JPH08118324A - コンクリ−ト成形体の表面砂地成形法 - Google Patents

コンクリ−ト成形体の表面砂地成形法

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JPH08118324A
JPH08118324A JP25845494A JP25845494A JPH08118324A JP H08118324 A JPH08118324 A JP H08118324A JP 25845494 A JP25845494 A JP 25845494A JP 25845494 A JP25845494 A JP 25845494A JP H08118324 A JPH08118324 A JP H08118324A
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JP
Japan
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concrete
sand
face plate
ready
molded body
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JP25845494A
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Inventor
Koei Yoshida
弘榮 吉田
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YKK Corp
Original Assignee
Yoshida Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易な工法で、かつ生産コストをいたずらに上
昇させることなく、かつリサイクルによる省資源をも可
能とする、コンクリ−ト成形体の表面砂地成形法を提供
する。 【構成】次の各工程順からなる。(イ)上方開放の型枠
(1)内に生コンクリ−ト(2a)を所定量流し込んだ
後、均した生コンクリ−トの上方開放面(2s)の全面
上に、一定の厚さで砂(3a)を敷き込む第1工程、
(ロ)型枠(1)の上方の開放口(1u)内に嵌合し、
かつ下面に所定の凹凸模様が形成された面板(4)を、
第1工程で敷き込んだ砂の上面に載置する第2工程、
(ハ)型枠内の生コンクリ−トを養生硬化させた後、前
記面板を取り外すと共に、該コンクリ−ト成形体(2)
を脱型する第3工程、(ニ)コンクリ−トが浸透するこ
となくコンクリ−ト成形体の表面に残った砂(3y)
を、水(6)で洗い流す第4工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、コンクリ−ト成形体
の表面砂地成形法に関し、特にコンクリ−トブロック等
のコンクリ−ト2次製品の表面を砂地様に処理するため
のコンクリ−ト成形体の表面砂地成形法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリ−トブロック等の築造仕
上がり時の壁面部を、通常の「コンクリ−ト打ち仕上
げ」の他に、石積み模様や玉石仕上げ、又は擬石模様な
ど、種々の模様を付加した表面成形法があった。
【0003】例えば、図9に要部拡大断面図で示すよう
に、コンクリ−ト硬化途中に表面部11に玉石12や砂
利などを一定の厚さに埋め込み、一体硬化後に表面に高
圧水13を噴射させて、表面のコンクリ−トを取り除い
て、表面全体に玉石12などを露出させる、いわゆる
「洗い出し仕上げ」を施す表面処理方法があった。
【0004】また他には、図10に断面図で示すよう
に、コンクリ−ト硬化途中に表面部14に、天然の割り
石15等を張り付けて硬化させる、いわゆる「石張り仕
上げ」を施す表面処理方法などもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしかかる「洗い出
し仕上げ」方法は、表面からコンクリ−トを取り除くた
め、大量生産においては、排水にコンクリ−ト成分が大
量に含まれるため、環境を著しく阻害しそのままの廃棄
は難しく、沈澱中和槽などの専用施設を必要とする問題
点があった。そればかりか、洗い出し仕上げにおいて
も、高圧水で一つ々丁寧に洗い出すと言う煩雑な手作業
が必要となって、生産コストの上昇を招いていた。その
ため、通常の「コンクリ−ト打ち仕上げ」の製品より高
価なものとなっていた。
【0006】また、上記の「石張り仕上げ」方法におい
ても、所定の割り石を一つ々位置決めして丁寧に張り付
けて行く手間のかかる作業が必要であり、大量生産をし
難く、これも上記と同様生産コストの上昇を招き、製品
を高価なものとしていた。そこで、本願発明は、上記問
題点が生じることなく、簡易な工法で、かつ生産コスト
をいたずらに上昇させることなく、かつリサイクルによ
る省資源をも可能とする、コンクリ−ト成形体の表面砂
地成形法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願発明のコンクリ−ト成形体の表面砂地成形法は、次
の各工程順からなることを特徴としている。 (イ)上方開放の型枠内に生コンクリ−トを所定量流し
込んだ後、均した生コンクリ−トの上方開放面の全面上
に、一定の厚さで砂を敷き込む第1工程、(ロ)型枠の
上方開放口内に嵌合する面板を、第1工程で敷き込んだ
砂の上面に載置する第2工程、(ハ)型枠内のコンクリ
−トを養生硬化させた後、前記面板を取り外すと共に、
該コンクリ−ト成形体を脱型する第3工程、(ニ)コン
クリ−ト成形体の表面に、コンクリ−トが浸透すること
なく残った砂を、水で洗い流す第4工程。
【0008】また、面板の下面に所定の凹凸模様を形成
するようにしてもよい。
【0009】
【実施例】次に本願発明にコンクリ−ト成形体の表面砂
地成形法の具体的実施例を、各工程を示す図面に基づき
以下にその詳細を説明する。図1から図6は各工程の概
略を示す縦断面図であり、図7、8は要部を拡大して示
す縦断面図である。
【0010】本実施例はT型ブロックの成形体を、壁面
となるその表面を上方開放面に形成するようにした型枠
を用いたものである。 (イ)先ず第1工程として、図1に示すように、上方が
開放された開放口1uを有し、所定の成形空間1sが区
画形成された型枠1内に、上方から生コンクリ−ト2a
を、開放口1uより所定距離下がった位置まで流し込こ
む。続いて、生コンクリ−ト2aの上方開放面2sを平
