JPH08233034A - ト−ショナルダンパ− - Google Patents
ト−ショナルダンパ−Info
- Publication number
- JPH08233034A JPH08233034A JP3786295A JP3786295A JPH08233034A JP H08233034 A JPH08233034 A JP H08233034A JP 3786295 A JP3786295 A JP 3786295A JP 3786295 A JP3786295 A JP 3786295A JP H08233034 A JPH08233034 A JP H08233034A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torsional damper
- output shaft
- damper
- outer peripheral
- press
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/32—Friction members
- F16H55/36—Pulleys
- F16H2055/366—Pulleys with means providing resilience or vibration damping
Landscapes
- Pulleys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 廉価かつ軽量で、しかも回転出力軸に安定し
て取り付けられるボス部を具えたト−ショナルダンパ−
を提供する。 【構成】 プ−リ基部と、その外周部分に弾性体を介し
て同芯的に配置されるダンパ−マスからなるト−ショナ
ルダンパ−であって、前記プ−リ基部が、前記弾性体を
介してダンパ−マスが嵌合される外周筒部と中央部に回
転出力軸が貫通される孔が設けられたウエブ部とからな
るプレス成形板材と、前記ウエブ部に溶接などで接合さ
れて前記回転出力軸に軸着されるボス部とから構成され
ることを特徴とするト−ショナルダンパ−。
て取り付けられるボス部を具えたト−ショナルダンパ−
を提供する。 【構成】 プ−リ基部と、その外周部分に弾性体を介し
て同芯的に配置されるダンパ−マスからなるト−ショナ
ルダンパ−であって、前記プ−リ基部が、前記弾性体を
介してダンパ−マスが嵌合される外周筒部と中央部に回
転出力軸が貫通される孔が設けられたウエブ部とからな
るプレス成形板材と、前記ウエブ部に溶接などで接合さ
れて前記回転出力軸に軸着されるボス部とから構成され
ることを特徴とするト−ショナルダンパ−。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転出力軸、例えば、
エンジンのクランクシャフトに取りつけられて、そのク
ランクシャフトの主に捻じれ方向の振動を吸収するダン
パ−プ−リ即ち、ト−ショナルダンパ−に関するもので
ある。
エンジンのクランクシャフトに取りつけられて、そのク
ランクシャフトの主に捻じれ方向の振動を吸収するダン
パ−プ−リ即ち、ト−ショナルダンパ−に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】図5に示すように、従来のト−ショナルダ
ンパ−100のプ−リ基部101は、一般に、エンジン
のクランクシャフトなどの回転出力軸に取り付けられる
ボス部102と、該ボス部102から半径方向外側に位
置する外周筒部103と、該外周筒部103と前記ボス
部102をつなぐウエブ部104とから構成されてい
る。そして前記外周筒部103の半径方向外側にスリ−
ブ105及び弾性体106を介してダンパ−マス107
が該外周筒部103と同芯的に配置され、このダンパ−
マス107の外周面上に動力伝達用ベルトが巻き掛けら
れるようになっている。
ンパ−100のプ−リ基部101は、一般に、エンジン
のクランクシャフトなどの回転出力軸に取り付けられる
ボス部102と、該ボス部102から半径方向外側に位
置する外周筒部103と、該外周筒部103と前記ボス
部102をつなぐウエブ部104とから構成されてい
る。そして前記外周筒部103の半径方向外側にスリ−
