JPH0812027A - 収納装置 - Google Patents

収納装置

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JPH0812027A
JPH0812027A JP14774394A JP14774394A JPH0812027A JP H0812027 A JPH0812027 A JP H0812027A JP 14774394 A JP14774394 A JP 14774394A JP 14774394 A JP14774394 A JP 14774394A JP H0812027 A JPH0812027 A JP H0812027A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目的とする電子部品等の収納物を正確かつ迅
速に取り出すことのできる収納装置を提供することを目
的とする。 【構成】 リールストッカー10は、複数の電子部品が
収納されたテープリールTを複数収納・保管することの
できる収納棚ケース12と、収納棚ケース12に設けら
れた各種装置をコントロールするセンターコントローラ
ー14とを備えている。ケース12には、バーコードリ
ーダーBが設けられるとともに、棚18a〜18fの前
面部40の位置には、LED42が多数配設されてい
る。テープリールTを取り出す場合は、電子部品の部品
名を示すバーコードをバーコードリーダーBにて読みと
ると、センターコントローラー14からの出力信号に基
づいて、該当テープリールTが収納されている収納位置
のLED42が点灯し、作業者に収納位置を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープリールやバルク
ケース等の電子部品収納ケースを複数収納して保管する
ことのできる収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子部品の収納方法として
は、複数の電子部品を周知のテープリールやバルクケー
ス等の電子部品収納ケースに収納し、この収納ケース
を、複数の棚を有する収納棚ケースに収納する方法が採
用されている。
【0003】電子部品をプリント基板へ実装する場合
は、作業者が、実装に必要な電子部品が入った電子部品
収納ケースを収納棚ケースより取り出し、これを電子部
品搭載機にセットし、プリント基板を多数生産する。作
業者は、該当電子部品を取り出すとき、収納棚ケースに
貼られた目次などにより、該当する電子部品収納ケース
が収納されている棚の位置を確認し、電子部品収納ケー
スを取り出す。そして、電子部品収納ケースに貼られた
ラベル(部品名が記載されているラベル)を読み、該当
電子部品であるかどうかを判断する。
【0004】しかしながら、テープリール等の電子部品
収納ケースは外見が似ており、また、電子部品収納ケー
スに貼られたラベルの部品名にも似たものが多い。その
ため、部品名を読んだときに読み間違いをして、異なっ
た部品を取り出してしまうときがある。また、急いでい
る場合などには、部品名をよく確かめないで部品を取り
出してしまう場合もある。従って、間違った電子部品を
電子部品搭載機にセットしてしまい、不良基板を多数製
造してしまうことになる。
【0005】そこで上述のような問題を解決するため
に、実開平5−8997号公報に開示されるように、該
当テープリールの収納位置を表示するための発光素子を
設けた収納棚ケースが提案されている。この収納棚ケー
スは、ケース本体に複数の発光素子が設けられており、
パソコンからの出力信号によって発光素子を点灯させ
て、該当するテープリールの収納位置を表示するもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
収納棚ケースにおいては、電子部品を取り出す際に、パ
ソコンからの出力信号によって発光素子を点灯させるの
で、取り出すべき電子部品の部品名(種類)をパソコン
のキーボードによって入力する必要がある。また、電子
部品を収納する際に、部品名と収納位置とを対応させた
データを記憶させておく必要があるため、電子部品の名
前や収納位置等のデータをキーボードによって予め入力
しておく必要がある。
【0007】しかしながら、このような従来の収納棚ケ
ースにおいては、以下の〜に述べるような問題点が
ある。 電子部品を収納する場合、パソコンのキーボードで部
品名を入力する必要があるので、入力に時間がかかり、
しかも、電子部品の名称は似たものが多く、キーボード
では部品名を間違えて入力してしまう場合がある。よっ
て、部品の収納位置と部品名とが正確に対応しなくな
り、電子部品を確実に収納することができない。従っ
て、後に電子部品を取り出す際に、間違った電子部品を
取り出してしまうこととなり、テープリールを収納棚ケ
ースから正確かつ迅速に取り出すことができない。
【0008】また、テープリールを収納棚ケースより
取り出す場合も、同様にパソコンのキーボードで部品名
を入力する必要があるので、入力に時間がかかる。しか
もキーボード入力では部品名を間違えて入力してしまう
場合があり、発光素子が異なった電子部品の位置を指示
してしまうことになる。よって、作業者は、間違った電
子部品を取り出してしまうこととなり、テープリールを
収納棚ケースから正確かつ迅速に取り出すことができな
い。
【0009】更に、上記従来技術においては、発光素
子によってテープリールの位置を知らせているものの、
特に急いでいる場合などには、作業者が異なった位置の
電子部品を取り出してしまう場合がある。 本発明は、上記課題を解決するためになされ、目的とす
る電子部品等の収納物を正確かつ迅速に取り出すことの
できる収納装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1の発明は、収納物を複数収納可能な収納部を
備えた収納装置において、上記収納部の所定位置に収納
物が収納されているか否かを検出する収納確認センサ
と、収納物の種類を識別するためのバーコードを読み取
る読み取り手段と、上記読み取り手段による上記バーコ
ードの読み取りがあった後に、上記収納確認センサによ
って上記収納物の収納が確認された場合、該読み取り手
段によって読み取られたバーコードに対応する上記収納
物の種類と、上記収納確認センサによって検出された収
納位置とを対応させて記憶する収納位置記憶手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の収納装
置において、取り出すべき収納物の種類を指示する指示
手段と、上記指示手段により収納物の種類が指示された
場合、該指示された収納物の種類と上記収納位置記憶手
段に記憶されているデータとに基づいて、上記取り出す
べき収納物の収納位置を報知する取出位置報知手段を備
えることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項2に記載の収納
装置において、上記取出位置報知手段によって報知され
た収納位置とは異なる収納位置より上記収納物が取り出
された否かを上記収納確認センサの出力に基づいて判定
する誤取出判定手段と、上記誤取出判定手段による判定
結果を報知する誤取出報知手段とを備えることを特徴と
する。
【0013】請求項4の発明は、収納物を複数収納可能
な収納部を備えた収納装置において、バーコードを読み
取る読み取り手段と、収納されている収納物の種類と収
納位置とを対応させて記憶する収納位置記憶手段と、取
り出すべき収納物の種類を示すバーコードを上記読み取
り手段によって読み取った場合、該読み取ったバーコー
ドの情報と、上記収納位置記憶手段に記憶されているデ
ータとに基づいて、上記取り出すべき収納物の収納位置
を報知する取出位置報知手段と、を備えることを特徴と
する。
【0014】請求項5の発明は、請求項2ないし4のい
ずれかに記載の収納装置において、上記取出位置報知手
段によって報知された収納部より上記収納物を取り出し
た後に、該取り出した収納物に設けられた上記バーコー
ドを上記読み取り手段によって読み取った場合、該読み
取ったバーコードの情報と上記収納位置記憶手段に記憶
