JP2911028B2 - モールディングの成形方法、及びその装置 - Google Patents

モールディングの成形方法、及びその装置

Info

Publication number
JP2911028B2
JP2911028B2 JP8143688A JP14368896A JP2911028B2 JP 2911028 B2 JP2911028 B2 JP 2911028B2 JP 8143688 A JP8143688 A JP 8143688A JP 14368896 A JP14368896 A JP 14368896A JP 2911028 B2 JP2911028 B2 JP 2911028B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
die
decorative
width
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8143688A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09117952A (ja
Inventor
洋一 平井
幸彦 矢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Kogyo Co Ltd filed Critical Tokai Kogyo Co Ltd
Priority to JP8143688A priority Critical patent/JP2911028B2/ja
Publication of JPH09117952A publication Critical patent/JPH09117952A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2911028B2 publication Critical patent/JP2911028B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のフ
ロントガラスの周縁部と、ボディの窓枠との間に段差状
となって生ずる段差状開口部を閉塞して、この部分の外
観を良好にするための自動車のフロントガラス用モール
ディングのように、その装飾部に、厚さと幅との双方が
変化する徐変部が設けられたモールディングを押し出し
て連続成形する方法、及びその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図11に示されるように、最近において
は、上記したフロントガラス用モールディング(以下、
単に「モールディング」という)のうち、フロントガラ
ス31の両側部周縁に装着される側縁モールディング部
32aには、雨水誘導溝33が設けられている。これ
は、走行中においてフロントガラス31に付着した雨水
が側方に飛散して運転席に浸入したり、或いはフロント
ガラス31に雨水が付着することにより、視界が妨げら
れるのを防止するために設けられている。
【0003】しかし、フロントガラス31の上部周縁に
は、雨水誘導溝33が設けられている上記側縁モールデ
ィング部32aを使用できないので、雨水誘導溝33の
設けられていない別の形状の上縁モールディング部32
bを成形し、コーナー継手34を使用して、側縁モール
ディング部32aと接続するようにして装着している。
このため、従来のモールディングは、2本の側縁モール
ディング部32aと、1本の上縁モールディング部32
bと、2個のコーナー継手34との5つの部品により構
成されていた。従って、部品点数が多くなると共に、こ
れらを接合するための工数がかかり、ひいてはコストが
嵩むことになる。また、コーナー継手34と、側縁、及
び上縁の各モールディング部32a,32bの光沢、色
調などを厳密に一致させることは困難であるので、接合
部が認識されてその外観が悪くなると共に、コーナー継
手34と各モールディング部32a,32bとの接合面
に隙間が生じて、この部分より破損され易かった。
【0004】一方、自動車のフロンドガラスの周縁部
と、ボディの窓枠との間に生ずる開口部は、段差状にな
っていて、その幅と深さとのいずれ一方、或いはその双
方が部分的に変化する場合がある。この場合には、開口
部の形状に対応させてモールディングの本体部(装飾
部)の厚さと幅とのいずれか一方、或いはその双方を変
化させる必要があるが、このような構造のモールディン
グは出現していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、本体
となる装飾部に、その厚さと幅との双方が変化する徐変
部が設けられたモールディングの連続成形を可能にする
