JP3359228B2 - 検体分取分配システム - Google Patents

検体分取分配システム

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JP3359228B2
JP3359228B2 JP9874196A JP9874196A JP3359228B2 JP 3359228 B2 JP3359228 B2 JP 3359228B2 JP 9874196 A JP9874196 A JP 9874196A JP 9874196 A JP9874196 A JP 9874196A JP 3359228 B2 JP3359228 B2 JP 3359228B2
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克郎 甲斐崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液、血漿、血清
などの検体中の成分を検査するため、検体を入れた原容
器から分注容器内に分注(分配注入)する検体分取分配
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】各医療機関で採取された血液、血漿、血
清などの検体は、検体原容器(一般には直径10mm〜
16mmまでの試験管状の容器)に入れられ、検体を識
別するための検体番号を表示したラベルが貼られ検体検
査所に送られる。一方、検査項目等が記入されている検
体検査依頼書も検体検査所に送付され、記入されている
検査指示情報が基幹ホストコンピュータに入力される。
【0003】この基幹ホストコンピュータは、検体の検
査指示情報に応じて検体の検査番号を設定し、検体番号
と検査番号からなる検査番号ラベルを出力する。また、
検体をセットする検体容器用ラックに対応した検体の位
置情報を計算して記憶した後、検体位置情報及び検査番
号等からなる検査指示書等を出力する。上述の検査番号
ラベルは、作業者によってそのラベルに表示されている
検体番号が付されている検体容器に貼り付けられ、その
後この検体容器は、検体ラックに収容され、作業者によ
って精密分注機にセットされる。この精密分注機にセッ
トされた検体に対しては、基幹ホストコンピュータより
受け取った検査番号や検体位置情報に基づき検体の分注
作業が行なわれ、また、検体位置情報を記憶している自
動分析機により検査が行なわれる。
【0004】このようにして得られた検体の検査結果
は、基幹ホストコンピュータに送られ、報告書として出
力され検査発注者に返送されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
検体分取分配システムにおいては、全ての処理が基幹ホ
ストコンピュータの制御のもとに行なわれることから、
検体分取分配システム自体の規模が大型化することにな
り、このシステムの維持、改良等に多大の時間と費用が
必要になっていた。
【0006】この発明の課題は、基幹ホストコンピュー
タによる制御を必要としない検体分取分配システムを提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の検体分取分配シ
ステムは、検体に付された2次元バーコードを読み取る
読取手段を備え、検体に付された2次元バーコードで示
される情報に基づき検体を仕分ける検体仕分け手段と、
この検体仕分け手段により仕分けされた検体を保持する
複数の検体保持部を有し、これら検体保持部により保持
される検体毎の分注情報を記憶する記憶媒体を有する検
体ラックと、この検体ラックの記憶媒体から分注情報を
読み出すことにより分注を必要とする検体がこの検体ラ
ックに収容されているか否かを判別する判別手段と、こ
の判別手段により分注が必要な検体が存在すると判別さ
れた場合に、分注情報に基づき検体の分注を行なう分注
手段と、読取手段により、検体に付された2次元バーコ
ードを読み取る毎に、この2次元バーコードで示されて
いるこの検体の検体番号、この検体に対して実施される
検査項目及びこの検体を収容する検体ラックの検体保持
部の位置情報を分注情報として記憶する記憶手段と、検
体ラックに収容される検体の全てについて2次元バーコ
ードの読み取りが終了した場合に、記憶手段に記憶され
ている分注情報を記憶手段から読み出し検体ラックの記
憶媒体に書き込む分注情報書込手段とを備えることを特
徴とする。
【0008】本発明の検体分取分配システムによれば、
検体仕分け手段により、検体に付された2次元バーコー
ドで示される情報に基づき検体の仕分けが行なわれ、こ
の仕分けられた検体は、仕分けられた分類毎に検体ラッ
クにより保持されると共に、この検体ラックにより保持
される検体の分注情報が、検体ラックの記憶媒体に記憶
される。判別手段は、記憶媒体に記憶されている分注情
報に基づき、分注の要否を判別し、必要と判断した場合
には、分注手段により検体の分注を行なう。従って、分
注処理を2次元バーコードで示される情報に基づき行な
うことができ、分注処理を行なう際に、基幹ホストコン
ピュータによる制御が不要になる。また、読取手段によ
り2次元バーコードを読み取ることにより、その読み取
られた情報に基づき仕分け先が決定されることから、正
確に且つ、効率良く仕分けを行なうことができる。更
に、読取手段により検体に付された2次元バーコードを
読み取る毎に記憶手段に分注情報を記憶し、分注情報書
込手段により検体ラックに収容される検体の全てについ
て2次元バーコードの読み取りが終了した場合に、記憶
手段に記憶されている分注情報を記憶手段から読み出し
記憶媒体に書き込む。従って、分注情報の記憶媒体への
書き込みが、正確に且つ効率良く行なうことができる。
【0009】本発明の検体分取分配システムは、検体に
付された2次元バーコードを読み取る読取手段と、この
読取手段により読み取られた情報に基づき仕分け先を決
定する仕分け先決定手段と、この仕分け先決定手段によ
り決定された仕分け先を表示する仕分け先表示手段と
備え、検体に付された2次元バーコードで示される情報
に基づき検体を仕分ける検体仕分け手段と、この検体仕
分け手段により仕分けされた検体を保持する複数の検体
保持部を有し、これら検体保持部により保持される検体
毎の分注情報を記憶する記憶媒体を有する検体ラック
と、この検体ラックの記憶媒体から分注情報を読み出す
ことにより分注を必要とする検体がこの検体ラックに収
容されているか否かを判別する判別手段と、この判別手
段により分注が必要な検体が存在すると判別された場合
に、分注情報に基づき検体の分注を行なう分注手段と、
読取手段により、検体に付された2次元バーコードを読
み取る毎に、この2次元バーコードで示されているこの
検体の検体番号、この検体に対して実施される検査項目
及びこの検体を収容する検体ラックの検体保持部の位置
情報を分注情報として記憶する記憶手段と、検体ラック
に収容される検体の全てについて2次元バーコードの読
み取りが終了した場合に、記憶手段に記憶されている分
注情報を記憶手段から読み出し検体ラックの記憶媒体に
書き込む分注情 報書込手段とを備えることを特徴とす
る。
【0010】本発明の検体分取分配システムによれば、
検体仕分け手段により、検体に付された2次元バーコー
ドで示される情報に基づき検体の仕分けが行なわれ、こ
の仕分けられた検体は、仕分けられた分類毎に検体ラッ
クにより保持されると共に、この検体ラックにより保持
される検体の分注情報が、検体ラックの記憶媒体に記憶
される。判別手段は、記憶媒体に記憶されている分注情
報に基づき、分注の要否を判別し、必要と判断した場合
には、分注手段により検体の分注を行なう。従って、分
注処理を2次元バーコードで示される情報に基づき行な
うことができ、分注処理を行なう際に、基幹ホストコン
ピュータによる制御が不要になる。また、読取手段によ
り2次元バーコードを読み取ることにより、仕分け先決
定手段により読み取られた情報に基づき仕分け先が決定
され、この決定された仕分け先が仕分け先表示手段によ
り表示されることから、正確に且つ、効率良く仕分けを
行なうことができる。更に、読取手段により検体に付さ