ブ105及び弾性体106を介してダンパ−マス107
が該外周筒部103と同芯的に配置され、このダンパ−
マス107の外周面上に動力伝達用ベルトが巻き掛けら
れるようになっている。
【0003】そして、従来一般には、ボス部102、ウ
エブ部104、外周筒部103から構成される前記プ−
リ基部101は、図5の如く、鋳造鋼材を素材としてこ
れを切削加工して各部の形状を形成し一体物として製造
されたものが使用されている。また別に、図6に示すよ
うに、一枚の鋼板108が略コ字形断面にプレス成形さ
れ、エンジンのクランクシャフト等の回転出力軸に取り
付けられるための穴が中央部に穿設された物も用いられ
ている。
エブ部104、外周筒部103から構成される前記プ−
リ基部101は、図5の如く、鋳造鋼材を素材としてこ
れを切削加工して各部の形状を形成し一体物として製造
されたものが使用されている。また別に、図6に示すよ
うに、一枚の鋼板108が略コ字形断面にプレス成形さ
れ、エンジンのクランクシャフト等の回転出力軸に取り
付けられるための穴が中央部に穿設された物も用いられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記鋳造素
材を切削加工したものは、原料費や切削加工費が高いた
めに製造原価が高く、またプ−リ基部自体の重量が重く
なるためにこの部分の振動特性が不利となる欠点があっ
た。また、プ−リ基部が一枚の鋼板を略コ字形断面にプ
レス成形して、その中央部に回転出力軸への取り付け用
の孔が設けられて形成された場合では、製造原価は廉価
となるが、ボス部が無いので、エンジンのクランクシャ
フトなど一般にボス部を必要とする回転出力軸への取り
付けには特別な取り付け治具を要するなどの不具合が生
じる欠点があった。
材を切削加工したものは、原料費や切削加工費が高いた
めに製造原価が高く、またプ−リ基部自体の重量が重く
なるためにこの部分の振動特性が不利となる欠点があっ
た。また、プ−リ基部が一枚の鋼板を略コ字形断面にプ
レス成形して、その中央部に回転出力軸への取り付け用
の孔が設けられて形成された場合では、製造原価は廉価
となるが、ボス部が無いので、エンジンのクランクシャ
フトなど一般にボス部を必要とする回転出力軸への取り
付けには特別な取り付け治具を要するなどの不具合が生
じる欠点があった。
【0005】従って、上記の事情に鑑みて、本発明の目
的は、廉価かつ軽量で、しかも回転出力軸に安定して取
り付けられるボス部を具えたト−ショナルダンパ−を提
供することである。
的は、廉価かつ軽量で、しかも回転出力軸に安定して取
り付けられるボス部を具えたト−ショナルダンパ−を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るト−ショナルダンパ−では、特許請
求項1に記載の如く、プ−リ基部と、その外周部分に弾
性体を介して同芯的に配置されるダンパ−マスからなる
ト−ショナルダンパ−であって、前記プ−リ基部が、前
記弾性体を介してダンパ−マスが嵌合される外周筒部と
一端が外周筒部に連結され他端が半径方向内側に延設さ
れて中央部に回転出力軸が貫通される孔が設けられたウ
エブ部とからなるプレス成形板材と、前記ウエブ部に接
合されて前記回転出力軸に軸着されるボス部とから構成
されることを特徴とするとしている。また、前記ボス部
と前記ウエブ部との接合を効率的なものとするために、
特許請求項2に記載の如く、前記ボス部が前記ウエブ部
に熔着される特許請求項1に記載のト−ショナルダンパ
−としている。
めに、本発明に係るト−ショナルダンパ−では、特許請
求項1に記載の如く、プ−リ基部と、その外周部分に弾
性体を介して同芯的に配置されるダンパ−マスからなる
ト−ショナルダンパ−であって、前記プ−リ基部が、前
記弾性体を介してダンパ−マスが嵌合される外周筒部と
一端が外周筒部に連結され他端が半径方向内側に延設さ
れて中央部に回転出力軸が貫通される孔が設けられたウ
エブ部とからなるプレス成形板材と、前記ウエブ部に接
合されて前記回転出力軸に軸着されるボス部とから構成
されることを特徴とするとしている。また、前記ボス部
と前記ウエブ部との接合を効率的なものとするために、