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、横断面形状の異なる第1及び第2の各モー
ルディング部を有し、一連となった各モールディング部
を構成する装飾部には、その厚さと幅との双方が変化す
る徐変部が部分的に設けられているモールディングを押
出成形により成形する方法であって、押出用ダイ装置に
は、複数のダイにより、各モールディング部の横断面部
の形状に対応した押出用開口が形成されていて、モール
ディングの連続押出成形中において、モールディングの
押出方向と交差する方向に沿って移動可能であると共
に、各モールディング部を構成する装飾部の厚さ方向と
幅方向に沿って移動可能な前記押出用ダイ装置を構成す
るダイの各部が移動することにより、前記押出用開口の
形状自体を装飾部の厚さ方向と幅方向とに変更させて、
前記装飾部の厚さと幅との双方を変化させることを、そ
の特徴としている。
【0007】モールディングの連続押出成形中におい
て、押出用ダイ装置を構成するダイの各部を移動させる
と、押出用開口の形状自体が装飾部の厚さ方向と幅方向
の双方に沿って変更される。これにより、前記ダイの各
部の移動中においては、装飾部の厚さと幅との双方が徐
々に変化した徐変部が形成されると共に、前記ダイの各
部の停止中においては、該徐変部の両端の横断面形状を
有する第1及び第2の各モールディング部が連続押出成
形される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明を
更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る方法により
成形されたモールディングM1 を装着した自動車の斜視
図、図2は、図1でCで示される部分の拡大断面斜視
図、図3及び図4は、それぞれ図2におけるX−X線、
及びY−Y線拡大断面図である。また、図5及び図6
は、それぞれ本発明に係るモールディングの成形装置に
より、側縁モールディング部M1a、及び上縁モールディ
ング部M1bを成形している状態を示す正面図である。最
初に、本発明に係る成形方法の対象であるモールディン
グM1 の構造、及びその装着状態について説明する。こ
のモールディングM1 は、フロントガラスGの側縁、及
び上縁にそれぞれ装着される側縁モールディング部M
1a、及び上縁モールディング部M1bが、後述の成形装置
により一体成形されたものである。
【0009】側縁、及び上縁の各モールディング部M
1a,M1bは、いずれも脚部1と、この脚部1の上端部に
一体成形されている装飾部2とから成るが、装飾部2の
厚さTa,Tb と、その幅Wa,Wb との双方が異なってい
る(図3及び図4参照)。側縁、及び上縁の各モールデ
ィング部M1a,M1bの脚部1は、フロントガラスGの周
縁部と、窓枠のボディパネル3との間に段差状となって
形成される段差状開口部4に挿入され、その装飾部2
は、該開口部4の全体を覆っている。この装飾部2は、
フロントガラスGに当接する装飾部本体2aと、パネル
側に向かって延在する装飾リップ2bとで構成される。
このフロントガラスGの周縁部と、窓枠のボディパネル
3との間に段差状となって形成される段差状開口部4
は、その幅と深さとが設けられる位置により異なってい
る。即ち、図2ないし図4に示されるように、フロント
ガラスGのコーナー部に設けられる段差状開口部4の幅
は、フロントガラスGの上部周縁に近づくに従って狭く
なっていると共に、その深さも、フロントガラスGの上
部周縁に近づくに従って浅くなっている。
【0010】図2及び図3に示されるように、側縁モー
ルディング部M1aの脚部1の下端部の内側には挟持リッ
プ5が、またその外側にはパネルリップ6がそれぞれ突
設されており、装飾部本体2aの内側には溝リップ7
が、またその外側には前記装飾リップ2bがそれぞれ突
設されている。装飾部本体2aにおける脚部1よりも内
周側の部分と、脚部1に設けられた挟持リップ5とによ
って、側縁モールディング部M1aは、フロントガラスG
の側部周縁に挟持される。パネルリップ6は、ボディパ
ネル3の傾斜部3aに弾接していると共に、装飾部2を
構成している装飾リップ2bの先端部は、ボディパネル
3の上面に弾接している。また、装飾部本体2aの内周
側には、溝リップ7が設けられていて、該溝リップ7
と、フロントガラスGの表面との間の空間部が雨水誘導
溝9となっている。
【0011】また、図2及び図4に示されるように、上
縁モールディング部M1bは、装飾部本体2aの肉厚Tb
が、側縁モールディング部M1aのそれに比較して小さ
く、溝リップ7がフロントガラスGの上面に弾接してい
