JPH08118875A - マーキングペン - Google Patents

マーキングペン

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Publication number
JPH08118875A
JPH08118875A JP6287175A JP28717594A JPH08118875A JP H08118875 A JPH08118875 A JP H08118875A JP 6287175 A JP6287175 A JP 6287175A JP 28717594 A JP28717594 A JP 28717594A JP H08118875 A JPH08118875 A JP H08118875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
pen
pen body
valve
ink reservoir
Prior art date
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Pending
Application number
JP6287175A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Kono
浩康 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sailor Pen Co Ltd
Original Assignee
Sailor Pen Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sailor Pen Co Ltd filed Critical Sailor Pen Co Ltd
Priority to JP6287175A priority Critical patent/JPH08118875A/ja
Publication of JPH08118875A publication Critical patent/JPH08118875A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】斜め上向きの姿勢で筆記してもペン体にインキ
が供給されて筆跡がかすれにくく、白板用に適したマー
キングペンを提供する。 【構成】棒状のペン体10の後端が弁棒20に接続さ
れ、ペン体を押圧して弁棒を後退させると弁機構21,
34が開いてインキタンク50内のインキがペン体に供
給されるマーキングペンにおいて、ペン体の後端近傍で
あって弁機構よりもインキタンク側に、軟弾性体からな
ってインキ吸蔵能力を有するインキリザーバー40を配
置し、弁棒が後退するとインキリザーバーが圧縮されて
インキリザーバーに吸蔵されていたインキが吐出し、ペ
ン体に供給されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マーキングペンに関
し、更には、白板上に記載された文字や図形などを布や
軟質紙などの消去材で消去できる白板用マーキングペン
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マーキングペンは、弁機構が内蔵され、
棒状のペン体を押圧すると弁機構が開いてインキタンク
内のインキが弁機構を通ってペン体に供給されるように
なっているものが多い。つまり、かかるマーキングペン
は、重力によって落下するインキが弁機構を通ってペン
体に供給されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近は、講義
や講習会などにおいて、白板上に記載された文字や図形
などを容易に布や軟質紙などの消去材で消去できる白板
用マーキングペンが多用されているが、白板の高い位置
に筆記するときは、マーキングペンは斜め上向きの姿勢
になる。従って、この姿勢で筆記するときは、弁機構が
開いてもインキタンク内のインキはペン体に供給され
ず、ある程度筆記すると筆跡がかすれてくる不具合があ
る。
【0004】そこで本発明は、斜め上向きの姿勢で筆記
してもペン体にインキが供給されて筆跡がかすれにく
く、白板用に適したマーキングペンを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のマーキングペンは、棒状のペン体の後端
が弁棒に接続され、ペン体を押圧して弁棒を後退させる
と弁機構が開いてインキタンク内のインキがペン体に供
給されるマーキングペンにおいて、ペン体の後端近傍で
あって弁機構よりもインキタンク側に、軟弾性体からな
ってインキ吸蔵能力を有するインキリザーバーを配置
し、弁棒が後退するとインキリザーバーが圧縮されてイ
ンキリザーバーに吸蔵されていたインキが吐出し、ペン
体に供給されるようにする。
【0006】
【作用】すなわち、白板に向かって筆記していた筆記者
が筆記を中断して口頭で説明する場合などは、手に持っ
たマーキングペンは下向きになるが、軟弾性体からなっ
てインキ吸蔵能力を有するインキリザーバーを弁機構よ
りもインキタンク側に配置するので、弁機構が閉じてい
ても、インキタンクのインキはインキリザーバーに供給
される。そして、上向きで筆記すると、インキリザーバ
ーが圧縮されてインキリザーバーに吸蔵されていたイン
キが吐出し、ペン体に供給されるので、筆跡がかすれる
ことなく筆記を続行することができる。
【0007】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基づいて本発明を
具体的に説明する。図1は白板用マーキングペンを示す
が、図1において、軸筒30の先端に先口31が螺着さ
れている。先口31の内部には、シリンダー32およ
び、弁座34が形成されたバルブレシーバー33が固着
されている。そして、バルブレシーバー33内には、ス
ポンジのような軟弾性体からなる円筒体であり、連続気
泡を有してインキ吸蔵能力の大きなインキリザーバー4
0が配置されている。また、先口31内には、円筒状の
スポンジ11が配置されている。
【0008】ペン体10は、フェルトのようなインキを
伝達できる材料からなる棒状体であり、先端10aが突
出した状態で先口31の中心孔に挿通されている。そし
て、ペン体10の後端10bは弁棒20に連結されてい