特許請求項2に記載の如く、前記ボス部が前記ウエブ部
に熔着される特許請求項1に記載のト−ショナルダンパ
−としている。
【0007】
【作用】本発明に係るト−ショナルダンパ−では、プ−
リ基部が、鋼板などの板材を簡便なプレス加工で成形し
たプレス成形板材と、所定の長さに切断したパイプ材又
は鍛造後軸芯部が穿孔された筒状鋼材とが接合されて構
成されているので、従来の重い鋳造材を複雑に切削加工
したプ−リ基部に比較して、廉価な素材が利用出来、製
作工数が減少して製造原価の低減が可能となる。しか
も、プ−リ基部が軽量化されてこの部分の振動特性の低
下が防止される。また、ボス部は、ウエブ部や外周筒部
から成るプレス成形板材と切り離されて単独に準備され
るので、設計の自由度が増加し、例えば材質の変更や長
さの設定が実施し易くなる。
リ基部が、鋼板などの板材を簡便なプレス加工で成形し
たプレス成形板材と、所定の長さに切断したパイプ材又
は鍛造後軸芯部が穿孔された筒状鋼材とが接合されて構
成されているので、従来の重い鋳造材を複雑に切削加工
したプ−リ基部に比較して、廉価な素材が利用出来、製
作工数が減少して製造原価の低減が可能となる。しか
も、プ−リ基部が軽量化されてこの部分の振動特性の低
下が防止される。また、ボス部は、ウエブ部や外周筒部
から成るプレス成形板材と切り離されて単独に準備され
るので、設計の自由度が増加し、例えば材質の変更や長
さの設定が実施し易くなる。
【0008】更に、図6に示されるプ−リ基部がプレス
成形板材のみから成る従来のト−ショナルダンパ−に比
較して、本発明に係るト−ショナルダンパ−では十分な
長さのボス部がプレス成形板材の中央部に接合されるの
で回転出力軸を受ける面積を十分に増加することがで
き、ト−ショナルダンパ−を安定して回転出力軸に装着
することが出来る。また、ウエブ部にボスを接合するに
際しては、特許請求項2に記載の如く、本発明ではこれ
を熔接などで熔着させるので、接合工数が少なく効率的
に行える。
成形板材のみから成る従来のト−ショナルダンパ−に比
較して、本発明に係るト−ショナルダンパ−では十分な
長さのボス部がプレス成形板材の中央部に接合されるの
で回転出力軸を受ける面積を十分に増加することがで
き、ト−ショナルダンパ−を安定して回転出力軸に装着
することが出来る。また、ウエブ部にボスを接合するに
際しては、特許請求項2に記載の如く、本発明ではこれ
を熔接などで熔着させるので、接合工数が少なく効率的
に行える。
【0009】なお、一般に、エンジンなどの回転出力軸
へのト−ショナルダンパ−の取り付けは、円盤状のウエ
ブ部の周上左右に180度離隔して配設される取り付け
穴にボルトを通して行われるので、前記の接合部には大
きな力が負荷されることが無く、従って前記接合部は大
きな接合強度を要せず、接合後プレス成形板材の外周面
やボスの内周面の切削加工時とエンジンなどの回転出力
軸への取り付け時に取り外れない程度の強度を備えてい
れば十分であって、熔接などの簡便な接合方法を利用す
ることが可能である。
へのト−ショナルダンパ−の取り付けは、円盤状のウエ
ブ部の周上左右に180度離隔して配設される取り付け
穴にボルトを通して行われるので、前記の接合部には大
きな力が負荷されることが無く、従って前記接合部は大
きな接合強度を要せず、接合後プレス成形板材の外周面
やボスの内周面の切削加工時とエンジンなどの回転出力
軸への取り付け時に取り外れない程度の強度を備えてい
れば十分であって、熔接などの簡便な接合方法を利用す
ることが可能である。
【0010】
【実施例】図1乃至4によって、以下に本発明に係る実
施例1乃至4を説明する。図1は、実施例1のト−ショ
ナルダンパ−1の半裁断面図である。先ず、所定寸法の
鋼板がプレス加工により断面略コ字形の椀形に成形され
更に中央部に回転出力軸を貫通するに足る円孔2が穿設
されたプレス成形板材3のウエブ4の端部即ち前記円孔
2の周囲に、パイプ材を所定長さに切断したボス5が熔
接によって接合されてプ−リ基部6が形成される。一
方、スリ−ブ8の外周側に慣性マス9が配設されこれら
の間に加硫接着される弾性体10を介装したリング体1
1が別に準備される。次に、前記プ−リ基部6の外周筒
