JPH08115186A - 印刷システムおよび印刷システムのプリンタ電源入切処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作指示で所望の印刷装置から他の印
刷装置の電源をシャットダウンしたり、スタートアップ
することができる。 【構成】 コマンド送信部１２は、電源供給状態を遮断
状態から供給状態にまたは供給状態から遮断状態に切り
換え制御するコマンドを登録部１６に識別情報が記憶さ
れた他の印刷装置１に対して送信する構成を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、所定のネットワークを
介してホスト装置からの情報に基づき文字や図形，ラス
タイメージなどを印刷する印刷装置が複数接続されて構
成される印刷システムおよび印刷システムのプリンタ電
源入切処理方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、同一のネットワーク上に複数接続
されている印刷装置を使用する場合または使用しなくな
った場合には、使用者が個々の印刷装置毎に電源をＯＮ
または、ＯＦＦしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、同一のネットワーク上に複数接続されていな
がら、シャットダウンする場合やスタートアップする場
合は、上記同様に使用者が印刷装置毎に個々に電源を入
れたり切ったり、または、電源を入れっぱなしにしてお
く操作を必要として、ネットワーク上に所望の印刷装置
から他の印刷装置の電源を立ち上げ（スタートアップ）
たり、シャットダウンすることができないというような
問題点があった。

【０００４】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第１の発明〜第５の発明
の目的は、ネットワーク上の各印刷装置資源情報を記憶
しておき、いずれかの印刷装置から他の印刷装置をシャ
ットダウンする場合やスタートアップする場合に、その
コマンドを所望の印刷装置から登録された他の印刷装置
に転送することにより、所望の印刷装置から他の印刷装
置の電源をシャットダウンしたり、スタートアップする
ことができる操作性に優れた印刷システムおよび印刷シ
ステムのプリンタ電源入切処理方法を提供することであ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係る第１の発明
は、ネットワーク上に複数の印刷装置が接続された印刷
システムにおいて、ネットワーク上に接続された他の印
刷装置を識別するための識別情報を記憶する記憶手段
と、電源供給状態を遮断状態から供給状態にまたは供給
状態から遮断状態に切り換え制御するコマンドを前記記
憶手段に識別情報が記憶された他の印刷装置に対して送
信する送信手段を各印刷装置に設けたものである。

【０００６】本発明に係る第２の発明は、いずれかの印
刷装置から送信されたコマンドを解析するコマンド解析
手段と、このコマンド解析手段のコマンド解析結果に応
じて電源からの電力供給を遮断状態から供給状態にまた
は供給状態から遮断状態に切り換え制御する電力制御手
段とを各印刷装置に設けたものである。

【０００７】本発明に係る第３の発明は、記憶手段は、
不揮発性記憶媒体で構成したものである。

【０００８】本発明に係る第４の発明は、ネットワーク
上に複数の印刷装置が接続された印刷システムのプリン
タ電源入切処理方法において、他の印刷装置の電源供給
状態を遮断状態から供給状態に切り換える指示を行う指
示工程と、該指示に応じて他の印刷装置の電源供給状態
を遮断状態から供給状態に切り換えるコマンドを他の印
刷装置に送信する送信工程とを有するものである。

【０００９】本発明に係る第５の発明は、ネットワーク
上に複数の印刷装置が接続された印刷システムのプリン
タ電源入切処理方法において、他の印刷装置の電源供給
状態を供給状態から遮断状態に切り換える指示を行う指
示工程と、該指示に応じて他の印刷装置の電源供給状態
を供給状態から遮断状態に切り換えるコマンドを他の印
刷装置に送信する送信工程とを有するものである。

【００１０】

【作用】第１の発明において、送信手段は、電源供給状
態を遮断状態から供給状態にまたは供給状態から遮断状
態に切り換え制御するコマンドを前記記憶手段に識別情
報が記憶された他の印刷装置に対して送信して、任意の
印刷装置から識別情報が記憶された他の印刷装置に対し
て電源供給状態を遮断状態から供給状態にまたは供給状
態から遮断状態に切り換え指示可能とする。