る。弁棒20は、シリンダー32内に前後動可能に配置
されており、その先端部には、弁部21が形成されてい
る。そして、弁棒20はスプリング22で前方に弾発さ
れており、この弾発力により、通常は、弁部21はバル
ブレシーバー33に形成された弁座34に接触してい
る。つまり、弁部21と弁座34とで弁機構を構成して
いる。また、弁部21の裏側がインキリザーバー40に
接触している。従って、インキリザーバー40の位置
は、弁機構よりもインキタンク側であり、かつペン体1
0の後端10b近傍である。
【0009】軸筒30内に配置されたインキタンク50
は、カートリッジ型であり、先端の詰栓51がシリンダ
ー32に嵌め込まれている。インキタンク50には、白
板上に記載された文字や図形などを布や軟質紙などの消
去材で消去できるインキが充填されている。また、ボー
ル52が内部に配置されており、下向き姿勢にするとボ
ール52がシリンダー32の傾斜端面32aに接触し、
ボール52とシリンダー32の傾斜端面32aとで第2
の弁機構を構成している。筆記を中断してマーキングペ
ンを横向きないし上向きにするとボール52はシリンダ
ー32の傾斜端面32aから離れてインキに包まれる
が、再び下向きにしたとき、粘度の高いインキに包まれ
たボール52は、インキとともにゆっくりと下降してシ
リンダー32の傾斜端面32aに接触するので、そのと
きにはインキは既にシリンダー32に入り、インキリザ
ーバー40に吸蔵されるとともに、この吸蔵能力を越え
たインキは、弁棒20が後退して弁部21と弁座34の
弁機構が開いたときに、直接ペン体10に供給され、筆
記に供される。なお、この第2の弁機構は必ずしも必要
ではないが、下向き姿勢で弁部21と弁座34との弁機
構が長時間開いた場合に、インキが過剰にペン体10に
供給されるのを防止する役目を果たす。
【0010】次に、白板の高い位置に筆記する場合は、
図2に示すように、斜め上向きの姿勢になるので、ボー
ル52はシリンダー32の傾斜端面32aから離れ、シ
リンダー32内のインキもインキタンク50に戻る。し
かし、ペン体10の先端10aを白板Pに押圧するとペ
ン体10および弁棒20が後退するが、このとき、イン
キリザーバー40に接触している弁部21がインキリザ
ーバー40を圧縮する。このため、インキリザーバー4
0に吸蔵されていたインキが吐出し、ペン体10の後端
10bに供給される。従って、このインキがペン体10
の先端10aに伝達され、筆記可能になる。
【0011】なお、インキリザーバー40は、その大き
さは限られたものであるので、吸蔵されるインキ量もそ
れほど多いものではないが、かかるマーキングペンは、
万年筆やボールペンのように沢山の文字を連続して筆記
するものではなく、白板P上に記載する文字や図形はそ
れほど多くなく、しかも、しばしば筆記を中断して口頭
で記載内容を説明したりするので、そのときは手に持っ
たマーキングペンは下向きになり、インキタンク50内
のインキが弁部21と弁座34の弁機構よりもインキタ
ンク50側に位置するインキリザーバー40に吸蔵され
る。従って、インキリザーバー40に吸蔵されるインキ
量がそれほど多いものではなくても、確実な筆跡で筆記
を続行することかできる。
【0012】以上説明したように、本発明のマーキング
ペンは、ペン体の後端近傍であって弁機構よりもインキ
タンク側に、軟弾性体からなってインキ吸蔵能力を有す
るインキリザーバーを配置し、弁棒が後退するとインキ
リザーバーが圧縮されてインキリザーバーに吸蔵されて
いたインキが吐出し、ペン体に供給されるようにしたの
で、斜め上向きの姿勢で筆記してもペン体にインキが供
給されて筆跡がかすれにくく、白板用に適したマーキン
グペンとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図である。
【図2】使用状態の説明図である。
【符号の説明】
10 ペン体 20 弁棒 21 弁部 30 軸筒 31 先口 34 弁座 40 インキリザーバー 50 インキタンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状のペン体の後端が弁棒に接続され、
    ペン体を押圧して弁棒を後退させると弁機構が開いてイ
    ンキタンク内のインキがペン体に供給されるマーキング
    ペンにおいて、 ペン体の後端近傍であって弁機構よりもインキタンク側
    に、軟弾性体からなってインキ吸蔵能力を有するインキ
    リザーバーが配置され、弁棒が後退すると該インキリザ
    ーバーが圧縮されて該インキリザーバーに吸蔵されてい
    たインキが吐出し、ペン体に供給されることを特徴とす
    るマーキングペン。
JP6287175A 1994-10-28 1994-10-28 マーキングペン Pending JPH08118875A (ja)

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JP6287175A JPH08118875A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 マーキングペン

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008087422A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Mitsubishi Pencil Co Ltd 筆記具
KR100854649B1 (ko) * 2007-09-18 2008-08-27 (주)지텍 필기 보드용 잉크펜
JP2009220330A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Shachihata Inc 液体塗布具のバルブ装置
JP2010228117A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Shachihata Inc 直液式筆記具
CN103287167A (zh) * 2013-05-22 2013-09-11 江苏红叶视听器材股份有限公司 一种记号笔

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