されているデータとに基づいて、上記取り出された収納
物の種類が正しいか否かを判定する確認判定手段と、上
記確認判定手段による判定結果を報知する確認報知手段
と、を備えることを特徴とする ここで、上記収納物としては、代表的なものとして、複
数の電子部品を収納した電子部品収納ケースが挙げられ
るが、本発明はこれに限定されず、例えばネジ等の機械
部品、鍵、書類、ビデオカセット、コンパクトディスク
(CD)、レーザーディスク(LD)、ファイル、フロ
ッピーディスク等を収納物として収納してもよい。
【0015】また、上記電子部品収納ケースとしては、
周知のテープリール、バルクケース、スティック状のマ
ガジン等が挙げられる。
【0016】
【作用及び発明の効果】上記構成を有する請求項1の発
明においては、読み取り手段による上記バーコードの読
み取りがあった後に、収納確認センサによって上記収納
物の収納が確認された場合、収納位置記憶手段が、読み
取り手段によって読み取られたバーコードに対応する収
納物の種類と、収納確認センサによって検出された収納
位置とを対応させて記憶する。
【0017】従って、請求項1の発明においては、バー
コードを読み取って収納物の種類を入力・記憶するの
で、パソコンのキーボードによって入力するのに比べ
て、入力を迅速に行うことができ、しかも入力間違えが
なくなる。また、収納確認センサを設けることにより、
収納物の収納位置を確実に検出することができる。従っ
て、収納物を迅速かつ正確に収納することが可能とな
り、収納物の種類と収納位置とを正確に対応させて記憶
することができる。よって、後に収納位置記憶手段のデ
ータに基づいて収納物を取り出す場合、間違った収納物
を取り出してしまうことがない。すなわち請求項1の発
明によれば、収納物を正確かつ迅速に取り出すことが可
能となるという効果がある。
【0018】また、上記構成を有する請求項2の発明に
よれば、指示手段により収納物の種類が指示された場
合、取出位置報知手段が、指示された収納物の種類と収
納位置記憶手段に記憶されているデータとに基づいて、
取り出すべき収納物の収納位置を報知する。従って、作
業者は、報知されている収納位置(取り出し位置)に収
納されている収納物を取り出すことにより、目的とする
収納物を正確かつ迅速に取り出すことが可能となる。
【0019】なお、請求項2における指示手段として
は、通常のパソコンに備えられるキーボード等を用いて
もよいが、収納物の種類を識別するためのバーコードを
読み取る上記読み取り手段を上記指示手段として用いれ
ば、収納物の種類を迅速かつ正確に入力できるので、よ
り一層好ましい。
【0020】更に、上記構成を有する請求項3の発明に
よれば、誤取出判定手段が、取出位置報知手段によって
報知された収納位置とは異なる収納位置より収納物が取
り出された否か(すなわち誤取出があったか否か)を、
収納確認センサの出力に基づいて判定する。そして、誤
取出報知手段が、誤取出判定手段による判定結果を報知
する。従って、作業者が、収納物を異なる収納位置より
誤って取り出した場合、そのことが作業者に知らされる
ので、作業者は再び正しい収納位置より目的の収納物を
取り出すことができる。従って、目的とする収納物をよ
り一層正確かつ迅速に取り出すことができるいう効果が
ある。
【0021】また、上記構成を有する請求項4の発明に
よれば、取り出すべき収納物の種類を示すバーコードを
上記読み取り手段によって読み取った場合、取出位置報
知手段が、読み取ったバーコードの情報と、収納位置記
憶手段に記憶されているデータとに基づいて、取り出す
べき収納物の収納位置を報知する。作業者は、報知され
ている収納位置に収納されている収納物を取り出す。こ
こで、請求項4の発明においては、バーコードを読み取
って収納物の種類を入力するので、パソコンのキーボー
ドによって収納物の種類を入力するのに比べて、入力を
迅速に行うことができ、しかも入力間違えがなくなるの
で、誤った収納位置が報知されることがない。従って、
目的とする収納物を正確かつ迅速に取り出すことができ
るいう効果がある。
【0022】また、請求項5の発明においては、取出位
置報知手段によって報知された収納部より収納物を取り
出した後に、取り出した収納物に設けられたバーコード
を読み取り手段によって読み取った場合、確認判定手段
が、読み取ったバーコードの情報と収納位置記憶手段に
記憶されているデータとに基づいて、上記取り出された
収納物の種類が正しいか否かを判定する。そして、確認
報知手段が、確認判定手段による判定結果を報知する。
従って、何等かの手違いによって、取り出された収納物
の種類が正しくない場合、すなわち、入力した収納物の
種類と実際に取り出された収納物の種類とが一致してい
ない場合、そのことが作業者に確実に報知される。よっ
て、作業者は、目的とする収納物をより一層正確に取り
出すことができるという効果がある。特に、電子部品収
納ケース等のように、外見だけでは収納物の種類の区別
がつきにくいものにおいて大きな効果を発揮する。
【0023】なお、請求項2ないし5のいずれかに記載
の収納装置において、上記収納物を初めて収納部に収納
した場合に、その収納年月日を記憶しておく収納年月日
記憶手段を設け、上記収納位置報知手段が、上記収納年
月日記憶手段に記憶されているデータに基づいて、上記
収納年月日の古い収納物の収納位置を優先的に報知する
ように構成してもよい。このように構成すれば、同じ種
類の収納物が複数収納されている場合、収納年月日の古
い収納物、すなわち納入年月日の古い収納物を取り出し
て使用することができるので好ましい。
【0024】また、請求項1ないし6のいずれかに記載
の収納装置において、返却すべき収納物の種類を示すバ
ーコードを上記読み取り手段によって読み取った場合、
この読み取ったバーコードの情報と、上記収納位置記憶
手段に記憶されているデータとに基づいて、上記収納物
を返却すべき返却位置を報知する返却位置報知手段を設
けてもよい。このような構成によれば、作業者が、一旦
取りだした収納物を元の位置に返却する場合、収納物の
種類を示すバーコードを読み取れば、収納物を返却すべ
き返却位置(収納物が収納されていた位置)が報知され
るので、収納物を迅速かつ正確に元の位置に返却するこ
とができる。
【0025】また、収納物が基板(電子基板)の製造に
使用される電子部品である場合、特定の基板の生産に使
用される電子部品の種類を記憶する生産基板データ記憶
手段を設け、上記取出位置報知手段が、上記基板の種類
を示すバーコードを上記読み取り手段によって読み取っ
た場合に、このバーコードの情報と、上記生産基板デー
タ記憶手段に記憶されているデータと、上記収納位置記
憶手段に記憶されているデータとに基づいて、その基板
に使用される電子部品が収納されている収納部の位置を
報知するように構成してもよい。このように構成すれ
ば、一旦基板の種類を示すバーコードを読み取るだけ
で、その基板に必要な全ての電子部品の収納位置が分か
るので、電子部品の取り出し(払い出し)作業がより一
層容易になる。
【0026】更に、上記生産基板データ記憶手段を設け
たものにおいて、ある生産基板(先行生産基板)から他
の生産基板(後口生産基板)に生産を移行する場合、上
記取出位置報知手段が、先行生産基板の上記生産基板デ
ータと、後口生産基板の上記生産基板データとを比較し
て、後口生産基板の生産に不足している電子部品の種類
を判別し該不足している電子部品が収納されている上記
収納部の位置を報知するように構成してもよい。このよ
うに構成すれば、不足している電子部品のみを取り出す
ことができるので、作業能率がより一層向上する。
【0027】なお、上記取出位置報知手段は、発光ダイ
オード等の発光素子によって該当収納位置を報知するも
のが対応する位置を知らせるという点で好ましいが、本
発明はこれに限定されず、例えば液晶パネルに該当収納
位置を示す番号等を表示して収納位置を報知するもので
もよく、あるいは合成音声によって収納位置を報知する
ものであってもよい。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。ここで、図1は、本発明の収納装置の一実施例
であるリールストッカー10を示す斜視図である。リー