【００１１】第２の発明において、いずれかの印刷装置
から送信されたコマンドを解析するコマンド解析手段の
コマンド解析結果に応じて電力制御手段が電源からの電
力供給を遮断状態から供給状態にまたは供給状態から遮
断状態に切り換え制御して、他の印刷装置から送信され
たコマンドに従って本体の電力供給を遮断状態から供給
状態にまたは供給状態から遮断状態に切り換え可能とす
る。

【００１２】第３の発明において、記憶手段は、不揮発
性記憶媒体とし、各印刷装置に他の印刷装置を識別する
ための識別情報を登録管理することを可能とする。

【００１３】第４の発明において、他の印刷装置の電源
供給状態を遮断状態から供給状態に切り換える指示を行
い、該指示に応じて他の印刷装置の電源供給状態を遮断
状態から供給状態に切り換えるコマンドを他の印刷装置
に送信して、任意の印刷装置から識別情報が記憶された
他の印刷装置に対して電源供給状態を遮断状態から供給
状態に切り換え指示可能とする。

【００１４】第５の発明において、他の印刷装置の電源
供給状態を供給状態から遮断状態に切り換える指示を行
い、該指示に応じて他の印刷装置の電源供給状態を供給
状態から遮断状態に切り換えるコマンドを他の印刷装置
に送信して、任意の印刷装置から識別情報が記憶された
他の印刷装置に対して電源供給状態を供給状態から遮断
状態に切り換え指示可能とする。

【００１５】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。

【００１６】図１は本発明の一実施例を示す印刷装置の
構成を説明するブロック図である。

【００１７】なお、本実施例は、ネットワーク２を介し
て他の印刷装置１と印刷装置本体３が接続される環境を
例とするが、他の印刷装置１の台数は１台以上であって
も本発明を適用することができる。

【００１８】また、他の印刷装置１は、印刷装置本体３
と同じネットワーク２上にあり、このネットワーク上に
接続されているホストコンピュータからの印刷データを
受けて印刷処理を行っている。

【００１９】この図に示す印刷装置本体３は、リードオ
ンリメモリ（ＲＯＭ）やランダムアクセスメモリ（ＲＡ
Ｍ）を含むマイクロプロセッサシステムから構成されて
いる。

【００２０】印刷装置本体３は機能的に見て次の構成部
から成り立つ。すなわち、同一ネットワークに接続され
た他の印刷装置とのデータやコマンド授受のためのイン
タフェース部１１，シャットダウンコマンドまたは、ス
タートアップコマンドを他の印刷装置１に送信するコマ
ンド送信部１２，文字や図形などのデータをメモリに展
開するパターン展開部１３，シャットダウンコマンドま
たは、スタートアップコマンドを受信するための設定を
行い、コマンド送信をキックするスイッチがある操作パ
ネル１４，データバス１５，同一ネットワークに接続さ
れ、シャットダウンコマンドまたは、スタートアップコ
マンドによりＯＮ，ＯＦＦしてもよい他の印刷装置のＩ
Ｄを登録する登録部１６，印刷装置本体３全体を制御す
る制御部１７，ホストコンピュータからのプリントデー
タおよび印刷コマンドを解析するコマンド解析部１８，
展開されたデータを例えばレーザプリンタにより用紙上
に永久可視像形成する出力部（プリンタエンジン部）１
９を印刷装置本体３は備えている。

【００２１】制御部１７には、中央演算処理装置（ＣＰ
Ｕ）が用いられ、制御部１７は構成各部に対する情報の
読み／書き処理等装置全体の動作制御を行う。

【００２２】パターン展開部１３にはランダムアクセス
メモリ（ＲＡＭ）のような読み／書き自在メモリを用い
る。また、コマンド解析部１８は、ハード表現している
が本実施例では、制御部１７のソフトウェア処理により
コマンド解析を行う。ソフトウェア処理に代わりデコー
ダ（信号解読器）を用いることもできる。

