JPH082191A - 筆穂先揃え器 - Google Patents
筆穂先揃え器Info
- Publication number
- JPH082191A JPH082191A JP15543594A JP15543594A JPH082191A JP H082191 A JPH082191 A JP H082191A JP 15543594 A JP15543594 A JP 15543594A JP 15543594 A JP15543594 A JP 15543594A JP H082191 A JPH082191 A JP H082191A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- ink
- tip
- writing
- brush tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】軽量で携帯に便利であり、硯に代えて、筆ペン
や本筆の穂先揃えや含みインキ量の調整が可能な筆穂先
揃え器を提供する。 【構成】箱状の本体１の上面端部に傾斜した筆穂先揃え
面１２を形成し、この筆穂先揃え面１２に隣接した本体
内空間に吸湿紙２を配置し、筆穂先揃え面１２で筆ペン
や本筆の穂先を揃えるとともに、穂先から戻されたイン
キや墨汁を吸湿紙２に吸収する。
や本筆の穂先揃えや含みインキ量の調整が可能な筆穂先
揃え器を提供する。 【構成】箱状の本体１の上面端部に傾斜した筆穂先揃え
面１２を形成し、この筆穂先揃え面１２に隣接した本体
内空間に吸湿紙２を配置し、筆穂先揃え面１２で筆ペン
や本筆の穂先を揃えるとともに、穂先から戻されたイン
キや墨汁を吸湿紙２に吸収する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、携帯に便利な筆穂先揃
え器に関するものである。
え器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】竹製などの軸の先端に毛状体をテーパー
状に束ねて形成した穂先を取り付けた書道用の筆（本
筆）は、硯と墨ですった墨汁を穂先に含ませて書くが、
墨汁を穂先に含ませた後、穂先を硯面上でしごくように
移動させ、穂先を揃えるとともに、過剰に含まれた墨汁
を硯に戻し、穂先に含まれる墨汁の量を適量に調整して
から筆記する。なお、墨汁は、予め調製されて瓶詰めさ
れたものもあるが、この場合は、所定量の墨汁を硯に移
して使用する。
状に束ねて形成した穂先を取り付けた書道用の筆（本
筆）は、硯と墨ですった墨汁を穂先に含ませて書くが、
墨汁を穂先に含ませた後、穂先を硯面上でしごくように
移動させ、穂先を揃えるとともに、過剰に含まれた墨汁
を硯に戻し、穂先に含まれる墨汁の量を適量に調整して
から筆記する。なお、墨汁は、予め調製されて瓶詰めさ
れたものもあるが、この場合は、所定量の墨汁を硯に移
して使用する。
【０００３】ところで、本筆で一つの文字を書く時に、
途中で墨汁を穂先に含ませることなく一気に書くので、
文字が大きな場合などは、その筆記中において穂先中の
墨汁が少なくなり、一つの文字の書き始め部分と書き終
り部分に濃淡の差が生じるとともに「かすれ」ができる
ことが多い。そして、この濃淡の差や「かすれ」が書道
の独特の味とされている。
途中で墨汁を穂先に含ませることなく一気に書くので、
文字が大きな場合などは、その筆記中において穂先中の
墨汁が少なくなり、一つの文字の書き始め部分と書き終
り部分に濃淡の差が生じるとともに「かすれ」ができる
ことが多い。そして、この濃淡の差や「かすれ」が書道
の独特の味とされている。
【０００４】しかし、本筆を使用するためには、墨汁の
準備に手間を要し、また硯や硯箱などのように必要とす
る道具類が多いので費用がかかるとともに携帯にもあま
り適さない。このため、軸筒内にインキカートリッジを
収納したり、軸筒内に直接インキを配置し、軸筒先端に
取り付けられた穂先にインキを供給して筆記する筆ペン
が実用化されている。
準備に手間を要し、また硯や硯箱などのように必要とす
る道具類が多いので費用がかかるとともに携帯にもあま
り適さない。このため、軸筒内にインキカートリッジを
収納したり、軸筒内に直接インキを配置し、軸筒先端に
取り付けられた穂先にインキを供給して筆記する筆ペン
が実用化されている。
【０００５】筆ペンは手軽に使用できる利点があるの
で、家庭で書く年賀状などに盛んに利用されているが、
穂先のインキが消費されると、それにつれて軸筒内のイ
ンキが穂先に順次供給される。従って、濃淡の差や「か
すれ」が生じずに一様な濃さで書けるので平板的な文字
になる。つまり、筆ペンは、本筆と同じ感覚で使用する
ことができない。
で、家庭で書く年賀状などに盛んに利用されているが、
穂先のインキが消費されると、それにつれて軸筒内のイ
ンキが穂先に順次供給される。従って、濃淡の差や「か
すれ」が生じずに一様な濃さで書けるので平板的な文字
になる。つまり、筆ペンは、本筆と同じ感覚で使用する
ことができない。
【０００６】このため、筆ペン内に弁機構を内蔵させ、
インキが消費につれて穂先に順次供給されることなく、