ルストッカー10は、電子部品収納ケースとしてのテー
プリールTを複数収納可能な収納棚ケース12と、収納
棚ケース12に設けられた各種装置をコントロールする
ためのセンターコントローラー14とを備えている。な
お、図1においては、センターコントローラー14に対
して収納棚ケース12が1台のみ接続されているが、複
数台の収納棚ケース12をセンターコントローラー14
に対して並列に接続してもよい。
【0029】収納棚ケース12は、表面側が開口する矩
形のケース本体16の内部に、上下に等間隔に複数の棚
18a,18b,18c,18d,18e,18fが設
けられており、各棚18a〜18fの上にテープリール
Tが収納される。また、ケース本体16の上壁16aの
一端側には、作業者に各種のメッセージを伝達するため
の液晶パネルEが設けられている。そして、ケース本体
16の一方の側壁16bの前端面には、接続コード19
を介して周知のバーコードリーダーBが接続されてい
る。このバーコードリーダーBは、その内部に図示しな
い発光素子及び受光素子を備えるものであり、バーコー
ドを読み取る場合、作業者がバーコードリーダーBを手
に持ってバーコード上を手動で走査すると、バーコード
に含まれる各種情報が読み取られてセンターコントロー
ラー14に送信される。なお、収納棚ケース12の内部
には、作業者に各種の警報を発するためのブザーZ(図
示略)が設けられている。
【0030】次に、収納棚ケース12の詳細な構成を、
図2〜図4に基づいて説明する。図2は、収納棚ケース
12の一部を拡大して示す正面図であり、図3は、図2
のA−A視断面図である。また、図4は、図3の要部拡
大図である。なお、図2および図3においては、棚18
aおよび18bのみを図示しているが、他の棚18c〜
18fも棚18a、18bと同様な構成である。
【0031】収納棚ケース12の各棚18a〜18fの
間の空間部には、図2および図3に示すように、棒状の
仕切部材20が横方向に等間隔で複数列設されており、
隣接する仕切部材20,20の間に、1本のテープリー
ルTが収納されるリール収納部S(以下、収納部Sと称
する)が形成されている。収納部Sの横幅d(すなわち
隣接する仕切部材20.20の間隔d)は、テープリー
ルTの横幅Wよりも若干大きい程度とされており、収納
されているテープリールTが横方向にがたつかないよう
に構成されている。
【0032】また、図3に示すように、各棚18a〜1
8fの前端部21側には、収納棚ケース12の奥側(図
3における右方向)に向かって下りに傾斜する傾斜部2
2が設けられるとともに、この傾斜部22よりも更に奥
側には、垂直な段差部24が設けられている。収納部S
に収納されるテープリールTは、この傾斜部22と段差
部24との間の凹部26に嵌り込むので、前後方向(図
3の左右方向)に動くことがない。
【0033】そして、各棚18a〜18fの前端側の内
部28には、リミットスイッチ30と、側面視略扇形の
揺動部材32とが設けられている。リミットスイッチ3
0および揺動部材32は、収納確認センサとしての機能
を果たすものであり、各収納部S毎に1つずつ設けられ
ている。
【0034】リミットスイッチ30は、図3および図4
に示すように、上下に揺動可能なスイッチレバー30a
を備えている。図4(A)に示すようにスイッチレバー
30aが斜め上方に向いている場合、リミットスイッチ
30はオフ状態であり、図4(B)に示すようにスイッ
チレバー30aが水平である場合、リミットスイッチ3
0はオン状態である。なお、スイッチレバー30aは、
図示しないばね等の付勢部材によって常に上方に揺動す
るように付勢されており、何ら外力を受けない状態にお
いては、スイッチレバー30aは図4(A)に示す位置
に保たれている。
【0035】一方、揺動部材32は、揺動軸34を中心
として上下方向に揺動可能となるように取り付けられて
おり、付勢部材としてのねじりコイルばね36によっ
て、常に上側(図4(A)における矢印X方向)に揺動
するように付勢されている。そして、傾斜部22には、
揺動部材32が突出可能な開口部22aが形成されてお
り、図4(A)に示すようにテープリールTが収納部S
に収納されていない場合、揺動部材32の一部分が、開
口部22aより外側に(収納部S側に)突出するように
構成されている。そして、図4(A)の状態において
は、リミットスイッチ30のスイッチレバー30aが揺
動部材32によって押圧されないので、リミットスイッ
チ30はオフとなる。一方、図4(B)のようにテープ
リールTが収納されると、揺動部材32がテープリール
Tの外周部T1によって押圧されるので、揺動部材32
が下側に揺動し、スイッチレバー30aが揺動部材32
によって押圧されて水平方向に倒されて、リミットスイ
ッチ30がオンとなる。また、テープリールTを収納部
Sより取り出せば、ねじりコイルばね36の付勢力によ
って、揺動部材32が図4(A)に示す位置に揺動復帰
するので、リミットスイッチ30が再びオフになる。
【0036】なお、本実施例においては、リミットスイ
ッチ30と揺動部材32とによってテープリールTの有
無を検出しているが、本発明はこのような構成に限ら
ず、光センサや近接センサ等を用い、被接触でテープリ
ールの有無を検出する構成を採用することもできる。
【0037】そして、図1および図2に示すように、各
棚18a〜18fの前面部40の位置には、発光ダイオ
ード42(以下、LED42と称する)が多数配設され
ている。これらのLED42は、各収納部S毎に1つず
つ設けられており、後述するテープリールTの収納、払
い出し(取り出し)、返却等の際に、センターコントロ
ーラー14から送られる信号により点灯させられて、該
当する収納部Sの位置を報知する。すなわち、LED4
2は、本発明における取出位置報知手段としての機能を
果たすものである。なお、各LED42の上には、各収
納部Sの収納部番号(収納部Sの位置を示す番号)が記
されたラベルが設けられている。
【0038】次に、本実施例のテープリールTは、図5
に示すように、複数のチップ形の電子部品P(以下、部
品Pと称する)が貼り付けられたキャリアテープ52が
巻回されたものである。また、テープリールTの側面部
には、バーコードが印刷されたバーコードラベルBLが
貼り付けられている。このバーコードは、テープリール
Tに収納されている(すなわちキャリアテープ52に貼
り付けられている)部品Pの部品名、入り数(収納され
ている部品Pの数)、シリアルナンバーといった情報を
含んでいる。このようなバーコードとしては、(社)日
本電子機械工業会が、SMD等の電子部品の最小包装単
位の様々な包装形態(テープリールやバルクケース等)
の規格として制定している、「バーコード・ラベル標準
様式C−2(またはC−3)」を用いることができ
る。
【0039】なお、電子基板を製造する場合は、収納棚
ケース12から払い出した(取り出した)数本のテープ
リールTを、図示しない電子部品搭載機にセットし、部
品Pを自動的に基板へ組み込んで、多数の基板を製造す
る。次に、上記収納棚ケース12とセンターコントロー
ラー14の電気的な構成を、図6のブロック図に基づい
て説明する。
【0040】収納棚ケース12には、上記液晶パネル
E、バーコードリーダーB、ブザーZ等が設けられると
ともに、個々の収納部Sに対してそれぞれ、リミットス
イッチ30およびLED42が設けられており、これら
はデータ伝送ラインDLを介して、以下に述べるセンタ
ーコントローラー14と通信を行う。
【0041】センターコントローラー14は、周知のコ
ンピューターを構成するCPU60、ROM62、RA
M64、表示装置としてのCRTディスプレイ68、入
力手段としてのキーボード70、記憶手段としてのハー
ドディスク(HD)72等を備えており、これらはI/
O(入出力インターフェース)66を介して相互に接続
されている。
【0042】上記ハードディスク72には、収納データ
および生産基板データが記憶される。ここで、収納デー
タとは、個々の収納部Sのそれぞれについて、以下の
(a)〜(l)のデータが対応づけられて記憶されるも
のである。 (a)ユニット番号(センターコントローラー14に対
して複数の収納棚ケース12が接続されている場合、そ