れた2次元バーコードを読み取る毎に記憶手段に分注情
報を記憶し、分注情報書込手段により検体ラックに収容
される検体の全てについて2次元バーコードの読み取り
が終了した場合に、記憶手段に記憶されている分注情報
を記憶手段から読み出し記憶媒体に書き込む。従って、
分注情報の記憶媒体への書き込みが、正確に且つ効率良
く行なうことができる。
【0011】また、本発明の検体分取分配システムで
は、分注手段による検体の分注結果を検体ラックが有す
る記憶媒体に書き込む分注結果書込手段を備えることも
好ましい。分注手段による検体の分注結果を検体ラック
が有する記憶媒体に書き込むため、この分注結果に基づ
き検体ラックの排出処理等を行なうことができる。
【0012】また、本発明の検体分取分配システムで
は、分注結果書込手段が、更に記憶手段に対しても分注
結果の書込みを行なうことも好ましい。記憶手段に対し
ても分注結果の書込みを行なうため、その後の検査等に
この分注結果を利用することができる。
【0013】また、本発明の検体分取分配システムで
は、分注結果に、分注された子検体を保持する子検体ラ
ック内の検体保持部の位置情報を含むことも好ましい。
【0014】
【実施の形態】以下、図面を参照して、この発明の実施
の形態を説明する。
【0015】図1は、この発明が適用可能な検体検査シ
ステムの処理工程を示すものである。即ち、この検体検
査システムは、まず、営業所において各医療機関等の検
査発注者から検査を行なう検体の集荷を行ない、その
後、営業所内における業務を行なう(営業所内業務工程
A)。次に、検体検査所において、営業所から搬送され
てきた検体を受付け、検査項目等に基づき仕分けを行な
う(検体受付工程B)。次に、検体を検査に必要な量だ
け子検体容器又は測定容器等に分注する(分注工程
C)。更に、子検体容器等に分注した検体に対して検査
項目に基づく測定を行ない(測定工程D)、報告書を作
成し(報告書作成工程E)、検査発注者に報告を行な
う。
【0016】図2は、この検体検査システムの営業所内
業務工程Aにおける詳細な処理工程を示すものである。
営業所においては、まず、集荷した検体について、検査
依頼書に基づき依頼情報の入力を行なう(A1)。即
ち、検査依頼書に基づき、検体番号(ID−0)、患者
情報(患者名、性別、年令)及び基本情報(検体番号、
検査項目、検査材料)を営業所に設置されているパソコ
ンに入力する。その後、このパソコンに接続されたプリ
ンタにより、この依頼情報を表示する2次元バーコード
の出力が行なわれる(A2)。なお、検体番号(ID−
D)は、数字から構成されるユニークな番号である。
【0017】ここで、2次元バーコードとは、高情報
量、高密度化が図られたバーコードであり、PDF41
7、Code16K、Code49等の2次元バーコー
ドが開発されている。なお、図3は、PDF417のバ
ーコードシンボルを示す概略図である。このバーコード
シンボルによれば、情報内容を保持するデータ用コード
ワードが最大925個収容することができる。
【0018】次に、図4に示すように、検体42の側壁
に出力された2次元バーコード43の貼り付けを行なう
(A3)。このようにして、2次元バーコード43の貼
り付けが行なわれた検体42は、検体BOXに収容され
て検体検査所に送付される(A4)。なお、検査依頼書
は、営業所において保管される。
【0019】図5は、この検体検査システムの検体受付
工程B(図1参照)における詳細な処理工程を説明する
ための図である。図中、符号B1で示すものは、開梱工
程であり、各営業所より送られてきた検体BOXを開梱
する。この検体BOXから取り出された検体42は、大
台仕分け工程B2に引き渡される。
【0020】大台仕分け工程B2においては、検体42
を通常保存検体と絶凍検体とに仕分ける。ここで、通常
保存検体とは検査項目の特性上、検体を凍結保存するこ
とが不要な検体である。また、絶凍検体とは、検査項目
の特性上、検体の凍結保存が必要な検体である。なお、
通常保存検体には、1つの検体に対して1種類の検査を
行なうシングル検体とその他の検体が含まれる。
【0021】シングル検体は、仕分け工程B3において
上述の2次元バーコード43で表示されている基本情報
に基づき仕分けを行なう。一方、絶凍検体は、絶凍仕分
け工程B4において上述の2次元バーコード43で表示
されている基本情報に基づき仕分けを行なう。仕分け工
程B3及び絶凍仕分け工程B4において仕分けが終了し
た検体42は検体分注システム設置ルーム搬入工程B5
により検体分注システム設置ルームに搬入される。
【0022】図6は、この検体検査システムの分注工程
C(図1参照)における詳細な処理工程を説明するため
の図である。受付工程Bから引き継がれた検体42は、
搬入処理工程C1において、検体分注システム設置ルー
ムに搬入される。この搬入された検体42は、分注前処
理工程C2に投入される。この分注前処理工程C2にお
ける処理が終了した検体42に対して、分注ライン処理
C3、即ち、空ラック供給処理(C3a)、分注処理
(C3b)が行なわれる。なお、分注ライン処理C3に
おいて検体42から分注された子検体は、各検査室に搬
入するため搬出処理工程C4において検体分注システム
設置ルームから搬出される。
【0023】次に、図7を参照して、この発明の検体検
査システムの制御を行なうコンピュータの全体構成を説
明する。図7において符号1で示すものは、営業所内パ
ソコンである。この営業所内パソコン1は、検査依頼書
に基づき入力された検体42の患者情報(患者名、性
別、年令)及び、基本情報(検体番号、検査項目、検査
材料)を表示する2次元バーコード43の出力を行な
う。この2次元バーコード43により検体42の患者情
報及び基本情報が受付ホストコンピュータ2に引き渡さ
れる。
【0024】受付ホストコンピュータ2は、検体受付工
程Bの全体を制御するものであり、この受付ホストコン
ピュータ2から分注ホストコンピュータ3への基本情報
等のデータの受け渡しは、バーコード付検体ラック(以
下、BC付検体ラックという。)のデータキャリヤを介
して行なわれる。
【0025】また、分注ホストコンピュータ3は、分注
工程Cの全体を制御するものであり、この分注工程Cに
おける検体42の分注結果及び基本情報は、接続ケーブ
ルを介して検査ホストコンピュータ4に送信される。
【0026】検査ホストコンピュータ4は、測定工程D
の全体を制御するものであり、検体42の分注結果及び
基本情報に基づき、検体42に対して測定を行なうと共
に、測定結果を接続ケーブルを介して報告書・料金請求
書作成コンピュータ5に送信する。
【0027】報告書・料金請求書作成コンピュータ5
は、報告書・料金請求書を出力するためのデータの作成
を行なうと共に、その作成結果を電話回線等を介して営
業所内パソコン1に送信する。これにより営業所内パソ
コン1のプリンタから報告書及び料金請求書等の出力が
行なわれる。
【0028】次に、図8を参照して、検体受付工程Bを
制御する受付ホストコンピュータ2を中心とするコンピ
ュータの構成を説明する。受付ホストコンピュータ2
は、検体受付工程Bの全体を制御するものであり、この
受付ホストコンピュータ2には、接続ケーブル10を介
して下位コンピュータである大台仕分け工程管理コンピ
ュータ11、仕分け工程管理コンピュータ12及び絶凍
仕分け工程管理コンピュータ13が接続されている。
【0029】次に、図9〜図11を参照して、大台仕分
け工程管理コンピュータ11、仕分け工程管理コンピュ
ータ12及び絶凍仕分け工程管理コンピュータ13のそ
れぞれの構成を説明する。
【0030】図9は、大台仕分け工程管理コンピュータ
11の構成を示すブロック図である。大台仕分け工程管
理コンピュータ11は、各大台仕分け装置(図19参
照)に設置されるものであり、大台仕分け工程管理コン
ピュータ11には、大台仕分け工程管理コンピュータ1
1全体を制御するためのセントラルプロセッシングユニ
ット(以下、CPUという。)11aが備えられてい
る。このCPU11aには、バーコードリーダ(以下、
BCRという。)11b及び記憶部11cが接続されて
いる。また、CPU11aには、LED11d及びゲー
