JPH08116208A - 衛星受信アンテナシステム - Google Patents

衛星受信アンテナシステム

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JPH08116208A
JPH08116208A JP24944994A JP24944994A JPH08116208A JP H08116208 A JPH08116208 A JP H08116208A JP 24944994 A JP24944994 A JP 24944994A JP 24944994 A JP24944994 A JP 24944994A JP H08116208 A JPH08116208 A JP H08116208A
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JP
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antenna
satellite
receiver
cable
received
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JP24944994A
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English (en)
Inventor
Atsuo Namekawa
敦夫 滑川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 指向特性を変えることで複数の衛星から送ら
れて来る電波の中から希望する電波を受信できるアンテ
ナを提供すること。 【構成】 受信機105でユーザが選局すると、それに
伴って衛星指定信号を送信し、アンテナ側のマイコン1
14でそれを受信し、指定された衛星から送られて来る
電波を受信するのに最適なアンテナ指向特性を持たせる
ように、アンテナのアクティブブロックを制御するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指向特性を変えること
により多数の衛星から到来する電波のうちの希望衛星か
らの到来波を選択して受信することが可能なアンテナ
(例えばフェーズド・アレイ・アンテナあるいは2衛星
に限定する場合デュアルビームアンテナ)を使って衛星
放送又は衛星通信を受信するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図5を参照して従来の衛星受信アンテナ
システムの構成を説明する。同図において、501,5
02,503はパラボラアンテナで、それぞれ別の衛星
A,B,Cから送られて来る電波を受信するように向き
を変えて設置してある。
【0003】504,505,506はダウンコンバー
タ、510はアンテナ入力セレクタ、514は受信機、
507,508,509はダウンコンバータ504,5
05,506からアンテナ入力セレクタ510までを接
続するケーブル、513はアンテナ入力セレクタ510
から受信機514までを接続するケーブルである。
【0004】次にこのアンテナシステムの動作について
説明する。各パラボラアンテナ501,502,503
は各々が受信しようとする衛星に向けて設置されてお
り、それらの衛星とアンテナの対応関係は受信機514
側でわかっている。
【0005】そうして、それらのアンテナ501,50
2,503が接続されているアンテナ入力セレクタ51
0の接点位置もわかっているので、どの衛星からの電波
を受信するかはアンテナ入力セレクタ510上のどの接
点を選ぶかによって決めることができる。
【0006】受信機514側でユーザが選局操作を行な
い、どの衛星からの電波を受信するかを決めると、どの
パラボラアンテナからの信号を受信すればよいかが決ま
るので、受信機514はアンテナ入力セレクタ510に
対して所望の接点に接続するように接点切換えのための
パルス信号を送信する。
【0007】セレクタ510にはマイコン511が設け
られていて、受信機514から送られて来た信号を解釈
して高周波スイッチ512を制御して入力切り換えを行
ない、希望衛星からの電波を捉える。
【0008】この際、ケーブル507,508,509
の中の選択された1つ及びケーブル513を通してパラ
ボラアンテナ501〜503で受信した信号の中の選択
された信号が受信機514へ伝送され、受信機514か
らはケーブル513を通してアンテナ入力を切り換える
ための情報を持つパルス信号がアンテナ入力セレクタ5
10に伝送される。更に入力切換によって選択されたダ
ウンコンバータに対しては受信機514側からケーブル
513及びケーブル507〜509の中の選択されたケ