れぞれの収納棚ケース12に付けられる番号。例えば収
納棚ケース12がn個接続されている場合、ユニット番
号は1〜nまで存在する。) (b)収納部番号 (c)部品名 (d)シリアルナンバー (e)入り数(個々のテープリールTに収納されている
部品Pの数量) (f)初期収納年月日(テープリールTを初めて収納棚
ケース12に収納した年月日) (g)初期収納担当者名 (h)払い出し日 (i)払い出し担当者名 (j)返却日 (k)返却担当者名 (l)返却数量(返却時にテープリールTに収納されて
いる部品Pの数量) また、生産基板データとは、製造される基板(電子基
板)毎に、製造に必要な(基板に実装される)部品Pの
部品名と、各部品Pの必要数量(基板1枚の製造に必要
な数量)とが対応づけられて記憶されるデータである。
【0043】次に、上記構成を有するリールストッカー
10の動作を、図7〜図17に基づいて説明する。ここ
で、図7〜図17は、上記センターコントローラー14
のCPU60において実行される各種処理を示すフロー
チャートである。センターコントローラー14にて実行
される処理は、大別すると、テープリールTを収納棚ケ
ース12に初めて収納する場合に実行される「初期収納
処理」(図7参照)と、テープリールTを収納棚ケース
12から払い出す(取り出す)場合に実行される「払い
出し処理」(図11参照)と、収納棚ケース12から取
り出されたテープリールTを返却する場合に実行される
「返却処理」(図17参照)とに分けられる。
【0044】以下、初期収納処理、払い出し処理、返却
処理のそれぞれについて詳細に説明する。 (イ)初期収納処理 図7に示す初期収納処理は、作業者が、例えばキーボー
ド70の操作によって「初期収納モード」を指定した際
に実行されるものである。
【0045】本処理においては、まず、作業者が、キー
ボード70の操作によって担当者名(初期収納担当者
名)を入力する(ステップ110:以下、ステップをS
と略称する)。次に、作業者は、キーボード70の操作
によって、以下の〜に示す3つの収納方式の内のい
ずれかを選択する(S120)。
【0046】自由方式・・・空いている(すなわちテ
ープリールTが収納されていない)収納部Sが複数ある
場合、作業者が任意の収納部Sを自由に選んで収納する
方式。 部品基準方式・・・特定の部品Pについて、予め収納
する領域を確保しておき(すなわち複数の収納部Sのう
ちのいくつかを、当該部品P専用の収納場所として確保
しておき)、同じ部品Pを同じ場所にまとめて収納する
方式。
【0047】基板基準方式・・・特定の基板の製造に
使用される部品Pについて、上記部品基準方式と同様に
予め収納する領域を確保しておき、同じ場所にまとめて
収納する方式。 そして、上記S120において、自由方式が選択された
場合、S130の自由方式収納処理(図8参照)を実行
する。また、同様に、部品基準方式が選択されれば、S
140の部品基準方式収納処理(図9参照)を実行し、
基板基準方式が選択されれば、S150の基板基準方式
収納処理(図10参照)を実行する。
【0048】以下、自由方式収納処理、部品基準方
式収納処理、基板基準方式収納処理のそれぞれついて
詳細に説明する。 自由方式収納処理について 図8に示す自由方式収納処理においては、先ず、空いて
いる収納部SのLED42をすべて点灯させる(S17
0)。すなわち、空いている収納部Sについてはリミッ
トスイッチ30がオフであるので、リミットスイッチ3
0のオン・オフ状態に基づいて空いている収納部Sを検
出し、そのLED42を点灯させる。
【0049】次に、作業者は、収納しようとするテープ
リールTに貼られているバーコードラベルBLのバーコ
ードを、バーコードリーダBによって読み取る(S18
0)。これにより、テープリールTに収納されている部
品Pの部品名、入り数、及びシリアルナンバー等の情報
が読み取られ、センターコントローラー14に送信され
る。そして、作業者は、バーコードを読みとったテープ
リールTを収納部Sに収納する。なお、作業者は、LE
D42が点灯している収納部Sであれば、どの収納部S
に収納してもよい。
【0050】そして、センターコントローラー14側
は、バーコードの読み取りがあった後に、作業者によっ
てテープリールTが収納されたか否かを、リミットスイ
ッチ30のオン・オフ状態に基づいて検出する(S19
0)。ここで、リミットスイッチ30がオフからオンに
なり、テープリールTの収納が確認された場合(S19
0:YES)、リミットスイッチ30の出力に基づいて
検出された収納部Sの位置(収納位置)と、先のS17
0にて読み取られた部品名等のバーコード情報とを、ハ
ードディスク72に記憶する(S200)。なお、S2
00においては、収納を行った年月日(初期収納年月
日)および担当者名(先のS110にて入力されてい
る)も記憶しておく。初期収納年月日については、セン
ターコントローラー14のコンピュータに使用されてい
るカレンダータイマに基づいて記憶される。
【0051】次に、上記S200の記憶処理の後に、リ
ミットスイッチ30がオンになった収納部S(すなわち
テープリールTが収納された収納部S)のLED42を
消灯する(S210)。そして、テープリールTの収納
作業の終了する場合(S220:YES)、全てのLE
D42を消灯して(S230)、本処理を一旦終了す
る。一方、S220にて否定判断されれば、収納作業を
継続すべく、S180に戻り、以後の処理を繰り返す。
【0052】部品基準方式収納処理について 図9に示す部品基準方式収納処理においては、先ず、作
業者が、バーコードリーダーBまたはキーボード70を
用いて、これから収納しようとする部品Pの部品名を入
力する(S240)。次に、当該部品P(S240にて
入力された部品P)を収納する領域がすでに確保されて
いるか否かを判断し(S250)、否定判断されれば、
当該部品Pを収納する領域を確保する。つまり、複数の
収納部Sのうちのいくつかを、当該部品P専用の収納ス
ペースとして登録・確保する。そして、確保されている
複数の収納部S(領域)のうち、空いている収納部Sの
LED42を点灯させる(S270)。
【0053】次に、作業者は、バーコードリーダBによ
って、収納するテープリールTのバーコードを読み取る
(S280)。そして、センターコントローラー14側
は、バーコードの読み取りがあった後に、そのバーコー
ドに対応する部品名と、先のS240にて入力された部
品名とが一致しているか否かを判断し(S290)、一
致していない場合は(S290:NO)、S300以降
の警報処理を実行する。即ち、先ずブザーZを断続的に
鳴らし(S300)、液晶パネルEにエラーメッセージ
を表示させる(S310)。そして、作業者がキーボー
ド70またはバーコードリーダーBによって「確認」の
入力をした場合(S320:YES)、ブザー音を止め
(S330)、液晶パネルEのエラーメッセージを消し
て(S340)、再びS270に戻る。このS290〜
S340の処理により、作業者が収納しようとする部品
Pとは異なる種類の部品Pを間違って収納しようとした
場合、ブザー音および液晶パネルEによって、間違いが
作業者に知らされる。従って、収納作業を確実に行うこ
とができるという利点がある。
【0054】一方、上記S290にて肯定判断された場
合(収納しようとする部品Pが正しい場合)、ブザーZ
を短音一回だけ鳴らす(S350)。次に、作業者は、
バーコードを読みとったテープリールTを収納部Sに収
納する。そして、センターコントローラー14は、作業
者によってテープリールTが収納されたか否かを、リミ
ットスイッチ30のオン・オフ状態に基づいて検出する
(S360)。ここで、リミットスイッチ30がオフか
らオンになり、テープリールTの収納が確認された場合
(S360:YES)、前述のS200と同様に、テー
プリールTが収納された収納部Sの位置、部品名、入り
数、シリアルナンバー、初期収納日、収納担当者をハー
ドディスク72に記憶し(S370)、テープリールT
が収納された収納部SのLED42を消灯する(S38
0)。この際、他の収納部SのLED42は点灯したま
まである。そして、当該部品P(先にS240にて入力