【００２３】以下、本実施例と第１〜第３の発明の各手
段との対応及びその作用について図１を参照して説明す
る。

【００２４】第１の発明は、ネットワーク２上に複数の
印刷装置が接続された印刷システムにおいて、ネットワ
ーク２上に接続された他の印刷装置を識別するための識
別情報を記憶する記憶手段（登録部１６）と、電源供給
状態を遮断状態から供給状態にまたは供給状態から遮断
状態に切り換え制御するコマンドを前記記憶手段に識別
情報が記憶された他の印刷装置に対して送信する送信手
段（コマンド送信部１２）を各印刷装置に設けたので、
コマンド送信部１２は、電源供給状態を遮断状態から供
給状態にまたは供給状態から遮断状態に切り換え制御す
るコマンドを登録部１６に識別情報が記憶された他の印
刷装置に対して送信して、任意の印刷装置から識別情報
が記憶された他の印刷装置に対して電源供給状態を遮断
状態から供給状態にまたは供給状態から遮断状態に切り
換え指示可能とする。

【００２５】第２の発明は、いずれかの印刷装置から送
信されたコマンドを解析するコマンド解析手段（コマン
ド解析部１８）と、この解析手段のコマンド解析結果に
応じて電源からの電力供給を遮断状態から供給状態にま
たは供給状態から遮断状態に切り換え制御する電力制御
手段（制御部１７）とを各印刷装置に設けたので、いず
れかの印刷装置から送信されたコマンドを解析するコマ
ンド解析部１８のコマンド解析結果に応じて制御部１７
が電源（図示しない）からの電力供給を遮断状態から供
給状態にまたは供給状態から遮断状態に切り換え制御し
て、他の印刷装置から送信されたコマンドに従って本体
の電力供給を遮断状態から供給状態にまたは供給状態か
ら遮断状態に切り換え可能とする。

【００２６】第３の発明は、記憶手段は、不揮発性記憶
媒体（ＮＶＲＡＭ（図示しない））とするので、各印刷
装置に他の印刷装置を識別するための識別情報を登録管
理することを可能とする。

【００２７】以下、図２に示すフローチャートを参照し
ながら本発明に係る印刷システムの電源入切処理動作に
ついて説明する。

【００２８】図２は本発明に係る印刷システムの第１の
電源入切処理方法の一実施例を示すフローチャートであ
る。なお、（１）〜（４）は各ステップを示し、図１に
示した印刷装置本体３から送出されたシャットダウンコ
マンドを処理し、他の印刷装置１がＯＦＦするまでの処
理に対応する。

【００２９】先ず、操作パネル１４上のシャットダウン
スイッチを押して（１）、印刷装置本体３からシャット
ダウンコマンドを送信するための処理として、コマンド
送信部１２がインタフェース部１１を介して、あらかじ
め他の印刷装置１のＩＤを登録してある登録部１６を参
照し、シャットダウンコマンドを送信する（２）。次い
で、他の印刷装置１へ送信したコマンドに対するステー
タスが返ってきたかどうかを調べ、登録されている全て
の他の印刷装置からステータスが返ってくるのを待機し
（３）、他の印刷装置からステータスが返ってきたら、
印刷装置本体３の電源をＯＦＦして処理を終了する
（４）。

【００３０】これにより、印刷装置本体３からネットワ
ーク２に接続された他の印刷装置１に対してシャットダ
ウンコマンドを送信することにより、他の印刷装置１の
電源供給を遮断指示することができ、所望の印刷装置か
ら登録されたネットワーク上の他の印刷装置が該シャッ
トダウンコマンドに基づいて電源供給状態を自らオフ状
態に切り換え、結果として他の印刷装置の電源を遠隔操
作で遮断することができる。

【００３１】以下、本実施例と第５の発明の各手段との
対応及びその作用について図１，図２を参照して説明す
る。

【００３２】第５の発明は、ネットワーク２上に複数の
印刷装置１，３が接続された印刷システムのプリンタ電
源入切処理方法において、他の印刷装置１の電源供給状
態を供給状態から遮断状態に切り換える指示を行う指示
工程（図２のステップ（１））と、該指示に応じて他の
印刷装置の電源供給状態を供給状態から遮断状態に切り
換えるコマンドを他の印刷装置に送信する送信工程（図
２のステップ（２））とを実行して、任意の印刷装置か
ら識別情報が記憶された他の印刷装置に対して電源供給
状態を供給状態から遮断状態に切り換え指示可能とす
る。

