JPH08121007A - ヒンジ部材 - Google Patents

ヒンジ部材

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JPH08121007A
JPH08121007A JP28584994A JP28584994A JPH08121007A JP H08121007 A JPH08121007 A JP H08121007A JP 28584994 A JP28584994 A JP 28584994A JP 28584994 A JP28584994 A JP 28584994A JP H08121007 A JPH08121007 A JP H08121007A
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JP
Japan
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piece
plate
door
hinge member
fixing
Prior art date
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Pending
Application number
JP28584994A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Terao
俊一 寺尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TERAO KK
Original Assignee
TERAO KK
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Publication date
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Publication of JPH08121007A publication Critical patent/JPH08121007A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ヒンジ部材を家具などの扉板へ取り付ける際
に、長いネジを使用することができ、扉板の割れなども
生じにくいようにする。 【構成】ヒンジ部材Aは軸部3により回動可能に連結さ
れた壁取着板1と扉取着板2を有している。壁取着板1
は基片11と接面片12と固定片13からなる。基片1
1と固定片13は平行に形成してある。接面片12のほ
ぼ中央部にはネジ孔15が設けてある。固定片13には
ネジ孔16、17が設けてある。扉取着板2は基片21
を備えている。基片21には埋込片22が直角に設けて
ある。埋込片22の外周部には側板23が立ち上げて設
けてある。埋込片22の先部両側には固定片24が側板
23に連続して設けてある。固定片24にはそれぞれネ
ジ孔25が設けてある。固定片24は薄い椀状に形成し
てあり取り付け時には周縁部が扉板の表面に接面するよ
うにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒンジ部材に関する。更
に詳しくは、家具などの開き戸の回動軸部分に使用する
ヒンジ部材に関するものである。
【0002】
【従来技術】家具に設けてある開き戸の回動軸部分には
ヒンジ部材が使用されている。従来の一般的なヒンジ部
材の構造を図4に示す。ヒンジ部材Bは、軸部3により
回動可能に連結された壁取着板1と扉取着板2aを有し
ている。壁取着板1は基片11と接面片12と固定片1
3からなる。接面片12にはネジ孔15と補強部14、
14が設けてある。
【0003】固定片13にはネジ孔16、17が設けて
ある。扉取着板2aは基片21と埋込片22aからな
る。埋込片22aにはネジ孔25a、25b、25cが
設けてあり、周囲には側板23aが設けてある。そし
て、ヒンジ部材Bは壁取着板1を家具の側壁に取り付
け、扉取着板2を扉板に取り付ける。扉取着板2の埋込
片23aは、がたつきを生じにくくするために扉板に設
けられた凹部にはめ込まれてネジ止めされる(大略、図
3に示すように取り付ける)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来のヒンジ部材には、次のような課題があった。即
ち、埋込片23aは扉板の凹部にはめ込まれてネジ止め
されるが、凹部は厚みが薄くなっているので、固定力の
強い長いネジを使用することができない。特に、扉板の
角部は丸く仕上げてあるので、扉板端部寄りのネジ孔2
5a、25bにネジをねじ込むときにはネジ先が表面に
突き抜けることがある。従って、ごく短いネジしか使用
できず、固定力が弱い。また、上記理由により、固定力
を確保するために、埋込片23aという狭い部分に複数
のネジを近接させてねじ込むので、ネジ止めの際、ある
いは使用によって固定部分に割れが生じやすい。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記課題を解消するもので、ヒ
ンジ部材を家具などの扉板へ取り付ける際に、固定力の