した部品P)の収納作業の終了するか否かを判断し(S
390)、収納作業を続ける場合(S390:YE
S)、再びS280に戻って以後の処理を繰り返す。一
方、S390にて否定判断された場合、全てのLED4
2を消灯し(S400)、本処理を終了するか否かを判
断する(S410)。ここで肯定判断された場合、一旦
本処理を終了するが、否定判断された場合(すなわち、
先にS240にて入力した部品Pとは異なる部品Pを収
納する場合)、再びS240に戻り、作業者が、バーコ
ードリーダーBまたはキーボード70を用いて次の部品
名を入力する。
【0055】基板基準方式収納処理について 図10に示す基板基準方式収納処理においては、先ず、
バーコードリーダーBまたはキーボード70を用いて、
基板の名前(基板名)を入力する(S420)。次に、
上記S250の場合と同様に、当該基板(S420にて
入力された基板)に使用される部品P(複数)を収納す
る領域が確保されているか否かを判断し(S430)、
否定判断されれば、部品Pを収納する領域を確保する。
そして、S450に進み、確保されている複数の収納部
S(領域)のうち、空いている収納部SのLED42を
点灯させる。
【0056】次に、作業者は、収納するテープリールT
のバーコードをバーコードリーダーBによって読み取り
(S460)、バーコードを読みとったテープリールT
を収納部Sに収納する。そして、センターコントローラ
ー14側は、バーコードの読み取りがあった後に、作業
者によってテープリールTが収納されたか否かを、リミ
ットスイッチ30のオン・オフ状態に基づいて検出する
(S470)。
【0057】ここで、テープリールTの収納が確認され
た場合(S470:YES)、前述のS200、S37
0と同様に、収納部Sの位置、部品名、入り数等をハー
ドディスク72に記憶する(S480)。次に、テープ
リールTが収納された収納部SのLED42を消灯し
(S490)、本処理を終了するか否かを判断する(S
500)。ここで否定判断された場合、再びS450に
戻り、収納作業が繰り返されるが、S500にて肯定判
断された場合(収納作業が終了する旨の指示が作業者に
よって入力されている場合等)、全てのLED42を消
灯し(S510)、本処理を終了する。
【0058】以上、(イ)初期収納処理について説明し
たが、その中で実行される自由方式収納処理、部品
基準方式収納処理、基板基準方式収納処理のいずれの
処理においても、作業者が、収納するテープリールTの
バーコードをバーコードリーダーBによって読み取り
(S180,S280,S460)、その後に、リミッ
トスイッチ30によってテープリールTの収納が確認さ
れた場合(S190,S360,S470:YES)、
ハードディスク72に、収納された部品Pの部品名と収
納部Sの位置(収納位置)とを対応させたデータ(収納
データ)が記憶される。従って、パソコンのキーボード
70によって部品名を入力するのに比べて、入力を迅速
に行うことができ、部品名の入力間違えがなくなり、し
かも、リミットスイッチ30によってテープリールTの
収納位置を確認することにより、部品名と収納位置とを
間違えなく対応させて(収納データとして)記憶するこ
とができる。よって、後述する払い出し処理においてテ
ープリールTを取り出す場合、間違ったテープリールT
を取り出してしまうことがなく、テープリールTを正確
かつ迅速に取り出すことが可能となるという効果が生じ
る。
【0059】また、特に部品基準方式収納処理におい
ては、同じ種類(部品名)の部品Pが収納されているテ
ープリールTを1箇所に集めて収納することができると
いう利点がある。更に、基板基準方式収納処理におい
ては、同じ基板に使用される部品Pを1箇所に集めて収
納できるという利点がある。
【0060】(ロ)払い出し処理について 次に、テープリールTを収納棚ケース12から取り出す
際に実行される「払い出し処理」(図11参照)につい
て説明する。なお、この払い出し処理は、作業者が、例
えばキーボード70の操作によって「払い出しモード」
を指定した際に実行されるものである。
【0061】払い出し処理は、図11に示すように、先
ず、作業者が、キーボード70の操作によって、担当者
名(払い出し担当者名)を入力し(S520)、以下の
(A)〜(D)に示す4つの払い出し方式の内のいずれ
かを選択する(S530)。 (A):部品名よる払い出し・・・作業者がバーコード
リーダーB等によって取り出すべき部品Pの部品名を入
力した場合、該当部品P(テープリールT)の収納位置
をLED42の点灯によって報知する方式。
【0062】(B):生産基板に必要な部品の払い出し
・・・作業者がバーコードリーダーB等によって生産基
板の名前を入力した場合、該当基板の生産に必要な(基
板に実装される)部品Pの収納位置を、LED42の点
灯によって報知する方式。 (C):初期収納において基板基準方式で収納された部
品の払い出し・・・作業者がバーコードリーダーB等に
よって生産する基板の名前を入力した場合、上記初期収
納において基板基準方式で収納された部品Pの収納位置
を、LED42の点灯によって報知する方式。
【0063】(D):補充方式による払い出し・・・あ
る製造基板(先行生産基板)より他の製造基板(後口生
産基板)に生産を移行する場合、先行生産基板に対して
後口生産基板に不足している部品Pの収納位置を、LE
D42の点灯によって報知する方式。 そして、上記S530にて、(A)が選ばれた場合、S
540の払い出し処理A(図12参照)を実行する。ま
た、同様に(B)が選ばれた場合はS550の払い出し
処理B(図14参照)を、(C)が選ばれた場合はS5
60の払い出し処理C(図15参照)を、(D)が選ば
れた場合はS570の払い出し処理D(図16参照)を
実行する。
【0064】以下、上記払い出し処理A〜Dについて詳
細に説明する。 (A)払い出し処理Aについて 図12に示す払い出し処理Aにおいては、先ず、バーコ
ードリーダーBまたはキーボード70を用いて、取り出
そうとする部品Pの部品名を入力する(S580)。バ
ーコードリーダーBによって入力する場合、払い出し表
に載っているバーコードを読み取っても良いし、あるい
は同種の部品Pを収納したテープリールTに貼られてい
るバーコードを読み取ってもよい。
【0065】そして、作業者が、部品Pの必要数量をキ
ーボード70によって入力すると、(S590)、続い
て1部品払い出し処理(S600)が実行される。この
処理は、図13のフローチャートに示すような処理であ
り、先ず、該当部品P(S580にて入力された部品
P)が収納されている収納部SのLED42を点灯させ
る(S620)。
【0066】ここで、S620においては、同じ部品P
を収納したテープリールTが複数収納されている場合、
ハードディスク72に記憶されている収納データに基づ
き、以下の〜のような手順でLED42を点灯させ
る。 初期収納年月日が一番古いテープリールT(部品P)
が収納されている収納部SのLED42を点灯させる。
【0067】初期収納年月日が一番古いテープリール
Tにおいて、その入り数が、必要数量(S590にて入
力されている)より多い場合、次に初期収納年月日が古
いテープリールTが収納されている収納部SのLED4
2を点灯させる。 (必要数量)≧(入り数)となるように、上記を繰
り返す。
【0068】すなわち、上記の処理により、収納年月
日の古いものから先に取り出すことが可能となる。次
に、作業者は、LED42が点灯している収納部S(す
なわち指定されている収納部S)に収納されているテー
プリールTを取り出す(S625)。センターコントロ
ーラー14側は、LED42が点灯している収納部Sの
スイッチがオフとなったか否か、即ち指定されている収
納部SよりテープリールTが正しく取り出されたか否か
を判断する(S630)。
【0069】ここで、作業者が異なった位置の収納部S
よりテープリールTを取り出した場合、すなわち誤取出
が行われた場合(S630:NO)、ブザーZを断続音
で鳴らし(S632)、テープリールTを取り出した収
納部SのLED42を点滅させる(S634)。つま
り、ブザーZおよびLED42によって、作業者に誤取
