JPH08121537A - ト−ショナルダンパ− - Google Patents
ト−ショナルダンパ−Info
- Publication number
- JPH08121537A JPH08121537A JP9815695A JP9815695A JPH08121537A JP H08121537 A JPH08121537 A JP H08121537A JP 9815695 A JP9815695 A JP 9815695A JP 9815695 A JP9815695 A JP 9815695A JP H08121537 A JPH08121537 A JP H08121537A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- press
- main body
- plate materials
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pulleys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価かつ軽量でしかも回転出力軸への取り付
けが簡便なト−ショナルダンパ−を提供する。 【構成】 回転出力軸に取り付けられるボス部を有する
と共に、ウエブ部を介して該ボス部に連結した円筒部を
有するダンパ−本体の、前記円筒部の外周側に、弾性体
をを介してダンパ−マスが取り付けられてなるト−ショ
ナルダンパ−であって、前記ダンパ−本体が複数のプレ
ス成形板材を組み合わせ接合して成形されることを特徴
とするト−ショナルダンパ−。
けが簡便なト−ショナルダンパ−を提供する。 【構成】 回転出力軸に取り付けられるボス部を有する
と共に、ウエブ部を介して該ボス部に連結した円筒部を
有するダンパ−本体の、前記円筒部の外周側に、弾性体
をを介してダンパ−マスが取り付けられてなるト−ショ
ナルダンパ−であって、前記ダンパ−本体が複数のプレ
ス成形板材を組み合わせ接合して成形されることを特徴
とするト−ショナルダンパ−。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転出力軸、たとえ
ば、エンジンのクランクシャフトに取り付けられて、そ
のクランクシャフトのねじれ方向の振動を吸収するダン
パ−プ−リ、即ちト−ショナルダンパ−に関するもので
ある。
ば、エンジンのクランクシャフトに取り付けられて、そ
のクランクシャフトのねじれ方向の振動を吸収するダン
パ−プ−リ、即ちト−ショナルダンパ−に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】図4に示す様に、ト−ショナルダンパ−1
00のダンパ−本体101は、一般に、エンジンのクラ
ンクシャフトなどの回転出力軸に取り付けられるボス部
102と、該ボス部102から半径方向外側に位置する
円筒部103と、該円筒部103と前記ボス部102を
つなぐウエブ部104とから構成されている。そして前
記円筒部103の半径方向外側にスリ−ブ105及び弾
性体106を介してダンパ−マス107が該円筒部10
3と同心的に配置され、このダンパ−マス107の外周
面上に動力伝達用ベルトが巻きかけられるようになって
いる。
00のダンパ−本体101は、一般に、エンジンのクラ
ンクシャフトなどの回転出力軸に取り付けられるボス部
102と、該ボス部102から半径方向外側に位置する
円筒部103と、該円筒部103と前記ボス部102を
つなぐウエブ部104とから構成されている。そして前
記円筒部103の半径方向外側にスリ−ブ105及び弾
性体106を介してダンパ−マス107が該円筒部10
3と同心的に配置され、このダンパ−マス107の外周
面上に動力伝達用ベルトが巻きかけられるようになって
いる。
【0003】そして従来では、ボス部102、ウエブ部
104、円筒部103から構成される前記ダンパ−本体
101は、図4の如く、鋳造鋼材を素材としてこれを切
削加工して各部の形状を形成し一体物として製造された
物か、図5の様に、一枚の鋼板108がコ字形断面にプ
レス成形された物が用いられてきた。
104、円筒部103から構成される前記ダンパ−本体
101は、図4の如く、鋳造鋼材を素材としてこれを切
削加工して各部の形状を形成し一体物として製造された
