JP3161753B2 - ガータ部を有するウインドモールの製造方法 - Google Patents

ガータ部を有するウインドモールの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガータ部を有するウイ
ンドモールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に異形押出成形は同一断面形状の連
続成形品を得るものであり、例えば自動車のウインドモ
ール等の紐状成形品はこの方法によって製造されてい
る。しかるに、この種ウインドウモールにあっては、近
年、ウインド側部ではワイパーによる飛沫が車体側面の
窓ガラスに飛散しないようにガータ(溝)部が設けら
れ、ウインド上部ではウインドの水が外部に排出されや
すいようにガータの無いものが用いられるようになっ
た。
【0003】このようなガータ部が部分的に変化するウ
インドモールを得るには、従来、同一断面形状のウイン
ドモールを連続的に製作し、後工程で部分的に切除して
所定の製品に加工している。しかしながら、このような
後加工は工程的に煩雑で効率もよくないばかりか、加工
面の見栄えが悪く、また寸法のばらつきが生ずる等、品
質的にも問題がある。
【0004】これに対して、異なるガータ部を押出成形
するために、押出機、引取機および冷却治具等を可変、
同調させることが試みられているが、押出機のスクリュ
ー回転を変化させて樹脂材料の送出量を変えることは精
度的に難しく、また応答性も悪い。のみならず、押出機
のスクリュー回転数の増大部分と減少部分とでは樹脂材
料がダイ内残圧の影響を受けやすく、成形品の対称性が
得られない等の、品質管理上の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な現状に鑑みて提案されたもので、断面形状一定の本体
部に断面形状が変化するガータ部を一体に有するウイン
ドモールを、押出成形によって効果的にかつ効率良く得
る方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
断面形状一定の本体部に断面形状が変化するガータ部を
一体に有するウインドモールを押出成形によって得るに
際し、ダイの樹脂出口に本体部出口と、開閉部材の開閉
作動によって形状が変化するガータ部出口とを一体に設
け、前記本体部出口には本体部を形成する樹脂材料を、
前記ガータ部出口にはガータ部を形成する樹脂材料をそ
れぞれ別個の押出機によって供給し、前記ガータ部を形
成する樹脂材料の流路には余剰樹脂材料のためのバイパ
ス流路を形成するとともに前記開閉部材の開閉作動に連
動して該バイパス流路を相対的に開閉するようにしたこ
とを特徴とするガータ部を有するウインドモールの製造
方法に係る。
【0007】
【実施例】以下、この発明を実施例とともに説明する。
添付の図面の図1はこの発明方法を実施する一例を示す
押出成形装置の要部の概略断面図、図2はこの発明方法
によって得られたウインドモールの一部を省略したその
長さ方向の断面図、図3は図2の3−3線における断面
図、図4は同じく図2の4−4線における断面図、図5
は5−5線における断面図、図6は6−6線における断
面図、図7は他の実施例を示すダイの正面図、図8はそ
の開閉部材の作動状態を示す部分正面図、図9は同じく
開閉部材の作動状態を示す部分正面図、図10はさらに
他の実施例を示すダイの要部断面図である。
【0008】この発明は、自動車用ウインドモール10
を表す図2の長さ方向の断面図およびその幅方向の断面
図である図3、図4、図5ならびに図6から理解される
ように、断面形状一定の本体部11に断面形状が変化す
る形状変化部Gであるガータ部12を一体に有するウイ
ンドモールを押出成形によって得る方法に係るものであ
る。
【0009】このウインドモール10は、自動車のウイ
ンドを車体パネルに固定するために両者の間隙に装着さ
れる本体部11と、前記したように雨水の排出または飛
沫防止の便宜のために前記本体部11に部分的に形成さ
れるガータ部Gである形状変化部12とから構成され
る。
【0010】すなわち、図3はガータ部12が完全に形