トセンサ11eが接続されている。
【0031】ここで、BCR11bは、検体42に付さ
れている基本情報等を表示する2次元バーコード43を
読み取るものである。また、記憶部11cは、読み取っ
た基本情報等を一時的に記憶するものである。更に、L
ED11dは、検体42の仕分け先を表示するものであ
り、また、ゲートセンサ11eは、検体42の仕分け先
が正しいか否かを検出するものである。
【0032】図10は、仕分け工程管理コンピュータ1
2の構成を示すブロック図である。仕分け工程管理コン
ピュータ12は、各仕分け装置(図22参照)に設置さ
れるものであり、仕分け工程管理コンピュータ12に
は、この仕分け工程管理コンピュータ12の全体を制御
するためのCPU12aが備えられている。このCPU
12aには、BCR12b、記憶部12c及び検体セン
サ12dが接続されている。また、CPU12aには、
検体42の仕分け先毎に設けられたLED12e及びゲ
ートセンサ12fが接続されている。
【0033】ここで、BCR12bは、検体42に付さ
れている2次元バーコード43から基本情報等を読み取
るものである。また、記憶部12cは、この読み取った
基本情報を一時的に記憶するものである。更に、検体セ
ンサ12dは、検体ラックから検体42が抜き取られた
か否かを検出するものである。また、LED12eは、
検体42の仕分け先を表示するものであり、ゲートセン
サ12fは、検体42の仕分け先が正しいか否かを検出
するものである。
【0034】図11は、絶凍仕分け工程管理コンピュー
タ13の構成を示すブロック図である。絶凍仕分け工程
管理コンピュータ13は、各絶凍検体仕分け装置(図2
7参照)に設置されるものであり、絶凍仕分け工程管理
コンピュータ13には、絶凍仕分け工程管理コンピュー
タ13の全体を制御するためのCPU13aが備えられ
ている。このCPU13aには、BCR13b及び記憶
部13cが接続されている。また、CPU13aには、
検体42の仕分け先毎に設けられたLED13d及びゲ
ートセンサ13eが接続されている。
【0035】ここで、BCR13bは、検体42に付さ
れている2次元バーコード43から基本情報等を読み取
るものである。また、記憶部13cは、この読み取った
基本情報を一時的に記憶するものである。また、LED
13dは、検体42の仕分け先を表示するものであり、
ゲートセンサ13eは、検体42の仕分け先が正しいか
否かを検出するものである。
【0036】次に、図12を参照して、この検体検査シ
ステムの分注工程C(図1参照)を制御する分注ホスト
コンピュータ3を中心とするコンピュータの構成を説明
する。
【0037】分注ホストコンピュータ3には、接続ケー
ブル10を介して下位コンピュータであるラック引き込
み装置管理コンピュータ20、分注ユニット管理コンピ
ュータ21及びラック排出装置管理コンピュータ22が
接続されている。
【0038】ここで、ラック引き込み装置管理コンピュ
ータ20は、搬送コンベヤにより搬送されてくるBC付
検体ラックをセクション分注ユニット部の搬送コンベヤ
に引き込むラック引き込み装置を制御するものである。
【0039】更に、分注ユニット管理コンピュータ21
は、量判定分注ユニット、セクション分注ユニット及び
プレ分注ユニットを制御するものであり各分注ユニット
に近接して設置されている。また、ラック排出装置管理
コンピュータ22は、ラック排出装置によるラックの排
出を制御するものであり、ラック排出装置に近接して設
置されている。
【0040】次に、図13〜図15を参照してラック引
き込み装置管理コンピュータ20、分注ユニット管理コ
ンピュータ21及びラック排出装置管理コンピュータ2
2のそれぞれの構成を説明する。
【0041】図13は、ラック引き込み装置管理コンピ
ュータ20の構成を示すブロック図である。ラック引き
込み装置管理コンピュータ20は、ラック引き込み装置
(図29の31a)に近接して設置されるものであり、
このラック引き込み装置管理コンピュータ20には、こ
のラック引き込み装置管理コンピュータ20の全体を制
御するためのCPU20aが備えられている。このCP
U20aには、データキャリアリーダ(以下、DCRと
いう。)20bが接続されており、DCR20bにより
読み込まれた検体番号及び検体毎の分注情報により、B
C付検体ラック68をセクション分注部の搬送コンベヤ
(図29のF、29)に引き込むか否かの判断を行な
う。
【0042】図14は、分注処理ユニット管理コンピュ
ータ21の構成を示すブロック図である。分注処理ユニ
ット管理コンピュータ21は、各分注処理ユニット(図
29の31b,31c,31d)に近接して設置される
ものであり、分注処理ユニット管理コンピュータ21に
は、この分注処理ユニット管理コンピュータ21全体を
制御するためのCPU21aが備えられている。このC
PU21aには、データキャリアリーダライタ(以下、
DCRWという。)21b、記憶部21c及びBCR2
1dが接続されている。DCRW21bは、データキャ
リアに記憶されている分注情報を読み取ると共に分注の
結果をデータキャリアに書き込む。また、記憶部21c
は、読み込まれた分注情報が記憶される。
【0043】図15は、ラック排出装置管理コンピュー
タ22の構成を示すブロック図である。ラック排出装置
管理コンピュータ22は、ラック排出装置(図29の3
1f)に近接して設置されるものであり、ラック排出装
置管理コンピュータ22には、このラック排出装置管理
コンピュータ22全体を制御するためのCPU22aが
備えられている。このCPU22aには、BCR22
b、DCRW22c及び記憶部22dが接続されてい
る。BCR22bは、BC付検体ラックに付されている
ラックナンバーを読み取るものであり、DCRW22c
は、データキャリアに記憶されている分注情報を読み取
るものである。また、記憶部22dには、読み込まれた
分注情報が記憶される。
【0044】次に、検体受付工程B(図1、図5参照)
の処理の詳細について説明する。まず、開梱工程B1に
おいて、検体検査所に搬入された検体BOXを開梱し、
検体BOXから検体42を取り出す。この検体42は、
大台仕分け工程B2、仕分け工程B3及び絶凍仕分け工
程B4に引き渡される。
【0045】ここで、まず図16及び図17を参照して
大台仕分け工程B2及び仕分け工程B3において用いら
れる検体ラック45の構成について説明する。
【0046】検体ラック45は、円盤状の形状を有する
底板部45a及びこの底板部45aの中央に立設された
筒状の検体保持部45bにより構成されている。底板部
45aの上面45cには、その外周縁部に起立部45d
が設けられている。また、検体保持部45bは、1本の
検体を保持するものであり、この検体保持部45bの筒
の内径は、複数種類の検体42を保持することができる
ように、これら複数種類の検体42のいずれの直径より
も大きく形成されている。
【0047】この検体ラック45は、底板部45aが円
盤状の形状であるためコンベヤによる搬送を円滑に行な
うことができる。また、検体ラック45の底板部45a
に起立部45dが設けられているため、この起立部45
dにフック等を掛けることにより容易に搬送方向の変更
を行なうことができる。
【0048】次に、図9、図18及び図19を参照して
大台仕分け工程B2の処理について説明する。まず、図
18に示すように、開梱工程B1から引き取った検体4
2の2次元バーコード43をBCR11bにより読み取
る(S10)。この2次元バーコード43から読み取っ
た基本情報は、記憶部11cに一時的に記憶される。C
PU11aは、記憶部11cに記憶されている基本情報
に基づき、この検体42の仕分け先を判別する(S1
1)。
【0049】CPU11aは、判別した仕分け先に基づ
き、大台仕分け装置52のLED11dのいずれかを点
灯させる(S12)。即ち、検体42が、シングル検体
であった場合には、搬送コンベヤ57の前方に設置され
ているLED11dを点灯させ、絶凍検体であった場合
には、金網ラック60の前方に設置されているLED1
1dを点灯させる。
【0050】作業員は、搬送コンベヤ57の前方に設置
されているLED11dが点灯した場合には、仕分け装
