JPH08224988A - 筆ぺん - Google Patents

筆ぺん

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Publication number
JPH08224988A
JPH08224988A JP7053770A JP5377095A JPH08224988A JP H08224988 A JPH08224988 A JP H08224988A JP 7053770 A JP7053770 A JP 7053770A JP 5377095 A JP5377095 A JP 5377095A JP H08224988 A JPH08224988 A JP H08224988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
tip
valve
brush
writing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7053770A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Shimada
勲 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sailor Pen Co Ltd
Original Assignee
Sailor Pen Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sailor Pen Co Ltd filed Critical Sailor Pen Co Ltd
Priority to JP7053770A priority Critical patent/JPH08224988A/ja
Publication of JPH08224988A publication Critical patent/JPH08224988A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】文字が大きな場合などに濃淡の差や「かすれ」
ができ、墨汁を穂先に含ませて筆記する本筆と同じ感覚
で使用できる筆ペンを提供する。 【構成】軸筒1内のインキが毛状体を束ねて形成した穂
先2に供給されて筆記される筆ペンにおいて、軸筒1の
先端部に、弁ボール3と弁座4よりなる弁機構を配置し
て弁機構の先端側に穂先2のインキ含み可能量に等しい
小インキ室6を形成し、かつ弁ボール3よりも先端側に
小インキ室6内の気泡破壊用の撹拌子5を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書道用の筆(以下、本
筆と云う。)と同じ感覚で使用できる筆ペンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】竹製などの軸の先端に毛状体を束ねて形
成した穂先を取り付けた本筆は、硯と墨ですった墨汁を
穂先に含ませて書くが、一つの文字を書く時に、途中で
墨汁を穂先に含ませることなく一気に書くので、文字が
大きな場合などは、その筆記中において穂先中の墨汁が
少なくなり、一つの文字の書き始め部分と書き終り部分
に濃淡の差が生じるとともに「かすれ」ができることが
多い。そして、この濃淡の差や「かすれ」が書道の独特
の味とされている。
【0003】しかし、本筆を使用するためには、墨汁の
準備に手間を要し、また硯や硯箱などのように必要とす
る道具類が多いので費用がかかるとともに携帯にもあま
り適さない。このため、軸筒内にインキカートリッジを
収納したり、軸筒内に直接インキを充填し、軸筒先端に
取り付けられた穂先にインキを供給して筆記する筆ペン
が実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、筆ペンは手
軽に使用できる利点があるので、家庭で書く年賀状など
に盛んに利用されているが、穂先のインキが消費される
と、それにつれて軸筒内のインキが穂先に順次供給され
るので、濃淡の差や「かすれ」が生じずに一様な濃さで
書けるので平板的な文字になる。つまり、筆ペンは、本
筆と同じ感覚で使用することができない。このため、本
格的な書道においては勿論のこと、小学校の習字の時間
や子供の書道教室においても、前記のような不便な点が
あるにもかかわらず本筆が専ら使用されている。
【0005】そこで本発明は、文字が大きな場合などに
濃淡の差や「かすれ」ができ、墨汁を穂先に含ませて筆
記する本筆と同じ感覚で使用できる筆ペンを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、軸筒内のインキが毛状体を束ねて形成
した穂先に供給されて筆記される筆ペンにおいて、軸筒
の先端部に、弁ボールと弁座よりなる弁機構を配置して
弁機構の先端側に穂先のインキ含み可能量に等しい小イ
ンキ室を形成し、かつ弁ボールよりも先端側に小インキ
室内の気泡破壊用の撹拌子を配置する。
【0007】
【作用】すなわち、軸筒を穂先を上向きにした姿勢から
下向きにした筆記姿勢に反転すると、軸筒内のインキが
弁ボールと共に下降して穂先のインキ含み可能量に等し
い小インキ室に入るとともに弁ボールが弁座に着座して
弁機構が閉じる。従って、小インキ室のインキのみが穂
先に供給されるので、本筆の穂先に墨汁を含ませたのと
同じ結果になり、インキの消費につれてインキが絶えず
穂先に供給されることがない。従って、文字に濃淡の差
や「かすれ」ができ、本筆と同じ感覚で使用できる。ま
た、弁ボールよりも先端側に小インキ室内の気泡破壊用
の撹拌子を配置したので、この撹拌子は、弁ボールが弁