物か、図5の様に、一枚の鋼板108がコ字形断面にプ
レス成形された物が用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記鋳造素
材を切削加工したものは、原料費や切削加工費が高いた
めに製造原価が高く、またダンパ−本体自体の重量が重
くなるためにこの部分の振動特性が不利となる欠点があ
った。また、ダンパ−本体がコ字形断面にプレス成形さ
れた単体鋼板の場合では、製造原価は安くなるが、ボス
部がないので、エンジンのクランクシャフトなど一般に
ボス部を必要とする回転出力軸への取り付けには特別な
取り付け治具を要するなどの不具合が生じる欠点があっ
た。
材を切削加工したものは、原料費や切削加工費が高いた
めに製造原価が高く、またダンパ−本体自体の重量が重
くなるためにこの部分の振動特性が不利となる欠点があ
った。また、ダンパ−本体がコ字形断面にプレス成形さ
れた単体鋼板の場合では、製造原価は安くなるが、ボス
部がないので、エンジンのクランクシャフトなど一般に
ボス部を必要とする回転出力軸への取り付けには特別な
取り付け治具を要するなどの不具合が生じる欠点があっ
た。
【0005】従って上記の事情を鑑みて、本発明の目的
は、安価かつ軽量でしかも回転出力軸への取り付けが簡
便なト−ショナルダンパ−を提供することである。
は、安価かつ軽量でしかも回転出力軸への取り付けが簡
便なト−ショナルダンパ−を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のト−ショナルダンパ−では、特許請求項
1に記載の如く、回転出力軸に取り付けられるボス部を
有すると共に、ウエブ部を介して該ボス部に連結した円
筒部(リム部)を有するダンパ−本体の、前記円筒部の
外周側に、弾性体を介してダンパ−マスが取り付けられ
て成るト−ショナルダンパ−であって、前記ダンパ−本
体が複数のプレス成形板材を組み合わせ接合して成形さ
れることを特徴とするとしている。
めに、本発明のト−ショナルダンパ−では、特許請求項
1に記載の如く、回転出力軸に取り付けられるボス部を
有すると共に、ウエブ部を介して該ボス部に連結した円
筒部(リム部)を有するダンパ−本体の、前記円筒部の
外周側に、弾性体を介してダンパ−マスが取り付けられ
て成るト−ショナルダンパ−であって、前記ダンパ−本
体が複数のプレス成形板材を組み合わせ接合して成形さ
れることを特徴とするとしている。
【0007】また、前記特許請求項1に記載の特徴に加
えて、ダンパ−本体の各部の構造が最も機能的で安定し
たものとして、特許請求項2に記載の如く、前記ダンパ
−本体が、2種のリング状のプレス成形板材から構成さ
れて、一方のプレス成形板材が他方のプレス成形板材に
嵌着されて成形されるとしている。
えて、ダンパ−本体の各部の構造が最も機能的で安定し
たものとして、特許請求項2に記載の如く、前記ダンパ
−本体が、2種のリング状のプレス成形板材から構成さ
れて、一方のプレス成形板材が他方のプレス成形板材に
嵌着されて成形されるとしている。
【0008】更に、前記特許請求項2に記載の特徴に加
えて、使用中ダンパ−本体から弾性体及びダンパ−マス
が離脱し抜け外れるのを防止するために、特許請求項3
に記載の如く、前記ダンパ−本体を形成する2種のリン
グ状のプレス成形板材のウエブ部接合面の上部に形成さ
れる凹部に対向して、ダンパ−マスの内周面に凸部が設
けられるとしている。
えて、使用中ダンパ−本体から弾性体及びダンパ−マス
が離脱し抜け外れるのを防止するために、特許請求項3
に記載の如く、前記ダンパ−本体を形成する2種のリン
グ状のプレス成形板材のウエブ部接合面の上部に形成さ
れる凹部に対向して、ダンパ−マスの内周面に凸部が設
けられるとしている。
【0009】
【作用】本発明のト−ショナルダンパ−では、ボス部、
ウエブ部、円筒部(リム部)からなるダンパ−本体が複
数のプレス成形板材を組み合わせ接合して成形されるた
めに、ダンパ−本体の重量が従来の鋳造品に比較して著
しく軽量となり振動部材として有利な振動特性が得られ
る。しかも、従来の鋳造品の一体物の様に、各部分を複
雑に切削加工する必要がなく材料原価も廉価であるので
製造原価を低減することが出来る。更に、本発明のト−
ショナルダンパ−では、ダンパ−本体を各種の任意形状
