JPH0811928A - 意匠性包装材料 - Google Patents

意匠性包装材料

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JPH0811928A
JPH0811928A JP14998394A JP14998394A JPH0811928A JP H0811928 A JPH0811928 A JP H0811928A JP 14998394 A JP14998394 A JP 14998394A JP 14998394 A JP14998394 A JP 14998394A JP H0811928 A JPH0811928 A JP H0811928A
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Takashi Takagi
高志 高木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】着色マット印刷部分とパール印刷部分とからな
る意匠効果が良好な意匠性包装材料を提供する。 【構成】着色マット印刷部分とパール印刷部分とをもつ
包装材料において、前記着色マット印刷部分を、印刷基
材フィルムの所定位置の表面側に着色インキ層を設け、
この着色インキ層の上側に重ねてマットニス層を設け、
この印刷基材フィルムのマットニス層を重ねた着色イン
キ層と相対する裏面側に、着色インキ層を設けて形成
し、且つ、前記パール印刷部分を、前記印刷基材フィル
ムの着色マット印刷部分以外の所定位置の裏面側に、パ
ールインキ層を設け、このパールインキ層の下側に重ね
て着色インキ層を設けて形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に固体の商品を収納
する包装材料に関するものであり、詳しくは、収納する
商品の商品価値を高めるために、着色マット印刷部分と
パール印刷部分とからなる意匠を施した意匠性包装材料
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば石鹸のような固形商品を収
納する包装材料には、着色マット印刷部分とパール印刷
部分とからなる意匠を施した意匠性包装材料が使用され
ていた。この意匠性包装材料は、図3に示すように、ポ
リエステルフィルムなどの透明な印刷基材フィルム(1
1)の所定位置の裏面側に着色インキ層(12)を設
け、この着色インキ層(12)と相対する印刷基材フィ
ルム(11)の表面側にマットニス層(15)を設け着
色マット印刷部分(a)を形成し、パール印刷部分
(b)は、印刷基材フィルム(11)の所定位置の裏面
側にパールインキ層(14)を設け、このパールインキ
層(14)下側に重ねて着色インキ層(12)を設け
た、いわゆる裏刷り方法によるか、または、図4に示す
ように、透明な印刷基材フィルム(11)の所定位置の
表面側に着色インキ層(12)を設け、この着色インキ
層(12)の上側に重ねてマットニス層(15)を設け
て着色マット印刷部分(a)を形成し、パール印刷部分
(b)は、印刷基材フィルム(11)の所定位置の表面
側に着色インキ層(12)を設け、この着色インキ層
(12)の上側にパールインキ層(14)を設け、この
パールインキ層(14)の上側に重ねてつやニス層(1
6)を設けた、いわゆる表刷り方法によるものであっ
た。なお、着色インキ層(12)は、遮蔽力を増すため
に通常は2度刷りで行われ、文字や絵柄は、通常は表刷
りで行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
着色マット印刷部分とパール印刷部分とからなる従来の
意匠性包装材料においては、前者の裏刷り方法によるも
のは、パール印刷部分の光沢が良くパール効果が良好で
あるが、着色マット印刷部分のマット感が弱くマット効
果が良くない。一方、後者の表刷り方法によるものは、
パール印刷部分の光沢が弱くパール効果がよくないが、
着色マット印刷部分のマット感がよくマット効果が良好
である。このように、どちらの方法においも、一長一短
があり、意匠効果上の問題があった。
【0004】本発明は、前述の従来の意匠性包装材料の
問題点を解消したものであり、着色マット効果とパール
効果とが相乗的に作用して意匠性が良好であり、収納す
る商品の商品価値を高める意匠性包装材料を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、着色マッ
ト印刷部分とパール印刷部分とをもつ包装材料におい
て、図1に示すように、前記着色マット印刷部分(a)
