JPH08167333A - ワイヤーハーネスサブサッセンブリ組立支援装置 - Google Patents

ワイヤーハーネスサブサッセンブリ組立支援装置

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JPH08167333A
JPH08167333A JP6309080A JP30908094A JPH08167333A JP H08167333 A JPH08167333 A JP H08167333A JP 6309080 A JP6309080 A JP 6309080A JP 30908094 A JP30908094 A JP 30908094A JP H08167333 A JPH08167333 A JP H08167333A
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Takao Ito
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Abstract

(57)【要約】 【構成】この支援装置は、仮結束体の手動組立装置に装
備され、仮結束体の組立工程における作業を支援するも
のである。仮結束体の組立作業指示を順次表示するディ
スプレイ40を備えた。電線31の取出しを検出する電
線取出検出スイッチ60を設けた。コネクタCの端子挿
入孔C1への端子挿入を検出するコンタクトプローブ
を、コネクタ保持部20の内奥部に設けた。仮結束体の
組み立てに関する情報を記憶したメモリを備えた。この
組み立てに関する情報をディスプレイ40に表示させる
表示制御部を備えた。作業者が行なった作業がディスプ
レイ40の表示通りの作業か否かを判別する判別部を設
けた。メモリ,表示制御部および判別部は、コントロー
ルボックスSに内装した。 【効果】ディスプレイ40の表示に従って作業を進める
ことにより仮結束体を円滑に組み立てられる。組立作業
における瑕疵を随時発見することができ、正確かつ迅速
な組み立てが行える。複数の仮結束体の組立作業を支援
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤーハーネスサ
ブアッセンブリの組立作業時に用いられる組立支援装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤーハーネスは、多数の電線が寄せ
集められたものからなっているが、これら多数本の電線
は一度に一まとめにして結束されているのではない。す
なわち、一般的には、ワイヤーハーネスは、複数のワイ
ヤーハーネスサブアッセンブリ(以下、「仮結束体」と
いう。)に分割されており、個々の仮結束体を組み立て
た後、これら仮結束体を束ねて本結束することによりワ
イヤーハーネスが完成されるようになっている。
【0003】図14は、仮結束体を模式的に示した図で
ある。同図を参照して、一般に仮結束体SAは、両端に
端子1aが装着された複数の電線1と、この電線1の端
子1aが挿入されることにより、電線1の端部に取付け
られる一または二以上のコネクタCとを含んでいる。こ
れらコネクタCには、上記端子1aが挿入される端子挿
入孔が複数形成されており、所定の電線1の端子1aが
所定の端子挿入孔に挿入されるように予め設計されてい
る。
【0004】図15は、仮結束体を組み立てる際に用い
られる手動組立装置を模式的に示した図である。同図を
参照して、仮結束体の組立てについて簡単に説明する。
参照符号2は、仮結束体を組み立てていく際に、コネク
タCを保持しておくコネクタ保持部2aが複数備えられ
た作業台を示している。また、参照符号3aないし3f
は、仮結束体に含まれる電線を各種類ごとにストックし
ておくための電線収容ボックスを示している。
【0005】また、図16は、仮結束体の組立要領を指
示した作業指示書4を示しており、この作業指示書4
が、作業者の近傍に備えられている。図中、参照符号4
aは、コネクタCの端子挿入孔を図示しており、各端子
挿入孔に対応して番号が付されている。参照符号4b
は、上記電線収容ボックス3aないし3fの配列を図示
したものであり、参照符号4cは、組立作業手順を図示
したものである。
【0006】そして、図15を参照して、先ず、予め定
められたコネクタCを作業台2のコネクタ保持部2aに
取付ける。次いで、上記作業指示書4に従って、指示さ
れた電線を各電線収容ボックス3aないし3fから取り
出し、これを指示されたコネクタの端子挿入孔に挿入す
る。具体的には、図16の組立作業手順4cを参照し
て、Bの電線を2番の端子挿入孔に挿入し、次いで、E
の電線を4番の端子挿入孔に挿入し、さらに、Jの電線
を6番の端子挿入孔に挿入する。このように、作業指示
書4に従って作業を進めることにより仮結束体が完成さ
れる。
【0007】ところで、ワイヤーハーネスは、ワイヤー
ハーネス相互間の接続や、他の電装部品と接続されるも
のであるから、上記仮結束体の組立作業において、指示
された電線を指示されたコネクタの端子挿入孔に間違い
なく挿入する必要がある。なぜなら、指示された電線が
指示されたコネクタの端子挿入孔に挿入されていなけれ
ば、ワイヤーハーネス相互間の接続や、他の電装部品へ
の配線が間違ったものとなり、電装部品の動作に不良が
生じてしまうからである。
【0008】このため、従来から、次のような仮結束体
組立支援装置を用いて、正確な仮結束体の組立作業の実
現を目指している(特開昭63−96818号公報,特
開昭64−72484号公報および特開平5−4744
8号公報参照)。詳しく説明すると、これらの仮結束体
組立支援装置の主な機能は、作業者に、電線収容ボッ
クス3aないし3fから作業指示書4に指示された通り
の電線を間違いなく取り出させること、この取り出さ
れた電線を作業指示書4に指示された通りの端子挿入孔
に間違いなく挿入させることである。
【0009】の機能を達成するため、図17に示すよ
うな手段を採用している。図17を参照して、参照符号
3aないし3fは、上述の電線収容ボックスを示してい
る。そして、各電線収容ボックス3aないし3fの電線
取出口3gには、センサ5aが設けられている。このセ
ンサ5aとしては、光電センサまたは静電容量センサを
用いることができ、電線を把持する作業者の手を検知し
て指示された電線が取り出されたかどうかをチェックす
るようになっている。
【0010】なお、このセンサ5aに代えて、図に示し
た押しボタンスイッチ5bを用いることもできる。この
場合では、電線を取り出す際に、作業者が確実に指示さ
れた電線を取り出したことを確認する意味で、作業者に
よって押しボタンスイッチ5bが押されるようになって
いる。この押しボタンスイッチ5bが押されたかどうか
により、指示された電線が取り出されたかどうかをチェ
ックするようになっている。
【0011】そして、組立手順4cに指示された通りの
電線が取り出されなければ、たとえば、ブザーを鳴ら
し、作業者に正確な電線取出作業が行なわれていないこ
とを報知するようになっている。また、の機能を達成
するため、図15に示した作業台2の裏側に光ファイバ
ー等の照射部を設け、コネクタ保持部2aにコネクタC
を装着した状態で、電線収容ボックス3aないし3fか
ら取り出された電線が挿入されるべき端子挿入孔を点灯
させるという手段を採用している。これによれば、電線
を間違った端子挿入孔に挿入した場合には、挿入が指示
された端子挿入孔が点灯したままとなるので、電線の挿
入間違いを発見することがきる。その結果、指示された
端子挿入孔へ電線を挿入しなおすことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような仮
結束体組立支援装置では、以下に示すような問題点があ
る。 取り出した電線を正確に端子挿入孔に挿入するため