て、雨水誘導溝9は形成されていない。上縁モールディ
ング部M1bにも、側縁モールディング部M1aと全く同様
に、挟持リップ5とパネルリップ6とが突設されてお
り、この挟持リップ5と装飾部2とによって、上縁モー
ルディング部M1bは、フロントガラスGの周縁部に挟持
されている。フロントガラスGの周縁部と、窓枠のボデ
ィパネル3との間に段差状となって形成される段差状開
口部4の幅は、該フロントガラスGの上部周縁において
狭く、その側部周縁において広くなっており、これに対
応して、図3及び図4に示されるように、等長のパネル
リップ6におけるボディパネル3の傾斜部3aに対する
弾接長は、フロントガラスGの上部周縁において長く、
その側部周縁において短くなっている。側縁モールディ
ング部M1a、及び上縁モールディング部M1bのいずれの
部分においても、挟持リップ5と装飾部2の下面との間
隔は、フロントガラスGの厚さに対応していて、モール
ディングM1 は、その全長に亘ってフロントガラスGに
挟持されている。
【0012】図2に示されるように、モールディングM
1 のコーナー部M1cにおいては、前記段差状開口部4の
形状に対応して、側縁モールディング部M1aの装飾部2
の厚さは、上縁モールディング部M1bに近づくに従って
漸次小さくなっていると同時に、装飾部2の幅も、上縁
モールディング部M1bに近づくに従って漸次狭くなって
いる。この装飾部2における幅が変化する部分は、その
外周側の装飾リップ2bの部分である。このため、フロ
ントガラスGのコーナー部において、該フロントガラス
Gの周縁部と、ボディの窓枠との間に形成される段差状
開口部4の幅と深さとが変化していても、フロントガラ
スGの当該部分に装着されるモールディングM1 のコー
ナー部M1cの幅と厚さは、フロントガラスGのコーナー
部に設けられる段差状開口部4の幅と深さにそれぞれ対
応して変化しているために、モールディングM1 を構成
する装飾部2の表面は全長に亘って連続した面を維持し
ている。また、脚部1に対する装飾部2の交叉角度は、
全ての部分において一定している。更に、雨水誘導溝9
は、漸次その開口幅(フロントガラスGのガラス面に対
して垂直な方向の長さ)W0 が狭くなって、上縁モール
ディング部M1bと接続する部分において消失している。
【0013】このモールディングM1 は、フロントガラ
スGに装着した状態で、窓枠に挿入してもよいし、予め
フロントガラスGを窓枠に挿入しておいて、その後にモ
ールディングM1 を挿入するようにしてもよい。いずれ
の場合においても、パネルリップ6が、ボディパネル3
の傾斜部3aに弾接する構造になっているので、モール
ディングM1 を窓枠に安定して挿入できる。モールディ
ングM1 の脚部1には、補強用の芯材11が埋設されて
おり、装飾部2の上面には装飾テープ12が接着されて
いる。なお、図2ないし図4において、13は、フロン
トガラスG及びモールディングM1 をボディパネル3に
接着するためのシーラント、14は、シーラント13の
流出を防止するためのダムラバーを示す。
【0014】次に、図5及び図6を参照にして、本発明
に係るモールディングM1 の成形方法と、その装置につ
いて説明する。固定成形ダイ15には、モールディング
1の最大横断面部となる側縁モールディング部M1aの
横断面形状にほぼ対応した押出用開口16が設けられて
おり、この押出用開口16を部分的に覆うようにしてシ
ャッターとも称される第1及び第2の各移動成形ダイ1
7,18が固定成形ダイ15の前面に設けられている。
この押出用開口16は、単一の閉塞された開口である。
第1移動成形ダイ17は、押出用開口16のうちモール
ディングM1 の脚部1を成形する開口16aの長さ方向
に沿って直線移動可能に装着されており、第2移動成形
ダイ18は、押出用開口16のうちモールディングM1
の装飾リップ2bを成形する開口16bの長さ方向に沿
って直線移動可能に装着されている。第1及び第2の各
移動成形ダイ17,18は、それぞれダイガイド19,
21でガイドされて、モールディングの押出方向と直交
する方向に沿って直線移動すると共に、各移動成形ダイ
17,18の移動方向は、ほぼ直交していて、それぞれ
に駆動モーター22,23と、回転運動を直線運動に変
換するための変換機構24,25とを備えている。な
お、挟持リップ5、及びパネルリップ6を成形するため
の各開口16c,16dは、いずれも第1移動成形ダイ
17に形成されている。
【0015】図5で実線で示されるのは、側縁モールデ
ィング部M1aの成形状態であり、図5で二点鎖線、及び
図6で実線で示されるのは、上縁モールディング部M1b
の成形状態である。図7及び図8の模式図で示されるよ