出が報知される。そして、取り出されたテープリールT
が収納部S(LED42が点滅している)に戻されるの
を待ち(S636)、テープリールTが戻されると(S
636:YES)、ブザー音を止めてLEDを消灯し
(S638)、エラーフラグをオンにする(S75
0)。
【0070】一方、上記S630にて肯定判断された場
合、作業者は、取り出したテープリールTが正しいもの
であるか否かを確認するために、テープリールTに貼ら
れているバーコードをバーコードリーダBによって読み
取る(S640)。そして、センターコントローラー1
4側においては、読み取られたバーコードの情報とハー
ドディスク72に記憶されている収納データ(部品名お
よび収納位置のデータ)とに基づいて、取り出したテー
プリールTの部品名が正しいか否かを判断する(S65
0)。すなわち、S640にて読み取った部品名と、収
納データとして記憶されている部品名とが一致している
か否かを判断する。ここで肯定判断された場合、即ち取
り出された部品Pが正しい場合(S650:YES)、
ブザーを短音で1回だけ鳴らして作業者に報知し(S6
60)、テープリールTを取り出した収納部SのLED
42を消灯する(S670)。そして、まだ取り出す部
品がある場合、即ち先のS580(図12参照)にて入
力した該当部品Pの取り出し続行する場合(S680:
YES)、再びS625に戻り、以後の処理を繰り返
す。一方、取り出す部品がない場合(S680:N
O)、エラーフラグをクリアして(S690)、図12
の払い出し処理Aに復帰して、S605に進む。
【0071】一方、上述のS650にて、取り出したテ
ープリールTの部品名が正しくないと判断された場合
(S650:NO)、ブザーZを連続音で鳴らして作業
者に警報を発し(S700)、テープリールTが取り出
された収納部SのLED42を点滅させる(S71
0)。そして、作業者が、キーボード70等の操作によ
って、取り出した部品Pのデータの取り消しを指示する
と(S720:YES)、この部品Pのデータがハード
ディスク72より消去される(S730)。そして、ブ
ザー音を止めてLED42を消灯し(S740)、エラ
ーフラグをオンにした後に(S750)、図12の払い
出し処理Aに復帰してS605に進む。
【0072】そして、図12に示すS605において
は、エラーフラグがオンになっているか否かを判断し、
肯定判断された場合、S600に戻って1部品払い出し
処理を再び実行する。一方、S605にて否定判断され
た場合、S610に進み、本処理を終了するか否かを判
断する。ここで肯定判断された場合、一旦本処理を終了
するが、否定判断された場合(作業者によって払い出し
作業の継続が指示されている場合)、再びS520に戻
り、他の部品名を入力し、払い出し作業を繰り返す。
【0073】(B):払い出し処理Bについて 図14に示す払い出し処理Bにおいては、先ず、生産す
る基板の名前(基板名)を入力する(S760)。この
S760においては、キーボード70によって基板名を
入力することもできるが、基板名を示すバーコードをバ
ーコードリーダーBによって読み取って入力することも
できる。
【0074】次に、センターコントローラー14側にお
いては、生産基板データが登録されているか否かを判断
し(S770)、登録されていなければ(S770:N
O)、生産基板データをハードディスク72に記憶させ
て登録を行う(S780)。次に、作業者が基板の生産
数量を入力すると(S790)、先に入力された基板名
より上述の生産基板データがサーチされて、該当基板の
生産に必要な部品Pの部品名および払い出し数が求めら
れる(S800)。ここで、払い出し数は、下記式
(1)の様に設定される。
【0075】(1)・・・(払い出し数)≧(基板1枚
当りの必要数量)×(基板の生産数量) そして、上記S800の後に、1部品払い出し処理(S
810)が実行される。この処理は、上述のS600
(図13参照)とほぼ同様な処理であるが、S620の
処理(LED42の点灯処理)においては、上記S80
0にてサーチされた部品Pが収納されている収納部Sの
LED42を全て点灯させるか、または取り出すべき部
品Pの収納部SのLED42を順次点灯させる。
【0076】作業者は、LED42が点灯している収納
部SよりテープリールTを取り出し(S625〜S68
0)、1種類の部品Pの取り出しが終了すれば(S68
0:O)、エラーフラグをクリアし(S690)、図1
4のメインルーチンに戻ってS815に進む。
【0077】そして、S815において、エラーフラグ
がオンになっているか否かを判断し、肯定判断された場
合、1部品払い出し処理(S810)を再び実行する。
一方、S815にて否定判断された場合、基板の生産に
必要な全ての部品Pの払い出しが完了したか否かを判断
し(S820)、否定判断されれば、S810に戻って
1部品払い出し処理を再び実行する。一方、S820に
て肯定判断されれば、基板名、払い出し部品名およびそ
の数量を記憶して(S825)、一旦本処理を終了す
る。 (C):払い出し処理Cについて 図15に示す払い出し処理Cにおいては、先ず、作業者
が、バーコードリーダーBまたはキーボード70を用い
て、生産する基板の名前(基板名)を入力する(S83
0)。次に、該当基板に使用される部品Pが、上記初期
収納処理(図7参照)において「基板基準方式」で収納
されているか否かを判断し(S835)、否定判断され
れば、一旦本処理を終了する。一方、肯定判断されれ
ば、上記S810と同様な1部品払い出し処理を実行す
る(S840)。
【0078】そして、1部品払い出し処理(S840)
の後に、エラーフラグがオンになっているか否かを判断
し(S845)、肯定判断された場合、1部品払い出し
処理(S840)を再び実行する。一方、S850にて
否定判断された場合、全部品の払い出しが完了したか否
かを判断し(S850)、否定判断されれば、S840
に戻って1部品払い出し処理を再び実行する。一方、S
850にて肯定判断されれば、一旦本処理を終了する。
【0079】(D):払い出し処理Dについて 図16における払い出し処理においては、先ず、本日払
い出し処理B(生産基板に必要な部品の払い出し)によ
って部品Pを払い出した基板の基板名が、センターコン
トローラー14のCRT68に表示される(S86
0)。次に、CRT68に表示された基板の中から、キ
ーボード70の操作によって基板名(先行生産基板名)
を選択する(S865)。そして、作業者は、新たに生
産しようとする基板(後口生産基板)の名前(後口生産
基板名)を入力する(S870)。このS870におい
ては、キーボード70によって基板名を入力することも
できるが、基板名を示すバーコードをバーコードリーダ
ーBによって読み取って入力することもできる。
【0080】そして、センターコントローラー14側に
おいては、生産基板データが登録されているか否かを判
断し(S875)、登録されていなければ(S875:
NO)、生産基板データをハードディスク72に記憶さ
せて登録する(S880)。次に、センターコントロー
ラー14は、先行生産基板および後口生産基板の生産基
板データを参照して、払い出すべき部品Pの払い出し数
(必要数量)を求める。ここで、払い出す部品Pが先行
生産基板に使用されていた部品P(すなわち先に払い出
されていた部品P)である場合、今回必要な払い出し数
は、下記式(2)にて求められる。
【0081】(2)・・・(今回必要な払い出し数)≧
(先行払い出し残数)+(後口生産基板1枚当りの使用
数)×(後口生産基板の生産数量) なお、上記先行払い出し残数とは、先行生産基板の製造
の際に払い出された部品Pのうち余った部品Pの数量で
あり、下記式(3)にて求められる。
【0082】(3)・・・(先行払い出し残数)=(先
行生産基板製造時の払い出し数)−(基板1枚当りの使
用数)×(先行生産基板の生産数) 一方、払い出す部品が先行生産基板に使用されていなか
った部品である場合、払い出し数は下記式(4)にて求
められる。
【0083】(4)・・・(払い出し数)≧(基板1枚
当りの使用数)×(基板の生産数量) そして、払い出し数算出(S885)の後に、上述のS
600およびS810と同様な1部品払い出し処理を実