にプレス成形された複数の板材を組み合わせて接合し形
成することによって、エンジンのクランクシャフトなど
の回転軸に簡便にしかも確実に取り付けが出来るボス部
を容易に設けることができる。
ウエブ部、円筒部(リム部)からなるダンパ−本体が複
数のプレス成形板材を組み合わせ接合して成形されるた
めに、ダンパ−本体の重量が従来の鋳造品に比較して著
しく軽量となり振動部材として有利な振動特性が得られ
る。しかも、従来の鋳造品の一体物の様に、各部分を複
雑に切削加工する必要がなく材料原価も廉価であるので
製造原価を低減することが出来る。更に、本発明のト−
ショナルダンパ−では、ダンパ−本体を各種の任意形状
にプレス成形された複数の板材を組み合わせて接合し形
成することによって、エンジンのクランクシャフトなど
の回転軸に簡便にしかも確実に取り付けが出来るボス部
を容易に設けることができる。
【0010】また、特に請求項2に記載の如く、前記ダ
ンパ−本体が、2種のリング状のプレス成形板材から構
成されて、一方のプレス成形板材が他方のプレス成形板
材に嵌着されて成形されるときは、互いの板材間の接合
が緊密となり成形板材間のずれが起りにくく、またダン
パ−本体の強度も高く、リム部上に制振部材としての弾
性体やダンパ−マスなどを圧入装着するに便利な形状を
得易い。
ンパ−本体が、2種のリング状のプレス成形板材から構
成されて、一方のプレス成形板材が他方のプレス成形板
材に嵌着されて成形されるときは、互いの板材間の接合
が緊密となり成形板材間のずれが起りにくく、またダン
パ−本体の強度も高く、リム部上に制振部材としての弾
性体やダンパ−マスなどを圧入装着するに便利な形状を
得易い。
【0011】更に、請求項3に記載の如く、前記ダンパ
−本体を形成する2種のリング状のプレス成形板材のウ
エブ部接合面の上部に形成される凹部に対向して、ダン
パ−マスの内周面に凸部を設けることによって、使用中
ダンパ−本体から弾性体及びダンパ−マスが離脱し抜け
外れる懸念が解消される。
−本体を形成する2種のリング状のプレス成形板材のウ
エブ部接合面の上部に形成される凹部に対向して、ダン
パ−マスの内周面に凸部を設けることによって、使用中
ダンパ−本体から弾性体及びダンパ−マスが離脱し抜け
外れる懸念が解消される。
【0012】
【実施例】次に、図1乃至図2に基づいて、本発明に係
る実施例1の構造を説明する図1は、本発明になるト−
ショナルダンパ−即ちダンパ−プ−リ1の縦断面図であ
って、ボス部2、ウエブ部3及び円筒部(リム部)4か
らなるダンパ−本体5の前記円筒部4の半径方向外側に
スリ−ブ6及び弾性体(ゴムブロック)7を介して一方
でプ−リとしての機能を持つダンパ−マス8が該円筒部
4と同心的に配置され、このダンパ−マス8の外周面上
に動力伝達用ベルトが巻きかけられるようになってい
る。そして、ダンパ−本体5は、各々リング状である2
段にプレス成形された半裁断面Z型のプレス板材9と半
裁断面C型のプレス板材10とが組み合わされて成形さ
れている。すなわち、ボス部2に相当する部分におい
て、半裁断面C型のプレス板材10に半裁断面Z型のプ
レス板材9が嵌め込まれて接合され、またウエブ部3に
相当する部分において、両板材の回転軸方向に垂直な面
が背中合わせに突き合わされてスポット溶接で接合され
ている。また、各々のウエブ部3から延設された板材が
各々左右水平方向に屈曲してダンパ−本体5の円筒部4
を形成している。
る実施例1の構造を説明する図1は、本発明になるト−
ショナルダンパ−即ちダンパ−プ−リ1の縦断面図であ
って、ボス部2、ウエブ部3及び円筒部(リム部)4か
らなるダンパ−本体5の前記円筒部4の半径方向外側に
スリ−ブ6及び弾性体(ゴムブロック)7を介して一方
でプ−リとしての機能を持つダンパ−マス8が該円筒部
4と同心的に配置され、このダンパ−マス8の外周面上
に動力伝達用ベルトが巻きかけられるようになってい
る。そして、ダンパ−本体5は、各々リング状である2
段にプレス成形された半裁断面Z型のプレス板材9と半
裁断面C型のプレス板材10とが組み合わされて成形さ
れている。すなわち、ボス部2に相当する部分におい
て、半裁断面C型のプレス板材10に半裁断面Z型のプ
レス板材9が嵌め込まれて接合され、またウエブ部3に
相当する部分において、両板材の回転軸方向に垂直な面