ーブルを通して電源が供給される。
【0009】アンテナ入力セレクタ510のための電源
は受信機514から供給される電源をアンテナ入力セレ
クタ510において低域通過フィルタで分離して供給す
る。また、受信機514から送られるアンテナ選択信号
もアンテナ入力セレクタ510で分離されマイコン51
1に入力するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の衛星受信
アンテナシステムでは、それぞれ別々の向きに設置した
複数のパラボラアンテナ501〜503で受信した信号
を別々のケーブル507〜509でアンテナ入力セレク
タ510まで伝送する必要があるため、システム構築時
のケーブルの配線が複雑であり、向きの異なる複数のパ
ラボラアンテナを設置するのに広い場所を必要とすると
云う欠点があり、更に、衛星の数が増えると問題が深刻
になってくる。
【0011】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、アンテナセレクタを必要とせず、
アンテナと受信機の間は1本のケーブルのみで足り、従
って配線が単純になり、かつアンテナ設置面積が小さく
て済み、衛星の数の増加によるケーブル配線の複雑化や
設置面積の増加のない衛星受信アンテナシステムを構築
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明によれば、指向特性を変えることにより多
数の衛星から到来する電波の中から受信を希望する衛星
の電波を選択して受信することが可能なアンテナと、前
記アンテナで受信した信号を受信機に伝送するケーブル
と、前記ケーブルを通って伝送されて来た信号を復調す
る受信機とを備えた衛星放送または通信の受信システム
において、受信機での選局状態に対応した希望衛星に関
する情報を持ったパルス信号を前記ケーブルを介して受
信機からアンテナへ送信する手段と、前記アンテナ側で
前記ケーブルを介して送られて来たパルス信号を抽出す
るコントロールパルス抽出手段と、その抽出したコント
ロールパルスに基いて受信希望電波を出力している衛星
を特定し、その結果に基づいて受信希望衛星からの電波
を受信できるようにアンテナの指向特性を制御する手段
とを備えたことを特徴とする衛星受信アンテナシステム
を提供する。
【0013】また、本発明の他の観点に従えば、指向特
性を変えることにより2つの衛星から到来する電波のう
ちの受信を希望する衛星からの到来波を選択して受信す
ることが可能なアンテナと、前記アンテナで受信した信
号を伝送するケーブルと、前記ケーブルにより伝送され
て来た信号を復調する受信機とを備えた衛星放送または
通信の受信システムにおいて、上記受信機側に設けら
れ、選択された局に対応する衛星の識別情報をアンテナ
給電電源の電圧レベルの相違として発生する手段と、上
記識別情報を持たせたアンテナ給電電源をケーブルを通
してアンテナ側のダウンコンバータへ伝送する手段と、
前記アンテナ側に設けられ、ダウンコンバータ用の電源
として分岐した電力の電圧レベルを検出して受信希望衛
星を判定する手段と、該判定結果に基づいて受信希望衛
星からの電波を受信できるようにアンテナの指向特性を
制御する手段と、を備えたことを特徴とする衛星受信ア
ンテナシステムを提供する。
【0014】
【作用】本発明によれば、使用するアンテナは指向特性
を変えることにより多数の衛星から到来する電波の中か
ら受信を希望する衛星の電波を選択して受信することが
できるようになっており、このアンテナで受信した信号
をケーブルを通して受信機に伝送するようになってい
る。
【0015】そうして、アンテナの指向特性を変える操
作は、受信機で選局を行なう際に選択した局に対応する
衛星を指定する信号を作り、この信号をケーブルを介し
てアンテナ側へ伝送し、アンテナ側に設けた制御装置に
よって上記衛星指定信号を受信しアンテナの指向特性を
所望の衛星から送られて来る電波を受信するような特性
に制御するようになっている。
【0016】従って、本発明のアンテナシステムは、従
来のアンテナシステムのように複数のアンテナの中の1
つを選択するためのアンテナセレクタを必要としない。
また、アンテナと受信機間は1本のケーブルのみで接続
できるので配線が簡単になる。
【0017】従来パラボラアンテナを複数個設置してい
たのに比べてアンテナ設置面積が小さくて済み、衛星の
数の増加によるケーブル配線の複雑化や設置面積の増加
のない衛星受信アンテナシステムを構築できる。
【0018】衛星の数を2つのみに限定すると、上述の
アンテナ制御は更に簡単になり、受信機から送る信号も
2つの状態のみでよくなるので例えばアンテナ電源の電
圧を2種類使うことによって制御できる。しかも、その
場合にはフェーズド・アレイ・アンテナに限らずデュア
