JPH0811948A - 繰り出し機構 - Google Patents
繰り出し機構Info
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- JPH0811948A JPH0811948A JP16458794A JP16458794A JPH0811948A JP H0811948 A JPH0811948 A JP H0811948A JP 16458794 A JP16458794 A JP 16458794A JP 16458794 A JP16458794 A JP 16458794A JP H0811948 A JPH0811948 A JP H0811948A
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- JP
- Japan
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- sleeve
- cylinder
- holding cylinder
- screwed
- spiral
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、口紅、アイシャドウ等の棒状化粧
料を収納する容器に利用される繰り出し機構に関するも
のであり、省パーツ、自動組み立て対応等、生産性を向
上させるのを目的としている。 【構成】 棒状化粧料１を収嵌保持した保持筒２と、こ
の保持筒２を回動自在に上下摺動自在に内装したスリー
ブ５と、このスリーブ５の下端に回動自在に脱落不能に
連結した基筒８とよりなり、前記スリーブ５の内側壁全
周に無数の細かい凹溝を螺旋状に刻設した螺旋状ローレ
ット６を螺設し、前記保持筒２の側壁にスリーブ５の螺
旋状ローレット６と螺合する多条雄ネジ７を螺設し、保
持筒２の下面と基筒８の上面の間には、それぞれが回動
不能に上下摺動自在に係合する係合手段を設ける。本発
明は以上構成の繰り出し機構である。
料を収納する容器に利用される繰り出し機構に関するも
のであり、省パーツ、自動組み立て対応等、生産性を向
上させるのを目的としている。 【構成】 棒状化粧料１を収嵌保持した保持筒２と、こ
の保持筒２を回動自在に上下摺動自在に内装したスリー
ブ５と、このスリーブ５の下端に回動自在に脱落不能に
連結した基筒８とよりなり、前記スリーブ５の内側壁全
周に無数の細かい凹溝を螺旋状に刻設した螺旋状ローレ
ット６を螺設し、前記保持筒２の側壁にスリーブ５の螺
旋状ローレット６と螺合する多条雄ネジ７を螺設し、保
持筒２の下面と基筒８の上面の間には、それぞれが回動
不能に上下摺動自在に係合する係合手段を設ける。本発
明は以上構成の繰り出し機構である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、口紅、アイシャドウ等
の棒状化粧料を収納する容器に利用される繰り出し機構
に関するものであり、生産性を向上させた繰り出し機構
に関するものである。
の棒状化粧料を収納する容器に利用される繰り出し機構
に関するものであり、生産性を向上させた繰り出し機構
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、口紅等の棒状化粧料容器は、
回転操作を行う事によって、棒状化粧料が繰り出される
螺旋繰り出し機構を内装していた。この螺旋繰り出し機
構は、棒状化粧料を保持する保持筒と、この保持筒が螺
合する螺旋溝の螺設された螺旋筒との相対回転により保
持筒、棒状化粧料を昇降動させていた。そのため、保持
筒と螺旋筒の他に、保持筒を回動不能に上下摺動自在に
案内する案内部材が少なくとも必要となっていた。更
に、外装体として、スリーブ、外筒、中筒、キャップ等
が必要であり、棒状化粧料繰り出し容器を構成するため