行する(S890)。
【0084】この処理(S890)も、図13のフロー
チャートと同様な処理であるが、本払い出し処理Dにお
いては、S620(LED42の点灯処理)にて、先行
生産基板の生産基板データと後口生産基板の生産基板デ
ータとを比較することにより、後口生産基板に不足して
いる部品Pが収納されている収納部SのLED42を全
て点灯させるか、または取り出すべき部品Pの収納部S
のLED42を順次点灯させる。
【0085】ここで、上記不足している部品Pとは、先
行生産基板に使用されていない部品P(すなわち本日払
い出されていない部品P)と、先行生産基板に使用され
ていた部品P(本日払い出されている部品P)のうち、
上記「先行払い出し残数」が後口生産基板の生産に必要
な数量に足りない部品Pである。上記S620において
は、これらの部品Pが収納されている収納部SのLED
42を点灯させる。
【0086】そして、作業者は、LED42が点灯して
いる収納部SよりテープリールTを取り出し(S625
〜S680)、1種類の部品Pの取り出しが終了すれば
(S680:NO)、エラーフラグをクリアし(S69
0)、図16のメインルーチンに戻ってS895に進
む。
【0087】そして、S895においては、エラーフラ
グがオンになっているか否かを判断し、肯定判断された
場合、S890に戻って1部品払い出し処理を再び実行
する。一方、S895にて否定判断された場合は、後口
生産基板に必要な全ての部品Pの払い出しが完了したか
否かを判断し(S900)、否定判断されれば、S89
0に戻って1部品払い出し処理を再び実行する。つま
り、先に取り出したものとは異なる種類(部品名)の部
品Pの払い出しが行われ、必要な全ての部品Pの払い出
しが順次行われることとなる。一方、S900にて肯定
判断された場合、一旦本処理を終了する。
【0088】以上、(ロ)払い出し処理について説明し
たが、払い出し処理A〜Dのいずれの場合においても、
作業者がバーコードリーダーBまたはキーボード70に
よって部品名あるいは基板名を入力して、取り出すべき
部品Pの種類を指示した場合(S580,S760,S
830,S870)、センターコントローラー14が、
入力された部品Pの種類とハードディスク72に記憶さ
れている収納データとに基づいて、収納棚ケース12の
LED42を点灯させて(S620)、作業者に該当す
る(取り出すべき)テープリールTの収納位置を報知す
る。すなわち、バーコードリーダーBまたはキーボード
70が、指示手段としての機能を果たし、LED42が
取出位置報知手段としての機能を果たすこととなる。そ
して、作業者は、LED42が点灯している収納部Sに
収納されている収納物を取り出すことにより、目的とす
るテープリールTを正確かつ迅速に取り出すことができ
る。そして、特に本実施例において、バーコードリーダ
ーBを用いて部品名あるいは基板名を入力すれば、パソ
コンのキーボードによって入力するのに比べて、入力操
作を迅速に行うことができる。しかも、入力間違えが少
なくなるので、誤った収納部SのLED42が点灯する
こともない。従って、目的とするテープリールTをより
一層正確かつ迅速に取り出すことができるいう効果があ
る。
【0089】また、特に払い出し処理B〜Dにおいて
は、基板名を示すバーコードをバーコードリーダーBに
よって読み取った場合(S760,S830,S87
0)、センターコントローラー14が、入力された基板
名とハードディスク72に記憶されている収納データお
よび生産基板データとに基づいて、収納棚ケース12の
LED42(該当基板に使用される部品Pが収納されて
いる収納部SのLED42)を点灯させて(S62
0)、作業者にテープリールTの収納位置を報知する。
よって、一旦基板名を示すバーコードを読み取るだけ
で、その基板に必要な全ての部品Pの収納位置が分かる
ので、部品Pの払い出し作業が一層容易になる。
【0090】また、特に払い出し処理Cにおいては、生
産基板に使用される部品Pが一箇所に集中して収納され
ているため、払い出し作業の際に、作業者があちらこち
らと動く必要がなく、作業がより一層容易になるという
利点がある。更に、払い出し処理Dにおいては、先行生
産基板から後口生産基板に生産を移行する場合、先行生
産基板の基板名を指定するとともに(S865)、後口
生産基板の基板名を入力すると(S870)、両基板の
生産基板データを比較することにより、後口生産基板の
生産に不足している部品Pがサーチされ、不足している
部品Pが収納されている収納部Sの位置がLED42に
よって報知される(S620)。よって、不足している
部品Pのみを迅速かつ正確に取り出すことができ、作業
効率がより一層向上する。
【0091】更に、払い出し処理A〜Dのいずれの場合
においても、1部品払い出し処理(図13参照)にて、
LED42によって報知された収納部Sとは異なる収納
部SよりテープリールTが取り出された否か(すなわち
誤取出があったか否か)が、リミットスイッチ30の出
力に基づいて判定され(S630)、誤取出があった場
合(S630:NO)、ブザーZがこれを作業者に報知
する(S632)。すなわち、ブザーZが誤取出判定手
段としての機能を果たす。従って、作業者は再び正しい
収納部SよりテープリールTを取り出すことができるの
で、目的とするテープリールTをより一層正確かつ迅速
に取り出すことができるいう効果がある。
【0092】また、図13の1部品払い出し処理におい
て、作業者が、LED42によって報知された収納位置
(収納部S)よりテープリールTを取り出した後に(S
625)、このテープリールTに貼られているバーコー
ドをバーコードリーダーBによって読み取った場合(S
640)、センターコントローラー14が、このバーコ
ードの情報とハードディスク72の収納データと基づい
て、取り出されたテープリールTの部品Pの種類が正し
いか否かを判定する(S650)。そして、その判定結
果をブザーZによって報知する(S660,S67
0)。すなわち、ブザーZが確認報知手段としての機能
を果たす。従って、何等かの手違いによって、取り出さ
れたテープリールTの部品Pの種類が正しくない場合、
そのことが作業者に確実に報知されるので、目的とする
収納物をより一層正確に取り出すことができるいう効果
がある。特に、本実施例のテープリールTのように、外
見だけでは部品名の区別がつきにくいものにおいて大き
な効果を発揮する。
【0093】また、図13の1部品払い出し処理のS6
20において、初期収納年月日が一番古い部品Pが収納
されている収納部SのLED42を優先的に点灯させる
ようにしているので、同じ部品Pを収納したテープリー
ルTが複数収納されている場合、初期収納年月日の古い
もの、すなわち納入年月日の古いものから先に取り出し
て使用することができるので好ましい。
【0094】つまり、従来においては、同じ部品Pを収
納したテープリールTが複数収納されている場合、テー
プリールTの外見だけでは部品Pの新旧(納入年月日)
の区別がつかないことが多く、納入の古い部品Pを優先
的に取り出して使用することが難しかったが、本実施例
によれば、LED42によって納入年月日の新旧が判る
ので、納入年月日の古いものを優先的に取り出して使用
することができるという利点がある。
【0095】(ハ)返却処理について 次に、収納棚ケース12から取り出したテープリールT
を返却する際に実行される返却処理について、図17に
基づいて説明する。なお、この払い出し処理は、作業者
がキーボード70の操作によって「払い出しモード」を
指定した際に実行されるものである。
【0096】本処理においては、先ず、作業者が、返却
しようとするテープリールTに貼られているバーコード
をバーコードリーダBによって読み取り(S910)、
更に、部品Pの返却数(テープリールTに収納されてい
る部品数)を、キーボード70やバーコードリーダーB
等によって入力する。
【0097】ここで、バーコードリーダBによって返却
数を入力する場合は、例えば「1000」〜「900
0」までの1000きざみの数(4桁の数)を示すバー
コード,「100」〜「900」までの100きざみの
数(3桁の数)を示すバーコード,及び「10」〜「9