ルビームアンテナ等の他のアンテナについても適用でき
る。
【0019】
【実施例】次に、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図1は本発明の衛星受信アンテナシステ
ムの一例の全体の構成を示す。
【0020】本実施例のアンテナシステムはCS(通信
衛星)4つを捉えることができる。同図において101
はアンテナで、このアンテナは指向特性を変えることに
より同一周波数帯(例えばKu帯)の多数(例えば4
個)の衛星から到来する電波のうち希望衛星から到来す
る電波を選択して受信することが可能であり、いわゆる
フェーズド・アレイ・アンテナと呼ばれるアンテナであ
る。
【0021】このアンテナ101は、アンテナ素子が横
方向にアレイ状に配列されているアンテナブロック11
1、アンテナブロックで受信した信号を増幅及び位相制
御するアクティブブロック112、各列ごとにアクティ
ブブロック112で位相制御された信号を結合させるコ
ンバイナブロック113を含む。
【0022】このアンテナには上記の他にダウンコンバ
ータ102、マイコン114が搭載されている。104
はコントロールパルス抽出回路で、受信機での選局状態
に対応した希望衛星に関する情報を持つパルス信号(以
下、コントロールパルスと呼ぶ)をケーブル107上に
送られて来る信号の中から抽出する手段である。このコ
ントロールパルス抽出回路104はアンテナ本体内部又
は近傍に設置される。従ってケーブル106はケーブル
107に比較して非常に短い。
【0023】マイコン114は、受信機105から送ら
れて来て、コントロールパルス抽出回路104で抽出さ
れたコントロールパルスをデコードして受信機から送ら
れて来た受信希望衛星指定を識別し、アクティブブロッ
ク112を制御してアンテナの指向特性を変える。
【0024】マイコン114で識別した受信希望衛星に
対するアンテナの指向特性を得るために、アクティブブ
ロック・インターフェース回路115が設けられてい
る。このインターフェース回路115は、マイコン11
4からの制御信号をアクティブブロック112のための
信号レベルに変換する。
【0025】図2は、図1のアクティブブロック112
の部分を詳しく図解したものである。ここで201はア
クティブブロックであり、202,203は増幅器、2
04は切換スイッチである。この切換スイッチはアンテ
ナブロック111(図1)で受信した垂直偏波Vと水平
偏波Hの中の1つを選択するスイッチである。
【0026】この切換スイッチの可動接点が図示の位置
にあるときは水平偏波を受信できる状態にあり、同可動
接点が図示とは反対の位置にあるときは垂直偏波を受信
できる状態となる。そうして、この切り換え制御は制御
ライン208を通してマイコン114(図1)から送ら
れてくる制御信号により行なう。
【0027】切換スイッチ204からの出力は増幅器2
05で増幅された後、移相器206で位相制御される。
この位相制御は制御ライン207を通してマイコン11
4から送られてくる信号によって行う。この制御のため
に4ビットが割当てられる。
【0028】移相器206の出力はアクティブブロック
の出力であり、前述のとおりコンバイナブロックで他の
アクティブブロックからの出力と結合してダウンコンバ
ータへ入力し、そこで中間周波数(L帯)に変換されて
受信機へ送られる。
【0029】アクティブブロック201内の増幅器20
2,203,205及び移相器206には、前述のとお
り、受信機側からケーブルを通して伝送されて来る電源
が供給されている。
【0030】アクティブブロック201の切換スイッチ
204及び移相器206を制御する信号はマイコン11
4で作られるが、マイコン114はそれらの信号を受信
すべき電波、即ち受信すべき衛星に応じて作る。
【0031】従って受信機105からアンテナ側のマイ
コン114へはどの衛星を選ぶかと云う信号が送られ
る。
【0032】図3は、本実施例のアンテナシステムで用
いるコントロールパルスのフォーマットの一例を示すも
のである。このフォーマットは赤外線リモコンで既に多
く使われているフォーマットに類似している。
【0033】このコントロールパルスは従来のシステム
例で、アンテナ入力セレクタの入力切り換え制御を行う
ために使用されているもので、8ビット符号から成り、
LSB(最下位ビット)から4ビットを使っており、ア
ンテナ入力を16個まで切り換えることができる。
【0034】アンテナ入力と上記8ビット符号との関係
は図4に示すように選ぶことができる。同図において、
符号語は、LSB(最下位ビット:20 )を最左桁に、
MSB(最上位ビット:27 )を最右欄に記述してい
る。
【0035】本実施例においては、従来のアンテナシス