には、、多数の筒体が必要となっていた。そこで、実開
平５−５０１８号公報等により、外装体であるスリーブ
の内壁に複数の摺動溝を軸線方向に刻設して、スリーブ
と案内部材とを一体に成形して棒状化粧料容器のパーツ
を少なくして製造コストを低下させた構成が提案されて
いる。
回転操作を行う事によって、棒状化粧料が繰り出される
螺旋繰り出し機構を内装していた。この螺旋繰り出し機
構は、棒状化粧料を保持する保持筒と、この保持筒が螺
合する螺旋溝の螺設された螺旋筒との相対回転により保
持筒、棒状化粧料を昇降動させていた。そのため、保持
筒と螺旋筒の他に、保持筒を回動不能に上下摺動自在に
案内する案内部材が少なくとも必要となっていた。更
に、外装体として、スリーブ、外筒、中筒、キャップ等
が必要であり、棒状化粧料繰り出し容器を構成するため
には、、多数の筒体が必要となっていた。そこで、実開
平５−５０１８号公報等により、外装体であるスリーブ
の内壁に複数の摺動溝を軸線方向に刻設して、スリーブ
と案内部材とを一体に成形して棒状化粧料容器のパーツ
を少なくして製造コストを低下させた構成が提案されて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この構成の場合、スリ
ーブの内壁に摺動溝が刻設されているため、棒状化粧料
とスリーブ内壁の接触面積が少なくなり、棒状化粧料の
上下摺動の際の摺動抵抗が少なくなり、棒状化粧料の折
損を防ぐという効果を有していた。しかし、棒状化粧料
を保持した保持筒に突出した螺合片が螺旋筒の螺旋溝に
螺合して棒状化粧料を昇降動させているが、螺合片と螺
旋溝の間には、操作感を向上させるため、ある程度のガ
タが設けられていた。従って、棒状化粧料の繰り出し操
作時の初期の段階には、螺合片と螺旋溝のガタの分だけ
棒状化粧料が昇降動せず、空転してしまう段階が発生し
てしまった。この空転は棒状化粧料繰り出し容器の使用
感を著しく阻害していた。
ーブの内壁に摺動溝が刻設されているため、棒状化粧料
とスリーブ内壁の接触面積が少なくなり、棒状化粧料の
上下摺動の際の摺動抵抗が少なくなり、棒状化粧料の折
損を防ぐという効果を有していた。しかし、棒状化粧料
を保持した保持筒に突出した螺合片が螺旋筒の螺旋溝に
螺合して棒状化粧料を昇降動させているが、螺合片と螺
旋溝の間には、操作感を向上させるため、ある程度のガ
タが設けられていた。従って、棒状化粧料の繰り出し操
作時の初期の段階には、螺合片と螺旋溝のガタの分だけ
棒状化粧料が昇降動せず、空転してしまう段階が発生し
てしまった。この空転は棒状化粧料繰り出し容器の使用
感を著しく阻害していた。
【０００４】加えて、組立て時にはスリーブの摺動溝に
保持筒の突条を突入させるために位置合わせが必要であ
り、組み立てを自動化して製造コストを削減する障害と
なっていた。
保持筒の突条を突入させるために位置合わせが必要であ
り、組み立てを自動化して製造コストを削減する障害と
なっていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】棒状化粧料１を収嵌保持
した保持筒２と、この保持筒２を回動自在に上下摺動自
在に内装したスリーブ５と、このスリーブ５の下端に回
動自在に脱落不能に連結した基筒８とよりなり、前記ス
リーブ５の内側壁全周に無数の細かい凹溝を螺旋状に刻
設した螺旋状ローレット６を螺設し、前記保持筒２の側
壁にスリーブ５の螺旋状ローレット６と螺合する多条雄
ネジ７を螺設し、保持筒２の下面と基筒８の上面の間に
は、それぞれが回動不能に上下摺動自在に係合する係合
手段を設ける。本発明は以上構成の繰り出し機構であ
る。
した保持筒２と、この保持筒２を回動自在に上下摺動自
在に内装したスリーブ５と、このスリーブ５の下端に回
動自在に脱落不能に連結した基筒８とよりなり、前記ス
