JP2945874B2 - 紫外線カット用ラミネートフィルムの製造方法 - Google Patents
紫外線カット用ラミネートフィルムの製造方法Info
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- JP2945874B2 JP2945874B2 JP26081696A JP26081696A JP2945874B2 JP 2945874 B2 JP2945874 B2 JP 2945874B2 JP 26081696 A JP26081696 A JP 26081696A JP 26081696 A JP26081696 A JP 26081696A JP 2945874 B2 JP2945874 B2 JP 2945874B2
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- laminated film
- cut
- ultraviolet
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/32—Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyolefins
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品等の腐敗し易い
製品を封入する包装袋に関し、その製造方法に関する。
製品を封入する包装袋に関し、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は食品の中で食肉等の特に生物及び
着色食品等を封入する包装袋は、内容物の酸化や変色、
変質等による品質の劣化を防止するために、図2の拡大
断面を示すように、酸素透過度や水蒸気透過度が少なく
なるようにガス透過度を低くするように加工されている
ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン等のプラスチ
ック基材1を母体として構成し、更に紫外線防止を目的
とした特殊な基材を押出ラミネート手段又はドライラミ
ネート手段により積層するか、或いはアルミニウム蒸着
層2を有するプラスチック基材1の表面にポリエチレン
層3を積層して製造されていた。
着色食品等を封入する包装袋は、内容物の酸化や変色、
変質等による品質の劣化を防止するために、図2の拡大
断面を示すように、酸素透過度や水蒸気透過度が少なく
なるようにガス透過度を低くするように加工されている
ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン等のプラスチ
ック基材1を母体として構成し、更に紫外線防止を目的
とした特殊な基材を押出ラミネート手段又はドライラミ
ネート手段により積層するか、或いはアルミニウム蒸着
層2を有するプラスチック基材1の表面にポリエチレン
層3を積層して製造されていた。
【0003】この場合、内容物の表示その他商品として
の必要事項を明示するためにポリエチレンを積層する前
のプラスチック基材1の内面(積層面側)に適宜の印刷
4を施し、最後にポリエチレン層3を積層することによ
り製袋時に加熱接着による工法を可能とするものであ
る。
の必要事項を明示するためにポリエチレンを積層する前
のプラスチック基材1の内面(積層面側)に適宜の印刷
4を施し、最後にポリエチレン層3を積層することによ
り製袋時に加熱接着による工法を可能とするものであ
る。
【0004】なお、紫外線防止を目的とした基材として
アルミニウム蒸着層2を有するフィルムを使用したもの
は、この基材は内容物の目視が困難であるので、図3に
示すように内容物が部分的に確認出来るような窓2aを
開けたものである。この方法として、窓2a以外の部分
に特殊な印刷を施すパスター加工を施して窓2aの部分
を設け、特殊な溶剤を使用して印刷していない窓部分を
除去すれば良い。
アルミニウム蒸着層2を有するフィルムを使用したもの
は、この基材は内容物の目視が困難であるので、図3に
示すように内容物が部分的に確認出来るような窓2aを
開けたものである。この方法として、窓2a以外の部分
に特殊な印刷を施すパスター加工を施して窓2aの部分
を設け、特殊な溶剤を使用して印刷していない窓部分を
除去すれば良い。
【0005】又、別の手段として、2軸延伸のエチレン
とビニルアルコール共重合体のフィルム基材の片面にア
ルミニウムを蒸着し、反対面に耐水ラッカーを塗布して
耐水面とし、アルミニウム蒸着面にはポリプロピレンフ
ィルムを積層し、耐水面にはポリエチレンフィルムを積
層して製造されていた。
とビニルアルコール共重合体のフィルム基材の片面にア
ルミニウムを蒸着し、反対面に耐水ラッカーを塗布して
耐水面とし、アルミニウム蒸着面にはポリプロピレンフ
ィルムを積層し、耐水面にはポリエチレンフィルムを積
層して製造されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような構成で包
装用基材の製造方法は、基材の片面に紫外線カットを目
的としたアルミニウム蒸着層2を設けたフィルム、或い
は特殊なフィルムを積層させるために、それぞれ押出ラ
ミネート工程が必要となり、加工工程が複雑となる。
又、アルミニウム蒸着層2を設けたフィルムや紫外線カ
ットを目的とした特殊なフィルムはその価格が高く、製
造コストが高くなってしまう。
装用基材の製造方法は、基材の片面に紫外線カットを目
的としたアルミニウム蒸着層2を設けたフィルム、或い
は特殊なフィルムを積層させるために、それぞれ押出ラ
ミネート工程が必要となり、加工工程が複雑となる。
又、アルミニウム蒸着層2を設けたフィルムや紫外線カ
ットを目的とした特殊なフィルムはその価格が高く、製
造コストが高くなってしまう。
【0007】更に、食品等を封入させる包装袋に於いて
は、酸素透過度や水蒸気透過度を可及的に少なくさせる
だけでなく、封入した内容物が外部から充分に目視出来
ることが強く要望されている。
は、酸素透過度や水蒸気透過度を可及的に少なくさせる
だけでなく、封入した内容物が外部から充分に目視出来
ることが強く要望されている。
【0008】酸素や水蒸気の透過度を損なわずに目視が
可能な方策としては、現状ではアルミニウム蒸着層2を
パターン状に除去する方法が採られているが、窓面積が
小さく、全体的な目視は不可能である。
可能な方策としては、現状ではアルミニウム蒸着層2を
パターン状に除去する方法が採られているが、窓面積が
小さく、全体的な目視は不可能である。
【0009】しかし、この様な方法でも、パターン状の
透明になった部分から入り込む紫外線をカットする工夫
はなされていない。
透明になった部分から入り込む紫外線をカットする工夫
はなされていない。
【0010】本発明は上述の問題を解決して、内容物の
目視が容易で、かつ紫外線を防止することが可能な紫外
線防止基材や、これを使用した食品包装袋を製造する方
法を提供することを課題とする。
目視が容易で、かつ紫外線を防止することが可能な紫外