部7上に、前記リング体11が圧入嵌合されてト−ショ
ナルダンパ−1が組み立てられる(図1上二点鎖線)。
なお、ウエブ4には、エンジンなど回転出力軸へプ−リ
基部6を取り付けるための取り付け穴12が、ウエブ4
の周上2か所に相互に180隔離して穿設されている。
施例1乃至4を説明する。図1は、実施例1のト−ショ
ナルダンパ−1の半裁断面図である。先ず、所定寸法の
鋼板がプレス加工により断面略コ字形の椀形に成形され
更に中央部に回転出力軸を貫通するに足る円孔2が穿設
されたプレス成形板材3のウエブ4の端部即ち前記円孔
2の周囲に、パイプ材を所定長さに切断したボス5が熔
接によって接合されてプ−リ基部6が形成される。一
方、スリ−ブ8の外周側に慣性マス9が配設されこれら
の間に加硫接着される弾性体10を介装したリング体1
1が別に準備される。次に、前記プ−リ基部6の外周筒
部7上に、前記リング体11が圧入嵌合されてト−ショ
ナルダンパ−1が組み立てられる(図1上二点鎖線)。
なお、ウエブ4には、エンジンなど回転出力軸へプ−リ
基部6を取り付けるための取り付け穴12が、ウエブ4
の周上2か所に相互に180隔離して穿設されている。
【0011】実施例1のト−ショナルダンパ−は、上記
の如く構成されているので、プ−リ基部の重量が軽減さ
れて従来品の様に振動特性を不利にすることがなく、ま
たプ−リ基部が、鋼板及び鋼管などの廉価な素材である
ことと、製作工数の少ない簡便なプレス加工と溶接接合
で成形されることから、プ−リ基部の製造原価を著しく
低減することができる。また、図6に示される従来品の
場合に比較すると、ボス部の長さが十分に長く設定され
軸受け面積が増大されることから、ト−ショナルダンパ
−が回転出力軸へ安定して装着される。
の如く構成されているので、プ−リ基部の重量が軽減さ
れて従来品の様に振動特性を不利にすることがなく、ま
たプ−リ基部が、鋼板及び鋼管などの廉価な素材である
ことと、製作工数の少ない簡便なプレス加工と溶接接合
で成形されることから、プ−リ基部の製造原価を著しく
低減することができる。また、図6に示される従来品の
場合に比較すると、ボス部の長さが十分に長く設定され
軸受け面積が増大されることから、ト−ショナルダンパ
−が回転出力軸へ安定して装着される。
【0012】次に、図2によって本発明に係る実施例2
を説明する。実施例2では、実施例1と同様に鋼板が略
コ字形の断面にプレス加工された椀形のプレス成形板材
3の外周筒部7とウエブ4に橋渡される三角形状のリブ
13が前記椀形のプレス成形板材の周方向数箇所に配設
されて、前記プレス成形板材3を補強する構成とされて
いる。そして、その他の構成は実施例1と全く同一とさ
れている。従って、実施例1と同一の効果に加え、プ−
リ基部の外周筒部7とウエブ4の曲げ剛性が増加する効
果が追加される。
を説明する。実施例2では、実施例1と同様に鋼板が略
コ字形の断面にプレス加工された椀形のプレス成形板材
3の外周筒部7とウエブ4に橋渡される三角形状のリブ
13が前記椀形のプレス成形板材の周方向数箇所に配設
されて、前記プレス成形板材3を補強する構成とされて
いる。そして、その他の構成は実施例1と全く同一とさ
れている。従って、実施例1と同一の効果に加え、プ−
リ基部の外周筒部7とウエブ4の曲げ剛性が増加する効
果が追加される。
【0013】次に、図3によって本発明に係る実施例3
を説明する。実施例3では、プレス成形板材3が、断面
が略ア字形の椀形にプレス加工された鋼板から成ってい
る。即ち、プ−リ基部6の円盤状のウエブ14の中央部
分がボス5側からプレスされてト−ショナルダンパ−1
の内側に押し込まれた形に形成される。従って、前記取
り付け穴12の位置がト−ショナルダンパ−1の内側に
移動されるので、前述の如く押し込まれた中央部分の取
り付け位置15をト−ショナルダンパ−の内側にオフセ
ットして配置することが出来る。その他の効果は、実施
例1と同様である。
を説明する。実施例3では、プレス成形板材3が、断面
が略ア字形の椀形にプレス加工された鋼板から成ってい
る。即ち、プ−リ基部6の円盤状のウエブ14の中央部
分がボス5側からプレスされてト−ショナルダンパ−1