に、コネクタCの指定された端子挿入孔を点灯させるの
であるが、一般に、仮結束体には複数のコネクタが含ま
れている。このため、各コネクタごとに独立した照射部
の設備が必要となる。従って、手動組立装置が全体とし
て高価なものになり、製品としてのワイヤーハーネスの
製造コストが上昇してしまうという問題がある。
【0013】 仮結束体の組み立てを進める上で、作
業者にとっては、先に、組み立てようとする仮結束体に
含まれる同種の電線のみを取り出し、これらの一端に装
着された端子を所定の端子挿入孔へ挿入する方が都合の
良い場合がある。ところが、図13に示したように、仮
結束体SAに含まれる電線1は、一端がコネクタCに挿
入され、他端がフリーになっているものばかりでなく、
他端が他のコネクタCに挿入される場合もある。このよ
うな仕様の仮結束体SAの場合、先に同種の電線の一端
のみをコネクタCの端子挿入孔に挿入してしまえば、次
に、どの電線の他端をどのコネクタの端子挿入孔に挿入
するのかの判断が困難となる。
【0014】このため、従来から図18に示すような検
査回路装置が作業台に備えられている。図18を参照し
て、この検査回路装置について簡単に説明すると、参照
符号2aは、上述のコネクタ保持部を示しており、この
コネクタ保持部2aには、装着されるコネクタCの極数
に対応した検査ピン2bが複数設置されている。また、
参照符号Tは、検査端子板を示しており、この検査端子
板Tは、回路検査器Jを介して上記各検査ピン2bと接
続されている。
【0015】そして、コネクタCをコネクタ保持部2a
に装着し、このコネクタCの指定された端子挿入孔に電
線1の一端側の端子1aを挿入する。この状態で、端子
1aと検査ピン2bとは電気的に導通が得られる。次い
で、電線1の他端側の端子1bを上記検査端子板Tに接
触させると、コネクタ保持部2a,電線1,検査端子板
Tおよび回路検査器Jを含む検査回路が構成される。こ
れにより、回路検査器Jが、電線1が組み立てられる仮
結束体のどの電線であるかを把握し、電線1の端子1b
をどのコネクタの端子挿入孔に挿入すべきかを表示部S
Cに表示するようになっている。
【0016】従って、作業者は、一端が端子挿入孔に挿
入された電線のうち、任意の電線1の他端を検査端子板
Tに接触させることにより、表示部SCの表示に従って
端子1bを指定されたコネクタの端子挿入孔に挿入する
ことができる。しかしながら、この作業は、他端がフリ
ーになっている電線を一本一本検査しながら進めなけれ
ばならない。このため、作業が非常に煩わしくなり、結
果として電線挿入作業の能率が下がってしまう場合があ
るという問題がある。
【0017】また、上記検査回路装置も、上記照射部と
同様に、各コネクタごとに設備する必要がある。このた
め、仮結束体の手動組立装置が全体として一層高価なも
のになり、製品としてのワイヤーハーネスの製造コスト
が一層上昇してしまうという問題がある。そこで、この
発明の目的は、指定された電線を正確且つ円滑にコネク
タの端子挿入孔に挿入することができ、仮結束体の組立
作業の能率を向上させることができる安価なワイヤーハ
ーネスサブアッセンブリ組立支援装置を提供することで
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段および作用】 上記目的を達成するため、請求項1に係るワイヤー
ハーネスサブアッセンブリ組立支援装置は、少なくとも
一の端部に端子が装着された電線を種類ごとに予めスト
ックしておく複数の電線収容部と、上記端子が挿入され
る複数の端子挿入孔を有するコネクタを保持する複数の
コネクタ保持部とを有し、所要の電線収容部から手によ
り取り出された電線の端子を、これに対応するコネクタ
の端子挿入孔に挿入するワイヤーハーネスサブアッセン
ブリの手動組立装置に用いられるワイヤーハーネスサブ
アッセンブリ組立支援装置であって、上記各電線収容部
に設けられ、電線の取り出しを検出する電線取出検出手
段と、上記各端子挿入孔にそれぞれ対応してコネクタ保
持部に設けられ、端子挿入孔に端子が挿入されたことを
検出する端子挿入検出手段と、ワイヤーハーネスサブア
ッセンブリの複数の組立作業指示を予め記憶しておく記
憶手段と、ワイヤーハーネスサブアッセンブリの組み立
てに関する情報を表示することのできる表示手段と、上
記記憶手段により記憶した各組立作業指示を、所定の順
序で表示手段に表示させることにより、組立作業を指示
する表示制御手段と、上記電線取出検出手段および端子
挿入検出手段の検出信号に基づいて、上記指示通りの作
業が行なわれたどうかを判別する判別手段と、上記判別
手段が指示通りの作業が行なわれていないことを判別し
た場合に、これを報知する報知手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0019】この構成によれば、記憶した組立作業指示
を所定の順序で表示するので、作業者は、これに従って
順次に作業を進めれば良い。取り出された電線および端
子が挿入された端子挿入孔が検知され、指示通りの作業
が行なわれていない場合には、このことが報知される。 上記目的を達成するため、請求項2に係るワイヤー
ハーネスサブアッセンブリ組立支援装置は、請求項1記
載のワイヤーハーネスサブアッセンブリ組立支援装置に
おいて、上記表示手段により表示される組立作業指示に
は、所定の電線収容部を指定して電線を取り出させる作
業指示および所定のコネクタの所定の端子挿入孔を指定
して当該端子挿入孔へ端子を挿入させる作業指示が含ま
れており、各組立作業指示が表示される上記所定の順序
は、上記記憶手段によって予め記憶されていることを特
徴とするものである。
【0020】この構成によれば、請求項1に係る発明と
同様の作用を奏する。特に、本請求項に係る発明では、
表示手段によって指定された電線を取り出して、この電
線の端子を、表示手段によって指定されたコネクタの端
子挿入孔に挿入していけば良い。 上記目的を達成するため、請求項3に係るワイヤー
ハーネスサブアッセッンブリ組立支援装置は、請求項1
記載のワイヤーハーネスサブアッセンブリ組立支援装置
において、上記表示手段により表示される組立作業指示
には、所定のコネクタの所定の端子挿入孔を指定して当
該端子挿入孔に端子を挿入させる作業指示が含まれてお
り、表示制御手段は、任意の電線収容部から取り出され
た電線に対応して、この電線の端子が挿入されるべき端
子挿入孔を表示手段に表示させることを特徴とするもの
である。
【0021】この構成によれば、請求項1に係る発明と
同様の作用を奏する。特に、本請求項に係る発明では、
作業者が任意の電線を取り出すと、この電線の端子が挿
入されるべきコネクタの端子挿入孔が表示される。作業
者は、これに従って順次に作業を進めれば良い。 上記目的を達成するため、請求項4に係るワイヤー
ハーネスサブアッセンブリ組立支援装置は、請求項1な
いし3のいずれかに記載のワイヤーハーネスサブアッセ
ンブリ組立支援装置において、組み立てようとするワイ
ヤーハーネスサブアッセンブリの仕様を入力する仕様入
力手段が備えられており、上記記憶手段は、ワイヤーハ
ーネスサブアッセンブリの複数の仕様に関して、それぞ
れ複数の組立作業指示およびこれらの順序を記憶してお
り、上記表示制御手段は、入力された仕様に応じて当該
仕様適合する作業指示およびこれらの順序を設定し、こ
れを表示手段に表示させることを特徴とするものであ
る。
【0022】この構成によれば、請求項1ないし3のい
ずれかに係る発明と同様の作用を奏する。加えて、本請
求項に係る発明では、入力されたワイヤーハーネスサブ
アッセンブリの仕様に応じて、当該仕様に適合した内容
の作業指示が表示手段の表示により行なわれる。表示制
御手段は、記憶手段に記憶された作業およびこれらの順