置54からラック返却コンベヤ58によって返却され、
ラック収容部59に収容されている検体ラック45を1
本取り、この検体ラック45に検体42をセットする
(図16参照)。その後、この検体ラック45は、自動
的に搬送コンベヤ57に投入され(S13,S14)、
仕分け装置54に搬送される。
【0051】一方、金網ラック60の前方に設置されて
いるLED11dが点灯した場合には、検体42をゲー
トセンサ11eの間を通過させ、金網ラック60に投入
する。上述の検体42の大台仕分け処理は、1つの検体
BOXに収容されている全ての検体42が終了するまで
続けられる。
【0052】次に、図10、図20〜図25を参照して
受付工程Bの仕分け工程B3(図1、図5参照)の処理
について説明する。
【0053】大台仕分け装置52により搬送コンベヤ5
7に投入され、搬送コンベヤ57により搬送されてきた
検体ラック45は、図22に示すように、仕分け情報読
み込み装置61の前方の搬送コンベヤ57上に設置され
ているストッパー62により、搬送コンベヤ57上で滞
留させられる(S20)。このストッパー62により滞
留させられた検体ラック45が10本溜まった時点で
(S21)、仕分け情報読み込み装置61に備えられて
いるBCR61aにより、10本の検体42のそれぞれ
に貼り付けられている2次元バーコード43から各検体
42の基本情報が読み取られる(S22)。
【0054】ここで、この仕分け情報読み込み装置61
は、受付ホストコンピュータ2により制御されるもので
あり、読み取られた10本分の基本情報は、受付ホスト
コンピュータ2の記憶部(図示せず。)に記憶される。
ここで、受付ホストコンピュータ2は、記憶部に記憶さ
れている検体10本分の基本情報に基づき分岐シーケン
スを生成(このシーケンスの生成により検体の分類が行
なわれる。)する(S23)。この分岐シーケンスは、
各仕分け装置54に備えられている仕分け工程管理コン
ピュータ12に送信され、(S24)。その後、ストッ
パー62を開放することにより、検体ラック45の滞留
を解除する(S25)。
【0055】一方、各仕分け工程管理コンピュータ12
においては、受付ホストコンピュータ2により送信され
た分岐シーケンスを受信する(S30)。滞留が解除さ
れることにより検体ラック45は、搬送コンベヤ57に
より各仕分け装置54に搬送される。各仕分け装置54
は、受付ホストコンピュータ2により送信された分岐シ
ーケンスに基づき検体ラック45を仕分け装置54に引
き込む(S31)。
【0056】即ち、各仕分け装置54は、その仕分け装
置54に引き込む検体ラック45を分岐装置63により
分岐コンベヤ64に分岐させる(図22参照)。例え
ば、10本の検体ラック45の内、1本目及び3本目の
検体ラック45が、搬送方向に向かって最も手前にある
仕分け装置54へ引き込まれるものであり、また、2本
目の検体ラック45が、搬送方向に向かって手前から2
番目の仕分け装置54へ引き込まれるものである場合に
は、1本目及び3本目の検体ラック45が、搬送方向に
向かって最も手前にある仕分け装置54へ引き込まれ、
また、2本目の検体ラック45が、搬送方向に向かって
手前から2番目の仕分け装置54へ引き込まれる。
【0057】各仕分け装置54に引き込まれた検体ラッ
ク45は、分岐コンベヤ64により、BCR12bの位
置まで搬送される(図23参照)。ここで検体42に貼
り付けられている2次元バーコード43から基本情報が
読み込まれ(S32)、記憶部12cに記憶される。C
PU12aは、この基本情報に基づき仕分け先を決定す
ると共に(S33)、該当する仕分け先のLED12e
を点灯させる(S34)。
【0058】ここで作業員は、検体ラック45から検体
42を抜き取り、LED12eが点灯している仕分け先
のBC付検体ラック68に検体42を投入する。この場
合に作業員は、検体42を仕分け先のゲートセンサ12
fの間を通過させた後に、BC付検体ラック68に投入
する。従って、CPU12aは、検体42が正しい仕分
け先に仕分けられたか否かを検出し、仕分け先が正しい
と判断した場合に、記憶部12cに、仕分けされた検体
42の基本情報、ラック上のホール番号を記憶させると
共に、検査番号(ID−1)を採番(番号の設定)し、
この検査番号(ID−1)を記憶させる(S36)。な
お、ラック上のホール番号は、このラックに仕分けされ
た何番目の検体42であるかにより認識することができ
るものであり、また、検査番号(ID−1)とは、検査
室、検査項目等を表わす文字及び数字により構成される
番号である。
【0059】ここで、上述のBC付検体ラック68の構
成について説明する。BC付検体ラック68は、図24
及び図25に示されるように、矩形の底板70を有して
おり、この底板70には搬送方向に延びる側壁71が設
けられると共に底板70の前端には前壁72が、後端に
は後壁73が設けられている。また、前壁72及び後壁
73の間には、仕切壁74が等間隔で9枚設けられてお
り、この仕切壁74の一端は、側壁71に接している。
前壁72及び後壁73の内壁面72a,73a、仕切壁
74の両壁面74aには、5個の凹部が形成されてお
り、前壁72の凹部及びこの凹部に対向して設けられて
いる仕切壁74の凹部、仕切壁74の凹部及びこの凹部
に対向して設けられている隣の仕切壁74の凹部、仕切
壁74の凹部及びこの凹部に対向して設けられている後
壁73の凹部により、50個(搬送方向に沿って5列、
1列10個)の検体保持部75が形成されている。
【0060】また、各検体保持部75を形成する前壁7
2、後壁73及び仕切壁74の上面には、検体保持部7
5で保持する検体42の位置決めを行なうための樹脂片
76が金属プレート77を介してビス止めされている。
この樹脂片76により、検体保持部75で保持する検体
42の太さが異なる場合であっても検体42を検体保持
部75の中心に保持することができる。
【0061】また、上述の側壁71の外壁面には記憶媒
体保持部80が設けられている。この記憶媒体保持部8
0は、左右及び下部にL字状の溝80aを有し、この溝
80aによりデータキャリア69の両端及び下部を保持
する。なお、データキャリア69は、このデータキャリ
ア69を上方にスライドさせることにより記憶媒体保持
部80から取り外すことが可能である。従って、データ
キャリア69の不良等の場合には容易に取り替えること
ができる。
【0062】更に、側壁71の外壁面にはバーコード8
1が表示されている。このバーコード81は、BC付検
体ラック68のラック番号を表示するものである。
【0063】なお、上述のデータキャリア69は、所定
の厚みを有する矩形状のものであり、SRAM及びデー
タ保持用のバッテリーを内蔵するものである。このデー
タキャリア69に対するデータの書込み及び読み出し
は、DCRWにより非接触で行なうことができる。
【0064】次に、検体センサ12dにより、検体ラッ
ク45から検体42が抜き取られたか否かを検出する。
ここで、検体42が抜き取られたことが検出された場合
には(S37)、検体ラック45をBCR12bの下方
に設けられているラック返却コンベヤ58上に落下させ
る(S38)。これにより検体ラック45は、ラック返
却コンベヤ58により、大台仕分け装置52まで搬送さ
れ、大台仕分け装置52のラック収容部59に収容され
る。
【0065】次に、このBC付検体ラック68に収容さ
れる全ての検体42について、2次元バーコード43の
読み取りが終了したか否かの判断が行なわれる(S3
9)。この全検体終了の判断は、50本の検体42につ
いての2次元バーコード43の読み取りが終了した場
合、または、50本の検体42についての2次元バーコ
ード43の読み取りが終了していない場合であっても、
他に検体42が存在しない旨の指示が作業員からなされ
た場合に行なわれる。
【0066】この判断が行なわれた場合に、BC付検体
ラック68に備えられているデータキャリアに、記憶部
12cに記憶されている仕分けされた検体42の基本情
報、ラック上のホール番号、検査番号(ID−1)を記
憶させる(S40)。
【0067】次に、図11、図26及び図27を参照し