が背中合わせに突き合わされてスポット溶接で接合され
ている。また、各々のウエブ部3から延設された板材が
各々左右水平方向に屈曲してダンパ−本体5の円筒部4
を形成している。
【0013】次に、実施例1のダンパ−プ−リ1を組み
立て成形する順序を図2により説明する。図2(a)に
示される如く、中央部に穴が開けられた2種の円盤状の
板材が各々プレス加工されて半裁断面Z型のプレス板材
9と半裁断面C型のプレス板材10とが準備され、半裁
断面C型のプレス板材のボス部2の内周面に半裁断面Z
型のプレス板材のボス部2を圧入嵌合して両者を接合す
る。そして、図2(b)において、背中合わせに密着さ
れている両板材のウエブ部3をスポット溶接によって接
合してダンパ−本体が完成される。この時、ボス部及び
ウエブ部は板材が2重となって強固な構造的となる。次
に、別工程において、リング状のダンパ−マス8とスリ
−ブ6とこれらの間に介在してこれらを加硫接着して連
結するゴムブロック7とからなるリング状の制振部材1
1が加工準備され、この制振部材11の内周面に前記ダ
ンパ−本体5の円筒部4の外周面が圧入されてト−ショ
ナルダンパ−(ダンパ−プ−リ)1の成形が完了する。
立て成形する順序を図2により説明する。図2(a)に
示される如く、中央部に穴が開けられた2種の円盤状の
板材が各々プレス加工されて半裁断面Z型のプレス板材
9と半裁断面C型のプレス板材10とが準備され、半裁
断面C型のプレス板材のボス部2の内周面に半裁断面Z
型のプレス板材のボス部2を圧入嵌合して両者を接合す
る。そして、図2(b)において、背中合わせに密着さ
れている両板材のウエブ部3をスポット溶接によって接
合してダンパ−本体が完成される。この時、ボス部及び
ウエブ部は板材が2重となって強固な構造的となる。次
に、別工程において、リング状のダンパ−マス8とスリ
−ブ6とこれらの間に介在してこれらを加硫接着して連
結するゴムブロック7とからなるリング状の制振部材1
1が加工準備され、この制振部材11の内周面に前記ダ
ンパ−本体5の円筒部4の外周面が圧入されてト−ショ
ナルダンパ−(ダンパ−プ−リ)1の成形が完了する。
【0014】実施例1のト−ショナルダンパ−は上記の
様に構成されているので、ダンパ−本体の重量が不要に
増加することがなく従ってダンパ−本体の振動特性の低
下をもたらすことがなく、しかも構造的に強固なボス部
が設けられているので回転出力軸への取り付けに特別な
手段の付設を要するなどの不具合が発生しない。更に、
製造に当たっては、廉価な鋼板を単にプレス加工すれば
よいので製造原価の低減ができる。
様に構成されているので、ダンパ−本体の重量が不要に
増加することがなく従ってダンパ−本体の振動特性の低
下をもたらすことがなく、しかも構造的に強固なボス部
が設けられているので回転出力軸への取り付けに特別な
手段の付設を要するなどの不具合が発生しない。更に、
製造に当たっては、廉価な鋼板を単にプレス加工すれば
よいので製造原価の低減ができる。
【0015】次に、図3によって本発明の実施例2を説
明する。実施例2では、半裁断面Z型のプレス板材9と
半裁断面C型のプレス板材10とのウエブ接合部の上部
に出来る凹部12に対向する位置に凸部13を設けたリ
ング状のダンパ−マス8を、ダンパ−本体の円筒部(リ
ム部)の半径方向外側に同心的に配置させておき、前記
ダンパ−マスと前記円筒部との間に、弾性体としてのリ
ング状のゴムブロック7を圧入させたものである。な
お、前記凸部13の大きさは、該凸部の先端が円筒部4
の左右の鋼板の上面によって作られる水平面14(図3
上に2点鎖線で示す仮想線)に接しない程度に設定す
る。
明する。実施例2では、半裁断面Z型のプレス板材9と
半裁断面C型のプレス板材10とのウエブ接合部の上部
に出来る凹部12に対向する位置に凸部13を設けたリ
ング状のダンパ−マス8を、ダンパ−本体の円筒部(リ
ム部)の半径方向外側に同心的に配置させておき、前記
ダンパ−マスと前記円筒部との間に、弾性体としてのリ
ング状のゴムブロック7を圧入させたものである。な
お、前記凸部13の大きさは、該凸部の先端が円筒部4
の左右の鋼板の上面によって作られる水平面14(図3
上に2点鎖線で示す仮想線)に接しない程度に設定す
る。
【0016】本発明に係るト−ショナルダンパ−を実施
例2の様に構成することによって、実施例1の各効果に
