JP2000009182A - トーショナルダンパ - Google Patents

トーショナルダンパ

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JP2000009182A
JP2000009182A JP10177713A JP17771398A JP2000009182A JP 2000009182 A JP2000009182 A JP 2000009182A JP 10177713 A JP10177713 A JP 10177713A JP 17771398 A JP17771398 A JP 17771398A JP 2000009182 A JP2000009182 A JP 2000009182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
peripheral edge
bent
plate
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP10177713A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Gomi
昭二 五味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Publication of JP2000009182A publication Critical patent/JP2000009182A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られたスペース内で大きな慣性質量のもの
実現できるとともに、製造コストの削減が可能なものを
提供する。 【解決手段】 マスが弾性体に固着された第1マス1
と、繰り返した折り曲げ部によって第1マス1に固定さ
れた第2マス2とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の回転
軸の捩じり振動を低減させるトーショナルダンパに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトーショナルダンパにあっては、
例えば、図8(半断面図、即ち全断面図の中心線部分で
2分割させたときの断面を示す)に示すように、回転軸
100に固定されるプレート101に、ゴム102を介
し慣性リングを構成するマス(第1のマス103及び第
2のマス104からなる)を取付け、これら3者間に形
成される間隙に粘性流体105を封入した構成のものが
知られている。
【0003】また、このトーショナルダンパにおいて、
使用するマスは次の要求性能、即ち 与えられたスペース内でできる限り大きな慣性質量を
得ること、粘性流体を封入する気密室を作るために溶
接が可能であることにより、ローリング鍛造及び切削に
よる方法か、板材からの削り出しによる方法のいずれか
により製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな製造方法では、第2のマス104を製造するに当た
り、いずれの方法であってもコスト高を招いており、問
題となっている。
【0005】そこで、この発明は、上記した欠点に鑑
み、限られたスペース内で大きな慣性質量のもの実現で
きるとともに、製造コストの削減が可能なトーショナル
ダンパを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、回転
軸に固定されるプレートに、ゴム等の弾性体を介しマス
を構成する慣性リングを取付け、これら3者間に形成さ
れる間隙に粘性流体を封入したトーショナルダンパであ
って、前記マスが、弾性体に固着された第1マスと、繰
り返した折り曲げ部によって前記第1マスに固定された
第2マスとから構成されているものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例について
添付図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の
第1実施例に係るトーショナルダンパを示す半断面図
(即ち全断面図の中心線部分で2分割させたときの断面
を示す)であり、このトーショナルダンパは、第1マス
1の外周縁部側に、繰り返し折り曲げた折曲部を有する
第2マス2が取り付けられている。なお、図中符号3は
図示外の回転軸、例えばクランクシャフトなどに固着さ
れたプレート、また符号31は回転軸を取付ける中央孔
を示す。
【0008】第1マス1は、加硫接着されたゴム材4を
介してプレート3に取り付けた略リング状の鉄板から構
成されており、プレート3の左右両側に1対設置されて
いる。
【0009】この実施例の第2マス2は、図2に示すよ
うに、略リング状の鉄板を使用し、内周縁部側が外側
に、また外周縁部側が内側に折り曲げられた折曲部を有
しており、それぞれの折曲部が連結部21と突合部22
を構成している。連結部21は第1マス1に外接する状
態で固定され、内周縁部Aで溶着されるようになってい
る。また突合部22は連結部21に対して半径方向の外
方側で、かつ、軸方向の内方側に突出状態で配置されて
いる。なお、この第2マス2は、左右対称的に2個1対
形成したものを、突合部23の縁部(以下突合縁部)B
で溶着して一体化させてある。なお、第1マス1,第2
マス2及びゴム材4で囲まれた空間内には適宜の(粘
性)流体Lが封入されている。
【0010】次に、この発明に係る第2実施例について
説明する。なお、この実施例において、先の実施例と同
一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。図3
(これも半断面図)に示すトーショナルダンパでは、第
2マス5がプレス機で複数箇所押し曲げて略U字形に折
曲してある。
【0011】この実施例の第2マス5は、図4に示すよ
うに、内側に向けて折曲した折曲部51が連結部を構成
しており、また回転軸と平行な方向に90度折曲した折
曲部52が突合部を構成している。
【0012】従って、この第2実施例によれば、限られ
たスペース内でできるだけ大きな重量を確保するように
なっている。
【0013】次に、この発明に係る第3実施例について
説明する。なお、この実施例において、先の実施例と同
一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。図5
(これも半断面図)に示すトーショナルダンパでは、第
2マス6がプレス機で複数箇所押し曲げて略W字形に折
曲してある。
【0014】この実施例の第2マス5は、図6に示すよ
うに、内周面側61が連結部を構成しており、回転軸に
平行な方向に90度折曲した折曲部62が突合部を構成
している。また、さらにこの実施例の第2マス6では、
連結部と突合部との間に、2ヶ所180度折曲させた折
曲部63,64を設けている。
【0015】従って、この実施例によれば、第2実施例
のものに比べて若干厚みが増大するが、プレートの半径
方向について内外方向に折曲した2ヶ所の折曲部63,
64を設けたことによって、限られたスペース内でマス
としての重量を効果的に増大できる。なお、この実施例
では、2ヶ所の折曲部73,74を密着させた図7(こ
れも半断面図)に示す構成のものであっても良く、この
場合には厚さ方向の寸法を短縮できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、マスが弾性体に固着された第1マスと、繰り返し
た折り曲げ部によって前記第1マスに固定された第2マ
スとから構成されているから、換言すれば従来のような
ローリング鍛造や金属の塊からの削り出しといった製造
コストの嵩む方法で製造していないから、製造コストの
大幅削減が可能になるとともに、限られたスペース内で
大きな慣性質量のものを製造することが可能となるなど
の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るトーショナルダン
パを示す概略半断面図。
【図2】この実施例の要部を示す断面図。
【図3】第2実施例のトーショナルダンパを示す概略半
断面図。
【図4】この実施例の要部を示す断面図。
【図5】第3実施例に係るトーショナルダンパを示す概
略半断面図。
【図6】この実施例の要部を示す概略断面図。
【図7】第3実施例の変形例を示す概略半断面図。
【図8】従来例を示す要部斜視図。
【符号の説明】
1 第1マス 2,5,6,7 第2マス 3 プレート 4 ゴム材(弾性体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に固定されるプレートに、ゴム等
    の弾性体を介しマスを構成する慣性リングを取付け、こ
    れら3者間に形成される間隙に粘性流体を封入したトー
    ショナルダンパであって、 前記マスが、 弾性体に固着された第1マスと、 繰り返した折り曲げ部によって前記第1マスに固定され
    た第2マスとから構成されていることを特徴とするトー
    ショナルダンパ。
JP10177713A 1998-06-24 1998-06-24 トーショナルダンパ Pending JP2000009182A (ja)

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JP10177713A JP2000009182A (ja) 1998-06-24 1998-06-24 トーショナルダンパ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115182965A (zh) * 2022-06-24 2022-10-14 山东交通学院 一种阻尼扭转减振器

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