JPH0914352A - ト−ショナルダンパ− - Google Patents
ト−ショナルダンパ−Info
- Publication number
- JPH0914352A JPH0914352A JP10410895A JP10410895A JPH0914352A JP H0914352 A JPH0914352 A JP H0914352A JP 10410895 A JP10410895 A JP 10410895A JP 10410895 A JP10410895 A JP 10410895A JP H0914352 A JPH0914352 A JP H0914352A
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- JP
- Japan
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- damper
- cylindrical parts
- outer peripheral
- steel pipe
- inner cylindrical
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 廉価かつ軽量で、しかも軸抜けなどのトラブ
ルが起こり難く回転出力軸に安定して取り付けられるボ
ス部を具えたト−ショナルダンパ−を提供する。 【構成】 ダンパ−本体と、その外周部分に弾性体を介
して同芯的に配置されるダンパ−マスからなるト−ショ
ナルダンパ−であって、前記ダンパ−本体が、回転出力
軸に軸着される円筒部材と、該円筒部材が嵌装される内
周筒部と弾性体を介してダンパ−マスが取り付けられる
外周筒部と該外周筒部と前記内周筒部とを連結するウエ
ブ部とを有する複数のプレス成形板材から成る連結部材
とから構成され、しかも前記内周筒部の両端部が径方向
内側に屈曲されて前記円筒部材の軸方向の抜止めとされ
ている。
ルが起こり難く回転出力軸に安定して取り付けられるボ
ス部を具えたト−ショナルダンパ−を提供する。 【構成】 ダンパ−本体と、その外周部分に弾性体を介
して同芯的に配置されるダンパ−マスからなるト−ショ
ナルダンパ−であって、前記ダンパ−本体が、回転出力
軸に軸着される円筒部材と、該円筒部材が嵌装される内
周筒部と弾性体を介してダンパ−マスが取り付けられる
外周筒部と該外周筒部と前記内周筒部とを連結するウエ
ブ部とを有する複数のプレス成形板材から成る連結部材
とから構成され、しかも前記内周筒部の両端部が径方向
内側に屈曲されて前記円筒部材の軸方向の抜止めとされ
ている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、回転出力軸、例えば、
エンジンのクランクシャフトに取り付けられて、そのク
ランクシャフトの主に捻れ方向の振動を吸収するダンパ
−プ−リなどのト−ショナルダンパ−に関するものであ
る。
エンジンのクランクシャフトに取り付けられて、そのク
ランクシャフトの主に捻れ方向の振動を吸収するダンパ
−プ−リなどのト−ショナルダンパ−に関するものであ
る。
【０００２】
【従来技術】図３に示されるように、ト−ショナルダン
パ−１００のダンパ−本体１０１は、一般に、エンジン
のクランクシャフトなどの回転出力軸に取り付けられる
ボス部１０２と、該ボス部１０２から半径方向外側に位
置する外周筒部１０３と、該外周筒部１０３と前記ボス
部１０２をつなぐウエブ部１０４とから構成されてい
る。そして前記外周筒部１０３の半径方向外側にスリ−
ブ１０５及び弾性体１０６を介してダンパ−マス１０７
が該外周筒部１０３と同芯的に配置され、このダンパ−
マス１０７の外周面上に動力伝達用ベルトが巻き掛けら
れるようになっている。
パ−１００のダンパ−本体１０１は、一般に、エンジン
のクランクシャフトなどの回転出力軸に取り付けられる