【００３３】なお、電源自動遮断回路は、複写装置等で
公知であるので、詳細は省略する。

【００３４】以下、図３に示すフローチャートを参照し
て、印刷装置本体３から送出されたスタートアップコマ
ンドを処理し、他の印刷装置がＯＮするまでの処理動作
について説明する。

【００３５】図３は本発明に係る印刷システムの第２の
電源入切処理方法の一実施例を示すフローチャートであ
る。なお、（１）〜（４）は各ステップを示す。

【００３６】先ず、印刷装置本体３の電源をＯＮして
（１）、操作パネル１４上のスタートアップスイッチを
押下する（２）。次いで、印刷装置本体３からスタート
アップコマンドを送信するための処理として、コマンド
送信部１２がインタフェース部１１を介して、あらかじ
め他の印刷装置のＩＤを登録してある登録部１６を参照
し、スタートアップコマンドを送信する（３）。次い
で、他の印刷装置へ送信したコマンドに対するステータ
スが返ってきたかどうかを調べ、登録されている全ての
印刷装置からステータスが返ってきたら（４）、処理を
終了する。

【００３７】一方、ステップ（４）において、もし、登
録されている全ての印刷装置からステータスが返ってこ
ない場合は、全てのステータスが返ってくるまで待つ。

【００３８】これにより、印刷装置本体３からネットワ
ーク２に接続された他の印刷装置１に対してスタートア
ップコマンドを送信することにより、他の印刷装置１の
電源供給の開始を指示することができ、所望の印刷装置
から登録されたネットワーク上の他の印刷装置が該スタ
ートアップコマンドに基づいて電源供給状態を自らオン
状態に切り換え、結果として他の印刷装置の電源供給を
遠隔操作で開始することができる。

【００３９】以下、本実施例と第４の発明の各手段との
対応及びその作用について図１，図３を参照して説明す
る。

【００４０】第４の発明は、ネットワーク２上に複数の
印刷装置３，１が接続された印刷システムのプリンタ電
源入切処理方法において、他の印刷装置１の電源供給状
態を遮断状態から供給状態に切り換える指示を行う指示
工程（図３のステップ（２））と、該指示に応じて他の
印刷装置の電源供給状態を遮断状態から供給状態に切り
換えるコマンドを他の印刷装置に送信する送信工程（図
３のステップ（３））とを実行して、任意の印刷装置か
ら識別情報が記憶された他の印刷装置に対して電源供給
状態を遮断状態から供給状態に切り換え指示可能とす
る。

【００４１】なお、本実施例において、同一ネットワー
ク上に接続されている複数の印刷装置を任意の印刷装置
の登録部１６に登録する処理は、図４の操作パネル１４
のキースイッチによって行われる。

【００４２】なお、登録場所は、図示しない不揮発性メ
モリ（ＮＶＲＡＭ）のようなものでもよい。コマンド送
信のキックは、図４のキー１４Ａを押すことによる。

【００４３】また、出力部１９のプリンタエンジン部
は、レーザビームプリンタエンジン部のほかにインクジ
ェットプリンタエンジン部，熱転写プリンタエンジン部
などであってもよい。

【００４４】さらに、同一ネットワーク上に、前述のプ
リンタが混在してあってもよい。また、２値出力のプリ
ンタに限らず、多値出力プリンタであってもよい。本発
明の実施例では、有線のネットワークであるが、これを
無線のネットワークに置き換えても同等の効果が得られ
る。

【００４５】以下、本実施例を適用するに好適な出力部
としてのレーザビームプリンタおよびインクジェットプ
リンタの構成について図５，図６を参照しながら説明す
る。

【００４６】図５は本発明を適用可能な第１の出力部の
構成を示す断面図であり、例えばレーザビームプリンタ
（ＬＢＰ）の場合を示す。

【００４７】図において、１５００はＬＢＰ本体であ
り、外部に接続されているホストコンピュータから供給
される印刷情報（文字コード等）やフォーム情報あるい
はマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの
情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン
等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。