テムで使われている16個ある符号語を衛星に対応させ
ている。例えば、衛星1はアンテナ入力1、衛星2はア
ンテナ入力2、‥‥と云った対応表を作り、受信機10
5側およびアンテナ側のマイコン114にあらかじめ設
定しておく。
【0036】再び図3を参照すると、アンテナシステム
のコントロールパルスは同図に示すとおり、キャリア周
波数約40kHzのガイドパルスに続く8個のパルスで
表され、これらのパルスが8ビット符号の各ビットに対
応している。各ビットは“1”の時上記パルスの幅が広
く(1.2msec)、“0”の時上記パルスの幅が狭
い(0.6msec)、パルス幅変調された信号で表さ
れている。
【0037】しかし、ここに示したコントロールパルス
のフォーマットは一例にすぎず、同じケーブル中で伝送
されるアンテナで受信した中間周波数の信号に妨害を与
えないパルスであり、符号語の対応表を受信機側とアン
テナ側で一致させておけば、その他のフォーマット、パ
ルス信号でも同様に採用することができる。
【0038】次に、このアンテナシステムの動作につい
て説明する。図1に示すフェーズド・アレイ・アンテナ
101は予め受信しようとする複数の衛星からの電波を
受けられるように、その面を調整して設置されている。
【0039】例えば4つの衛星から到来する電波を受信
しようとする場合は、それら全ての衛星から到来する電
波がアレイ状に並べられたアンテナブロック111で受
信できるように設置されている。受信された信号はアク
ティブブロック112、コンバイナ113を介して1つ
にまとめられダウンコンバータ102に供給される。
【0040】この際、アクティブブロック112におい
て、各列のアンテナブロック111からの信号に対して
一定量の位相差を与えるように位相制御を行なう。この
位相制御はマイコン114で受信し識別した受信希望衛
星に従ってインターフェース115を介して行なう。
【0041】こうして位相差が与えられたアンテナブロ
ック111からの信号をコンバイナブロック113で結
合することにより指向特性を変えて、4つの衛星のうち
の指定された衛星からの電波のみを選択して受信するこ
とができる。
【0042】受信した信号はダウンコンバータ102で
増幅し、周波数を中間周波数(L帯)に下げてから、ケ
ーブル106、コントロールパルス抽出回路104、ケ
ーブル107を経て受信機105へ向けて伝送される。
【0043】受信機105では、パネル上のボタンある
いはリモコンなどにより選局操作が行われ、どの衛星か
らの電波を受信するべきかが決定される。制御内容とコ
ントロールパルスのパターンの対応表は予め受信機10
5及びアンテナ側のコントロールパルスを解釈するマイ
コン114に設定してあるので、受信機は対応表に従っ
て制御内容に対応するコントロールパルスを出力し、ケ
ーブル107を経てコントロールパルス抽出回路104
に伝送される。
【0044】コントロールパルス抽出回路104は送ら
れてくる信号の中から上記制御内容を抽出してアンテナ
側のマイコン114に供給する。マイコン114では対
応表に基づき受信を希望する衛星がどれであるかを識別
し、アクティブブロック・インターフェース回路115
に制御信号を送る。
【0045】アクティブブロック・インターフェース回
路115は、マイコンから送られて来た信号のレベルを
アクティブブロック112のためのレベルに変換した
後、アクティブブロック112内の移相器を制御するこ
とにより、選局したチャネルに対応する衛星の電波を最
適状態で受信するようにアンテナの指向特性を変える。
【0046】アンテナ側に設置されたダウンコンバータ
102への直流電源の供給は、従来システムと同様に、
受信機105よりケーブル107、コントロールパルス
抽出回路104、ケーブル106を経て供給される。ま
た、この直流電源はコントロールパルス抽出回路104
より分岐してマイコン114へも供給される。
【0047】上述の説明においては、4衛星に対応する
フェーズド・アレイ・アンテナの場合を説明したが、そ
れ以上の数の衛星の場合でもアンテナが対応すれば同様
のシステムが構築できる。
【0048】衛星の数を2つに限定するとアンテナ制御
はもっと簡単に行なうことができる。衛星の数が2つの
場合はコントロールパルスは不要であり、ダウンコンバ
ータ102用に供給される直流電源の電圧レベルをダウ
ンコンバータの動作に支障のない範囲で高圧側と低圧側
の2つのレベルで伝送するようにし、この電圧レベルに
受信希望衛星に関する情報を持たせればよい。例えば、
現在テレビジョン放送が行なわれているのはJCSAT
−2の水平偏波、SCC−Bの垂直偏波なので、高圧側
でJCSAT−2の水平偏波、低圧側でSCC−Bの垂
直偏波を受けるように対応させる。
【0049】ここで上記の電圧レベルとしては高圧が1