の内側に押し込まれた形に形成される。従って、前記取
り付け穴12の位置がト−ショナルダンパ−1の内側に
移動されるので、前述の如く押し込まれた中央部分の取
り付け位置15をト−ショナルダンパ−の内側にオフセ
ットして配置することが出来る。その他の効果は、実施
例1と同様である。
【0014】次に、図4によって本発明に係る実施例4
を説明する。実施例4は、非接着型弾性体を有するト−
ショナルダンパ−の例であって、鋼板から成るプレス成
形板材16の外周筒部17の中央部分に半径方向内側に
局部的に湾曲された凹部18が設けられている。そし
て、前記凹部18が設けられたプレス成形板材16の外
周側に、内周面の中央部に前記凹部18に対向する突起
19が設けられたリング状の慣性マス20が同芯的に配
置され、該慣性マス20と前記外周筒部17との間に円
筒状の弾性体21が、前記プレス成形板材16及び慣性
マス20の側面から圧入されてト−ショナルダンパ−1
が組み立てられている。
を説明する。実施例4は、非接着型弾性体を有するト−
ショナルダンパ−の例であって、鋼板から成るプレス成
形板材16の外周筒部17の中央部分に半径方向内側に
局部的に湾曲された凹部18が設けられている。そし
て、前記凹部18が設けられたプレス成形板材16の外
周側に、内周面の中央部に前記凹部18に対向する突起
19が設けられたリング状の慣性マス20が同芯的に配
置され、該慣性マス20と前記外周筒部17との間に円
筒状の弾性体21が、前記プレス成形板材16及び慣性
マス20の側面から圧入されてト−ショナルダンパ−1
が組み立てられている。
【0015】実施例4のト−ショナルダンパ−では、慣
性マスの突起19、及びプレス成形板材の外周筒部17
の凹部18によって弾性体21が強固に固定されるの
で、前記慣性マス20及び前記外周筒部17に弾性体2
1を加硫金型内で加硫接着する必要がなく、またスリ−
ブも不要となってト−ショナルダンパ−の製造が簡単と
なる。なお、その他の構成、効果は実施例1と同様であ
る。
性マスの突起19、及びプレス成形板材の外周筒部17
の凹部18によって弾性体21が強固に固定されるの
で、前記慣性マス20及び前記外周筒部17に弾性体2
1を加硫金型内で加硫接着する必要がなく、またスリ−
ブも不要となってト−ショナルダンパ−の製造が簡単と
なる。なお、その他の構成、効果は実施例1と同様であ
る。
【0016】なお、上記の各実施例では、プレス成形板
材とボスとの接合を溶接としたが、本発明の主旨からし
てこの接合は溶接に限定されることなく、接着剤やボル
ト/ナットなど既存の各種の接合を利用することが出来
る。
材とボスとの接合を溶接としたが、本発明の主旨からし
てこの接合は溶接に限定されることなく、接着剤やボル
ト/ナットなど既存の各種の接合を利用することが出来
る。
【0017】
【発明の効果】本発明のト−ショナルダンパ−において
は、プ−リ基部が廉価な鋼板と鋼管を材料とし、簡単な
プレス加工や溶接で成形、接合されて組み立てられた構
成となっているので材料費、加工費が減少され、高い生
産能率を得ることが出来る。更に、プ−リ基部が、外周
筒部とウエブから成るプレス成形板材とボス部とが別々
に製作されて、これらが接合組み合わされて構成される
ことから、ト−ショナルダンパ−を安定して回転出力軸
に装着するためにボス長さを長くして回転出力軸の軸受
け面積を増加したり、ウエブの中央部分を内側にプレス
成形して取り付け面のオフセットを設けるなど、従来品
対比形状設定の自由度が大きく、より機能の高いト−シ
ョナルダンパ−が提供される。
は、プ−リ基部が廉価な鋼板と鋼管を材料とし、簡単な
プレス加工や溶接で成形、接合されて組み立てられた構
成となっているので材料費、加工費が減少され、高い生
産能率を得ることが出来る。更に、プ−リ基部が、外周
筒部とウエブから成るプレス成形板材とボス部とが別々
に製作されて、これらが接合組み合わされて構成される
ことから、ト−ショナルダンパ−を安定して回転出力軸
に装着するためにボス長さを長くして回転出力軸の軸受
け面積を増加したり、ウエブの中央部分を内側にプレス
成形して取り付け面のオフセットを設けるなど、従来品
対比形状設定の自由度が大きく、より機能の高いト−シ