て受付工程Bの絶凍仕分け工程B4(図1、図5参照)
の処理について説明する。
【0068】絶凍検体は、大台仕分け工程B2より50
本入りの金網ラック60により絶凍仕分け工程B4に引
き継がれる(S42)。作業員は、金網ラック60から
検体42を抜き取り、BCR13bにより2次元バーコ
ード43を読み取る(S43)。この2次元バーコード
43から読み取ったこの検体42の基本情報は記憶部1
3cに記憶される(S44)。CPU13aは、記憶部
13cに記憶されている基本情報に基づき仕分け先を決
定し(S45)、該当する仕分け先のLED13eを点
灯させる(S46)。
【0069】ここで作業員は、金網ラック60から検体
42を抜き取り、LED13eが点灯している仕分け先
の金網ラック60に検体を投入する。この場合に、作業
員は、検体42をゲートセンサ13fの間を通過(S4
7)させた後に、金網ラック60に投入するため、CP
U13aは、検体42が正し仕分け先に仕分けられたか
否かを検出することができる。この仕分け作業は、絶凍
仕分け工程B4に搬入された検体42の全てについて行
なわれる。
【0070】上述の仕分け工程B3及び絶凍仕分け工程
B4により仕分けされた検体42は、検体分注システム
設置ルーム搬入工程B5により検体分注システム設置ル
ーム25に搬入される(図5、図28参照)。
【0071】次に、図28〜図46を参照して分注工程
C(図1、図6参照)を詳細に説明する。
【0072】まず、図28及び図29を参照して、分注
工程Cが実施される検体分注システム設置ルーム25の
レイアウトについて説明する。
【0073】図28において、符号26で示すものは、
検体搬入搬出口であり、この検体搬入搬出口26から検
体受付工程Bから引き継いだ検体42が搬入される。こ
の搬入された検体42は、搬入検体待機エリア27にお
いて待機させる。また、符号28で示すものは、分注前
処理工程エリアであり、この分注前処理工程エリア28
において分注前処理工程C2が実施される。なお、この
分注前処理工程エリア28には、解凍機28a及び撹拌
機28bが設置されている。
【0074】また、符号29で示すものは、ラック搬送
コンベヤであり、分注前処理工程Cが終了した検体42
は、BC付検体ラック68に収容された状態で、ラック
搬送コンベヤ29により分注エリア31まで搬送され
る。
【0075】図29は、分注エリア31の詳細を説明す
るためのものであり、この分注エリア31には、ラック
搬送コンベヤ29に接してラック投入装置31aが設置
されている。この分注エリア31のラック搬送コンベヤ
29の下流には、量判定分注ユニット31b及びセクシ
ョン分注ユニット31cが設置されるセクション分注部
F及びプレ分注ユニット31dが設置されるプレ分注部
Gが設けられている。ここで、セクション分注とは、量
的な精度を必要としない分注であり、プレ分注とは量的
な精度を必要とする分注である。
【0076】なお、各セクション分注ユニット31c、
プレ分注ユニット31dにおいて分注される検体42
は、検体42に対して実施される検査項目に基づき定め
られている。
【0077】また、セクション分注部Fには、このセク
ション分注部Fのラック搬送コンベヤ29にBC付検体
ラック68を引き込むためのラック引き込み装置31e
が設置されるとともに、セクション分注部F及びプレ分
注部Gのラック搬送コンベヤ29の端部には、ラック排
出装置31fが設けられている。
【0078】なお、分注が終了した検体42は、搬出検
体待機エリア34において待機させた後、検体分注シス
テム設置ルーム25から搬出される。また、検体42か
ら分注された子検体は、各検査室に搬入するために搬出
処理工程C4により検体分注システム設置ルーム25か
ら搬出される。
【0079】次に、上述の分注工程Bの各処理について
詳細に説明する。
【0080】まず、分注前処理工程(図6のC2)につ
いて説明する。分注処理が行なわれる検体42は、検体
分注システム設置ルーム25に搬入される。この搬入さ
れた検体42が絶凍検体である場合に、解凍可能か否か
をチェックし、解凍可能な場合には、搬入された金網ラ
ック60毎に解凍機28aのウォータバスに漬けて解凍
する。解凍された検体42は、撹拌機28bにより撹拌
される。一方、通常保存検体の場合には、解凍は必要な
いため撹拌のみ行なう。
【0081】ここで分注前処理工程の終了した通常保存
検体は、BC付検体ラック68に収容したままラック搬
送コンベヤ29により分注エリア31まで搬送される。
一方、絶凍検体は、金網ラック60からBC付検体ラッ
ク68に移載すると共に、データキャリア69に、収容
された検体の基本情報、ラック上のホール番号を記憶さ
せると共に、検査番号(ID−1)を採番(番号の設
定)し、この検査番号(ID−1)を記憶させる。即
ち、分注前処理工程管理コンピュータ(図示せず)に備
えられているBCRにより、検体42に貼り付けられて
いる2次元バーコード43から基本情報が読み込まれ、
この基本情報及びラック上のホール番号をデータキャリ
ア69に記憶させると共に、検査番号(ID−1)を採
番し、この検査番号(ID−1)をデータキャリア69
に記憶させる。
【0082】従って、ラック搬送コンベヤ29により搬
送される時点では、図30に示すデータがデータキャリ
ア69に記憶されていることになる。なお、BC付検体
ラック68に収容されている検体42が通常検体の場合
にも同様のデータが記憶されている。
【0083】次に、図31を参照して分注ライン処理
(図6のC3)について説明する。
【0084】まず、BC付検体ラック68のデータキャ
リア69から分注情報を読み込む(S50)。即ち、ラ
ック搬送コンベヤ29によって搬送されてきたBC付検
体ラック68がラック投入装置31aに到着すると、デ
ータキャリア69からBC付検体ラック68に収容され
ている検体42の分注情報(図30参照)が読み取ら
れ、分注ホストコンピュータ3の記憶部に記憶される。
この分注情報の記憶が終了したBC付検体ラック68
は、ラック搬送コンベヤ29により分注ユニット31
b,31c,31dに搬送される。
【0085】ここで、図32及び図33を参照して分注
エリア31におけるBC付検体ラック68の搬送経路に
ついて説明する。BC付検体ラック68が搬送コンベヤ
29によりラック引き込み装置31eのところまで搬送
されてきたときに、DCR20b(図13参照)により
データキャリア69の分注情報を読み取りセクション分
注部Fにおいてセクション分注を行なう検体42がBC
付検体ラック68に存在するか否かの判断を行なう。こ
こでセクション分注を行なう検体42がBC付検体ラッ
ク68に存在すると判断された場合には、CPU20a
により分岐指示が出され、BC付検体ラック68がセク
ション分注部Fに引き込まれる。
【0086】セクション分注部Fの各セクション分注ユ
ニット31cにおいてセクション分注が行なわれたBC
付検体ラック68が、ラック排出装置31fのところま
で搬送されてきたときに、DCRW22c(図15参
照)によりデータキャリア69に記憶されている分注情
報を読み込み、全ての検体42に対する分注が終了して
いる場合にはCPU22aにより排出指示が出されBC
付検体ラック68は、セクション分注部Fから排出され
る。
【0087】一方、まだ分注処理が終了していない検体
42が存在する場合には、搬送コンベヤ29により下流
の分注ユニット31cの方に搬送する。セクション分注
が終了したBC付検体ラック68は、プレ分注部Gに搬
送される(図33参照)。プレ分注部Gの各プレ分注ユ
ニット31dにおいてプレ分注が行なわれたBC付検体
ラック68がラック排出装置31fのところまで搬送さ
れてきたときに、DCRW22cによりデータキャリア
69に記憶されている分注情報を読み込み、全ての検体
42に対する分注が終了している場合にはCPU22a
により排出指示が出されBC付検体ラック42が、プレ
分注部Gから排出される。
【0088】次に、セクション分注部F及びプレ分注部
Gで行なわれる量判定分注、セクション分注及びプレ分
注について説明する。BC付検体ラック68が、搬送コ