リーブ５の内側壁全周に無数の細かい凹溝を螺旋状に刻
設した螺旋状ローレット６を螺設し、前記保持筒２の側
壁にスリーブ５の螺旋状ローレット６と螺合する多条雄
ネジ７を螺設し、保持筒２の下面と基筒８の上面の間に
は、それぞれが回動不能に上下摺動自在に係合する係合
手段を設ける。本発明は以上構成の繰り出し機構であ
る。
【０００６】
【作用】スリーブ５と基筒８を相対回転させると、係合
手段によって基筒８と回動不能に上下摺動自在に係合し
た保持筒２もスリーブ５に対して相対回転する。保持筒
２は、側壁に設けられた多条雄ネジ７がスリーブ５内壁
の螺旋状ローレット６に螺合しているため、螺合作用に
よって、スリーブ５内を上下摺動する。
手段によって基筒８と回動不能に上下摺動自在に係合し
た保持筒２もスリーブ５に対して相対回転する。保持筒
２は、側壁に設けられた多条雄ネジ７がスリーブ５内壁
の螺旋状ローレット６に螺合しているため、螺合作用に
よって、スリーブ５内を上下摺動する。
【０００７】また、スリーブ５の螺旋状ローレット６
は、スリーブ５の内壁全周に無数の螺旋溝が螺設された
ように多条螺旋となっており、この螺旋状ローレット６
に螺合する多条多条雄ネジ７７も多条螺旋となっている
ため、どの位置でもスリーブ５の螺旋状ローレット６に
多条雄ネジ７を螺合させる事ができる。
は、スリーブ５の内壁全周に無数の螺旋溝が螺設された
ように多条螺旋となっており、この螺旋状ローレット６
に螺合する多条多条雄ネジ７７も多条螺旋となっている
ため、どの位置でもスリーブ５の螺旋状ローレット６に
多条雄ネジ７を螺合させる事ができる。
【０００８】
【実施例１】口紅、アイシャドウ等の棒状化粧料１の下
端を保持した保持筒２は、下端に係合棒３が垂下してい
る。この係合棒３の下端外側壁には、回動防止片４が突
出している。この保持筒２はスリーブ５内に回動自在に
上下摺動自在に内装されている。
端を保持した保持筒２は、下端に係合棒３が垂下してい
る。この係合棒３の下端外側壁には、回動防止片４が突
出している。この保持筒２はスリーブ５内に回動自在に
上下摺動自在に内装されている。
【０００９】このスリーブ５の内壁上部には、全周に細
かい溝がローレット状に刻設され、この溝が内壁を螺旋
状に回って、螺旋状ローレット６が構成されている。ま
た、前記保持筒２の外側壁には、スリーブ５の螺旋状ロ
ーレット６と螺合する多条雄ネジ７が螺設され、スリー
ブ５と保持筒２が相対回転する事によって螺旋状ローレ
ット６と多条雄ネジ７との螺合作用によって保持筒２及
び棒状化粧料１が昇降動するようになっている。この螺
旋状ローレット６の下方は、螺旋状ローレット６が螺設
されておらず、内径が螺旋状ローレット６の谷径よりも
僅かに拡大している。このスリーブ５の下端は、基筒８
の上部に設けられた連結部９に回動自在に嵌合してい
る。
かい溝がローレット状に刻設され、この溝が内壁を螺旋
状に回って、螺旋状ローレット６が構成されている。ま
た、前記保持筒２の外側壁には、スリーブ５の螺旋状ロ
ーレット６と螺合する多条雄ネジ７が螺設され、スリー
ブ５と保持筒２が相対回転する事によって螺旋状ローレ
ット６と多条雄ネジ７との螺合作用によって保持筒２及
び棒状化粧料１が昇降動するようになっている。この螺
旋状ローレット６の下方は、螺旋状ローレット６が螺設
されておらず、内径が螺旋状ローレット６の谷径よりも
僅かに拡大している。このスリーブ５の下端は、基筒８
の上部に設けられた連結部９に回動自在に嵌合してい
る。
【００１０】この基筒８の連結部９の側壁には、係合溝
１０が刻設され、スリーブ５の下端には、この係合溝１
０に係合する係合リブ１１を外方向より内方向に突設
し、スリーブ５と基筒８を回動自在に脱落不能に連結し
ている。この基筒８の上面には、ガイド筒１２が立設し
