JPH081213B2 - 作動序列機構を具えた多段式スライドレール - Google Patents

作動序列機構を具えた多段式スライドレール

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JPH081213B2
JPH081213B2 JP2236977A JP23697790A JPH081213B2 JP H081213 B2 JPH081213 B2 JP H081213B2 JP 2236977 A JP2236977 A JP 2236977A JP 23697790 A JP23697790 A JP 23697790A JP H081213 B2 JPH081213 B2 JP H081213B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、抽斗等の可動体を家具や機器等の本体に
スライド自在に支持するためのスライドレールに関し、
特に、抱合されている各レールの延出時及び退縮時のス
ライド順序を規則化するための作動序列機構を具えた多
段式スライドレールに関する。
<従来の技術> 抽斗等の可動体を本体にスライド自在に支持するため
の機構として、アウターレールと中間レールとインナー
レールを具備した多段式スライドレールが用いられてい
る。
このスライドレールの基本的構成は、長手方向の両端
部に屈曲側部を有しその屈曲側部の内面をボール転動溝
とした横断面略C字形のアウターレールと、長手方向の
両側部に屈曲側部を有しその屈曲側部の外面及び内面を
ボール転動溝とした中間レールと横断面コ字形で側部外
面をボール転動溝としたインナーレールとから成り、ア
ウターレールの内部(屈曲側部間)に中間レールを、中
間レールの内部(屈曲側部間)にインナーレールをそれ
ぞれ嵌挿するとともに、ボールリテイナに転動自在に保
持された複数のボールをアウターレールのボール転動溝
と中間レールのボール転動溝、及び中間レールのボール
転動溝とインナーレールのボール転動溝との間に介在さ
せた構成である。
従来、この種のスライドレールにおいては、各レール
の延出及び退縮について2本のレールがスライドする順
序を制御するための工夫が特に設けられていなかった。
このため、延出時及び退縮時における各レールのスライ
ド順序はまちまちであった。すなわち、キャビネット内
部に支持されている抽斗等の可動体をキャビネットから
引き出す場合、先ずインナーレールが延出し、その後に
中間レールが延出する場合(第6図(a)→(b1)→
(c))と、先ずインナーレールを伴った中間レールが
延出し、その後にインナーレールが中間レールから延出
する場合(第6図(a)→(b2)→(c))とがあっ
た。また、多段式レールが最大に引き出された状態から
キャビネット内部へ後退収納される場合においても、第
6図(c)から第6図(b1)へと各レールがスライドす
る場合と、第6図(c)から第6図(b2)へと各レール
がスライドする場合とがあった。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、延出する場合、第6図(a)→(b1
→(c)に示す順序でスライドする場合と、第6図
(a)→(b2)→(c)に示す順序でスライドする場
合、及び退縮する場合にあっても、第6図(c)→
(b1)→(a)に示す順序でスライドする場合と、第6
図(c)→(b2)→(a)と各レールがスライドする場
合とでは、レールのスライド過程、特に中間伸長状態
(第6図(b1)又は(b2)から最大伸長状態(第6図
(c))に延出される場合、または、最大伸長状態から
中間伸長状態へ退縮される場合におけるアウターレール
の屈曲側部に与える影響に大きな相違が見られる。
すなわち、第6図の(b1)から(c)へ延出される場
合、アウターレールと中間レールの屈曲側部間に介在す
るボールは、抽斗とインナーレールと中間レールの重量
を支えながら前方へ転動して行く。この時、このボール
は、アウターレールの屈曲側部内面を押圧しながら転動
するため、屈曲側部部分を荷重で変形してしまうことが
あった。また、第6図(c)から(b1)へ退縮させる場
合にも、同様に、ボールが屈曲側部内面を押圧しながら
転動するため、屈曲側部を変形してしまっていた。この