5V、低圧が11Vとすることができる。この場合、コ
ントロールパルス抽出回路104は、直流電源の一部を
分岐するような回路になり、コンパレータを用いて電圧
レベルを調べるようにする。従って、マイコン114
は、コントロールパルスを識別する必要がなくなり、ア
クティブブロックインタフェース回路115を介したア
クティブブロック112の制御も2者択一型になり、ハ
ードウェアロジックのみで済ますことも可能なので、マ
イコン114は不用になる。
【0050】以上本発明の衛星受信アンテナシステムに
ついて実施例の説明をしたが、本発明は、上記実施例に
限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しな
い範囲で種々の改変がありうることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】本発明の衛星受信アンテナシステムは、
従来のアンテナシステムにおいて設けられていたアンテ
ナセレクタが不用となり、アンテナと受信機間は1本の
ケーブルで接続できるので配線が単純となり、アンテナ
設置面積が小さくて済み、衛星の数の増加によるケーブ
ル配線の複雑化や設置面積の増加のない衛星受信アンテ
ナシステムを構築できる。衛星の数が2つのみに限定す
ると、本発明の考え方はフェーズド・アレイ・アンテナ
だけでなく、デュアルビームアンテナにも適用できる。
この場合、コントロールパルスが不用になり、マイコン
を省くことも可能で、制御を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛星受信アンテナシステムの構成の一
例を示すブロック図である。
【図2】アンテナのアクティブブロックの回路図であ
る。
【図3】コントロールパルスのフォーマットを示す図表
及び波形図である。
【図4】アンテナ入力とコントロール信号の対照表を表
わす図表である。
【図5】従来の衛星受信アンテナシステムの構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
101 フェーズド・アレイ・アンテナ 102 ダウンコンバータ 104 コントロールパルス抽出回路 105 受信機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指向特性を変えることにより多数の衛星
    から到来する電波の中から受信を希望する衛星の電波を
    選択して受信することが可能なアンテナと、 前記アンテナで受信した信号を受信機に伝送するケーブ
    ルと、 前記ケーブルを通って伝送されて来た信号を復調する受
    信機とを備えた衛星放送または通信の受信システムにお
    いて、 受信機での選局状態に対応した受信希望衛星に関する情
    報を持ったパルス信号を前記ケーブルを介して受信機か
    らアンテナへ送信する手段と、 前記アンテナ側で前記ケーブルを介して送られて来たパ
    ルス信号を抽出するコントロールパルス抽出手段と、 その抽出したコントロールパルスに基いて受信希望電波
    を出力している衛星を特定し、その結果に基いて受信希
    望衛星からの電波を受信できるようにアンテナの指向特
    性を制御する手段とを備えたことを特徴とする衛星受信
    アンテナシステム。
  2. 【請求項2】 指向特性を変えることにより2つの衛星
    から到来する電波のうちの受信を希望する衛星からの到
    来波を選択して受信することが可能なアンテナと、前記
    アンテナで受信した信号を伝送するケーブルと、前記ケ
    ーブルにより伝送されて来た信号を復調する受信機とを
    備えた衛星放送または通信の受信システムにおいて、 上記受信機側に設けられ、選択された局に対応する衛星
    の識別情報をアンテナ給電電源の電圧レベルの相違とし
    て発生する手段と、 上記識別情報を持たせたアンテナ給電電源をケーブルを
    通してアンテナ側のダウンコンバータへ伝送する手段
    と、 前記アンテナ側に設けられ、ダウンコンバータ用の電源
    として分岐した電力の電圧レベルを検出して受信希望衛
    星を判定する手段と、 該判定結果に基いて受信希望衛星からの電波を受信でき
    るようにアンテナの指向特性を制御する手段と、 を備えたことを特徴とする衛星受信アンテナシステム。
JP24944994A 1994-10-14 1994-10-14 衛星受信アンテナシステム Pending JPH08116208A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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