坦になるように均す。次に、その面2sに砂3aを、全
面に均等になるように散布しながら、全面に一定の厚さ
敷き込み砂層3を形成する。
【0011】なお、本実施例で用いる砂3aは、JIS
規格5005の「砕砂」を用いており、粒径約5mm前
後のものである。また、形成する砂層3の厚さ(または
深さ)は約10〜20mmが適当である。 (ロ)次に第2工程として、図2、3に示すように外形
輪郭が上記型枠1の開放口1uの内形輪郭に略一致し、
かつ下面に所定の凹凸模様4aが形成された面板4を、
型枠1の開放口1uに嵌合させ、第1工程で形成した砂
層3の上面3uに載置する。これにより、面板4の自重
で一定の圧力が付加されるが、必要により適宜面板4上
を加圧してもよい。
【0012】この時、図7に示すように、砂層3は、下
から一部の厚さHまで生コンクリ−ト2aが浸透し砂3
aと混ざり込んだ浸透層3xと、その上層に一定の厚さ
h生コンクリ−ト2aが浸透しない非浸透層3yとの二
層に形成される。またこの浸透層3xと非浸透層3y境
界5の形状は、面板4の凹凸模様に習った形状となる。
なお、非浸透層3yには、生コンクリ−ト2aに含まれ
る水分のみが浸透するようになる。
【0013】この浸透層3xと非浸透層3yとの分布割
合は、上記面板4の加圧力により適宜調節するたとがで
きる。 (ハ)第3工程として、図4に示すように、型枠1を静
置して養生し、内部の生コンクリ−ト2aが充分に硬化
した後、先ず面板4を取り外し、次に型枠1からコンク
リ−ト成形体2を脱型する。
【0014】この時、コンクリ−ト成形体2の上面に
は、面板1の凹凸模様4aによって型取った凹凸の模様
が残ったままとなる。そして、浸透層3xは凹凸模様4
aに習った形態で硬化した状態となる。 (ニ)第4工程として、図5、及び図8の拡大図で示す
ように、コンクリ−ト成形体2の上面に付着した砂層3
のうち非浸透層3yの部分を、所定の水圧の水6で洗い
落とす。
【0015】この時、非浸透層3yは、浸透層3xと異
なり生コンクリ−ト2aが浸透して硬化されていないた
め、前述従来例の「洗い出し仕上げ」のような高圧水を
必要としない。本実施例では、20kg/cm2 に設定
している。このようにコンクリ−ト成形体2の前面に付
着した非浸透層3yの全てを洗い落とすことにより、完
成となる。
【0016】なお、本実施例では、T型ブロックについ
て応用したもので、凹凸模様と共に砂地処理したもので
あるが、これに限定するものではなく、広くコンクリ−
ト成形品の表面処理に応用できるものである。
【0017】
【効果】本願発明は上記のように構成されているため、
以下ような顕著な効果奏する。コンクリ−トで効果して
いない非浸透層の砂層のみを洗い落とすようにしている
ため、低い水圧でかつ容易に行うことができる。また、
その排水には、ほとんどコンクリ−ト成分が含まれない
ため、そのまま廃棄しても環境を害することがない。
【0018】さらに、その排水をろ過などの簡易な手段
によって砂を分離することにより、その砂を再使用する
ことができ、省資源にも役立つ効果がある。これによ
り、生産コストを逓減させ、ひいてはかかる処理を施し
た製品を安価に市場に提供することができる。
【0019】さらにまた、非浸透層には、コンクリ−ト
に含まれる余分な水分を吸収することができるため、余
分な水分によって起こり易い表面のクラック(ひび割
れ)発生を少なくする効果もある。また、クラックが発
生しても、砂地処理がされているため、それを目立たな
くする効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の第1工程を説明する概略図である。
【図2】本実施例の第2工程を説明する概略図である。
【図3】本実施例の第2工程を説明する概略図である。
【図4】本実施例の第3工程を説明する概略図である。
【図5】本実施例の第4工程を説明する概略図である。
【図6】本実施例の第4工程を説明する概略図である。
【図7】本実施例の第2工程における要部を示す概略図
である。
【図8】本実施例の第4工程における要部を示す概略図
である。
【図9】従来例の工法を説明する概略図である。
【図10】従来例の工法を説明する概略図である。
【符号の説明】
1・・・型枠 1u・・・開放口 2・
・・コンクリ−ト成形体 2a・・生コンクリ−ト 2s・・上方開放口 3・
・・砂層 3a・・砂 3x・・浸透層 3y
・・非浸透層 4・・・面板 4a・・凹凸模様 5・
・・境界 6・・・水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の各工程順からなることを特徴とする
    コンクリ−ト成形体の表面砂地成形法。 (イ)上方開放の型枠(1)内に生コンクリ−ト(2
    a)を所定量流し込んだ後、均した生コンクリ−ト(2
    a)の上方開放面(2s)の全面上に、一定の厚さで砂
    (3a)を敷き込む第1工程、(ロ)型枠(1)の上方
    の開放口(1u)内に嵌合する面板(4)を、第1工程
    で敷き込んだ砂(3a)の上面に載置する第2工程、
    (ハ)型枠(1)内の生コンクリ−ト(2a)を養生硬
    化させた後、前記面板(4)を取り外すと共に、該コン
    クリ−ト成形体(2)を脱型する第3工程、(ニ)コン
    クリ−ト成形体(2)の表面に、コンクリ−トが浸透す
    ることなく残った砂(3y)を、水(6)で洗い流す第
    4工程。
  2. 【請求項2】 面板(4)の下面に所定の凹凸模様(4
    a)が形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    コンクリ−ト成形体の表面砂地成形法。
JP25845494A 1994-10-24 1994-10-24 コンクリ−ト成形体の表面砂地成形法 Pending JPH08118324A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2360959A (en) * 1999-12-28 2001-10-10 De Sande Antonius Van Profiled structural elements or surfaces
CN102765122A (zh) * 2012-08-10 2012-11-07 中国建筑第四工程局有限公司 路缘石生产系统及方法

Cited By (3)

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