ような変形は、屈曲側部の内面形状をボールの球面に高
い精度で合わせることが要求されるこの種の抽斗等のス
ライドレールにあっては、レールの良好なスライドを妨
げる致命的な欠点ともなっていた。
これに対して、第6図の(a)から(b2)へ延出され
る場合には、、アウターレールと中間レールの屈曲側部
間に介在するボールは、既に最大に引き出されて転動す
ることなく静止した状態で抽斗とインナーレール全体と
中間レールの重量を支えている。また、第6図の(c)
から(b2)へ退縮させる場合にも、同様に、アウターレ
ールと中間レールの屈曲側部間に介在するボールは、静
止した状態で抽斗とインナーレールと中間レールの重量
を支えることとなる。このためアウターレールの屈曲側
部内面にボールの圧痕が僅かに付くことはあるが、第6
図の(a)から(b1)→(c)へ延出する場合や第6図
の(c)から(b1)→(a)へと退縮する場合のよう
に、屈曲側部が変形されてレールの良好なスライドを妨
げるようなものではない。
そこで、アウターレールの屈曲側部の内面を保護し、
良好なスライドを維持するため、多段式スライドレール
を構成する各レールを第6図(a)→(b2)→(c)に
示す順序で延出させ、また第6図(c)→(b2)→
(a)の順序で退縮させるように、レールのスライドす
る順序を一定に制御する多段式スライドレールが望まれ
ていた。
この発明は、抽斗等の可動体(インナーレール)の延
出時に、アウターレールと中間レールの屈曲側部間に介
在するボール部分に大きな動的荷重が掛かることによ
り、アウターレールが破損することを防止するため、イ
ンナーレールの延出時及び退縮時のスライド順序を一定
に制御するための作動序列機構を具えた多段式スライド
レールを提供することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 上記の目的を達成するために、この発明のスライドレ
ールは、断面略C字形のアウターレールの側部内面と、
断面略コ字形の中間レールの側部外面及び、前記中間レ
ールの側部内面と断面略コ形のインナーレールの側部外
面との間に、ボールリテイナに保持された複数のボール
を介在せしめ、アウターレールの内側に中間レールを、
中間レールの内側にインターレールをそれぞれ長手方向
にスライド自在に嵌挿するスライドレールにおいて、前
記アウターレールの内面中央部に、中間レールを押圧抑
止して作動序列を制御する中間レールストッパを設ける
とともに、中間レールの前端部に前記中間レールストッ
パより強くインナーレールを左右から押圧抑止して作動
序列を制御するインナーレールストッパを設けたことを
特徴とする作動序列機構を具えたことを特徴としてい
る。
<作用> レールが延出される場合には、アウターレール内から
インナーレールの全長を抱持した中間レールが先に最大
限にスライドし終えた後に、中間レール内からインナー
レールがスライドして延出される。また、レールが退縮
される場合には、インナーレールが中間レール内に退縮
スライドした後に、インナーレールを抱持した中間レー
ルがアウターレール内に退縮スライドする。
従って、中間レールとインナーレールの作動に規則性
が保たれ、レール作動時の動荷重が、アウターレールと
中間レールとの間に介在するボール部分と中間レールと
インナーレールとの間に介在するボール部分とに強制的
に分散される。
<実施例> 以下、図面に基づいてこの発明に係るスライドレール
を詳細に説明する。
第1図及び第2図は、この発明に係るスライドレール
の一実施例の全体斜視図と分解斜視図である。
スライドレール1は、アウターレール2と、中間レー
ル3と、インナーレール5と、ボールリテイナ4と、該
ボールリテイナ4と同一の構成からなるボールリテイナ
6とからなり、ボールリテイナ4に転がり自在に保持さ
れているボール44を介して、中間レール3がアウターレ
ール2の長手方向にスライド可能に抱合されるととも
に、ボールリテイナ6に転がり自在に保持されているボ
ールを介して、インナーレール5が中間レール3の長手
方向にスライド可能に抱合されている。
アウターレール2は、断面略C字形の帯状金属板体で
あり、基板21と、この基板21の長手方向の両側縁を基板
内面側に屈曲した屈曲側部22、23とから構成され、アウ