線防止基材や、これを使用した食品包装袋を製造する方
法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、2軸延伸されたプラスチック基材の片面に紫外線
カット剤を混合したアンカーコート液を塗布し、この塗
布面に押出ラミネート又はドライラミネート装置等を使
用してポリエチレンのラミネート材を透明フィルム状に
接合したものである。
めに、2軸延伸されたプラスチック基材の片面に紫外線
カット剤を混合したアンカーコート液を塗布し、この塗
布面に押出ラミネート又はドライラミネート装置等を使
用してポリエチレンのラミネート材を透明フィルム状に
接合したものである。
【0012】なお、プラスチック基材としてポリエステ
ル、ナイロン、ポリプロピレン等を使用したものであ
る。
ル、ナイロン、ポリプロピレン等を使用したものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明による製袋用のフィ
ルムの拡大断面図で、2軸延伸された包装袋のプラスチ
ック基材1となるポリエステル、ナイロン、ポリプロピ
レン等の層の片面(包装袋の内面側)に製袋時に加熱接
着するためのポリエチレン層3をラミネートする際に使
用するアンカーコート層6としてのアルキルチタネート
又はポリエチレンイミン接着促進剤の中に紫外線カット
剤としてポリウレタン樹脂用安定剤HN−130を混合
して使用し、ラミネートフィルム5としたものである。
ルムの拡大断面図で、2軸延伸された包装袋のプラスチ
ック基材1となるポリエステル、ナイロン、ポリプロピ
レン等の層の片面(包装袋の内面側)に製袋時に加熱接
着するためのポリエチレン層3をラミネートする際に使
用するアンカーコート層6としてのアルキルチタネート
又はポリエチレンイミン接着促進剤の中に紫外線カット
剤としてポリウレタン樹脂用安定剤HN−130を混合
して使用し、ラミネートフィルム5としたものである。
【0014】この場合、紫外線カット材であるHN−1
30は透明体であるので、ラミネートフィルム5も透明
であり、包装袋にした時も、内容物は完全に目視可能で
ある。又、必要な印刷はラミネート前にプラスチック基
材1の内面側(包装袋の内面側)にすれば良い。
30は透明体であるので、ラミネートフィルム5も透明
であり、包装袋にした時も、内容物は完全に目視可能で
ある。又、必要な印刷はラミネート前にプラスチック基
材1の内面側(包装袋の内面側)にすれば良い。
【0015】
【発明の効果】上述の工法による紫外線カット用ラミネ
ートフィルムは全面が透明であるので、表面に印刷を施
しても内容物の目視は充分である。
ートフィルムは全面が透明であるので、表面に印刷を施
しても内容物の目視は充分である。
【0016】アンカーコート層を形成するアンカーコー
ト剤に紫外線カット剤を混合する工程が追加されるだけ
で、其の他の工程の追加はなく、最も単純な工程、即ち
プラスチック基材に紫外線カット剤入りのアンカーコー
ト剤を塗布し、接着面となるポリエチレン層をラミネー
トするだけで製袋可能な素材とすることが出来る。
ト剤に紫外線カット剤を混合する工程が追加されるだけ
で、其の他の工程の追加はなく、最も単純な工程、即ち
プラスチック基材に紫外線カット剤入りのアンカーコー
ト剤を塗布し、接着面となるポリエチレン層をラミネー
トするだけで製袋可能な素材とすることが出来る。
【0017】この結果、紫外線カット用ラミネートフィ
ルムのコストを大幅に低下させることが可能である。
ルムのコストを大幅に低下させることが可能である。
【図1】本発明の方法による紫外線カット用ラミネート
フィルムの断面図である。
フィルムの断面図である。
【図2】従来の製袋用フィルムの断面図である。
【図3】従来の製袋用フィルムで目視可能としたフィル
ムの一例の説明図である。
ムの一例の説明図である。
1 プラスチック基材 2 アルミニウム蒸着層 3 ポリエチレン層 4 印刷 5 ラミネートフィルム 6 紫外線カット剤入りのアンカーコート層
Claims (2)
- 【請求項1】 2軸延伸されたプラスチック基材の片面
に紫外線カット剤を混合したアンカーコート液を塗布
し、 この塗布面に押出ラミネート又はドライラミネート装置
等を使用して、ポリエチレンを透明フィルム状にラミネ
ートしたことを特徴とする紫外線カット用ラミネートフ
ィルムの製造方法。 - 【請求項2】 前記プラスチック基材としてガス透過度
を低くするように加工されているポリエステル、ナイロ
ン、ポリプロピレン等を使用したことを特徴とする請求
項1の紫外線カット用ラミネートフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26081696A JP2945874B2 (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 紫外線カット用ラミネートフィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26081696A JP2945874B2 (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 紫外線カット用ラミネートフィルムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10100331A JPH10100331A (ja) | 1998-04-21 |
JP2945874B2 true JP2945874B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=17353163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26081696A Expired - Lifetime JP2945874B2 (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 紫外線カット用ラミネートフィルムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2945874B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110045301A1 (en) | 2008-01-31 | 2011-02-24 | Mitsubishi Plastics, Inc. | Gas barrier film having excellent weather resistance |
-
1996
- 1996-10-01 JP JP26081696A patent/JP2945874B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10100331A (ja) | 1998-04-21 |
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