ボス部１０２と、該ボス部１０２から半径方向外側に位
置する外周筒部１０３と、該外周筒部１０３と前記ボス
部１０２をつなぐウエブ部１０４とから構成されてい
る。そして前記外周筒部１０３の半径方向外側にスリ−
ブ１０５及び弾性体１０６を介してダンパ−マス１０７
が該外周筒部１０３と同芯的に配置され、このダンパ−
マス１０７の外周面上に動力伝達用ベルトが巻き掛けら
れるようになっている。
【０００３】そして、従来では、ボス部１０２、ウエブ
部１０４、外周筒部１０３から構成される前記ダンパ−
本体１０１は、図３の如く、鋳造鋼材を素材としてこれ
を切削加工して各部の形状を形成し一体物として製造さ
れた物か、図４に示すように、一枚の鋼板１０８が略コ
字形断面にプレス成形され、エンジンのクランクシャフ
ト等の回転出力軸に取り付けられるための穴が中央部に
穿設された物が用いられてきた。
部１０４、外周筒部１０３から構成される前記ダンパ−
本体１０１は、図３の如く、鋳造鋼材を素材としてこれ
を切削加工して各部の形状を形成し一体物として製造さ
れた物か、図４に示すように、一枚の鋼板１０８が略コ
字形断面にプレス成形され、エンジンのクランクシャフ
ト等の回転出力軸に取り付けられるための穴が中央部に
穿設された物が用いられてきた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記鋳造素
材を切削加工したものは、原料費や切削加工費が高いた
めに製造原価が高く、またダンパ−本体自体の重量が重
くなるためにこの部分の振動特性が不利となる欠点があ
った。また、ダンパ−本体が一枚の鋼板を略コ字形断面
にプレス成形して、その中央部に回転出力軸への取り付
け用の孔が設けられて形成された場合では、製造原価は
廉価となるが、ボス部が無いので、エンジンのクランク
シャフトなど一般にボス部を必要とする回転出力軸への
取り付けには特別な取り付け治具を要するなどの不具合
が生じる欠点があった。
材を切削加工したものは、原料費や切削加工費が高いた
めに製造原価が高く、またダンパ−本体自体の重量が重
くなるためにこの部分の振動特性が不利となる欠点があ
った。また、ダンパ−本体が一枚の鋼板を略コ字形断面
にプレス成形して、その中央部に回転出力軸への取り付
け用の孔が設けられて形成された場合では、製造原価は
廉価となるが、ボス部が無いので、エンジンのクランク
シャフトなど一般にボス部を必要とする回転出力軸への
取り付けには特別な取り付け治具を要するなどの不具合
が生じる欠点があった。
【０００５】従って、上記の事情に鑑みて、本発明の目
的は、廉価かつ軽量で、しかも軸抜けなどのトラブルが
起こり難く回転出力軸に安定して取り付けられるボス部
を具えたト−ショナルダンパ−を提供することである。
的は、廉価かつ軽量で、しかも軸抜けなどのトラブルが
起こり難く回転出力軸に安定して取り付けられるボス部
を具えたト−ショナルダンパ−を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のト−ショナルダンパ−では、特許請求項
１に記載の如く、ダンパ−本体と、その外周部分に弾性
体を介して同芯的に配置されるダンパ−マスからなるト
−ショナルダンパ−であって、前記ダンパ−本体が、回
転出力軸に軸着されるハブ部としての円筒部材と、該円
筒部材が嵌装される内周筒部と弾性体を介してダンパ−
マスが取り付けられる外周筒部と該外周筒部と前記内周
筒部とを連結するウエブ部とを有する複数のプレス成形
板材から成る連結部材とから構成され、しかも前記内周
筒部の両端部が径方向内側に屈曲されて前記円筒部材の
軸方向の抜止めとされていることを特徴とするとしてい
る。
めに、本発明のト−ショナルダンパ−では、特許請求項
１に記載の如く、ダンパ−本体と、その外周部分に弾性
体を介して同芯的に配置されるダンパ−マスからなるト