弁機構を開くことによって、一定量のインキのみが穂先
に供給されるようにした筆ペンが提案されている。かか
る筆ペンは、硯や硯箱などの道具類を必要とせずに携帯
に便利であり、しかも本筆と同じ感覚で使用することが
できる。従って、従来は本筆が使用されていた小学校の
習字の時間や書道教室においても使用可能になる。
インキが消費につれて穂先に順次供給されることなく、
弁機構を開くことによって、一定量のインキのみが穂先
に供給されるようにした筆ペンが提案されている。かか
る筆ペンは、硯や硯箱などの道具類を必要とせずに携帯
に便利であり、しかも本筆と同じ感覚で使用することが
できる。従って、従来は本筆が使用されていた小学校の
習字の時間や書道教室においても使用可能になる。
【０００７】
【考案が解決しようとする課題】ところで、弁機構を内
蔵した筆ペンを使用する際にも、文字などの大きさによ
って、穂先に含ませるインキの適量が異なるので、穂先
を硯面上でしごくように移動させ、穂先を揃えるととも
に、過剰に含まれたインキを硯に戻し、穂先に含まれる
インキの量を適量に調整するのが好ましい。また、墨汁
が配置された瓶内に本筆の穂先を入れて墨汁を含ませる
場合も、同様である。つまり、いずれにしても、硯を準
備するのが好ましいが、硯は重量が大きく、携帯に不便
である問題点がある。
蔵した筆ペンを使用する際にも、文字などの大きさによ
って、穂先に含ませるインキの適量が異なるので、穂先
を硯面上でしごくように移動させ、穂先を揃えるととも
に、過剰に含まれたインキを硯に戻し、穂先に含まれる
インキの量を適量に調整するのが好ましい。また、墨汁
が配置された瓶内に本筆の穂先を入れて墨汁を含ませる
場合も、同様である。つまり、いずれにしても、硯を準
備するのが好ましいが、硯は重量が大きく、携帯に不便
である問題点がある。
【０００８】そこで本考案は、軽量で携帯に便利であ
り、硯に代えて、筆ペンや本筆の穂先揃えや含みインキ
量の調整が可能な筆穂先揃え器を提供することを目的と
するものである。
り、硯に代えて、筆ペンや本筆の穂先揃えや含みインキ
量の調整が可能な筆穂先揃え器を提供することを目的と
するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案の筆穂先揃え器は、箱状の本体の上面端部
に傾斜した筆穂先揃え面を形成し、この筆穂先揃え面に
隣接した本体内空間に吸湿紙を配置する。
めに、本考案の筆穂先揃え器は、箱状の本体の上面端部
に傾斜した筆穂先揃え面を形成し、この筆穂先揃え面に
隣接した本体内空間に吸湿紙を配置する。
【００１０】
【作用】すなわち、傾斜した筆穂先揃え面を利用して、
硯と同様に、筆ペンや本筆の穂先揃えや含んだインキや
墨汁の量を調整できるが、箱状の本体に吸湿紙が配置さ
れただけであるので軽量であり、しかも、筆穂先揃え面
で穂先から戻されたインキや墨汁は吸湿紙に吸収される
ので、携帯してもこのインキが飛散することがなく、携
帯に極めて便利である。
硯と同様に、筆ペンや本筆の穂先揃えや含んだインキや
墨汁の量を調整できるが、箱状の本体に吸湿紙が配置さ
れただけであるので軽量であり、しかも、筆穂先揃え面
で穂先から戻されたインキや墨汁は吸湿紙に吸収される
ので、携帯してもこのインキが飛散することがなく、携
帯に極めて便利である。
【００１１】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具
体的に説明する。箱状をした本体１は、合成樹脂で成形
された上蓋２１と図１に示す底蓋１１からなり、底蓋１
１の端部には、傾斜した筆穂先揃え面１２が形成されて
いる。一方、上蓋２１には窓孔２２が形成されており、
図２に示すように、上蓋１１と底蓋１２を重ね合わせて
箱状にすると、筆穂先揃え面１２が窓孔２２から露出す
る。そして、筆穂先揃え面１２に隣接した本体１内空間
に吸湿紙２が配置されており、吸湿紙２の一部も窓孔２
２から露出する。吸湿紙２は、例えば吸水性の樹脂を含
有した特殊紙であり、吸水能力の大きなものが使用され
る。
体的に説明する。箱状をした本体１は、合成樹脂で成形
された上蓋２１と図１に示す底蓋１１からなり、底蓋１
１の端部には、傾斜した筆穂先揃え面１２が形成されて
いる。一方、上蓋２１には窓孔２２が形成されており、
図２に示すように、上蓋１１と底蓋１２を重ね合わせて
箱状にすると、筆穂先揃え面１２が窓孔２２から露出す
る。そして、筆穂先揃え面１２に隣接した本体１内空間
に吸湿紙２が配置されており、吸湿紙２の一部も窓孔２
２から露出する。吸湿紙２は、例えば吸水性の樹脂を含
有した特殊紙であり、吸水能力の大きなものが使用され
る。
【００１２】しかして、インキや墨汁を含んだ穂先を筆
穂先揃え面１２でしごくように移動させると、筆ペンや
本筆の穂先が揃うとともに、穂先に過剰に含まれたイン
キや墨汁が筆穂先揃え面１２から吸湿紙２に移動して吸
収される。従って、インキや墨汁が飛散することがな
い。なお、インキや墨汁を多量に含んだ吸湿紙２は簡単
に取り替えることができる。
穂先揃え面１２でしごくように移動させると、筆ペンや
本筆の穂先が揃うとともに、穂先に過剰に含まれたイン
