JPH08113902A - 金属製まくらぎ - Google Patents

金属製まくらぎ

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Publication number
JPH08113902A
JPH08113902A JP6249879A JP24987994A JPH08113902A JP H08113902 A JPH08113902 A JP H08113902A JP 6249879 A JP6249879 A JP 6249879A JP 24987994 A JP24987994 A JP 24987994A JP H08113902 A JPH08113902 A JP H08113902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
rising wall
metal
wall portion
ballast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6249879A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Tanaka
彬夫 田中
Haruo Shimizu
治生 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP6249879A priority Critical patent/JPH08113902A/ja
Publication of JPH08113902A publication Critical patent/JPH08113902A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリート製溝型を用いることなくケーブ
ルの敷設を行え、つき固め機によるつき固め作業はケー
ブルの切断を招くことなく行える金属製まくらぎを提供
する。 【構成】 ケーブル保護溝7に対してケーブル18を上
方から入線する。自動式のつき固め機によりバラストの
つき固め作業を行うとき、ケーブル18が金属製まくら
ぎ1側に配設され、立ち上がり壁部6により保護されて
いることから、つき固め作業はケーブル18の切断を招
くことなく全線に亘って行える。つき固め作業時の振動
によりケーブル18が浮き上がってケーブル保護溝7か
らはみ出すことを、立ち上がり壁部6により阻止でき、
ケーブル18はバラストに接触せず損傷しない。立ち上
がり壁部6を形成することで、金属製まくらぎ1の底面
積が広くなり、その分、振動が少なくなって線路を安定
化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道において、レール
を敷設するのに使用される金属製まくらぎに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、信号用などのケーブルを、線路を
横断する方向で敷設する場合、まくらぎとまくらぎとの
間でバラストの中にケーブル保護用のコンクリート製溝
型を埋め込み、このコンクリート製溝型の中にケーブル
を入れることで行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、自動式のつき固め機によりバラストのつ
き固め作業を行う際に、ケーブルに接触などして切断す
る恐れがある。そのためコンクリート製溝型の近辺では
バラストを手作業でつき固めしており、以てつき固め作
業の合理化を困難にしている。
【0004】本発明の目的とするところは、コンクリー
ト製溝型を用いることなくケーブルの敷設を行え、つき
固め機によるつき固め作業はケーブルの切断を招くこと
なく行える金属製まくらぎを提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の金属製まくらぎは、底部が開口した箱形の金属製
まくらぎであって、底部の開口縁部で少なくとも一方の
側面壁部から、上方へ伸びる立ち上がり壁部を連設し
て、側面壁部と立ち上がり壁部とにより、上部開放のケ
ーブル保護溝を長手方向に形成している。
【0006】
【作用】上記した本発明の構成によると、金属製まくら
ぎのケーブル保護溝に対してケーブルを上方から入線し
得る。そして自動式のつき固め機によりバラストのつき
固め作業を行うとき、ケーブルが金属製まくらぎ側に配
設され、しかも立ち上がり壁部により保護されているこ
とから、つき固め作業はケーブルの切断などを招くこと
なく全線に亘って行える。また、つき固め作業時の振動
などによりケーブルが浮き上がってケーブル保護溝から
はみ出すことを、立ち上がり壁部により阻止し得、以て
ケーブルはバラストに接触せず損傷されない。さらに立
ち上がり壁部を形成することで、金属製まくらぎの底面
積が広くなり、その分、振動が少なくなって線路を安定
化し得る。
【0007】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。たとえばダクタイル鋳鉄などを材料とし
て鋳造された金属製まくらぎ1は、両側面壁部2と両端
壁部3と上面壁部4とにより底部が開口した箱形に形成
されている。そして底部の開口縁部5でかつ一方の側面
壁部2からは、上方へ垂直状に伸びる立ち上がり壁部6
が連設され、以て側面壁部2の下部と立ち上がり壁部6
とによりケーブル保護溝7が長手方向に形成される。こ
こでケーブル保護溝7は断面U字状であって、長手方向
の両端部ならびに上部が開放されている。
【0008】前記金属製まくらぎ1の両端部分は幅広の
レール敷設部1Aに形成され、ケーブル保護溝7は、そ
の外嵌形状に沿って形成されている。前記上面壁部4で
ケーブル保護溝7に寄った位置には、ボルト用孔8が、
たとえば二個を一組として長手方向で複数組に形成され
ている。これらボルト用孔8を利用したボルトナット9
により固定されるカバー10が設けられ、このカバー10は
逆L字状であって、固定時に遊端が、立ち上がり壁部6
の上部に外側から当接状となるように構成されている。
【0009】前述した幅広のレール敷設部1Aで上面壁
部4には、敷設(載置)したレール15を締結するため
(位置決めして固定するため)のショルダー部11と孔部
12とが形成されている。そして締結は、孔部12に差し込
まれるパンドロールクリップ16などにより行われる。18
は信号用などのケーブル、19はバラストをそれぞれ示
す。
【0010】以下、上記構成における作用を説明する。
レール15を敷設するに際して、目的とする特定箇所には
立ち上がり壁部6を有する金属製まくらぎ1が配設さ
れ、他の多数の箇所には立ち上がり壁部6を有さない通
常の金属製まくらぎ1が配設される。そして金属製まく
らぎ1間に亘ってレール15が敷設されるとともに、パン
ドロールクリップ16により締結される。
【0011】立ち上がり壁部6を有する金属製まくらぎ
1には、そのケーブル保護溝7に対して、ケーブル18が
上方から入線される。そして上面壁部4から立ち上がり