ている。このガイド筒１２には、前記保持筒２の係合棒
３が侵入している。そして、ガイド筒１２の側壁には、
係合棒３の回動防止片４が係合して保持筒２を回動不能
に上下摺動自在に案内するガイド溝１３が軸線方向に長
く穿設されている。その結果、基筒８とスリーブ５を相
対回転させる事によって、スリーブ５と、スリーブ５の
螺旋状ローレット６に螺合した保持筒２が相対回転し、
螺合作用によって保持筒２が上下摺動するようになって
いる。
１０が刻設され、スリーブ５の下端には、この係合溝１
０に係合する係合リブ１１を外方向より内方向に突設
し、スリーブ５と基筒８を回動自在に脱落不能に連結し
ている。この基筒８の上面には、ガイド筒１２が立設し
ている。このガイド筒１２には、前記保持筒２の係合棒
３が侵入している。そして、ガイド筒１２の側壁には、
係合棒３の回動防止片４が係合して保持筒２を回動不能
に上下摺動自在に案内するガイド溝１３が軸線方向に長
く穿設されている。その結果、基筒８とスリーブ５を相
対回転させる事によって、スリーブ５と、スリーブ５の
螺旋状ローレット６に螺合した保持筒２が相対回転し、
螺合作用によって保持筒２が上下摺動するようになって
いる。
【００１１】なお、係合棒３とガイド筒１２の係合手段
は、係合棒３の断面形状を円形以外の非円形状にし、ガ
イド筒１２の内形状を係合棒３と相似形状にする等、係
合棒３とガイド筒１２が回動不能に上下摺動自在に係合
する手段であれば実施可能である。また、係合棒３とガ
イド筒１２の配置を逆にする事も可能である事は言うま
でもない。更に、図６及び図７に示すように、係合棒３
とガイド筒１２の間にそれぞれに回動不能に上下摺動自
在に係合する摺動筒１９を配置すれば、ガイド筒１２の
長さを短くすることができ、繰出機構の全長を短く構成
できる。また、基筒８の連結部９の係合溝１０より上方
に、凹溝１４を周設し、この凹溝１４にスリーブ５の内
壁に摺接するＯリング状の摺動抵抗体１５を巻着すれ
ば、基筒８とスリーブ５の相対回転時に摺動抵抗が発生
し、棒状化粧料容器の操作感を良好なものにする事がで
きる。
は、係合棒３の断面形状を円形以外の非円形状にし、ガ
イド筒１２の内形状を係合棒３と相似形状にする等、係
合棒３とガイド筒１２が回動不能に上下摺動自在に係合
する手段であれば実施可能である。また、係合棒３とガ
イド筒１２の配置を逆にする事も可能である事は言うま
でもない。更に、図６及び図７に示すように、係合棒３
とガイド筒１２の間にそれぞれに回動不能に上下摺動自
在に係合する摺動筒１９を配置すれば、ガイド筒１２の
長さを短くすることができ、繰出機構の全長を短く構成
できる。また、基筒８の連結部９の係合溝１０より上方
に、凹溝１４を周設し、この凹溝１４にスリーブ５の内
壁に摺接するＯリング状の摺動抵抗体１５を巻着すれ
ば、基筒８とスリーブ５の相対回転時に摺動抵抗が発生
し、棒状化粧料容器の操作感を良好なものにする事がで
きる。
【００１２】
【実施例２】口紅、アイシャドウ等の棒状化粧料１の下
端を保持した保持筒２は、下端にガイド筒１２が垂下し
ている。このガイド筒１２の下端内側壁には、回動防止
片４が突出している。この保持筒２はスリーブ５内に回
動自在に上下摺動自在に内装されている。
端を保持した保持筒２は、下端にガイド筒１２が垂下し
ている。このガイド筒１２の下端内側壁には、回動防止
片４が突出している。この保持筒２はスリーブ５内に回
動自在に上下摺動自在に内装されている。
【００１３】このスリーブ５の内壁下部には、全周に細
かい溝がローレット状に刻設され、この溝が内壁を螺旋
状に回って、螺旋状ローレット６が構成されている。ま
た、前記保持筒２のガイド筒１２の下部外側壁には、ス
リーブ５の螺旋状ローレット６と螺合する多条雄ネジ７
が螺設され、スリーブ５と保持筒２が相対回転する事に
よって螺旋状ローレット６と多条雄ネジ７との螺合作用
によって保持筒２及び棒状化粧料１が昇降動するように
なっている。この螺旋状ローレット６の上方及び下方
は、螺旋状ローレット６が螺設されておらず、下方は内
径が螺旋状ローレット６の谷径よりも僅かに拡大してい
る。このスリーブ５の下端は、基筒８の上部に設けられ
た連結部９に回動自在に嵌合している。
かい溝がローレット状に刻設され、この溝が内壁を螺旋
状に回って、螺旋状ローレット６が構成されている。ま
た、前記保持筒２のガイド筒１２の下部外側壁には、ス
リーブ５の螺旋状ローレット６と螺合する多条雄ネジ７
が螺設され、スリーブ５と保持筒２が相対回転する事に
よって螺旋状ローレット６と多条雄ネジ７との螺合作用
によって保持筒２及び棒状化粧料１が昇降動するように
なっている。この螺旋状ローレット６の上方及び下方
は、螺旋状ローレット６が螺設されておらず、下方は内
径が螺旋状ローレット６の谷径よりも僅かに拡大してい
る。このスリーブ５の下端は、基筒８の上部に設けられ
た連結部９に回動自在に嵌合している。
【００１４】この基筒８の連結部９側壁には、係合溝１
０が刻設され、スリーブ５の下端には、この係合溝１０
に係合する係合リブ１１を外方向より内方向に突設し、
スリーブ５と基筒８を回動自在に脱落不能に連結してい
る。この基筒８の上面には、係合棒３が立設している。
この係合棒３は、前記保持筒２のガイド筒１２内に侵入
している。そして、係合棒３の側壁には、ガイド筒１２
の回動防止片４が係合して保持筒２を回動不能に上下摺
動自在に案内するガイド溝１３が軸線方向に長く刻設さ
れている。その結果、基筒８とスリーブ５を相対回転さ
せる事によって、スリーブ５と、スリーブ５の螺旋状ロ
ーレット６に螺合した保持筒２が相対回転するため、螺
合作用によって保持筒２が上下摺動するようになってい
る。
０が刻設され、スリーブ５の下端には、この係合溝１０
に係合する係合リブ１１を外方向より内方向に突設し、
スリーブ５と基筒８を回動自在に脱落不能に連結してい
る。この基筒８の上面には、係合棒３が立設している。
この係合棒３は、前記保持筒２のガイド筒１２内に侵入
している。そして、係合棒３の側壁には、ガイド筒１２
の回動防止片４が係合して保持筒２を回動不能に上下摺
動自在に案内するガイド溝１３が軸線方向に長く刻設さ
れている。その結果、基筒８とスリーブ５を相対回転さ
せる事によって、スリーブ５と、スリーブ５の螺旋状ロ
ーレット６に螺合した保持筒２が相対回転するため、螺
合作用によって保持筒２が上下摺動するようになってい
る。
【００１５】なお、係合棒３とガイド筒１２の係合手段
は、係合棒３の断面形状を円形以外の非円形状にし、ガ
イド筒１２の内形状を係合棒３と相似形状にする等、係
合棒３とガイド筒１２が回動不能に上下摺動自在に係合
する手段であれば実施可能である。また、係合棒３とガ
イド筒１２の配置を逆にする事も可能である事は言うま
でもない。また、基筒８の連結部９の係合溝１０より上
方に、凹溝１４を周設し、この凹溝１４にスリーブ５の
内壁に摺接するＯリング状の摺動抵抗体１５を巻着すれ
ば、基筒８とスリーブ５の相対回転時に摺動抵抗が発生
し、棒状化粧料容器の操作感を良好なものにする事がで
きる。
は、係合棒３の断面形状を円形以外の非円形状にし、ガ
イド筒１２の内形状を係合棒３と相似形状にする等、係
合棒３とガイド筒１２が回動不能に上下摺動自在に係合
する手段であれば実施可能である。また、係合棒３とガ
イド筒１２の配置を逆にする事も可能である事は言うま
でもない。また、基筒８の連結部９の係合溝１０より上
方に、凹溝１４を周設し、この凹溝１４にスリーブ５の
内壁に摺接するＯリング状の摺動抵抗体１５を巻着すれ
ば、基筒８とスリーブ５の相対回転時に摺動抵抗が発生
し、棒状化粧料容器の操作感を良好なものにする事がで
きる。
【００１６】
【実施例３】口紅、アイシャドウ等の棒状化粧料１の下
端を保持した保持筒２は、下端に薄い板状の回動伝達片
１６が垂下している。この回動伝達片１６は、ポリプロ
ピレン（Ｐ．Ｐ．）等の繰返し曲げに強い合成樹脂より
成形され、交互にヒンジ状に山折１７、谷折１８され折
り畳まれている。この回動伝達片１６の先端は、基筒８
の上面に植設されている。この保持筒２は、スリーブ５
内に上下摺動自在に回動自在に内装されている。
端を保持した保持筒２は、下端に薄い板状の回動伝達片
１６が垂下している。この回動伝達片１６は、ポリプロ
ピレン（Ｐ．Ｐ．）等の繰返し曲げに強い合成樹脂より
成形され、交互にヒンジ状に山折１７、谷折１８され折
り畳まれている。この回動伝達片１６の先端は、基筒８
の上面に植設されている。この保持筒２は、スリーブ５
内に上下摺動自在に回動自在に内装されている。
【００１７】このスリーブ５の内壁には、全周に細かい
溝がローレット状に刻設され、この溝が内壁を螺旋状に
回って、螺旋状ローレット６が構成されている。また、
前記保持筒２の外側壁には、スリーブ５の螺旋状ローレ
ット６と螺合する多条雄ネジ７が螺設され、スリーブ５
と保持筒２が相対回転する事によって螺旋状ローレット
６と多条雄ネジ７との螺合作用によって保持筒２及び棒
状化粧料１が昇降動するようになっている。この螺旋状
ローレット６の下方は、螺旋状ローレット６が螺設され
ておらず、内径が螺旋状ローレット６の谷径よりも僅か
に拡大している。このスリーブ５の下端は、基筒８の上
部に設けられた連結部９に回動自在に嵌合している。
溝がローレット状に刻設され、この溝が内壁を螺旋状に
回って、螺旋状ローレット６が構成されている。また、
前記保持筒２の外側壁には、スリーブ５の螺旋状ローレ
ット６と螺合する多条雄ネジ７が螺設され、スリーブ５
と保持筒２が相対回転する事によって螺旋状ローレット
６と多条雄ネジ７との螺合作用によって保持筒２及び棒
状化粧料１が昇降動するようになっている。この螺旋状
ローレット６の下方は、螺旋状ローレット６が螺設され
ておらず、内径が螺旋状ローレット６の谷径よりも僅か
に拡大している。このスリーブ５の下端は、基筒８の上
部に設けられた連結部９に回動自在に嵌合している。
【００１８】この基筒８の連結部９側壁には、係合溝１
０が刻設され、スリーブ５の下端には、この係合溝１０
に係合する係合リブ１１を外方向より内方向に突設し、
スリーブ５と基筒８を回動自在に脱落不能に連結してい
る。その結果、基筒８とスリーブ５を相対回転させる事
によって、基筒８と回動伝達片１６で連結した保持筒２
も基筒８に従動し、スリーブ５と、スリーブ５の螺旋状
ローレット６に螺合した保持筒２が相対回転するため、
螺合作用によって保持筒２が上下摺動するようになって
いる。
０が刻設され、スリーブ５の下端には、この係合溝１０
に係合する係合リブ１１を外方向より内方向に突設し、
スリーブ５と基筒８を回動自在に脱落不能に連結してい
る。その結果、基筒８とスリーブ５を相対回転させる事
によって、基筒８と回動伝達片１６で連結した保持筒２
も基筒８に従動し、スリーブ５と、スリーブ５の螺旋状
ローレット６に螺合した保持筒２が相対回転するため、
螺合作用によって保持筒２が上下摺動するようになって
いる。
【００１９】なお、保持筒２、回動伝達片１６、及び基
筒８は、一体に成形する事が可能である。この場合、棒
状化粧料繰り出し容器を２パーツで構成する事ができ
る。
筒８は、一体に成形する事が可能である。この場合、棒
状化粧料繰り出し容器を２パーツで構成する事ができ
る。
【００２０】
【発明の効果】本発明は以上のように、前記スリーブ５
の内側壁全周に無数の細かい凹溝を螺旋状に刻設した螺
旋状ローレット６を螺設し、前記保持筒２の側壁にスリ
ーブ５の螺旋状ローレット６と螺合する多条雄ネジ７を
螺設し、保持筒２下面と基筒８上面の間には、それぞれ
が回動不能に上下摺動自在に係合する係合手段を設たた
め、保持筒２の多条雄ネジ７はスリーブ５のどの位置で
も螺旋状ローレット６に螺合させる事ができる。従っ
て、スリーブ５に保持筒２を組み付ける際の位置合わせ
が不要となり、組み立ての自動化が容易にできるように
なっている。
の内側壁全周に無数の細かい凹溝を螺旋状に刻設した螺
旋状ローレット６を螺設し、前記保持筒２の側壁にスリ
ーブ５の螺旋状ローレット６と螺合する多条雄ネジ７を
螺設し、保持筒２下面と基筒８上面の間には、それぞれ
が回動不能に上下摺動自在に係合する係合手段を設たた
め、保持筒２の多条雄ネジ７はスリーブ５のどの位置で
も螺旋状ローレット６に螺合させる事ができる。従っ
て、スリーブ５に保持筒２を組み付ける際の位置合わせ
が不要となり、組み立ての自動化が容易にできるように
なっている。
【００２１】螺旋状ローレット６がスリーブ５内壁全周
に、しかも細かく螺設されているため、保持筒２の多条
雄ネジ７は必ず複数の螺旋状ローレット６に螺合してい
る。従って、保持筒２のスリーブ５内のガタを最小にす
る事ができる。しかも、保持筒２の多条雄ネジ７がスリ
ーブ５の螺旋状ローレット６の複数に螺合しているた
め、螺旋状ローレット６の溝深さを浅くする事が可能で
あり、スリーブ５を肉薄にすることができ、容器外径に
対して従来よりも太い棒状化粧料１が収納可能となって
いる。
に、しかも細かく螺設されているため、保持筒２の多条
雄ネジ７は必ず複数の螺旋状ローレット６に螺合してい
る。従って、保持筒２のスリーブ５内のガタを最小にす
る事ができる。しかも、保持筒２の多条雄ネジ７がスリ
ーブ５の螺旋状ローレット６の複数に螺合しているた
め、螺旋状ローレット６の溝深さを浅くする事が可能で
あり、スリーブ５を肉薄にすることができ、容器外径に
対して従来よりも太い棒状化粧料１が収納可能となって
いる。
【図１】本発明実施例１の繰り出し機構の正面断面図。
【図２】本発明実施例１のスリーブの部分断面斜視図。
【図３】本発明実施例２の繰り出し機構の正面断面図。
【図４】本発明実施例３の繰り出し機構の正面断面図。
【図５】本発明実施例３の棒状化粧料を繰り出した状態
の正面断面図。
の正面断面図。
【図６】本発明その他の実施例の繰り出し機構の正面断
面図。
面図。
【図７】本発明その他の実施例の棒状化粧料を繰り出し
た状態の正面断面図。
た状態の正面断面図。
１ 棒状化粧料 ２ 保持筒 ３ 係合棒 ５ スリーブ ６ 螺旋状ローレット ７ 多条雄ネジ ８ 基筒 １２ ガイド筒 １６ 回動伝達片 １７ 山折 １８ 谷折
Claims (3)
- 【請求項１】 棒状化粧料１を収嵌保持した保持筒２
と、該保持筒２を回動自在に上下摺動自在に内装したス
リーブ５と、該スリーブ５の下端に回動自在に脱落不能
に連結した基筒８とよりなり、前記スリーブ５の内側壁
上部全周に無数の細かい溝を螺旋状に刻設した螺旋状ロ
ーレット６を螺設し、前記保持筒２の側壁にスリーブ５
の螺旋状ローレット６と螺合する多条雄ネジ７を螺設
し、保持筒２の下部と基筒８の上部のどちらか一方に、
係合棒３を立設若しくは垂下し、他方にガイド筒１２を
立設若しくは垂下し、該係合棒３とガイド筒１２の間に
それぞれが回動不能に上下摺動自在に係合する係合手段
を設けた事を特徴とする繰り出し機構。 - 【請求項２】 棒状化粧料１を収嵌保持した保持筒２
と、該保持筒２を回動自在に上下摺動自在に内装したス
リーブ５と、該スリーブ５の下端に回動自在に脱落不能
に連結した基筒８とよりなり、前記スリーブ５の内側壁
下部全周に無数の細かい溝を螺旋状に刻設した螺旋状ロ
ーレット６を螺設し、保持筒２の下部と基筒８の上部の
どちらか一方に、係合棒３を立設若しくは垂下し、他方
にガイド筒１２を立設若しくは垂下し、該係合棒３とガ
イド筒１２の間にそれぞれが回動不能に上下摺動自在に
係合する係合手段を設け、前記保持筒２の下端より垂下
した係合棒３若しくはガイド筒１２の下端外壁にスリー
ブ５の螺旋状ローレット６と螺合する多条雄ネジ７を螺
設した事を特徴とする繰り出し機構。 - 【請求項３】 棒状化粧料１を収嵌保持した保持筒２
と、該保持筒２を回動自在に上下摺動自在に内装したス
リーブ５と、該スリーブ５の下端に回動自在に脱落不能
に連結した基筒８とよりなり、前記スリーブ５の内側壁
下部全周に無数の細かい溝を螺旋状に刻設した螺旋状ロ
ーレット６を螺設し、前記保持筒２の側壁にスリーブ５
の螺旋状ローレット６と螺合する多条雄ネジ７を螺設
し、保持筒２の下面と基筒８の上面に、細長い板を山折
１７、谷折１８してヒンジ状に折り畳んだ回動伝達片１
６の両端を止着した事を特徴とする繰り出し機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16458794A JP2707485B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 繰り出し機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16458794A JP2707485B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 繰り出し機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0811948A true JPH0811948A (ja) | 1996-01-16 |
| JP2707485B2 JP2707485B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=15796016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16458794A Expired - Fee Related JP2707485B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 繰り出し機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2707485B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018029744A (ja) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | 株式会社カツシカ | 棒状化粧料繰り出し容器 |
| WO2022254966A1 (ja) | 2021-05-31 | 2022-12-08 | 株式会社吉野工業所 | 繰出容器 |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP16458794A patent/JP2707485B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018029744A (ja) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | 株式会社カツシカ | 棒状化粧料繰り出し容器 |
| WO2022254966A1 (ja) | 2021-05-31 | 2022-12-08 | 株式会社吉野工業所 | 繰出容器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2707485B2 (ja) | 1998-01-28 |
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