序のうち、当該仕様に応じた作業およびこれらの順序を
設定し、これを表示手段に表示させる。作業者は、これ
に従って順次に作業を進めれば良い。
【0023】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図1は、この発明の一実施例に係るワイヤー
ハーネスサブアッセンブリ組立支援装置(以下、本実施
例において、「支援装置」という。)が装備されたワイ
ヤーハーネスサブアッセンブリの手動組立装置の概略構
成を示す斜視図である。
【0024】図1を参照して、この手動組立装置は、作
業台10と、この作業台10に設けられた複数のコネク
タ保持部20と、複数の電線収容ボックス30とを備え
ている。コネクタ保持部20は、組み立てようとするワ
イヤーハーネスサブアッセンブリ(以下、本実施例にお
いて、「仮結束体」という。)に含まれるコネクタCを
作業台10上で着脱可能に保持するためのものである。
各コネクタ保持部20には、それぞれに対応して番号が
付されている。作業者は、この番号によってコネクタC
を装着すべきコネクタ保持部20を識別することができ
るようになっている。
【0025】各電線収容ボックス30は、仮結束体の構
成要素である電線31を、その種類ごとに多数収容して
いる。これら各電線収容ボックス30には、それぞれ
A,B...と符号が付されている。作業者は、この符
号によって取り出す電線の種類を識別することができる
ようになっている。また、電線31は、少なくとも一端
に端子31aが装着されており、予め所定長さに裁断さ
れている。
【0026】仮結束体を組み立てるには、次のようにす
る。先ず、組み立てようとする仮結束体に含まれるコネ
クタCをコネクタ保持部20に嵌め込んで保持する。次
に、仮結束体の構成要素である電線31を電線収容ボッ
クス30から取り出す。そして、この電線31の端子3
1aを、保持されたコネクタCの端子挿入孔C1に挿入
する。このように、電線取出作業および端子挿入作業を
繰り返すことにより、仮結束体を組み立てることができ
る。
【0027】本実施例の特徴とするところは、この手動
組立装置に、仮結束体の組み立てを支援する支援装置が
装備されている点にある。すなわち、仮結束体を組み立
てる際に、組立工程における各作業(上記電線取出作業
および端子挿入作業)と、これらの順序とを作業者に的
確に指示し、正確且つ迅速な組立作業を進めることがで
きる点にある。
【0028】以下、この支援装置について詳しく説明す
る。図2は、この支援装置の構成を示したブロック図で
ある。図1および図2を参照して、この支援装置は、作
業台10に取付けられたコントロールボックスSおよび
ディスプレイ40と、各電線収容ボックス30にそれぞ
れ取付けられた電線取出検出スイッチ50と、コネクタ
Cの端子挿入孔C1に端子31aが挿入されたことを検
出する端子挿入検出手段としてのコンタクトプローブ6
0と、所要時に警告音を鳴らすブザーWと、組み立てよ
うとする仮結束体の仕様品番等の必要な情報を外部から
入力することができる入力キー70とを備えている。
【0029】ディスプレイ40は、作業台10の、作業
者から見やすい位置に取り付けられている。このディス
プレイ40は、仮結束体の組み立てに関する情報を表示
することができるようになっている。このディスプレイ
40による表示は、後述する制御部Jの表示制御部によ
って、所定の順序で行なわれるようになっている。この
ディスプレイ40としては、たとえば液晶ディスプレイ
を使用することができる。
【0030】電線取出検出スイッチ50は、電線挿通溝
51aが形成されたケーシング51を有しており、この
内部にリミットスイッチ52が配置されている。電線3
1は、取り出される際に電線挿通溝51aに挿通され
る。また、ケーシング51には、電線挿通溝51a内に
突出した状態で爪51bが設けられている。従って、電
線31が電線挿通溝51aに挿通されれば、爪51bが
押さえられてリミットスイッチ52が入力される。これ
により、電線取り出しの検出信号が発信されるようにな
っている。もっとも、この電線取出検出スイッチ50の
代わりに、従来から使用されている光電センサや静電容
量センサまたは押しボタンスイッチ等を採用することも
できる。
【0031】図3は、コンタクトプローブ60の断面図
を示している。図2および図3を参照して、このコンタ
クトプローブ60は、各コネクタ保持部20の内奥部
に、コネクタCが装着された状態で各端子挿入孔C1に
対応する位置に複数配設されている。コンタクトプロー
ブ60の接触ピン62は、コネクタ保持部20の内奥部
からコネクタCの反装着方向に突出する状態で設けられ
ている。従って、コネクタCが装着された状態では、接
触ピン62は、端子挿入孔C1に進入するようになって
いる。
【0032】図3に注目して、このコンタクトプローブ
60は公知のものであって、両端が開放された筒状のケ
ーシング61と、このケーシング61の両端から突出し
た状態で内部に挿入された接触ピン62および電極ピン
63と、ケーシング61内に装備され、接触ピン62を
電極ピン63から遠ざける方向に付勢するばね64とを
有している。このばね64により、常時は、接触ピン6
2と電極ピン63とが接触することなく離反されてい
る。
【0033】そして、図2に示すように、端子31a
が、コネクタCの端子挿入孔C1に挿入されれば、端子
31aが、上記ばね64の弾性力に抗して接触ピン62
を矢印の方向に押す(図3)。接触ピン62はスライド
して電極ピン63に当接し、コンタクトプローブ60が
入力状態にされる。これにより、端子挿入の検出信号が
発信されるようになっている。
【0034】図1を参照して、ブザーWは、ディスプレ
イ40に一体的に設けられている。このブザーWは、コ
ントロールボックスSの後述する制御部に接続されてお
り、この制御部の指令に基づいて警告音を発するように
なっている。入力キー70は、コントロールボックスS
に設けられている。この入力キー70は、組み立てよう
とする仮結束体の種類(仕様品番)の入力,後述する組
立モードの選択およびディスプレイ40からのメッセー
ジに対して作業者が応答を行なうためのものである。
【0035】図1および図2を参照して、コントロール
ボックスSは、メモリMと、制御部Jとを備えている。
メモリMは、仮結束体の組立作業指示をデータとして記
憶しておくことができる。本実施例では、このメモリM
には、複数の仕様の仮結束体における、各組立作業指示
およびこれらの順序が記憶されている。
【0036】制御部Jは、図示していないが、表示制御
部および判別部を含んでいる。表示制御部は、仮結束体
の組み立てに関する情報をディスプレイ40に表示さ
せ、組立作業を指示するものである。一方、上記入力キ
ー70を操作することによって、2つの組立モードを選
択することができるようになっている。すなわち、シー
ケンシャルモード組立と、作業者優先モード組立であ
る。そして、選択された組立モードに応じて、表示制御
部は、ディスプレイ40に情報を表示させるようになっ
ている。
【0037】シーケンシャルモードでの組み立てでは、
電線取出作業および端子挿入作業は、すべてディスプレ
イ40からの指示に従って順次進められるようになって
いる。一方、作業者優先モードでの組み立てでは、電線
取出作業を作業者優先で行ない、この取り出された電線
に応じて端子挿入作業がディスプレイ40から指示され
るようになっている。
【0038】判別部は、電線取出検出スイッチ50およ
びコンタトプローブ60の検出信号に基づいて、ディス
プレイ40によって表示された通りの作業が行なわれた
かどうかを判別するものである。また、制御部Jとディ
スプレイ40とブザー70とにより、報知手段が構成さ
れている。この報知手段は、上述の各作業がディスプレ