−ショナルダンパ−であって、前記ダンパ−本体が、回
転出力軸に軸着されるハブ部としての円筒部材と、該円
筒部材が嵌装される内周筒部と弾性体を介してダンパ−
マスが取り付けられる外周筒部と該外周筒部と前記内周
筒部とを連結するウエブ部とを有する複数のプレス成形
板材から成る連結部材とから構成され、しかも前記内周
筒部の両端部が径方向内側に屈曲されて前記円筒部材の
軸方向の抜止めとされていることを特徴とするとしてい
る。
【０００７】
【作用】本発明のト−ショナルダンパ−では、ダンパ−
本体が、鋼管などのパイプ材が利用出来る円筒部材と、
該円筒部材を嵌装する内周筒部と弾性体を介してダンパ
−マスが配置される外周筒部と該外周筒部と前記内周筒
部を連結するウエブ部とを有する複数のプレス成形板材
から成る連結部材とから構成されているために、ダンパ
−本体の重量が従来の鋳造品に比較して著しく軽量とな
り振動部材として有利な振動特性が得られる。しかも、
従来の鋳造品の一体物の様に、各部分を複雑に切削加工
する必要がなく、ダンパ−本体を複雑な形状とするよう
な場合でも廉価な鋼板をプレス成形で比較的容易にその
形状に加工することが出来るので、製造原価を低減でき
ると共にダンパ−本体の形状設計の自由度が増加する。
本体が、鋼管などのパイプ材が利用出来る円筒部材と、
該円筒部材を嵌装する内周筒部と弾性体を介してダンパ
−マスが配置される外周筒部と該外周筒部と前記内周筒
部を連結するウエブ部とを有する複数のプレス成形板材
から成る連結部材とから構成されているために、ダンパ
−本体の重量が従来の鋳造品に比較して著しく軽量とな
り振動部材として有利な振動特性が得られる。しかも、
従来の鋳造品の一体物の様に、各部分を複雑に切削加工
する必要がなく、ダンパ−本体を複雑な形状とするよう
な場合でも廉価な鋼板をプレス成形で比較的容易にその
形状に加工することが出来るので、製造原価を低減でき
ると共にダンパ−本体の形状設計の自由度が増加する。
【０００８】また、本発明のト−ショナルダンパ−で
は、鋼管などの廉価な円筒部材を鋼板をプレス成形して
形成した内周筒部内に嵌装することによって、エンジン
のクランクシャフト等の回転出力軸に取り付けられるボ
ス部が設けられているので、中央部に孔が穿設されたコ
字形プレス板材単体からなるダンパ−本体を用いた従来
品のように、回転出力軸へのト−ショナルダンパ−の取
り付けに際して、特別な付属品を要するなどの不具合が
発生しない。また、前記内周筒部の両端部が径方向内側
に屈曲されて前記円筒部材の両端部に対向配置され、内
周筒部内に嵌装された前記円筒部材の軸方向への抜けが
防止されるので、回転出力軸へト−ショナルダンパ−を
安定して固定することが出来る。
は、鋼管などの廉価な円筒部材を鋼板をプレス成形して
形成した内周筒部内に嵌装することによって、エンジン
のクランクシャフト等の回転出力軸に取り付けられるボ
ス部が設けられているので、中央部に孔が穿設されたコ
字形プレス板材単体からなるダンパ−本体を用いた従来
品のように、回転出力軸へのト−ショナルダンパ−の取
り付けに際して、特別な付属品を要するなどの不具合が
発生しない。また、前記内周筒部の両端部が径方向内側
に屈曲されて前記円筒部材の両端部に対向配置され、内
周筒部内に嵌装された前記円筒部材の軸方向への抜けが
防止されるので、回転出力軸へト−ショナルダンパ−を
安定して固定することが出来る。
【０００９】更に、後記する実施例に示す如く、ダンパ
−本体のウエブ部は２個のプレス板材がそれらの背面を
突き合わして接合されるので、ウエブ部の強度が高く、
ダンパ−本体の振動並びに耐久性能が向上する。
−本体のウエブ部は２個のプレス板材がそれらの背面を
突き合わして接合されるので、ウエブ部の強度が高く、
ダンパ−本体の振動並びに耐久性能が向上する。
【００１０】
【実施例】次に、図１乃至図２に基づいて、本発明に係
