JPH08120801A - グラスウール - Google Patents

グラスウール

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JPH08120801A
JPH08120801A JP25528394A JP25528394A JPH08120801A JP H08120801 A JPH08120801 A JP H08120801A JP 25528394 A JP25528394 A JP 25528394A JP 25528394 A JP25528394 A JP 25528394A JP H08120801 A JPH08120801 A JP H08120801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass wool
wall
shaped
ventilation layer
density
Prior art date
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Pending
Application number
JP25528394A
Other languages
English (en)
Inventor
Masateru Ito
真輝 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH08120801A publication Critical patent/JPH08120801A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストおよび熱特性において優れ、特殊なス
ペーサーを用いることなく壁内通気層が確保できる。 【構成】 平板状の高密度(30kg/m3以上)グラ
スウールの所定の位置の両側面部に、V字状の切り込み
溝を形成し、このV溝部で両側面を内側に折ると、凹形
状体1bのグラスウールが形成される。この凹形状体1
bと平板状の普通密度のグラスウール2とを重ね合わせ
積層構造のグラスウール1b,2を形成する。上記によ
って形成される壁内通気用グラスウール1b,2は、両
側面に間柱7,7が設定され、前後方向の一方の壁面を
硬質木片セメント5、他方の壁面を石膏ボード6があて
がわれ、通気層10aを有する壁が構成される。この構
成のグラスウール1b,2は部品点が少なく、また通気
層1aが高密度グラスウール面で構成されるため熱特性
がよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁内断熱材用のグラス
ウールに係わり、詳しくは、建築物の壁内に通気層を設
けた壁内において用いられるグラスウールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、壁内に通気層を確保するための各
種の構造が提案されている。例えば従来例一として、図
11および図12に示す2重の壁構造がある。図11は
全体の構成を、図12は通気層の詳細構成を示してい
る。本従来例一は、外壁の硬質木片セメント板15、合
板19、グラスウール11の芯材および内壁の石膏16
とで構成され、硬質木片セメント板15および合板19
間に通気層110aが形成される。よって、硬質木片セ
メント板15と合板19とで2重構造を構成する。
【0003】図13は、従来例ニの発砲材21を用いた
通気層110bの構成例である。発砲材21に溝を形成
しこの発砲材21がグラスウール11と積層される。発
砲材21に形成された溝が通気層110bを構成する。
【0004】図14は、従来例三の樹脂成形品31を用
いた通気層の構成例である。成形により表面を凹凸に成
形された樹脂成形品と、グラスウール11とが積層さ
れ、凹凸に成形された溝が通気層110cを構成する。
【0005】特開平3−119245号公報では、框材
の一側部に面板を取り付け、この面板の内部から面板の
端面開口部に向かって延びる通気路を設けることによ
り、通気ボード内外の通気性を確保できるようにしてい
る。
【0006】また、特開平2−43434号公報では、
内壁材の外側に設けた板状部材に、断熱性シートからな
り且つ縦横に複数の突起を均一に分布させて設けた通気
材を介して外壁材を固定することにより、壁内での結露
を防止するとともに断熱効果の損失を防止するとしてい
る。
【0007】さらに、特開昭57−2918号公報で
は、シート面内の壁内に形成すべき空間厚さに応じた高
さの突起を縦横、適当間隔を存して多数突出形成し、こ
のシートを内側板と外側板との間に介装するようにした
から、壁体内に一定厚さの通気空間を正確且つ容易に形
成できるとしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各従来例においては壁面板と断熱材グラスウール等)と
の間に通気層を確保するためのスペーサーとして特殊な