ンベヤ29によって量判定分注ユニット31bの位置ま
で搬送されてきたときに量判定をするか否かの判断が行
なわれる(図31のS51参照)。即ち、図34及び図
36に示すように、DCRW21bによりBC付検体ラ
ック68のデータキャリア69に記憶されている分注情
報がCPU21a(図14参照)に読み込まれる(S6
0)。ここで読み込まれた分注情報に基づき、このBC
付検体ラック68内に量判定を行なう必要がある検体4
2が存在するか否かの判断が行なわれる(S61)。ま
た、量判定を行なう必要がある検体42が存在すると判
断された場合には、分注ユニット31bのラックバッフ
ァ85に2台のBC付検体ラック68が存在しているか
否かの判断が行なわれ(S62)、2台のBC付検体ラ
ック68が存在していないと判断された場合には、CP
U21aにより分岐司令が出力され(S63)、BC付
検体ラック68が量判定分注ユニット31bに引き込ま
れる。
【0089】量判定分注ユニット31bに引き込まれた
BC付検体ラック68に収容されている検体42の量判
定分注(図31のS52)は、分注ユニット管理コンピ
ュータ21の制御の下、図35に示す処理に基づき行な
われる。即ち、検体42の1本毎に量判定を必要として
いる検体か否かの判断を行なう(S65)。ここで量判
定を必要としている検体42と判断された場合には、分
注機86の分注ノズル86aによって検体を吸い上げ検
体量が正常であるか否かの判断を行ない(S66,S6
7)、再び元の検体容器に検体を吐き出す。この検体量
の判定により検体量が正常でないと判断された場合に
は、その情報を記憶部21cに記憶しておく。この処理
を50本の検体全てに付いて行ない(S69)、処理終
了後、検体量が正常でないと判断された検体についての
情報をDCRW21bによりデータキャリア69に書込
み、BC付検体ラック68を搬送コンベヤ29に搬出す
る(S70)。
【0090】量判定分注処理が終了したBC付検体ラッ
ク68の検体42は、該当する分注ユニット31c,3
1dにおいて、セクション分注(S54)又はプレ分注
(S55)が行なわれる(図31参照)。
【0091】ここで、図14、図37〜図40を参照し
てセクション分注について説明する。BC付検体ラック
68が、搬送コンベヤ29によってセクション分注ユニ
ット31cの位置まで搬送されてきたときにこのセクシ
ョン分注ユニット31cでセクション分注をするか否か
の判断が行なわれる。即ち、図37及び図39に示すよ
うに、DCRW21bによりBC付検体ラック68のデ
ータキャリア69に記憶されている分注情報がCPU2
1aに読み込まれる(S80)。ここで読み込まれた分
注情報に基づき、このBC付検体ラック68内にこのセ
クション分注ユニット31cによりセクション分注を行
なう必要がある検体42が存在するか否かの判断が行な
われる(S81)。
【0092】また、セクション分注を行なう必要がある
検体42が存在すると判断された場合には、分注ユニッ
ト31cのラックバッファ85に2台のBC付検体ラッ
ク68が存在しているか否かの判断が行なわれ(S8
2)、2台のBC付検体ラック68が存在していないと
判断された場合には、このBC付検体ラック68の検体
42に対して量判定分注がすでに行なわれているか否か
が判断される(S83)。ここで、量判定分注がすでに
行なわれていると判断された場合には、CPU21aに
より分岐司令が出力され(S84)、BC付検体ラック
68がこのセクション分注ユニット31cに引き込まれ
る。
【0093】一方、これらの条件(S81,S82,S
83)を満たしていないと判断された場合には、BC付
検体ラック68は搬送コンベヤ29により下流の分注機
に搬送される。
【0094】セクション分注ユニット31cに引き込ま
れたBC付検体ラック68に収容されている検体42の
セクション分注は、分注ユニット管理コンピュータ21
の制御の下、図38に示す処理に基づき行なわれる。即
ち、検体42の1本毎にこのセクションの分注ユニット
31cによりセクション分注を必要としている検体42
か否かの判断を行なう(S90)。ここでセクション分
注を必要としている検体42と判断された場合には、量
判定により正常と判断されたか否かの判断を行なう(S
91)。量判定により検体が空又は検体量が不十分と判
断された検体42の場合には保留工程に引き渡される。
【0095】一方、量判定が正常と判断された検体の場
合には、分注機86の分注ノズル86aによって検体4
2を吸い上げ(S93)、適当な量の検体42を子検体
ラック88の子検体容器89に吐き出す(S94)。
【0096】次に、子検体ラック88の全ての子検体容
器89に検体42が分注されたか否かの判断が行なわれ
(S95)、全ての子検体容器89に検体42が分注さ
れた場合には、子検体ラック88を排出し(S96)、
新しい子検体ラック88を供給する(S97)。BC付
検体ラック68の検体42の中に、このセクション分注
機31cによりセクション分注を行なう全ての検体42
に対してこの処理を行ない(S98)、分注の実績をデ
ータキャリア69に書き込むと共に(S99)、分注ホ
ストコンピュータ3に分注の実績を送信し(S10
0)、その後、BC付検体ラック68を搬送コンベヤ2
9に排出する(S101)。この排出されたBC付検体
ラック68は、搬送コンベヤ29により下流のセクショ
ン分注機31cへ搬送される。
【0097】上述の分注ホストコンピュータ3に対する
分注の実績の送信により、分注ホストコンピュータ3に
は、検体1本毎の検体番号(ID−0)に対応して検査
番号(ID−1)、親ラック番号、親ラックホール番
号、子ラック番号および子ラックホール番号等が記憶さ
れることになる(図40参照)。
【0098】なお、子検体ラック88の供給について
は、図41及び図42に基づいて説明する。即ち、子検
体ラック88の全ての子検体容器89に検体が分注され
たと判断された場合には(図38のS96)、分注ユニ
ット管理コンピュータ21のCPU21aが、子検体ラ
ック88の供給を指示する(S110)。これに伴い空
ラックストッカー90から搬送コンベヤ91により子検
体ラック88が搬送されてくる。
【0099】この搬送されてきた子検体ラック88のラ
ック番号(BC)がBCR21dにより読み取られ(S
111)、分注ユニット管理コンピュータ21の記憶部
21cに記憶される(S112)。
【0100】次に、図14、図43〜図46を参照して
プレ分注について説明する。BC付検体ラック68が、
搬送コンベヤ29によってプレ分注ユニット31dの位
置まで搬送されてきたときにこのプレ分注ユニット31
dで分注をするか否かの判断が行なわれる。即ち、図4
3及び図45に示すように、DCRW21bによりBC
付検体ラック68のデータキャリア69に記憶されてい
る分注情報がCPU21aに読み込まれ(S115)、
この読み込まれた分注情報に基づき、このBC付検体ラ
ック68内にこのプレ分注ユニット31dにより分注を
行なう必要がある検体42が存在するか否かの判断が行
なわれる(S116)。また、プレ分注を行なう必要が
ある検体42が存在すると判断された場合には、分注ユ
ニット31dのラックバッファ85に2台のBC付検体
ラック68が存在しているか否かの判断が行なわれ(S
117)、2台のBC付検体ラック68が存在していな
いと判断された場合には、CPU21aにより分岐指令
が出力され(S118)、BC付検体ラック68がこの
プレ分注ユニット31dに引き込まれる。
【0101】一方、これらの条件(S116,S11
7)を満たしていないと判断されたBC付検体ラック6
8は、搬送コンベヤ29により下流のプレ分注ユニット
31dに搬送される。
【0102】プレ分注ユニット31dに引き込まれたB
C付検体ラック68に収容されている検体42のプレ分
注は、分注ユニット管理コンピュータ21の制御の下、
図44で示す処理に基づき行なわれる。即ち、検体42
の1本毎にこのプレ分注ユニット31dによりプレ分注
を必要としている検体か否かの判断を行なう(S12
0)。ここでプレ分注を必要としている検体42と判断
された場合には、量判定により正常と判断されたか否か