【００４８】１５０１は操作のためのスイッチおよびＬ
ＥＤ表示器等が配されている操作パネル、１０００はＬ
ＢＰ本体１５００全体の制御およびホストコンピュータ
から供給される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニ
ットである。このプリンタ制御ユニット１０００は、主
に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換
してレーザドライバ１５０２に出力する。レーザドライ
バ１５０２は半導体レーザ１５０３を駆動するための回
路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ
１５０３から発射されるレーザ光１５０４をオン・オフ
切り換えする。

【００４９】レーザ光１５０４は回転多面鏡１５０５で
左右方向に振らされて静電ドラム１５０６上を走査露光
する。これにより、静電ドラム１５０６は上には文字パ
ターンの静電潜像が形成されることになる。この潜像
は、静電ドラム１５０６周囲に配設された現像ユニット
１５０７により現像された後、記録紙に転写される。こ
の記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録紙
はＬＢＰ本体１５００に装着した用紙カセット１５０８
に収納され、給紙ローラ１５０９および搬送ローラ１５
１０と搬送ローラ１５１１とにより、装置内に取り込ま
れて、静電ドラム１５０６に供給される。

【００５０】また、ＬＢＰ本体１５００には、図示しな
いカードスロットを少なくとも１個以上備え、内蔵フォ
ントに加えてオプションフォントカード，言語系の異な
る制御カード（エミュレーションカード）を接続できる
ように構成されている。

【００５１】図６は本発明を適用可能な第２の出力部の
構成を示す外観図であり、例えばインクジェット記録装
置（ＩＪＲＡ）の場合を示す。

【００５２】図において、駆動モータ５０１３の正逆回
転に連動して駆動力伝達ギア５０１１，５００９を介し
て回転するリードスクリュ５００５の螺旋溝５００４に
対して係合するキャリッジＨＣはピン（図示しない）を
有し、矢印ａ，ｂ方向に往復移動される。このキャリッ
ジＨＣには、インクジェットカートリッジＩＪＣが搭載
されている。５００２は紙押え板であり、キャリッジ移
動方向にわたって紙をプラテン５０００に対して押圧す
る。５００７，５００８はフォトカプラで、キャリッジ
のレバー５００６のこの域での存在を確認して、モータ
５０１３の回転方向切り換え等を行うためのホームポジ
ション検知手段として機能する。５０１６は記録ヘッド
の全面をキャップするキャップ部材５０２２を指示する
部材、５０１５はこのキャップ内を吸引する吸引手段
で、キャップ内開口５０２３を介して記録ヘッドの吸引
回復を行う。５０１７はクリーニングブレードで、部材
５０１９により前後方向に移動可能となる。５０１８は
本体支持板で、上記５０１７，５０１９を支持する。５
０１２は吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キ
ャリッジと係合するカム５０２０の移動に伴って移動
し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公
知の伝達手段で移動制御される。

【００５３】これらのキャッピング，クリーニング，吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側領域にきた
ときにリードスクリュ５００５の作用によってそれらの
対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望動作を行うように構成され
ていれば良い。

【００５４】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、１つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成させる場合にも
適用できることは言うまでもない。

【００５５】上記実施例によれば、任意の印刷装置に同
一のネットワーク上に接続された他の印刷装置を登録す
る手段と、任意の印刷装置から同一のネットワーク上に
接続された他の印刷装置にシャットダウンコマンドまた
は、スタートアップコマンドを送信する手段とそのコマ
ンドを設けることにより、１台の任意の印刷装置から登
録された印刷装置のみをシャットダウンまたは、スター
トアップすることを可能にしたものである。

【００５６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第１
の発明によれば、送信手段は、電源供給状態を遮断状態
から供給状態にまたは供給状態から遮断状態に切り換え
制御するコマンドを前記記憶手段に識別情報が記憶され
た他の印刷装置に対して送信するので、任意の印刷装置
から識別情報が記憶された他の印刷装置に対して電源供
給状態を遮断状態から供給状態にまたは供給状態から遮
断状態に切り換え指示することができる。

【００５７】第２の発明によれば、いずれかの印刷装置
から送信されたコマンドを解析するコマンド解析手段の
コマンド解析結果に応じて電力制御手段が電源からの電
力供給を遮断状態から供給状態にまたは供給状態から遮
断状態に切り換え制御するので、他の印刷装置から送信
されたコマンドに従って本体の電力供給を遮断状態から
供給状態にまたは供給状態から遮断状態に切り換えるこ
とができる。