る実施例を説明する。図１は、本発明になるト−ショナ
ルダンパ−としてのダンパ−プ−リ１の半裁断面図であ
って、内周筒部２、２｀、ウエブ部３、３｀、外周筒部
４、４｀を有して、背面で接合された一対のプレス成形
鋼板からなる連結部材５と、前記内周筒部２、２｀の内
部に嵌装されてボス部とされる円筒部材としての鋼管６
とから構成されているダンパ−本体７（図２（ｂ））の
前記外周筒部４、４｀の径方向外側に、スリ−ブ８及び
弾性体（ゴムブロック）９を介して一方でプ−リとして
の機能を持つダンパ−マス１０が前記外周筒部４、４｀
と同芯的に配置され、このダンパ−マス１０の外周面上
に動力伝達用ベルトが巻き掛けられるようになってい
る。前記内周筒部２、２｀の両端部は、径方向内側に屈
曲されて該内周筒部２、２｀内に嵌装されたボス部とな
る鋼管６の両端部に対向し、鋼管６の軸方向へのずれを
防止する抜止め１１、１１｀とされている。また、前記
プレス成形板材の中央部分には、ト−ショナルダンパ−
１が装着される回転出力軸が貫通するための円孔１２、
１２｀が穿設されている。なお、前記内周筒部２、２｀
の両端部に設けられた抜止め１１、１１｀は、ト−ショ
ナルダンパ−１が回転出力軸に装着される際に、取り付
け座金としても利用することが出来る。
る実施例を説明する。図１は、本発明になるト−ショナ
ルダンパ−としてのダンパ−プ−リ１の半裁断面図であ
って、内周筒部２、２｀、ウエブ部３、３｀、外周筒部
４、４｀を有して、背面で接合された一対のプレス成形
鋼板からなる連結部材５と、前記内周筒部２、２｀の内
部に嵌装されてボス部とされる円筒部材としての鋼管６
とから構成されているダンパ−本体７（図２（ｂ））の
前記外周筒部４、４｀の径方向外側に、スリ−ブ８及び
弾性体（ゴムブロック）９を介して一方でプ−リとして
の機能を持つダンパ−マス１０が前記外周筒部４、４｀
と同芯的に配置され、このダンパ−マス１０の外周面上
に動力伝達用ベルトが巻き掛けられるようになってい
る。前記内周筒部２、２｀の両端部は、径方向内側に屈
曲されて該内周筒部２、２｀内に嵌装されたボス部とな
る鋼管６の両端部に対向し、鋼管６の軸方向へのずれを
防止する抜止め１１、１１｀とされている。また、前記
プレス成形板材の中央部分には、ト−ショナルダンパ−
１が装着される回転出力軸が貫通するための円孔１２、
１２｀が穿設されている。なお、前記内周筒部２、２｀
の両端部に設けられた抜止め１１、１１｀は、ト−ショ
ナルダンパ−１が回転出力軸に装着される際に、取り付
け座金としても利用することが出来る。
【００１１】図２（ａ）、（ｂ）、に基づいて、以下
に、本実施例のト−ショナルダンパ−１を組み立て成形
する方法を説明する。予め、中央部にボス部となる鋼管
６を圧入するための円孔１３、１３｀を形成するに足る
大きさの直径の丸孔が穿設された所定寸度の２枚の鋼円
板を、各々２回のプレス加工によってコ字形に形成され
た一対のプレス成形鋼板を作り、それらの背面を突き合
わせてスポット溶接で接合して連結部材５を形成する。
次に、既存の鋼鉄性パイプ材から、前記連結部材５の内
周筒部２、２｀の端部間の距離から該内周筒部２、２｀
の肉厚のほぼ２倍に相当する長さ分短く設定した筒長さ
に鋼管６を切り出して、これを、前記連結部材５の内周
筒部２、２｀内に圧入する。
に、本実施例のト−ショナルダンパ−１を組み立て成形
する方法を説明する。予め、中央部にボス部となる鋼管
６を圧入するための円孔１３、１３｀を形成するに足る
大きさの直径の丸孔が穿設された所定寸度の２枚の鋼円
板を、各々２回のプレス加工によってコ字形に形成され
た一対のプレス成形鋼板を作り、それらの背面を突き合
わせてスポット溶接で接合して連結部材５を形成する。
次に、既存の鋼鉄性パイプ材から、前記連結部材５の内
周筒部２、２｀の端部間の距離から該内周筒部２、２｀
の肉厚のほぼ２倍に相当する長さ分短く設定した筒長さ