キや墨汁が筆穂先揃え面１２から吸湿紙２に移動して吸
収される。従って、インキや墨汁が飛散することがな
い。なお、インキや墨汁を多量に含んだ吸湿紙２は簡単
に取り替えることができる。
【００１３】
【考案の効果】このように、本考案の筆穂先揃え器は、
硯に代えて、穂先揃えと含んだインキや墨汁の調整に使
用できるが、軽量であり、しかも穂先から戻されたイン
キや墨汁が吸湿紙に吸収されるので、インキや墨汁が飛
散する心配がなく、携帯に便利であり、小学校の習字の
時間や書道教室においても好適に使用できる。
硯に代えて、穂先揃えと含んだインキや墨汁の調整に使
用できるが、軽量であり、しかも穂先から戻されたイン
キや墨汁が吸湿紙に吸収されるので、インキや墨汁が飛
散する心配がなく、携帯に便利であり、小学校の習字の
時間や書道教室においても好適に使用できる。
【図１】底蓋の斜視図である。
【図２】本考案実施例の斜視図である。
【符号の説明】 １ 本体 １１ 底蓋 １２ 筆穂先揃え面 ２１ 上蓋 ２２ 窓孔 ２ 吸湿紙
Claims (1)
- 【請求項１】 箱状の本体の上面端部に傾斜した筆穂先
揃え面が形成され、この筆穂先揃え面に隣接した本体内
空間に吸湿紙が配置されたことを特徴とする筆穂先揃え
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6155435A JP3005159B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 筆穂先揃え器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6155435A JP3005159B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 筆穂先揃え器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH082191A true JPH082191A (ja) | 1996-01-09 |
| JP3005159B2 JP3005159B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=15605971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6155435A Expired - Lifetime JP3005159B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 筆穂先揃え器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3005159B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103921601A (zh) * | 2014-04-17 | 2014-07-16 | 南浔善琏松柏湖笔厂 | 一种毛笔架结构 |
| CN105679141A (zh) * | 2016-04-17 | 2016-06-15 | 徐伟明 | 一种水墨画的折叠型教学工具 |
| CN105788406A (zh) * | 2016-04-17 | 2016-07-20 | 徐伟明 | 一种水墨画教学工具 |
| CN107187251A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-09-22 | 刘知高 | 一种砚台 |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP6155435A patent/JP3005159B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103921601A (zh) * | 2014-04-17 | 2014-07-16 | 南浔善琏松柏湖笔厂 | 一种毛笔架结构 |
| CN103921601B (zh) * | 2014-04-17 | 2015-08-19 | 南浔善琏松柏湖笔厂 | 一种毛笔架结构 |
| CN105679141A (zh) * | 2016-04-17 | 2016-06-15 | 徐伟明 | 一种水墨画的折叠型教学工具 |
| CN105788406A (zh) * | 2016-04-17 | 2016-07-20 | 徐伟明 | 一种水墨画教学工具 |
| CN105679141B (zh) * | 2016-04-17 | 2018-03-02 | 商洛学院 | 一种水墨画的折叠型教学工具 |
| CN107187251A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-09-22 | 刘知高 | 一种砚台 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3005159B2 (ja) | 2000-01-31 |
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