うに、側縁モールディング部M1aから上縁モールディン
グ部M1bの成形に移行させるには(図7及び図8におい
て、その移行部をAで示す)、第1及び第2の各移動成
形ダイ17,18をそれぞれ矢印P,Qの方向に徐々に
直線移動させると、押出用開口16の特定部分(脚部1
を成形する開口16aの一部と、装飾リップ2bを成形
する開口16bの一部)が第1及び第2の各移動成形ダ
イ17,18により徐々に閉塞されて、固定成形ダイ1
5と第1及び第2の各移動成形ダイ17,18との3種
類の成形ダイにより、各移動成形ダイ17,18の移動
前よりも小さくて、しかも閉塞された新たな形状の押出
用開口16’が形成される。これにより、装飾部2の厚
さTbが漸次小さくなると共に、その幅Wbも漸次狭く
なって、装着状態において溝リップ7とフロントガラス
Gとの間で形成される雨水誘導溝9の溝幅が漸次狭くな
って消失して、上縁モールディング部M1bの成形に移行
される。
【0016】逆に、上縁モールディング部M1bから側縁
モールディング部M1aの成形に移行させるには(図7及
び図8において、その移行部をBで示す)、第1及び第
2の各移動成形ダイ17,18を上記と逆方向に徐々に
直線移動させると、該第1及び第2の各移動成形ダイ1
7,18により閉塞されていた押出用開口16’の上記
部分が徐々に開放されて、装飾部2の厚さTaが漸次大
きくなると共に、その幅Waも漸次広くなって、第1及
び第2の各移動成形ダイ17,18が後退端に達する
と、以後一定厚さと一定幅の装飾部2が成形される。
【0017】このように、互いに直交する方向に直線移
動可能な第1及び第2の各移動成形ダイ17,18によ
り、固定成形ダイ15に設けられた単一の閉塞された押
出用開口16の特定部分が部分的に閉塞されたり、或い
は開放されたりして、該押出用開口16自体の形状が変
化し、これにより脚部1に対する装飾部2の交叉角度を
一定に保持して、装飾部2の幅と厚さとが部分的に異な
るモールディングM1が連続成形される。上記成形方法
では、装飾リップ2bの部分を除く装飾部2の室外側意
匠は、固定成形ダイ15で造形され、その室内側意匠
は、第1移動成形ダイ17により造形される。また、装
飾部2の外周側を構成する装飾リップ2bの先端部意匠
は、第2移動成形ダイ18により造形される。
【0018】図9及び図10に、本発明に係る成形方法
により成形可能な別のモールディングM2 が示されてお
り、上記実施例のモールディングM1 と同一、又は同等
部分には同一符号を付して説明する。このモールディン
グM2 には、脚部1の下端部に挟持リップ5’が突設さ
れていると共に、この挟持リップ5’と反対側にパネル
リップ6’が突設されており、しかもこのパネルリップ
6’は、その突設位置が装飾部2の上面から一定位置に
あるために、フロントガラスGに装着した状態において
は、フロントガラスGの厚さ方向に対する位置が、側縁
モールディング部M2aと、上縁モールディング部M2bと
では異なっている。
【0019】ボディパネル3の傾斜部3aには、両面テ
ープ26を介してファスナー27が所定の間隔をおいて
接着されており、前記パネルリップ6’をこのファスナ
ー27に弾接させると共に、パネルリップ6’に設けら
れた突起体28をファスナー27の凹凸部27aに係合
させている。モールディングM2 は、装飾部2と挟持リ
ップ5’とによって、フロントガラスGに取付けている
と共に、上記ファスナー27によって、モールディング
2 の抜け止めを図っている。このモールディングM2
においても、その装飾部2の幅と厚さは、装着部位によ
って変化していると共に、脚部1に対する装飾部2の交
叉角度は、全ての部分で一定している。このモールディ
ングM2 も、上記したモールディングM1 の成形と全く
同様にして、押出用開口が設けられた固定成形ダイと、
装飾部2の成形厚を変化させるための第1移動成形ダイ
と、装飾部2の成形幅を変化させるための第2移動成形
ダイとの3種類の成形ダイにより成形可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るモールディングの成形方法
は、モールディングの連続押出成形中において、押出用
ダイ装置を構成するダイの各部を移動させることによ
り、押出用開口の形状自体をモールディングの装飾部の
幅方向と厚さ方向との双方に沿って変更させて、成形さ
れる装飾部の厚さと幅との双方を変化させるので、前記
ダイの各部の移動中においては、装飾部の幅と厚さとの
双方が徐々に変化した徐変部が形成されると共に、前記
ダイの各部の停止中においては、該徐変部の両端の横断
面形状を有する第1及び第2の各モールディング部が連