に鋼管６を切り出して、これを、前記連結部材５の内周
筒部２、２｀内に圧入する。
【００１２】次に、図２（ｂ）に示される如く、前記内
周筒部２、２｀の両端部が前記鋼管６の両端面に沿って
径方向内側に折り曲げられ、鋼管６の抜止め１１、１１
｀とされて、ダンパ−本体７が形成される。一方別に、
スリ−ブ８とプ−リとしての機能を持つダンパ−マス１
０との間に弾性体としてのゴムブロック９を加硫接着し
たリング体１４（図１）を製作して、該リング体１４の
スリ−ブ８の内周面内に、前述の如く準備したダンパ−
本体７の外周筒部４、４｀が圧入されて、ト−ショナル
ダンパ−１が組み立てられる。
周筒部２、２｀の両端部が前記鋼管６の両端面に沿って
径方向内側に折り曲げられ、鋼管６の抜止め１１、１１
｀とされて、ダンパ−本体７が形成される。一方別に、
スリ−ブ８とプ−リとしての機能を持つダンパ−マス１
０との間に弾性体としてのゴムブロック９を加硫接着し
たリング体１４（図１）を製作して、該リング体１４の
スリ−ブ８の内周面内に、前述の如く準備したダンパ−
本体７の外周筒部４、４｀が圧入されて、ト−ショナル
ダンパ−１が組み立てられる。
【００１３】本発明に係る実施例のト−ショナルダンパ
−は上記のように構成されているので、重い鋳造鋼材を
切削加工する従来品に比較して、加工工数が少なく、ま
たダンパ−本体の重量が軽減されてダンパ−本体の振動
特性の低下をもたらすことがなく、しかも抜止めによっ
て強固に固定されるボス部が設けられているので回転出
力軸への取り付けに際して特別な手段の付設を要するな
どの不具合が発生しない。更に、ダンパ−本体が、廉価
な鋼板のプレス加工部材と既存のものが利用できる鋼管
とで構成され、その加工工数も少ないことから、ト−シ
ョナルダンパ−の製造原価が低減できる。
−は上記のように構成されているので、重い鋳造鋼材を
切削加工する従来品に比較して、加工工数が少なく、ま
たダンパ−本体の重量が軽減されてダンパ−本体の振動
特性の低下をもたらすことがなく、しかも抜止めによっ
て強固に固定されるボス部が設けられているので回転出
力軸への取り付けに際して特別な手段の付設を要するな
どの不具合が発生しない。更に、ダンパ−本体が、廉価
な鋼板のプレス加工部材と既存のものが利用できる鋼管
とで構成され、その加工工数も少ないことから、ト−シ
ョナルダンパ−の製造原価が低減できる。
【００１４】なお、上記の実施例では、ダンパ−マスが
その外周面上に動力伝達用ベルトが巻き掛けられるよう
に形成されて、ダンパ−マスが一方でプ−リとしての機
能を持つようになっていたが、本発明の主旨からして、
前記ダンパ−マスがこのようなプ−リとしての機能を併
有しないで単なるマスとしての機能のみを有する場合に
も当然本発明が適用できる。
その外周面上に動力伝達用ベルトが巻き掛けられるよう
に形成されて、ダンパ−マスが一方でプ−リとしての機
能を持つようになっていたが、本発明の主旨からして、
前記ダンパ−マスがこのようなプ−リとしての機能を併
有しないで単なるマスとしての機能のみを有する場合に
も当然本発明が適用できる。
【００１５】
【発明の効果】本発明に係るト−ショナルダンパ−で
は、ダンパ−本体がプレス板材を組み合わせてこれらを
接合した連結部材と鋼管などの円筒部材とで形成されて
いるので、ダンパ−本体が軽量となり振動特性が向上す
る。また、プレス成形で各種の形状のダンパ−本体が容
易に成形できるのでト−ショナルダンパ−の形状設計の
自由度が増加する。しかも、ダンパ−本体に強固に固定
されるボス部が設けられるために、ト−ショナルダンパ
−の回転出力軸への取り付けが簡便であると共に回転出
力軸へト−ショナルダンパ−を安定して固定できる。更
に、ダンパ−本体の構成材料が廉価であることとその製
作工数が少ないことから、製造原価の低減が可能とな
る。
は、ダンパ−本体がプレス板材を組み合わせてこれらを