が、透明な印刷基材フィルム(11)の所定位置の表面
側に着色インキ層(13)を設け、この着色インキ層
(13)の上側に重ねてマットニス層(15)を設け、
この印刷基材フィルム(11)のマットニス層(15)
を重ねた着色インキ層(13)と相対する裏面側に、着
色インキ層(12)を設けたものであり、且つ、前記パ
ール印刷部分(b)が、前記印刷基材フィルム(11)
の着色マット印刷部分(a)以外の所定位置の裏面側
に、パールインキ層(14)を設け、このパールインキ
層(14)の下側に重ねて着色インキ層(12)を設け
たものであることを特徴とする意匠性包装材料(10)
である。
【0006】第2の発明は、第1の発明に記載の意匠性
包装材料の裏面側に、シーラント層を設けるか、また
は、図2に示すように、特性付与層(110)を設け、
この特性付与層(110)の下側にシーラント層(12
0)を設けたことを特徴とする意匠性包装材料(10
0)である。
【0007】上述の透明な印刷基材フィルムとしては、
延伸ポリエステルフィルム、延伸ポリプロピレンフィル
ムなどを使用すると良く、着色インキ、パールインキ、
及びマットニスの印刷は、通常ではグラビア印刷法を用
いる。なお、文字や絵柄の印刷は、表刷りでも裏刷りで
もどちらでもよく、また両側でもよい。
【0008】また、特性付与層は、意匠性包装材料の用
途に合わせて、剛性、バリヤ性、柔軟性などを付与させ
るためのものであり、プラスチック、紙、金属箔、蒸着
薄膜などの単層又は積層である。また、シーラント層
は、ヒートシール法や超音波シール法で熱融着するもの
であり、通常は低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエ
チレンなどのポリエチレン系や、ポリエステル系樹脂な
どを用いる。そして、これら特性付与層やシーラント層
は、ドライラミネーション、エクストルージョンなどの
ラミネート加工法によって積層される。
【0009】
【作用】着色マット印刷部分とパール印刷部分とからな
る本発明の意匠性包装材料は、着色マット印刷部分にお
いては、印刷基材フィルムの表面側に着色インキ層を形
成し、この着色インキ層の上側に重ねてマットニス層が
形成しており、さらに、この表面側に形成された着色イ
ンキ層と相対する印刷基材フィルムの裏面側に、着色イ
ンキ層を形成しているため、マット感がよく着色マット
効果が良好である。一方、パール印刷部分においては、
パールインキ層の下側に重ねて着色インキ層が形成さ
れ、パールインキ層の上側には、透明な印刷基材フィル
ムがあるため、光沢が良くパール効果が良好である。上
述の着色マット印刷部分の良好な着色マット効果とパー
ル印刷部分の良好なパール効果とが、相乗的に作用し
て、包装材料の意匠性をより向上する。
【0010】
【実施例】
<実施例1>図1は、本実施例の意匠性包装材料の構成
を示す断面図である。次に、この図を用いて、本実施例
を説明する。
【0011】まず、図1に示すように、透明な印刷基材
フィルムである12μm厚のポリエチレンテレフタレー
トフィルム(11)(東洋紡績株式会社製E5200)
の裏面側の所定位置にグラビア印刷法でパールインキ
(東洋インキ製造株式会社製LPスーパー,ウレタン
系,イリオジン100を20重量%添加)を用いてパー
ルインキ層(14)を形成し、文字や絵柄を印刷したの
ち、着色インキ(東洋インキ製造株式会社製LPスーパ
ー)を全面にべた刷りして着色インキ層(12)を形成
した。次に、この着色インキ層(12)のマット化する
部分と相対する上述のポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(11)の表面側に、着色インキ(東洋インキ製造
株式会社製パイロエース,硝化綿/ポリアマイド系)で
グラビア印刷して着色インキ層(13)を形成し、さら
に必要な文字や絵柄を印刷したのち、上記の着色インキ
層(13)の上側に、マットニスをグラビア印刷してマ
ットニス層(15)を形成して、本実施例の意匠性包装
材料(10)を作製した。
【0012】前述の作製した本実施例の意匠性包装材料
は、着色マット印刷部分の良好な着色マット効果とパー
ル印刷部分の良好なパール効果とが相乗的に作用して、
意匠性が非常に鮮やかであった。
【0013】<実施例2>図2は、本実施例の意匠性包
装材料の構成を示す断面図であり、図5は、本実施例の
意匠性包装材料を用いて、商品を収納した包装体の斜視
図である。次に、これらの図を用いて、本実施例を説明
する。
【0014】実施例1で作製した意匠性包装材料の裏面
側に、図2に示すように、特性付与層として、柔軟な腰
を付与するために、25μm厚の延伸ポリプロピレンフ
ィルム(東京セロファン株式会社製U−2)をドライラ
ミネーションで積層して、延伸ポリプロピレンフィルム
層(110)を形成した。この延伸ポリプロピレンフィ
ルム層(110)の下側に、さらに、製袋時に熱融着が
できるように、30μm厚の線状低密度ポリエチレンフ
ィルム(東京セロファン株式会社製TUX−VC)をド
ライラミネーションで積層し、シーラント層として線状
低密度ポリエチレンフィルム層(120)を形成して本
実施例の意匠性包装材料(100)を作製した。なお、
ドライラミネート加工の接着剤としては、ウレタン系接
着剤(武田薬品株式会社製タケラックA610,2〜3
g/m2 )を使用した。
【0015】次に、前述の本実施例の意匠性包装材料を
用いて、製袋機で固形の石鹸を包装し、合わせ部分をヒ
ートシール法で熱融着(210)して、図5に示す包装
体(200)を作製した。この包装体(200)は、本
実施例の意匠性包装材料の着色マット効果とパール効果
とが相乗的に作用して、意匠性が良好で高級感があり、
収納した商品の商品価値を非常に高めていた。なお、本
実施例では、固形の商品を収納したが、本発明の意匠性
包装材料で、液体や粉体の商品を包装してもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の意匠性包装材料は、マット感の
良好な着色マット印刷部分の着色マット効果と、光沢の
良好なパール印刷部分のパール効果との相乗的な作用に
よって意匠性が向上し、収納する商品の商品価値を高め
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の実施例1の意匠性包装材料の断
面図である。
【図2】実施例2の意匠性包装材料の断面図である。
【図3】従来の一例の意匠性包装材料の断面図である。
【図4】従来の他の一例の意匠性包装材料の断面図であ
る。
【図5】実施例2の意匠性包装材料を用いて作製した包
装体の斜視図である。
【符号の説明】
10,20,30,100……包装材料 11……印刷基材フィルム又は二軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートフィルム 12,13……着色インキ層 14……パールインキ層 15……マットニス層 16……つやニス層 110……特性付与層又は延伸ポリプロピレンフィルム
層 120……シーラント層又は洗浄低密度ポリエチレン層 200……包装体 210……熱融着 300……収納物 a……着色マット印刷部分 b……パール印刷部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着色マット印刷部分とパール印刷部分とを
    もつ包装材料において、前記着色マット印刷部分が、透
    明な印刷基材フィルムの所定位置の表面側に着色インキ
    層を設け、この着色インキ層の上側に重ねてマットニス
    層を設け、この印刷基材フィルムのマットニス層を重ね
    た着色インキ層と相対する裏面側に、着色インキ層を設
    けたものであり、且つ、前記パール印刷部分が、前記印
    刷基材フィルムの着色マット印刷部分以外の所定位置の
    裏面側に、パールインキ層を設け、このパールインキ層
    の下側に重ねて着色インキ層を設けたものであることを
    特徴とする意匠性包装材料。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の意匠性包装材料の裏面側
    に、シーラント層を設けるか、または、特性付与層を設
    け、この特性付与層の下側にシーラント層を設けたこと
    を特徴とする意匠性包装材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009536069A (ja) * 2006-05-16 2009-10-08 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 半透明領域を有するパッケージ化吸収性製品
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CN110920200A (zh) * 2019-12-27 2020-03-27 重庆巧琢工贸发展有限公司 一种具有局部哑光效果的食品包装复合膜

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