JPH08116620A - 鉄道用ケーブルの敷設構造 - Google Patents

鉄道用ケーブルの敷設構造

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JPH08116620A
JPH08116620A JP24988094A JP24988094A JPH08116620A JP H08116620 A JPH08116620 A JP H08116620A JP 24988094 A JP24988094 A JP 24988094A JP 24988094 A JP24988094 A JP 24988094A JP H08116620 A JPH08116620 A JP H08116620A
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JP
Japan
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cable
railway
cable protection
opening
ballast
Prior art date
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Pending
Application number
JP24988094A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ichiriki
忠 一力
Mitsuru Tashiro
充 田代
Akio Tanaka
彬夫 田中
Haruo Shimizu
治生 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 つき固め機によるつき固め作業を、ケーブル
保護材の破損やケーブルの切断を招くことなく全線に亘
って行える鉄道用ケーブルの敷設構造を提供する。 【構成】 自動式のつき固め機によるバラスト4のつき
固め作業は、ケーブル9を入線したケーブル保護材6が
路盤1に埋め込まれていることから、ケーブル保護材6
の破損やケーブル9の切断などを招くことなく全線に亘
って行える。 【効果】 自動式のつき固め機によるバラストのつき固
め作業を全線に亘って行うことができ、つき固め作業の
合理化を促進できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道において、信号用
などのケーブルを敷設するのに使用される鉄道用ケーブ
ルの敷設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、信号用などのケーブルを、線路を
横断する方向で敷設する場合、まくらぎとまくらぎとの
間でバラストの中にケーブル保護用のコンクリート製溝
型を埋め込み、このコンクリート製溝型の中にケーブル
を入れることで行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、自動式のつき固め機によりバラストのつ
き固め作業を行う際に、ケーブル保護用コンクリート製
溝型に接触して、この溝型を破損させたり、ケーブルに
接触などして切断する恐れがある。そのため溝型の近辺
ではバラストを手作業でつき固めしており、以てつき固
め作業の合理化を困難にしている。
【0004】本発明の目的とするところは、つき固め機
によるつき固め作業を、ケーブル保護材の破損やケーブ
ルの切断を招くことなく全線に亘って行え、しかも既設
ケーブルにも容易に対処し得る鉄道用ケーブルの敷設構
造を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の鉄道用ケーブルの敷設構造は、路盤に、線路
を横断する方向でケーブル保護材を埋設し、このケーブ
ル保護材内にケーブルを入線している。
【0006】また本第2発明は、第1発明に記載の鉄道
用ケーブルの敷設構造において、ケーブル保護材に、ケ
ーブル入線用の開口部を長手方向に形成している。
【0007】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、自動式の
つき固め機によるバラストのつき固め作業は、ケーブル
を入線したケーブル保護材が路盤に埋め込まれているこ
とから、ケーブル保護材の破損やケーブルの切断などを
招くことなく全線に亘って行える。
【0008】また本第2発明の構成によると、ケーブル
保護材を路盤に埋め込む際に、ケーブル保護材内にケー
ブルを、開口部を通して横方向から入線し得る。したが
って既設のケーブルであっても容易に対処し得る。
【0009】
【実施例】以下に本発明の第一の実施例を図1〜図4に
基づいて説明する。路盤1の上方には、多数のまくらぎ
2を介して一対のレール3が敷設されており、そして、
まくらぎ2やレール3と路盤1との間、ならびにまくら
ぎ2の周辺などには、バラスト4がつき固めにより施工
されている。さらに、まくらぎ2群の両側方には、コン
クリート製の側溝型5がレール3に沿って配設され、こ
れら側溝型5もバラスト4により位置決めされている。
【0010】前記路盤1内の所定箇所に、ダクタイル鋳
鉄製で管状のケーブル保護材6が埋め込まれている。こ
のケーブル保護材6には、ケーブル入線用の開口部(ス
リット部)7が管長手方向に形成されており、そしてケ
ーブル保護材6は、線路を横断する方向に、すなわちま
くらぎ2の長手方向に沿って配設される。さらにケーブ
ル保護材6の両遊端にはS字管(ケーブル保護用ケース
体の一例)8が接続され、これらS字管8の遊端は、路
盤1から露出して前記側溝型5内に連通されている。
【0011】上記した第一の実施例において、ケーブル
9の敷設は次のようにして行われる。すなわち既設のケ
ーブル9を既設のコンクリート製溝型から取り出すとと
もに、このコンクリート製溝型を除去し、そしてコンク
リート製溝型の除去跡を含めて、少し広範囲に亘ってバ
ラスト4の除去を行ったのち、路盤1の所定箇所に、オ
ープンカット状に溝を形成する。
【0012】次いで溝内にケーブル保護材6が、その開
口部7を横向き、あるいは少し下向きとして敷設される
のであるが、その際にケーブル保護材6内には、前述し
た既設のケーブル9が、開口部7を通して横方向から入
線されている。そして溝内にケーブル保護材6を敷設さ
せる前後に、ケーブル保護材6の両端にS字管8が接続
されてケーブル9の露出部が保護され、さらにS字管8
