JP3161754B2 - ガータ部を有するウインドモールの製造装置 - Google Patents

ガータ部を有するウインドモールの製造装置

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JP3161754B2 JP14102291A JP14102291A JP3161754B2 JP 3161754 B2 JP3161754 B2 JP 3161754B2 JP 14102291 A JP14102291 A JP 14102291A JP 14102291 A JP14102291 A JP 14102291A JP 3161754 B2 JP3161754 B2 JP 3161754B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガータ部を有するウイ
ンドモールの製造装置に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に異形押出成形は同一断面形状の連
続成形品を得るものであり、例えば自動車のウインドモ
ール等の紐状成形品はこの方法によって製造されてい
る。しかるに、この種ウインドウモールにあっては、近
年、ウインド側部ではワイパーによる飛沫が車体側面の
窓ガラスに飛散しないようにガータ(溝)部が設けら
れ、ウインド上部ではウインドの水が外部に排出されや
すいようにガータの無いものが用いられるようになっ
た。
【0003】このようなガータ部が部分的に変化するウ
インドモールを得るには、従来、同一断面形状のウイン
ドモールを連続的に製作し、後工程で部分的に切除して
所定の製品に加工している。しかしながら、このような
後加工は工程的に煩雑で効率もよくないばかりか、加工
面の見栄えが悪く、また寸法のばらつきが生ずる等、品
質的にも問題がある。
【0004】これに対して、異なるガータ部を押出成形
するために、押出機、引取機および冷却治具等を可変、
同調させることが試みられているが、押出機のスクリュ
ー回転を変化させて樹脂材料の送出量を変えることは精
度的に難しく、また応答性も悪い。のみならず、押出機
のスクリュー回転数の増大部分と減少部分とでは樹脂材
料がダイ内残圧の影響を受けやすく、成形品の対称性が
得られない等の、品質管理上の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な現状に鑑みて提案されたもので、断面形状一定の本体
部に断面形状が変化するガータ部を一体に有するウイン
ドモールを、押出成形によって効果的にかつ効率良く得
る装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
断面形状一定の本体部を形成するための本体部出口と断
面形状が変化するガータ部を形成するためのガータ部出
口とを一体に有する樹脂出口と、余剰樹脂材料のための
排出口とを設けたダイと、前記本体部出口へ本体部を形
成する樹脂材料を供給する本体部用樹脂流路と、前記ガ
ータ部出口へガータ部を形成する樹脂材料を供給するガ
ータ部用樹脂流路と、前記ガータ部用樹脂流路から分岐
して前記排出口に至る余剰樹脂材料のためのバイパス流
路と、前記ガータ部出口と前記排出口とを連動して相対
的に開閉する連動開閉部材とからなることを特徴とする
ガータ部を有するウインドモールの製造装置に係る。
【0007】
【実施例】以下、この発明を実施例とともに説明する。
添付の図面の図1はこの発明装置の一例を示す要部の概
略断面図、図2はそのダイ正面図、図3はその開閉部材
の作動状態を示す部分正面図、図4は同じく開閉部材の
作動状態を示す部分正面図、図5はこの発明によって得
られたウインドモールの一部を省略したその長さ方向の
断面図、図6は図5の6−6線における断面図、図7は
同じく図5の7−7線における断面図、図8は同じく8
−8線における断面図、図9は同じく9−9線における
断面図である。
【0008】この発明は、自動車用ウインドモール10
を表す図5の長さ方向の断面図、およびその幅方向の断
面図である図6、図7、図8ならびに図9から理解され
るように、断面形状一定の本体部11に断面形状が変化
するガータ部12を一体に有するウインドモールを押出
成形によって得る装置に係るものである。
【0009】このウインドモール10は、自動車のウイ
ンドを車体パネルに固定するために両者の間隙に装着さ
れる本体部11と、前記したように雨水の排出または飛