部品を要する。そのため例えば、従来例一の2重壁構造
の場合、部材および工程が多く、生産性が低くコストが
高くなる。従来例ニの発砲材を用いた場合にはコストが
高い。また、従来例三の樹脂成形品を用いた場合には、
成形品の厚みの分だけ断熱材の厚みが減るため、熱性能
が劣化する。
【0009】本発明は、コストおよび熱特性において優
れ、かつ特殊なスペーサー部品を用いることなく通気層
が確保できる、壁内断熱材用グラスウールを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のグラスウールは、建築物の壁内断熱材のグ
ラスウールであり、その密度が30kg/m3以上とさ
れ、表面には上下に通じる凹部が設けられ、この凹部に
て通気層が形成されることを特徴としている。
【0011】また、凹部は、平板状のグラスウールの両
端部より所定の内側の位置にV状の切り込みを形成し、
この切り込みの形成された外側の片を内側へ折り曲げて
形成するとよい。
【0012】さらに、凹部は、平板状のグラスウールの
表面に、所定の間隔で溝を作ることにより形成するとよ
い。
【0013】
【作用】したがって、本発明のグラスウールによれば、
その密度が30kg/m3以上の高密度とされているの
で、形状が容易に保持され、スペーサーを用いることな
く凹部によって、形状が崩れたり偏ったりしない通気層
が確保される。
【0014】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明によるグラス
ウールの実施例を詳細に説明する。図1〜図10を参照
すると本発明のグラスウールの実施例が示されている。
ここでのグラスウールとは、建築物の壁内に通気層を確
保することのできる形状をもつグラスウールを言う。
【0015】図1〜図3は第1の実施例を示している。
図1は、第1の実施例のグラスウールを用いた通気層を
有する壁の断面構造を示している。図1の壁は、一方の
壁面を構成する硬質木片セメント板5、他方の壁面を構
成する石膏ボード6、平板状の普通密度(24kg/m
3)のグラスウール2および凹形状とされた高密度(3
2kg/m3)のグラスウール1bとにより構成され
る。なお、グラスウール1b,2の両側面には間柱7,
7が設けられている。
【0016】上記に構成されるグラスウール1b,2の
製作工程例を図2および図3を用いて説明する。図2に
おいて、平板状の高密度グラスウール1の所定の位置の
両側面部に、V字状の切り込み溝8a,8aを形成す
る。形成されたグラスウール1aをV溝8a部で両側面
を内側に折ると、凹形状体のグラスウール1bが形成さ
れる。この凹形状体のグラスウール1bと平板状の普通
密度のグラスウール2とを重ね合わせると積層構造のグ
ラスウール1b,2となる。
【0017】上記によって構成される積層構造のグラス
ウール1b,2を、図3に示す様に、間柱7,7と共に
硬質木片セメント板5と石膏ボード6とで挟んで通気層
10aを有する壁を構成する。
【0018】本実施例のグラスウール1b,2を用いた
通気層10aを有する壁1は、高密度グラスウール1b
が通気層表面を形成するため、通気による熱損失を少な
くし、熱性能を向上させる。また、密度の異なるグラス
ウール1,2の組み合わせにより、熱特性を段階的と
し、熱特性に対するコストパーフォーマンスの向上が可
能である。性能、コストおよび生産性の高い通気層を壁
内に通すことで、壁内の除湿を行い芯材の腐蝕を防ぎ住
宅の耐久性の向上を可能とする。
【0019】図4および図5に示す第2の実施例は、通
気層となる凹部の表面に防風シートを設けた場合であ
る。防風シート3が貼着され積層されたグラスウール1
b,2を用いることにより通気層10bを構成する。硬
質木片セメント板5、石膏ボード6および間柱7,7と
の組立て工程は第1の実施例の場合と同一である。
【0020】第2の実施例では、第1の実施例と比べ防
風シート3によって通気による熱損失をさらに低減させ
ることが可能である。
【0021】図6〜図8に示す第3の実施例は、高密度
グラスウールの表面に所定の間隔で溝を形成する場合で
ある。高密度グラスウールの表面を所定の間隔をおいて
V溝9,…,9を形成し、表面に凸凹の波形の形成され
た高密度グラスウール1cとする。表面が波形加工され
た高密度グラスウール1cは、第1および第2の実施例
と同様に平板形状の普通密度のグラスウール2と積層さ
れる。
【0022】積層された2層構成のグラスウール1c,
2は、所定の長さでカットされて壁構造体とされる。壁
構造体への組立て手順は、第1および第2の実施例と同
一である。
【0023】第3の実施例では、さらに、サイズの対応
が容易である。つまり積層グラスウール1c,2を所定
の巾寸法にカットして、そのまま壁構造体へ組立てが可
能である。また、V溝の凸部が断熱効果をもたらし、実
質的なグラスウール幅が増大し、熱性能が向上する。さ
らに、通気層10c,…,10cがV溝9で個々に独立