ターレール2の前部にはスライドストッパ25が立上げ形
成されている。基盤21には、アウターレール2をキャビ
ネット本体または抽斗等に固着するための取付孔26が穿
設されており、ネジ等の止め具(図示せず)によってキ
ャビネット本体等に固着される。屈曲側部22、23は基盤
内面に向かって湾曲しており、その内面はアウターレー
ル2の軸方向に延びるボール転動溝22a、23aを形成して
いる。屈曲側部22、23の湾曲の程度は、後述するボール
リテイナ4に保持されたボール44の球面形状に対応する
円弧である。
アウターレール2の長手方向中央部には、弾性に富ん
だ金属薄板体を湾曲させて形成した中間レールストッパ
24が取り付けられている。このストッパ24は中間レール
と押圧接合することにより中間レールの移動を抑止制御
する。中間レールストッパ24は、略円弧状に湾曲した当
接部24aと前後の止着部24bとからなる短冊状の一枚の板
バネであり、アウターレールの基板21の所定の2個所を
対向させて切り起こした切り起こし片27a、27bの間に挿
入して取り付けられている。この中間レールストッパ24
は切り起こし片27a、27bの間に取り付けられた状態では
前後にあそびを有しており、当接部24aが中間レールの
スライドによって押圧されるとアウターレールの基板21
側に押し付けられる構造となっている(第4図(f)参
照)。
中間レール3は、中央部が略コ字形に折曲された基板
31と、この基板31の長手方向の両側縁を基板内面側に屈
曲した屈曲側部32、33とから構成される帯状金属板体で
ある。図中、中間レールの右側の屈曲側部32は略逆S字
形に湾曲し、左側の屈曲側部33は略S字形に湾曲してい
る。これにより、両屈曲側部32、33の外側下面及び、内
側上面には、それぞれ中間レール3の軸方向に延びるボ
ール転動溝321、331、322、332が形成されている。
なお、中間レールは上記の構成のものには限定され
ず、例えば、第5図(a)(b)に示すような形状の屈
曲側部92、93を有する構成のものであってもよい。すな
わち、中央部がコ字形に折曲された帯状の金属板体の長
手方向の両側縁を立ち上げて形成される立上部921、931
の外側面を中間レールの軸方向に延びるボール転動溝92
1a、931aとし、さらに立上部の先端縁を内側に折り返し
て折返部922、932の外側面を中間レールの軸方向に延び
るボール転動溝922a、932aとした構成のレールである。
中間レール3の前端部には、インナーレールストッパ
7が取り付けられている。インナーレールストッパ7は
全体がプラスチック等の可撓性のある弾性材料で成形さ
れ、基部71と基部の左右両側部に設けられたストッパ部
材72a、72bとからなる。インナーレールストッパ7がイ
ンナーレールを左右から押圧抑止する弾性力は、中間レ
ールストッパ24が中間レールを接合して押圧抑止する弾
性力よりも強力である。
基部71は平板体であり、その左右幅は中間レール2内
部のボール転動溝322、332間の距離と略同一である。ス
トッパ部材72a、72bは、前述した中間レール3内面のボ
ール転動溝322、332に対応した曲面を有する略円錐形状
であって、基部71の左右両側縁上に一体的に形成されて
いる。ストッパ部材72a、72bの前部には、ストッパ部材
の左右方向の弾性を大きくするために孔73a、73bが穿設
されている。
インナーレールストッパ7は上記の通り可撓性ある弾
性材料で成形されており、中間レールの左右両側部内面
のボール転動溝間に強く押圧固定されるので、接着剤や
他の係止手段を設けなくても前後動することはなく充分
使用に耐える。しかしながら、中間レールとインナーレ
ールの交差等により、または、大きな荷重が掛かる事に
前後にスライド移動することも考えられるので、インタ
ーレールストッパの前後動を防止する固定手段を設ける
ことも考えられる。この実施例では、中間レールの基板
31の前側に、上記インナーレールストッパ7の基部51を
嵌合するための孔34を設けている。このためインナーレ
ールストッパ7の基部71は切欠孔34に嵌合して、前後移
動が防止される。
その他、インナーレールストッパを前後移動を防止す
る手段として、基部71の裏面に突出部を設けるとともに