散防止の便宜のために前記本体部11に部分的に形成さ
れるガータ部12である形状変化部Gとから構成され
る。
【0010】すなわち、図6はガータ部12が完全に形
成されたモール部分10A、図7はガータ部12が減少
したモール部分10B、図8はさらにガータ部12が減
少したモール部分10C、図9はガータ部が形成されな
いモール部分10Dであり、図5のように、ガータ部1
2である形状変化部Gは連続的に変化する。このような
連続的変化(徐変)はこの種モールにおいては例えばコ
ーナー部等に使用されて機能的かつ外観的に極めて有利
である。
【0011】なお、図では説明の便宜上、本体部11を
単一の樹脂のように図示したが、本体部の機能によって
複数の樹脂によって構成することは通常であり、また、
ガータ部12である形状変化部分Gを本体部11と異な
った樹脂のように図示したが、もちろん同一の樹脂から
構成してもよいものである。
【0012】図1は上のウインドモール10を製造する
押出成形装置20の概略断面図であって、符号21はダ
イ、22はダイの樹脂出口であって本体部出口23とガ
ータ部出口24が一体に形成されている。また、符号2
5は本体部11を形成する樹脂材料Aを前記本体部出口
23へ導く樹脂流路、26はガータ部12を形成する樹
脂材料Bを前記ガータ部出口24へ導く樹脂流路、27
はガータ部12を形成する樹脂Bの流路26から分岐し
て形成されたその余剰樹脂材料B1のためのバイパス流
路、29はその排出口である。
【0013】符号30は前記ダイの樹脂出口22のガー
タ部出口23を開閉する開閉部材で、該ガータ部出口2
3と前記余剰樹脂材料の排出口29との間で、一方が開
くとき他方が同一比率で閉じる相対的開閉作動をなすよ
うに設けられている。ダイ21には本体部11を形成す
る樹脂材料Aのための一または複数の押出機41と、ガ
ータ部12を形成する樹脂材料Bのための押出機42が
設けられていて、前記それぞれの樹脂流路25,26を
経て、ダイ出口22のそれぞれの樹脂出口23,24に
供給される。
【0014】そして、ガータ部出口24に設けた前記連
動開閉部材30が作動して該出口24を閉鎖すると、前
記したように、該閉鎖部材30は同時に余剰樹脂材料の
排出口29を連動して開きバイパス流路27を開放する
ので、流路26を流れる樹脂材料Bのうち余剰樹脂材料
B1は該バイパス流路27を経てその排出口29より外
部へ排出される。
【0015】開閉部材30によるガータ部出口24と余
剰樹脂材料排出口29(換言すればバイパス流路27)
の開閉はともに連動して相対的かつ連続的に行われるの
で、押出機42の樹脂押出量およびダイ内圧力は常に一
定に保たれる。
【0016】なお、ガータ部出口24と余剰樹脂材料排
出口29の開閉をともに連動して相対的に行うために、
両出口24および29の開口面積ならびに開閉方法、お
よびバイパス流路27の断面積ならびに形状等が設定さ
れる。一般的に、ガータ部出口24と余剰樹脂材料排出
口29は同一または対称な断面形状となすことが好まし
い。
【0017】図2ないし図4にはこの連動開閉部材30
の正面図が示される。図示した連動開閉部材30は、ダ
イ21の正面に回動軸32を中心に回動する回動板31
よりなり、該回動板31の回動によって、一方の端縁部
33でガータ部出口24を、他方の端縁部34で余剰樹
脂排出口29を、それぞれ相対的に連動開閉するように
構成されている。
【0018】図2はガータ部出口24が閉鎖され余剰樹
脂材料排出口29が開放された状態で前記した図9のモ
ール部分10Dに該当し、図3はこれらの徐変状態で同
じく前記図7ないし図8のモール部分10Bないし10
Cに該当し、図4はガータ部出口24が開放され余剰樹
脂材料排出口29が閉鎖された状態で同じく図6のモー
ル部分10Aに該当する。
【0019】なお、図2ないし図4から明らかなよう
に、余剰樹脂材料の排出口29の断面形状を回動板31
の一方の端縁33から他方の端縁34に至る角度d分だ
け回転した位置において、ガータ部出口24の断面形状
と同一形状でもって形成することが、両者の相対的開閉
を効果的になす点から好ましい。
【0020】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明に
よれば、ダイの樹脂出口に本体部出口と、開閉部材の開
閉作動によって形状が変化するガータ部を形成するため
のガータ部出口とを一体に設け、前記本体部出口には本