続押出成形される
【0021】このため、モールディングが自動車のフロ
ントガラス用のものである場合には、切断などの後加工
を一切施すことなく、フロントガラスの周縁部と、ボデ
ィの窓枠との間に形成されて、その幅と深さとの双方
異なっている段差状開口部にモールディングを支障なく
装着できる。また、本発明に係るモールディングの成形
方法によって、フロントガラスの両側部周縁と上部周縁
とにそれぞれ装着されて、装飾部の厚さと幅とが異なっ
ている側縁及び上縁の各モールディング部を連続して一
体成形することができる。
【0022】本発明に係るモールディングの成形装置
は、モールディング部の最大横断面部の形状に対応した
押出用開口が形成されている固定成形ダイと、モールデ
ィングの装飾部の厚さ方向に沿って移動可能なダイ部分
と、前記装飾部の幅方向に沿って移動可能なダイ部分と
を備えているので、前記移動可能な各ダイ部分をモール
ディングの押出方向と交差する方向に移動させると、前
記押出用開口の形状自体が変更されて、一連となった横
断面形状の異なる各モールディング部を構成する装飾部
に、その厚さと幅との双方が変化する徐変部が部分的に
設けられているモールディングを連続押出成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法により成形されたモールディ
ングM1 を装着した自動車の斜視図である。
【図2】モールディングM1 のコーナー部の拡大断面斜
視図である。
【図3】図2のX−X線拡大断面図である。
【図4】図2のY−Y線拡大断面図である。
【図5】本発明に係るモールディングの成形装置により
側縁モールディング部M1aを成形している状態の正面図
である。
【図6】本発明に係るモールディングの成形装置により
上縁モールディング部M1bを成形している状態の正面図
である。
【図7】本発明に係る成形装置によって側縁モールディ
ング部M1aと上縁モールディング部M1bとが連続して成
形されることを説明するための模式図である。
【図8】その詳細模式図である。
【図9】本発明に係るモールディングの成形方法により
成形可能な別のモールディングの側縁モールディング部
2aの断面図である。
【図10】同じく上縁モールディング部M2bの断面図で
ある。
【図11】従来のモールディングのコーナー部分の断面
斜視図である。
【符号の説明】G:フロントガラス(ウインドプレート)1,2 :モールディング M1a, M2a:側縁モールディング部 M1b, M2b:上縁モールディング部 M1c:モールディングのコーナー部 Ta,Tb :装飾部の厚さ Wa,Wb :装飾部の幅 2:モールディングの装飾部2a:装飾部本体(ウインドプレート側装飾部) 2b:装飾リップ(パネル側装飾部) 4:フロントガラスとボディの窓枠との間の段差状開口
9:雨水誘導溝 15:固定成形ダイ(押出用ダイ装置) 16:押出用開口 17:第1移動成形ダイ(押出用ダイ装置) 18:第2移動成形ダイ(押出用ダイ装置)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面形状の異なる第1及び第2の各モ
    ールディング部を有し、一連となった各モールディング
    部を構成する装飾部には、その厚さと幅との双方が変化
    する徐変部部分的に設けられているモールディングを
    押し出して連続成形する方法であって押出用ダイ装置には、複数のダイにより、各モールディ
    ング部の横断面部の形状に対応した押出用開口が形成さ
    れていて、 モールディングの連続押出成形中において、モールディ
    ングの押出方向と交差する方向に沿って移動可能である
    と共に、各モールディング部を構成する装飾部の厚さ方
    向と幅方向に沿って移動可能な前記押出用ダイ装置を構
    成するダイの各部が移動することにより、前記押出用開
    口の形状自体を装飾部の厚さ方向と幅方向とに変更させ
    て、 前記装飾部の厚さと幅との双方を変化させることを
    特徴とするモールディングの成形方法。
  2. 【請求項2】 モールディングは、自動車のウインドプ
    レート用のものであって、これを構成するウインドプレ
    ートの周縁に配置される装飾部は、その内周側に、ウイ
    ンドプレートに当接するウインドプレート側装飾部と、
    その外周側に、パネルに向かって延在する薄肉状のパネ
    ル側装飾部とが、それぞれ設けられており、 第1移動成形ダイによりウインドプレート側装飾部の厚
    さを変化させ、第2移動成形ダイによりパネル側装飾部
    の幅を変化させることを特徴とする請求項1に記載のモ
    ールディングの成形方法。