イ40の表示通りに行なわれていない場合に、ディスプ
レイ40に警告画面を表示させると共に、ブザー70を
鳴らし、作業者に報知するようになっている。
【0039】図4,図5および図12は、仮結束体の組
立作業手順を示したフローチャートであり、図6ないし
図11は、この組立作業手順を示した概略図である。こ
れらの図を参照して、仮結束体の組立作業について詳し
く説明する。図4を参照して、先ず、図示していない所
定の作業開始スイッチを入力する(ステップF1)。こ
れにより、コントロールボックスSが起動し(図1)、
表示制御部が、組み立てようとする仮結束体の品種(仕
様品番)を作業者によってマニュアル選択させるか、自
動選択かどうかのメッセージをディスプレイ40に表示
させる(ステップF2)。作業者は、このメッセージに
対して、入力キー70(図1)を用いて応答する。
【0040】品種をマニュアル選択した場合には(ステ
ップF3)、さらに作業者は、入力キー70によって所
望の品種を入力してその仕様の仮結束体を組み立てるこ
とができる。また、自動選択の場合は(ステップF
4)、品種が自動的に選定され、その仕様の仮結束体を
組み立てることができる。なお、この品種の自動選択を
する場合として、たとえば、この支援装置が生産管理を
行なっている中央の大型コンピュータに接続されてお
り、生産管理上、在庫の不足している仕様の仮結束体を
生産させるような場合に有効である。
【0041】品種が選択されれば、当該仕様の仮結束体
の組み立てに関する情報が、データとしてメモリM(図
2)から制御部Jに読み込まれる(ステップF5)。こ
のデータとは、この組み立てようとする仮結束体に含ま
れるコネクタの種類および数量,この仮結束体の構成要
素である電線の種類および数量,各電線の端子と各コネ
クタのそれぞれの端子挿入孔との対応および対応させる
順序並びにディスプレイ40に所定の画面を表示させる
ためのデータ等である。
【0042】データが読み込まれた後、表示制御部がデ
ィスプレイ40に、組立作業のモードを選択させるため
のメッセージを表示させる(ステップF6)。これによ
り、作業者は、シーケンシャルモードでの組み立てか、
作業者優先モードでの組み立てかを、入力キー70を用
いて選択する。シーケンシャルモードでの組み立てが選
択されれば、表示制御部は、シーケンシャルモード組立
処理にてディスプレイ40に組み立てに関する情報を順
次表示させる(ステップF7)。また、作業者優先モー
ドでの組み立てが選択されれば、表示制御手段は、作業
者優先モード組立処理にてディスプレイ40に組み立て
に関する情報を表示させる(ステップF8)。作業者
は、これら表示に従って作業を進めることができる。そ
して、組み立てが完了すれば表示制御部は、ディスプレ
イ40に組立完了の画面を表示させ(ステップF9)、
作業が終了される。以下、各組み立てモードでの組立作
業を具体的に説明する。
【0043】シーケンシャルモードでの組み立て 図5は、シーケンシャルモードでの組み立てを示すフロ
ーチャートである。図5を中心として、図6ないし図1
1を適宜参照し、シーケンシャルモードでの組み立てに
ついて説明する。 (1) シーケンシャルモードでの組み立てが選択されれ
ば、シーケンシャルモード組立て処理にて作業が進めら
れ、表示制御部は、ディスプレイ40に、図6(b)に
示すようなコネクタCの装着を指示する画面を表示させ
る(ステップF71)。同図において、参照符号401
は、組み立てる仮結束体の仕様品番の表示を示してい
る。本実施例では、TB2320という品番の仮結束体
を組み立てていることを示している。参照符号402
は、組み立てに必要なコネクタCを装着させるためのメ
ッセージの表示を示している。参照符号403は、装着
すべきコネクタCの種類と場所とを表示している。すな
わち、品種01のコネクタCを1番のコネクタ保持部2
0に嵌め込むように指示を出している。
【0044】(2) 作業者は、この表示に従って、図6
(a)に示すように、コネクタCを装着する(ステップ
F72)。装着すべきコネクタCが2以上ある場合は、
順次画面が切り換わって各コネクタCを装着させるため
のメッセージが表示される(たとえば、品種01のコネ
クタCを1番のコネクタ保持部20に嵌め込むように指
示を出した後、品種03のコネクタCを2番のコネクタ
保持部20に嵌め込むように指示が出される。)。作業
者は、この表示に従って順次コネクタCを装着すれば良
い。
【0045】(3) その後、表示制御部は、ディスプレ
イ40に、図7(b)に示すような、電線取出作業およ
び端子挿入作業をさせるためのメッセージを表示させ
る。(ステップF73)。同図において、参照符号40
4は、電線31の取出しおよび端子31aの端子挿入孔
C1への挿入を指示する表示を示している。参照符号4
05は、取り出すべき電線31の種類を示しており、A
の符号が付された電線収容ボックス30から電線31を
取り出すよう指示が出されている。参照符号406は、
どのコネクタCのどの端子挿入孔C1へ端子31aを挿
入するかを指示する表示を示している。
【0046】本実施例では、参照符号407に示すよう
に、Aの電線収容ボックス30から電線31を取り出す
指示が出されている。また、参照符号408は、この電
線31の端子31aは、2番のコネクタ保持部20に保
持されたコネクタCに挿入すべき旨の表示を示してい
る。さらに、この端子31aは、参照符号409に示す
ように、上記コネクタCのの端子挿入孔C1に挿入す
べきである旨が表示されている。参照符号410は、上
記2番のコネクタ保持部20に保持されたコネクタCの
概略正面図の表示を示しており、各端子挿入孔C1の位
置が示されている。そして、の端子挿入孔C1に該当
する部分411が点灯されており、端子31aを挿入す
べきの端子挿入孔C1の位置が一目瞭然にわかるよう
になっている。
【0047】(4) 作業者は、この画面の指示に従っ
て、図7(a)に示すように、Aの電線収容ボックス3
0から電線31を取り出し、この電線31の一端の端子
31aを2番のコネクタCのの端子挿入孔C1へ挿入
する。この場合、電線31を取り出せば、電線取出検出
スイッチ50が作動し、電線取出しの検出信号SG11
が発信される。この検出信号SG11は、制御部J(図
2)に入力される(ステップF74)。これにより、制
御部Jは、取り出された電線31の種類を把握する。そ
して、判別部は、この検出信号SG11に基づいて、取
り出された電線31がディスプレイ40に表示された電
線であるかどうかをメモリMから読み込んだデータを参
酌して判別する(ステップF75)。
【0048】判別の結果、指示通りの電線31が取り出
されていない場合には、表示制御部は、ブザーWを鳴ら
す(ステップF76)と共に、ディスプレイ40に図8
に示すような、警告画面を表示させる(ステップF7
7)。図8を参照して、参照符号412は、Aの電線収
容ボックス30から電線31を取出し、所定のコネクタ
Cのの端子挿入孔C1に端子31aを挿入していない
という表示を示している。また、参照符号413は、取
り出す電線31は、Aの電線収容ボックス30にストッ
クされている電線であり、上記所定のコネクタCとは、
2番のコネクタ保持部20に保持されたコネクタである
ことを確認するための表示を示している。
【0049】この場合、電線31を取り出した直後にブ
ザーWが鳴り、この画面が表示されるので、作業者は、
指示通りの電線31を取り出していないことに気が付
く。これにより、再度電線取出作業を行ない、指示通り
の電線31を取り出すことができる(ステップF74に
戻る。)。また、参照符号415は、作業に瑕疵があっ
たことをしらせるNGマークを示している。このよう
に、NGマーク409は大きく表示されるので、作業者
に確実に報知することができる。
