作し、接着剤でもって両端を固定体2、可動体3に対し
て気密的に固定し構成した案内装置を10-3Torrに保たれ
た真空容器中に設置して、気体導入口3aを通じて4Kg/cm
2の加圧気体を、15Nl/分の気体流量を供給した。
作し、接着剤でもって両端を固定体2、可動体3に対し
て気密的に固定し構成した案内装置を10-3Torrに保たれ
た真空容器中に設置して、気体導入口3aを通じて4Kg/cm
2の加圧気体を、15Nl/分の気体流量を供給した。
一方排出口6,7からの排気量も15Nl/分で実質的に全量
が回収された。
が回収された。
叙上のように本発明によれば、固定体と可動体との間
隙から噴出せしめた気体を、包囲状態で設置した外囲体
によって回収するようにしたことから、真空雰囲気中で
使用する場合、真空度を低下させたり、雰囲気内を汚染
する恐れがない。
隙から噴出せしめた気体を、包囲状態で設置した外囲体
によって回収するようにしたことから、真空雰囲気中で
使用する場合、真空度を低下させたり、雰囲気内を汚染
する恐れがない。
また、回収した気体を再循環して使用することから特
殊の気体を使用する場合でも、気体の消費を少なくし、
有効活用をすることができるなどすぐれた特長を有して
いる。
殊の気体を使用する場合でも、気体の消費を少なくし、
有効活用をすることができるなどすぐれた特長を有して
いる。
第1図は在来の案内装置の要部縦断面図、第2図は本発
明実施例による静圧気体直線案内装置の縦断面図であ
る。 1:支持台、2:固定体 3:可動体、3a:気体導入口 4,5:外囲体、6,7:排出口
明実施例による静圧気体直線案内装置の縦断面図であ
る。 1:支持台、2:固定体 3:可動体、3a:気体導入口 4,5:外囲体、6,7:排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−175621(JP,A) 実開 昭53−8458(JP,U) 実開 昭60−143902(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】固定体と可動体との間隙に気体を供給し、
静圧気体を介在させて可動体を移動自在としてなる静圧
気体直線案内装置において、上記可動体の両側に、固定
体を覆う如く可撓性をもった外囲体を配設してなり、上
記各々の外囲体の一端を可動体に、他端を排出口にそれ
ぞれ気密に接合し、前記外囲体でもって固定体と可動体
との間隙から噴出する気体を収集するようにしてなる静
圧気体直線案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61020730A JPH081215B2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 静圧気体直線案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61020730A JPH081215B2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 静圧気体直線案内装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62180115A JPS62180115A (ja) | 1987-08-07 |
JPH081215B2 true JPH081215B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=12035300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61020730A Expired - Fee Related JPH081215B2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 静圧気体直線案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081215B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009103262A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Nsk Ltd | 直線移動装置 |
JP5047098B2 (ja) * | 2008-08-20 | 2012-10-10 | 株式会社妙徳 | エアスライド装置 |
JP2017067077A (ja) * | 2013-12-26 | 2017-04-06 | 日本精工株式会社 | 直動案内軸受装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS538458U (ja) * | 1976-07-07 | 1978-01-24 | ||
JPS59175621A (ja) * | 1983-03-25 | 1984-10-04 | Yoshio Aoyama | スクリユ−軸の軸受 |
JPS60143902U (ja) * | 1984-03-06 | 1985-09-24 | 太陽鉄工株式会社 | 低摩擦型流体圧シリンダ− |
-
1986
- 1986-01-31 JP JP61020730A patent/JPH081215B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62180115A (ja) | 1987-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |