JP3423106B2 - 検体仕分け装置及び検体仕分け方法 - Google Patents

検体仕分け装置及び検体仕分け方法

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JP3423106B2
JP3423106B2 JP10861195A JP10861195A JP3423106B2 JP 3423106 B2 JP3423106 B2 JP 3423106B2 JP 10861195 A JP10861195 A JP 10861195A JP 10861195 A JP10861195 A JP 10861195A JP 3423106 B2 JP3423106 B2 JP 3423106B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液、血漿、血清など
の検体中の成分を検査するため、検体検査所に於て検体
の受付後、検体の仕分けを行なう検体仕分け装置及び検
体仕分け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各医療機関で採取された血液、血漿、血
清などの検体は、検体原容器(一般には直径10mm〜
16mmまでの試験管状の容器)に入れられ、検体を識
別するための検体番号を表示したラベルが貼られ検体検
査所に送られる。一方、検査項目等が記入されている検
体検査依頼書も検体検査所に送付される。
【0003】検体検査所に於ては、検体の受付を行なう
ために検体検査依頼書に記入されている検査指示情報を
ホストコンピュータに入力する。ホストコンピュータで
は、検体の検査指示情報に応じて検体の検査番号を設定
し、検体番号と検査番号からなる検査番号ラベルを出力
する。また、検体をセットする検体容器用ラック上の検
体の位置情報を計算して記憶した後、検体位置情報及び
検査番号等からなる検査指示書等を出力する。上述の検
査番号ラベルは、作業者によってそのラベルに表示され
ている検体番号が付されている検体容器に貼り付けられ
る。その後この検体容器は、検査番号順に検体位置情報
にあわせて分類、仕分けされる。
【0004】この分類、仕分けされた検体は、作業者に
よって精密分注機にセットされ、精密分注機により、ホ
ストコンピューター等より受け取った検査番号や検体位
置情報に基づき検体の分注作業が行なわれ、また、検体
位置情報を記憶している自動分析機により検査が行なわ
れる。
【0005】このようにして得られた検体の検査結果
は、ホストコンピュータに送られ、報告書として出力さ
れ検査発注者に送られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
検体の分類、仕分けは、作業員が検体に付されている検
体番号を確認し手作業で行なっていたため、検体番号を
誤って認識することが有、検体の仕分け先を間違ってし
まうという問題があった。
【0007】この発明の課題は、検体の仕分けを正確に
且つ迅速に行なうことができる検体仕分け装置及び検体
仕分け方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の検体仕分
け装置は、検体の仕分け先を決定するために用いる仕分
け情報を記憶する仕分け情報記憶手段と、この仕分け情
報記憶手段に記憶されている仕分け情報に基づき仕分け
先を決定する仕分け先決定手段と、仕分け先決定手段に
より決定された仕分け先を表示する仕分け先表示手段
と、検体が実際に投入された仕分け先を検出する仕分け
先検出手段と、仕分け先決定手段により決定された仕分
け先と仕分け先検出手段により検出された仕分け先が一
致するか否かを判別する判別手段と、この判別手段によ
り一致しないと判別された場合に警報を発生する警報発
生手段と、判別手段により、決定された仕分け先と検出
された仕分け先が一致しないと判別された場合に、仕分
け先検出手段により検出された仕分け先を表示する誤仕
分け先表示手段と、誤仕分け先表示手段により表示され
た仕分け先に誤って仕分けされた検体の正しい仕分け先
を再表示する仕分け先再表示手段と、を備えることを特
徴とする。
【0009】また、請求項2記載の検体仕分け装置は、
検体に付されている検体番号を入力する検体番号入力手
段と、検体の仕分け先を決定するために用いる仕分け情
報を記憶する仕分け情報記憶手段と、検体番号入力手段
により入力された検体番号及び仕分け情報記憶手段に記
憶されている仕分け情報に基づき仕分け先を決定する仕
分け先決定手段と、仕分け先決定手段により決定された
仕分け先を表示する仕分け先表示手段と、検体が実際に
投入された仕分け先を検出する仕分け先検出手段と、仕
分け先決定手段により決定された仕分け先と仕分け先検
出手段により検出された仕分け先が一致するか否かを判
別する判別手段と、この判別手段により一致しないと判
別された場合に警報を発生する警報発生手段と、判別手
段により、決定された仕分け先と検出された仕分け先が
一致しないと判別された場合に、仕分け先検出手段によ
り検出された仕分け先を表示する誤仕分け先表示手段
と、誤仕分け先表示手段により表示された仕分け先に誤
って仕分けされた検体の正しい仕分け先を再表示する仕
分け先再表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】また、請求項3記載の検体仕分け装置は、
請求項1記載の検体仕分け装置に、更に、仕分け情報を
検体ラックが保持する記憶媒体から読み込む仕分け情報
読込手段を備え、この仕分け情報読込手段により読み込
んだ仕分け情報を仕分け情報記憶手段に記憶することを
特徴とする。
【0011】また、請求項4記載の検体仕分け装置は、
請求項2記載の検体仕分け装置の検体番号入力手段をバ
ーコード読み取り装置としたことを特徴とする。
【0012】また、請求項5記載の検体仕分け方法は、
検体の仕分け情報を読み込んで記憶部に記憶する第1の
ステップと、記憶部に記憶されている検体の仕分け情報
に基づき仕分け先を決定する第2のステップと、この決
定された仕分け先を表示する第3のステップと、検体が
実際に投入された仕分け先を検出する第4のステップ
と、決定された仕分け先と検出された仕分け先が一致す
るか否かを判別する第5のステップと、この第5のステ
ップにより決定された仕分け先と検出された仕分け先が
一致しないと判別された場合に警報を発生する第6のス
テップと、第5のステップにより、決定された仕分け先
と検出された仕分け先が一致しないと判別された場合
に、第4のステップにより検出された仕分け先を表示す
る第7のステップと、第7のステップにより表示された
仕分け先に誤って仕分けされた検体の正しい仕分け先を
再表示する第8のステップと、を備えることを特徴とす
る。
【0013】また、請求項6記載の検体仕分け方法は、
検体に付されている検体番号を入力する第1のステップ
と、この第1のステップにより入力された検体番号及び
記憶部に記憶されている検体の仕分け情報に基づき仕分
け先を決定する第2のステップと、この決定された仕分
け先を表示する第3のステップと、検体が実際に投入さ
れた仕分け先を検出する第4のステップと、決定された
仕分け先と検出された仕分け先が一致するか否かを判別
する第5のステップと、この第5のステップにより決定
された仕分け先と検出された仕分け先が一致しないと判
別された場合に警報を発生する第6のステップと、第5
のステップにより、決定された仕分け先と検出された仕
分け先が一致しないと判別された場合に、第4のステッ
プにより検出された仕分け先を表示する第7のステップ
と、第7のステップにより表示された仕分け先に誤って
仕分けされた検体の正しい仕分け先を再表示する第8の
ステップと、を備えることを特徴とする。
【0014】
【作用】 請求項1記載の検体仕分け装置によれば、仕分
け先決定手段により決定された仕分け先を表示する仕分
け先表示手段を備えているため、仕分け先を容易に認識
することができる。
【0015】また、仕分け先決定手段により決定された
仕分け先と仕分け先検出手段により検出された仕分け先
とが一致するか否かを判別し、一致しないと判別された
場合に警報を発生し、誤仕分け先表示手段が仕分け先検
出手段により検出された仕分け先を表示するため、誤っ
て投入した検体の位置を容易に知ることができる。
【0016】また、仕分け先再表示手段により、誤って
仕分けされた検体の正しい仕分け先を再表示するため、
仕分け先を誤ることが無く正確に仕分けを行なうことが
できる。
【0017】また、請求項2記載の検体仕分け装置によ
れば、仕分け先決定手段により決定された仕分け先を表
示する仕分け先表示手段を備えているため、仕分け先を
容易に認識することができる。
【0018】また、仕分け先決定手段により決定された
仕分け先と仕分け先検出手段により検出された仕分け先
とが一致するか否かを判別し、一致しないと判別された
場合に警報を発生し、誤仕分け先表示手段が仕分け先検
出手段により検出された仕分け先を表示するため、誤っ
て投入した検体の位置を容易に知ることができる。
【0019】また、仕分け先再表示手段により、誤って
仕分けされた検体の正しい仕分け先を再表示するため、
仕分け先を誤ることが無く正確に仕分けを行なうことが
できる。
【0020】また、請求項3記載の検体仕分け装置によ
れば、検体を保持する検体ラックの記憶媒体からこの検
体の仕分け情報を読み込み、この読み込んだ仕分け情報
に基づき検体の仕分けを行なうことができる。
【0021】また、請求項4記載の検体仕分け装置によ
れば、バーコード読み取り装置により検体番号を入力す
るため正確に検体番号の入力を行なうことができる。
【0022】また、請求項5記載の検体仕分け方法によ
れば、決定された仕分け先と検出された仕分け先が一致
しないと判別された場合に警報を発生するステップを備
えるため、正確に検体の仕分けを行なうことができる。
【0023】また、請求項6記載の検体仕分け方法によ
れば、決定された仕分け先と検出された仕分け先が一致
しないと判別された場合に警報を発生するステップを備
えるため、正確に検体の仕分けを行なうことができる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0025】図1は、検体分類システムにおける検体、
検査依頼書及び検査情報の流れを説明するための図であ
る。図中符号Aで示すものは、開梱工程であり、各営業
所より送られたきた検体BOX20を開梱する。この検
体BOX20には、検体22及び検査依頼書23が収容
されており、検査依頼書23がバッチ組工程Bに引き渡
されると共に検体22が大台仕分け工程Dに引き渡され
る。
【0026】バッチ組工程Bでは、検査依頼書23のバ
ッチ組が行なわれると共に検体BOX20と検査依頼書
23のバッチとの紐付けが行なわれる。このバッチ組工
程Bでの処理終了後、検査依頼書23は、入力工程Cに
引き渡され、検査依頼書23に記載されている情報の内
の基本情報(検査項目、検査材料等)の入力が行なわれ
る。
【0027】大台仕分け工程Dに於ては、検体22を入
力工程Cに於て入力した基本情報に基づき、検査項目の
特性上検体の凍結保存が必要な絶凍検体と、凍結保存が
必要でない通常保存検体とに仕分けられる。なお、通常
保存検体には、1つの検体に対して1種類の検査を行な
うシングル検体と、その他の検体が含まれる。シングル
検体は、仕分け工程Eに於て上述の基本情報に基づき仕
分けを行なう。一方、絶凍検体は、絶凍仕分け工程Fに
於て上述の基本情報に基づき仕分けを行なう。仕分け工
程E及び絶凍仕分け工程Fに於て仕分けが終了した検体
22は検査室搬入工程Gにより検査室に搬入される。
【0028】次に、図2を参照して、この実施例の検体
分類システムを制御するコンピュータの構成を説明す
る。
【0029】図中、符号1で示すものは、基幹ホストコ
ンピュータであり、この検体分類システムの他、この検
体分類システムで分類された検体22の分注を行なう検
体分注システム等の制御を行なう。また、図中、符号2
で示すものは、受付ホストコンピュータであり、この受
付ホストコンピュータ2により検体分類システム全体が
制御される。
【0030】なお、受付ホストコンピュータ2は、上位
のコンピュータである基幹ホストコンピュータ1に接続
ケーブル10を介して接続される。また、受付ホストコ
ンピュータ2には、接続ケーブル10を介して下位コン
ピュータである開梱工程管理コンピュータ3、バッチ組
工程管理コンピュータ4、大台仕分け工程管理コンピュ
ータ6、仕分け工程管理コンピュータ7及び絶凍仕分け
工程管理コンピュータ8が接続されている。また基幹ホ
ストコンピュータ1には、接続ケーブル10を介して入
力工程管理コンピュータ5が接続されれいる。
【0031】ここで、開梱工程管理コンピュータ3は、
開梱工程Aの作業を、バッチ組工程管理コンピュータ4
は、バッチ組工程Bの作業を、大台仕分け工程管理コン
ピュータ6は、大台仕分け工程Dの作業を、仕分け工程
管理コンピュータ7は、仕分け工程Eの作業を、絶凍仕
分け工程管理コンピュータ8は、絶凍仕分け工程Fの作
業を、入力工程管理コンピュータ5は入力工程Cの作業
をそれぞれ管理するものである。
【0032】次に、図3〜図8を参照して開梱工程管理
コンピュータ3、バッチ組工程管理コンピュータ4、入
力工程管理コンピュータ5、大台仕分け工程管理コンピ
ュータ6、仕分け工程管理コンピュータ7及び絶凍仕分
け工程管理コンピュータ8のそれぞれの構成を説明す
る。
【0033】図3は、開梱工程管理コンピュータ3の構
成を示すブロック図である。この開梱工程管理コンピュ
ータ3には、開梱工程管理コンピュータ3全体を制御す
るためのCPU3aが備えられている。このCPU3a
には、キー入力部3b、記憶部3c、ラベルプリンタ3
d及び表示部3eが接続されている。また、この開梱工
程管理コンピュータ3には、無線バーコードリーダ(以
下、無線BCRという。)3fにより読み取ったバーコ
ード(以下、BCという。)の入力も可能である。
【0034】キー入力部3bには、検体の保存状態(室
温、冷蔵、凍結)の別を入力するためのテンキー(図示
せず)等が備えられている。また、記憶部3cには、検
体BOX管理番号、検体BOX20が保存される保存棚
22の位置情報等が記憶される。更に、ラベルプリンタ
3dは、検体BOX20に付されているバーコードが表
示されているBOX管理ラベルの出力を行なうものであ
り、表示部3eは、無線BCR3fにより読み取ったB
C等の表示を行なう。更に、この開梱工程管理コンピュ
ータ3は、検体BOX20を保管するための保管棚24
の制御も行なう。
【0035】図4は、バッチ組工程管理コンピュータ4
の構成を示すブロック図である。バッチ組工程管理コン
ピュータ4には、このバッチ組工程管理コンピュータ4
全体を制御するためのCPU4aが備えられている。こ
のCPU4aには、キー入力部4b、記憶部4c及びB
CR4dが接続されている。キー入力部4bには、1つ
の検体BOX20に紐付くバッチのバッチ数等を入力す
るためのテンキー(図示せず)等が備えられている。ま
た、BCR4cは、検体BOX20に表示されている検
体BOX20の管理番号を示すBC及びバッチ毎に表示
されるバッチ番号を示すBCを読み取るものである。更
に、記憶部4dは、検体BOX20の管理番号、バッチ
数等を一時的に記憶するものである。
【0036】図5は、入力工程管理コンピュータ5の構
成を示すブロック図である。入力工程管理コンピュータ
5には、この入力工程管理コンピュータ5全体を制御す
るためのCPU5aが備えられている。このCPU5a
には、キー入力部5b及び記憶部5cが接続されてい
る。キー入力部5bは、検査依頼書23に記載されてい
る事項のうち検体番号及び基本情報(検査項目、検査材
料等)を入力するためのものである。また、記憶部5c
は、キー入力部5bにより入力されたデータを一時的に
記憶するものである。
【0037】図6は、大台仕分け工程管理コンピュータ
6の構成を示すブロック図である。大台仕分け工程管理
コンピュータ6は、各大台仕分け装置44に設置される
ものであり、大台仕分け工程管理コンピュータ6には、
大台仕分け工程管理コンピュータ6全体を制御するため
のCPU6aが備えられている。このCPU6aには、
BCR6b及び記憶部6cが接続されている。また、C
PU6aには、LED6e、データキャリアライタ(以
下、DCWという。)6f及びゲートセンサ6gが接続
されている。
【0038】ここで、BCR6bは、検体22に付され
ている検体番号を表示するBCを読み取るものである。
また、記憶部6cは、受付ホストコンピュータ2から受
け取った検体22を仕分けるための仕分け情報を記憶す
るものである。更に、LED6eは、検体22の仕分け
先を表示するものであり、DCW6fは、検体22がシ
ングル検体であった場合に検体ラック40のデータキャ
リア(以下、DCという。)42に仕分け情報を書き込
むものである。また、ゲートセンサ6gは、検体22の
仕分け先が正しいか否かを検出するものである。
【0039】図7は、仕分け工程管理コンピュータ7の
構成を示すブロック図である。仕分け工程管理コンピュ
ータ7は、各仕分け装置56に設置されるものであり、
仕分け工程管理コンピュータ7には、仕分け工程管理コ
ンピュータ7全体を制御するためのCPU7aが備えら
れている。このCPU7aには、データキャリアリーダ
(以下、DCRという。)7b、ラベルプリンタ7c、
検体センサ7d、ブザー7g及び記憶部7fが接続され
ている。また、CPU7aには、検体22の仕分け先毎
に設けられたLED7e及びゲートセンサ7fが接続さ
れている。
【0040】ここで、DCR7bは、検体ラック40の
DC42から仕分け情報を読み込むものである。また、
ラベルプリンタ7cは、検体22に貼り付けるラベルの
出力を行なうものである。更に、検体センサ7dは、検
体ラック40から検体22が抜き取られたか否かを検出
するものである。また、記憶部7hは、DCR7bによ
りDC42から読み込まれた仕分け情報を記憶するもの
である。更に、LED7eは、検体22の仕分け先を表
示するものであり、ゲートセンサ7fは、検体22の仕
分け先が正しいか否かを検出するものである。また、ブ
ザー7gは、検体の仕分け先が間違った場合に警報音を
発生するものである。
【0041】図8は、絶凍仕分け工程管理コンピュータ
8の構成を示すブロック図である。絶凍仕分け工程管理
コンピュータ8は、各絶凍検体仕分け装置66に設置さ
れるものであり、絶凍仕分け工程管理コンピュータ8に
は、絶凍仕分け工程管理コンピュータ8全体を制御する
ためのCPU8aが備えられている。このCPU8aに
は、DCR8b、ラベルプリンタ8c、記憶部8d及び
ブザー8gが接続されている。
【0042】ここで、BCR8bは、検体22に付され
ている検体番号を表示するBCを読みとるものである。
また、ラベルプリンタ8cは、検体22に貼り付ける検
査番号ラベルの出力を行なうものである。更に、記憶部
8dは、検体22を仕分けるための仕分け情報を記憶す
るものである。また、ブザー8gは、検体の仕分け先が
間違った場合に警報音を発生するものである。
【0043】次に、図3、図9〜図11を参照して開梱
工程Aの処理の詳細について説明する。まず、図10に
示すように、検体検査所に搬入された検体BOX20を
開梱し(S1)、無線式のBCR3fにより検体BOX
20に表示されている検体BOX番号を読み取る(S
2)。また、キー入力部3bにより、検体BOX20の
保存状態(室温、冷蔵、絶凍)の別を入力する(S
3)。これにより、記憶部3cに検体BOX番号及び検
体BOXの保存状態から構成されるBOX管理番号が記
憶される。一方、ラベルプリンタ3dにより、BOX管
理番号が表示されているBOX管理ラベルが出力される
(S4)。
【0044】このBOX管理ラベルは、BOX入力管理
票21に貼り付けられ、検体BOX20から取り出され
た検査依頼書23と共に、バッチ組工程に引き継がれる
(S6)。一方、検体BOX20は、保管棚24におけ
る管理に引き渡される(S7)。
【0045】保管棚24での管理に於ては、まず、無線
式のBCR3fにより検体BOX20に表示されている
検体BOX番号及び検体BOX20を保管する保管棚2
4の各保管位置に表示されている保管位置を示すBCを
読み取る(S8、S9)。これにより検体BOX20と
保管棚24の保管位置との紐付けを行なうことができ、
記憶部3cにBOX管理番号に対応した保管棚位置番号
が記憶される(図11参照)。なお、検体BOX20
は、保管棚位置番号の読み取りを行なった保管位置に入
庫される(S10)。
【0046】次に、入力工程Cで、検体BOX20に紐
付けられたバッチに対する入力がすべて終了した場合に
は、受付ホストコンピュータ2より、検体BOX番号が
出庫可能検体BOX20として送信されてくるため、こ
の検体BOX番号の受信の有無を検出する(S11)。
検体BOX番号を受信した場合には、CPU3aは、保
管棚24のこの検体BOX番号を有する検体BOXが保
管されている位置のランプの点灯を行なう(S12)。
これにより、該当する棚の検体BOX20が保管棚24
から取り出されて、大台仕分け工程Dに引き渡される
(S13、S14)。
【0047】次に、図4、図12〜図14を参照してバ
ッチ組工程Bの処理の詳細について説明する。まず、図
13に示すように開梱工程Aから受け取った1つの検体
BOX20に収容されていた検査依頼書23を複数のバ
ッチに分割し、各バッチには、バッチ管理番号(例え
ば、1001、1002等)を表示したバッチ入力管理
票26を添付する(S20)。
【0048】次に、検体BOX20とバッチとの紐付け
を行なう。即ち、BCR4cによりBOX入力管理票2
1からBOX管理番号を読み込む(S21)。また、キ
ー入力部4bにより、このBOX管理番号の検体BOX
20に紐付くバッチ数を入力する(S22)。更に、B
CR4cによりバッチ入力管理票26からバッチ管理番
号を、バッチ数分読み込む(S23、S24)。この処
理により記憶部4dには、BOX管理番号に対応して、
バッチ数及びバッチ管理番号が記憶される(図14参
照)。
【0049】検体BOX20とバッチとの紐付けが終了
した検査依頼書23は、バッチ毎にバッチ入力管理票2
6を付して入力工程Cに引き継ぐ(S25)。
【0050】バッチ組工程管理コンピュータ4は、1つ
のバッチの全検査依頼書23の基本情報の入力が終了し
た場合に、入力工程管理コンピュータ5により送信され
る仕上がりバッチ番号を受信し(S26)、記憶部4d
の該当する位置に仕上がりの情報(図に示す「済」、
「未」)を書き込む(図14参照)。BOX管理番号に
紐付いている全バッチについての入力が終了したときに
開梱工程管理コンピュータ3に対して入力が終了した検
体BOX20のBOX管理番号を送信する(S27、S
28)。
【0051】次に、図5、図15〜図16を参照して入
力工程の処理の詳細について説明する。入力工程Cに於
ては、各検査依頼書23に記載されている項目のうち基
本情報に関する項目の入力をバッチ単位で行なう(S3
5、S36)。これにより記憶部5cにバッチ管理番号
毎に検体番号とこの検体番号が表示されている検査依頼
書23の基本情報が記憶される(図16参照)。1つの
バッチに含まれる全依頼書に関する基本情報の入力が終
了した場合には(S37)、このバッチのバッチ管理番
号が仕上がりバッチ番号としてバッチ組工程管理コンピ
ュータ4に送信される(S38)。一方、検体番号とこ
の検体番号に対応して記憶されている基本情報がCPU
5aを介して基幹ホストコンピュータ1に送信される。
【0052】次に、大台仕分け工程D及び仕分け工程E
の処理の詳細について説明する。
【0053】ここで、まず図17及び図18を参照して
大台仕分け工程D及び仕分け工程Eに於て用いられる検
体ラック40の構成について説明する。
【0054】検体ラック40は、円盤状の形状を有する
底板部40a及びこの底板部40aの中央に立設された
筒上の検体保持部40bにより構成されている。底板部
40aの底面には、円形の凹部40cが設けられ、DC
42が収容されている。一方、底板部40aの上面に
は、この底板部40aの外周縁部に起立部40dが設け
られている。
【0055】また、検体保持部40bは、1本の検体を
保持するものであり、この検体保持部40bの筒の直径
は、複数種類の検体22を保持することができるよう
に、これら複数種類の検体22の直径よりも大きく形成
されている。
【0056】検体ラック40は、このラックに備えられ
ているDC42に、この検体ラック40に保持されてい
る検体22の仕分け情報を記憶しているため、正確に且
つ高速に検体22の仕分けを行なうことができる。ま
た、検体ラック40の底板部40aが、円盤状の形状で
あるためコンベヤによる搬送を円滑に行なうことができ
る。更に、検体ラック40の底板部40aの底面にDC
42が備えられているため、コンベヤによる搬送中にも
容易に仕分け情報の読み出しを行なうことができる。ま
た、検体ラック40の底板部40aに起立部40dが設
けられているため、この起立部40dにフック等を掛け
ることにより容易に搬送方向の変更を行なうことができ
る。
【0057】なお、上述のDC42は、所定の厚さを有
する円盤状のものであり、EEP−ROM(不揮発性メ
モリ)を内蔵するものである。このDC42に対するデ
ータの書込み及び読み出しはDCRWにより非接触で行
なうことができる。
【0058】次に、図6、図17〜図22を参照して大
台仕分け工程Dの処理について説明する。まず、大台仕
分け工程Dの処理を開始する前に、大台仕分け工程管理
コンピュータ6は、基幹ホストコンピュータ1により記
憶されている検体番号毎の基本情報及び患者情報(図1
9参照)の内の検体番号及び基本情報を受付ホストコン
ピュータ2を介して記憶部6cに記憶する(図20)。
【0059】検体BOX20から検体22を取りだし、
BCR6cにより検体22に付されている検体番号を読
み取る(S45)。CPU6aは、記憶部6cから読み
取った検体番号に対応する仕分け情報、即ち基本情報を
取得する(S46)。
【0060】CPU6aは、この取得した仕分け情報に
基づき仕分け先を決定し、大台仕分け装置44のLED
6eのいずれかを点灯させる(S47)。即ち、検体2
2が、シングル検体であったっ場合には、DCW6fの
前方に設置されているLED6eを点灯させ、絶凍検体
であった場合には、ゲートセンサ6gの前方に設置され
ているLED6eを点灯させる。
【0061】作業員は、DCW6fの前方に設置されて
いるLED6eが点灯した場合には、仕分け装置56か
らラック返却コンベヤ50によって返却され、ラック収
用部52に収容されている検体ラック40を1本取り、
この検体ラック40に検体22をセットする(図17参
照)。この検体ラック40は、DCW6f上に置かれ、
この検体ラック40にセットされている検体22に対す
る仕分け情報(検体番号及びこの検体番号に対応する基
本情報)がDC42に書き込まれる(S48、S49、
S50)。DC42に対する仕分け情報の書き込みが終
了した検体ラック40は、自動的にラック搬送コンベヤ
46に投入され(S51)、仕分け装置56に搬送され
る。
【0062】一方、ゲートセンサ6gの前方に設置され
ているLED6eが点灯した場合には、検体22をゲー
トセンサ6gの間を通過させ、金網ラック48に投入す
る(S48)。上述の検体22の大台仕分け処理は、1
つの検体BOX20に収容されている全ての検体22の
仕分けが終了するまで続けられる(S52)。
【0063】次に、図7、図23〜図25を参照して仕
分け工程Eの処理について説明する。
【0064】大台仕分け装置44により搬送コンベヤ4
6に投入され、搬送コンベヤ46により搬送されてきた
検体ラック40は、仕分け情報読み込み装置60の前方
の搬送コンベヤ46上に設置されているストッパー62
により、搬送コンベヤ46上で滞留させられる(S6
0)。このストッパー62により滞留させられた検体ラ
ック40が10本溜まった時点で(S61)、仕分け情
報読み込み装置60に備えられているDCR60aによ
り、10本の検体ラック40のそれぞれのDC42から
各検体22の仕分け情報が読み取られる(S62)。
【0065】ここで、この仕分け情報読み込み装置60
は、受付ホストコンピュータ2により制御されるもので
あり、読み取られた検体10本分の仕分け情報は、受付
ホストコンピュータ2の記憶部(図示せず。)に記憶さ
れる。ここで、受付ホストコンピュータ2は、記憶部に
記憶されている検体10本分の仕分け情報に基づき分岐
シーケンスを生成(このシーケンスの生成により検体の
分類が行なわれる。)し(S63)、この分岐シーケン
スを各仕分け装置56に備えられている仕分け工程管理
コンピュータ7に送信する。
【0066】その後、ストッパー62を開放することに
より、検体ラック40の滞留を解除する(S64)。滞
留が解除された検体ラック40は、搬送コンベヤ46に
より、各仕分け装置56へ搬送される。各仕分け装置5
6は、受付ホストコンピュータ2により送信された分岐
シーケンスに基づき検体ラック40を仕分け装置56に
引き込む(S65)。即ち、各仕分け装置56は、その
仕分け装置56に引き込む検体ラック40を分岐装置5
8により分岐コンベヤ64に分岐させる(図24参
照)。例えば、10本の検体ラックの内、1本目及び3
本目の検体ラックが、搬送方向に向かって最も手前にあ
る仕分け装置56へ引き込まれるものであり、また、2
本目の検体ラックが、搬送方向に向かって手前から2番
目の仕分け装置56へ引き込まれるものである場合に
は、1本目及び3本目の検体ラック40が、搬送方向に
向かって最も手前にある仕分け装置56へ引き込まれ、
また、2本目の検体ラックが、搬送方向に向かって手前
から2番目の仕分け装置56へ引き込まれる。
【0067】各仕分け装置56に引き込まれた検体ラッ
ク40は、分岐コンベヤ64により、DCR7bの位置
まで搬送される(図25参照)。ここでDC42に記憶
されているその検体ラック40に保持されている検体2
2の仕分け情報(検体番号及びこの検体番号に対応する
基本情報)が読み込まれ、記憶部7hに記憶される(S
66)。CPU7aは、記憶部7hに記憶されている仕
分け情報に基づき仕分け先を決定すると共に、該当する
仕分け先のLED7eを点灯させる。また、ラベルプリ
ンタ7cにより、この検体22の検査番号(ID−1)
を表示した検査番号ラベルを出力する(S68)。な
お、検査番号(ID−1)とは、検査室、検査項目等を
表わす数字やアルファベットにより構成される番号であ
る。
【0068】ここで作業員は、検体ラック40から検体
22を抜き取り、出力された検査番号ラベルを検体22
に貼り付ける(S69)。また、LED7eが点灯して
いる仕分け先の金網ラック48に検体22を投入し、検
体投入処理が行なわれる(S70)。
【0069】ここで、図24及び図26を参照して検体
投入処理の詳細を説明する。
【0070】各仕分け先の金網ラック48のいずれかに
検体22が投入された場合には(S701)、LED7
eと金網ラック48との間に設置されているゲートセン
サー7fにより検体22が検出される(S702)。こ
こで、記憶部7hに記憶されている仕分け情報に基づき
決定されたこの検体22の仕分け先とゲートセンサー7
fによって検出された仕分け先が一致しているか否かの
判別が行なわれる(S703)。このS703の処理で
仕分け先が一致していると判別された場合には、S71
(図23参照)の処理を行なう。
【0071】一方、S703の処理で仕分け先が一致し
ていないと判別された場合には、ブザー7gによりブザ
ー音を発生させ(S704)、作業員に対して警報を行
なう。
【0072】また、ゲートセンサー7fにより検体22
が検出された仕分け先のLED7eを点灯させ(S70
5)、誤って仕分けが行なわれた仕分け先を表示する。
【0073】この場合、作業員は、LED7eが点灯し
ている仕分け先の金網ラック48から誤って仕分けられ
た検体22を抜き取り、その仕分け先のゲートセンサー
7fの間を通過させる。これによりゲートセンサー7f
により検体22が検出される(S706)。誤って仕分
けがされた位置のゲートセンサー7fにより検体22が
検出された場合には、仕分け先を間違えた検体22が抜
き取られたと判断し(S707)、この検体の正しい仕
分け先のLED7eを再び点灯させる(S708)。
【0074】ここで作業員が、検体22をLED7eが
点灯している位置のゲートセンサー7fの間を通過さ
せ、正しい仕分け先の金網ラック48に投入することに
より、検体投入処理(S70、図23参照)が終了し、
S71の処理を行なう。
【0075】S71では、検体センサ7dにより、検体
ラック40から検体22が抜き取られたか否かを検出す
る。ここで、検体22が抜き取られたことが検出された
場合には(S72)、検体ラック40をDCR7bによ
り仕分け情報を読み取る位置の下方に設けられているラ
ック返却コンベヤ50に落下させる(S73)。
【0076】これにより検体ラック40は、ラック返却
コンベヤ50により、大台仕分け装置44まで搬送さ
れ、大台仕分け装置44のラック収容部52に収容され
る。
【0077】次に、図8、図27〜図28を参照して絶
凍仕分け工程Fの処理について説明する。
【0078】絶凍検体は、大台仕分け工程Dより50本
入りの金網ラック48により絶凍仕分け工程Fに引き継
がれる(S85)。この時点に於ては、絶凍仕分け工程
管理コンピュータ8の記憶部8dに、基幹ホストコンピ
ュータ1から受け付けホストコンピュータ2を介して送
信された絶凍検体に関する仕分け情報が、各検体番号に
対応して記憶されている。
【0079】作業員は、金網ラック48から検体22を
抜き取り(S86)、BCR8bにより検体番号を読み
取る(S87)。CPU8aは、検体番号及び記憶部8
dに記憶されている仕分け情報に基づきラベルプリンタ
8cにより、この検体22の検査番号(ID−1)を表
示した検査番号ラベルを出力すると共に(S88)、該
当する仕分け先のLED8eを点灯させる(S89)。
【0080】ここで作業員は、金網ラック48から検体
22を抜き取り、出力された検査番号ラベルを検体22
に貼り付け、LED8eが点灯している仕分け先の金網
ラック48に検体投入する。これにより図24に於て詳
細に説明したのと同様な検体投入処理がCPU8aに於
いて行われる(S90)。この仕分け作業は、絶凍仕分
け工程Fに搬入された検体22の全てについて行なわれ
る(S91)。
【0081】上述の仕分け工程E及び絶凍仕分け工程F
により仕分けされた検体22は、検査室搬入工程Gによ
り各検査室に搬入される(図1参照)。
【0082】この実施例の検体仕分け装置によれば、検
体の仕分け先を表示し、またこの表示された仕分け先に
検体が正しく仕分けされたか否かが監視されているた
め、検体の仕分けを正確に且つ迅速に行なうことができ
る。
【0083】なお、この実施例に於ては、DCにEEP
−ROMを用いたがこれに限らず、SRAM等を用いる
ことも可能である。また、この実施例に於ては、検体ラ
ックの記憶媒体保持部には1本の検体を保持することと
しているが、これに限らず複数本の検体を保持するよう
にしてもよい。
【0084】また、この実施例に於ては、開梱工程管理
コンピュータ3が、受付ホストコンピュータ2より、出
庫可能な検体BOX20の検体BOX番号を受信した場
合には、直ちにこの検体BOX番号の検体BOX20が
保管されている保管棚24のランプの点灯を行なってい
るが、これに限らず、大台仕分け工程D及び仕分け工程
Eで処理されている検体の数に基づきランプの点灯を一
定の間行なわないようにしてもよい。即ち、大台仕分け
工程D及び仕分け工程Eで処理されている検体の数が減
少するまでランプの点灯を行なわないようにしてもよ
い。
【0085】また、この実施例に於ては、絶凍仕分け装
置66で検体番号をBCRによって読み取っているが、
これに限らずテンキーの操作により入力するようにして
もよい。
【0086】また、この実施例に於ては、検体22の仕
分け先を誤った場合にブザー音により警報を発生してい
るが、これに限らずLEDを点滅させることにより視覚
的な警報を行なうようにしてもよい。
【0087】
【発明の効果】この発明の検体仕分け装置によれば、仕
分け先決定手段により決定された仕分け先と仕分け先検
出手段により検出された仕分け先とが一致するか否かを
判別し、一致しないと判別された場合に警報を発生する
ため、作業者が検体の仕分け先を間違った場合でも警報
によりその事実を知ることができ、仕分け先を誤ること
無く正確に仕分けを行なうことができる。
【0088】また、仕分け先決定手段により決定された
仕分け先を表示する仕分け先表示手段を備える場合に
は、仕分け先を容易に認識することができ、正確な位置
に検体を仕分けることができる。
【0089】また、誤仕分け先表示手段を備える場合に
は、誤って投入した検体の位置を容易に知ることがで
き、誤って仕分けた検体を正確な仕分け先に容易に仕分
けることができる。
【0090】また、この発明の検体仕分け方法によれ
ば、決定された仕分け先と検出された仕分け先が一致し
ないと判別された場合に警報を発生するステップを備え
るため、作業者が検体の仕分け先を間違った場合でも警
報によりその事実を知ることができ、正確に検体の仕分
けを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】検体分類システムにおける検体、検査依頼書及
び検査情報の流れを説明するための図である。
【図2】検体分類システムを制御するコンピュータの構
成を説明するための図である。
【図3】開梱工程管理コンピュータの構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】バッチ組工程管理コンピュータの構成を示すブ
ロック図である。
【図5】入力工程管理コンピュータの構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】大台仕分け工程管理コンピュータの構成を示す
ブロック図である。
【図7】仕分け工程管理コンピュータの構成を示すブロ
ック図である。
【図8】絶凍仕分け工程管理コンピュータの構成を示す
ブロック図である。
【図9】開梱工程の処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図10】開梱工程の処理を説明するための図である。
【図11】開梱工程管理コンピュータの記憶部に記憶さ
れるデータを説明するための図である。
【図12】バッチ組工程の処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図13】バッチ組工程の処理を説明するための図であ
る。
【図14】バッチ組工程管理コンピュータの記憶部に記
憶されるデータを説明するための図である。
【図15】入力工程の処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図16】入力工程管理コンピュータの記憶部に記憶さ
れるデータを説明するための図である。
【図17】検体分類システムで用いる検体ラックの斜視
図である。
【図18】検体分類システムで用いる検体ラックの断面
図である。
【図19】基幹ホストコンピュータの記憶部に記憶され
るデータを説明するための図である。
【図20】大台仕分け工程管理コンピュータの記憶部に
記憶されるデータを説明するための図である。
【図21】大台仕分け工程の処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図22】大台仕分け装置を説明するための概略図であ
る。
【図23】仕分け工程の処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図24】検体投入処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図25】仕分け装置の配置状態を説明するための図で
ある。
【図26】仕分け装置の構成を説明するための概略図で
ある。
【図27】絶凍仕分け工程を説明するためのフローチャ
ートである。
【図28】絶凍仕分け装置の構成を説明するための概略
図である。
【符号の説明】
A…開梱工程、B…バッチ組工程、C…入力工程、D…
大台仕分け工程、E…仕分け工程、F…絶凍仕分け工
程、G…検査室搬入工程、1…基幹ホストコンピュー
タ、2…受付ホストコンピュータ、3…開梱工程管理コ
ンピュータ、4…バッチ組工程管理コンピュータ、5…
入力工程管理コンピュータ、6…大台仕分け工程管理コ
ンピュータ、7…仕分け工程管理コンピュータ、7e…
LED、7f…ゲートセンサー、7g…ブザー、8…絶
凍仕分け工程管理コンピュータ、8e…LED、8f…
ゲートセンサー、8g…ブザー、20…検体BOX、2
1…BOX入力管理票、22…検体、23…検査依頼
票、24…保存棚、26…バッチ入力管理票、40…検
体ラック、42…データキャリア(DC)、44…大台
仕分け装置、46…ラック搬送コンベヤ、56…仕分け
装置、58…分岐装置、60…仕分け情報読み込み装
置、66…絶凍検体仕分け装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/00 - 35/10 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体の仕分け先を決定するために用いる
    仕分け情報を記憶する仕分け情報記憶手段と、 この仕分け情報記憶手段に記憶されている前記仕分け情
    報に基づき仕分け先を決定する仕分け先決定手段と、前記仕分け先決定手段により決定された仕分け先を表示
    する仕分け先表示手段と、 前記検体が実際に投入された仕分け先を検出する仕分け
    先検出手段と、 前記仕分け先決定手段により決定された仕分け先と前記
    仕分け先検出手段により検出された仕分け先が一致する
    か否かを判別する判別手段と、 この判別手段により一致しないと判別された場合に警報
    を発生する警報発生手段と 前記判別手段により、前記決定された仕分け先と前記検
    出された仕分け先が一致しないと判別された場合に、前
    記仕分け先検出手段により検出された仕分け先を表示す
    る誤仕分け先表示手段と、 前記誤仕分け先表示手段により表示された仕分け先に誤
    って仕分けされた検体の正しい仕分け先を再表示する仕
    分け先再表示手段と、 を備えることを特徴とする検体仕分け装置。
  2. 【請求項2】 検体に付されている検体番号を入力する
    検体番号入力手段と、 前記検体の仕分け先を決定するために用いる仕分け情報
    を記憶する仕分け情報記憶手段と、 前記検体番号入力手段により入力された前記検体番号及
    び前記仕分け情報記憶手段に記憶されている前記仕分け
    情報に基づき仕分け先を決定する仕分け先決定手段と、前記仕分け先決定手段により決定された仕分け先を表示
    する仕分け先表示手段と、 前記検体が実際に投入された仕分け先を検出する仕分け
    先検出手段と、 前記仕分け先決定手段により決定された仕分け先と前記
    仕分け先検出手段により検出された仕分け先が一致する
    か否かを判別する判別手段と、 この判別手段により一致しないと判別された場合に警報
    を発生する警報発生手段と 前記判別手段により、前記決定された仕分け先と前記検
    出された仕分け先が一致しないと判別された場合に、前
    記仕分け先検出手段により検出された仕分け先を表示す
    る誤仕分け先表示手段と、 前記誤仕分け先表示手段により表示された仕分け先に誤
    って仕分けされた検体の正しい仕分け先を再表示する仕
    分け先再表示手段と、 を備えることを特徴とする検体仕分け装置。
  3. 【請求項3】 前記仕分け情報を検体ラックが保持する
    記憶媒体から読み込む仕分け情報読込手段を更に備え、
    この仕分け情報読込手段により読み込んだ仕分け情報を
    前記仕分け情報記憶手段に記憶することを特徴とする請
    求項1記載の検体仕分け装置。
  4. 【請求項4】 前記検体番号入力手段は、バーコード読
    み取り装置であることを特徴とする請求項2記載の検体
    仕分け装置。
  5. 【請求項5】 検体の仕分け情報を読み込んで記憶部に
    記憶する第1のステップと、 前記記憶部に記憶されている前記検体の仕分け情報に基
    づき仕分け先を決定する第2のステップと、 この決定された仕分け先を表示する第3のステップと、 前記検体が実際に投入された仕分け先を検出する第4の
    ステップと、 前記決定された仕分け先と前記検出された仕分け先が一
    致するか否かを判別する第5のステップと、 この第5のステップにより前記決定された仕分け先と前
    記検出された仕分け先が一致しないと判別された場合に
    警報を発生する第6のステップと、 前記第5のステップにより、前記決定された仕分け先と
    前記検出された仕分け先が一致しないと判別された場合
    に、前記第4のステップにより検出された仕分け先を表
    示する第7のステップと、 前記第7のステップにより表示された仕分け先に誤って
    仕分けされた検体の正 しい仕分け先を再表示する第8の
    ステップと、 を備えることを特徴とする検体仕分け方法。
  6. 【請求項6】 検体に付されている検体番号を入力する
    第1のステップと、 この第1のステップにより入力された前記検体番号及び
    記憶部に記憶されている検体の仕分け情報に基づき仕分
    け先を決定する第2のステップと、 この決定された仕分け先を表示する第3のステップと、 前記検体が実際に投入された仕分け先を検出する第4の
    ステップと、 前記決定された仕分け先と前記検出された仕分け先が一
    致するか否かを判別する第5のステップと、 この第5のステップにより前記決定された仕分け先と前
    記検出された仕分け先が一致しないと判別された場合に
    警報を発生する第6のステップと、 前記第5のステップにより、前記決定された仕分け先と
    前記検出された仕分け先が一致しないと判別された場合
    に、前記第4のステップにより検出された仕分け先を表
    示する第7のステップと、 前記第7のステップにより表示された仕分け先に誤って
    仕分けされた検体の正しい仕分け先を再表示する第8の
    ステップと、 を備えることを特徴とする検体仕分け方法。
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