するため、凹形状の溝のように空気層の細長比がくずれ
空気が流れ難くなることが無い。
【0024】図9および図10に示す第4の実施例は、
高密度グラスウールのみで凹部を形成し、壁構造体を組
立てる場合である。
【0025】本実施例によれば、通気層と壁面間を高密
度グラスウール1cのみとすることにより、熱損失を少
なくすることができる。
【0026】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。
【0027】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
グラスウールによれば、グラスウール表面の上下に通じ
る凹部により通気層が形成される。この凹形のグラスウ
ールを用いて建築物の壁を構成すると壁内部に通気層が
形成される。グラスウールの密度が30kg/m3以上
とされているので形状が容易に保持され、特殊なスペー
サーを用いることなく通気層が確保される。よって、部
品点数が少なく熱特性が優れ且つ低コストで、壁内の通
気を確保できるグラスウールを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のグラスウールを用いた
通気層の形成された壁の構成を示す平断面図である。
【図2】第1の実施例の2層構成のグラスウールの製作
手順例を示した図である。
【図3】図2の2層構造のグラスウールを用いて図1の
壁を組立てる手順を示した図である。
【図4】第2の実施例のグラスウールを用いた通気層の
形成された壁の構成を示す平断面図である。
【図5】第2の実施例の2層構成のグラスウールの製作
手順例を示した図である。
【図6】第3の実施例のグラスウールを用いた通気層の
形成された壁の構成を示す平断面図である。
【図7】第3の実施例の2層構成のグラスウールの製作
手順例を示した図である。
【図8】図7の2層構造のグラスウールを用いて図6の
壁を組立てる手順を示した図である。
【図9】第4の実施例のグラスウールを用いた通気層の
形成された壁の構成を示す平断面図である。
【図10】図9の壁を組立てる手順を示した図である。
【図11】従来例一の通気層の形成された壁の構成を示
す縦断面図である。
【図12】図11の壁の通気層の構成部を拡大して示し
た平断面図である。
【図13】従来例ニの通気層の形成された壁の構成を示
す平断面図である。
【図14】従来例ニの通気層の形成された壁の構成を示
す平断面図である。
【符号の説明】
1 高密度グラスウール、 2 普通密度グラスウール、 3 防風シート、 5 硬質木片セメント板、 6 石膏ボード、 7 間柱、 8 V溝カット、 9 V溝、 10a〜10d 通気層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の壁内断熱材のグラスウールであ
    って、 その密度が30kg/m3以上とされ、表面には上下に
    通じる凹部が設けられ、該凹部にて通気層が形成される
    ことを特徴とするグラスウール。
  2. 【請求項2】 前記凹部は、平板状のグラスウールの両
    端部より所定の内側の位置にV状の切り込みを形成し、
    該切り込みの形成された外側の片を内側へ折り曲げて形
    成されたことを特徴とする請求項1記載のグラスウー
    ル。
  3. 【請求項3】 前記凹部は、平板状のグラスウールの表
    面に、所定の間隔で溝を作ることにより形成されたこと
    を特徴とする請求項1記載のグラスウール。
JP25528394A 1994-10-20 1994-10-20 グラスウール Pending JPH08120801A (ja)

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JP25528394A JPH08120801A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 グラスウール

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003041675A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Paramount Glass Kogyo Kk 通気層形成用凸部を備えた断熱材
GB2499777A (en) * 2011-12-23 2013-09-04 Xtratherm Ltd A C-shaped insulating member for a cavity tray
EP2581510A3 (en) * 2011-10-14 2014-02-19 Xtratherm Limited A method of insulating around a cavity tray

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