ョナルダンパ−が提供される。
【図1】本発明に係る実施例1のト−ショナルダンパ−
の半裁断面図である。
の半裁断面図である。
【図2】本発明に係る実施例2のト−ショナルダンパ−
の半裁断面図である。
の半裁断面図である。
【図3】本発明に係る実施例3のト−ショナルダンパ−
の半裁断面図である。
の半裁断面図である。
【図4】本発明に係る実施例4のト−ショナルダンパ−
の半裁断面図である。
の半裁断面図である。
【図5】従来のト−ショナルダンパ−を示す半裁断面図
である。
である。
【図6】従来のト−ショナルダンパ−の別の例を示す半
裁断面図である。
裁断面図である。
1 ト−ショナルダンパ− 2 円孔 3 プレス成形板材 4 ウエブ 5 ボス 6 プ−リ基部 7 外周筒部 8 スリ−ブ 9 慣性マス 10 弾性体 11 リング体 12 取り付け孔 13 リブ 14 ウエブ 15 取り付け位置 16 プレス成形板材 17 外周筒部 18 凹部 19 突起 20 慣性マス 21 弾性体
Claims (2)
- 【請求項1】 プ−リ基部と、その外周部分に弾性体を
介して同芯的に配置されるダンパ−マスからなるト−シ
ョナルダンパ−であって、前記プ−リ基部が、前記弾性
体を介してダンパ−マスが嵌合される外周筒部と一端が
外周筒部に連結され他端が半径方向内側に延設されて中
央部に回転出力軸が貫通される孔が設けられたウエブ部
とからなるプレス成形板材と、前記ウエブ部に接合され
て前記回転出力軸に軸着されるボス部とから構成される
ことを特徴とするト−ショナルダンパ−。 - 【請求項2】 前記ボス部が前記ウエブ部に熔着される
特許請求項1に記載のト−ショナルダンパ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3786295A JPH08233034A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | ト−ショナルダンパ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3786295A JPH08233034A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | ト−ショナルダンパ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08233034A true JPH08233034A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12509363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3786295A Pending JPH08233034A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | ト−ショナルダンパ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08233034A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002276738A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-25 | Fukoku Co Ltd | トーショナルダンパ |
KR101238986B1 (ko) * | 2010-11-04 | 2013-03-04 | 백영호 | 대형 전동팬용 벨트풀리의 제조방법 |
JP2019074109A (ja) * | 2017-10-13 | 2019-05-16 | Nok株式会社 | 船外機用防振ブッシュ |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP3786295A patent/JPH08233034A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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