体部を形成する樹脂材料を、前記ガータ部出口にはガー
タ部を形成する樹脂材料を押出機によって供給し、前記
ガータ部を形成する樹脂材料の流路には余剰樹脂材料の
ためのバイパス流路を形成するとともに前記開閉部材の
開閉作動に連動して該バイパス流路を相対的に開閉する
ようにしたものであるから、ガータ部の異なる断面形状
を有するウインドモールを連続的に効率良く製造するこ
とができる。
【0021】特に、この発明によれば、形状が変化する
ガータ部を形成する樹脂材料の流路に余剰樹脂材料のバ
イパス流路を設け、開閉部材の開閉作動に連動して該バ
イパス流路を相対的に開閉するようにしたものであるか
ら、押出機からの樹脂材料の供給は常に一定で、ダイ内
圧力を一定に保つことができる。従って、押出機等を制
御して形状変化させる場合に比し、制御が簡単容易であ
るのみならず、成形品がダイ内圧力の変化の影響を受け
ないので、確実で品質の良い製品を効果的に得ることが
できる。
【0022】また、請求項2及び3の発明として規定し
た、回動板によって開閉部材を構成したときには、ガー
タ部出口と余剰樹脂材料排出口との相対的な連動開閉
が、何ら特別な制御機構を用いることなく、簡単かつ確
実にしかも経済的に行うことができ極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明装置の一例を示す要部の概略断面図で
ある。
【図2】そのダイ正面図である。
【図3】その連動開閉部材の作動状態を示す部分正面図
である。
【図4】同じく連動開閉部材の作動状態を示す部分正面
図である。
【図5】この発明によって得られたウインドモールの一
部を省略したその長さ方向の断面図である。
【図6】図5の6−6線における断面図である。
【図7】同じく図5の7−7線における断面図である。
【図8】同じく図5の8−8線における断面図である。
【図9】同じく図5の9−9線における断面図である。 11 本体部 12 ガータ部 20 押出成形装置 21 ダイ 22 樹脂出口 23 本体部出口 24 ガータ部出口 25 本体部樹脂材料流路 26 ガータ部樹脂流路 27 バイパス流路 29 余剰樹脂材料排出口 30 連動開閉部材 31 回動板 41 本体部用押出機 42 変化部用押出機 44 押出機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−173318(JP,A) 特開 平1−244820(JP,A) 特開 昭62−169614(JP,A) 特開 昭60−97824(JP,A) 特開 昭59−70528(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 47/00 - 47/96

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面形状一定の本体部を形成するための
    本体部出口と断面形状が変化するガータ部を形成するた
    めのガータ部出口とを一体に有する樹脂出口と、余剰樹
    脂材料のための排出口とを設けたダイと、 前記本体部出口へ本体部を形成する樹脂材料を供給する
    本体部用樹脂流路と、 前記ガータ部出口へガータ部を形成する樹脂材料を供給
    するガータ部用樹脂流路と、 前記ガータ部用樹脂流路から分岐して前記排出口に至る
    余剰樹脂材料のためのバイパス流路と、 前記ガータ部出口と前記排出口とを連動して相対的に開
    閉する連動開閉部材とからなることを特徴とするガータ
    部を有するウインドモールの製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記連動開閉部材が
    回動軸を中心として回動する回動板よりなり、該回動板
    の回動によって、一方の端縁部が前記ガータ部出口を、
    他方の端縁部が前記排出口を相対的に開閉するように構
    成されたガータ部を有するウインドモールの製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記排出口の断面形
    状が前記回動板の一方の端縁から他方の端縁に至る角度
    分だけ回転した位置において、前記ガータ部出口の断面
    形状と同一形状で形成されたガータ部を有するウインド
    モールの製造装置。
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