JPH08118454A - 断面形状が変化する樹脂成形品の樹脂押し出し装置 - Google Patents

断面形状が変化する樹脂成形品の樹脂押し出し装置

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JPH08118454A
JPH08118454A JP6265797A JP26579794A JPH08118454A JP H08118454 A JPH08118454 A JP H08118454A JP 6265797 A JP6265797 A JP 6265797A JP 26579794 A JP26579794 A JP 26579794A JP H08118454 A JPH08118454 A JP H08118454A
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resin molded
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JP6265797A
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Koji Takemori
森 宏 次 竹
Yoshimasa Fukaya
谷 吉 正 深
Hirochika Nishio
尾 博 近 西
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 見栄えが良く、且つ徐変可能な形状の自由度
が広い断面形状が変化する樹脂成形品の押し出し装置の
提供を目的とする。 【構成】 樹脂成形品10の一方の断面不変部100を
成形する固定型20と、樹脂成形品の長手方向と垂直な
面でスライドし、樹脂成形品の他方の断面不変部101
を成形するスライド型24と、駆動源により回転駆動さ
れ、樹脂成形品の両断面不変部間に位置する断面変化部
102を成形する型パターン27aが外周に設けられた
回転駆動型27とを有したことを特徴とする断面形状が
変化する樹脂成形品の樹脂押し出し装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断面形状が変化する樹
脂成形品の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用のウィンドモール等の樹脂
成形品においては、一定断面のものしか成形できなかっ
た。このため、ウィンドガラスの上部と下部に当たる雨
樋が形成されない部分と、側部に当たる雨樋が形成され
る部分とを別々に成形していた。
【0003】この方法によると、製造装置が最低二機必
要となりコスト高であると共に生産効率も悪かった。
【0004】このような問題を解決すべく、特開平3−
143730号公報(第1の従来技術)や、特開平5−
8280号公報(第2の従来技術)に開示される技術を
用いることが考えられる。
【0005】第1の従来技術は、樹脂成形品の断面変化
部に当たる雨樋成形用の口にシャッターを設けたもので
ある。このシャッターを開くと、樹脂押し出し口の雨樋
成形用の口が開いて雨樋を備えた樹脂成形品が押し出さ
れる。一方、シャッターを閉じると、樹脂押し出し口の
雨樋成形用の口が閉じて雨樋の無い樹脂成形品が押し出
されるものである。
【0006】第2の従来技術は、固定型の樹脂押し出し
口の開口面積を、回転型の回転移動によって所定のタイ
ミングで連続的に変化させつつ押し出しを行い、雨樋が
成形される長手方向の所定区間の間にて断面形状を変化
させるようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術におい
ては、樹脂成形品の外観意匠面にラインが発生するた
め、見栄えが悪いという問題がある。
【0008】第2の従来技術においては、上記外観のラ
インの発生は防止することができるが、樹脂成形品の断
面変化部が二つの断面不変部間にある場合、断面変化部
の断面形状に対応する断面不変部の位置移動を行うこと
ができないため、徐変可能な形状が限定されて、自由度
の狭いものであった。
【0009】本発明は、見栄えが良く、且つ徐変可能な
形状の自由度が広い断面形状が変化する樹脂成形品の押
し出し装置の提供を技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため本発明において講じた技術的手段は、樹脂成
形品の一方の断面不変部を成形する固定型と、樹脂成形
品の長手方向と垂直な面でスライドし、樹脂成形品の他
方の断面不変部を成形するスライド型と、駆動源により
回転駆動され、樹脂成形品の両断面不変部間に位置する
断面変化部を成形する型パターンが外周に設けられた回
転駆動型とを有したことである。
【0011】
【作用】本発明においては、固定型及びスライド型から
は樹脂成形品の断面不変部が押し出される。そして、回
転駆動型の回転によって、固定型及びスライド型より押
し出される両断面不変部間に断面変化部が成形される。
このとき、回転駆動型の回転に伴って樹脂成形品の断面
形状が変化すると、スライド型も移動してその変化に対
応した部位に他方の断面不変部を成形する。
【0012】
【実施例】本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1は本実施例の樹脂押し出し装置で成形
されるウィンドモールの斜視図、図2は図1のA−A断
面図である。図1のウィンドモール10の右方10a
は、図示しないウィンドガラスの上面に取付けられ、左