接合した連結部材と鋼管などの円筒部材とで形成されて
いるので、ダンパ−本体が軽量となり振動特性が向上す
る。また、プレス成形で各種の形状のダンパ−本体が容
易に成形できるのでト−ショナルダンパ−の形状設計の
自由度が増加する。しかも、ダンパ−本体に強固に固定
されるボス部が設けられるために、ト−ショナルダンパ
−の回転出力軸への取り付けが簡便であると共に回転出
力軸へト−ショナルダンパ−を安定して固定できる。更
に、ダンパ−本体の構成材料が廉価であることとその製
作工数が少ないことから、製造原価の低減が可能とな
る。
【図１】本発明に係る実施例のト−ショナルダンパ−の
半裁断面図である。
半裁断面図である。
【図２】本発明に係る実施例のト−ショナルダンパ−の
組立成形を説明する図である。
組立成形を説明する図である。
【図３】従来のト−ショナルダンパ−を示す図である。
【図４】従来のト−ショナルダンパ−の別の例を示す図
である。
である。
１ ト−ショナルダンパ−（ダンパ−プ−リ） ２、２｀ 内周筒部 ３、３｀ ウエブ部 ４、４｀ 外周筒部 ５ 連結部材 ６ 鋼管（内筒部材） ７ ダンパ−本体 ８ スリ−ブ ９ 弾性体（ゴムブロック） １０ ダンパ−マス １１、１１｀ 抜止め １２、１２｀ 円孔 １３、１３｀ 円孔 １４ リング体
Claims (1)
- 【請求項１】 ダンパ−本体と、その外周部分に弾性体
を介して同芯的に配置されるダンパ−マスからなるト−
ショナルダンパ−であって、前記ダンパ−本体が、回転
出力軸に軸着されるハブ部としての円筒部材と、該円筒
部材が嵌装される内周筒部と弾性体を介してダンパ−マ
スが取り付けられる外周筒部と該外周筒部と前記内周筒
部とを連結するウエブ部とを有し複数のプレス成形板材
から成る連結部材とから構成され、しかも前記内周筒部
の両端部が径方向内側に屈曲されて前記円筒部材の軸方
向の抜止めとされていることを特徴とするト−ショナル
ダンパ−。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10410895A JPH0914352A (ja) | 1995-01-31 | 1995-04-27 | ト−ショナルダンパ− |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1482595 | 1995-01-31 | ||
| JP7-101220 | 1995-04-25 | ||
| JP7-14825 | 1995-04-25 | ||
| JP10122095 | 1995-04-25 | ||
| JP10410895A JPH0914352A (ja) | 1995-01-31 | 1995-04-27 | ト−ショナルダンパ− |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914352A true JPH0914352A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=27280786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10410895A Pending JPH0914352A (ja) | 1995-01-31 | 1995-04-27 | ト−ショナルダンパ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0914352A (ja) |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP10410895A patent/JPH0914352A/ja active Pending
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