壁部6に亘ってカバー10が当てがわれ、ボルトナット9
を介してカバー10が固定されることで、ケーブル保護溝
7の上部が部分的に閉塞される。なおカバー10の固定
は、必要箇所に必要個数で行われる。
【0012】その後、自動式のつき固め機によりバラス
ト19のつき固め作業が行われる。このとき、ケーブル18
が金属製まくらぎ1側に配設されており、しかも立ち上
がり壁部6により保護されていることから、つき固め機
によるバラスト19のつき固め作業は、ケーブル18の切断
などを招くことなく全線に亘って行える。
【0013】また、つき固め作業時の振動などによりケ
ーブル18が浮き上がってケーブル保護溝7からはみ出す
ことは、立ち上がり壁部6により阻止し得、以てケーブ
ル18はバラスト19に接触せず損傷されないことになる。
さらにケーブル18が大きく浮き上がることはカバー10に
より阻止し得る。なお、立ち上がり壁部6を形成するこ
とで、金属製まくらぎ1の底面積を広く形成し得、その
分、振動が少なくなって線路を安定化し得る。
【0014】上記実施例で示すように、上面壁部4から
立ち上がり壁部6に亘ってカバー10を固定したときに
は、ケーブル保護溝7の上部を部分的に閉塞して他物の
浸入を防止できるとともに、ケーブル18が大きく浮き上
がることを阻止できるが、本発明においては、カバー10
を用いない形式の金属製まくらぎ1であってもよい。
【0015】上記実施例では、一方の側面壁部2から立
ち上がり壁部6を連設して、一方側にケーブル保護溝7
を形成しているが、本発明においては、両方の側面壁部
2から立ち上がり壁部6を連設して、両側にケーブル保
護溝7を形成してもよい。
【0016】上記実施例では、立ち上がり壁部6を垂直
状に連設しているが、本発明においては、たとえば図4
に示すように、立ち上がり壁部6を側面壁部2に沿うよ
うに傾斜させて連設してもよく、これによりバラスト19
など他物が入り難く形成し得る。
【0017】図5に示すように、ケーブル保護溝7の底
面7aのレベルを、中央部が高く両端が低くなるよう傾
斜させたときには、雨水などの除去をスムースに確実に
行えて、ケーブル18に与える悪影響を減少し得る。なお
傾斜は、一端が高く他端が低くなるようにしても同様で
ある。
【0018】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、金属製まく
らぎのケーブル保護溝に対してケーブルを上方から入線
でき、したがってケーブルの敷設はコンクリート製溝型
を用いることなく、容易に確実に行うことができる。そ
して自動式のつき固め機によるバラストのつき固め作業
は、ケーブルが金属製まくらぎ側に配設され、しかも立
ち上がり壁部により保護されていることから、ケーブル
の切断などを招くことなく全線に亘って行うことがで
き、つき固め作業の合理化を促進できる。
【0019】また立ち上がり壁部を形成することで、つ
き固め作業時の振動などによりケーブルが浮き上がって
ケーブル保護溝からはみ出すことを阻止できて、ケーブ
ルがバラストに接触して損傷することを減少できるとと
もに、金属製まくらぎの底面積を広くできて、その分、
振動を少なくして線路を安定化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、金属製まくらぎの正
面図である。
【図2】同金属製まくらぎの側面図である。
【図3】同金属製まくらぎの要部の平面図である。
【図4】本発明の別の実施例を示し、金属製まくらぎの
側面図である。
【図5】本発明のさらに別の実施例を示し、金属製まく
らぎの正面図である。
【符号の説明】
1 金属製まくらぎ 2 側面壁部 3 端壁部 4 上面壁部 5 開口縁部 6 立ち上がり壁部 7 ケーブル保護溝 10 カバー 11 ショルダー部 15 レール 16 パンドロールクリップ 18 ケーブル 19 バラスト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部が開口した箱形の金属製まくらぎで
    あって、底部の開口縁部で少なくとも一方の側面壁部か
    ら、上方へ伸びる立ち上がり壁部を連設して、側面壁部
    と立ち上がり壁部とにより、上部開放のケーブル保護溝
    を長手方向に形成したことを特徴とする金属製まくら
    ぎ。
JP6249879A 1994-10-17 1994-10-17 金属製まくらぎ Pending JPH08113902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6249879A JPH08113902A (ja) 1994-10-17 1994-10-17 金属製まくらぎ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6249879A JPH08113902A (ja) 1994-10-17 1994-10-17 金属製まくらぎ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08113902A true JPH08113902A (ja) 1996-05-07

Family

ID=17199564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6249879A Pending JPH08113902A (ja) 1994-10-17 1994-10-17 金属製まくらぎ

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JP (1) JPH08113902A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2495763A (en) * 2011-10-21 2013-04-24 Oxford Plastic Sys Ltd Railway sleeper having a channel

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5376405U (ja) * 1976-06-28 1978-06-26
JPH0653601U (ja) * 1991-07-12 1994-07-22 東日本旅客鉄道株式会社 ケーブル収納用枕木

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5376405U (ja) * 1976-06-28 1978-06-26
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2495763A (en) * 2011-10-21 2013-04-24 Oxford Plastic Sys Ltd Railway sleeper having a channel

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