座に着座する前に小インキ室に入り、小インキ室に気泡
が存在すると、この気泡を破壊して空気とインキの気液
交換が行なわれ、小インキ室にインキが確実に充填され
る。
【0008】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基いて本発明を具
体的に説明する。図1において、軸筒1の先端には、太
字用の本筆に使用される穂先と同様に毛状体を束ねて形
成した穂先2が接続されている。そして、軸筒1の内部
に粘度が比較的高いインキが直接充填されている。
【0009】軸筒1の先端近傍には弁座4が形成される
とともに、弁座4より尾端側に弁ボール3が配置されて
おり、弁ボール3と弁座4で弁機構を構成している。従
って、穂先2を下向きにした筆記姿勢では、弁ボール3
が弁座4に着座して弁機構が閉じるようになっている。
そして、弁ボール4より先端側に、弁座4を通過可能な
撹拌子5が配置されている。なお、弁ボール3の外径は
軸筒1の内径に近い大きさであり、穂先2を下向きにし
た筆記姿勢において、弁ボール3が下降するときは、ピ
ストンのような働きをして粘度の高いインキを強制的に
下降させるようになっている。
【0010】この弁機構の下方の空間が小インキ室6で
あり、撹拌子5を除いた小インキ室6の容量は、小イン
キ室6内のインキを穂先2が一度に含むことができる程
度の小さなものである。
【0011】しかして、軸筒1を穂先2を上向きにした
姿勢から下向きにした筆記姿勢に反転すると、軸筒1内
のインキが弁ボール3と共に下降し小インキ室6に入る
とともに弁ボール3が弁座4に着座して弁機構が閉じ
る。このとき、インキの粘度が高いので、小インキ室6
に大きな気泡が存在することがあるが、弁ボール3が弁
座4に着座する前に、撹拌子5は既に小インキ室6に入
っており、撹拌子5が気泡を破壊し、小さくなった気泡
が上昇する。つまり、気液交換が行なわれ、小インキ室
6内はインキで完全に充満される。
【0012】弁ボール3が弁座4に着座して弁機構が閉
じると、軸筒1内のインキが小インキ室6には入らない
ので、つまりそれ以上穂先2にインキが供給されないの
で、本筆に墨汁を含ませたのと同じ状態になる。従っ
て、かかる状態で大きな文字などを筆記すると濃淡の差
や「かすれ」が生じ、本筆と同じ感覚で使用することが
できる。そして、穂先2に含まれたインキを消費する
と、再び軸筒1を反転すればよく、これによってインキ
が小インキ室6に充満し、筆記を続行することができ
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の筆ペン
は、軸筒の先端部に形成されて、穂先のインキ含み可能
量に等しい小インキ室にインキが充填されると小インキ
室上端の弁機構が閉じ、小インキ室のインキのみが穂先
に供給されるようにしたので、本筆に墨汁を含ませたの
と同じ状態になり、文字に濃淡の差や「かすれ」が生じ
て本筆と同じ感覚で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 軸筒 2 穂先 3 弁ボール 4 弁座 5 撹拌子 6 小インキ室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒内のインキが毛状体を束ねて形成し
    た穂先に供給されて筆記される筆ペンにおいて、 前記軸筒の先端部に、弁ボールと弁座よりなる弁機構が
    配置されて該弁機構の先端側に穂先のインキ含み可能量
    に等しい小インキ室が形成され、かつ該弁ボールよりも
    先端側に小インキ室内の気泡破壊用の撹拌子が配置され
    たことを特徴とする筆ペン。
JP7053770A 1995-02-20 1995-02-20 筆ぺん Pending JPH08224988A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7053770A JPH08224988A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 筆ぺん

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7053770A JPH08224988A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 筆ぺん

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08224988A true JPH08224988A (ja) 1996-09-03

Family

ID=12952060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7053770A Pending JPH08224988A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 筆ぺん

Country Status (1)

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JP (1) JPH08224988A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104442091A (zh) * 2014-11-07 2015-03-25 南浔善琏双颖笔庄 一种不掉毛的毛笔生产方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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