成されたモール部分10A、図4はガータ部12が減少
したモール部分10B、図5はさらにガータ部12が減
少したモール部分10C、図5はガータ部が形成されな
いモール部分10Dであり、図2のように、ガータ部1
2である形状変化部Gは連続的に変化する。このような
連続的変化(徐変)はこの種モールにおいては例えばコ
ーナー部等に使用されて機能的かつ外観的に極めて有利
である。
【0011】なお、図では説明の便宜上、本体部11を
単一の樹脂のように図示したが、本体部の機能によって
複数の樹脂によって構成することは通常であり、また、
ガータ部12である形状変化部分Gを本体部11と異な
った樹脂のように図示したが、後述するように、もちろ
ん同一の樹脂から構成してもよいものである。
【0012】図1は上のウインドモール10を製造する
押出成形装置20の概略断面図であって、符号21はダ
イ、22はダイの樹脂出口であって本体部出口23とガ
ータ部出口24が一体に形成されている。また、符号2
5は本体部11を形成する樹脂材料Aの樹脂流路、26
はガータ部12を形成する樹脂材料Bの樹脂流路、27
はガータ部12を形成する樹脂材料Bの流路26に形成
されたその余剰樹脂材料B1のためのバイパス流路、2
9はその排出口である。
【0013】符号30は前記ダイの樹脂出口22のガー
タ部出口23を開閉する開閉部材で、ここでは、該ガー
タ部出口23と前記余剰樹脂材料の排出口29との間
で、一方が開くとき他方が同一比率で閉じる連動開閉作
動をなすように設けられた開閉スライド板よりなる。
【0014】ダイ21には本体部11を形成する樹脂材
料Aのための一または複数の押出機41と、ガータ部1
2を構成する樹脂材料Bのための押出機42が設けられ
ていて、前記それぞれの樹脂流路25,26を経て、ダ
イ出口22のそれぞれの樹脂出口23,24に供給され
る。
【0015】そして、ガータ部出口24に設けた開閉部
材30が前進して該出口24を閉鎖すると、前記したよ
うに、該閉鎖部材30は同時に余剰樹脂材料の排出口2
9を連動して開きバイパス流路27を開放するので、流
路26を流れる樹脂材料Bのうち余剰樹脂材料B1は該
バイパス流路27を経てその排出口29より外部へ排出
される。
【0016】開閉部材30によるガータ部出口24と余
剰樹脂排出口29(換言すればバイパス流路27)の開
閉はともに連動して相対的かつ連続的に行われるので、
押出機42の樹脂押出量およびダイ内圧力は常に一定に
保たれる。
【0017】なお、ガータ部出口24と余剰樹脂材料排
出口29(バイパス流路27)の開閉をともに連動して
相対的に行うために、両出口24および29の開口面積
ならびに開閉方法、およびバイパス流路27の断面積な
らびに形状等が設定される。一般的に、ガータ部出口2
4と余剰樹脂材料排出口29は同一または対称な断面形
状となすことが好ましい。
【0018】図7ないし図9は開閉部材の他の例を示
し、回動板31によってガータ部出口24と余剰樹脂排
出口29を連動して開閉するものである。この実施例で
は、ダイ21の正面に回動軸32を中心に回動する回動
板よりなる開閉部材31を設け、該部材の回動によっ
て、一方の端縁部33でガータ部出口24を、他方の端
縁部34で余剰樹脂材料排出口29を、それぞれ相対的
に連動開閉するように構成されている。
【0019】図7はガータ部出口24が閉鎖され余剰樹
脂材料排出口29が開放された状態で前記した図6のモ
ール部分10Dに該当し、図8はこれらの徐変状態で同
じく前記図4ないし図5のモール部分10Bないし10
Cに該当し、図9はガータ部出口24が開放され余剰樹
脂材料排出口29が閉鎖された状態で同じく図3のモー
ル部分10Aに該当する。
【0020】図10はさらに他の実施例を示すダイ51
の要部断面図で、この例ではモール10の形状変化部1
2を形成する樹脂材料Bの樹脂流路56のバイパス流路
57に弁体39が設けられていて、ダイの樹脂出口52
の形状変化部出口54の開閉をなすスライド式の開閉部
材35の開閉作動と連動して前記弁体39が相対的に該
バイパス流路39を開閉するようになっている。開閉部
材35と弁体39に連動は公知の機械的または電気的手