加えて、前記凸部及び凹部がストッパ−的な働きを発揮
して、ダンパ−マスまたは弾性体としてのゴムブロック
がダンパ−本体から離脱するのを防止する所謂抜け止め
の効果が得られる。
例2の様に構成することによって、実施例1の各効果に
加えて、前記凸部及び凹部がストッパ−的な働きを発揮
して、ダンパ−マスまたは弾性体としてのゴムブロック
がダンパ−本体から離脱するのを防止する所謂抜け止め
の効果が得られる。
【0017】なお、上記の各実施例では、ダンパ−マス
がその外周面上に動力伝達用ベルトが巻き掛けられるよ
うに形成されて、ダンパ−マスが一方でプ−リとしての
機能を持つようになっていたが、本発明の主旨からし
て、前記ダンパ−マスがこのようなプ−リとしての機能
を併有しないで単なるマスとしての機能のみを有する場
合にも当然本発明が適用できる。
がその外周面上に動力伝達用ベルトが巻き掛けられるよ
うに形成されて、ダンパ−マスが一方でプ−リとしての
機能を持つようになっていたが、本発明の主旨からし
て、前記ダンパ−マスがこのようなプ−リとしての機能
を併有しないで単なるマスとしての機能のみを有する場
合にも当然本発明が適用できる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るト−ショナルダンパ−で
は、ダンパ−本体が各種のプレス板材を組み合わせてこ
れらを接合して成形されているので、ダンパ−本体が軽
量となり振動特性が向上し、しかもダンパ−本体に強固
なボス部が設けられるために振動部材となる相手側の回
転出力軸への取り付けが簡便となり、更にダンパ−本体
の製造原価の低減が可能となる。
は、ダンパ−本体が各種のプレス板材を組み合わせてこ
れらを接合して成形されているので、ダンパ−本体が軽
量となり振動特性が向上し、しかもダンパ−本体に強固
なボス部が設けられるために振動部材となる相手側の回
転出力軸への取り付けが簡便となり、更にダンパ−本体
の製造原価の低減が可能となる。
【図1】本発明に係る実施例1のト−ショナルダンパ−
の半裁断面図である。
の半裁断面図である。
【図2】実施例1のト−ショナルダンパ−を組立て成形
する順序の説明図である。
する順序の説明図である。
【図3】本発明に係る実施例2のト−ショナルダンパ−
の組立て半裁断面図である。
の組立て半裁断面図である。
【図4】従来のト−ショナルダンパ−を示す半裁断面図
である。
である。
【図5】従来のト−ショナルダンパ−の別の例を示す半
裁断面図である。
裁断面図である。
1 ト−ショナルダンパ−(ダンパ−プ−リ) 2 ボス部 3 ウエブ部 4 円筒部(リム部) 5 ダンパ−本体 6 スリ−ブ 7 弾性体(ゴムブロック) 8 ダンパ−マス 9 半裁断面Z型のプレス板材 10 半裁断面C型のプレス板材 11 制振部材 12 凹部 13 凸部 14 水平面 100 ト−ショナルダンパ− 101 ダンパ−本体 102 ボス部 103 円筒部 104 ウエブ部 105 スリ−ブ 106 弾性体 107 ダンパ−マス 108 鋼板
Claims (3)
- 【請求項1】 回転出力軸に取り付けられるボス部を有
すると共に、ウエブ部を介して該ボス部に連結した円筒
部を有するダンパ−本体の、前記円筒部の外周側に、弾
性体を介してダンパ−マスが取り付けられて成るト−シ
ョナルダンパ−であって、前記ダンパ−本体が複数のプ
レス成形板材を組み合わせ接合して成形されることを特
徴とするト−ショナルダンパ−。 - 【請求項2】 前記ダンパ−本体が、2種のリング状の
プレス成形板材から構成されて、一方のプレス成形板材
が他方のプレス成形板材に嵌着されて成形される特許請
求項1に記載のト−ショナルダンパ−。 - 【請求項3】 前記ダンパ−本体を形成する2種のリン
グ状のプレス成形板材のウエブ部接合面の上部に形成さ
れる凹部に対向して、ダンパ−マスの内周面に凸部が設
けられた、特許請求項2に記載のト−ショナルダンパ
−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9815695A JPH08121537A (ja) | 1994-08-31 | 1995-04-24 | ト−ショナルダンパ− |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20776494 | 1994-08-31 | ||