中間レールの基板31前部に孔を穿設し、これらを嵌合す
ることもできる。この場合、インナーレールストッパ7
の基部71の裏面に設けられる突出部は、矩形の突出部や
突条や突起等が考えられる。なお、突条や突起等の場合
には、中間レールに穿設される孔もこれに対応した形状
の孔となる。また、インナーレールストッパの前後移動
を防止する手段としては、中間レールの表面のインナー
レールストッパの基部の前後に係止凸部を設けることも
可能である。
なお、ストッパ部材72a、72bは、上記の形状に限定さ
れるものではなく、全体を略円柱形状とし、後端部をそ
れぞれ斜めに切欠し対向する傾斜面を形成した形状とす
ることもできる。この場合には、傾斜面は、左右の傾斜
面間の間隔が前方から後方に向かって漸次広くなるよう
に傾斜させる。また、ストッパ部材72a、72bは略Y字状
のクサビ形としてもよい。
インナーレール5は、断面略コ字形の帯状金属板体で
あり、基板51と、この基板51の長手方向の両側縁を基板
内面側に屈曲した屈曲側部52、53とから構成されてい
る。基板51には、インナーレール5を抽斗またはキャビ
ネット本体に固着するための取付孔56が穿設されてお
り、ネジ等の止め具(図示せず)によって抽斗等に固着
される。屈曲側部52、53は基板外面に向かっ湾曲してお
り、その外面はインナーレール5の軸方向に延びるボー
ル転動溝52a、53aを形成している。
ボールリテイナ4は、上記アウターレール及び中間レ
ールの略1/2の長さに設定された帯状金属薄板体であ
り、基板41と、この基板41の長手方向の両側部を立ち上
げて形成されるボール保持側部42、43と、そのボール保
持側部42に回動自在に保持されている複数のボール44と
から構成される。基板41は、上記アウターレール2をキ
ャビネット本体等に固着するための止め具との接触を避
けるため、中央部が断面コ字形に折曲されている。ボー
ル保持側部42、43は、基板41の長手方向の左右側部を直
角に立ち上げて形成されている。ボール保持側部42、43
には、一定間隔毎に切れ込み433が設けられており、こ
の切れ込み433によって多数の立ち上がり片431が形成さ
れていいる。立ち上がり片431には、ボール44の直径よ
り僅かに小さい内径からなる円形の孔432が穿設されて
いる。この孔432には、外側からボール44が嵌め込ま
れ、上記アウターレールの屈曲側部間にこのボールリテ
イナ4を装着した状態において、アウターレールの屈曲
側部22、23の内面と立ち上がり片431とによってボール4
4が転がり自在に保持される。
ボールリテイナ4は、上記中間レール3の内面側のボ
ール転動溝322、332とインナーレール5の湾曲側部52、
53内面のボール転動溝52a、52bとの間に介在するボール
を保持するための保持具であり、その構成は上記ボール
リテイナ4と同様である。
上記のように構成されるこの発明のスライドレールの
作動状態を第3、4図を用いて説明する。
アウターレール2と中間レール3とインナーレール5
とが重なり合った状態(退縮状態)(第3図(a))か
らインナーレール5を引き出そうとすると、中間レール
3の前端部に取り付けられたインナーレールストッパ7
が左右から強力にインナーレールの屈曲側部内面を弾性
によって押圧抑止しており、このインナーレールストッ
パの弾性力は中間レールストッパが中間レールの基板の
裏面を押圧抑止する押圧力よりも強力であるため、中間
レールとインナーレールとが一体となったままアウター
レールから延出する(第3図(b))。中間レール3
は、アウターレール中央部に取り付けられた中間レール
ストッパ24を超えて最大伸長状態となる(第3図
(d))。さらにインナーレール5を引き出し、引き出
し力が上記インナーストッパ7の押圧抑止力を上回る
と、インナーレールが中間レールから分離して延出する
(第3図(e))。この結果、中間レールとインナーレ
ールとが一体的に延出する時には、中間レールの屈曲側
部とアウターレールの屈曲側部との間に介在するボール
部分に動荷重が掛かり、中間レールの延出がストップし
中間レールからインナーレールが延出する時には、イン
ナーレールの屈曲側部と中間レールと屈曲側部との間に
介在するボール部分に動荷重が掛かることになる。
逆に、インナーレール及び中間レールが最大に伸長し