方10bはウィンドガラスの側面に取付けられる。ウィ
ンドモール10の右方10aは、断面形状が変化しない
第1及び第2断面不変部100、101から構成されて
いて、両断面不変部100と101とで形成されるコ字
状溝部にウィンドガラスが嵌め込まれる。ウィンドモー
ル10の左方10bは、上述した第1及び第2断面不変
部100と101との間に断面変化部102が形成され
ていて、第1断面不変部100と断面変化部102とで
雨樋を形成すると共に、断面変化部102と第2断面不
変部101との間に形成する溝にウィンドガラスが嵌め
込まれる。ウィンドモール10のコーナー部10cは、
図2に示されるように断面変化部102が徐々に形成さ
れていて、断面形状が徐変している。
【0014】図3は本実施例の樹脂押し出し装置の正面
図である。
【0015】同図において、固定型であるハウジング2
0には、第1断面不変部101を成形する開口21が形
成されている。この開口21は、ハウジング20に形成
された樹脂供給口22、及び樹脂通路23に連通してい
る。又、ハウジング20には、第2断面不変部101を
成形する切り欠き24aが設けられたスライド型24
を、図3中平面上で回転可能に取付けられている。この
スライド型24の切り欠き24aは、ハウジング20に
形成された樹脂供給口25、及び樹脂通路26に連通し
ている。更に、ハウジング20には、その外周に断面不
変部102対する形状が刻設された型パターン27aが
形成された回転駆動型27が回転軸28を中心に回転可
能に配設されている。型パターン型27aは、ハウジン
グ20に形成された樹脂供給口29、及び樹脂通路30
に連通している。
【0016】尚、スライド型24と回転軸26は、それ
ぞれ図示しない電動機に連動されていて、電動機の駆動
を制御することにより押し出し成形される樹脂の断面が
変化される。
【0017】次に、本実施例の作用を図4〜図6を用い
て説明する。
【0018】図4はウィンドモール10の図1中左方1
0bを成形している状態を示している。同図において、
回転駆動型27はモータにより回転駆動され、断面変化
部101を成形する位置にある。一方、スライド型24
は、回転駆動型27の斜面27bと摺動してメカニカル
シールしながら第2断面不変部101を成形する。
【0019】回転駆動型27が更に回転されて図5の状
態(図2の断面を成形する状態)になると、型パターン
27aが変化して断面変化部102の形状が変形する。
スライド型24は、型パターン27aの変化に対応して
図4中矢印方向に回転駆動され、断面変化部102の断
面形状変化に対応される。
【0020】回転駆動型27が更に回転されて図6の状
態(図1中右方10aを成形している状態)になると、
型パターン27aは無くなる。これにより、スライド型
24とハウジング20の開口21のみから樹脂が押し出
されて、第1及び第2断面不変部100、101のみが
成形される。
【0021】本実施例においては、スライド型24と回
転駆動型27とにより、ウィンドモール10の断面変化
部102が第1及び第2断面不変部100、101間に
ある場合でも、断面変化部102の断面形状に対応する
第2断面不変部101の位置移動を行うことができて、
徐変可能な断面形状の自由度が広いものである。
【0022】又、シャッターを用いずに断面形状を変化
させることができるので、ラインの発生を防止すること
もできる。
【0023】
【発明の効果】本発明においては、スライド型と回転駆
動型とにより、樹脂成形品の断面変化部が二つの断面不
変部間にある場合でも、断面変化部の断面形状に対応す
る断面不変部の位置移動を行うことができて、徐変可能
な断面形状の自由度が広いものである。又、シャッター
を用いずに断面形状を変化させることができるので、ラ
インの発生を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウィンドモールの斜視図を示す。
【図2】図1のA−A断面矢示図を示す。
【図3】樹脂押し出し装置の正面図を示す。
【図4】ウィンドモールの雨樋が無い部位を成形中の回
転駆動型とスライド型との関係を示す。
【図5】ウィンドモールのコーナー部を成形中の回転駆
動型とスライド型との関係を示す。
【図6】ウィンドモールの雨樋がある部位を成形中の回
転駆動型とスライド型との関係を示す。
【符号の説明】
10・・・ウィンドモール(樹脂成形品) 20・・・ハウジング(固定型) 21・・・開口 24・・・スライド型 24a・・・切り欠き部 27・・・回転駆動型 27a・・・型パターン 100・・・第1断面不変部 101・・・第2断面不変部 102・・・断面変化部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形品の一方の断面不変部を成形す
    る固定型と、 前記樹脂成形品の長手方向と垂直な面でスライドし、前
    記樹脂成形品の他方の断面不変部を成形するスライド型
    と、 駆動源により回転駆動され、前記樹脂成形品の両前記断
    面不変部間に位置する断面変化部を成形する型パターン
    が外周に設けられた回転駆動型とを有した断面形状が変
    化する樹脂成形品の樹脂押し出し装置。
JP26579794A 1994-10-28 1994-10-28 断面形状が変化する樹脂成形品の樹脂押し出し装置 Expired - Fee Related JP3443985B2 (ja)

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