【0050】一方、判別の結果、指示通りの電線31が
取り出された場合には、制御部Jにより、一旦ブザーW
をOFFするための指令が出される(ステップF7
8)。これは、指示通りの電線31が取り出されなかっ
た場合に鳴らしたブザーWをOFFするための処理であ
り、当初からブザーWが鳴っていなければ、そのまま次
の処理に移行することができる。
【0051】次に、取り出した電線31の端子31a
を、2番のコネクタCのの端子挿入孔C1へ挿入すれ
ば、コンタクトプローブ60が作動し、端子挿入の検出
信号SG21が発信される。この検出信号SG21は、
制御部J(図2)に入力される(ステップF79)。こ
れにより、制御部Jは、挿入された端子挿入孔C1を把
握する。そして、判別部は、この検出信号SG21に基
づいて、挿入された端子挿入孔C1がディスプレイ40
に表示された端子挿入孔C1であるかどうかをメモリM
から読み込んだデータを参酌して判別する(ステップF
710)。
【0052】判別の結果、指示通りの端子挿入孔C1に
挿入されていない場合には、表示制御部は、ブザーWを
鳴らす(ステップF711)と共に、ディスプレイ40
に警告画面を表示させる(ステップF712)。この画
面は、上述の図8に示した画面と同様であるので、その
説明は省略する。作業者は、この警告画面とブザーWと
により、端子挿入作業に瑕疵があったことに気が付き、
正規の端子挿入孔C1に挿入し直すことができる(ステ
ップF79に戻る。)。
【0053】一方、判別の結果、指示通りの端子挿入孔
C1への挿入が行なわれた場合には、制御部Jにより、
一旦ブザーWをOFFするための指令が出される(ステ
ップF713)。これは、上述したのと同様に、指示通
りの端子挿入孔C1に端子31aが挿入されなかった場
合に鳴らしたブザーWをOFFするための処理であり、
当初からブザーWが鳴っていなければ、そのまま次の処
理に移行することができる。
【0054】(5) 次に、当該組立作業において、正規
の電線31の端子31aが正規の端子挿入孔C1に挿入
されれば、制御部Jは、挿入された端子31aと反対側
の端子31aの取り扱いについて判断する(ステップF
714)。つまり、電線31の一端の端子31aが挿入
された状態で、制御部Jは、上記読み込んだデータを参
酌して、他端の端子31aを他の端子挿入孔C1へ挿入
する必要があるかどうかを判断する。
【0055】その結果、他端の端子31aの処理が不必
要であれば、次いで、制御部Jは、上記読み込んだデー
タを参酌して、本仮結束体の組み立てが完了かどうかを
判断する(ステップF715)。そして、組み立てが完
了であれば、表示制御部は、図9に示すような終了画面
を表示させ、組立作業が終了される(図4参照、ステッ
プF9)。図9において、参照符号416は、組み立て
が完了した仮結束体の品番を示している。また、参照符
号417は、組み立てが完了したことを示すOKマーク
である。なお、組立作業を続行する場合には、上述の作
業開始スイッチを入力すれば良い。
【0056】また、他端の端子31aの処理が必要であ
れば、表示制御部により、図10(b)に示すような画
面が表示される(ステップF716)。図10を参照し
て、参照符号418は、他端を処理すべき電線は、一端
の端子31aを挿入した当該Aの電線収容ボックス30
から取り出した電線31であることを示している。また
参照符号419は、この電線31の他端の端子31aを
他の端子挿入孔C1へ挿入させるためのメッセージの表
示を示している。
【0057】具体的には、この他端の端子31aは、参
照符号422に示すように、1番のコネクタ保持部20
に保持されたコネクタCに装着すべき旨が表示されてい
る。そして、参照符号423は、上記コネクタCのの
端子挿入孔C1に挿入すべきである旨が表示されてい
る。参照符号424は、上記1番のコネクタ保持部20
に保持されたコネクタCの概略正面図の表示を示してお
り、各端子挿入孔C1の位置が示されている。また、
の端子挿入孔C1に該当する部分420が点灯されてお
り、端子31aを挿入すべきの端子挿入孔C1の位置
が一目瞭然にわかるようになっている。作業者は、図1
0(a)に示すように、この他端の端子31aを上記端
子挿入孔C1に挿入する。
【0058】(6) このように、他端の端子31aを挿
入すれば、上記端子挿入孔C1に対応して設けられたコ
ンタクトプローブ60が入力され、端子挿入の検出信号
SG22が発信される。この検出信号SG22は、制御
部J(図2)に入力される(ステップF717)。これ
により、制御部Jは、挿入された端子挿入孔C1を把握
する。そして、判別部は、この検出信号SG22に基づ
いて、挿入された端子挿入孔C1がディスプレイ40に
表示された端子挿入孔C1であるかどうかをメモリMか
ら読み込んだデータを参酌して判別する(ステップF7
18)。
【0059】判別の結果、指示通りの端子挿入孔C1に
挿入されていない場合には、表示制御部は、ブザーWを
鳴らす(ステップF719)と共に、ディスプレイ40
に警告画面を表示させる(ステップF720)。この画
面は、上述の図8に示した画面と同様であるので、その
説明は省略する。作業者は、この警告画面とブザーWと
により、他端の端子31aの挿入作業に瑕疵があったこ
とに気が付き、正規の端子挿入孔C1に挿入し直すこと
ができる(ステップF717に戻る。)。
【0060】一方、判別の結果、指示通りの端子挿入孔
C1への挿入が行なわれた場合には、一旦ブザーWがO
FFされる(ステップF721)。これは、上述したの
と同様に、指示通りの端子挿入孔C1に端子31aが挿
入されなかった場合に鳴らしたブザーWをOFFするた
めの処理であり、当初からブザーWが鳴っていなけれ
ば、そのまま次の処理に移行することができる。
【0061】(7) 次に、制御部Jは、本仮結束体の組
み立てが完了かどうかを再び判断する(ステップF72
2)。その結果、組み立てが完了であれば、上述の図9
に示す終了画面を表示し、組立作業を終了する(図4参
照、ステップF9)。 (8) 上記ステップF722およびF715において、
仮結束体の組み立てが完了かどうかを判断した場合、組
立完了でなければ、表示制御部により、図11に示すよ
うな作業続行の促す画面が表示される(ステップF73
に戻る。)。この画面は、図7で示したのと同様に、所
定の電線収容ボックス30から電線31を取出し、所定
の端子挿入孔C1に端子31aを挿入させるためのメッ
セージを表示している。
【0062】図7と同様であるので簡単に説明すると、
同図において、参照符号425は、電線31の取出しお
よび端子31aの端子挿入孔C1への挿入を指示する表
示を示している。参照符号426は、取り出すべき電線
31の種類を示しており、Bの符号が付された電線収容
ボックス30から電線31を取り出すよう指示が出され
ている。参照符号427は、どのコネクタCのどの端子
挿入孔C1へ端子31aを挿入するかを指示する表示を
示している。この場合では、Bの電線収容ボックス30
から電線31を取り出し、この電線31の端子31aを
2番のコネクタCのの端子挿入孔C1へ挿入するよう
に指示が出されている。
【0063】また、参照符号428は、この2番のコネ
クタ保持部20に保持されたコネクタCの概略正面図の
表示を示している。この概略正面図428において、端
子31aを挿入すべきの端子挿入孔C1に該当する部
分429が点灯されており、端子31aを挿入すべき
の端子挿入孔C1の位置が一目瞭然にわかるようになっ
ている。なお、参照符号430は、先に端子31aが挿
入されている端子挿入孔C1に対応する部分を示してお
り、この部分430も点灯されている。これにより、作
業者は、どの端子挿入孔にC1に端子31aが挿入され
ているかを把握することができる。
【0064】(9) 作業者は、この画面の指示に従っ