  3. 【請求項3】 モールディングは、自動車のウインドプ
    レート用のものであって、これを構成するウインドプレ
    ートの周縁に配置される装飾部は、その内周側に、ウイ
    ンドプレートに当接するウインドプレート側装飾部と、
    その外周側に、パネルに向かって延在する薄肉状のパネ
    ル側装飾部とが、それぞれ設けられており、 前記ウインドプレート側装飾部の内周側には、凹状の雨
    水誘導溝を形成する溝 リップが設けられており、前記ウ
    インドプレート側装飾部の厚さ変化に対応して、前記雨
    水誘導溝の開口幅が変化することを特徴とする請求項1
    に記載のモールディングの成形方法。
  4. 【請求項4】 ボディパネルの窓枠開口部に固着される
    ウインドプレートの上縁、及びその両側縁にそれぞれ装
    着される上縁モールディング部と側縁モールディング部
    を有していて、各モールディング部に一連となって設け
    られた装飾部の厚さ及び幅は、上縁モールディング部よ
    りも側縁モールディング部の方が厚くかつ幅広になって
    いる自動車のウインドプレート用のモールディングを
    続成形するに際して前記装飾部は、その内周側に、ウインドプレートに当接
    するウインドプレート側装飾部と、その外周側に、パネ
    ルに向かって延在する薄肉状のパネル側装飾部と、が設
    けられており、 モールディングの連続成形中において 、前記ウインドプ
    レート側装飾部の室外側意匠を造形するダイ部分と、
    インドプレート側装飾部の室内側意匠を成形するダイ部
    分と、モールディングの押出方向と交差する方向に沿
    って相対的に移動して、該ウインドプレート側装飾部の
    厚さを徐々に変化させると共に、前記パネル側装飾部の
    先端側意匠を造形するダイ部分と、前記ウインドプレー
    ト側装飾部の室外側意匠を造形するダイ部分とが、モー
    ルディングの押出方向と交差する方向に沿って相対的に
    移動して、該パネル側装飾部の幅を徐々に変化させるこ
    とを特徴とするモールディングの成形方法。
  5. 【請求項5】 ウインドプレート側装飾部の室外側意匠
    を造形するダイ部分と、ウインドプレート側装飾部の室
    内側意匠を造形するダイ部分と、パネル側装飾部の先端
    側意匠を造形するダイ部分とにより、各モールディング
    部の横断面部の形状に対応した1つの閉塞された押出用
    開口が形成されていることを特徴とする請求項4に記載
    のモールディングの成形方法。
  6. 【請求項6】 横断面形状の異なる第1及び第2の各モ
    ールディング部を有し、一連となった各モールディング
    部を構成する装飾部には、その厚さと幅との双方が変化
    する徐変部が部分的に設けられているモールディングを
    押し出して成形する装置であってモールディング部 の最大横断面部の形状に対応した押出
    用開口が形成されている固定成形ダイと、前記装飾部の
    厚さ方向に沿って移動可能なダイ部分と、前記装飾部の
    幅方向に沿って移動可能なダイ部分と、を備え前記移動可能な各ダイ部分をモールディングの押出方向
    と交差する方向に移動させて、 前記押出用開口の形状自
    体を変更させることにより、前記装飾部の厚さと幅と
    双方を変化させることを特徴とするモールディングの成
    形装置。
  7. 【請求項7】 モールディングは、自動車のウインドプ
    レート用のものであって、これを構成する装飾部には、
    その外周側に装飾リップが設けられており、 第1及び第2の各移動成形ダイは、ほぼ直交する方向に
    沿って移動して、第1移動成形ダイにより装飾部の厚さ
    を変化させ、第2移動成形ダイにより装飾リップの幅を
    変化させることを特徴とする請求項6に記載のモールデ
    ィングの成形装置。
  8. 【請求項8】 横断面形状の異なる第1及び第2の各モ
    ールディング部を有し、一連となった各モールディング
    部を構成する装飾部には、その厚さと幅との双方が変化
    する徐変部が部分的に設けられているモールディングを
    成形する装置であって、 その成形装置は、複数のダイ部分により構成され、 前記装飾部の厚さを変化させるダイ部分の移動機構と、
    前記装飾部の幅を変化させるダイ部分の移動機構と、を
    有することを特徴とするモールディングの成形装置。