強い長いネジを使用することができ、少ない本数でも十
分な固定力が得られるようにすると共に、扉板の割れな
ども生じにくいようにすることを目的とする。
【0006】
【目的を達成するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。家具などの
壁板と扉板の間に取り付けられるヒンジ部材であって、
このヒンジ部材は、壁板に取着される壁取着板と、扉板
に取着される扉取着板と、上記壁取着板と扉取着板を回
動可能に連結する軸部と、を備え、上記壁取着板には所
要数のネジ孔が設けてあり、上記扉取着板には扉板に設
けてある凹部にはめ込む埋込部が設けてあり、埋込部の
先部には、扉板表面に接面し、ネジ孔を有する所要数の
固定部が設けてあることを特徴とする、ヒンジ部材であ
る。
【0007】
【作用】扉取着板は、扉板に設けてある凹部に埋込部を
はめ込み、固定部を扉板の表面に接面させ、固定部のネ
ジ孔からネジをねじ込んで扉板に取着される。ネジがね
じ込まれる扉板の表面部は凹部より厚いので、固定力の
強い長いネジを使用することができる。このため、ネジ
の本数を減らすことが可能となり、複数のネジの近接に
よる扉板の割れが防止できる。
【0008】また、固定部は埋込部の先部に設けてあ
り、ネジがねじ込まれる部分は、角部が丸く仕上げてあ
る扉板端部とは位置がずれている。このため、扉板の角
部の丸く仕上げてある部分の表面からネジ先部が突出す
る心配はなく、固定力の強い長いネジを使用することが
可能となる。
【0009】また、ヒンジ部材の取着後、扉板が開く方
向に回動する場合、例えば扉板が開ききったときに、更
に同じ方向に外力が作用したときには、固定部にねじ込
まれるネジが支点となり、埋込部全面が作用点となって
力がヒンジ部材に作用する。これによれば、埋込片にネ
ジ孔が設けてある従来のヒンジ部材と比較して、支点と
作用点までの距離が離れているので力が集中しにくく、
ヒンジ部材及び扉板の取着部分が損傷を受けにくい。
【0010】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は本発明に係るヒンジ部材の開いた
状態を示す斜視図、図2はヒンジ部材の閉じた状態を示
す断面図である。符号Aはヒンジ部材で、軸部3により
回動可能に連結された壁取着板1と扉取着板2を有して
いる。
【0011】壁取着板1は、基片11と、基片11と直
角に形成してある接面片12と、接面片12と直角に形
成してある固定片13からなる。基片11と固定片13
は平行に形成してある。接面片12のほぼ中央部にはネ
ジ孔15が設けてある。ネジ孔15の両側には、プレス
により断面半円状に形成された補強部14、14が設け
てある。固定片13にはネジ孔16、17が設けてあ
る。
【0012】扉取着板2は、基片21を備えている。基
片21には、半円形よりもやや円形に近い形状の、埋込
部である埋込片22が直角に設けてある。埋込片22の
外周部には側板23が立ち上げて設けてある。埋込片2
2の先部両側には、固定部である固定片24、24が側
板23に連続して設けてある。固定片24、24にはそ
れぞれネジ孔25が設けてある。また、固定片24、2
4は薄い椀状に形成してあり、取り付け時には周縁部が
扉板の表面に接面するようにしてある。
【0013】(作 用)図3はヒンジ部材の使用状態を
示す説明図である。図1ないし図3を参照して本実施例
の作用を説明する。なお、一般に一枚の扉板Dの取り付
けには、複数のヒンジ部材Aが使用される。ヒンジ部材
Aは、扉取着板2の埋込片22を扉板Dの裏側に設けて
ある凹部4にはめ込み、固定片24、24を扉板Dの表
面に接面させる。なお、側板23は凹部4の側面にやや
きつく圧接している。そして、固定片24のネジ孔25
からネジN1をねじ込んで扉板Dに取着される。このと
き、固定片24の接面部は扉板D表面にやや食込むの
で、固定力はより強化されている。
【0014】ネジN1がねじ込まれる扉板Dの表面部は
凹部4より厚いので、固定力の強い長いネジを使用する
ことができる。このため、ネジN1の本数を減らすこと
が可能となり、従来のような複数のネジの近接による扉
板Dの割れが防止できる。また、固定片24、24は埋
込片22の先部に設けてあり、ネジN1がねじ込まれる
部分は、角部が丸く仕上げてある扉板D端部とは位置が
ずれている。このため、扉板Dの角部の丸く仕上げてあ
る部分の表面からネジ先部が突出する心配はなく、固定
力の強い長いネジを使用することが可能となる。
【0015】そして、壁取着板1を図3に示すように壁
部WにネジN2で取着し、扉板Dを取り付ける。次に、
扉板Dの開閉時におけるヒンジ部材Aに対する力の作用
について説明する。まず、図3において扉板Dが閉じる
方向(矢印x方向)に回動する場合、ヒンジ部材Aが閉
じたときには、扉板Dも周縁部内面が開口部枠体に当接
して止まるので、ヒンジ部材Aに無理な力が作用するこ
とはない。
【0016】また、扉板Dが開く方向(矢印y方向)に
回動する場合、例えば扉板Dが開ききったときに、更に
矢印y方向に外力が作用したときには、ネジN1が支点
となり、埋込片22全面が作用点となって力がヒンジ部
材Aに作用する。これによれば、埋込片22aにネジ孔