【００５８】第３の発明によれば、記憶手段は、不揮発
性記憶媒体とするので、各印刷装置に他の印刷装置を識
別するための識別情報を登録管理することができる。

【００５９】第４の発明によれば、他の印刷装置の電源
供給状態を遮断状態から供給状態に切り換える指示を行
い、該指示に応じて他の印刷装置の電源供給状態を遮断
状態から供給状態に切り換えるコマンドを他の印刷装置
に送信するので、任意の印刷装置から識別情報が記憶さ
れた他の印刷装置に対して電源供給状態を遮断状態から
供給状態に切り換え指示することができる。

【００６０】第５の発明によれば、他の印刷装置の電源
供給状態を供給状態から遮断状態に切り換える指示を行
い、該指示に応じて他の印刷装置の電源供給状態を供給
状態から遮断状態に切り換えるコマンドを他の印刷装置
に送信するので、任意の印刷装置から識別情報が記憶さ
れた他の印刷装置に対して電源供給状態を供給状態から
遮断状態に切り換え指示することができる。

【００６１】従って、簡単な操作指示で所望の印刷装置
から他の印刷装置の電源をシャットダウンしたり、スタ
ートアップすることができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す印刷システムの構成を
説明するブロック図である。

【図２】本発明に係る印刷システムの第１の電源入切処
理方法の一実施例を示すフローチャートである。

【図３】本発明に係る印刷システムの第２の電源入切処
理方法の一実施例を示すフローチャートである。

【図４】図１に示した操作パネルの一例を示す図であ
る。

【図５】本発明を適用可能な第１の出力部の構成を示す
断面図である。

【図６】本発明を適用可能な第２の出力部の構成を示す
外観図である。

【符号の説明】

１ 他の印刷装置 ２ ネットワーク ３ 印刷装置本体 １１ インタフェース部 １２ コマンド送信部 １３ パターン展開部 １４ 操作パネル １５ データバス １６ 登録部 １７ 制御部 １８ コマンド解析部 １９ 出力部

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワーク上に複数の印刷装置が接続
   された印刷システムにおいて、ネットワーク上に接続さ
   れた他の印刷装置を識別するための識別情報を記憶する
   記憶手段と、電源供給状態を遮断状態から供給状態にま
   たは供給状態から遮断状態に切り換え制御するコマンド
   を前記記憶手段に識別情報が記憶された他の印刷装置に
   対して送信する送信手段を各印刷装置に具備したことを
   特徴とする印刷システム。
2. 【請求項２】 いずれかの印刷装置から送信されたコマ
   ンドを解析するコマンド解析手段と、このコマンド解析
   手段のコマンド解析結果に応じて電源からの電力供給を
   遮断状態から供給状態にまたは供給状態から遮断状態に
   切り換え制御する電力制御手段とを各印刷装置に具備し
   たことを特徴とする印刷システム。
3. 【請求項３】 記憶手段は、不揮発性記憶媒体で構成し
   たことを特徴とする請求項１記載の印刷システム。
4. 【請求項４】 ネットワーク上に複数の印刷装置が接続
   された印刷システムのプリンタ電源入切処理方法におい
   て、他の印刷装置の電源供給状態を遮断状態から供給状
   態に切り換える指示を行う指示工程と、該指示に応じて
   他の印刷装置の電源供給状態を遮断状態から供給状態に
   切り換えるコマンドを他の印刷装置に送信する送信工程
   とを有することを特徴とする印刷システムのプリンタ電
   源入切処理方法。
5. 【請求項５】 ネットワーク上に複数の印刷装置が接続
   された印刷システムのプリンタ電源入切処理方法におい
   て、他の印刷装置の電源供給状態を供給状態から遮断状
   態に切り換える指示を行う指示工程と、該指示に応じて
   他の印刷装置の電源供給状態を供給状態から遮断状態に
   切り換えるコマンドを他の印刷装置に送信する送信工程
   とを有することを特徴とする印刷システムのプリンタ電
   源入切処理方法。