JP8143688A 1996-05-13 1996-05-13 モールディングの成形方法、及びその装置 Expired - Lifetime JP2911028B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8143688A JP2911028B2 (ja) 1996-05-13 1996-05-13 モールディングの成形方法、及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8143688A JP2911028B2 (ja) 1996-05-13 1996-05-13 モールディングの成形方法、及びその装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1267803A Division JP2935859B2 (ja) 1989-10-14 1989-10-14 自動車のフロントガラス用モールディング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09117952A JPH09117952A (ja) 1997-05-06
JP2911028B2 true JP2911028B2 (ja) 1999-06-23

Family

ID=15344649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8143688A Expired - Lifetime JP2911028B2 (ja) 1996-05-13 1996-05-13 モールディングの成形方法、及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2911028B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09117952A (ja) 1997-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5174623A (en) Automobile windshield molding
JP2935859B2 (ja) 自動車のフロントガラス用モールディング
US5078444A (en) Molding for windshield of automobile and its molding apparatus
US5133537A (en) Molding for windshield of automobile and its molding apparatus
JP7018758B2 (ja) 自動車ドア用シール構造
US5233805A (en) Molding for automotive front glass and molding apparatus
EP1567382B1 (en) Window sealing and guiding arrangements
JP2911028B2 (ja) モールディングの成形方法、及びその装置
JP2935858B2 (ja) 自動車のフロントガラス用モールディング
JP2938807B2 (ja) モールディングの成形方法、及びその装置
CA2050727C (en) Automobile windshield molding and the method of producing the same
JP3193900B2 (ja) 自動車のウインドプレート用モールディング、及びその成形方法
JP4548458B2 (ja) ガラスラン
JP4048957B2 (ja) ガラスラン
JP3096110B2 (ja) 自動車用ウインドモールディング及びその製造方法
JP3622091B2 (ja) 自動車ドアのフラッシュサーフェス構造
JP2948530B2 (ja) モールディングの成形方法、及びその装置
JP3090717B2 (ja) 車両用ウインドモールディングの製造方法
JP3731999B2 (ja) 押出成形装置
WO1996025299A1 (fr) Moulage pour automobiles, procede et appareil pour le fabriquer
JPH10181351A (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP2963395B2 (ja) 長尺状部材の製造方法
JPH0966551A (ja) モールディングの製造方法及びその製造装置
JP2021104723A (ja) 自動車用ウエザーストリップ、その製造方法及びその製造装置
JPH08268055A (ja) 車両用窓装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 11