の判断を行なう(S121)。量判定により検体42が
空又は検体量が不十分と判断された検体42の場合には
保留工程に引き渡される(S122)。
【0103】一方、量判定が正常と判断された検体の場
合には、分注機86の分注ノズル86aによって検体を
吸い上げ(S123)、適当な量の検体を子検体ラック
88の子検体容器89に吐き出す(S124)。この時
点で、この検体に対して検査項目番号(ID−3)を採
番する(S125)。ここで、検査項目番号(ID−
3)とは、検査項目毎の測定順序等を表わす数字により
構成される番号である。
【0104】次に、子検体ラック88の全ての子検体容
器89に検体が分注されたか否かの判断が行なわれ(S
126)、全ての子検体容器89に検体が分注された場
合には、子検体ラック88を排出し(S127)、上述
の処理(図41及び図42)により新しい子検体ラック
88を供給する(S128)。BC付検体ラック68の
検体42の中に、このプレ分注機31dによりプレ分注
を行なう全ての検体42に対してこの処理を行ない(S
129)、分注の実績をデータキャリア69に書き込む
と共に(S130)、分注ホストコンピュータ3に分注
の実績を送信し(S131)、BC付検体ラック68を
搬送ライン29に排出する。この排出されたBC付検体
ラック68は、搬送コンベヤ29により下流のプレ分注
ユニット31dへ搬送される。
【0105】上述の分注ホストコンピュータ3に対する
分注の実績の送信により、分注ホストコンピュータ3に
は、検体番号(ID−0)に対応して検査番号(ID−
1)検査項目番号(ID−3)、親ラック番号、親ラッ
クホール番号、子ラック番号および子ラックホール番号
等が記憶されることになる(図46参照)。
【0106】上述のセクション分注及びプレ分注の終了
したBC付検体ラック68は、冷蔵庫において保存され
る。一方、セクション分注部F及びプレ分注部Gから排
出された子検体ラック88(図39及び図45参照)
は、検体分注システム設置ルーム25から搬出され各検
査室に搬入される。
【0107】次に、検査室に搬入された検体に対して
は、測定工程Dにおける処理が行なわれる(図1参
照)。即ち、検査ホストコンピュータ4が分注ホストコ
ンピュータ3から各検体に対する検査項目等の情報を受
け取り(図7参照)、検査ホストコンピュータ4によ
り、検査項目等にしたがって検査が行なわれ、検査結果
が、検査ホストコンピュータ4の記憶部(図示せず)に
記憶される。
【0108】次に、測定工程Dにおける処理が終了した
検体に対しては、報告書作成工程Eの処理が行なわれ
る。即ち、検査ホストコンピュータ4から報告書・料金
作成コンピュータ5が各検体に対する検査結果に関する
情報を受け取り(図7参照)、各検体についての検査報
告書及び料金請求書を作成するためのデータの作成を行
なう。この検査報告書及び料金請求書を作成するための
データは、電話回線等を介して該当する営業所に送信さ
れ、営業所に設置されているプリンタにより検査報告書
及び料金請求書の印刷が行なわれ、検査発注者に送付さ
れる。
【0109】この実施の形態の検体検査システムによれ
ば、検体に付された2次元バーコードにより示される情
報に基づき検体の仕分けを行ない、BC付検体ラックに
収容し、収容した検体の分注情報をBC付検体ラックの
データキャリアに記憶させ、分注ユニットにおいてこの
分注情報に基づき検体の分注を行なう。従って、基幹ホ
ストコンピュータによる制御を必要とせず、多数の検体
に対する分注作業を短時間で効率的に且つ正確に行なう
ことができる。
【0110】なお、上述の実施の形態の検体検査システ
ムにおいては、分注工程Cにおいて、ラック搬送コンベ
ヤ29によりBC付検体ラックを搬送させながら分注処
理を行なっているが、BC付検体ラックを図16に示す
検体ラック45と同様の検体ラック、即ち、1本の検体
を保持する検体ラック(以下、1本ラックという。)に
変更し、この1本ラックをラック搬送コンベヤ29によ
り搬送させることにより分注処理を行なうようにするこ
とも可能である。即ち、この1本ラックにより2次元バ
ーコード43が貼り付けられている検体42を保持し、
ラック搬送コンベヤ29により搬送することにより分注
処理を行なう。この場合には、2次元バーコード43で
表示される情報により、分注が必要か否かの判断が行な
われることになるため、ラック引き込み装置31eに備
えられているDCR、ラック排出装置31fに備えられ
ているDCR及び各分注ユニットに備えられているDC
RWをBCRに変更する必要が有る。また、各分注ユニ
ットも、1本ラックの引き込みが行なえ、この検体ラッ
クに収容されている検体42の分注をおこなえるものに
変更する必要が有る。
【0111】この検体検査システムにおいては、検体受
付工程において2次元バーコード43で示される情報に
基づき、上述の実施の形態と同様にして仕分けされた検
体42を、分注工程Cにおいて、上述の1本ラックに収
容し、ラック搬送コンベヤ29により各分注ユニットま
で搬送する。
【0112】各分注ユニットにおいては、BCRにより
検体42に貼り付けられている2次元バーコード43を
読み取り分注を必要とする検体42か否かの判別を行な
い、分注が必要な場合には、この1本ラックを分注ユニ
ットに引き込み分注処理を行なう。
【0113】また、上述の実施の形態の、分注工程Cに
おいて用いている、BC付検体ラックを図47に示す検
体ラック、即ち、10本の検体を保持する検体ラック
(以下、10本ラックという。)100に変更し、この
10本ラック100を搬送コンベヤ29により搬送させ
ることにより分注処理を行なうようにすることも可能で
ある。即ち、この10本ラック100により10本の2
次元バーコード43が貼り付けられている検体42を保
持し、この10本ラック100をラック搬送コンベヤ2
9により搬送することにより分注処理を行なう。この場
合には、ラック引き込み装置31e、ラック排出装置3
1f及び各分注ユニットに10本の検体42の2次元バ
ーコード43を読み取ることが可能なBCRを備える必
要が有る。また、各分注ユニットも、10本ラック10
0の引き込みが行なえ、この10本ラック100に収容
されている検体42の分注を行なえるものに変更する必
要が有る。
【0114】
【発明の効果】この発明によれば、検体に付された2次
元バーコードにより示される情報に基づき検体に仕分け
を行ない、更に、この2次元バーコードにより示される
情報に基づき検体の分注をも行なうため、基幹ホストコ
ンピュータの制御を必要とせず、多数の検体について、
正確且つ高速に検体の分取分配を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】検体検査システムの処理工程を説明するための
図である。
【図2】検体検査システムの営業所内業務工程の詳細を
説明するための図である。
【図3】2次元バーコード(PDF417)のバーコー
ドシンボルを示す図である。
【図4】検体(検体容器)に2次元バーコードを貼り付
けた状態を示す図である。
【図5】検体検査システムの受付工程の概略を説明する
ための図である。
【図6】検体検査システムの分注工程の概略を説明する
ための図である。
【図7】検体検査システムの制御を行なうコンピュータ
構成を説明するための図である。
【図8】検体検査システムの受付工程を制御するコンピ
ュータの構成を説明するための図である。
【図9】大台仕分け工程管理コンピュータの構成を示す
ブロック図である。
【図10】仕分け工程管理コンピュータの構成を示すブ
ロック図である。
【図11】絶凍仕分け工程管理コンピュータの構成を示
すブロック図である。
【図12】検体検査システムの分注工程を制御するコン
ピュータシステムの構成を説明するためのブロック図で
ある。
【図13】ラック引き込み装置管理コンピュータの構成
を示すブロック図である。
【図14】分注処理ユニット管理コンピュータの構成を
示すブロック図である。
【図15】ラック排出装置管理コンピュータの構成を示
すブロック図である。
【図16】検体検査システムの受付工程で用いる検体ラ
ックの斜視図である。
【図17】検体検査システムの受付工程で用いる検体ラ