0」までの10きざみの数(2桁の数)を示すバーコー
ドをそれぞれ用意しておき、各桁の数を示すバーコード
を順に読み取り、最後に「ENTER」を示すバーコー
ドを読み取ることにより、部品数を入力することができ
る。例えば、返却数として「4370」という数を入力
する場合は、順に「4000」、「300」、「7
0」、「ENTER」を示すバーコードを読み取ればよ
い。
【0098】なお、上記返却数の入力において、残りテ
ープ径(テープリールTに巻かれているキャリアテープ
52の半径)をキーボード70またはバーコードリーダ
ーBによって入力し、この残りテープ径に基づいて、部
品Pの残数を自動計算するように構成してもよい。
【0099】また、部品の残数を残数計測装置によって
計測し、この残数計測装置からの信号をセンターコント
ローラー14に入力することによって、返却数を入力す
るように構成してもよい。すなわち、例えば上記残りテ
ープ径を計測装置によって自動計測し、その数値を示す
信号をセンターコントローラー14に入力することによ
って、返却数(残数)を自動計算するように構成しても
よい。また、周知の部品カウンター(例えば光センサな
どによって、キャリアテープ52に貼り付けられている
部品Pの個数を計数するカウンタ)によって残数を計数
し、この部品カウンターからの信号(残数を示す信号)
をセンターコントローラー14に入力してもよい。な
お、このような残数計測装置は、収納棚ケース12と一
体に設けても良いし、あるいはセンターコントローラー
14側に設けてもよい。
【0100】次に、センターコントローラー14側は、
S910にて読み取られたバーコードの情報(部品名お
よびシリアルナンバー)に基づいて、該当部品Pを払い
出した(取り出した)収納部Sの位置を算出し、該当収
納部SのLED42を点灯させる(S920)。作業者
は、LED42が点灯している収納部Sにテープリール
Tを返却・収納する。センターコントローラー14側に
おいては、該当収納部Sのリミットスイッチ30がオフ
からオンに変化したか否か、すなわちテープリールTが
返却されたか否かを判断する(S925)。ここで肯定
判断されると(S925:YES)、返却年月日等のデ
ータをハードディスク72に記憶して(S930)、本
処理を一旦終了する。
【0101】以上、返却処理においては、返却すべきテ
ープリールTに貼られたバーコードをバーコードリーダ
ーBによって読み取った場合(S910)、このバーコ
ードの情報と、ハードディスク72の収納データとに基
づいて、センターコントローラー14が、テープリール
Tを返却すべき収納部S(テープリールTが収納されて
いた収納部S)のLED42の点灯させて返却位置を報
知する(S920)。従って、テープリールTを迅速か
つ正確に元の位置に返却することができるという効果が
ある。
【0102】以上実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様で実
施し得る。例えば、上記実施例においてはテープリール
Tを収納していたが、この他の電子部品収納体として、
周知のバルクケースや、スティック状のマガジンを収納
できるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のリールストッカーを示す斜視図であ
る。
【図2】収納棚ケースの一部を拡大して示す正面図であ
る。
【図3】図2のA−A視断面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】テープリールを示す斜視図である。
【図6】実施例のリールストッカーの電気的構成を示す
ブロック図である。
【図7】初期収納処理を示すフローチャートである。
【図8】自由方式収納処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】部品基準方式収納処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】基板基準方式収納処理を示すフローチャート
である。
【図11】払い出し処理を示すフローチャートである。
【図12】払い出し処理Aを示すフローチャートであ
る。
【図13】1部品払い出し処理を示すフローチャートで
ある。
【図14】払い出し処理Bを示すフローチャートであ
る。
【図15】払い出し処理Cを示すフローチャートであ
る。
【図16】払い出し処理Dを示すフローチャートであ
る。
【図17】返却処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…リールストッカー 12…リールストッ
カー 14…センターコントローラー 18a〜18f…棚 30…リミットスイッチ 32…揺動部材 42…発光ダイオード(LED) 60…CPU 62…ROM 64…RAM 72…ハードディスク B…バーコードリー
ダー BL…バーコードラベル E…液晶パネル P…電子部品 S…リール収納部 T…テープリール Z…ブザー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納物を複数収納可能な収納部を備えた
    収納装置において、 上記収納部の所定位置に収納物が収納されているか否か
    を検出する収納確認センサと、 収納物の種類を識別するためのバーコードを読み取る読
    み取り手段と、 上記読み取り手段による上記バーコードの読み取りがあ
    った後に、上記収納確認センサによって上記収納物の収
    納が確認された場合、該読み取り手段によって読み取ら
    れたバーコードに対応する上記収納物の種類と、上記収
    納確認センサによって検出された収納位置とを対応させ
    て記憶する収納位置記憶手段と、 を備えたことを特徴とする収納装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の収納装置において、 取り出すべき収納物の種類を指示する指示手段と、 上記指示手段により収納物の種類が指示された場合、該
    指示された収納物の種類と上記収納位置記憶手段に記憶
    されているデータとに基づいて、上記取り出すべき収納
    物の収納位置を報知する取出位置報知手段を備えること
    を特徴とする収納装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の収納装置において、 上記取出位置報知手段によって報知された収納位置とは
    異なる収納位置より上記収納物が取り出された否かを上
    記収納確認センサの出力に基づいて判定する誤取出判定
    手段と、 上記誤取出判定手段による判定結果を報知する誤取出報
    知手段とを備えることを特徴とする収納装置。
  4. 【請求項4】 収納物を複数収納可能な収納部を備えた
    収納装置において、 バーコードを読み取る読み取り手段と、 収納されている収納物の種類と収納位置とを対応させて
    記憶する収納位置記憶手段と、 取り出すべき収納物の種類を示すバーコードを上記読み
    取り手段によって読み取った場合、該読み取ったバーコ
    ードの情報と、上記収納位置記憶手段に記憶されている
    データとに基づいて、上記取り出すべき収納物の収納位
    置を報知する取出位置報知手段と、 を備えることを特徴とする収納装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれかに記載の収
    納装置において、 上記取出位置報知手段によって報知された収納部より上
    記収納物を取り出した後に、該取り出した収納物に設け
    られた上記バーコードを上記読み取り手段によって読み
    取った場合、該読み取ったバーコードの情報と上記収納
    位置記憶手段に記憶されているデータとに基づいて、上
    記取り出された収納物の種類が正しいか否かを判定する
    確認判定手段と、 上記確認判定手段による判定結果を報知する確認報知手
    段と、 を備えることを特徴とする収納装置。
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