25a、25b、25cが設けてある従来のヒンジ部材
Bと比較して、支点と作用点までの距離が離れているの
で力が集中しにくく、ヒンジ部材A及び扉板Dの取着部
分が損傷を受けにくい。なお、本発明は図示の実施例に
限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内にお
いて種々の変形が可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)扉取着板は、扉板に設けてある凹部に埋込部をは
め込み、固定部を扉板の表面に接面させ、固定部のネジ
孔からネジをねじ込んで扉板に取着される。ネジがねじ
込まれる扉板の表面部は凹部より厚いので、固定力の強
い長いネジを使用することができる。このため、ネジの
本数を減らすことが可能となり、複数のネジの近接によ
る扉板の割れが防止できる。
【0018】(b)固定部は埋込部の先部に設けてあ
り、ネジがねじ込まれる部分は、角部が丸く仕上げてあ
る扉板端部とは位置がずれている。このため、従来のヒ
ンジ部材とは相違して、扉板の角部の丸く仕上げてある
部分の表面からネジ先部が突出する心配はなく、固定力
の強い長いネジを使用することが可能となる。
【0019】(c)ヒンジ部材の取着後、扉板が開く方
向に回動する場合、例えば扉板が開ききったときに、更
に同じ方向に外力が作用したときには、固定部にねじ込
まれるネジが支点となり、埋込部全面が作用点となって
力がヒンジ部材に作用する。これによれば、埋込片にネ
ジ孔が設けてある従来のヒンジ部材と比較して、支点と
作用点までの距離が離れているので力が集中しにくく、
ヒンジ部材及び扉板の取着部分が損傷を受けにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヒンジ部材の開いた状態を示す斜
視図。
【図2】ヒンジ部材の閉じた状態を示す断面図。
【図3】ヒンジ部材の使用状態を示す説明図。
【図4】従来のヒンジ部材の開いた状態を示す斜視図。
【符号の説明】
A ヒンジ部材 1 壁取着板 2 扉取着板 3 軸部 11 基片 12 接面片 13 固定片 15、16、17 ネジ孔 21 基片 22 埋込片 23 側板 24 固定片 25 ネジ孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具などの壁板と扉板の間に取り付けら
    れるヒンジ部材であって、このヒンジ部材は、 壁板に取着される壁取着板と、 扉板に取着される扉取着板と、 上記壁取着板と扉取着板を回動可能に連結する軸部と、
    を備え、 上記壁取着板には所要数のネジ孔が設けてあり、 上記扉取着板には扉板に設けてある凹部にはめ込む埋込
    部が設けてあり、埋込部の先部には、扉板表面に接面
    し、ネジ孔を有する所要数の固定部が設けてあることを
    特徴とする、 ヒンジ部材。
JP28584994A 1994-10-25 1994-10-25 ヒンジ部材 Pending JPH08121007A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28584994A JPH08121007A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 ヒンジ部材

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28584994A JPH08121007A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 ヒンジ部材

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JPH08121007A true JPH08121007A (ja) 1996-05-14

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ID=17696863

Family Applications (1)

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JP28584994A Pending JPH08121007A (ja) 1994-10-25 1994-10-25 ヒンジ部材

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JP (1) JPH08121007A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103321512A (zh) * 2013-06-25 2013-09-25 国家电网公司 一种地埋式变压器的盖板铰链

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5526318A (en) * 1978-08-09 1980-02-25 Drooff Heinz Hinge

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