た状態(第4図(a))からインナーレール5を押し込
むと、中間レール3はアウターレール2に取り付けられ
た中間レールストッパ24により移動が停止されているた
め、まず中間レールが不動のままインナーレール5が中
間レール3内に退縮スライドして収容される(第4図
(b))。インナーレール5がスライドして中間レール
前端部のインナーレールストッパ7に当接すると、その
ままストッパには容易に嵌入しないままインナーレール
を押し込む力が中間レールに伝達されるため、インナー
レールの略全長を収容した中間レールはアウターレール
に取り付けられた中間レールストッパの弾性力に抗し
て、中間レールストッパを押圧しながらアウターレール
内に退縮スライドする(第4図(c)(d))。但し、
第3図(b)とは異なり、インナーレールは中間レール
に設けられたインナーレールストッパに係合していない
状態で中間レールを押すことになる。インナーレールを
伴った中間レールの全長がアウターレール内に収容さ
れ、中間レールのスライドが停止した後に、さらに押し
込み力を掛けると、インナーレールストッパの弾性力に
抗してインナーレールの全長が中間レール内に収容され
る。
<発明の効果> 上記のように構成されるこの発明のスライドレール
は、従来の問題点を解消し、以下のような効果を奏す
る。
すなわち、レールが延出される場合には、インナーレ
ールを内部に収容した中間レールが先にアウターレール
内から最大限にスライドした後に、中間レール内からイ
ンナーレールが延出スライドする。また、レールが退縮
される場合には、インナーレールが中間レール内に退縮
スライドした後に、インナーレールの略全幅を収容した
中間レールがアウターレール内に退縮スライドする。従
って、アウターレールと中間レールとの間に介在するボ
ールリテイナに保持されたボールは、常に静止した状態
で抽斗やインナーレール、中間レールの重量を支えるた
め、アウターレールの屈曲側部が変形するおそれがな
く、レールの良好なスライドを維持することができると
いう実用的な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、この発明のスライドレールの1実施
例を示している。第1図はスライドレールの全体斜視
図、第2図は分解斜視図、第3図(a)〜(e)及び第
4図(a)〜(e)は作動状態を示す説明図、第4図
(f)は第4図(b)の要部A−A断面図、第5図
(a)(b)は他の形状の中間レールを示す斜視図及び
断面図、第6図は抽斗の延出及び退縮の態様を示す平面
図である。 1:スライドレール、2:アウターレール 3:中間レール、4、6:ボールリテイナ 5:インナーレール、7:インナーレールストッパ 24:中間レールストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面中央部に中間レールを押圧抑止して作
    動序列を制御する中間レールストッパが設けられている
    断面略C字形のアウターレールの側部内面と、断面略コ
    字形の中間レールの側部外面及び、前記中間レールの側
    部内面と断面略コ形のインナーレールの側部外面との間
    に、ボールリテイナに保持された複数のボールを介在せ
    しめ、アウターレールの内側に中間レールを、中間レー
    ルの内側にインターレールをそれぞれ長手方向にスライ
    ド自在に嵌挿する多段式スライドレールにおいて、 前記中間レールの前端部に前記中間レールストッパより
    強くインターレールを左右から押圧抑止して、レールが
    延出される際に、インナーレールを内部に収容した中間
    レールが先にアウターレール内から最大限にスライドし
    た後、中間レール内からインナーレールが延出スライド
    し、レールが退縮される際に、インナーレールが中間レ
    ール内に退縮スライドした後はインナーレールの略全幅
    を収容した中間レールがアウターレール内に退縮スライ
    ドさせるように作動序列を制御するインナーレールスト
    ッパを設けたことを特徴とする作動序列機構を具えた多
    段式スライドレール
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