の遊端が側溝型5に連通される。この状態で溝が埋め戻
され、以て路盤1にケーブル保護材6が埋め込まれる。
【0013】次いで除去されていたバラスト4が戻され
たのち、自動式のつき固め機によりバラスト4のつき固
め作業が行われる。なお敷設直後の応急処置として、バ
ラスト4を手作業でつき固めしてもよい。しかし、その
後における通常のバラスト4のつき固め作業は、ケーブ
ル9を入線したケーブル保護材6が路盤1に埋め込まれ
ていることから、自動式のつき固め機により、ケーブル
保護材6の破損やケーブル9の切断などを招くことなく
全線に亘って行える。またケーブル9の敷設を新設によ
り行う場合には、路盤1を施工する際に、予めケーブル
9を入線しているケーブル保護材6が埋め込まれる。
【0014】図5は本発明の第二の実施例を示し、ここ
でケーブル保護材6は断面がチャンネル状に形成され、
広い開口部7を有している。図6は本発明の第三の実施
例を示し、ここでケーブル保護材6は断面がC字状に形
成され、狭い開口部7を有している。
【0015】図7は本発明の第四の実施例を示し、ここ
でケーブル保護材6は断面がほぼチャンネル状に形成さ
れ、そして一対のフランジ板部の遊端を互いに接近させ
て、狭い開口部7を有している。
【0016】上記の各実施例においては、開口部7の存
在により、既設のケーブル9の入線を横方向から容易に
行えるが、その反面、たとえば入線したケーブル9が開
口部7からはみ出たり、バラスト4や土砂が開口部7か
らケーブル保護材6内に浸入する恐れがある。これに対
しては、図8で示す本発明の第五の実施例のように、開
口部7にパッキン10を装着すればよい。ここでパッキン
10はゴムや樹脂から製作され、外側当て板部11と、一対
の内側係止板部12とにより断面K字状に形成されるとと
もに、外側当て板部11と両内側係止板部12との間に縁部
6aの係止溝部13が一対形成されている。
【0017】上記したパッキン10は開口部7に対して、
ケーブル保護材6の長手方向から差し込むことで装着し
得る。そして開口部7がパッキン10により閉塞されるこ
とで、ケーブル9が開口部7からはみ出たり、バラスト
4や土砂が開口部7からケーブル保護材6内に浸入する
ことを防止し得る。またケーブル9が縁部6aのコーナ
に接触して損傷することも防止し得る。
【0018】パッキン10の断面形状は種々にし得る。す
なわち図9で示す本発明の第六の実施例のように、両内
側係止板部12を一体状とした断面H字状に形成し得、こ
の場合にパッキン10は、ケーブル保護材6の長手方向か
ら差し込むことで開口部7に装着し得る。
【0019】またパッキン10は、図10で示す本発明の第
七の実施例のように、外側当て板部11を内向きの傾斜状
にするとともに、両内側係止板部12を外向きの傾斜状と
して断面I字状に形成し得、この場合にパッキン10は、
両内側係止板部12の傾斜面と可撓性とを利用して、ケー
ブル保護材6の外側からたたき込むことで開口部7に装
着し得る。
【0020】上記の実施例では、ダクタイル鋳鉄製のケ
ーブル保護材6を示したが、本発明においては、たとえ
ば樹脂製など他の材料により製作したケーブル保護材6
であってもよい。
【0021】上記の実施例では、開口部7が形成された
ケーブル保護材6を示したが、本第1発明においては、
開口部7が形成されていない円管状や四角管状などのケ
ーブル保護材6であってもよい。この場合にケーブル9
は、ケーブル保護材6に対して長手方向に通すことで入
線し得、特にケーブル9の敷設を新設により行う場合に
好適である。
【0022】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、自動式
のつき固め機によるバラストのつき固め作業は、ケーブ
ルを入線したケーブル保護材が路盤に埋め込まれている
ことから、ケーブル保護材の破損やケーブルの切断など
を招くことなく全線に亘って行うことができ、つき固め
作業の合理化を促進できる。
【0023】また上記構成の本第2発明によると、ケー
ブル保護材を路盤に埋め込む際に、ケーブル保護材内に
ケーブルを、開口部を通して横方向から入線でき、した
がって既設のケーブルであっても容易に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示し、鉄道用ケーブル
の敷設構造における正面図である。
【図2】同鉄道用ケーブルの敷設構造における平面図で
ある。
【図3】同鉄道用ケーブルの敷設構造における縦断側面
図である。
【図4】同鉄道用ケーブルの敷設構造におけるケーブル
保護材の斜視図である。
【図5】本発明の第二の実施例を示し、鉄道用ケーブル
の敷設構造におけるケーブル保護材の斜視図である。
【図6】本発明の第三の実施例を示し、鉄道用ケーブル
の敷設構造におけるケーブル保護材の斜視図である。
【図7】本発明の第四の実施例を示し、鉄道用ケーブル
の敷設構造におけるケーブル保護材の斜視図である。
【図8】本発明の第五の実施例を示し、ケーブル保護材
へのパッキン装着状態を示す側面図である。
【図9】本発明の第六の実施例を示し、ケーブル保護材
へのパッキン装着状態を示す側面図である。
【図10】本発明の第七の実施例を示し、ケーブル保護
材へのパッキン装着状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 路盤 2 まくらぎ 3 レール 4 バラスト 5 側溝型 6 ケーブル保護材 6a 縁部 7 開口部 8 S字管(ケース体) 9 ケーブル 10 パッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 治生 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路盤に、線路を横断する方向でケーブル
    保護材を埋設し、このケーブル保護材内にケーブルを入
    線したことを特徴とする鉄道用ケーブルの敷設構造。
  2. 【請求項2】 ケーブル保護材に、ケーブル入線用の開
    口部を長手方向に形成したことを特徴とする請求項1記
    載の鉄道用ケーブルの敷設構造。
JP24988094A 1994-10-17 1994-10-17 鉄道用ケーブルの敷設構造 Pending JPH08116620A (ja)

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