ックの断面図である。
【図18】大台仕分け工程の処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図19】大台仕分け装置を説明するための概略図であ
る。
【図20】仕分け情報読み込み装置において行なわれる
処理を説明するためのフローチャートである。
【図21】仕分け工程の処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図22】仕分け装置の配置状態を説明するための概略
図である。
【図23】仕分け装置の構成を説明するための概略図で
ある。
【図24】BC付検体ラックの斜視図である。
【図25】BC付検体ラックの斜視図である。
【図26】絶凍仕分け工程を説明するためのフローチャ
ートである。
【図27】絶凍仕分け装置の構成を説明するための概略
図である。
【図28】検体分注システムが設置される分注システム
設置ルームのレイアウトを説明するための図である。
【図29】分注エリアの詳細を説明するための図であ
る。
【図30】BC付検体ラックの記憶媒体に記憶されてい
る分注情報を説明するための図である。
【図31】分注ライン処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図32】分注エリアにおけるBC付検体ラックの搬送
経路を説明するための図である。
【図33】分注エリアにおけるBC付検体ラックの搬送
経路を説明するための図である。
【図34】量判定分注ユニットへのBC付検体ラックの
引き込みを説明するためのフローチャートである。
【図35】量判定分注ユニットにおける量判定分注を説
明するためのフローチャートである。
【図36】量判定分注ユニットにおける量判定分注を説
明するための図である。
【図37】セクション分注ユニットへのBC付検体ラッ
クの引き込みを説明するためのフローチャートである。
【図38】セクション分注ユニットにおけるセクション
分注を説明するためのフローチャートである。
【図39】セクション分注ユニットにおけるセクション
分注を説明するための図である。
【図40】セクション分注後に分注ホストコンピュータ
に検体番号に対応して記憶されている情報を説明するた
めの図である。
【図41】子検体ラックの供給を説明するためのフロー
チャートである。
【図42】子検体ラックの供給を説明するための図であ
る。
【図43】プレ分注ユニットへのBC付検体ラックの引
き込みを説明するためのフローチャートである。
【図44】プレ分注ユニットにおけるプレ分注を説明す
るためのフローチャートである。
【図45】プレ分注ユニットにおけるプレ分注を説明す
るための図である。
【図46】プレ分注後に分注ホストコンピュータに検体
番号に対応して記憶されている情報を説明するための図
である。
【図47】分注処理において用いられる10本ラックの
斜視図である。
【符号の説明】
A…営業所内業務工程、B…検体受付工程、C…分注工
程、D…測定工程、E…報告書作成工程、A1…依頼情
報入力工程、A2…2次元バーコード出力工程、A3…
2次元バーコード貼り付け工程、A4…検体送付工程、
B1…開梱工程、B2…大台仕分け工程、B3…仕分け
工程、B4…絶凍仕分け工程、B5…検体分注システム
設置ルーム搬入工程、C1…搬入処理工程、C2…分注
前処理工程、C3…分注ライン処理工程、C4…搬出処
理工程、1…営業所内パソコン、2…受付ホストコンピ
ュータ、3…分注ホストコンピュータ、4…検査ホスト
コンピュータ、5…報告書・料金請求書作成コンピュー
タ、11…大台仕分け工程管理コンピュータ、12…仕
分け工程管理コンピュータ、13…絶凍仕分け工程管理
コンピュータ、20…ラック引き込み装置管理コンピュ
ータ、21…分注ユニット管理コンピュータ、22…ラ
ック排出装置管理コンピュータ、42…検体、43…2
次元バーコード、45…検体ラック、52…大台仕分け
装置、54…仕分け装置、68…BC付検体ラック、6
9…データキャリア、88…子検体ラック。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体に付された2次元バーコードを読み
    取る読取手段を備え、検体に付された2次元バーコード
    で示される情報に基づき検体を仕分ける検体仕分け手段
    と、 この検体仕分け手段により仕分けされた検体を保持する
    複数の検体保持部を有し、これら検体保持部により保持
    される検体毎の分注情報を記憶する記憶媒体を有する検
    体ラックと、 この検体ラックの記憶媒体から分注情報を読み出すこと
    により分注を必要とする検体がこの検体ラックに収容さ
    れているか否かを判別する判別手段と、 この判別手段により分注が必要な検体が存在すると判別
    された場合に、前記分注情報に基づき前記検体の分注を
    行なう分注手段と 前記読取手段により、検体に付された2次元バーコード
    を読み取る毎に、この2次元バーコードで示されている
    この検体の検体番号、この検体に対して実施される検査
    項目及びこの検体を収容する前記検体ラックの検体保持
    部の位置情報を分注情報として記憶する記憶手段と、 前記検体ラックに収容される前記検体の全てについて2
    次元バーコードの読み取りが終了した場合に、前記記憶
    手段に記憶されている前記分注情報を前記記憶手段から
    読み出し前記検体ラックの記憶媒体に書き込む分注情報
    書込手段と を備えることを特徴とする検体分取分配シス
    テム。
  2. 【請求項2】 検体に付された2次元バーコードを読み
    取る読取手段と、この読取手段により読み取られた情報
    に基づき仕分け先を決定する仕分け先決定手段と、この
    仕分け先決定手段により決定された仕分け先を表示する
    仕分け先表示手段とを備え、検体に付された2次元バー
    コードで示される情報に基づき検体を仕分ける検体仕分
    け手段と、 この検体仕分け手段により仕分けされた検体を保持する
    複数の検体保持部を有し、これら検体保持部により保持
    される検体毎の分注情報を記憶する記憶媒体を有する検
    体ラックと、 この検体ラックの記憶媒体から分注情報を読み出すこと
    により分注を必要とする検体がこの検体ラックに収容さ
    れているか否かを判別する判別手段と、 この判別手段により分注が必要な検体が存在すると判別
    された場合に、前記分注情報に基づき前記検体の分注を
    行なう分注手段と、 前記読取手段により、検体に付された2次元バーコード
    を読み取る毎に、この2次元バーコードで示されている
    この検体の検体番号、この検体に対して実施される検査
    項目及びこの検体を収容する前記検体ラックの検体保持
    部の位置情報を分注情報として記憶する記憶手段と、 前記検体ラックに収容される前記検体の全てについて2
    次元バーコードの読み取りが終了した場合に、前記記憶
    手段に記憶されている前記分注情報を前記記憶手段から
    読み出し前記検体ラックの記憶媒体に書き込む分注情報
    書込手段と を備えることを特徴とする検体分取分配シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記分注手段による前記検体の分注結果
    を前記検体ラックが有する記憶媒体に書き込む分注結果
    書込手段を更に備えることを特徴とする請求項2記載の
    検体分取分配システム。
  4. 【請求項4】 前記分注結果書込手段は、更に前記記憶
    手段に対しても分注結果の書込みを行なうことを特徴と
    する請求項3記載の検体分取分配システム。
  5. 【請求項5】 前記分注結果には、分注された子検体を
    保持する子検体ラック内の検体保持部の位置情報を含む
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の検体分取
    分配システム。
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