段によって行うことができる。
【0021】図10の符号53はモール本体部11を形
成する樹脂材料Aのための本体部出口、59はガータ部
を形成する樹脂材料Bのうち余剰樹脂材料B1を排出す
る排出口を表す。
【0022】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明に
よれば、ダイの樹脂出口に本体部出口と、開閉部材の開
閉作動によって形状が変化するガータ部出口とを一体に
設け、前記本体部出口には本体部を形成する樹脂材料
を、前記ガータ部出口にはガータ部を形成する樹脂材料
をそれぞれ別個の押出機によって供給し、前記ガータ部
を形成する樹脂材料の流路には余剰樹脂材料のためのバ
イパス流路を形成するとともに前記開閉部材の開閉作動
に連動して該バイパス流路を相対的に開閉するようにし
たものであるから、異なるガータ部を有するウインドモ
ールを連続的に効率良く得ることができる。
【0023】特に、この発明によれば、ガータ部を形成
する樹脂材料の流路に余剰樹脂材料のバイパス流路を設
け、開閉部材の開閉作動に連動して該バイパス流路を相
対的に開閉するようにしたものであるから、押出機から
の樹脂材料の供給は常に一定で、ダイ内圧力を一定に保
つことができる。
【0024】従って、押出機等を制御して形状変化させ
る場合に比し、制御が簡単容易であるのみならず、成形
品がダイ内圧力の変化の影響を受けないので、確実で品
質の良い製品を効果的に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法を実施する一例を示す押出成形の
要部の概略断面図である。
【図2】この発明方法によって得られたウインドモール
の一部を省略したその長さ方向の断面図である。
【図3】図2の3−3線における断面図である。
【図4】同じく図2の4−4線における断面図である。
【図5】同じく図2の5−5線における断面図である。
【図6】同じく図2の6−6線における断面図である。
【図7】他の実施例を示すダイの正面図である。
【図8】その開閉部材の作動状態を示す部分正面図であ
る。
【図9】同じくその開閉部材の作動状態を示す部分正面
図である。
【図10】さらに他の実施例を示すダイの要部断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ウインドモール 11 本体部 12 ガータ部 20 押出成形装置 21 ダイ 22 樹脂出口 23 本体部出口 24 ガータ部出口 25 本体部樹脂材料流路 26 ガータ部樹脂材料流路 27 バイパス流路 29 余剰樹脂材料排出口 30 開閉部材 31 回動板 41 押出機 42 押出機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−173318(JP,A) 特開 平1−244820(JP,A) 特開 昭62−169614(JP,A) 特開 昭60−97824(JP,A) 特開 昭59−70528(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 47/00 - 47/96

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面形状一定の本体部に断面形状が変化
    するガータ部を一体に有するウインドモールを押出成形
    によって得るに際し、ダイの樹脂出口に本体部出口と、
    開閉部材の開閉作動によって形状が変化するガータ部出
    口とを一体に設け、前記本体部出口には本体部を形成す
    る樹脂材料を、前記ガータ部出口にはガータ部を形成す
    る樹脂材料をそれぞれ別個の押出機によって供給し、前
    記ガータ部を形成する樹脂材料の流路には余剰樹脂材料
    のためのバイパス流路を形成するとともに前記開閉部材
    の開閉作動に連動して該バイパス流路を相対的に開閉す
    るようにしたことを特徴とするガータ部を有するウイン
    ドモールの製造方法。
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