JP6-207764 | 1994-08-31 | ||
JP9815695A JPH08121537A (ja) | 1994-08-31 | 1995-04-24 | ト−ショナルダンパ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08121537A true JPH08121537A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=26439361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9815695A Pending JPH08121537A (ja) | 1994-08-31 | 1995-04-24 | ト−ショナルダンパ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08121537A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009054218A1 (ja) * | 2007-10-25 | 2009-04-30 | Ntn Corporation | 転がり軸受 |
-
1995
- 1995-04-24 JP JP9815695A patent/JPH08121537A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009054218A1 (ja) * | 2007-10-25 | 2009-04-30 | Ntn Corporation | 転がり軸受 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100455850C (zh) | 隔离减振皮带轮及其制造方法 | |
JP2000055130A (ja) | ダイナミックダンパおよびその製造方法 | |
JP3747783B2 (ja) | 鉄道車両の軸ハリ連結用防振ゴムブッシュ組付体 | |
US5966996A (en) | Annular vibration damping machine element | |
US4944482A (en) | Hydraulic vibration damping bushings | |
JP4260528B2 (ja) | トーショナルダンパプーリ | |
US4555240A (en) | Pulley for cogged belt and method for producing same | |
JPH08121537A (ja) | ト−ショナルダンパ− | |
US20060293137A1 (en) | Pulley hub | |
JP4632792B2 (ja) | ダンパ機能を備えたプーリ | |
EP0073063B1 (en) | Crankshaft pulley of engine | |
JP2000225944A (ja) | 鉄道車両軸はり装置用防振ゴムブッシュ | |
US4546738A (en) | Reciprocating internal combustion engine | |
JP7390872B2 (ja) | ダイナミックダンパおよびその製造方法 | |
JP3724266B2 (ja) | プーリ構造 | |
JP2561832Y2 (ja) | センタベアリングのブラケット支持構造 | |
JPH07317841A (ja) | トーショナルダンパ | |
JP3834070B2 (ja) | トーショナルダンパ | |
JPH08233034A (ja) | ト−ショナルダンパ− | |
JPH0314594Y2 (ja) | ||
JPH08277885A (ja) | ダンパの製造方法 | |
JPH0914352A (ja) | ト−ショナルダンパ− | |
JP2000009182A (ja) | トーショナルダンパ | |
JPH0712674Y2 (ja) | エンジン・ミッション締結部材構造 | |
JP3552770B2 (ja) | トーショナルダンパ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |