JP2591821Y2 - 包装材料 - Google Patents

包装材料

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JP2591821Y2
JP2591821Y2 JP1992078664U JP7866492U JP2591821Y2 JP 2591821 Y2 JP2591821 Y2 JP 2591821Y2 JP 1992078664 U JP1992078664 U JP 1992078664U JP 7866492 U JP7866492 U JP 7866492U JP 2591821 Y2 JP2591821 Y2 JP 2591821Y2
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adhesive
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高志 高木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、包装材料に関するもの
で、特に菓子等の個々に袋詰めする袋に適した包装材料
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来菓子等の個々に袋詰するために用い
られていた包装材料は、図4に示すように裏面に印刷に
よる模様層(18)を設けた防湿セロハン(17)の模
様層(18)側にポリエチレンフィルム層(19)を設
けた積層構成のものが用いられていた。図4に示された
包装材料は、菓子等の充填適性は優れているが、包装材
料自体が光ったり、あるいは、内容物がそのまま見える
ために高級感が感じられないばかりか、容易に包装材料
が開封できなかった。本願出願人は上記の問題を解決す
るために、図3に示しているように実公昭62−748
8号公報に示す様な、表面に部分熱接着ニス層(12)
を設け、裏面にマットインキ等により模様層(14)を
設けたポリエステルフィルム(13)の模様層(14)
側に、雲状紙(15)を設け次いでポリエチレンフィル
ム層(16)を設けた包装材料を考案した。
【0003】また、図2に示されているように、従来技
術には延伸ポリプロピレン、または、ポリエチレンテレ
フタレートなどのプラスチックフィルムにフィラー等の
マット剤を混練したマットフィルム層(6)に印刷層
(7)を設け、印刷層(7)側に接着剤層(8)を設
け、次いで延伸ポリプロピレン、延伸ポリエチレンのよ
うな易切断性プラスチックフィルム層(9)を設け、つ
いで接着剤層(10)を設け、次いでポリエチレン、無
延伸ポリプロピレン等の易切断性プラスチックフィルム
層(11)を積層してなる包装材料があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、実公昭
62−7488号公報に示された包装材料は、 マット
インキにより設けられた模様層(14)などにより包装
材料の反射光を抑え、内容物が直接袋外部から直接見え
ることを防ぎ、内容物を包装する袋自体に高級感を包装
材料に持たせることはできたが、この包装材料により製
造された包装用袋の切断性について全く考えておらず、
この積層フィルムの切断性は悪かった。また、図2に示
された包装材料は、易切断性を持たせ、また、高級感を
持たせたたとしても、3層構成のために製造コストが高
くなり、マットフィルムが最外層に有るために、部分的
にマット感を表すのは不可能であった。また、マット感
の強いマットフィルムを使用すると、印刷が不鮮明にな
ったりして、印刷が不可能となることが多かった。ま
た、包装材料は3層構成であるために、2回ラミネート
工程を行わなくてはならず、易切断性を考慮していたと
しても切断性が低下してしまった。これは、ラミネート
工程が増えるにつれてプラスチックフィルムの層が増え
るために、包装材料の引き裂き強度が大きくなり、切断
しずらくなるためである。また、易切断性を持たせるた
めには、一軸延伸プラスチックフィルムを用いる必要が
有ったが、従来の一軸延伸プラスチックフィルム、特に
一軸延伸ポリエチレンは表面処理度が悪く、コロナ放電
処理等の表面処理をおこなったとしても印刷適性が悪か
った。
【0005】本考案は上記問題を解決するためになされ
たもので、包装材料自体に高級感をもたせ、また、包装
材料に易切断性を持たせることによって、使用時に容易
に開封できる包装材料を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、易切断性プラ
スチックフィルムの片側にマットニスを部分的に設け、
他方に印刷層を設け、この印刷層側に接着剤層、シーラ
ント層を順次積層してなる包装材料である。
【0007】本考案に係る包装材料は、図1に示すよう
に、部分的に設けられたマットニス層(1)、易切断性
プラスチックフィルム(2)、印刷層(3)、接着剤層
(4)、シーラント層(5)をこの順に積層したものか
らなる。部分的に設けられたマットニス層(1)に使用
されるマットニスはマット感を持たせるのもで、シリカ
のようなマット剤と、顔料として酸化チタンを用いた白
インキを混合したものである。易切断性プラスチックフ
ィルム層(2)に使用されるプラスチックフィルムは、
延伸ポリエチレン、延伸ポリプロピレン等である。こ
の、プラスチックフィルムは15〜30μmの厚みを持
つことが望ましい。接着剤層(4)に使用される接着剤
は、易切断性プラスチックフィルム層(2)とシーラン
ト層(5)を貼り合わせることができる接着剤であれば
よい。シーラント層(5)に使用されるシーラント剤
は、熱接着性を有するものであり、ポリエチレン、無延
伸ポリプロピレン等で形成する。このシーラント剤は1
0〜100μmの厚みを持つことが望ましい。
【0008】
【作用】易切断性プラスチックフィルムに絵柄、文字等
の印刷層を設け、次いで、印刷層側に接着剤をコーティ
ングして、ついで、シーラント層をドライラミネートし
て、次いで易切断性プラスチックフィルムの面にマット
ニスを部分的に塗布し、包装材料を製造する。上記の包
装材料を充填する内容物に合わせて、袋を製造し内容物
を充填する。使用時に容易に引き裂くことができる。
【0009】
【実施例】以下図面を用いて本考案を詳しく説明する。
図1は本考案に係る包装材料の断面図、図2は従来の包
装材料の断面図、図3は従来の包装材料の断面図、図4
は従来の包装材料の断面図である。
【0010】本実施例に使用されている易切断性プラス
チックフィルム(2)は、易切断性ポリプロピレンプラ
スチックフィルム(日石合樹製品株式会社:商品名:日
石バリーラフィルム)であり、厚さは25μmである。
絵柄、文字等の印刷層(3)を形成するために使用され
ているインキは、ウレタン、イソシアネートの2液混合
インキ(東洋インキ製造株式会社:商品名:LPスーパ
ー)である。部分的に易切断性プラスチックフィルム
(2)の表面に設けられるマットニス層(1)に使用さ
れるマットニスは、ポリアミド系のマットニス(東洋イ
ンキ製造株式会社:商品名:パイロエースマットOPワ
ニス)に、シリカマット剤を2重量%、酸化チタン白顔
料4重量%混合したものであり。本実施例のマットニス
は、1.5g/m2 の厚さに塗布する。接着剤層(4)
に使用されている接着剤は、ウレタン系接着剤(タケダ
薬品株式会社:商品名:タケラックA610)である。
本実施例の接着剤は、4〜6μmの厚さに塗布する。シ
ーラント層(5)に使用されているプラスチックフィル
ムは、蒸着無延伸ポリプロピレン(日立エーアイシー株
式会社:商品名:F63)である。本実施例のプラスチ
ックフィルムは25μmである。
【0011】本実施例の包装材料の積層の順序は、易切
断性プラスチックフィルム(2)の一方に印刷層(3)
を設け、もう一方に部分的にマットニス層(1)を塗布
し、次いで、印刷層(3)側に接着剤を塗布して接着層
剤(4)を設け、次いで、シーラント層(5)をドライ
ラミネートにより積層することにより、包装材料を形成
する。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は以上のよ
うな層構成をしているために、マットニス、印刷層、プ
ラスチックフィルムを併せることにより高級感が有り、
模様が細かく、綺麗な包装材料を得ることができる。
【0013】本考案は、表面処理度の高いポリプロピレ
ンの一軸延伸プラスチックフィルムを用いることによ
り、印刷適正も向上し、プラスチックフィルムの表面の
マット表現も印刷層により行うことが可能になるので、
マット感の表現の仕方が多くなり、また、易切断性を持
たせることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る包装材料の断面図である。
【図2】従来の包装材料の断面図である。
【図3】従来の包装材料の断面図である。
【図4】従来の包装材料の断面図である。
【符号の説明】
1……マットニス層 2……易切断性プラスチックフィルム層 3……印刷層 4……接着剤層 5……シーラント層 6……マットフィルム層 7……印刷層 8……接着剤層 9……易切断性プラスチックフィルム層 10……接着剤層 11……易切断性プラスチックフィルム層 12……熱接着ニス層 13……ポリエステルフィルム層 14……模様層 15……雲状紙 16……ポリエチレンフィルム層 17……防湿セロハン 18……模様層 19……ポリエチレンフィルム層

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】易切断性プラスチックフィルムの片側にマ
    ットニスを部分的に設け、他方に印刷層を設け、この印
    刷層側に接着剤層、シーラント層を順次積層してなる包
    装材料。
JP1992078664U 1992-11-16 1992-11-16 包装材料 Expired - Lifetime JP2591821Y2 (ja)

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JPH0642730U JPH0642730U (ja) 1994-06-07
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JP2537795Y2 (ja) * 1991-02-15 1997-06-04 大日本印刷株式会社 包 材

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