て、電線31を取り出し、端子31aを所定の端子挿入
孔C1に挿入する。そして、この電線取出作業および端
子挿入作業に瑕疵があれば、上述したと同様に警告画面
とブザーWとにより、作業者に報知するようになってい
る。このように、作業者は、電線取出作業および端子挿
入作業を繰り返し、上述の終了画面がされた時点で当該
仮結束体の組み立てを完了することができる。
【0065】なお、このシーケンシャルモード組み立て
において、作業における瑕疵を作業者に報知する手段と
して、警報画面およびブザーWを採用したが、これら両
方を併用することなく、いずれか一方のみを採用しても
良い。また、ディスプレイ40上に何も表示しないよう
にすることもできる。要するに、作業に異常があったこ
とを作業者に確実に報知することができれば良い。
【0066】また、ディスプレイ40上の画面レイアウ
トは、上記したレイアウトに限られない。つまり、電線
取出作業および端子挿入作業においては、作業者が、ど
の電線をどの端子挿入孔に挿入するかが明瞭にわかる画
面レイアウトであれば良い。終了画面においても同様で
ある。さらに、このシーケンシャルモードでの組み立て
では、作業指示に従って取り出した電線の端子は、これ
に続く作業指示に示された特定の一の端子挿入孔へ挿入
するようにしたが、次のように作業指示を出すこともで
きる。
【0067】具体的に説明すると、仮結束体を組み立て
る場合に、たとえば、Aの電線収容ボックス30から取
り出す電線31が2本あるとして、これらの端子31a
をそれぞれ、2番のコネクタ保持部20に保持されたコ
ネクタCのの端子挿入孔C1および1番のコネクタ保
持部20に保持されたコネクタCのの端子挿入孔C1
に挿入する必要があるとする。
【0068】ところで、上述のシーケンシャルモードで
の組み立てでは、Aの電線収容ボックス30から電線3
1を取り出した場合、端子31aの挿入作業のしやすさ
等を考慮して表示制御部の制御により、先ず、1番のコ
ネクタ保持部20に保持されたコネクタCのの端子挿
入孔C1に挿入する作業指示が出されたとする。この場
合、作業者が誤って、2番のコネクタ保持部20に保持
されたコネクタCのの端子挿入孔C1に端子31aを
挿入すれば、組立完了後の仮結束体との比較においては
作業に誤りがないにもかかわらず、ディスプレイ40に
表示された通りの作業を行なっていないという理由で警
告画面が表示される。
【0069】これに対して、Aの電線収容ボックス30
から電線31を取り出した場合、表示制御部により、上
記2つの端子挿入孔C1の両方を表示して、これらのう
ちいずれか一方に端子31aを挿入させる作業指示を出
すようにすることもできる。そして、いずれか一方に端
子31aを挿入した後、さらにAの電線収容ボックス3
0から電線31を取り出した場合には、表示制御部によ
り、上記端子挿入孔C1以外の未挿入の端子挿入孔C1
のみを表示させるようにする。このようにすれば、より
円滑に組立作業を行なうことができる。
【0070】作業者優先モードでの組み立て 図12は、作業者優先モードでの組み立てを示すフロー
チャートの一部を示している。図5および図12を参照
して、作業者優先モードでの組み立てについて説明す
る。この作業者優先モードでの組み立てが、シーケンシ
ャルモードでの組み立てと異なる点は、シーケンシャル
モードでの組み立てでは、電線取出作業および端子挿入
作業が、すべてディスプレイ40によって表示される作
業指示に従って進められるのに対し、作業者優先モード
での組み立てでは、電線取出作業を作業者の自由にまか
せ、この取り出された電線に対応して、当該電線の端子
が挿入されるべき端子挿入孔を制御部Jが判断し、これ
をディスプレイ40に表示させる点である。従って、電
線31を取り出した後の処理については、上記シーケン
シャルモードでの組み立てと同様である。
【0071】(1) 作業者優先モードでの組み立てが選
択されれば(図4参照、ステップF8)、作業者優先モ
ード組立て処理にて作業が進められ、表示制御部は、デ
ィスプレイ40に、図6(b)で示したのと同様のコネ
クタCの装着を指示する画面を表示させる(ステップF
81)。この画面は、図6(b)で示したのと同様であ
るので、その説明は省略する。
【0072】(2) 作業者は、この表示に従って、図6
(a)に示したのと同様に、コネクタCを装着する(ス
テップF82)。装着すべきコネクタCが2以上ある場
合は、順次画面が切り換わって各コネクタCを装着させ
るためのメッセージが表示され、これに従って順次コネ
クタCを装着する。 (3) 次に、表示制御部は、ディスプレイ40に、電線
31を取り出させる旨の作業指示を表示させる(ステッ
プF83)。この場合、たとえば、「任意の電線を取り
出して下さい(A,B,D,F)。」のような表示を出
させることができる。この表示は、A,B,DまたはF
の電線収容ボックス30のうち、いずれかの電線収容ボ
ックス30から電線31を取り出せば良い旨を示してい
る。つまり、この表示は、当該組み立てようとする仮結
束体には、A,B,DおよびFの電線収容ボックス30
に収容された4種類の電線31が含まれることを示して
おり、組立作業を進める上で、作業者は、自分の取り出
しやすい電線31から自由に取り出すことができるよう
になっている。
【0073】(4) 作業者は、この画面の指示に従っ
て、所望の電線収容ボックス30から電線31を取り出
す。この場合、電線31を取り出せば、電線取出検出ス
イッチ50が作動し、電線取出しの検出信号SG11が
発信される。この検出信号SG11は、制御部J(図
2)に入力される(ステップF84)。これにより、制
御部Jは、取り出された電線31の種類を把握する。そ
して、判別部は、この検出信号SG11に基づいて、取
り出された電線31が、当該組み立てようとする仮結束
体の組み立てに必要な電線かどうかをメモリMから読み
込んだデータを参酌して判別する(ステップF85)。
【0074】判別の結果、組み立てに必要でない電線3
1が取り出された場合には、表示制御部は、ブザーWを
鳴らす(ステップF86)と共に、ディスプレイ40に
警告画面を表示させる(ステップF87)。この警告画
面には、当該取り出された電線31は、当該組み立てよ
うとする仮結束体に必要でない旨が作業者に認識できる
ような表示が出される。たとえば、図8で示したような
NGマーク415を表示することができる。これによ
り、作業者は、電線取出作業に瑕疵があったことに気が
付き、再度電線取出作業を行なうことができる(ステッ
プF84に戻る。)。
【0075】一方、判別の結果、組み立てに必要な電線
が取り出された場合には、制御部Jにより、一旦ブザー
WをOFFする指令が出される(ステップF88)。こ
れは、シーケンシャルモードでの組み立ての場合と同様
に、作業に瑕疵があった場合に鳴らしたブザーWをOF
Fするための処理であり、当初からブザーWが鳴ってい
なければ、そのまま次の処理に移行することができる。
【0076】そして、表示制御部は、ディスプレイ40
に、取り出した電線31の端子31aを所定の端子挿入
孔C1へ挿入させる作業指示を表示させる(ステップF
89)。この表示は、シーケンシャルモード組立処理に
おけるステップF73において表示される画面と同様で
あり、図13に示すような画面が表示される。図13を
参照して、同図に示す各表示は、図7(b)で示した各
表示と同様であるが、各表示の示す意味が異なってい
る。以下、図7(b)と対応させてその違いを説明す
る。
【0077】図7(b)中参照符号405は、取り出す
べき電線31の種類を示しており、Aの符号が付された
電線収容ボックス30から電線31を取り出すよう指示
が出されているのに対し、図13中参照符号451は、
当該電線31は、Aの電線収容ボックス30から取り出
されたものである旨を示している。図7(b)中参照符
号404は、電線31の取出しおよび端子31aの端子
挿入孔C1への挿入を指示する表示を示しているのに対
し、図13中参照符号450は、取り出した電線31の
端子31aを指示された端子挿入孔C1へ挿入させるた
めの作業指示を示している。
【0078】図13中参照符号452は、図7(b)中
参照符号406が示す意味と同様のものであって、どの
コネクタCのどの端子挿入孔C1へ端子31aを挿入す
るかを指示する表示を示している。ただし、この表示4
52において、参照符号453は、取り出した電線31
がAの電線収容ボックス30から取り出されたものであ
る旨を示しており、図7(b)中参照符号407に示し
た、Aの電線収容ボックス30から電線31を取り出さ
せる作業指示の表示と異なっている。その他の各表示に
ついては、図7(b)と同様であるので、その説明は省
略する。
【0079】そして、この画面に表示された作業指示に
基づいて、電線31の端子31aを2番のコネクタ保持
部20に保持されたコネクタCのの端子挿入孔C1に
挿入する。これにより、端子挿入の検出信号SG21が
発信され、この検出信号SG21は、制御部J(図2)
に入力される。この処理は、図7に示したシーケンシャ
ルモード組立処理におけるステップF79と同様であ
る。
【0080】当該ステップF79以降の処理は、図7に
示したシーケンシャルモード組立処理と同様であるの
で、その説明は省略する。但し、図5を参照して、シー
ケンシャルモード組立処理では、電線31の他端の端子
31aの挿入作業が必要でなく、且つさらに組立作業を
続行する場合(ステップF715)および一の電線31
の処理が済んだ後、さらに組立作業を続行する場合(ス
テップF722)には、ステップF73の処理に戻され
るが、作業者優先モード組立処理では、図12に示すよ
うに、上記ステップF83の処理に戻される。
【0081】なお、この作業者優先モード組み立てにお
いても、取り出した電線の端子は、作業指示に示された
特定の一の端子挿入孔へ挿入するようにしたが、上記シ
ーケンシャルモードでの組み立てで示したように、任意
の電線収容ボックス30から電線31を取り出した場
合、組み立てようとする仮結束体において、この種類の
電線31の端子31aが挿入されるべきすべての端子挿
入孔C1を一度に表示し、これら端子挿入孔C1のうち
の一の端子挿入孔C1へ挿入させる作業指示を出すよう
にしても良い。
【0082】以上のように、本実施例によれば、次のよ
うな作用効果を奏する。 シーケンシャルモードでの組み立て作業において、
仮結束体の組立工程における電線取出作業および端子挿
入作業と、これらの順序とがディスプレイ40によって
表示される。作業者は、この表示に従って指定された電
線収容ボックス30から電線31を取り出し、その端子
31aを指定されたコネクタCの指定された端子挿入孔
C1に挿入することができる。
【0083】これらの作業を進めるに際し、電線取出検
出スイッチ50によって、電線の取り出しが検出され、
判別部により、この取り出された電線31が正規の電線
31であるかどうかを判別することができる。しかも、
この取り出された電線31が正規の電線31でなけれ
ば、作業者に報知することができる。これにより、作業
者は、電線取出作業に誤りがあったことを認識すること
ができ、再度指示通りの電線31を取り出すことができ
る。従って、電線取出作業を正確且つ円滑に行なうこと
ができる。
【0084】また、コンタクトプローブ60によって、
端子31aが挿入された端子挿入孔C1が検出され、判
別部により、この挿入された端子挿入孔が正規の端子挿
入孔C1であるかどうかを判別することができる。しか
も、この端子挿入孔C1が正規の端子挿入孔C1でなけ
れば、作業者に報知することができる。これにより、作
業者は、端子挿入作業に誤りがあったことを認識するこ
とができ、再度正規の端子挿入孔C1に端子31aを挿
入すべく端子挿入作業を行なうことができる。従って、
端子挿入作業を正確且つ円滑に行なうことができる。
【0085】特に、シーケンシャルモードでの組み立て
では、メモリMには、電線31のデータと端子挿入孔C
1のデータおよびこれら電線31の端子31aと端子挿
入孔C1との対応順序のデータが記憶されており、これ
らを記憶された順にディスプレイ40に表示するので、
電線31の一端の端子31aが挿入された後、他端の端
子31aの処理が必要な場合には、この処理を優先させ
るように作業指示が出される。従って、一端の端子31
aが挿入された電線31の他端の端子31aの処理を
も、正確かつ円滑に行なうことができる。
【0086】このように、シーケンシャルモードでの組
み立てでは、電線取出作業および端子挿入作業を正確か
つ円滑に行なうことができるので、仮結束体の組立作業
を正確且つ迅速に行なうことができる。さらに、本支援
装置では、唯一のディスプレイ40によって、組み立て
ようとする仮結束体に含まれるすべてのコネクタCにそ
れぞれ対応した作業指示およびその順序が表示される。
これにより、各コネクタCごとにディスプレイ40を設
ける必要がなく、支援装置を安価に製造することができ
る。また、組み立てようとする仮結束体の仕様品番が変
わっても、制御部JがメモリMから読み込むデータを変
更するだけで対応することができるという利点がある。
【0087】 さらに、作業者優先モードでの組み立
て作業においては、作業者は、所望の電線31を取り出
すことができる。そして、作業者は、ディスプレイ40
に表示された、この取り出された電線31に対応する端
子挿入孔C1に端子31aを挿入することができる。こ
れにより、作業を進める上で作業者の自由度が大きくな
り、作業者個人によって異なる、最も円滑な電線取出作
業を行なうことができるという利点がある。
【0088】 また、両組み立てモードでは、メモリ
Mには、複数の仕様の仮結束体の組立作業における組立
作業指示およびこれらの順序を記憶させている。従っ
て、入力スイッチ70によって、組み立てようとする仮
結束体の仕様品番を設定すれば、作業者の設定した仕様
の仮結束体を組み立てることができるという利点があ
る。
【0089】なお、メモリMには、複数の仕様の仮結束
体の組立作業における組立作業指示およびこれらの順序
を記憶させているが、単一の仕様のみの仮結束体の組立
作業における組立作業指示およびこれらの順序を記憶さ
せ、当該仕様の仮結束体の組立専用機を提供することも
できる。また、メモリMを内蔵する他に、カードリーダ
を設けて、外部から磁気カードによって組み立てに関す
る情報を入力するようにすることもできる。つまり、磁
気カードによって、組み立てようとする仮結束体の仕様
品番とこの仕様の仮結束体の組み立てに関する情報とを
入力することができる。さらに、上記実施例では、仕様
品番の入力は、作業者によるキー入力で行なわれたが、
ワイヤーハーネスの製造全体を司る中央の制御装置から
の仕様入力で仕様品番が入力されるようにすることもで
きる。
【0090】
【発明の効果】 請求項1に係る発明によれば、作業者は、表示手段
により順次表示される作業指示に従って作業を進めるこ
とによって、ワイヤーハーネスサブアッセンブリを組み
立てることができる。しかも、各作業指示通りの作業が
行なわれなかった場合には、このことが報知されるの
で、作業者は直ちに作業の誤りを修正することができ
る。従って、正確かつ迅速にワイヤーハーネスサブアッ
センブリを組み立てることができる。さらに、表示手段
によって、組み立てに関する情報がすべて表示されるの
で、構造が簡単であり、ワイヤーハーネスサブアッセン
ブリ組立支援装置を安価に製造することができる。
【0091】 請求項2に係る発明によれば、請求項
1に係る発明と同様の効果を奏する。特に、本請求項に
係る発明では、指定された電線を取り出す作業指示およ
び、この電線の端子を指定されたコネクタの端子挿入孔
に挿入する作業指示が出され、作業者は、すべて指示に
従って作業を進めていけば良いので、一層正確かつ迅速
にワイヤーハーネスアブアッセンブリを組み立てること
ができる。
【0092】 請求項3に係る発明によれば、請求項
1に係る発明と同様の効果を奏する。特に、本請求項に
係る発明では、作業者が任意の電線を取り出すことがで
きるので、作業者自身が組立作業を進めやすい順に電線
を取り出すことができる。これにより、作業の自在性を
高めて効率よくワイヤーハーネスサブアセンブリを組み
立てることができる。
【0093】 請求項4に係る発明によれば、請求項
1ないし3のいずれかに係る発明と同様の効果を奏す
る。加えて、本請求項に係る発明では、製造すべきワイ
ヤーハーネスサブサッセンブリの仕様が変更された際
に、その仕様を入力すると、入力された仮結束体の仕様
に適合した内容の作業指示が選択的に表示されるので、
ワイヤーハーネスサブアッセンブリの仕様変更時に迅速
に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る支援装置が装備された
仮結束体の手動組立装置の斜視図である。
【図2】支援装置の構成を示すブロック図である。
【図3】コンタクトプローブの断面図である。
【図4】支援装置による組立処理工程を示すフローチャ
ートである。
【図5】シーケンシャルモード組立処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】(a)仮結束体の組立工程において、コネクタ
の取付工程を示す手動組立装置の概略斜視図である。 (b)仮結束体の組立工程において、コネクタの取付け
を指示するディスプレイの正面図である。
【図7】(a)仮結束体の組立工程において、電線取出
作業および端子挿入作業を示す手動組立装置の概略図で
ある。 (b)仮結束体の組立工程において、電線取出作業およ
び端子挿入作業を指示するディスプレイの正面図であ
る。
【図8】電線取出作業または端子挿入作業に瑕疵が発生
した場合に、作業者に報知するための表示を示したディ
スプレイの正面図である。
【図9】仮結束体の組み立てが完了した状態を示したデ
ィスプレイの正面図である。
【図10】(a)仮結束体の組立工程において、電線の
他端の端子の処理を示す手動組立装置の概略斜視図であ
る。 (b)仮結束体の組立工程において、電線の他端の端子
の処理を指示するディスプレイの正面図である。
【図11】電線取出作業および端子挿入作業を繰り返し
を指示するディスプレイの正面図である。
【図12】作業者優先モード組立処理の要部を示すフロ
ーチャートである。
【図13】作業者優先モードでの組み立てにおいて表示
される作業指示の画面を示す正面図である。
【図14】一般的な仮結束体を示した正面図である。
【図15】従来の仮結束体の手動組立装置を示す斜視図
である。
【図16】従来の仮結束体の手動組立装置に用いられる
作業指示書を示す図である。
【図17】従来の仮結束体の手動組立装置に用いられる
電線収容ボックスおよび電線の取出しを検出する電線取
出検出センサを示す斜視図である。
【図18】従来の仮結束体の手動組立装置において、電
線の一端の端子が挿入された場合の他端の端子の処理を
示す斜視図である。
【符号の説明】
C コネクタ C1 端子挿入孔 W ブザー S コントロールボックス J 制御部 M メモリ 10 作業台 20 コネクタ保持部 30 電線収容ボックス 31 電線 31a 端子 40 ディスプレイ 50 電線取出検出スイッチ 60 コンタクトプローブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一の端部に端子が装着された電
    線を種類ごとに予めストックしておく複数の電線収容部
    と、 上記端子が挿入される複数の端子挿入孔を有するコネク
    タを保持する複数のコネクタ保持部とを有し、 所要の電線収容部から手により取り出された電線の端子
    を、これに対応するコネクタの端子挿入孔に挿入するワ
    イヤーハーネスサブアッセンブリの手動組立装置に用い
    られるワイヤーハーネスサブアッセンブリ組立支援装置
    であって、 上記各電線収容部に設けられ、電線の取り出しを検出す
    る電線取出検出手段と、 上記各端子挿入孔にそれぞれ対応してコネクタ保持部に
    設けられ、端子挿入孔に端子が挿入されたことを検出す
    る端子挿入検出手段と、 ワイヤーハーネスサブアッセンブリの複数の組立作業指
    示を予め記憶しておく記憶手段と、 ワイヤーハーネスサブアッセンブリの組み立てに関する
    情報を表示することのできる表示手段と、 上記記憶手段により記憶した各組立作業指示を、所定の
    順序で表示手段に表示させることにより、組立作業を指
    示する表示制御手段と、 上記電線取出検出手段および端子挿入検出手段の検出信
    号に基づいて、上記指示通りの作業が行なわれたどうか
    を判別する判別手段と、 上記判別手段が、指示通りの作業が行なわれていないこ
    とを判別した場合に、これを報知する報知手段とを備え
    たことを特徴とするワイヤーハーネスサブアッセンブリ
    組立支援装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のワイヤーハーネスサブアッ
    センブリ組立支援装置において、 上記表示手段により表示される組立作業指示には、所定
    の電線収容部を指定して電線を取り出させる作業指示お
    よび所定のコネクタの所定の端子挿入孔を指定して当該
    端子挿入孔へ端子を挿入させる作業指示が含まれてお
    り、 各組立作業指示が表示される上記所定の順序は、上記記
    憶手段によって予め記憶されていることを特徴とするワ
    イヤーハーネスサブアッセンブリの組立支援装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のワイヤーハーネスサブアッ
    センブリ組立支援装置において、 上記表示手段により表示される組立作業指示には、所定
    のコネクタの所定の端子挿入孔を指定して当該端子挿入
    孔に端子を挿入させる作業指示が含まれており、 表示制御手段は、任意の電線収容部から取り出された電
    線に対応して、この電線の端子が挿入されるべき端子挿
    入孔を表示手段に表示させることを特徴とするワイヤー
    ハーネスサブアッセンブリ組立支援装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載のワイ
    ヤーハーネスサブアッセンブリ組立支援装置において、 組み立てようとするワイヤーハーネスサブアッセンブリ
    の仕様を入力する仕様入力手段が備えられており、 上記記憶手段は、ワイヤーハーネスサブアッセンブリの
    複数の仕様に関して、それぞれ複数の組立作業指示およ
    びこれらの順序を記憶しており、 上記表示制御手段は、入力された仕様に応じて当該仕様
    に適合する作業指示およびこれらの順序を設定し、これ
    を表示手段に表示させることを特徴とするワイヤーハー
    ネスサブアッセンブリ組立支援装置。
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JP2020061263A (ja) * 2018-10-10 2020-04-16 矢崎総業株式会社 コネクタハウジングおよびワイヤハーネスの製造方法

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